JP6745495B2 - 形状推定装置、スキャニング装置、動作検出装置、形状推定方法、スキャニング方法、動作検出方法、プログラム - Google Patents
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以下、本発明の形状推定装置を図面を参照して説明する。
図1は同実施形態による形状推定システムの構成を示すブロック図である。
この図1で示す形状推定システムは形状推定装置1とシート2とを有している。シート2は糸で製造されており曲率センサ3の取り付け基材である導電性糸21が縦横に巡らされている。各導電性糸21は絶縁膜によって絶縁されている。導電性糸21は例えばシート2において間隔を隔てて縦横に巡らされている。例えばシート2が方形であれば縦方向(第一の方向)に所定の間隔を隔てて縫い込まれており、また横方向(第一の方向と角度が90度回転した第二の方向)にも所定の間隔を隔てて縫い込まれている。本実施形態においては縦方向、横方向との表現を用いて説明しているがシート全体が回転すれば導電性糸21がシート2においてめぐる方向は縦方向、横方向ではなくなることは明らかである。しかしながら本実施形態においては説明の便宜上、シートの縦方向と横方向に導電性糸21が巡らされていることとして説明する。第一の方向と第二の方向の導電性糸21は90度の角度をもって交差すると限らなくてもよい。
形状推定装置1はコンピュータであって、CPU(Central Processing Unit)201、ROM(Read Only Memory)202、RAM(Random Access Memory)203、HDD(Hard Disk Drive)204、IF(Interface)205などのハードウェアにより構成されている。
形状推定装置1のROM202やHDD204には形状推定プログラムが記録されている。形状推定装置1のCPU201はユーザの操作に基づいて、形状推定プログラムを読み込んで実行する。形状推定装置1のCPU201が形状推定プログラムを実行することで、形状推定装置1に、曲率情報取得部11、形状推定部12の機能が設けられる。
曲率情報取得部11は、シート2に設けられた曲率センサ3それぞれの曲率情報を取得する。
形状推定部12は、曲率情報に基づいてシートの形状を推定する。
図4で示すシート2の拡大図は、導電性糸21と曲率センサ3の関係のみを示している。曲率センサ3は例えば縦方向に巡らされた導電性糸と横方向に巡らされた導電性糸の交点に設けられていてよい。導電性ではない木綿や絹などの繊維や他の化学繊維などの糸が導電性糸21の間に縫い込まれてシート2が構成されていてよい。上記したように曲率センサ3は検出した曲率の値と曲率センサ3のIDとを含む曲率情報を、導電性糸21を介して形状推定装置1へ出力する。曲率センサ3は縦方向の曲率の値を示す曲率情報は縦方向に這う導電性糸21を介して出力し、横方向の曲率の値を示す曲率情報は横方向に這う導電性糸21を介して出力するようにしてもよい。曲率センサ3は公知の技術を応用した曲率センサ3であってよい。曲率情報に含まれる曲率の値は曲率センサ3がある位置での縦方向または横方向の曲率である。縦方向の曲率をcy、横方向の曲率をcxとする。
図4においては縦と横に巡らされた導電性糸21の交点に曲率センサ3が配置されていることを説明しているが、曲率センサ3は導電性糸21の交点以外の箇所に配置されていてもよい。縦方向の導電性糸21に配置された曲率センサ3は縦方向(第一の方向と同じ方向)の曲率を検出する。横方向の導電性糸21に配置された曲率センサ3は横方向(第2の方向と同じ方向)の曲率を検出する。曲率センサ3はその大きさが大きい場合には複数の隣接する導電性糸21に跨ってシート2に取り付けられていてもよい。
図5で示すようにシート2が立体的に波打つ状態である場合、各曲率センサ3はシート2の縦方向と横方向の曲率を示す曲率情報を出力する。形状推定装置1は各曲率センサ 3のシート2における位置と、予め把握しているその相対関係と、各曲率センサ3から得られた曲率情報に基づいて、図5で示すような座標系における形状の推定を行う。
形状推定装置1はユーザ操作に基づいて起動すると、シート2の各曲率センサ3へ導電性糸21を介して電源を供給する。この状態でユーザはシート2で対象物を覆う。各曲率センサ3は縦方向の曲率cyと横方向の曲率cxとを含む曲率情報を形状推定装置1へ出力する。形状推定装置1の曲率情報取得部11は曲率情報を取得する(ステップS101)。曲率情報取得部11は全ての曲率センサ3から導電性糸21を介して取得した曲率情報を形状推定部12へ出力する。形状推定部12は縦方向の導電性糸21から取得した曲率情報から曲率センサ3のIDと、曲率cx,cyを検出する。形状推定部12は曲率センサ3のIDと曲率cx,cyとを対応付けたデータテーブルを生成する(ステップS102)。形状推定部12は全ての曲率センサ3についてのIDと、曲率cx,cyをデータテーブルに書き込み、データテーブルの生成を完了する。
次に本発明である動作検出装置について説明する。
図7は動作検出装置の機能ブロック図である。動作検出装置4のハードウェア構成は図2で示すハードウェア構成と同様である。
動作検出装置4のROM202やHDD204には動作検出プログラムが記録されている。動作検出装置4のCPU201はユーザの操作に基づいて、動作検出プログラムを読み込んで実行する。動作検出装置4のCPU201が動作検出プログラムを実行することで、動作検出装置4に、曲率情報取得部41、形状推定部42、動作検出部43の機能が設けられる。
曲率情報取得部41は、シート2で構成された衣服に設けられた曲率センサ3それぞれの曲率情報を取得する。
形状推定部42は、曲率情報に基づいて衣服の形状を推定する。
動作検出部43は衣服の形状に基づいて衣服をまとった人などの対象の動作を検出する。
図9は特定領域がシートで構成された衣服を示す図である。
図8で示すように衣服5の全体がシート2により構成されている場合には、導電性糸21が衣服5の全体に張り巡らされている。また図8には図示していないが、導電性糸21の交点には曲率センサ3が配置されている。導電性糸21は動作検出装置4と接続されている。この衣服5を人が着て動作した場合、動作検出装置4は衣服5の形状に基づいて人の動作を検出することができる。
また図9で示すように衣服5の特定領域をシート2で構成するようにしてもよい。特定領域においては導電性糸21が張り巡らされている。図8と同様に図9には図示していないが、導電性糸21の交点には曲率センサ3が配置されている。導電性糸21は動作検出装置4と接続されている。この衣服5を人が着て動作した場合、例えばシート2が衣服5の肩付近の領域を構成している場合には、動作検出装置4は肩付近のシート2の形状から人の腕の上げ下げなどを検出することができる。
動作検出装置4はユーザ操作に基づいて起動すると、衣服5の各曲率センサ3へ導電性糸21を介して電源を供給する。各曲率センサ3は衣服5を着たユーザの動作に基づいて、縦方向の曲率cyと横方向の曲率cxとを含む曲率情報を動作検出装置4へ出力する。動作検出装置4の曲率情報取得部41は曲率情報を取得する(ステップS201)。曲率情報取得部41は全ての曲率センサ3から導電性糸21を介して取得した曲率情報を形状推定部42へ出力する。形状推定部42は縦方向の導電性糸21から取得した曲率情報から曲率センサ3のIDと、曲率cx,cyを検出する。形状推定部42は曲率センサ3のIDと曲率cx,cyとを対応付けたデータテーブルを生成する(ステップS202)。形状推定部42は全ての曲率センサ3についてのIDと、曲率cx,cyをデータテーブルに書き込み、データテーブルの生成を完了する。
また衣服5を着た人が介護者であれば動作検出装置4は、動作検出に基づく介護補助へ応用することができる。例えば介護動作時の問題点などを検出することができる。
また衣服5を着た人が車の運転手であれば、どのような運転操作を行ったかの操作履歴の記録などを行うことができる。
また衣服5を着た人が労働者であれば、機械操作の事故防止などの労働管理を行うことができる。
なお動作検出装置4は、衣服を着た動物の動作を検出するようにしてもよい。これにより動物の行動の情報を蓄積することができる。
次に本発明であるスキャニング装置について説明する。
図11はスキャニング装置の機能ブロック図である。スキャニング装置6のハードウェア構成は図2で示すハードウェア構成と同様である。
スキャニング装置6のROM202やHDD204にはスキャニングプログラムが記録されている。スキャニング装置6のCPU201はユーザの操作に基づいて、スキャニングプログラムを読み込んで実行する。スキャニング装置6のCPU201が動作検出プログラムを実行することで、スキャニング装置6に、曲率情報取得部61、形状推定部62、スキャンデータ生成部63の機能が設けられる。
曲率情報取得部61は、シート2に配置された曲率センサ3それぞれの曲率情報を取得する。
形状推定部62は、曲率情報に基づいてシート2の形状を推定する。
スキャンデータ生成部63は、シート2の形状に基づいて三次元スキャンデータを生成して出力する。
スキャニング装置6は、図1で示す形状推定装置1の代わりにシート2に導電性糸21を介して接続されている。
図11で示すようにスキャニング装置6は3Dプリンタ7に通信接続されていてもよい。この場合、スキャンデータ生成部63は3Dプリンタ7に生成した三次元スキャンデータを出力する。
スキャニング装置6はユーザ操作に基づいて起動すると、シート2の各曲率センサ3へ導電性糸21を介して電源を供給する。この状態でユーザはシート2で対象物を覆う。各曲率センサ3は縦方向の曲率cyと横方向の曲率cxとを含む曲率情報をスキャニング装置6へ出力する。スキャニング装置6の曲率情報取得部61は曲率情報を取得する(ステップS301)。曲率情報取得部61は全ての曲率センサ3から導電性糸21を介して取得した曲率情報を形状推定部62へ出力する。形状推定部62は縦方向の導電性糸21から取得した曲率情報から曲率センサ3のIDと、曲率cx,cyを検出する。形状推定部62は曲率センサ3のIDと曲率cx,cyとを対応付けたデータテーブルを生成する(ステップS302)。形状推定部62は全ての曲率センサ3についてのIDと、曲率cx,cyをデータテーブルに書き込み、データテーブルの生成を完了する。
上述の実施形態においてはシート2に曲率センサが配置されている場合の例を示しているが、形状推定装置1や動作検出装置4やスキャニング装置6はシート2の代わりに曲率センサ取り付け基材8を用いて形状推定を行ってもよい。以下、図13で示す曲率センサ取り付け基材8を単に第一基材8と呼ぶこととする。図13で示す第一基材8は、例えば塩化ビニールやプラスチックなどの物質で構成されている。第一基材8は矩形状の板材相互が屈曲可能に短辺同士で接続されている。このような構造により第一基材8は板材が連なる方向に伸縮することができる。図13中の矢印は伸縮方向を示している。接続された板材が形成する稜線の他の隣り合う稜線との間隔Lが変動することにより、第一基材8は伸縮する。または第一基材8は異なる間隔Lが、異なる長さの伸縮となった場合、直線状から円弧状に変形する。
また上述した第一基材8では、第一基材8の延伸方向の中央に各曲率センサ3が設けられているが、第一基材の延伸方向とは直行する幅方向であって板材の幅方向の左右端近辺の板材相互の接続位置にそれぞれ2つの曲率センサ3が設けられていてもよい。そうすると、第一基材8全体が旋回形状を取るように変形すると、第一基材8の延伸方向の左側の距離d(図13紙面奥側のd)と右側の距離d(図13紙面手前側のd)との差が生じる。そして各曲率センサ3の曲率情報を組み合わせることで第一基材8の三次元方向の変形を測定することができる。
以下、図14で示す曲率センサ取り付け基材9を単に第二基材9と呼ぶこととする。図14で示す第二基材9も塩化ビニールやプラスチックなどの可撓性を有する物質で構成されている。第二基材9は、相対する第一の辺対を他の相対する第二の辺対の長さよりも相当に長くした矩形状のシートが軸線aを中心にスパイラル状に形成された弦巻形状を成している。図14中(A)で示す図は軸線aの横方向から第二基材9を見た場合の図を示している。また図14中(B)で示す図は軸線aを軸方向から第二基材9を見た場合の図を示している。このような構造により第二基材9は軸線方向に伸縮することができる。図14中の矢印は伸縮方向を示している。螺旋の間隔Lが変動することにより、第二基材9は伸縮する。または第二基材9は異なる間隔Lが、異なる長さの伸縮となった場合、軸線が直線状から円弧状となるよう変形する。
第一基材8における説明と同様に、第二基材9に配置されている各曲率センサ3の曲率情報を組み合わせることで第二基材9の三次元方向の変形を測定することができる。
なお第一基材8や第二基材9が十分に細い形状であれば、それら基材を導電性糸21の代わりに用いてシート2を構成するようにしてもよい。
形状推定装置1、動作検出装置4、スキャニング装置6のそれぞれは形状推定部12,42,62の機能を有している。これら形状推定部12,42,62の形状推定の処理は同様である。形状推定装置1の形状推定部12を例としてその処理の詳細を以下に説明する。
この図で示すように、基材である導電性糸21には複数の曲率センサ3がdの間隔で配置されている。説明の便宜上、間隔dの中心に曲率センサ3が設けられている様子を図15で示す。図15では曲率センサ31,32,33の3つの曲率センサを示している。曲率センサ31の曲率がC1、曲率センサ32の曲率がC2、曲率センサ33の曲率がC3であるとする。ある曲率センサを中心とする間隔dと隣の曲率センサを中心とする間隔dとの接続点をそれぞれP1,P2,P3・・・Piとして表す。形状推定部12は曲率センサ3の曲率に基づいて、隣接して配置される曲率センサ3のうち曲率の値が示す凸方向が同じ曲率センサ3の纏まりを特定する。例えば図15であれば図面上方向を凸として連続する3つの曲率センサ31,32,33を一つの纏まりと特定する。そして、それら曲率センサ3を用いて以下の処理を進める。
図16は原点Oを基準とする座標系において、曲率センサ31と、曲率センサ31中心とする間隔dの一方の端P0、他方の端P1を示している。間隔dの値は既知の値であり、形状推定部12は曲率センサ31の曲率情報である曲率C1を取得する。形状推定部12は式(1)により曲率半径R1を算出する。
図17は図16で示す処理を繰り返した場合の例を示している。上述したように、形状推定部12は曲率センサ3の曲率に基づいて、隣接して配置される曲率センサ3のうち曲率の値が示す凸方向が同じ曲率センサ31,32,33を一つの纏まりと特定した場合、図17で示す点P1,P2,P3の各座標を算出することができる。なお形状推定の最初の処理において点P0は座標系において任意に設定した座標であってよい。形状推定部12は一つの纏まりと特定した曲率センサ3についての対応する円弧の端点の座標を順に算出する。また凸方向が異なる曲率センサ3の纏まりについても順に曲率センサ3についての対応する円弧の端点の座標を算出する。なお曲率が検出できていない場合にはその曲率センサ3に対応する円弧は直線であるとして各端点の座標を算出する。形状推定部はそれら導電性糸21に取り付けられた曲率センサ3に対応する円弧の端点の座標により、導電性糸21の形状を推定する。形状推定部42や形状推定部62は、導電性糸21により構成されたシート2や衣服5の全ての曲率センサ3に対応する円弧の端点の座標を算出して、シート2や衣服5の形状を算出するようにしてよい。
同図に示すように、曲率センサ3は、抵抗152−1及び152−2と歪ゲージ153−1及び153−2とを組み合わせたブリッジ(ホイートストンブリッジ)151と、アンプ156とを含んで構成される。ブリッジ151は、曲率の測定時に電源部111から直流電圧の印加を受ける。電源部111からの電流は、ブリッジ151を通ってグラウンド(ゼロ電位点)へ流れる。
以下、抵抗152−1と152−2とを総称して抵抗152と表記する。また、歪ゲージ153−1と153−2とを総称して歪ゲージ153と表記する。なお曲率センサ3の内部にA/D変換器157と、シリアル通信回路114とが含まれていてもよいし、A/D変換器157と、シリアル通信回路114とを備えた別のIF100の回路が各曲率センサ3と並んでシート2に配置されていてもよい。複数の曲率センサ3に対して一つのIF100が設けられていてもよい。
歪ゲージ153はいずれも、歪(ひずみ)を検出する方向が導電性糸21の方向に一致する向きに配置されていてよい。また、図19に示すように、歪ゲージ153−1と153−2とはシート2等を挟んで配置されている。
例えば、歪ゲージ153−1がシート2の第一面側に配置され、歪ゲージ153−2が基材から見てシート2の第一面の裏面である第二面側に配置されている。
なおシート2の場合であってシートを構成する縦方向と横方向の導電性糸21の交点に二つの曲率センサ3が設けられる場合、シート2には当該交点において、歪ゲージ153−1と153−2の組み合わせが2つシート2を挟んで配置されていてよい。
アンプ156は、点P11と点P12との間の電圧を、歪ゲージ153の設置位置における曲率に変換する。具体的には、点P11と点P12との間の電圧と曲率との関係を示す較正曲線が予め得られており、アンプ156は、点P11と点P12との間の電圧をこの較正曲線に従って増幅するよう設定されている。
一方、図18のようにブリッジ151が1つの歪ゲージ153を備えることで、ブリッジ151が歪ゲージ153を1つだけ備える場合よりも点P11と点P12との間の電圧差が大きくなり、曲率センサ3の精度が向上する。また、ブリッジ151が1つの歪ゲージ153を備えることで、ブリッジ151が歪ゲージ153を1つだけ備える場合よりも温度変化の影響を受けにくい。
歪ゲージ153のインピーダンスが変化し易くするために、配線W11の幅を狭くする(配線W11を細くする)。これにより、歪ゲージ153が曲げられて配線W11の幅が変化したときに、元の幅からの変化の割合が大きくなる。
このように、歪ゲージ153内の配線を細くし、歪ゲージ153に接続する配線を太くすることで、曲率センサ3の精度を向上させることができる。
シリアル通信回路114は、A/D変換器157が出力するデジタル信号をシリアル通信にて形状推定装置1等に出力する。
アンプ156は曲率センサ3またはIF100の何れかに備わっていればよい。
シリアル通信回路114がシリアル通信を行うことで、曲率センサ3によるセンサ値を、3〜5本程度の少ない本数の配線で通信することができる。多数の配線が不要なことで、シート2の構成を簡易にすることができる。
ここで、複数のIF100を1つのチップに構成する、あるいは、IF100を1つの基板にて構成するなど、IF100を1つに纏めた構成にする。これにより、曲率センサ3毎(曲率センサ3のブリッジ151)毎にIF100を設計する必要がない。この点で、輪郭形状推定装置1を設計する際、IF100を比較的容易に配置することができる。
図21はブリッジ151とIF100とを多対一に接続した接続例を示す説明図である。同図の例では、4つのブリッジ151は、マルチプレクサ182、アンプ156を介してIF100に接続されている。なお図21においてはアンプ156の図示を省略している。
2・・・シート(曲率センサ取り付け基材)
3・・・曲率センサ
4・・・動作検出装置
5・・・衣服
6・・・スキャニング装置
7・・・3Dプリンタ
8・・・第一基材(曲率センサ取り付け基材)
9・・・第二基材(曲率センサ取り付け基材)
21・・・導電性糸(曲率センサ取り付け基材)
11,41,61・・・曲率情報取得部
12,42,62・・・形状推定部
43・・・動作検出部
63・・・スキャンデータ生成部
Claims (10)
- 所定の間隔毎に曲率センサを設けた基材により構成されたシートの前記曲率センサそれぞれの曲率情報を取得する曲率情報取得部と、
前記曲率情報に基づいて前記基材により構成されたシートの形状を推定する形状推定部と、
を備え、
前記シートは導電性糸を用いて構成されており、
前記導電性糸は互いに絶縁されており、
前記曲率センサは前記シートを構成する各導電性糸の交差位置に設けられている
形状推定装置。 - 前記形状推定部は、前記シートを用いて製造された衣服の前記各曲率センサの曲率情報に基づいて前記衣服の形状を推定し、
前記衣服の形状に基づいて前記衣服を纏った対象の動作を検出する
請求項1に記載の形状推定装置。 - 所定の間隔毎に曲率センサを設けた基材により構成されたシートであって、前記シートは導電性糸を用いて構成されており、前記導電性糸は互いに絶縁されており、前記曲率センサは前記シートを構成する各導電性糸の交差位置に設けられている前記シートの前記曲率センサそれぞれの曲率情報を取得する曲率情報取得部と、
前記曲率情報に基づいて前記基材により構成されたシートの形状を推定する形状推定部と、
前記シートの形状に基づいて三次元スキャンデータを生成するスキャンデータ生成部と、
を備えることを特徴とするスキャニング装置。 - 所定の間隔毎に曲率センサを設けた基材により構成されたシートであって、前記シートは導電性糸を用いて構成されており、前記導電性糸は互いに絶縁されており、前記曲率センサは前記シートを構成する各導電性糸の交差位置に設けられている前記シートを用いて製造された衣服の前記曲率センサそれぞれの曲率情報を取得する曲率情報取得部と、
前記曲率情報に基づいて前記衣服の形状を推定する形状推定部と、
前記衣服の形状に基づいて前記衣服を纏った対象の動作を検出する動作検出部と、
を備えることを特徴とする動作検出装置。 - 形状推定装置が、
所定の間隔毎に曲率センサを設けた基材により構成されたシートであって、前記シートは導電性糸を用いて構成されており、前記導電性糸は互いに絶縁されており、前記曲率センサは前記シートを構成する各導電性糸の交差位置に設けられている前記シートの前記曲率センサそれぞれの曲率情報を取得し、
前記曲率情報に基づいて前記基材により構成されたシートの形状を推定する
形状推定方法。 - スキャニング装置が、
所定の間隔毎に曲率センサを設けた基材により構成されたシートであって、前記シートは導電性糸を用いて構成されており、前記導電性糸は互いに絶縁されており、前記曲率センサは前記シートを構成する各導電性糸の交差位置に設けられている前記シートの前記曲率センサそれぞれの曲率情報を取得し、
前記曲率情報に基づいて前記基材により構成されたシートの形状を推定し、
前記シートの形状に基づいて三次元スキャンデータを生成する
ことを特徴とするスキャニング方法。 - 動作検出装置が、
所定の間隔毎に曲率センサを設けた基材により構成されたシートであって、前記シートは導電性糸を用いて構成されており、前記導電性糸は互いに絶縁されており、前記曲率センサは前記シートを構成する各導電性糸の交差位置に設けられている前記シートを用いて製造された衣服の前記曲率センサそれぞれの曲率情報を取得し、
前記曲率情報に基づいて前記衣服の形状を推定し、
前記衣服の形状に基づいて前記衣服を纏った対象の動作を検出する
ことを特徴とする動作検出方法。 - 形状推定装置のコンピュータを、
所定の間隔毎に曲率センサを設けた基材により構成されたシートであって、前記シートは導電性糸を用いて構成されており、前記導電性糸は互いに絶縁されており、前記曲率センサは前記シートを構成する各導電性糸の交差位置に設けられている前記シートの前記曲率センサそれぞれの曲率情報を取得する曲率情報取得手段、
前記曲率情報に基づいて前記基材により構成されたシートの形状を推定する形状推定手段、
として機能させるプログラム。 - スキャニング装置のコンピュータを、
所定の間隔毎に曲率センサを設けた基材により構成されたシートであって、前記シートは導電性糸を用いて構成されており、前記導電性糸は互いに絶縁されており、前記曲率センサは前記シートを構成する各導電性糸の交差位置に設けられている前記シートの前記曲率センサそれぞれの曲率情報を取得する曲率情報取得手段、
前記曲率情報に基づいて前記基材により構成されたシートの形状を推定する形状推定手段、
前記シートの形状に基づいて三次元スキャンデータを生成するスキャンデータ生成手段、
として機能させるプログラム。 - 動作検出装置のコンピュータを、
所定の間隔毎に曲率センサを設けた基材により構成されたシートであって、前記シートは導電性糸を用いて構成されており、前記導電性糸は互いに絶縁されており、前記曲率センサは前記シートを構成する各導電性糸の交差位置に設けられている前記シートを用いて製造された衣服の前記曲率センサそれぞれの曲率情報を取得する曲率情報取得手段、
前記曲率情報に基づいて前記衣服の形状を推定する形状推定手段、
前記衣服の形状に基づいて前記衣服を纏った対象の動作を検出する動作検出手段、
として機能させるプログラム。
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