JP6745118B2 - 収納システム、電気錠制御装置、及び電気錠制御方法 - Google Patents

収納システム、電気錠制御装置、及び電気錠制御方法 Download PDF

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Description

本発明は、収納システム、電気錠制御装置、及び電気錠制御方法に関する。
従来、複数の利用者に対して個別に収納庫を割り当てる収納システムにおいて、収納庫の扉の施錠、開錠を制御する電気錠制御システムが知られている。例えば、特許文献1には、(a)決済及び認証機能付きカードを認証媒体とする電子ロッカーと、(b)該電子ロッカーの認証情報を格納し、前記電子ロッカーと通信可能に接続されたサーバとを有し、(c)前記決済及び認証機能付きカードを特定するカードIDを前記電子ロッカーの認証情報として使用することを特徴とする決済及び認証機能付きカード連動型電子ロッカーシステムが開示されている。
特開2005−157738号公報
ところで、プライベートボックスのように利用者が頻繁に変更されないシステムがある。このようなシステムにおいて利用者の変更を行う場合、セキュリティの観点から管理者の承諾を得た上で、利用者を変更することが望ましい。そこで、元の利用者から認証媒体を返却してもらい、次の利用者に認証媒体を貸与することが行われている。しかしながら、この場合、利用者の変更の前後で共通の認証媒体を利用するため、利便性が低下してしまう。そのため、セキュリティを保ちつつ、利用可能な認証媒体を容易に切り替えられるようにすることが望ましい。
本発明のいくつかの態様は、セキュリティを保ちつつ、利用可能な認証媒体を容易に切り替え可能にする収納システム、電気錠制御装置、及び電気錠制御方法を提供することを目的の一つとする。
また、本発明の他の態様は、後述する実施形態に記載した作用効果を奏することを可能にする収納システム、電気錠制御装置、及び電気錠制御方法を提供することを目的の一つとする。
上述した課題を解決するために、本発明の一態様は、収納庫と、前記収納庫の電気錠を制御する電気錠制御装置と、第1媒体と、第2媒体と、第3媒体と、を備える収納システムであって、前記第1媒体は、前記収納庫の利用者を認証する認証情報を記憶する第1記憶部、を備え、前記第2媒体は、前記第1媒体と前記収納庫との対応関係を更新する更新コマンドを記憶する第2記憶部、を備え、前記第3媒体は、前記更新コマンドの実行の許諾に係る許諾情報を記憶する第3記憶部、を備え、前記電気錠制御装置は、前記第1媒体から前記認証情報を取得し、前記第2媒体から前記更新コマンドを取得し、前記第3媒体から前記許諾情報を取得する取得部と、前記取得部が前記第1媒体から取得した前記認証情報に基づいて利用者を認証し、当該利用者に対応する前記収納庫の電気錠の施解錠を制御する電気錠制御部と、前記取得部が前記第2媒体から取得した前記更新コマンドを、前記取得部が前記第3媒体から取得した前記許諾情報に基づいて実行し、前記対応関係を更新する更新コマンド実行部と、を備える収納システムである。
また、本発明の一態様は、収納庫の利用者を認証する認証情報を記憶する第1媒体から前記認証情報を取得し、前記第1媒体と前記収納庫との対応関係を更新する更新コマンドを記憶する第2媒体から前記更新コマンドを取得し、前記更新コマンドの実行の許諾に係る許諾情報を記憶する第3媒体から前記許諾情報を取得する取得部と、前記取得部が前記第1媒体から取得した前記認証情報に基づいて利用者を認証し、当該利用者に対応する前記収納庫の電気錠の施解錠を制御する電気錠制御部と、前記取得部が前記第2媒体から取得した前記更新コマンドを、前記取得部が前記第3媒体から取得した前記許諾情報に基づいて実行し、前記対応関係を更新する更新コマンド実行部と、を備える電気錠制御装置である。
また、本発明の一態様は、収納庫と、前記収納庫の電気錠を制御する電気錠制御装置と、前記収納庫の利用者を認証する認証情報を記憶する第1媒体と、前記第1媒体と前記収納庫との対応関係を更新する更新コマンドを記憶する第2媒体と、前記更新コマンドの実行の許諾に係る許諾情報を記憶する第3媒体と、を備える収納システムにおいて、前記電気錠制御装置が、前記第2媒体から前記更新コマンドを取得し、前記第3媒体から前記許諾情報を取得する第1ステップと、前記電気錠制御装置が、前記第1ステップにおいて前記第2媒体から取得した前記更新コマンドを、前記第1ステップにおいて前記第3媒体から取得した前記許諾情報に基づいて実行し、前記対応関係を更新する第2ステップと、前記電気錠制御装置が、前記第1媒体から前記認証情報を取得する第3ステップと、前記電気錠制御装置が、前記第3ステップにおいて前記第1媒体から取得した前記認証情報に基づいて利用者を認証し、当該利用者に対応する前記収納庫の電気錠の施解錠を制御する第4ステップと、を含む電気錠制御方法である。
本発明の実施形態によれば、収納システム、電気錠制御装置、及び電気錠制御方法は、セキュリティを保ちつつ、利用可能な認証媒体を容易に切り替え可能にする。
本発明の一実施形態に係る収納システムの斜視図である。 同実施形態に係る電気錠システムの構成を示すブロック図である。 同実施形態に係るカード利用更新処理の概要を示すである。 同実施形態に係るカードの構成を示すブロック図である。 同実施形態に係る親機の構成を示すブロック図である。 同実施形態に係る子機の構成を示すブロック図である。 同実施形態に係るアドレスの設定例を示す図である。 同実施形態に係る親機による処理の流れの一例を示すフローチャートである。
以下、本発明の一実施形態について、図面を参照して説明する。
(収納システムの概要)
図1は、本実施形態に係る収納システム1の斜視図である。
収納システム1は、プライベートボックス、宅配ボックス、貴重品保管ボックス等のシステムであり、複数の収納庫10−1、10−2、…、10−N(Nは正の整数)を備える。図1に示す例では、収納庫10−1、10−2、…、10−Nが、上下2段に並べて配置されている。以下では、収納庫10−1、10−2、…10−Nを特に区別しない場合、収納庫10と称する。収納庫10は、それぞれ収納庫10内部に設けられた収納用の空間を閉塞可能な扉を備える。また、収納システム1は、電気錠制御システム100を備え、収納庫10のユーザは、電気錠制御システム100により各収納庫10の扉の開閉を制限することができる。
図2は、電気錠制御システム100の構成を示すブロック図である。
電気錠制御システム100は、1つの親機70と、複数の子機80-1、80−2、…、80−N(Nは正の整数)とを備える。以下では、複数の子機80-1、80−2、…、80−Nを特に区別しない場合、子機80と称する。子機80は、電気錠である錠部83を備えており、各収納庫10に設けられた錠部83の施解錠を制御する。また、親機70は、認証用媒体から各種情報を取得する。ここでは、一例として、認証用媒体として、非接触ICカード50を採用する場合について説明する。
ここで、本実施形態では、カード50には、ユーザカード501と、更新コマンドカード502と、許諾管理カード503と、マスターカード504と、の4つの種類がある。
ユーザカード501とは、収納庫10の利用者ごとに発行される認証用媒体である。ユーザカード501には、ユーザID(IDentifier)が記憶されている。親機70は、ユーザIDを、アドレスと対応付けて管理する。このユーザIDは、収納庫10の利用者を認証する認証情報の一例である。
アドレスとは、各収納庫10に対応する識別情報である。つまり、アドレスとは、各収納庫10の錠部83、及び、該錠部83を制御する子機80に対応する識別情報である。以下では、説明の便宜上、アドレスを、個別アドレスと対象アドレスとの2つに区別して説明する場合がある。個別アドレスとは、収納庫10ごとに個別に設定されるアドレスであり、各収納庫10が管理するアドレスである。基本的に、個別アドレスには、収納庫10ごとに異なる値が設定される。ただし、複数の収納庫10の個別アドレスとして、同じ値が設定されてもよい。対象アドレスとは、ユーザカード501に記憶されたユーザIDに対応付けられたアドレスであり、施解錠する対象の収納庫10のアドレスである。
更新コマンドカード502とは、更新コマンドを記憶するカードである。
更新コマンドとは、収納庫10とその利用者との対応関係を更新するコマンドである。換言すると、更新コマンドとは、ユーザカード501と収納庫10との対応関係を更新するコマンドである。更新コマンドには、利用登録、利用停止、利用変更等の種類がある。利用登録とは、ユーザカード501を収納庫10に新規に対応付け、ユーザカード501を利用可能とするコマンドである。利用停止とは、ユーザカード501による収納庫10の施解錠を不可能とするコマンドである。利用変更とは、ユーザカード501により施解錠可能な収納庫10を変更するコマンドである。
本実施形態では、一例として、収納庫10とその利用者とは、収納庫10とその利用者との関係は、収納庫10のアドレスと、ユーザカード501のユーザIDとが親機70に対応付けられて記憶されることにより管理される。従って、本実施形態における更新コマンドは、ユーザカード501のユーザIDと、登録するアドレスとを対応付けて親機70に記憶させること、親機70に記憶されているユーザIDとアドレスを消去すること、親機70に記憶されているユーザID、アドレスを書き換えること等を指示するコマンドである。
許諾管理カード503とは、許諾情報を記憶するカードである。
許諾情報とは、更新コマンドを実行してよいか否かを判定するための情報である。以下では、一例として、管理者IDを記憶する管理者承認カード503−1と、建物IDを記憶する物件管理カード503−2との2つのカードを、許諾管理カード503として用いる場合について説明する。
マスターカードとは、親機70に親機IDを設定するためのカードである。マスターカード504には、メインカードと、サブカードとの2つの種類がある。
メインのマスターカード504とは、親機70の状態を、親機IDの書き込み許可状態にするカードである。
サブのマスターカード504とは、親機IDを記憶するカードである。
親機IDとは、親機70に固有の識別情報である。本実施形態では、一例として、親機IDには、親機が設置される建物の識別情報(建物ID)と、フロアの識別情報(フロアID)と、グループの識別情報(グループID)と、が記述される。つまり、親機IDとは、電気錠制御システム100の設置場所に対応する場所情報である。親機IDは、ユーザカード501の認証に用いられる。
次に、収納システム1においてユーザカード501の利用登録、利用停止(抹消)、利用変更を行うためのカード利用更新処理の概要について説明する。
図3は、カード利用更新処理の概要を示す図である。
本実施形態に係る収納システム1の利用開始において、管理者は、まず、親機IDを親機70に設定する。具体的には、管理者は、メインのマスターカード504を、親機70に提示する。次に、管理者は、サブのマスターカード504を、親機70に提示する。これにより、親機70にサブのマスターカード504に記述された親機IDが記憶される。
ユーザカード501の利用登録、利用停止、利用変更等を行う場合、まず、管理者は、更新コマンドカード502と、管理者承認カード503−1と、物件管理カード503−2とを親機70に提示する。親機70は、提示された更新コマンドカード502、管理者承認カード503−1、物件管理カード503−2から、それぞれ、更新コマンド、管理者ID、建物IDを取得する。次に、親機70は、取得した管理者IDと、建物IDとを、それぞれ、自装置が記憶する管理者IDと、建物IDと照合する。取得した管理者IDと建物IDとが、自装置が記憶する管理者IDと建物IDとそれぞれ一致する場合、親機70は、更新コマンドを実行可能な状態で待機する。すなわち、親機70は、更新コマンドを有効化する。次に、管理者は、更新コマンドの実行対象のユーザカード501(以下、「更新対象ユーザカード501」と称する。)を親機70に提示する。親機70は、更新対象ユーザカード501に対して、更新コマンドを実行する。
これにより、収納システム1の管理者は、順次提示されるカード50から情報を取得することにより、ユーザカード501の利用を開始可能にしたり、停止したりすることができる。また、収納システム1は、ユーザカード501の利用を開始可能や利用停止において、許諾管理カード503の提示を求めるため、セキュリティを保つことができる。以上のように、収納システム1は、セキュリティを保ちつつ、利用可能な認証媒体を容易に切り替え可能とすることができる。
以上が、収納システム1の概要についての説明である。
(電気錠制御システムの構成)
次に、図2を参照して、電気錠制御システム100の構成について説明する。
電気錠制御システム100は、上述した各種カード50と、親機70と、複数の子機80と、親機70及び子機80に電力を供給する電源部60と、を備える。本実施形態では、一例として、親機70と複数の子機80とは、シリアル接続されており、RS−485規格に準拠した通信を行う。図2に示す例では、親機70又は各子機80は、それぞれ、親機70又は各子機80のうちの2つと接続されている。例えば、子機80−1は、親機70と、子機80−2とに接続されている。また、親機70は、子機80−1と、子機80−Nとに接続され、全ての親機70又は子機80がリング型に接続されている。以下では、親機70又は各子機80が接続する装置を隣接装置と称することがある。
親機70は、2つの隣接装置に対して、情報を送信する。また、子機80は、2つの隣接装置のうち、一方の隣接装置から受信した情報を他方の隣接装置に送信する。また、親機70は、子機80から受信した情報を破棄する。これにより、親機70が送信する情報が全ての子機80に順次伝送され、共有される。また、親機70と子機80とは、リング型に接続されており、親機70は、2つの隣接装置に情報を送信する。そのため、子機80は、例えば、時計回りの経路と反時計回りの経路とを介して、2回、情報を受信する機会がある。従って、子機80のいずれかが故障して情報の送受信が行えなくなった場合であっても、親機70の2つの隣接装置のいずれかを介して、すなわち、時計回りの経路又は反時計回りの経路を介して、全ての子機80が親機70から送信された情報を受信することができる。
以上が、電気錠制御システム100の全体的な構成についての説明である。
(カードの構成)
次に、カード50の構成について説明する。
図4は、カード50の構成を示すブロック図である。
カード50は、カード通信部51と、カード記憶部52と、カード制御部53と、を備える。カード通信部51と、カード記憶部52と、カード制御部53とは、例えば、RFIDタグにより実装されてよい。
カード通信部51は、親機70と通信を行い、親機70との間で各種情報を送受信する。
カード記憶部52は、例えば、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)等を備える。また、カード記憶部52は、EEPROM(Electrically Erasable Programmable Read Only Memory)、フラッシュメモリ等を備えてもよい。
カード記憶部52は、カードの種類に応じて異なる情報を記憶する。
ユーザカード501の場合、カード記憶部52には、アドレスと、親機IDと、動作コマンドとが記憶される。なお、利用登録前のユーザカード501のカード記憶部52には、対象アドレスと、親機IDと、動作コマンドとは記憶されていない。
更新コマンドカード502の場合、カード記憶部52には、更新コマンドが記憶される。また、更新コマンドカード502の場合、カード記憶部52には、更新コマンドの関連情報等が記憶されてもよい。例えば、更新コマンドが利用登録である場合、施解錠する対象の収納庫10のアドレスや動作コマンド等が記憶されてもよい。これにより、収納システム1は、収納庫10ごとに、動作コマンドを実行するためのユーザカード501を作成することができる。ただし、更新コマンドの関連情報は、必ずしも記憶されていなくてもよい。例えば、更新コマンドが利用停止である場合、無条件にユーザカード501に記憶されている対象アドレス、親機ID、動作コマンドを消去するようにしてもよい。他方、更新コマンドの関連情報を参照し、そのアドレスに合致する対象アドレスのみを消去するようにしてもよい。
許諾管理カード503の場合、カード記憶部52には、許諾情報が記憶される。許諾情報としては、例えば、管理者ID、管理職ID(例えば、社長ID、部長ID等)、建物ID、納入元ID等を適用してよい。また、これらの情報を組み合わせ、許諾情報として適用してもよい。
マスターカード504の場合、カード記憶部52には、親機ID設定用のコマンド、親機70に登録させる親機ID等が記憶される。
カード制御部53は、カード通信部51と、カード記憶部52との動作を制御する制御ICである。カード制御部53は、例えば、カード記憶部52に記憶されている各種情報を親機70からの要求に応じて読み出し、カード通信部51を介して送信する。また、例えば、カード制御部53は、親機70からの要求に応じてカード記憶部52に各種情報を記憶させたり、カード記憶部52に記憶された情報を消去したり、変更したりする。
以上が、カード50の構成についての説明である。
(親機の構成)
次に、親機70の構成について説明する。
図5は、親機70の構成を示すブロック図である。
親機70は、親機無線通信部71と、親機第1有線通信部72と、親機第2有線通信部73と、親機記憶部74と、親機制御部75と、を備える。
親機無線通信部71は、例えば、RFIDタグリーダー/ライター等を備え、収納庫10の利用者や管理者により提示されたカード50を検出する。親機無線通信部71は、検出したカード50と通信し、カード50に記憶された各種情報をカード50から取得する。また、親機無線通信部71は、カード50に情報の更新要求を送信し、カード50に新規に情報を記憶させたり、カード50に記憶された情報を消去したり、変更したりする。
親機第1有線通信部72と、親機第2有線通信部73とは、例えば、RS−485通信用インターフェイスを備える。親機第1有線通信部72と、親機第2有線通信部73とは、それぞれ、親機70の2つの隣接装置のいずれかに接続する。例えば、図2に示す例の場合、親機第1有線通信部72が子機80−1に接続し、親機第2有線通信部73が子機80−Nに接続する。
親機記憶部74は、例えば、ROM、RAM等を備える。また、親機記憶部74は、EEPROM、フラッシュメモリ等を備えてもよい。親機記憶部74は、例えば、自装置に固有の親機IDを記憶する。この親機IDは、例えば、収納システム1が設置される建物の建物ID、フロアID、及びグループIDを含んで構成される。グループIDとは、例えば、収納システム1が設置される部屋の部屋ID(いわば、フロアの枝番)である。親機IDには、例えば、収納システム1の管理者の管理者ID等の収納システム1に係る任意の識別情報が含まれてもよい。本実施形態では、一例として、建物IDを5[Byte]、フロアIDを2[Byte]、グループIDを1[Byte]で表現する場合について説明する。この場合の親機IDは、例えば、「AB001 13 A」等である。また、親機記憶部74は、許諾情報を記憶する。本実施形態では、一例として、建物IDをユーザカード501の認証用情報と、許諾情報との両方に用いている。そのため、親機記憶部74は、建物IDについては、親機IDに加えて別途記憶する必要はない。
親機制御部75は、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)等の集積回路を備え、親機無線通信部71と、親機第1有線通信部72と、親機第2有線通信部73と、親機記憶部74と、を制御する。親機制御部75は、親機電気錠制御部76と、更新コマンド実行部77と、を備える。
親機電気錠制御部76は、子機80を介して、収納庫10の錠部83を制御する。親機電気錠制御部76は、親機無線通信部71がユーザIDをユーザカード501から取得すると、取得したユーザIDに対応する対象アドレスを親機記憶部74から読み出す。次に、親機電気錠制御部76は、対象アドレスを含むパルス信号(電文)を、親機第1有線通信部72と、親機第2有線通信部73とを介して、自装置の隣接装置に送信する。ここで、電気錠制御システム100では、全ての親機70と子機80とがシリアル接続されているため、親機第1有線通信部72と、親機第2有線通信部73とから隣接装置に送信されたパルス信号は、全ての子機80に順次伝達される。なお、このパルス信号において、例えばアドレスを3[Byte]で表現してよい。
更新コマンド実行部77は、親機無線通信部71を介して、許諾管理カード503から許諾情報を取得する。また、更新コマンド実行部77は、親機無線通信部71を介して、更新コマンドカード502から更新コマンドを取得する。そして、更新コマンド実行部77は、許諾管理カード503から取得した許諾情報と、親機記憶部74に記憶されている許諾情報とを照合する。許諾管理カード503から取得した許諾情報と、親機記憶部74に記憶されている許諾情報とが一致しない場合、更新コマンド実行部77は、更新コマンドを実行しない。また、許諾管理カード503から取得した許諾情報と、親機記憶部74に記憶されている許諾情報とが一致する場合、更新コマンド実行部77は、更新コマンドカード502から取得した更新コマンドを保持する。そして、更新コマンド実行部77は、更新対象ユーザカード501の提示を待ち受け、更新コマンドを実行可能な状態とする。親機無線通信部71がユーザカード501を検出すると、更新コマンド実行部77は、更新対象であるか否かを判定する。検出したユーザカード501が更新対象である場合、更新コマンド実行部77は、親機無線通信部71を介して、ユーザカード501への情報の書き込みやユーザカード501が記憶する情報の消去、変更等を実行する。
具体的には、更新コマンドが利用登録である場合には、更新コマンド実行部77は、アドレスとユーザIDとを親機記憶部74に対応付けて記憶させる。また、更新コマンドが利用停止である場合には、更新コマンド実行部77は、親機記憶部74に記憶されているユーザIDとアドレスとを消去する。また、更新コマンドが利用変更である場合には、更新コマンド実行部77は、親機記憶部74が記憶するユーザIDとアドレスとを別のものに書き替える。
なお、親機無線通信部71が検出したユーザカード501が更新対象であるか否かの判定には、任意の条件を適用してよい。例えば、更新コマンドが利用登録である場合には、更新対象ユーザカード501とする条件として、アドレスが記憶されていないことを設定してもよい。これにより、既存のユーザカード501が上書きされてしまうことを防ぐことができる。また、例えば、更新対象ユーザカード501とする条件として、所定のユーザIDが記憶されていることや、所定の券種であることを設定してもよい。これにより、部外者が所持するカードが勝手に利用登録されてしまうこと等を防ぐことができる。
以上が、親機70の構成についての説明である。
(子機の構成)
次に、子機80の構成について説明する。
図6は、子機80の構成を示すブロック図である。
子機80は、子機第1通信部81と、子機第2通信部82と、錠部83と、アドレス設定部85と、子機制御部86と、を備える。
子機第1通信部81と、子機第2通信部82とは、例えば、RS−485通信用インターフェイスを備える。子機第1通信部81と、子機第2通信部82とは、それぞれ、自装置の2つの隣接装置のいずれかに接続する。例えば、図2に示す子機80−1の例の場合、子機第1通信部81が親機70に接続し、子機第2通信部82が子機80−2に接続する。
ここで、RS−485通信は、ポーリング等、子機80から親機70への情報の発信に対応している。しかしながら、本実施形態では、一例として、子機80から親機70への情報の発信は行わないようにしている。例えば、子機80が故障して親機70への発信が連続的に行われるようになると、親機70の処理に影響が生じ、その他の子機80についても異常が波及してしまう場合がある。これに対して、子機80から親機70への情報の発信を制限することで、1つの子機80の故障が、他の子機80に影響することを防ぐことができる。
錠部83は、モーター等の駆動部を備えた電気錠であり、子機制御部86からの命令に応じて扉の施解錠等を実行する。
子機記憶部84は、例えば、ROM、RAM等を備える。また、子機記憶部84は、EEPROM、フラッシュメモリ等を備えてもよい。 アドレス設定部85は、自装置の個別アドレスを設定する。アドレス設定部85は、例えば、ロータリースイッチ、ディップスイッチ、ジャンパーピン等のハードウェアモジュールを、任意の数備える。ユーザは、これらモジュールの設定を変更することにより、任意のアドレスを子機80に設定することができる。
ここで、図7を参照して、アドレスの設定例について説明する。図7は、2つの10進ロータリースイッチ「10SW1」、「10SW2」を用いたアドレスの設定例を示す。図7に示す例では、100個の収納庫10に対して、「0」〜「99」のアドレス(図7における「BOXアドレス」)が割り当てられている。そして、各ボックスアドレスの10の位がロータリースイッチ「10SW2」の値により示され、各ボックスアドレスの1の位がロータリースイッチ「10SW1」の値により示されている。図7に示すアドレスの設定例は、一例であり、任意の数のロータリースイッチ、ディップスイッチ、ジャンパーピン等のハードウェアモジュールを用いてアドレスを設定してよい。また、アドレスの情報が子機記憶部84に記憶されていてもよい。ただし、電気錠制御システム100は、ハードウェアモジュールを用いて個別アドレスを設定可能とすることにより、特別なソフトウェア等を用いることなく容易に子機80の個別アドレスを設定したり、変更したりすることができる。
以上が、アドレスの設定例についての説明である。
子機制御部86は、ASIC等の集積回路を備え、子機第1通信部81と、子機第2通信部82と、錠部83と、を制御する。
具体的には、子機制御部86は、子機第1通信部81又は子機第2通信部82がパルス信号を隣接装置から受信すると、パルス信号が示す対象アドレスが自装置の個別アドレスに一致するか否かを判定する。対象アドレスが個別アドレスに一致する場合、子機制御部86は、錠部83を施解錠の状態を遷移させる。例えば、施錠状態であれば、解錠状態とし、解錠状態であれば施錠状態とする。また、子機制御部86は、子機第1通信部81がパルス信号を受信した場合は、子機第2通信部82を介して、自装置の隣接装置に当該パルス信号を送信させる。また、子機制御部86は、子機第2通信部82がパルス信号を受信した場合は、子機第1通信部81を介して、自装置の隣接装置に当該パルス信号を送信させる。
以上が、子機80の構成についての説明である。
(電気錠制御システムの動作)
次に、電気錠制御システム100の動作について説明する。
図8は、親機70による処理の流れの一例を示すシーケンスチャートである。
ここでは、一例として、親機70に親機IDが既に設定されている場合について説明する。
(ステップS100)親機制御部75は、親機無線通信部71がユーザカード501を検出したか否かを判定する。親機無線通信部71がユーザカード501を検出した場合(ステップS100;YES)、親機制御部75は、ステップS102に処理を進める。また、親機無線通信部71がユーザカード501を検出していない場合(ステップS100;NO)、親機制御部75は、ステップS104に処理を進める。
(ステップS102)親機制御部75は、検出したユーザカード501について、施解錠処理を実行する。その後、親機制御部75は、ステップS100に処理を戻す。
(ステップS104)親機制御部75は、親機無線通信部71が物件管理カード503−2を検出したか否かを判定する。親機無線通信部71が物件管理カード503−2を検出した場合(ステップS104;YES)、親機制御部75は、ステップS106に処理を進める。親機無線通信部71が物件管理カード503−2を検出していない場合(ステップS104;NO)、親機制御部75は、ステップS104に処理を戻す。
(ステップS106)親機制御部75は、物件管理カード503−2から建物IDを取得する。そして、親機制御部75は、物件管理カード503−2から取得した建物IDと、自装置が記憶する建物IDとを照合する。2つの建物IDが一致する場合(ステップS106;YES)、親機制御部75は、ステップS108に処理を進める。2つの建物IDが一致しない場合(ステップS106;NO)、親機制御部75は、ステップS100に処理を戻す。
(ステップS108)親機制御部75は、親機無線通信部71が管理者承認カード503−1を検出したか否かを判定する。親機無線通信部71が管理者承認カード503−1を検出した場合(ステップS108;YES)、親機制御部75は、ステップS110に処理を進める。親機無線通信部71が管理者承認カード503−1を検出していない場合(ステップS108;NO)、親機制御部75は、ステップS108に処理を戻す。
(ステップS110)親機制御部75は、管理者承認カード503−1から建物IDを取得する。そして、親機制御部75は、管理者承認カード503−1から取得した建物IDと、自装置が記憶する建物IDとを照合する。2つの建物IDが一致する場合(ステップS110;YES)、親機制御部75は、ステップS112に処理を進める。2つの建物IDが一致しない場合(ステップS110;NO)、親機制御部75は、ステップS100に処理を戻す。
(ステップS112)親機制御部75は、親機無線通信部71が更新コマンドカード502を検出したか否かを判定する。親機無線通信部71が更新コマンドカード502を検出した場合(ステップS112;YES)、親機制御部75は、ステップS114に処理を進める。親機無線通信部71が更新コマンドカード502を検出していない場合(ステップS112;NO)、親機制御部75は、ステップS112に処理を戻す。
(ステップS114)親機制御部75は、更新コマンドカード502から更新コマンドを取得し、カード利用更新処理を実行する。その後、親機制御部75は、ステップS100に処理を戻す。
なお、上述したステップS100、S104、S108、S112の判定の順序は、任意に入れ替えられてもよい。また、これらの処理は、割り込み処理により実現されてもよい。例えば、更新コマンドカード502を先に検出した場合には、更新コマンドを保持しておき、許諾情報が照合できた場合にのみ、更新コマンドを有効化する。また、更新コマンドカード502、許諾管理カード503の判定の順序は、予め定められていてもよい。これにより、収納システム1は、正しい順序で各種カード50が提示されたときのみ、ユーザカード501を更新するため、セキュリティを向上させることができる。また、更新コマンドの有効化には、他の条件を追加してもよい。例えば、親機制御部75は、収納システム1の所定のボタンが押下された状態で各種カード50が提示された場合にのみ、更新コマンドを実行してもよい。また、上述したステップS104、S108、S112の判定は、所定時間経過した場合や、停止操作(例えば、更新コマンドカード502の再提示)を受け付けた場合に終了し、ステップS100に処理を戻してもよい。
次に、カード50による情報の更新について説明する。
まず、マスターカード504を用いた、親機70への親機IDの設定処理について説明する。
まず、親機制御部75は、メインのマスターカード504の提示を受け付ける。メインのマスターカード504が提示されると、親機制御部75は、親機IDの書き込み可能状態に遷移し、例えば、緑の発光ダイオード(LED;Light Emitting Diode)をゆっくりと点滅させる。次に、親機制御部75は、サブのマスターカード504の提示を受け付ける。サブのマスターカード504が提示されると、親機制御部75は、サブのマスターカード504から親機IDを読み出し、緑の発光ダイオードを1秒間点灯させた後、点滅状態に戻す。次に、親機制御部75は、メインのマスターカード504の再提示を受け付ける。メインのマスターカード504の再提示を受け付けると、親機制御部75は、読み出した親機IDを親機記憶部74に記憶させ、例えば、緑の発光ダイオードを消灯し、親機ID設定処理を終了する。
次に、更新コマンドカード502を用いた、カード利用更新処理について説明する。ここでは、まず、登録用の更新コマンドカード502を用いた利用登録処理について説明する。登録用の更新コマンドカード502は、例えば、登録コマンドと、登録するアドレスとを予め記憶している。
まず、親機制御部75は、利用登録用の更新コマンドカード502の提示を受け付ける。利用登録用の更新コマンドカード502が提示されると、親機制御部75は、更新コマンドカード502からアドレスを読み出す。次に、親機制御部75は、更新可能状態に遷移し、例えば、緑の発光ダイオードをゆっくりと点滅させる。次に、親機制御部75は、ユーザカード501の提示を受け付ける。ユーザカード501が提示されると、親機制御部75は、ユーザカード501からユーザIDを読み出す。そして、読み出したユーザIDとアドレスとを親機記憶部74に記憶させ、緑の発光ダイオードを1秒間点灯させた後、点滅状態に戻す。次に、親機制御部75は、利用登録用の更新コマンドカード502の再提示を受け付ける。利用登録用の更新コマンドカード502の再提示を受け付けると、親機制御部75は、更新不可能状態に遷移し、例えば、緑の発光ダイオードを消灯し、登録処理を終了する。なお、利用登録用の更新コマンドカード502の再提示の前に、別のユーザカード501の提示を受け付け、連続して登録可能としてもよい。
次に、利用停止用の更新コマンドカード502を用いた利用停止処理について説明する。抹消用の更新コマンドカード502には、抹消コマンドが予め記憶されている。
まず、親機制御部75は、利用登録用の更新コマンドカード502の提示を受け付ける。利用登録用の更新コマンドカード502が提示されると、親機制御部75は、更新コマンドカード502からアドレスを読み出す。次に、親機制御部75は、更新可能状態に遷移し、例えば、緑の発光ダイオードをゆっくりと点滅させる。次に、親機制御部75は、利用停止用の更新コマンドカード502の提示を受け付ける。利用停止用の更新コマンドカード502が提示されると、利用登録用の更新コマンドカード502から読み出したアドレスと、そのアドレスに対応付けられているユーザIDとを、親機記憶部74から消去する。また、親機制御部75は、赤の発光ダイオードを1秒間点灯させた後、点滅状態に戻す。次に、親機制御部75は、利用停止用の更新コマンドカード502の再提示を受け付ける。利用停止用の更新コマンドカード502の再提示を受け付けると、親機制御部75は、更新不可能状態に遷移し、例えば、緑の発光ダイオードを消灯し、登録処理を終了する。
以上が、カード50による情報の更新について説明である。
(本実施形態のまとめ)
以上説明してきたように、本実施形態に係る収納システム1は、収納庫10と、収納庫10の電気錠を制御する親機70と、第1媒体(例えば、ユーザカード501)と、第2媒体(例えば、更新コマンドカード502)と、第3媒体(例えば、許諾管理カード503)と、を備える収納システムであって、第1媒体は、収納庫10の利用者を認証する認証情報(例えば、親機ID)を記憶するカード記憶部52、を備え、第2媒体は、第1媒体と収納庫10との対応関係を更新する更新コマンドを記憶するカード記憶部52、を備え、第3媒体は、更新コマンドの実行の許諾に係る許諾情報を記憶するカード記憶部52、を備え、親機70は、第1媒体から認証情報を取得し、第2媒体から更新コマンドを取得し、第3媒体から許諾情報を取得する親機無線通信部71と、親機無線通信部71が第1媒体から取得した認証情報に基づいて利用者を認証し、当該利用者に対応する収納庫10の電気錠の施解錠を制御する親機電気錠制御部76と、親機無線通信部71が第2媒体から取得した更新コマンドを、親機無線通信部71が第3媒体から取得した許諾情報に基づいて実行し、対応関係を更新する更新コマンド実行部77と、を備える。
これにより、収納システム1において、収納庫10の利用者は、第1媒体を電気錠の施解錠に用いることができる。また、収納システム1において、第2媒体に記憶された更新コマンドに基づいて、収納庫10と、その利用者との対応関係の更新が行われる。そのため、収納システム1は、第2媒体を提示させることにより、収納庫10と、その利用者との対応関係を更新することができる。つまり、収納システム1の管理者等は、例えば、第1媒体に記憶された認証情報を参照したり、自身で認証情報を入力したりすることなく、容易に第1媒体の情報を更新することができる。
また、収納システム1は、第3媒体に記憶された許諾情報に基づいて、更新コマンドを有効化する。そのため、収納システム1の管理者等は、第3媒体を提示することによって、更新コマンドを有効化することができる。このように、収納システム1は、更新コマンドの有効化に条件を設けているため、セキュリティを向上させることができる。また、更新コマンドの有効化、電気錠の施解錠は、いずれも媒体からの情報の取得により行われる。つまり、ユーザは、複数の媒体を提示するだけで、セキュリティを保ちつつ、利用可能な認証媒体を容易に切り替えたり、収納庫10を利用したりすることができる。
また、更新コマンド実行部77は、親機無線通信部71が複数の第3媒体から許諾情報を取得した場合に、親機無線通信部71が第2媒体から取得した更新コマンドを実行し、対応関係を更新する。
これにより、収納システム1は、第3媒体が複数提示された場合にのみ、更新コマンドを有効化する。従って、収納システム1は、セキュリティを向上させることができる。
また、更新コマンド実行部77は、親機無線通信部71が第2媒体から取得した更新コマンドを、親機無線通信部71が第3媒体から取得した許諾情報に基づいて実行し、複数の対応関係を更新する。
これにより、収納システム1は、第2媒体を一度提示させるだけで、複数の収納庫10と、その利用者との対応関係を更新することができる。従って、収納システム1は、利用可能な認証媒体を容易に切り替え可能とすることができる。
また、更新コマンドとは、対応関係の登録又は抹消を指示するコマンドである。
これにより、収納システム1は、収納庫10と、その利用者との対応関係を新たに登録したり、抹消したりすることができる。
〔変形例〕
以上、この発明の実施形態について図面を参照して詳述してきたが、具体的な構成は上述の実施形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計等も含まれる。例えば、上述の実施形態において説明した各構成は、任意に組み合わされてもよいし、分離されてもよい。また、例えば、上述の実施形態において説明した各構成は、特定の機能を発揮するのに不要である場合には、省略することができる。
なお、上述した実施形態では、子機80から親機70への情報の発信を行わないこととしたが、これには限られない。子機80は、例えば、ポーリング等において、親機70に情報を発信してもよい。例えば、子機80は、錠部83の状態(例えば、解錠状態、施錠状態)や、収納庫10の扉の状態(例えば、開扉状態、閉扉状態)を親機70に送信してもよい。この場合、ユーザカード501には、錠部83の施解錠状態の連絡を要求する動作コマンドや、収納庫10の扉の開閉状態の連絡を要求する動作コマンド等が記憶されてもよい。
また、上述した実施形態では、媒体が非接触ICカードである場合について説明したが、これには限られない。媒体は、例えば、2次元バーコードが印刷されたカードや、磁気カード等であってもよい。また、媒体は、カードでなくてもよく、例えば、紙などの被印刷媒体やスマートフォン等の電子機器であってもよい。
また、上述した実施形態では、一例として、収納庫10とその利用者との関係は、収納庫10のアドレスと、ユーザカード501のユーザIDとが親機70に対応付けられて記憶されることにより管理される場合について説明したが、これには限られない。例えば、収納庫10とその利用者とは、利用者ごとに発行されるユーザカード501に、収納庫10のアドレスが記憶されることによって対応付けられている。この場合、更新コマンドは、ユーザカード501にアドレスを登録すること、ユーザカード501に記憶されているアドレスを消去すること、ユーザカード501に記憶されているアドレスを書き換えること等を指示するコマンドである。
1…収納システム、10…収納庫、100…電気錠制御システム、50…カード、501…ユーザカード、502…更新コマンドカード、503…許諾管理カード、503−1…管理者承認カード、503−2…物件管理カード、カード通信部、52…カード記憶部、53…カード制御部、60…電源部、70…親機、71…親機無線通信部、72…親機第1有線通信部、73…親機第2有線通信部、74…親機記憶部、75…親機制御部、76…親機電気錠制御部、77…更新コマンド実行部、80…子機、81…子機第1通信部、82…子機第2通信部、83…錠部、84…子機記憶部、85…アドレス設定部、86…子機制御部

Claims (6)

  1. 収納庫と、前記収納庫の電気錠を制御する電気錠制御装置と、第1媒体と、第2媒体と、第3媒体と、を備える収納システムであって、
    前記第1媒体は、前記収納庫の利用者を認証する認証情報を記憶する第1記憶部を備え、
    前記第2媒体は、前記第1媒体と前記収納庫との対応関係を更新する更新コマンドを記憶する第2記憶部を備え、
    前記第3媒体は、前記更新コマンドの実行の許諾に係る許諾情報を記憶する第3記憶部を備え、
    前記電気錠制御装置は、
    前記第1媒体から前記認証情報を取得し、前記第2媒体から前記更新コマンドを取得し、前記第3媒体から前記許諾情報を取得する取得部と、
    前記取得部が前記第1媒体から取得した前記認証情報に基づいて利用者を認証し、当該利用者に対応する前記収納庫の電気錠の施解錠を制御する電気錠制御部と、
    前記取得部が前記第2媒体から取得した前記更新コマンドを、前記取得部が前記第3媒体から取得した前記許諾情報に基づいて実行し、前記対応関係を更新する更新コマンド実行部と、を備え、
    前記更新コマンド実行部は、前記取得部が複数の前記第3媒体から前記許諾情報を取得した場合に、前記取得部が前記第2媒体から取得した前記更新コマンドを実行し、前記対応関係を更新する、
    収納システム。
  2. 収納庫と、前記収納庫の電気錠を制御する電気錠制御装置と、第1媒体と、第2媒体と、第3媒体と、を備える収納システムであって、
    前記第1媒体は、前記収納庫の利用者を認証する認証情報を記憶する第1記憶部を備え、
    前記第2媒体は、前記第1媒体と前記収納庫との対応関係を更新する更新コマンドを記憶する第2記憶部を備え、
    前記第3媒体は、前記更新コマンドの実行の許諾に係る許諾情報を記憶する第3記憶部を備え、
    前記電気錠制御装置は、
    前記第1媒体から前記認証情報を取得し、前記第2媒体から前記更新コマンドを取得し、前記第3媒体から前記許諾情報を取得する取得部と、
    前記取得部が前記第1媒体から取得した前記認証情報に基づいて利用者を認証し、当該利用者に対応する前記収納庫の電気錠の施解錠を制御する電気錠制御部と、
    前記取得部が前記第2媒体から取得した前記更新コマンドを、前記取得部が前記第3媒体から取得した前記許諾情報に基づいて実行し、前記対応関係を更新する更新コマンド実行部と、を備え、
    前記更新コマンド実行部は、前記取得部が前記第2媒体から取得した前記更新コマンドを、前記取得部が前記第3媒体から取得した前記許諾情報に基づいて実行し、複数の前記対応関係を更新する、
    収納システム。
  3. 収納庫の利用者を認証する認証情報を記憶する第1媒体から前記認証情報を取得し、前記第1媒体と前記収納庫との対応関係を更新する更新コマンドを記憶する第2媒体から前記更新コマンドを取得し、前記更新コマンドの実行の許諾に係る許諾情報を記憶する第3媒体から前記許諾情報を取得する取得部と、
    前記取得部が前記第1媒体から取得した前記認証情報に基づいて利用者を認証し、当該利用者に対応する前記収納庫の電気錠の施解錠を制御する電気錠制御部と、
    前記取得部が前記第2媒体から取得した前記更新コマンドを、前記取得部が前記第3媒体から取得した前記許諾情報に基づいて実行し、前記対応関係を更新する更新コマンド実行部と、を備え
    前記更新コマンド実行部は、前記取得部が複数の前記第3媒体から前記許諾情報を取得した場合に、前記取得部が前記第2媒体から取得した前記更新コマンドを実行し、前記対応関係を更新する、
    電気錠制御装置。
  4. 収納庫の利用者を認証する認証情報を記憶する第1媒体から前記認証情報を取得し、前記第1媒体と前記収納庫との対応関係を更新する更新コマンドを記憶する第2媒体から前記更新コマンドを取得し、前記更新コマンドの実行の許諾に係る許諾情報を記憶する第3媒体から前記許諾情報を取得する取得部と、
    前記取得部が前記第1媒体から取得した前記認証情報に基づいて利用者を認証し、当該利用者に対応する前記収納庫の電気錠の施解錠を制御する電気錠制御部と、
    前記取得部が前記第2媒体から取得した前記更新コマンドを、前記取得部が前記第3媒体から取得した前記許諾情報に基づいて実行し、前記対応関係を更新する更新コマンド実行部と、を備え、
    前記更新コマンド実行部は、前記取得部が前記第2媒体から取得した前記更新コマンドを、前記取得部が前記第3媒体から取得した前記許諾情報に基づいて実行し、複数の前記対応関係を更新する、
    電気錠制御装置。
  5. 収納庫と、前記収納庫の電気錠を制御する電気錠制御装置と、前記収納庫の利用者を認証する認証情報を記憶する第1媒体と、前記第1媒体と前記収納庫との対応関係を更新する更新コマンドを記憶する第2媒体と、前記更新コマンドの実行の許諾に係る許諾情報を記憶する第3媒体と、を備える収納システムにおいて、
    前記電気錠制御装置が、前記第2媒体から前記更新コマンドを取得し、前記第3媒体から前記許諾情報を取得する第1ステップと、
    前記電気錠制御装置が、前記第1ステップにおいて前記第2媒体から取得した前記更新コマンドを、前記第1ステップにおいて前記第3媒体から取得した前記許諾情報に基づいて実行し、前記対応関係を更新する第2ステップと、
    前記電気錠制御装置が、前記第1媒体から前記認証情報を取得する第3ステップと、
    前記電気錠制御装置が、前記第3ステップにおいて前記第1媒体から取得した前記認証情報に基づいて利用者を認証し、当該利用者に対応する前記収納庫の電気錠の施解錠を制御する第4ステップと、
    前記電気錠制御装置が、前記第1ステップにおいて、複数の前記第3媒体から前記許諾情報を取得した場合に、前記第2媒体から取得した前記更新コマンドを実行し、前記対応関係を更新する第5ステップと、
    を含む電気錠制御方法。
  6. 収納庫と、前記収納庫の電気錠を制御する電気錠制御装置と、前記収納庫の利用者を認証する認証情報を記憶する第1媒体と、前記第1媒体と前記収納庫との対応関係を更新する更新コマンドを記憶する第2媒体と、前記更新コマンドの実行の許諾に係る許諾情報を記憶する第3媒体と、を備える収納システムにおいて、
    前記電気錠制御装置が、前記第2媒体から前記更新コマンドを取得し、前記第3媒体から前記許諾情報を取得する第1ステップと、
    前記電気錠制御装置が、前記第1ステップにおいて前記第2媒体から取得した前記更新コマンドを、前記第1ステップにおいて前記第3媒体から取得した前記許諾情報に基づいて実行し、前記対応関係を更新する第2ステップと、
    前記電気錠制御装置が、前記第1媒体から前記認証情報を取得する第3ステップと、
    前記電気錠制御装置が、前記第3ステップにおいて前記第1媒体から取得した前記認証情報に基づいて利用者を認証し、当該利用者に対応する前記収納庫の電気錠の施解錠を制御する第4ステップと、
    前記電気錠制御装置が、前記第1ステップにおいて前記第2媒体から取得した前記更新コマンドを、前記第3媒体から取得した前記許諾情報に基づいて実行し、複数の前記対応関係を更新する第5ステップを含む、
    電気錠制御方法。
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