JP6701068B2 - 電気錠制御装置及び収納システム - Google Patents

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本発明は、電気錠制御装置及び収納システムに関する。
従来、複数の利用者に対して個別に収納庫を割り当てる収納システムにおいて、収納庫の扉の施錠、開錠を制御する電気錠制御装置が知られている。例えば、特許文献1には、決済及び認証機能付きカードを認証媒体とする電子ロッカーと、該電子ロッカーの認証情報を格納し、前記電子ロッカーと通信可能に接続されたサーバとを有し、前記決済及び認証機能付きカードを特定するカードIDを前記電子ロッカーの認証情報として使用することを特徴とする決済及び認証機能付きカード連動型電子ロッカーシステムが開示されている。
特開2005−157738号公報
ところで、プライベートボックスの利用態様によっては、認証媒体を使用してセキュリティが高められた収納庫と、認証媒体を使用せずに自由に開閉可能な収納庫とを用途等に応じて混在させて、セキュリティと利便性とを両立させることが求められる場合がある。この場合には、認証媒体を使用した施錠及び開錠が可能な状態と、認証媒体を使用しない施錠及び開錠が可能な状態とを容易に切り替えることができるようにすることが望ましい。
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであって、認証媒体を使用した施錠及び開錠が可能な状態と、認証媒体を使用しない施錠及び開錠が可能な状態とを容易に切り替えることができる電気錠制御装置及び収納システムを提供することを目的とする。
本発明の一態様は、複数の収納庫の開口を塞ぐ扉の施錠及び開錠を制御する電気錠制御装置であって、複数の前記収納庫のうちの1つを特定する所定の第一アドレスが記憶された媒体と、前記媒体に記憶された前記第一アドレスを前記媒体から読み出す読み出し装置と、前記読み出し装置に接続され、前記読み出し装置を通じて前記第一アドレスを取得して出力する制御部と、前記制御部から出力された前記第一アドレスを宛先とする所定の第一開錠信号を出力可能な親機と、前記収納庫に配された電気錠を含み前記第一アドレスが設定され前記親機と通信可能な子機と、を備え、前記子機は、前記収納庫に配され、前記扉の開閉により押圧されることでオンとなり第二開錠信号を発生させる開錠感知スイッチと、前記第一開錠信号または前記第二開錠信号を受信した場合に前記電気錠が開錠状態となるように前記電気錠を動作させる電気錠制御部と、前記開錠感知スイッチと前記電気錠制御部との間に介在され、前記電気錠制御部における前記第二開錠信号の受信可否を切り替えるモード切替スイッチと、を備える電気錠制御装置である。
前記開錠感知スイッチは、前記扉の開閉方向にほぼ沿って進退するボタン部と、前記扉が開く方向へ前記ボタン部を付勢する付勢部材と、前記扉が閉じる方向へ前記ボタン部が押されたときにオンとなる接点部と、を有し、前記電気錠は、前記扉を係止するラッチと、前記第一開錠信号または前記第二開錠信号に基づいて前記扉の係止が解除されるように前記ラッチを移動させる駆動部と、を有し、前記ラッチが前記扉を係止している状態で前記付勢部材が前記ボタン部を介して前記扉を付勢することによって前記扉を所定の位置に保持可能となっていてもよい。
前記電気錠制御部は、前記第二開錠信号が所定時間未満生じている場合には前記電気錠を施錠状態に維持し、前記第二開錠信号が所定時間以上継続して生じている場合に前記電気錠を開錠状態としてもよい。
前記モード切替スイッチは、前記収納庫の前記開口の周縁部近傍において、閉状態にある前記扉によって隠される位置に配置されていてもよい。
上記態様の電気錠制御装置は、前記親機に接続され前記媒体に対して前記第一アドレスの記憶及び消去をする媒体登録装置をさらに備えていてもよい。
上記態様の電気錠制御装置は、前記第一アドレスに加えて所定の第二アドレスが記憶されたグループカードと、前記親機に接続され前記グループカードに対して前記第二アドレスの記憶及び消去をする媒体登録装置と、をさらに備え、前記第二アドレスは、複数の前記子機に個別に設定された複数の前記第一アドレスのうちの最小値及び最大値を含み、前記媒体登録装置は、前記第二アドレスを読み込んだ場合に、前記媒体に対する前記第一アドレスの記憶及び消去の操作を前記最小値から前記最大値までの範囲に含まれる前記第一アドレスに制限してもよい。
本発明の別の態様は、上記態様の電気錠制御装置と、前記子機が配された複数の前記収納庫と、前記収納庫の前記開口を個別に塞ぎ前記収納庫に対して開閉動作可能であり前記収納庫の数に対応して設けられた複数の前記扉と、を備えた収納システムである。
本発明によれば、認証媒体を使用した施錠及び開錠が可能な状態と、認証媒体を使用しない施錠及び開錠が可能な状態とを容易に切り替えることができる。
本発明の実施形態の収納システムを示す斜視図である。 収納システムの電気錠制御装置のブロック図である。 電気錠制御装置のカードのブロック図である。 電気錠制御装置のカード登録装置の模式図である。 電気錠制御装置の子機のブロック図である。 子機に設定される個別アドレスの例を示す表である。 収納システムの子機と扉との位置関係を示す模式図である。 収納システムの子機と扉との位置関係を示す模式図である。 電気錠制御装置の動作を示すシーケンスチャートである。 本発明の第2実施形態の収納システムの電気錠制御装置においてグループカードに記憶される情報を示す表である。
(第1実施形態)
本発明の第1実施形態について説明する。
図1は、本実施形態に係る収納システム1の斜視図である。
収納システム1は、複数の収納庫10−1、10−2、…、10−N(Nは正の整数)と、各収納庫10−1、10−2、…、10−Nに個別に設けられた扉11−1、11−2、…、11−N(Nは正の整数)とを備える。
図1に示す例では、収納庫10−1、10−2、…、10−Nが、上下2段に並べて配置されている。以下では、収納庫10−1、10−2、…10−Nを特に区別しない場合、収納庫10と称し、扉11−1、11−2、…、11−Nを特に区別しない場合、扉11と称する。扉11は、ヒンジ12(図7参照)を軸として収納庫10に対して開閉動作可能である。
また、収納システム1は、電気錠制御装置110を備え、ユーザは、電気錠制御装置110により各収納庫10の扉11の開閉を制限することができる。
図2は、電気錠制御装置110の構成を示すブロック図である。
電気錠制御装置110は、カード30と、カード読み取り装置40と、制御部50と、電源部60と、親機70と、複数の子機80-1、80−2、…、80−N(Nは正の整数)と、カード登録装置100と、を備える。以下では、複数の子機80-1、80−2、…、80−Nを特に区別しない場合、子機80と称する。また、本実施形態の電気錠制御装置110は、親機70及び子機80を管理するために、上記のカード30と同様の構成の管理者用カード30Aを有している。
カード30は、電気錠制御装置110における施錠及び開錠を行う場合の認証用媒体として利用されるカードである。カード30は、たとえば、近距離無線通信カードからなる。
図3は、カード30の構成を示すブロック図である。
カード30は、カード通信部31と、カード記憶部32とを備える。カード通信部31と、カード記憶部32とは、例えば、RFIDタグにより実装されてよい。
カード通信部31は、カード読み取り装置40と通信を行い、カード読み取り装置40との間で各種情報を送受信する。
カード記憶部32は、例えば、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)等を備える。また、カード記憶部32は、EEPROM(Electrically Erasable Programmable Read Only Memory)、フラッシュメモリ等を備えてもよい。カード記憶部32には、カード30に対応する子機80を特定するための個別アドレス(第一アドレス)が記憶されている。後述するカード登録装置100を用いることによって、カード記憶部32に個別アドレスを記憶させることができる。
管理者用カード30Aのカード記憶部32Aには、カード登録装置100が配された収納庫10の子機80に設定された個別アドレスが記憶されている。
カード読み取り装置40は、電源部60からの電力によって動作する。カード読み取り装置40は、例えば、RFIDタグリーダー等を備え、ユーザにより提示されたカード30や、管理者により提示された管理者用カード30Aを検出する。カード読み取り装置40は、検出したカード30,30Aと通信し、カード記憶部32に記憶された個別アドレスをカード30,30Aから取得する取得部として機能する。
制御部50は、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)等の集積回路を備え、電源部60からの電力によって動作する。制御部50は、複数の子機80に設定された個別アドレスを子機80から取得して記憶している。
制御部50は、カード読み取り装置40が個別アドレスをカード30から取得すると、取得したカード30の個別アドレスと制御部50に記憶された個別アドレスとの対応関係の有無を照合する。カード30の個別アドレスに対応する個別アドレスが制御部50に記憶されている場合には、制御部50は、カード30に対応する子機80が存在すると判定し、カード30から読み取った個別アドレスを親機70へ出力する。
また、制御部50は、カード読み取り装置40が個別アドレスを管理者用カード30Aから取得すると、取得した管理者用カード30Aの個別アドレスと制御部50に記憶された個別アドレスとの対応関係の有無を照合する。管理者用カード30Aの個別アドレスに対応する個別アドレスが制御部50に記憶されている場合には、制御部50は、個別アドレスを親機70へ出力する。管理者用カード30Aに記憶された個別アドレスに対応する子機80が配される収納庫は、他の収納庫10と異なり、収納庫の内部にカード登録装置100が配された収納庫である。
親機70は、制御部50から親機70へ出力された個別アドレスを宛先として、子機80を開錠状態とするための第一開錠信号を子機80へ出力する。
親機70と子機80とは、RS−485規格に準拠した通信を行うように電気的に接続されている。複数の子機80は、親機70にデイジーチェーン接続されている。
子機80は、電気錠である錠部83と、アドレス設定部85と、子機制御部86と、開錠感知スイッチ87と、モード切替スイッチ91とを備える。
錠部83は、扉11に固定されたストライカ83cを係止可能なラッチ83aと、ラッチ83aを動作させるモータ83b等の駆動部とを備えた電気錠である。モータ83bには、モータ83bの回転位置を検知するためのモータ回転位置スイッチ(不図示)が取り付けられている。また、錠部83は、ラッチ83aのフック部の位置を検知するためのフック施錠位置スイッチ(不図示)を有している。錠部83は、子機制御部86からの命令に応じて扉11の施錠及び開錠を実行する。
アドレス設定部85は、自装置の個別アドレスを設定する。アドレス設定部85は、例えば、ロータリースイッチ、ディップスイッチ、ジャンパーピン等のハードウェアモジュールを、任意の数備える。収納システム1の管理者は、これらモジュールの設定を変更することにより、任意のアドレスを子機80に設定することができる。
ここで、図6を参照して、アドレスの設定例について説明する。図6は、2つの10進ロータリースイッチ「10SW1」、「10SW2」を用いたアドレスの設定例を示す。
図6に示す例では、100個の収納庫10に対して、「00」〜「99」のアドレス(図6における「BOXアドレス」)が割り当てられている。そして、各ボックスアドレスの10の位がロータリースイッチ「10SW2」の値により示され、各ボックスアドレスの1の位がロータリースイッチ「10SW1」の値により示されている。図6に示すアドレスの設定例は、一例であり、任意の数のロータリースイッチ、ディップスイッチ、ジャンパーピン等のハードウェアモジュールを用いてアドレスを設定してよい。
「00」〜「99」のアドレスのうちの1つ(本実施形態では例えば「00」)は、カード登録装置100が配された収納庫の子機80に設定される。
子機制御部86は、錠部83の動作を制御する電気錠制御部として機能する。具体的には、 子機制御部86は、親機70から出力される第一開錠信号が自装置宛てであるか否かを判定し、自装置宛ての第一開錠信号であった場合に、錠部83を開錠状態とする。
さらに、子機制御部86は、第一開錠信号の有無によらず錠部83を開錠状態とするための第二開錠信号を発生させることができる。子機制御部86は、後述するモード切替スイッチ91がオン且つ後述する開錠感知スイッチ87がオンであることが所定時間以上継続した場合に第二開錠信号を発生させる。たとえば、子機制御部86は、開錠感知スイッチ87のオン時間を計測するタイマ回路を有している。
図5、図7、及び図8に示すように、開錠感知スイッチ87は、収納庫10に配され、扉11の開閉動作により押圧されることでオンとなり第二開錠信号を発生させるためのスイッチである。第二開錠信号は、第一開錠信号の有無に関わらず錠部83を開錠状態とするための信号である。開錠感知スイッチ87は、子機制御部86に接続されている。
開錠感知スイッチ87は、収納庫10の開口の周縁部(本実施形態では収納庫10の上辺部10a)から扉11側へ突出する棒状のボタン部88と、ボタン部88によって押圧されることによってオンとオフが切り替わる接点部89と、接点部89がオフとなる方向にボタン部88を付勢する付勢部材90とを有している。
ボタン部88は、閉状態にある扉11が開き始める方向にほぼ沿って進退するように支持されている。
付勢部材90がボタン部88を付勢する方向は、閉状態にある扉11が開く方向にほぼ沿っている。図7に示すように、閉状態にある扉11に対して錠部83が施錠状態となっているときには、扉11が開く方向へ付勢部材90がボタン部88を介して扉11を押圧し、且つ、錠部83のラッチ83aが扉11に配されたストライカ83cを係止して扉11が開かないように保持する。これにより、扉11が閉状態で施錠されている場合には、収納庫10の開口と扉11との距離が一定の状態で維持される。
図8に示すように、付勢部材90による付勢力に抗して扉11が閉じる方向へ押されることによって、ボタン部88が扉11によって押し込まれる。ボタン部88が扉11によって押し込まれると、接点部89はオン状態となり、第二開錠信号を発生させる。
モード切替スイッチ91は、開錠感知スイッチ87と子機制御部86との間に介在され、子機制御部86における第二開錠信号の発生可否を切り替える。たとえば、モード切替スイッチ91は、開錠感知スイッチ87と子機制御部86とを繋ぐ配線に介在されている。モード切替スイッチ91がオフとなっている場合には、開錠感知スイッチ87のオン及びオフの状態に関わらず、第二開錠信号は発生しない。モード切替スイッチ91がオンとなっている場合には、開錠感知スイッチ87のオンにより第二開錠信号が発生する。
図4は、カード登録装置100の模式図である。
カード登録装置100は、複数の収納庫10のうちの1つの収納庫(例えば図1に符号10−Xで示す)に配されている。カード登録装置100が配された収納庫10には、他の収納庫10と同様に子機80が配されている。カード登録装置100が配された収納庫10の子機80の個別アドレスは、例えば「00」などの所定の値に設定される。
図2及び図4に示すように、カード登録装置100は、キーパッド101と、表示部102と、カード読み書き部103とを備えている。
キーパッド101は、0から9までの数字キーと、確定キーと、キャンセルキーとを有している。キーパッド101の数字キーを用いて、管理者は、カード30と対応付ける収納庫10の子機80の個別アドレスを入力することができる。キーパッド101を用いて入力された個別アドレスは、表示部102に表示される。表示部102は、例えば数値を表示可能な7セグメントディスプレイである。
カード読み書き部は、カード30に対して、キーパッド101を用いて入力した個別アドレスを送信し、カード記憶部32に個別アドレスを記憶させる。また、カード読み書き部は、カード30に記憶された個別アドレスを取得して表示部102に表示させる。
カード登録装置100の使用時には、まず、カード読み書き部にカード30を提示する。カード読み書き部は、カード記憶部32に個別アドレスが記憶されている場合には、カード記憶部32から個別アドレスを読み込んで表示部102へ出力する。これにより、提示したカード30がどの収納庫10に対応しているかを知ることができる。また、収納システム1の管理者等がキーパッド101を用いて、カード記憶部32に記憶された個別アドレスの消去をすることもできる。また、キーパッド101の数字キーを用いて管理者が入力した個別アドレスをカード記憶部32に記憶させることができる。これにより、カード登録装置100を用いて、収納庫10とカード30との対応付けの操作をすることができる。
収納システム1の作用について説明する。
本実施形態の収納システム1は、カード30を使用して収納庫10の扉11の開錠をすることができる第一のモードと、カード30を使用せずに収納庫10の扉11の開錠をすることができる第二のモードとを切り替えて使用することができる。第一のモードと第二のモードとは、モード切替スイッチ91を切り替える操作によって、収納庫10毎に個別に設定することができる。
(第一のモード:カードを使用した開錠)
まず、モード切替スイッチ91がオフとなっている状態における収納システム1の作用について説明する。モード切替スイッチ91がオフとなっている状態では、収納庫10に配された錠部83を開錠するためには、カード30が必要である。錠部83を開錠して扉11を開く場合において、ユーザは、カード30をカード読み取り装置40に提示する。ユーザがカード30をカード読み取り装置40に提示すると、電気錠制御装置110は、カード30に対応する収納庫10の扉11が開くように開錠制御を行う。
一例として、本実施形態の電気錠制御装置110の動作について説明する。
図9は、電気錠制御装置110による処理の流れの一例を示すシーケンスチャートである。
(ステップS100)
電気錠制御装置110のカード読み取り装置40は、カード30を検出したか否かを判定する。カード読み取り装置40がカード30を検出した場合(ステップS100;YES)、電気錠制御装置110は、ステップS102に処理を進める。カード30を検出していない場合(ステップS100;NO)、電気錠制御装置110は、ステップS100に処理を戻す。
(ステップS102)
電気錠制御装置110のカード読み取り装置40は、カード30から個別アドレスを取得する。その後、電気錠制御装置110は、ステップS104に処理を進める。
(ステップS104)
電気錠制御装置110の制御部50は、カード30から取得した個別アドレスに対応付けられた子機80が存在するか否かを判定する。カード30から取得した個別アドレスに対応付けられた子機80が存在する場合(ステップS104;YES)、電気錠制御装置110は、カード30から取得した個別アドレスを制御部50から親機70へ出力し、ステップS106に処理を進める。カード30から取得した個別アドレスに対応付けられた子機80が存在しない場合(ステップS104;NO)、電気錠制御装置110は、エラーメッセージを出力してステップS100に処理を戻す。
(ステップS106)
親機70は、制御部50から出力された個別アドレスを宛先として、第一開錠信号を子機80へ出力する。その後、電気錠制御装置110は、ステップS100へ処理を戻す。なお、管理者用カード30Aがカード読み取り装置40に提示された場合には、制御部50から出力される個別アドレスは、カード登録装置100が配された収納庫10の子機80の個別アドレスである。
次に、子機80の動作について説明する。
(ステップS200)
子機80は、ラッチ83aの位置が係止位置にあるか否かを判定するために、モータ回転位置スイッチがオンであるか否かを判定する。モータ回転位置スイッチがオンである場合(ステップS200;YES)、子機80はステップS204へ処理を進める。モータ回転位置スイッチがオンでない場合(ステップS200;NO)、子機80はステップS202へ処理を進める。
(ステップS202)
子機80は、第一開錠信号及び第二開錠信号が発生していない場合には錠部83のラッチ83aがストライカ83cを係止する位置となるように、子機制御部86による制御に従って、ラッチ83aを移動させる。
(ステップS204)
子機80のモード切替スイッチ91がオフである場合(ステップS204;YES)、子機80は、カード30を使用して扉11を開錠する第一のモードで動作しており、第一開錠信号の受信待ちとなる。なお、子機80のモード切替スイッチ91がオンである場合(ステップS204;NO)、子機80は、カード30を使用しないで扉11を開錠できる第二のモード(後述するステップS216からステップS224まで参照)で動作している。
(ステップS206)
親機70が送信した第一開錠信号は、親機70に接続されたすべての子機80に届く。子機80は、親機70が送信した第一開錠信号の宛先となる個別アドレス(宛先アドレス)が自装置の個別アドレスと一致するか否かを判定する。宛先アドレスが自装置の個別アドレスと一致する場合(ステップS206;YES)、この子機80は第一開錠信号を受信し、ステップS208に処理を進める。宛先アドレスが自装置の個別アドレスと一致しない場合(ステップS206;NO)、子機80は、ステップS206に処理を戻して第一開錠信号の受信待ちとなる。
(ステップS208)
第一開錠信号を受信した子機80は、錠部83が開錠されているか否かを判定するために、フック施錠位置スイッチがオンであるか否かを判定する。フック施錠位置スイッチがオンである場合(ステップS208;YES)、子機80はステップS210へ処理を進める。フック施錠位置スイッチがオンでない場合(ステップS208;NO)、この子機80の錠部83はすでに開錠状態にあるので、ステップS206へ処理を戻して第一開錠信号の受信待ちとなる。
(ステップS210)
子機80の子機制御部86は、錠部83のラッチ83aを移動させるための駆動部のモータを駆動させて、ラッチ83aによるストライカ83cの係止を解消する。その後、子機80は、処理をステップS212へ進める。
(ステップS212)
子機制御部86は、ラッチ83aの位置が開錠位置にあるか否かを判定するために、モータ回転位置スイッチがオンであるか否かを判定する。モータ回転位置スイッチがオンである場合(ステップS212;YES)、子機80はステップS214へ処理を進める。モータ回転位置スイッチがオンでない場合(ステップS212;NO)、子機80はステップS210へ処理を戻してモータの駆動を継続する。ラッチ83aとストライカ83cとの係止状態が解消されると、付勢部材90の付勢力によってボタン部88が扉11を僅かに開方向へ移動させる。これにより、扉11が開くようになる。
(ステップS214)
子機制御部86は、ラッチ83aの位置が開錠位置となるまでラッチ83aがモータ83bにより動かされた後、モータ83bの駆動を停止する。その後、子機80は、ステップS206へ処理を戻して第一開錠信号の受信待ちとなる。
上記の各ステップにおける制御によって、本実施形態の収納システム1は、カード30に対応した収納庫10の扉11の施錠及び開錠を電気錠制御装置110によって制御することができる。
(第二のモード:カードを使用しない開錠)
次に、モード切替スイッチ91がオンとなっている状態における収納システム1の作用について説明する。
モード切替スイッチ91がオンとなっている状態では、収納庫10に配された錠部83を開錠するためには、カード30は不要である。錠部83を開錠して扉11を開く場合において、ユーザは、閉状態にある扉11を押し込む。ユーザが扉11を押し込むことによって、開錠感知スイッチ87のボタン部88が扉11に押されて接点部89がオン状態となる。これにより、子機制御部86において第二開錠信号が発生する。
(ステップS216)
子機制御部86は、第二開錠信号の発生開始からの継続時間を計測する。たとえば、子機制御部86は、第二開錠信号が1秒以上継続した場合(ステップS216;YES)、ステップS218へ処理を進める。子機制御部86は、第二開錠信号が1秒以上継続しなかった場合(ステップS216;NO)、ステップS216へ処理を戻す。
(ステップS218)
所定時間を超える第二開錠信号が発生した場合には、子機制御部86は、第一開錠信号の有無に関わらず錠部83を開錠状態とする。この場合、子機制御部86は、まず、錠部83が開錠されているか否かを判定するために、フック施錠位置スイッチがオンであるか否かを判定する。フック施錠位置スイッチがオンである場合(ステップS218;YES)、子機80はステップS220へ処理を進める。フック施錠位置スイッチがオンでない場合(ステップS218;NO)、この子機80の錠部83はすでに開錠状態にあるので、ステップS216へ処理を戻して所定時間を超える第二開錠信号の発生待ちとなる。
(ステップS220)
子機80の子機制御部86は、錠部83のラッチ83aを移動させるための駆動部のモータを駆動させて、ラッチ83aによるストライカ83cの係止を解消する。その後、子機80は、処理をステップS222へ進める。
(ステップS222)
子機制御部86は、ラッチ83aの位置が開錠位置にあるか否かを判定するために、モータ回転位置スイッチがオンであるか否かを判定する。モータ回転位置スイッチがオンである場合(ステップS222;YES)、子機80はステップS224へ処理を進める。モータ回転位置スイッチがオンでない場合(ステップS222;NO)、子機80はステップS220へ処理を戻してモータの駆動を継続する。ラッチ83aとストライカ83cとの係止状態が解消されると、付勢部材90の付勢力によってボタン部88が扉11を僅かに開方向へ移動させる。これにより、扉11が開くようになる。
(ステップS224)
子機制御部86は、ラッチ83aの位置が開錠位置となるまでラッチ83aがモータ83bにより動かされた後、モータ83bの駆動を停止する。その後、子機80は、ステップS216へ処理を戻して所定時間を超える第二開錠信号の発生待ちとなる。
上記の各ステップにおける制御によって、本実施形態の収納システム1は、ユーザが選択した収納庫10の扉11をカード30を用いずに開錠することができる。
以上に説明したように、本実施形態の収納システム1及び電気錠制御装置110によれば、認証用の媒体(カード30)を用いた場合にのみそのカード30に対応する収納庫10の扉11を開錠する第一のモードと、認証用の媒体を用いることなく収納庫10の扉11を開錠する第二のモードとを、各収納庫10毎に個別に、且つ容易に設定することができる。
また、各収納庫10に配された子機80にモード切替スイッチ91がそれぞれ設けられているので、収納システム1を設置する際における配線作業や、収納システム1の設置後に収納庫10を増設する場合における配線作業が容易である。
また、本実施形態では、扉11が閉状態で施錠されているときには、扉11を開錠感知スイッチ87のボタン部88が押圧して扉11を保持しているので、閉状態にある扉11のぐらつきが抑えられるとともに、複数の扉11の位置調整が容易である。
(第2実施形態)
本発明の第2実施形態について説明する。
本実施形態の収納システムは、複数の収納庫を1つ以上のグループに分けて管理することができる。
本実施形態の収納システム1Aは、第1実施形態の制御部50とは構成が異なる制御部50Aと、第1実施形態のカード登録装置100とは構成が異なるカード登録装置100Aとを備えている(図2参照)。
さらに、本実施形態の収納システム1Aの電気錠制御装置110Aは、1つのグループに含まれる1以上の収納庫10の開錠及び施錠を管理するためのグループカード30Bを、上記第1実施形態に開示されたカード30及び管理者用カード30Aに加えて有している。
グループカード30Bは、第1実施形態に開示されたカード30と同様の構成を有している。グループカード30Bのカード記憶部32Bには、図10に示すように、カード登録装置100Aが配された収納庫10の子機80の個別アドレス(第一アドレス)と、グループに含まれる1以上の収納庫10の子機80の個別アドレスを特定するための開始アドレス及び終了アドレス(第二アドレス)が記憶されている。開始アドレスは、グループを構成する収納庫10の子機80の個別アドレスの最小値である。終了アドレスは、グループを構成する収納庫10の子機80の個別アドレスの最大値である。これにより、本実施形態では、開始アドレスから終了アドレスまでの範囲に含まれる個別アドレスが設定された子機80を1つのグループとして管理することができる。
例えば図10に示す例では、「00」から「99」までの個別アドレスが設定された収納庫10について、「01」から「99」までをm個のグループに分けて、1番目のグループカードからm番目のグループカードに開始アドレス及び終了アドレスが記憶されている。また、図10に示す例では、「00」はすべてのグループカードにおける個別アドレスとして設定されており、グループカードを用いて、カード登録装置100Aが収容された収納庫10の扉11の開錠をすることができる。
グループカード30Bに記憶される個別アドレス、開始アドレス、及び終了アドレスは、管理者用カード30Aを用いてカード登録装置100Aを操作することによって、グループカード30Bのカード記憶部32Bに記憶させることができる。
カード登録装置100Aは、カード30のカード記憶部32に対して読み書きや消去などが可能な個別アドレスを、グループカード30Bのカード記憶部32Bに記憶された開始アドレスから終了アドレスまでの範囲に制限する。
例えば、あるグループカード30Bにおいて開始アドレスが「01」であり終了アドレスが「10」である場合には、カード登録装置100Aにこのグループカード30Bを提示すると、01から10までの個別アドレスについて、カード30のカード記憶部32に個別アドレスを記憶させたり、カード記憶部32から個別アドレスを消去したりすることができる。開始アドレスから終了アドレスまでの範囲に含まれない個別アドレスについては、このグループカード30Bでは個別アドレスの記憶及び消去ができないようになっている。
本実施形態の収納システム1Aの作用について説明する。
本実施形態の収納システム1Aでは、カード30及び管理者用カード30Aを用いて第1実施形態と同様の操作をすることができる。さらに、本実施形態の収納システム1Aでは、グループカード30Bをカード読み取り装置40に提示すると、カード登録装置100Aが収納された収納庫10の扉11が開き、カード登録装置100Aを操作できるようになる。
本実施形態では、カード登録装置100Aを用いて、グループカード30Bのカード記憶部32Bに記憶された開始アドレスから終了アドレスまでの範囲内において、収納庫10とカード30との対応付けの操作をすることができる。
本実施形態の収納システム1Aの管理は、収納システム1Aの全ての収納庫10に対する管理権限を有する共通管理者と、収納システム1Aの全ての収納庫10のうち共通管理者によって割り当てられた1以上の収納庫10に対する管理権限を有するグループ管理者によって行われる。
たとえば、本実施形態では、収納システム1Aの全体を管理する共通管理者が管理者用カード30Aを用いて複数の子機80のグループ分けを行う。グループ分けは、複数の子機80の個別アドレスのなかから、最小値である開始アドレスと、最大値である終了アドレスとをキーパッド101を用いて指定することによって行われる。キーパッド101を用いて指定された開始アドレス及び終了アドレスは、グループカード30Bのカード記憶部32Bに記憶される。
共通管理者によって割り当てられた1以上の収納庫10を含むグループを管理するグループ管理者は、グループカード30Bを用いて、グループカード30Bに対応付けられた子機80と、カード30との対応付けを行う。これにより、グループカード30Bのカード記憶部32Bに記憶された開始アドレスから終了アドレスまでの範囲内の個別アドレスがカード30のカード記憶部32に記憶される。また、必要に応じて、個別アドレスがすでに記憶されたカード30について、個別アドレスが開始アドレスから終了アドレスまでの範囲内にあれば、個別アドレスの削除や上書きをすることができる。
本実施形態の収納システム1Aは、上記の第1実施形態と同様の効果を奏する。さらに、本実施形態の収納システム1Aにおいて、1つのグループカード30Bによって管理可能な子機80は、管理者用カード30Aを用いてグループカード30Bに対応付けされた収納庫10の子機80に限られる。このため、本実施形態の収納システム1Aは、1つのグループ内における子機80の管理の自由度が高く、且つ、グループ同士の独立性を高く維持することができる。
(変形例)
上記の第2実施形態の変形例について説明する。
本変形例の収納システム1Bは、上記の第1,2実施形態に開示されたカード読み取り装置40とは異なるカード読み取り装置40B(図2参照)を有している。
カード読み取り装置40Bは、キーパッドと、表示部と、カード読み取り部とを有している。カード読み取り装置40Bのキーパッド及び表示部は、第1実施形態のカード登録装置100のキーパッド101及び表示部102と同様の構成を有していてよい。
カード読み取り装置40Bにカード30が提示されると、カード読み取り装置40Bは、第1実施形態と同様に個別アドレスをカード30から読み出して制御部50へ出力する。
カード読み取り装置40Bに管理者用カード30Aが提示されると、カード読み取り装置40Bは、カード読み取り装置40Bに入力された個別アドレス、あるいは全ての個別アドレスを示すワイルドカードを、制御部50へ出力する。制御部50は、制御部50へ出力された個別アドレスに対応する子機80が存在する場合には第1実施形態と同様に個別アドレスを親機70へ出力する。また、制御部50は、制御部50へワイルドカードが出力された場合には、制御部50に記憶されたすべての個別アドレスを順次親機70へ出力する。
カード読み取り装置40Bにグループカード30Bが提示されると、カード読み取り装置40Bは、カード読み取り装置40Bに入力された個別アドレスのうち開始アドレスから終了アドレスまでの範囲内にある個別アドレス、あるいはグループカード30Bに記憶された開始アドレス及び終了アドレスを、制御部50へ出力する。カード読み取り装置40Bは、開始アドレスから終了アドレスまでの範囲外の個別アドレスがカード読み取り装置40Bに入力された場合には、エラーと判定して個別アドレスの再入力を促す。制御部50は、制御部50へ出力された個別アドレスに対応する子機80が存在する場合には第1実施形態と同様に個別アドレスを親機70へ出力する。また、制御部50は、制御部50へ開始アドレス及び終了アドレスが出力された場合には、制御部50に記憶されたすべての個別アドレスのうち、開始アドレスから終了アドレスまでの範囲の個別アドレスを順次親機70へ出力する。
本変形例では、管理者用カード30A又はグループカード30Bを用いて、複数の収納庫10のうちの任意の1つ以上の収納庫10の扉11を開錠状態とすることができる。
以上、本発明の実施形態について図面を参照して詳述したが、具体的な構成はこの実施形態に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲の設計変更等も含まれる。
たとえば、認証用媒体は、例えば、2次元バーコードが印刷されたカードや、磁気カード等であってもよい。また、認証用媒体は、カードでなくてもよく、例えば、紙などの非印刷媒体やスマートフォン等の電子機器であってもよい。また、収納庫を利用する人の指紋や静脈パターンを上記実施形態のカードに代わる認証用媒体として使用することによって、上記実施形態の収納システムが生体認証により扉の施錠及び開錠を制御できるようになっていてもよい。
1,1A,1B 収納システム
10 収納庫
11 扉
12 ヒンジ
30 カード
30A 管理者用カード
30B グループカード
31 カード通信部
32,32A,32B カード記憶部
40,40B カード読み取り装置
50,50A 制御部
60 電源部
70 親機
80 子機
83 錠部
83a ラッチ
83b モータ
83c ストライカ
85 アドレス設定部
86 子機制御部
87 開錠感知スイッチ
88 ボタン部
89 接点部
90 付勢部材
91 モード切替スイッチ
100,100A カード登録装置
101 キーパッド
102 表示部
103 カード読み書き部
110,110A 電気錠制御装置

Claims (7)

  1. 複数の収納庫の開口を塞ぐ扉の施錠及び開錠を制御する電気錠制御装置であって、
    複数の前記収納庫のうちの1つを特定する所定の第一アドレスが記憶された媒体と、
    前記媒体に記憶された前記第一アドレスを前記媒体から読み出す読み出し装置と、
    前記読み出し装置に接続され、前記読み出し装置を通じて前記第一アドレスを取得して出力する制御部と、
    前記制御部から出力された前記第一アドレスを宛先とする所定の第一開錠信号を出力可能な親機と、
    前記収納庫に配された電気錠を含み前記第一アドレスが設定され前記親機と通信可能な子機と、
    を備え、
    前記子機は、
    前記収納庫に配され、前記扉の開閉により押圧されることでオンとなり第二開錠信号を発生させる開錠感知スイッチと、
    前記第一開錠信号または前記第二開錠信号を受信した場合に前記電気錠が開錠状態となるように前記電気錠を動作させる電気錠制御部と、
    前記開錠感知スイッチと前記電気錠制御部との間に介在され、前記電気錠制御部における前記第二開錠信号の受信可否を切り替えるモード切替スイッチと、
    を備える電気錠制御装置。
  2. 前記開錠感知スイッチは、
    前記扉の開閉方向にほぼ沿って進退するボタン部と、
    前記扉が開く方向へ前記ボタン部を付勢する付勢部材と、
    前記扉が閉じる方向へ前記ボタン部が押されたときにオンとなる接点部と、
    を有し、
    前記電気錠は、
    前記扉を係止するラッチと、
    前記第一開錠信号または前記第二開錠信号に基づいて前記扉の係止が解除されるように前記ラッチを移動させる駆動部と、
    を有し、
    前記ラッチが前記扉を係止している状態で前記付勢部材が前記ボタン部を介して前記扉を付勢することによって前記扉を所定の位置に保持可能となる
    請求項1に記載の電気錠制御装置。
  3. 前記電気錠制御部は、前記第二開錠信号が所定時間未満生じている場合には前記電気錠を施錠状態に維持し、前記第二開錠信号が所定時間以上継続して生じている場合に前記電気錠を開錠状態とする
    請求項1に記載の電気錠制御装置。
  4. 前記モード切替スイッチは、前記収納庫の前記開口の周縁部近傍において、閉状態にある前記扉によって隠される位置に配置されている
    請求項1に記載の電気錠制御装置。
  5. 前記親機に接続され前記媒体に対して前記第一アドレスの記憶及び消去をする媒体登録装置をさらに備える
    請求項1に記載の電気錠制御装置。
  6. 前記第一アドレスに加えて所定の第二アドレスが記憶されたグループカードと、
    前記親機に接続され前記グループカードに対して前記第二アドレスの記憶及び消去をする媒体登録装置と、
    をさらに備え、
    前記第二アドレスは、複数の前記子機に個別に設定された複数の前記第一アドレスのうちの最小値及び最大値を含み、
    前記媒体登録装置は、前記第二アドレスを読み込んだ場合に、前記媒体に対する前記第一アドレスの記憶及び消去の操作を前記最小値から前記最大値までの範囲に含まれる前記第一アドレスに制限する
    請求項1に記載の電気錠制御装置。
  7. 請求項1から請求項6までのいずれか一項に記載の電気錠制御装置と、
    前記子機が配された複数の前記収納庫と、
    前記収納庫の前記開口を個別に塞ぎ前記収納庫に対して開閉動作可能であり前記収納庫の数に対応して設けられた複数の前記扉と、
    を備えた収納システム。
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