JP6744331B2 - 植物体の生長を改良するための生物刺激製剤およびその使用 - Google Patents

植物体の生長を改良するための生物刺激製剤およびその使用 Download PDF

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Description

本開示は植物生物学の分野に関する。本開示は、少なくとも1種の海藻種の液汁および液汁抽出済みパルプから得られる、植物体の生長を促進するのに有用な生物刺激剤を提供する。
植物体の生長を改良するための海藻をベースとした生物刺激剤については古くから良く知られている。海藻抽出物および懸濁液は、海藻体および海藻ミールよりも広範な用途および市場を成し遂げた。使用される海藻種はほとんど温帯性であり、より冷たい海域で生長する。いくつかの総説では、農業向けの海藻抽出物の使用についてカバーしている(Khanら、J.Plant Growth Regu.l(2009)28:386〜399;Craigieら−J Appl Phycol(2011)23:371〜393)。
生物刺激剤は現在主に褐藻から製造されているが、その種は各国間で様々である。一部については海藻体のアルカリ抽出によって製造され、溶解しないものはろ過によって除去される(例えばMaxicropおよびSeasol)。その他のものについては海藻体の微細粒子の懸濁液である(GoemillおよびKelpak 66)。Goemillについては、海藻体(Ascophyllum)を洗浄し、−25℃にて凍結し、微粒子へと粉砕し、ホモジナイズする;産物は、6〜10マイクロメーターの粒子を含むクリーム状製品であり、海藻体由来の全てのものが製品中に存する。他の化学物質を添加して、特定の用途向けに製品を改良することができる。Kelpakは1983年に初めて登場し、創始者によれば、それは熱、化学物質または脱水の使用を必要としない細胞バースト手順によってEcklonia maximaから製造されているということである。新鮮な植物体を茎(葉柄)のところで岩から裁断することによって採集し、次いでこれらを湿式粉砕装置によって漸次小粒子化する。そのような小粒子を最終的に非常に高圧下で低圧チャンバーへと送り込み、その結果、それらを剪断し崩壊させて、液体濃縮物が得られる(McHugh,D.2003.A guide to the seaweed industry 92ページ)。
米国特許第6,893,479号およびその等価物には、新鮮な紅藻Kappaphycus alvareziiを使用して、生長刺激剤として本紅藻の液汁部を使用することによる生物肥料を生産することができる、方法が概説されている。海藻体の固形部を乾燥し、カラギナンへと変換させる。固形残渣(カラギナン)を生物刺激剤として使用することを、この特許では想定していない。
米国特許出願第2010/173779(A1)号、米国特許出願公開第2011/0099898(A1)号およびその等価物には、海藻種に由来するカラギナンから得られる概20の硫酸化ガラクトース単位のオリゴカラギナンポリマーは、生長促進効果および病原体に対する防御を有することを示す、方法が概説されている。
本開示の一態様では、
a)少なくとも1種の海藻種から得られた液汁;および
b)少なくとも1種の海藻種のパルプから得られた加水分解物
を含む植物体の生長を改良するための生物刺激製剤であって、加水分解物は、液汁がパルプから抽出された後にパルプから得られる生物刺激製剤が提供される。
本開示の一態様では、
a)少なくとも1種の海藻種から得られた液汁;および
b)少なくとも1種の海藻種のパルプから得られた加水分解物
を含む生物刺激製剤を調製する方法であって、前記加水分解物は液汁がパルプから抽出された後のパルプから得られ、
i)少なくとも1種の海藻種を得るステップと;
ii)前記海藻種を加工して海藻体液汁およびパルプを得るステップであって、パルプは液汁の抽出後に得られるステップと;
iii)パルプを加水分解に付して加水分解物を得るステップであって、
前記加水分解が
(1)パルプを少なくとも1種の希釈剤で希釈して、5〜15%の範囲にある重量百分率を有する懸濁固形物を得るステップ、
(2)懸濁固形物のpHを1〜3.5の範囲に調整するステップ、
(3)一定の撹拌状態で毎分1〜5℃の速度で60℃〜140℃の範囲に温度を調整するステップ、および
(4)温度を5〜300分間保持して前記加水分解物を得るステップ
を含むステップと;
iv)加水分解物を17〜24Bxの範囲にある最終ブリックスに濃縮するステップと;
v)前記液汁および前記加水分解物を混合して生物刺激製剤を得るステップと
を含む前記方法が提供される。
本開示の一態様では、
a)
i)少なくとも1種の海藻種から得られた液汁、および
ii)少なくとも1種の海藻種のパルプから得られた加水分解物であって、液汁がパルプから抽出された後にパルプから得られる加水分解物
を含む生物刺激製剤を得るステップと、
b)前記生物刺激製剤を、種子を含む、植物体またはその一部と接触させるステップと
を含む、生長を促進するために植物体を処理する方法であって、
植物体の生長を促進する前記方法が提供される。
本開示の一態様では、
a)少なくとも1種の海藻種から得られた液汁;および
b)少なくとも1種の海藻種のパルプから得られた加水分解物
を含む生物刺激製剤であって、
加水分解物は、液汁がパルプから抽出された後のパルプから得られ
物刺激製剤が提供される。
本発明のこのようなおよびその他の特徴、態様および利点は、以下の説明および添付の特許請求の範囲を参照することにとって一層理解されよう。本概要は単純化した形態で概念の選択を紹介するために提供するものである。本概要は、クレームする主題の主要な特徴または本質的な特徴を特定することを意図するものではなく、そしてまたクレームする主題の範囲を限定するために使用することを意図するものでもない。
以下の図面は本明細書の一部を構成するものであり、本開示の態様をさらに説明するために含まれるものである。本開示は、本明細書に提示されている特定の実施形態に関する詳細な説明と組み合わせて図面を参照することにより、一層理解され得るであろう。
図1は、本開示の一実施形態による、Kappaphycus alvarezii(cottonii)のパルプから抽出された海藻体液汁の制御下加水分解から得られた加水分解物のクロマトグラムを示す図である。
図2は、本開示の一実施形態による、トウモロコシ幼植物体の根長に対する本明細書に記載の生物刺激製剤の効果に関するグラフ表示を示す図である。
図3は、本開示の一実施形態による、ホースグラムシードのシュート長さに対する本明細書に記載の生物刺激製剤の効果に関するグラフ表示を示す図である。
図4は、本開示の一実施形態による、キュウリの子葉伸展に対する本明細書に記載の生物刺激製剤の効果に関するグラフ表示を示す図である。
図5は、本開示の一実施形態による、ホースグラム発芽の根長に対する本明細書に記載の生物刺激製剤の効果に関するグラフ表示を示す図である。
図6は、本開示の一実施形態による、Eucheuma deniculatum(spinosum)のパルプから抽出された液汁の制御下加水分解から得られた加水分解物のクロマトグラムを示す図である。
当業者であれば、本開示には特に記載されたもの以外にも変形および改変があることを知っているであろう。本開示にはかかる変形および改変の全てが含まれることが理解されるべきである。本開示はまた、本明細書において言及したかまたは示したかかるステップ、特徴、組成物および化合物の全てを、個々にまたは一括して含み、ならびにかかるステップまたは特徴のいずれかまたは複数のあらゆる組合せを含むものである。
定義
便宜上、本開示をさらに説明する前に、本明細書において用いられるある特定の用語および例がここに集約されている。それらの定義は本開示の残りの部分に照らして読むべきものであり、当業者によって理解されるべきものである。本明細書において使用される用語は、当業者にとって理解かつ知られている意味を有するものであるが、便宜性と完結性のために、特定の用語およびそれらの意味について以下に述べる。
冠詞「a」、「an」および「the」は、当該冠詞の文法的対象の1または2以上を(すなわち、少なくとも1を)指すために使用される。
用語「含む(comprise)」および「含んでいる(comprising)」とは、追加の要素を含み得るという包含的、開放的趣旨、意味で使用される。これは「のみからなる」と解されるべきものではない。
本明細書の全体を通じて、文脈上他に要求されない限り、単語「含む(comprise)」ならびに「含む(comprises)」および「含んでいる(comprising)」などの変化形は、記載された要素もしくはステップまたは要素もしくはステップの群の包含を意味するもので、何ら他の要素もしくはステップまたは要素もしくはステップの群の排除を意味するものではないことが理解されよう。
用語「含む(including)」は、「含むが、それらに限定されないが(including but not limited to)」を意味するように使用される。「含む(including)および「含むが、それらに限定されないが(including but not limited to)」は同義的に使用される。
特に定義されない限り、本明細書において使用される全ての技術用語および科学用語は、本開示が属する技術分野の通常の当業者によって一般的に理解されるものと同一の意味を有する。本明細書に記載のものに類似のまたは等価のあらゆる方法および材料は本開示の実践でまたは試験する上で使用し得るが、好ましい方法および材料についてここに説明する。本明細書に記載の全ての出版物が、参照することにより本明細書に組み込まれる。
「相乗活性」を含む組成物または「相乗作用組成物」とは、個々の化合物の生物学的活性または機能活性を非線形的倍数で増大した生物学的活性または機能活性を呈する、化合物の組合せである。すなわち、試験予定の2種以上の化合物の合わせた生物学的活性または機能活性は、別々に試験された化合物の個別の効果に基づいて予測された結果よりも、著しく高い。相乗作用は、ある範囲または濃度のみにおいて明白となり得る。また、化合物の相乗作用組合せは、試験される各種の生物学的効果 − 例えば、シュート長さの長大化、根長の長大化もしくは葉の伸展または収量等に対して様々であり得る。
用語「液汁抽出済みパルプ」とは、従来方法もしくは本開示に記載の方法のいずれかまたは組合せによって、海藻体から液汁を抽出した後に残っている海藻体パルプを指す。
本開示は、本明細書に記載の特定の実施形態による範囲に限定されるものではなく、それらの実施形態は例示することのみを目的とするものである。機能的に等価である製品、組成物、および方法は、本明細書に記載の通り、明瞭に本開示の範囲内にある。
本開示の一実施形態では、
a)少なくとも1種の海藻種から得られた液汁;および
b)少なくとも1種の海藻種のパルプから得られた加水分解物
を含む植物体の生長を改良するための生物刺激製剤であって、加水分解物は、液汁がパルプから抽出された後にパルプから得られる生物刺激製剤が提供される。
本開示の一実施形態では、前記海藻種が紅藻である、本明細書に記載の生物刺激製剤が提供される。
本開示の一実施形態では、前記海藻体が、Kappaphycus striatus、Eucheuma cottonii、Eucheuma denticulatum (spinosum)、Halymenia durvillaea、Kappaphycus alvarezii、Chondrus crispus、Halymenia durvillei、Porphyra purpurea、Eucheuma denticulatum、Eucheuma isiforme、Hypnea musciformis、Solieria filiformis、Mastocarpus stellatus、Porphyra capensis、Gracillaria spおよびそれらの組合せからなる群から選択される、本明細書に記載の生物刺激製剤が提供される。
本開示の一実施形態では、前記海藻体がHalymenia durvillaeaである、本明細書に記載の生物刺激製剤が提供される。
本開示の一実施形態では、前記海藻体がKappaphycus alvareziiである、本明細書に記載の生物刺激製剤が提供される。
本開示の一実施形態では、前記海藻体がChondrus crispusである、本明細書に記載の生物刺激製剤が提供される。
本開示の一実施形態では、前記海藻体がHalymenia durvilleiである、本明細書に記載の生物刺激製剤が提供される。
本開示の一実施形態では、前記海藻体がPorphyra purpureaである、本明細書に記載の生物刺激製剤が提供される。
本開示の一実施形態では、前記海藻体がEucheuma denticulatumである、本明細書に記載の生物刺激製剤が提供される。
本開示の一実施形態では、前記海藻体がEucheuma isiformeである、本明細書に記載の生物刺激製剤が提供される。
本開示の一実施形態では、前記海藻体がHypnea musciformisである、本明細書に記載の生物刺激製剤が提供される。
本開示の一実施形態では、前記海藻体がSolieria filiformisである、本明細書に記載の生物刺激製剤が提供される。
本開示の一実施形態では、前記海藻体がMastocarpus stellatusである、本明細書に記載の生物刺激製剤が提供される。
本開示の一実施形態では、前記海藻体がPorphyra capensisである、本明細書に記載の生物刺激製剤が提供される。
本開示の一実施形態では、前記海藻体がKappaphycus striatusである、本明細書に記載の生物刺激製剤が提供される。
本開示の一実施形態では、前記海藻体がEucheuma cottoniiである、本明細書に記載の生物刺激製剤が提供される。
本開示の一実施形態では、前記海藻体がEucheuma spinosumである、本明細書に記載の生物刺激製剤が提供される。
本開示の一実施形態では、前記海藻体がEucheuma deniculatumおよびKappaphycus striatusの組合せである、本明細書に記載の生物刺激製剤が提供される。
本開示の一実施形態では、前記海藻体がKappaphycus striatus、Eucheuma cottonii、Eucheuma spinosum、Halymenia durvillaea、Kappaphycus alvarezii、Chondrus crispus、Halymenia durvillei、Porphyra purpurea、Eucheuma denticulatum、Eucheuma isiforme、Hypnea musciformis、Solieria filiformis、Mastocarpus stellatus、およびPorphyra capensis、Gracillaria種からなる群から選択される海藻の組合せである、本明細書に記載の生物刺激製剤が提供される。
本開示の一実施形態では、前記液汁のブリックス範囲が15〜27Bxである、本明細書に記載の生物刺激製剤が提供される。
本開示の一実施形態では、前記液汁のブリックス範囲が20〜27Bxである、本明細書に記載の生物刺激製剤が提供される。
本開示の一実施形態では、前記液汁のブリックスが25Bxである、本明細書に記載の生物刺激製剤が提供される。
本開示の一実施形態では、前記製剤において、カリウム(K)とナトリウム(Na)とのイオンw/w比が1.5:1〜15:1の範囲にある、本明細書に記載の生物刺激製剤が提供される。
本開示の一実施形態では、前記製剤におけるカリウム(K)とナトリウム(Na)とのイオンw/w比が少なくとも2:1である、本明細書に記載の生物刺激製剤が提供される。
本開示の一実施形態では、前記製剤におけるカリウム(K)とナトリウム(Na)とのイオンw/w比が2.7:1である、本明細書に記載の生物刺激製剤が提供される。
本開示の一実施形態では、前記製剤におけるカリウム(K)とナトリウム(Na)とのイオンw/w比が4.8:1である、本明細書に記載の生物刺激製剤が提供される。
本開示の一実施形態では、前記加水分解物が、400〜10,000Daの範囲の分子量を有する可溶性硫酸化ガラクトオリゴ糖を含む、本明細書に記載の生物刺激製剤が提供される。
本開示の一実施形態では、前記加水分解物が、400〜5,000Daの範囲の分子量を有する可溶性硫酸化ガラクトオリゴ糖を含む、本明細書に記載の生物刺激製剤が提供される。
本開示の一実施形態では、前記加水分解物が、2〜16の範囲にある重合度を有する可溶性硫酸化ガラクトオリゴ糖を含む、本明細書に記載の生物刺激製剤が提供される。
本開示の一実施形態では、前記生物刺激製剤のブリックスが10〜25Bxの範囲にある、本明細書に記載の生物刺激製剤が提供される。
本開示の一実施形態では、前記生物刺激製剤の総炭水化物濃度が5〜100mg/mlの範囲にある、本明細書に記載の生物刺激製剤が提供される。
本開示の一実施形態では、前記製剤における液汁と加水分解物とのw/w比が1:1〜9:1の範囲にある、本明細書に記載の生物刺激製剤が提供される。
本開示の一実施形態では、前記製剤における液汁と加水分解物とのw/w比が4:1である、本明細書に記載の生物刺激製剤が提供される。
本開示の一実施形態では、適切な担体、希釈剤、および賦形剤をさらに含む、本明細書に記載の生物刺激製剤が提供される。
本開示の一実施形態では、前記適切な担体、希釈剤、および賦形剤は、それらに限定されないが、塩化カリウム、硫酸カリウム、クエン酸カリウム、硫酸ナトリウム、メタ重亜硫酸ナトリウム、クエン酸ナトリウム、炭酸カルシウム、リン酸カルシウムなどの塩、マルトデキストリン、石膏、ベントナイト、水、糖、安息香酸ナトリウム、ソルビン酸カリウム、エタノール、ブタノール、イソプロピルアルコール、酢酸、乳酸、およびそれらの組合せとすることができる、本明細書に記載の生物刺激製剤が提供される。
本開示の一実施形態では、前記製剤が液体の形態である、本明細書に記載の生物刺激製剤が提供される。
本開示の一実施形態では、前記製剤が粉末形態である、本明細書に記載の生物刺激製剤が提供される。
本開示の一実施形態では、本明細書に記載の生物刺激製剤を調整する方法であって、
a)少なくとも1種の海藻種を得るステップと;
b)前記海藻種を加工して海藻体液汁およびパルプを得るステップであって、パルプは液汁抽出後に得られるステップと;
c)パルプを加水分解に付して加水分解物を得るステップであって、
前記加水分解が
(i)パルプを少なくとも1種の希釈剤で希釈して、5〜15%の範囲にある重量百分率を有する懸濁固形物を得るステップ、
(ii)懸濁固形物のpHを1〜3.5の範囲に調整するステップ、
(iii)一定の撹拌状態で毎分1〜5℃の速度で60℃〜140℃の範囲に温度を調整するステップ、および
(iv)温度を5〜300分間保持して前記加水分解物を得るステップ
を含むステップと;
d)加水分解物を17〜24Bxの範囲にある最終ブリックスに濃縮するステップと;
e)前記液汁および前記加水分解物を混合して生物刺激製剤を得るステップと
を含む、方法が提供される。
本開示の一実施形態では、海藻体の前記種が紅藻である、本明細書に記載の生物刺激製剤を調製する方法が提供される。
本開示の一実施形態では、海藻体の前記種が、Kappaphycus striatus、Eucheuma cottonii、Eucheuma spinosum、Halymenia durvillaea、Kappaphycus alvarezii、Chondrus crispus、Halymenia durvillei、Porphyra purpurea、Eucheuma denticulatum、Eucheuma isiforme、Hypnea musciformis、Solieria filiformis、Mastocarpus stellatus、Porphyra capensis、およびそれらの組合せからなる群から選択される、本明細書に記載の生物刺激製剤を調製する方法が提供される。
本開示の一実施形態では、海藻体の前記種がKappaphycus striatusである、本明細書に記載の生物刺激製剤を調製する方法が提供される。
本開示の一実施形態では、海藻体の種がEucheuma cottoniiである、本明細書に記載の生物刺激製剤を調製する方法が提供される。
本開示の一実施形態では、海藻体の前記種がEucheuma spinosumである、本明細書に記載の生物刺激製剤を調製する方法が提供される。
本開示の一実施形態では、前記海藻体がHalymenia durvillaeaである、本明細書に記載の生物刺激製剤を調製する方法が提供される。
本開示の一実施形態では、前記海藻体がKappaphycus alvareziiである、本明細書に記載の生物刺激製剤を調製する方法が提供される。
本開示の一実施形態では、前記海藻体がChondrus crispusである、本明細書に記載の生物刺激製剤を調製する方法が提供される。
本開示の一実施形態では、前記海藻体がHalymenia durvilleiである、本明細書に記載の生物刺激製剤を調製する方法が提供される。
本開示の一実施形態では、前記海藻体がPorphyra purpureaである、本明細書に記載の生物刺激製剤を調製する方法が提供される。
本開示の一実施形態では、前記海藻体がEucheuma denticulatumである、本明細書に記載の生物刺激製剤を調製する方法が提供される。
本開示の一実施形態では、前記海藻体がEucheuma isiformeである、本明細書に記載の生物刺激製剤を調製する方法が提供される。
本開示の一実施形態では、前記海藻体がHypnea musciformisである、本明細書に記載の生物刺激製剤を調製する方法が提供される。
本開示の一実施形態では、前記海藻体がSolieria filiformisである、本明細書に記載の生物刺激製剤を調製する方法が提供される。
本開示の一実施形態では、前記海藻体がMastocarpus stellatusである、本明細書に記載の生物刺激製剤を調製する方法が提供される。
本開示の一実施形態では、前記海藻体がPorphyra capensisである、本明細書に記載の生物刺激製剤を調製する方法が提供される。
本開示の一実施形態では、前記海藻体がEucheuma deniculatumおよびKappaphycus striatusの組合せである、本明細書に記載の生物刺激製剤を調製する方法が提供される。
本開示の一実施形態では、液汁濃度が15〜27Bx範囲にある、本明細書に記載の生物刺激製剤を調製する方法が提供される。
本開示の一実施形態では、液汁濃度が20〜27Bx範囲にある、本明細書に記載の生物刺激製剤を調製する方法が提供される。
本開示の一実施形態では、液汁の濃度が25Bxである、本明細書に記載の生物刺激製剤を調製する方法が提供される。
本開示の一実施形態では、懸濁固形物濃度が5〜15%の範囲にある、本明細書に記載の生物刺激製剤を調製する方法が提供される。
本開示の一実施形態では、懸濁固形物濃度が10%である、本明細書に記載の生物刺激製剤を調製する方法が提供される。
本開示の一実施形態では、懸濁固形物pHのpHが4未満である、本明細書に記載の生物刺激製剤を調製する方法が提供される。
本開示の一実施形態では、懸濁固形物pHが3未満である、本明細書に記載の生物刺激製剤を調製する方法が提供される。
本開示の一実施形態では、懸濁固形物pHのpHが1.5〜2の範囲にある、本明細書に記載の生物刺激製剤を調製する方法が提供される。
本開示の一実施形態では、懸濁固形物の保持温度が90℃〜95℃の範囲にある、本明細書に記載の生物刺激製剤を調製する方法が提供される。
本開示の一実施形態では、懸濁固形物の保持温度が140℃である、本明細書に記載の生物刺激製剤を調製する方法が提供される。
本開示の一実施形態では、懸濁固形物の保持温度が60℃である、本明細書に記載の生物刺激製剤を調製する方法が提供される。
本開示の一実施形態では、懸濁固形物の温度が1〜5℃/分の速度で保持温度に上昇される、本明細書に記載の生物刺激製剤を調製する方法が提供される。
本開示の一実施形態では、懸濁固形物の初期温度が20〜25℃の範囲にある、本明細書に記載の生物刺激製剤を調製する方法が提供される。
本開示の一実施形態では、120℃にある懸濁固形物がpH2.8にて20分間保持される、本明細書に記載の生物刺激製剤を調製する方法が提供される。
本開示の一実施形態では、90〜95℃にある懸濁固形物がpH3.2にて120分間保持される、本明細書に記載の生物刺激製剤を調製する方法が提供される。
本開示の一実施形態では、60℃にある懸濁固形物がpH3.5未満にて180分間保持される、本明細書に記載の生物刺激製剤を調製する方法が提供される。
本開示の一実施形態では、前記少なくとも1種の希釈剤が軟水、硬水、海水、およびそれらの組合せからなる群から選択される、本明細書に記載の生物刺激製剤を調製する方法が提供される。
本開示の一実施形態では、前記少なくとも1種の希釈剤が軟水である、本明細書に記載の生物刺激製剤を調製する方法が提供される。
本開示の一実施形態では、前記少なくとも1種の希釈剤が硬水である、本明細書に記載の生物刺激製剤を調製する方法が提供される。
本開示の一実施形態では、前記少なくとも1種の希釈剤が海水である、本明細書に記載の生物刺激製剤を調製する方法が提供される。
本開示の一実施形態では、前記少なくとも1種の希釈剤が軟水、硬水、および海水の混合物である、本明細書に記載の生物刺激製剤を調製する方法が提供される。
本開示の一実施形態では、前記加水分解物が、400〜10,000Daの範囲の分子量を有する可溶性硫酸化ガラクトオリゴ糖を含む、本明細書に記載の生物刺激製剤を調製する方法が提供される。
本開示の一実施形態では、前記加水分解物が、400〜5,000Daの範囲の分子量を有する可溶性硫酸化ガラクトオリゴ糖を含む、本明細書に記載の生物刺激製剤を調製する方法が提供される。
本開示の一実施形態では、前記加水分解物が、2〜16の範囲にある重合度を有する可溶性硫酸化ガラクトオリゴ糖を含む、本明細書に記載の生物刺激製剤を調製する方法が提供される。
本開示の一実施形態では、液汁と加水分解物とのw/w比が1:9〜15:1の範囲にある、本明細書に記載の生物刺激製剤を調製する方法が提供される。
本開示の一実施形態では、液汁と加水分解物とのw/w比が4:1である、本明細書に記載の生物刺激製剤を調製する方法が提供される。
本開示の一実施形態では、前記生物刺激製剤が適切な担体、希釈剤、および賦形剤をさらに含む、本明細書に記載の生物刺激製剤を調製する方法が提供される。
本開示の一実施形態では、
(a)本明細書に記載の生物刺激製剤を得るステップ;および
(b)前記生物刺激製剤を、種子を含む、植物体またはその一部と接触させるステップを含む、生長を促進するために植物体を処理する方法であって、
植物体の生長を促進する前記方法が提供される。
本開示の一実施形態では、生長を促進するために植物体を処理する方法であって、収量を増大させる前記方法が提供される。
本開示の一実施形態では、生長を促進するために植物体を処理する方法であって、根長を長大化させる前記方法が提供される。
本開示の一実施形態では、生長を促進するために植物体を処理する方法であって、シュート長さを長大化させる前記方法が提供される。
本開示の一実施形態では、生長を促進するために植物体を処理する方法であって、葉面積を増大させる前記方法が提供される。
本開示の一実施形態では、生長を促進するために植物体を処理する方法であって、植物体の成熟を早める前記方法が提供される。
本開示の一実施形態では、植物体の生長を促進するのに使用するための本明細書に記載の生物刺激製剤が提供され、植物体の生長とは、収量の増大、根長の長大化、葉面積の増大、シュートの生長増大、早熟、およびそれらの組合せとすることができる。
本発明をそのある特定の好ましい実施形態を参照することでかなり詳細に説明してきたが、その他の実施形態が可能である。
これより本開示について実用的な実施例により説明するが、これは開示の実施を説明することを意図するものであって、本開示の範囲への何らかの制限を意味するように限定的にとらえることを意図するものではない。特に定義されない限り、本明細書において使用される全ての技術用語および科学用語は、本開示が属する技術分野の通常の当業者によって一般的に理解されるものと同一の意味を有する。本明細書に記載のものに類似のまたは等価の方法および材料は、本開示の方法および組成物の実践で使用し得るが、例示的方法、装置および材料についてここに説明する。記載されてある特定の方法および実験条件は変化し得るので、本開示はかかる方法および条件に限定されるものではないことが理解されるべきである。
実施例1
液汁と液汁抽出済みパルプとへのKappaphycus striatus (sacol)海藻体の分離
1kgの新鮮なKappaphycus striatus (sacol)海藻体をインドネシアのMakassar島から調達し、ラボ用遠心分離ジューサー(lab centrifugal juicer)により加工した。この遠心分離ジューサー(centrifugal juicer)は鋭い歯を有する回転有孔壁ボウルを備えている。全海藻体は回転ボウルと接触し、中間スラリーを形成すること無く液汁と液汁抽出済みパルプとに即座に分離する。海藻体液汁抽出済みパルプおよび海藻体液汁を、装置の2つの異なる出口から連続して別々に採取した。採取した液汁抽出済みパルプの量は350gであり、採取した液汁の量は650gであった。液汁抽出済みパルプの水分含量は80%、液汁のブリックスは5%であった。
実施例2
液汁と液汁抽出済みパルプとへのSpinosum海藻体の分離
1kgのEucheuma deniculatum (Spinosum)をタンザニアのZanzibar島から得、透明プラスチックバッグにパックし、4〜10h間太陽に曝露した。バイオマスより滲出した液汁をバッグに採取し、その結果、そのままの全海藻体が後に残ったがスラリーの形成は無かった。1kgの新鮮なspinosumから、800gの液汁抽出済みパルプおよび200gの液汁が得られた。
実施例3
海藻体液汁(SWJ)の濃縮
実施例2由来の150mlの新鮮なSpinosum海藻体液汁(およそ4.5Bx)を、ロータリーエバポレーターを使用して680mmHgの真空下でおよそ30mlに濃縮した。蒸発フラスコを65℃に維持し、垂直凝縮器を、チラーを通す循環水により4℃に維持した。最終濃縮液汁のブリックスは22Bxであった。類似の別の実験では、1kgのKappapycus Alvarezii (cottonii)海藻体を液汁とパルプとへ実施例1における方法により分離した。250mlの液汁(およそ5Bx)をロータリー真空エバポレーター中で最終Bx25に濃縮した。
spinosumおよびcottonii双方の濃縮液汁を元素分析に送ったところ、表1(g/Kg)に下記に示すように以下の組成を示した。
Figure 0006744331
上の分析から、海藻種にかかわらず、カリウムが濃縮液汁中に最も豊富に存する元素であることが分かり得る。カリウムの割合は次に最も豊富な元素ナトリウムのそれの2倍超であることも分かり得る。
実施例4
液汁濃縮物の安定性
単純濃度の液汁(5Bx)および実施例3に由来する濃縮液汁(25Bx)の双方を100mlのスクリューキャップ付きのエルレンマイヤーフラスコに一定量分取した。フラスコを25℃にて100rpmに設定した回転振とう器でインキュベートした。1週間のインキュベートの後、単純濃度の液汁は悪臭を発し、微生物汚染によるその腐敗を示していた。しかし、濃縮液汁は悪臭を発せず、安定であることを示した。
実施例5
液汁抽出済みパルプの制御下加水分解
インドネシアのMakassar島から得た1kgの新鮮なKappaphycus alvarezii (cottonii)を実施例1に記載のように加工した。液汁抽出後に得られたパルプを水と混合して、濃度が10%である懸濁固形物を得た。海藻体パルプのpHを酸を使用して2.5へと低下させ、温度をオートクレーブを使用して段階的に約121℃に徐々に上昇させた。混合物を120〜122℃の間に、一定の撹拌状態で約15分間保持した。加水分解を反応混合物を冷却することにより停止させた。サンプルをHPLCに注入し、図1に示すように、オリゴ糖の梯子状のパターンが得られた。
別の実験では、実施例2に概略してあるように得られた、Eucheuma deniculatum (spinosum)のパルプ(液汁抽出後)の10%乾燥固形物当量の懸濁液を調製した。懸濁液のpHを0.05MのHClを使用して3.5に低下させ、懸濁液を93℃に徐々に加熱し、90と95℃の間に5時間保持した。混合物のサンプルを一定時間間隔で採取し、HPLCシステムを使用してアッセイした。加水分解を反応混合物を冷却することにより停止させた。図6に示すように、オリゴ糖の梯子状のパターンが検出された。
実施例6
海藻体パルプ(液汁抽出済み)加水分解物をチェックする分析手順
実施例5において上に記載の加水分解方法から得られたサンプルを遠心分離し、その上澄みについて、ゲルろ過カラム(TSKgel G2000SWXL、Tosho Bioscience社)および屈折率検出器を備えたHPLCシステム(Infinity 1200、Agilent Technologies社)を使用して分析した。移動相、0.2M酢酸アンモニウム(pH5.0)を流速0.5ml/minで使用した。図1に示すようにオリゴ糖の梯子状のパターンが得られた。このパターンは、HPLC分析の条件下で19分から24分まで一定間隔にある一連のピークに当たる。これらのピークは、高重合度から低重合度までの範囲の、オリゴ糖の鎖長の長大化を表す。
オリゴ糖の分子量を決定するために、カラムをDextran GPC標準物質(Sigma社、Cat no.31416、31417および31418)で較正した。標準曲線の精度を既知の分子量の硫酸化オリゴ糖(ネオカラビオース−4−O−スルファートナトリウム塩;ネオカラテトラオース−41,43−ジ−O−スルファートナトリウム塩、英国のDextra社から入手)を使用して試験した。標準曲線を使用して導き出された分子量は約±15%で正確であった。クロマトグラムの重要なピークの全ては20分後に存在し、これは分子量が8,500Da未満であることを示すことが、わかった。
実施例7
海藻体液汁抽出済みパルプの加水分解物の濃縮(SWO)
実施例5から得られた、300mlのオリゴ糖含有加水分解物(一般には7Bx)を、680mmHgの真空下に維持したロータリーエバポレーターを使用して、およそ100mlに濃縮した。蒸発フラスコを65℃に維持し、垂直凝縮器をチラーを通す循環水により4℃に維持した。濃縮加水分解物のブリックスは21Bxであった。
実施例8
トウモロコシ幼植物体の根長バイオアッセイ
トウモロコシ幼植物体を、w/w比が4:1(0.8ml/Lの液汁濃度、および0.2ml/Lの加水分解物濃度)である濃縮海藻体液汁(SWJ)と液汁抽出済み海藻体パルプの濃縮加水分解物(SWO)との混合物で処理したか、または
濃縮海藻体液汁(0.8ml/L)もしくは液汁抽出済み海藻体パルプの濃縮加水分解物(0.8ml/L)で個別的に処理した。対照として水を使用した。結果を表形式で表2中において下記に、およびグラフ形式で図2に示す。
Figure 0006744331
図2、および表2から観察されるように、対照を超える平均根長の長大化は、SWJとSWOとが混合物で使用された場合(38.21%)に、SWJまたはSWO単独の効果と比べて、はるかに有意に大きかった。SWJ単独では対照を超える2.98%の長大化が得られ、一方、SWOでは対照を超える21.41%長大化が得られた。これらの両成分の相加的効果は理論的に24.39%であったが、観察されたように、これは両方が一緒に使用される場合に得られる効果よりはるかに小さく、したがって、驚くべきそして意外な相乗効果が示されている。
実施例9
ホースグラムシードのシュート長さのバイオアッセイ
ホースグラムシードを、w/w比が4:1(0.8ml/Lの液汁濃度、および0.2ml/Lの加水分解物濃度)である濃縮海藻体液汁(SWJ)と液汁抽出済み海藻体パルプの濃縮加水分解物(SWO)との混合物で処理したか、または濃縮海藻体液汁(0.8ml/L)もしくは液汁抽出済み海藻体パルプの濃縮加水分解物(0.8ml/L)で個別的に処理した。対照として水を使用した。結果を表形式で表3中において下記に、およびグラフ形式で図3に示す。
Figure 0006744331
図3、および表3から観察されるように、対照を超える平均のシュート長さの長大化は、SWJとSWOとが混合物で使用された場合(9.13%)に、SWJまたはSWO単独の効果と比べて、はるかに有意に大きかった。SWJ単独では対照と比べて負の0.45%の長大化が得られ、一方、SWOでは対照を超える3.34%長大化が得られた。これらの両成分の相加的効果は理論的に2.89%であったが、観察されたように、これは両方が一緒に使用される場合に得られる効果よりはるかに小さく、したがって、驚くべきそして意外な相乗効果が示されている。
実施例10
キュウリの子葉伸展のバイオアッセイ
キュウリ子葉を、w/w比が4:1(0.8ml/Lの液汁濃度、および0.2ml/Lの加水分解物濃度)である濃縮海藻体液汁(SWJ)と液汁抽出済み海藻体パルプの濃縮加水分解物(SWO)との混合物で処理したか、または濃縮海藻体液汁(0.8ml/L)もしくは液汁抽出済み海藻体パルプの濃縮加水分解物(0.8ml/L)で個別的に処理した。対照として水を使用した。結果を表形式で表4中において下記に、およびグラフ形式で図4に示す。
Figure 0006744331
図4、および表4から観察されるように、対照を超える平均の子葉における増大は、SWJとSWOとが混合物で使用された場合(90.36%)に、SWJまたはSWO単独の効果と比べて、はるかに有意に大きかった。SWJ単独では対照を超える15.66%の長大化が得られ、一方、SWOでは対照を超える51.81%長大化が得られた。これらの両成分の相加的効果は理論的に67.47%であったが、観察されたように、これは両方が一緒に使用される場合に得られる効果よりはるかに小さく、したがって、驚くべきそして意外な相乗効果が示されている。
実施例11
粉末生物刺激剤製品を得るための噴霧乾燥
インドネシア源のEucheuma cottonii由来の濃縮液汁(23Brixを有する)を、次の条件:入口温度 174℃および出口温度 84℃にて、FT−80トールフォーム噴霧乾燥機を使用して、粉末形態に変換させた。
SWJおよびSWOを適切な重量比で(1:1〜9:1)混ぜることで生物刺激剤を調製し、噴霧乾燥を上に記載の類似の条件で実施して、固形生物刺激製剤を得た。
実施例12
ホースグラム発芽の根長バイオアッセイ
ホースグラムシードを、w/w比が12:1(4.0ml/Lの液汁濃度、および0.33ml/Lの加水分解物濃度)である濃縮海藻体液汁(SWJ)と液汁抽出済み海藻体パルプの濃縮加水分解物(SWO)との混合物で処理したか、または濃縮海藻体液汁(4.0ml/L)もしくは液汁抽出済み海藻体パルプの濃縮加水分解物(0.33ml/L)で個別的に処理した。対照として水を使用した。結果を表形式で表5中において下記に、およびグラフ形式で図5に示す。
Figure 0006744331
図5、および表5から観察されるように、対照を超える平均の根長の長大化は、SWJとSWOとが混合物で使用された場合(16.4%)に、SWJまたはSWO単独の効果と比べて、はるかに有意に大きかった。SWJ単独では対照を超える1.8%の長大化が得られ、一方、SWOでは対照を超える12.4%長大化が得られた。これらの両成分の相加的効果は理論的に14.2%であったが、観察されたように、これは両方が一緒に使用される場合に得られる効果よりはるかに小さく、したがって、驚くべきそして意外な相乗効果が示されている。
実施例13
水田試験の収量結果
圃場試験を、SWJおよびSWOならびに様々な比率にあるSWJおよびSWOの混合物を使用して実施した。種もみを苗床で21日間発芽させ、生長した幼植物体を準備した圃場区画に移植し、移植して30日後および60日後の間隔で生物刺激製剤を噴霧した。典型的に得られた結果を表形式で表6中において下記に示す。
Figure 0006744331
これらの結果はここでも、別々ではなく、海藻体液汁(SWJ)および海藻体オリゴ糖(SWO)を同時に使用することによって生物刺激剤効果において得られる驚くべき相乗作用を実証するのに役立っている。SWJ単独では、対照を超える約6.3%の収量増加の増大が得られる。SWO単独では、対照を超える約18.1%の収量増加が得られる。予測付加効果は24.1%のはずであったが、驚くべきことに33.9%の増大が得られた。
実施例14
ある種のSWJと別種のSWOとの混合
実施例1からのKappaphycus striatus (saccol)由来の液汁を実施例3における方法によって濃縮して、海藻体液汁濃縮物(SWJ)を得た。同時に、実施例5において説明のEucheuma deniculatum (spinsoum)由来の液汁抽出済みパルプを制御下で加水分解したことによって得られた、オリゴ糖含有加水分解物を、実施例7において説明のように濃縮して、濃縮加水分解物(SWO)を得た。SWJおよびSWOを1:1の比率で混ぜて、生物刺激剤製品を得た。個々のSWJおよびSWOならびにブレンドを、試験作物としてトマト植物体を使用してポット試験において双方ともに試験した。saccolのSWJおよびspinosumのSWOから製造したブレンドを使用することによって得られた収量は、個々の成分の性能による収量より有意に優れていることが、この場合もみられ、したがってSWJおよびSWOを混ぜることによって得られる相乗効果が、この場合も実証された。
全体として、本開示は、海藻の少なくとも1種から得られた生物刺激製剤を提供し、この生物刺激製剤は、種子を含む植物体またはその一部に施用したとき、植物体の生長を促進する上で相乗効果を驚くべきことにそして予想外に示す。観察された相乗作用は一部は前記製剤の組成によるものであり、これは、特定のw/w比で混合された海藻体液汁と液汁抽出済み海藻体パルプの加水分解物とからなる。予期せぬ相乗作用は、液汁または加水分解物単独による処理ではみられず、そしてまた、組合せについては先行技術において先に報告されていない。

Claims (17)

  1. a.少なくとも1種の海藻種から得られた液汁と;
    b.少なくとも1種の海藻種のパルプから得られた加水分解物
    とを含む植物体の生長を改良するための生物刺激製剤であって、
    前記加水分解物が、液汁が前記パルプから抽出された後に前記パルプから得られるものであり、
    前記海藻種が紅藻であり、
    前記加水分解物が、400〜10,000Daの範囲の分子量を有する可溶性硫酸化ガラクトオリゴ糖を含む、
    生物刺激製剤。
  2. 前記紅藻種が、Kappaphycus striatus、Eucheuma cottonii、Eucheuma spinosum、Halymenia durvillaea、Kappaphycus alvarezii、Chondrus crispus、Halymenia durvillei、Porphyra purpurea、Eucheuma denticulatum、Eucheuma isiforme、Hypnea musciformis、Solieria filiformis、Mastocarpus stellatus、Porphyra capensis、およびそれらの組合せからなる群から選択される、請求項に記載の生物刺激製剤。
  3. 前記紅藻がKappaphycus alvareziiである、請求項に記載の生物刺激製剤。
  4. 前記紅藻がEucheuma denticulatumである、請求項に記載の生物刺激製剤。
  5. 紅藻がEucheuma denticulatumおよびKappaphycus striatusの組合せである、請求項に記載の生物刺激製剤。
  6. 前記液汁のブリックス範囲が15〜27Bxである、請求項1に記載の生物刺激製剤。
  7. 前記加水分解物が、2〜16の範囲にある重合度を有する可溶性硫酸化ガラクトオリゴ糖を含む、請求項1に記載の生物刺激製剤。
  8. 前記生物刺激製剤のブリックスが10〜25Bxの範囲にある、請求項1に記載の生物刺激製剤。
  9. 前記生物刺激製剤の炭水化物濃度が5〜100mg/mlの範囲にある、請求項1に記載の生物刺激製剤。
  10. 前記製剤における液汁と加水分解物とのw/w比が1:9〜15:1の範囲にある、請求項1に記載の生物刺激製剤。
  11. 適切な担体、希釈剤、および賦形剤をさらに含む、請求項1に記載の生物刺激製剤。
  12. 請求項1〜11のいずれかに記載の生物刺激製剤を調製する方法であって:
    a.少なくとも1種の海藻種を得るステップと;
    b.前記海藻種を加工して海藻体液汁およびパルプを得るステップであって、前記パルプが液汁抽出後に得られる、ステップと;
    c.前記パルプを加水分解に付して加水分解物を得るステップであって、
    前記加水分解が
    i.前記パルプを少なくとも1種の希釈剤で希釈して、5〜15%の範囲にある重量百分率を有する懸濁固形物を得るステップと;
    ii.懸濁固形物のpHを1〜3.5の範囲に調整するステップと;
    iii.一定の撹拌状態で毎分1〜5℃の速度で60℃〜140℃の範囲に温度を調整するステップと;
    iv.温度を5〜300分間保持して前記加水分解物を得るステップ
    とを含む、ステップと;
    d.前記加水分解物を17〜24Bxの範囲にある最終ブリックスに濃縮するステップ
    と;
    e.前記液汁および前記加水分解物を混合して生物刺激製剤を得るステップ
    とを含む、方法。
  13. a.請求項12に記載の方法を実施して生物刺激製剤を得るステップと;
    b.適切な担体、希釈剤、および賦形剤を前記生物刺激製剤に接触させるステップ
    とを含む、請求項1〜11のいずれかに記載の生物刺激製剤を調製する方法。
  14. 前記希釈剤が硬水、軟水、海水、およびそれらの組合せからなる群から選択される、請求項12または13に記載の方法。
  15. a.請求項1〜11のいずれかに記載の生物刺激製剤を得るステップと;
    b.前記生物刺激製剤を、種子を含む、植物体またはその一部と接触させるステップ
    とを含む、植物体の生長を促進するために植物体を処理する方法であって、
    植物体の生長を促進する、前記方法。
  16. 植物体の生長が、収量の増大、根長の長大化、葉面積の増大、シュートの生長増大、早熟、およびそれらの組合せとなることができる、請求項15に記載の方法。
  17. 植物体の生長を促進するのに使用するための請求項1〜11のいずれかに記載の生物刺激製剤であって、前記植物体の生長が、収量の増大、根長の長大化、葉面積の増大、シュートの生長増大、早熟、およびそれらの組合せとなることができる、生物刺激製剤。
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