JP6744000B1 - クレーン装置 - Google Patents

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Abstract

荷物の形状や荷物の設置状況に影響されることなく、高精度の設置作業を行うことができるクレーン装置を提供する。クレーン装置は、ブーム及びブームに吊り下げられたフックを含む搬送要素を動作させて荷物を搬送先に搬送するクレーン装置であって、フックに設けられているカメラと、搬送要素を動作させるための制御情報に基づいてカメラによる撮影動作を制御するカメラ制御部と、カメラによって撮影された撮影画像を処理する画像処理部と、を備える。カメラは、荷物の搬送先を撮影し、画像処理部は、カメラによって撮影された撮影画像における任意の領域を基準領域として、当該基準領域に平行で、かつ、荷物を視点とする任意の方向に対して垂直な平面に、前記撮影画像を投影した補正画像を生成し、補正画像における荷物の現在位置を算出し、視認可能な態様で表示する。

Description

本発明は、クレーン装置に関する。
従来、移動式クレーン等において、複数の柱や既に据え付けてある構造物の間に荷物を据え付ける場合、精度の高い設置作業が求められる。このような高精度の設置作業は、クレーンの操縦者と、設置個所で監視、誘導を行う複数の作業員等の共同作業によって行われている。クレーンの操縦者は、ブーム先端に設けられた監視カメラの画像と作業員からの指示にしたがって設置作業を行う。このような設置作業において、吊られている荷物と周辺の構造物との位置関係や据え付け場所の状態を、撮像手段やセンサによって確認する固定映像表示システムが知られている。例えば、特許文献1の如くである。
特許文献1に記載の固定映像表示システムは、画像を撮像する撮像手段と、荷物から障害物までの距離や位置情報を測定する測域センサとが荷物の下方に設置され、画像処理ユニットによって荷物から障害物までの距離や位置情報を表示手段に表示する。このように構成することで、荷物と障害物との距離や設置場所の状態が明確になり、高精度の設置作業を行うことができる。
しかし、特許文献1に記載の固定映像表示システムは、荷物自体に撮像手段や測域センサを取り付ける構成であるため、荷物の形状や設置される状況によっては適切な個所に撮像手段や測域センサを取り付けることができない場合がある。また、固定映像表示システムは、荷物を搬送する度に撮像手段と測域センサとの着脱が必要なため、煩雑であった。
特開2011−79648号公報
本発明の目的は、荷物の形状や荷物の設置状況に影響されることなく、高精度の設置作業を行うことができるクレーン装置の提供を目的とする。
本発明に係るクレーン装置は、
ブーム及び前記ブームに吊り下げられたフックを含む搬送要素を動作させて荷物を搬送先に搬送するクレーン装置であって、
前記フックに設けられているカメラと、
前記搬送要素を動作させるための制御情報に基づいて前記カメラによる撮影動作を制御するカメラ制御部と、
前記カメラによって撮影された撮影画像を処理する画像処理部と、を備え、
前記カメラは、前記荷物の搬送先を撮影し、
前記画像処理部は、前記カメラによって撮影された撮影画像における任意の領域を基準領域として、当該基準領域に平行で、かつ、前記荷物を視点とする任意の方向に対して垂直な平面に、前記撮影画像を投影した補正画像を生成し、前記補正画像における前記荷物の現在位置を算出し、視認可能な態様で表示する。
本発明によれば、荷物にカメラを設けることなく、画像の変換により生成された荷物の位置を視点とする補正画像に基づいて地物や障害物に対する荷物の位置が算出され、視認可能な態様で表示される。これにより、荷物の形状や荷物の設置状況に影響されることなく、高精度の設置作業を行うことができる。
図1は、クレーンの全体構成を示す側面図である。 図2は、クレーンの制御構成を示すブロック図である。 図3は、クレーン装置の逆動力学解析に関する構成を示すブロック図である。 図4は、クレーンの逆動力学モデルを示す図である。 図5は、クレーンの逆動力学制御の制御工程を示すフローチャートを表す図である。 図6は、クレーン装置の画像処理に関する構成を示すブロック図である。 図7A、図7Bは、射影変換処理の概念図である。 図8A、図8Bは、荷物を吊り上げる際のフックカメラの撮影領域とその画像を示す図である。 図9A、図9Bは、荷物を水平移動させている際の移動方向用フックカメラの撮影領域とその画像を示す図である。 図10A、図10Bは、荷物を吊り下げる際の移動方向用フックカメラの撮影領域とその画像を示す図である。
以下に、図1と図2とを用いて、本発明の一実施形態に係るクレーン装置6を備える移動式クレーン1(以下、「クレーン1」と称する)について説明する。なお、本実施形態においては、クレーン1として、ラフテレーンクレーンついて説明を行うが、オールテレーンクレーン、トラッククレーン、積載型トラッククレーン等でもよい。
図1に示すように、クレーン1は、不特定の場所に移動可能な移動式クレーンである。クレーン1は、車両2、クレーン装置6を有する。
車両2は、クレーン装置6を搬送する走行体である。車両2は、複数の車輪3を有し、エンジン4を動力源として走行する。車両2には、アウトリガ5が設けられている。アウトリガ5は、車両2の幅方向両側に油圧によって延伸可能な張り出しビームと地面に垂直な方向に延伸可能な油圧式のジャッキシリンダとから構成されている。
クレーン装置6は、荷物Wをワイヤロープによって吊り上げて搬送する作業装置である。クレーン装置6は、旋回台7、ブーム9、ジブ9a、メインフックブロック10、サブフックブロック11、起伏用油圧シリンダ12、メインウインチ13、メインワイヤロープ14、サブウインチ15、サブワイヤロープ16、キャビン17、GNSS受信機22、フックカメラC、通信機33、表示装置34及び制御装置35等を具備する。クレーン装置6において、旋回台7、ブーム9、ジブ9a、メインフックブロック10、サブフックブロック11、起伏用油圧シリンダ12、メインウインチ13、メインワイヤロープ14、サブウインチ15及びサブワイヤロープ16は、荷物Wを目標位置に搬送するための搬送要素である。
旋回台7は、クレーン装置6を旋回可能に構成する回転装置である。旋回台7は、円環状の軸受を介して車両2のフレーム上に設けられる。旋回台7は、円環状の軸受の中心を回転中心として回転自在に構成されている。旋回台7には、アクチュエータである油圧式の旋回用油圧モータ8が設けられている。旋回台7は、旋回用油圧モータ8によって一方向と他方向とに旋回可能に構成されている。
旋回用油圧モータ8は、旋回用バルブ23からの作動油の供給によって駆動される。旋回用バルブ23は、例えば、電磁比例切換弁で構成される。旋回用バルブ23は、旋回用油圧モータ8に供給される作動油の流量を任意の流量に制御することができる。つまり、旋回台7は、旋回用油圧モータ8を介して任意の旋回速度に制御可能に構成されている。旋回台7には、旋回用センサ27)が設けられている。
ブーム9は、荷物Wを吊り上げ可能な状態にワイヤロープを支持する可動支柱である。ブーム9は、入れ子状に配置された複数のブーム部材から構成され、軸方向に伸縮自在となっている。ブーム9(ベースブーム部材)の基端は、旋回台7の略中央に揺動可能(起伏可能)に取り付けられている。ブーム部材は、伸縮用油圧シリンダ(図示略)と連結可能に構成されている。また、ブーム9には、ジブ9aが設けられている。
伸縮用油圧シリンダ(図示略)は、ブーム9を伸張及び収縮させるアクチュエーターである。伸縮用油圧シリンダは、伸縮用バルブ24(図2参照)からの作動油に供給によって駆動される。伸縮用バルブ24は、例えば、電磁比例切換弁で構成される。伸縮用バルブ24は、伸縮用油圧シリンダに供給される作動油の流量を任意の流量に制御することができる。伸縮用油圧シリンダ(図示略)の伸縮に伴い、各ブーム部材が軸方向に移動することで、ブーム9は伸縮する。ブーム9には、ブーム9の長さを検出する伸縮用センサ28が設けられている。
ブームカメラ9bは、荷物W及び荷物W周辺の地物等を撮影するものである。ブームカメラ9bは、例えば、ブーム9の先端部に設けられ、荷物Wの鉛直上方から荷物W及びクレーン1周辺の地物や地形を撮影可能に構成されている。
メインフックブロック10及びサブフックブロック11は、荷物Wを吊るものである。メインフックブロック10は、メインワイヤロープ14が巻き掛けられる複数のフックシーブ(図示略)と、荷物Wを吊るメインフック10aとを有する。サブフックブロック11は、荷物Wを吊るサブフック11aを有する。
起伏用油圧シリンダ12は、ブーム9を起立及び倒伏させ、ブーム9の姿勢を保持するアクチュエータである。起伏用油圧シリンダ12は、シリンダ部の端部が旋回台7に揺動自在に連結され、ロッド部の端部がブーム9のベースブーム部材に揺動自在に連結されている。起伏用油圧シリンダ12は、起伏用バルブ25からの作動油に供給によって駆動される。起伏用バルブ25は、例えば、電磁比例弁で構成される。起伏用バルブ25は、起伏用油圧シリンダ12に供給される作動油の流量を任意の流量に制御することができる。起伏用油圧シリンダ12の伸縮に伴い、ブーム9は起立又は倒伏する。ブーム9には、ブーム9の姿勢(起伏角度)を検出する起伏用センサ29が設けられている。
メインウインチ13とサブウインチ15は、それぞれ、メインワイヤロープ14とサブワイヤロープ16の繰り入れ(巻き上げ)及び繰り出し(巻き下げ)を行うものである。
メインウインチ13は、メインワイヤロープ14が巻きつけられるメインドラム及びメインドラムを回転させるメイン用油圧モータ(いずれも図示略)を有する。メイン用油圧モータは、メイン用バルブ26mからの作動油の供給によって駆動される。メイン用バルブ26mは、例えば、電磁比例切換弁で構成される。メインウインチ13において、メイン用バルブ26mによってメイン用油圧モータが制御され、メインドラムが回転することで、任意の速度でメインワイヤロープ14の繰り入れ及び繰り出しが行われる。
同様に、サブウインチ15は、サブワイヤロープ16が巻きつけられるサブドラム及びサブドラムを回転させるサブ用油圧モータ(いずれも図示略)を有する。サブ用油圧モータは、サブ用バルブ26sからの作動油の供給によって駆動される。サブ用バルブ26sは、例えば、電磁比例弁で構成される。サブウインチ15において、サブ用バルブ26sによってサブ用油圧モータが制御され、サブドラムが回転することで、任意の速度でサブワイヤロープ16の繰り入れ及び繰り出しが行われる。
メインウインチ13及びサブウインチ15には、メインワイヤロープ14及びサブワイヤロープ16の繰り出し量Lをそれぞれ検出する巻回用センサ30が設けられている。
キャビン17は、クレーン1の操作を行うための操縦席であり、旋回台7に搭載されている。キャビン17には、車両2を走行操作するための走行用操作具、及びクレーン装置6を操作するためのクレーン用操作具が設けられている。クレーン用操作具は、旋回台7を旋回させるための旋回操作具18、ブーム9を起伏させるための起伏操作具19、ブーム9を伸縮させるための伸縮操作具20、メインワイヤロープ14の繰り入れ及び繰り出しを行うためのメインドラム操作具21m、サブワイヤロープ16の繰り入れ及び繰り出しを行うためのサブドラム操作具21s等を含む。旋回操作具18、起伏操作具19、伸縮操作具20、メインドラム操作具21m及びサブドラム操作具21sからの入力信号に基づいて、それぞれ、旋回用油圧モータ8、起伏用油圧シリンダ12、伸縮用油圧シリンダ(図示略)、メイン用油圧モータ(図示略)、サブ用油圧モータ(図示略)が制御される。
GNSS受信機22は、全球測位衛星システム(Global Navigation Satellite System)を構成する受信機であって、衛星から測距電波を受信し、受信機の位置座標である緯度、経度、標高を算出するものである。GNSS受信機22は、例えば、ブーム9の先端とキャビン17とに設けられている(以下、ブーム9の先端とキャビン17とに設けられているGNSS受信機22を総称して、「GNSS受信機22」と記す)。つまり、クレーン1は、GNSS受信機22によって、ブーム9の先端の位置座標とキャビン17の位置座標を取得することができる。
フックカメラCは、荷物Wの位置及び姿勢(向き)を測定するための画像を撮影する機器である。フックカメラCは、例えば、磁石等によりメインフックブロック10及びサブフックブロック11のうち、使用するフックブロックに着脱自在に設けられている。本実施形態において、フックカメラCは、メインフックブロック10に設けられているものとする。フックカメラCは、クレーン装置6の制御信号によって撮影方向を変更可能に構成されている。
フックカメラCは、クレーン装置6の制御信号に基づいて、荷物の搬送先、すなわち荷物Wの移動方向に存在する地物、障害物、地表面(構造物の床面等、荷物Wを吊り下す面を含む)等の被写体を撮影する移動方向用フックカメラ31と、鉛直下方からブーム9を撮影する回転補正用フックカメラ32と、を含む。
本実施の形態では、移動方向用フックカメラ31と回転補正用フックカメラ32とは、別々のカメラで構成されている。これにより、荷物Wの移動方向に存在する被写体の撮影画像と、ブーム9の撮影画像とを、同時に取得することができる。なお、移動方向用フックカメラ31と回転補正用フックカメラ32を、一つのカメラで兼用してもよい。
また、移動方向用フックカメラ31は、撮影領域が異なる複数のカメラ(撮影領域の一部が重複してもよい)で構成されている。この場合、複数の移動方向用フックカメラ31の中から、荷物Wの移動方向に存在する地物等を撮影可能なカメラが適宜選択され、撮影に使用される。これにより、メインフックブロック10が鉛直軸周りに揺動しても、荷物Wの移動方向に存在する被写体を確実に撮影することができる。
移動方向用フックカメラ31は、荷物Wの移動方向に存在する被写体が描出された撮影画像i2を無線通信等によって制御装置35に送信する。回転補正用フックカメラ32は、ブーム9が描出された撮影画像i3を無線通信等によって制御装置35に送信する。
通信機33は、移動方向用フックカメラ31、回転補正用フックカメラ32、及び、外部のサーバとの間で各種データの送受信を行うインターフェースである。通信機33は、例えば、キャビン17に設けられている。
表示装置34は、移動方向用フックカメラ31で撮影された撮影画像i2や、撮影画像i2に画像処理が施された補正画像ia等を表示するとともに、画像処理の基準となる基準領域を指定するための入力操作を受け付ける入出力装置である。表示装置34は、キャビン17内に設けられている。表示装置34は、画像処理の基準となる基準領域を入力可能な入力装置として、タッチパネルや、マウス等の操作具を備えている。
制御装置35は、各操作弁(旋回用バルブ23、伸縮用バルブ24、起伏用バルブ25、メイン用バルブ26m、サブ用バルブ26s)を介してクレーン装置6のアクチュエータ(旋回用油圧モータ8、伸縮用油圧シリンダ、起伏用油圧シリンダ12、メイン用油圧モータ、サブ用油圧モータ)を制御する。また、制御装置35は、移動方向用フックカメラ31及び回転補正用フックカメラ32から取得した撮影画像のデータに対して、座標変換等の画像処理を行う。制御装置35は、例えば、キャビン17内に設けられている。制御装置35は、実体的には、CPU、ROM、RAM、HDD等がバスで接続される構成であってもよく、あるいはワンチップのLSI等からなる構成であってもよい。制御装置35には、各アクチュエータや切換え弁、センサ、フックカメラ等の動作を制御したり、画像データを処理したりするために、種々のプログラムやデータが格納されている。
制御装置35は、ブームカメラ9bに接続されており、ブームカメラ9bから撮影画像i1を取得する。また、制御装置35は、旋回操作具18、起伏操作具19、伸縮操作具20、メインドラム操作具21m及びサブドラム操作具21sに接続されており、操縦者の入力操作に応じてそれぞれの操作具で生成された操作信号を取得する。制御装置35は、各種操作具からの操作信号に基づいて荷物Wの目標速度信号Vdを生成する。
制御装置35は、通信機33を介して、移動方向用フックカメラ31からの撮影画像i2のデータ、及び、回転補正用フックカメラ32からの撮影画像i3のデータを取得する。また、制御装置35は、通信機33を介して、荷物Wの移動方向等を示す制御信号を移動方向用フックカメラ31に送信する。
ここで、制御信号は、クレーン装置6の搬送要素を動作させるための信号であり、操作信号、目標速度信号Vd、目標軌道信号Pd及び作動信号Md等のうち少なくとも一つを含む。操作信号は、操縦者の入力操作に伴い操作具から出力される信号である。目標速度信号Vdは、操作信号に基づいて生成される信号であり、荷物Wの移動方向及び移動速度に関する情報を含む。目標軌道信号Pdは、目標速度信号Vdに基づいて生成される信号であり、荷物Wを現在位置から目標位置に移動させる際の荷物Wの軌道(位置情報)を示す。作動信号Mdは、操縦者の入力操作に伴い制御装置35で生成され、クレーン装置6のアクチュエータに対して出力される信号である。目標速度信号Vd、目標軌道信号Pd及び作動信号Mdの生成工程については後述する。
また、制御装置35は、通信機33を介して、外部のサーバー等で運用されているBIM(building information modeling)から荷物W及び構造物の情報を取得することができる。荷物W及び構造物の情報は、それぞれの、形状、大きさ、位置座標に関する情報(三次元データ)を含む。また、制御装置35は、表示装置34に撮影画像i2や画像変換した補正画像ia等を表示する。
制御装置35は、旋回操作具18、起伏操作具19、メインドラム操作具21m及びサブドラム操作具21sからの操作信号に基づいて、各操作具に対応した作動信号Mdを生成する。また、制御装置35は、旋回用バルブ23、伸縮用バルブ24、起伏用バルブ25、メイン用バルブ26m及びサブ用バルブ26sに接続され、旋回用バルブ23、起伏用バルブ25、メイン用バルブ26m及びサブ用バルブ26sに対して、操作信号に基づいて生成された作動信号Mdを出力する。旋回用バルブ23、起伏用バルブ25、メイン用バルブ26m及びサブ用バルブ26sは、作動信号Mdに基づいて、所定の動作を行う。
制御装置35は、旋回用センサ27、伸縮用センサ28、起伏用センサ29,起伏用センサ29及び巻回用センサ30に接続され、旋回台7の旋回角度θz、伸縮長さLb、起伏角度θx及びワイヤロープの繰り出し量Lrを取得する。
クレーン1は、車両2を走行させることで任意の位置にクレーン装置6を移動させることができる。また、クレーン1は、起伏操作具19の操作によってブーム9を任意の起伏角度θxに起立又は倒伏させたり、伸縮操作具20の操作によってブーム9を任意の伸縮長さLbに伸張又は収縮させたりすることでクレーン装置6の揚程や作業半径を拡縮することができる。また、クレーン1は、サブドラム操作具21s等の操作によって荷物Wを吊り上げて、旋回操作具18の操作によって旋回台7を旋回させることで、荷物Wを搬送することができる。また、クレーン1は、フックカメラCが撮影した画像とBIMの情報とから、搬送すべき荷物Wを自動的に検出することができる。
次に、図3と図4とを用いて、制御装置35における作動信号Mdを生成するための工程について説明する。図3は、クレーン装置6の逆動力学解析に関する構成を示すブロック図である。図4は、クレーン1の逆動力学モデルを示す図である。
図3に示すように、制御装置35は、荷物Wの目標軌道信号Pdを算出する目標軌道算出部35a、ブーム9の先端の目標位置座標q(n+1)を算出するブーム位置算出部35b、及び作動信号Mdを生成する作動信号生成部35cとして機能する。
目標軌道算出部35aは、荷物Wの目標速度信号Vdを荷物Wの目標軌道信号Pdに変換する。目標軌道算出部35aは、各操作具からの操作信号に基づいて生成されるを含む荷物Wの目標速度信号Vdを単位時間t毎に取得する。目標速度信号Vdは、荷物Wの移動方向及び移動速度に関する情報を含む。目標軌道算出部35aは、例えば、取得した目標速度信号Vdを積分して荷物Wの目標位置情報を算出し、荷物Wの目標位置情報にローパスフィルタを適用して、目標軌道信号Pdを単位時間t毎に算出する。
ブーム位置算出部35bは、ブーム9の姿勢情報、荷物Wの現在位置情報、及び目標軌道算出部35aで生成された目標軌道信号Pdに基づいて、ブーム9の先端の目標位置座標q(n+1)を算出する。ブーム9の姿勢情報は、旋回台7の旋回角度θz(n)、ブーム9の伸長長さLb(n)、ブーム9の起伏角度θx(n)、メインワイヤロープ14又はサブワイヤロープ16(以下、単に「ワイヤロープ」と記す)の繰り出し量Lr(n)を含み、それぞれ、旋回用センサ27、伸縮用センサ28、起伏用センサ29、巻回用センサ30から取得することができる。荷物Wの現在位置情報は、ブームカメラ9bで撮影された撮影画像i1から取得することができる。
ブーム位置算出部35bは、取得した荷物Wの現在位置情報から荷物Wの現在位置座標p(n)を算出する。また、ブーム位置算出部35bは、取得した旋回角度θz(n)、伸縮長さLb(n)、起伏角度θx(n)からブーム9の先端(ワイヤロープの繰り出し位置)の現在位置を示す現在位置座標q(n)(以下、単に「ブーム9の現在位置座標q(n)」と記す)を算出する。また、ブーム位置算出部35bは、荷物Wの現在位置座標p(n)とブーム9の現在位置座標q(n)とからワイヤロープの繰り出し量Lr(n)を算出する。
さらに、ブーム位置算出部35bは、荷物Wの現在位置座標p(n)と単位時間t経過後の荷物Wの目標位置である荷物Wの目標位置座標p(n+1)とから荷物Wが吊り下げられているワイヤロープの方向ベクトルe(n+1)を算出する。
ブーム位置算出部35bは、逆動力学を用いて荷物Wの目標位置座標p(n+1)と、ワイヤロープの方向ベクトルe(n+1)とから単位時間t経過後のブーム9の目標位置座標q(n+1)を算出する。
作動信号生成部35cは、ブーム位置算出部35bから単位時間t経過後のブーム9の目標位置座標q(n+1)を取得し、目標位置座標q(n+1)に基づいて各アクチュエータの作動信号Mdを生成する。
次に、図4に示すように、クレーン1の逆動力学モデルを定める。逆動力学モデルは、グローバル座標系であるXYZ座標系に定義され、原点Oをクレーン1の旋回中心とする。原点Oのグローバル座標は、GNSS受信機22から取得するものとする。図4における逆動力学モデルにおいて、「q」は、例えばブーム9の現在位置座標q(n)を示し、「p」は、例えば荷物Wの現在位置座標p(n)を示す。「Lb」は、例えばブーム9の現在の伸縮長さLb(n)示し、「θx」は、例えばブーム9の現在の起伏角度θx(n)を示し、「θz」は、例えば旋回台7の現在の旋回角度θz(n)を示す。また、「Lr」は、例えば、ワイヤロープの繰り出し量Lr(n)を示し、「f」はワイヤロープの現在の張力f(n)を示し、「e」は、例えばワイヤロープの現在の方向ベクトルe(n)を示す。
このように定まる逆動力学モデルにおいて、ブーム9の先端の目標位置qと荷物Wの目標位置pとの関係は、荷物Wの目標位置p、荷物Wの質量m、及びワイヤロープのばね定数kfを用いて式(1)で表される。また、ブーム9の先端の目標位置qは、荷物Wの時間の関数として式(2)で表される。

f:ワイヤロープの張力
:ばね定数
m:荷物Wの質量
q:ブーム9の先端の現在位置又は目標位置
p:荷物Wの現在位置又は目標位置
Lr:ワイヤロープの繰り出し量
e:方向ベクトル
g:重力加速度
ローパスフィルタは、所定の周波数以上の周波数を減衰させるものであり、ローパスフィルタの伝達関数G(s)は、例えば、式(3)で表される。。目標軌道算出部35aは、目標軌道信号Pdにローパスフィルタを適用することにより微分操作による特異点(急激な位置変動)の発生を防止している。本実施形態においては、式(3)に示すように、ばね定数kfの算出時における四階微分に対応するため四次のローパスフィルタを用いているが、所望する特性に合わせた次数のローパスフィルタを適用することができる。式(3)におけるa、bは係数である。
ワイヤロープの繰り出し量L(n)は、以下の式(4)から算出される。ワイヤロープの繰り出し量Lr(n)は、ブーム9の現在位置座標q(n)と荷物Wの現在位置座標p(n)の距離で定義される。つまり、ワイヤロープの繰り出し量Lr(n)は、玉かけ具の長さを含んでいる。
ワイヤロープの方向ベクトルe(n)は、以下の式(5)から算出される。ワイヤロープの方向ベクトルe(n)は、ワイヤロープの張力f(式(1)参照)の単位長さのベクトルである。ワイヤロープの張力fは、荷物Wの加速度から重力加速度を減算したものである。荷物Wの加速度は、荷物Wの現在位置座標p(n)と単位時間t経過後の荷物Wの目標位置座標p(n+1)から算出される。
単位時間t経過後のブーム9の目標位置座標q(n+1)は、式(1)をnの関数で表した下記の式(6)から算出される。ここで、αは、ブーム9の旋回角度θz(n)を示している。ブーム9の目標位置座標q(n+1)は、逆動力学を用いて、ワイヤロープの現在の繰り出し量Lr(n)、荷物Wの目標位置座標p(n+1)及び方向ベクトルe(n+1)から算出される。
次に、図5のフローチャートを用いて、作動信号Mdを生成するための制御装置36の処理について説明する。
図5に示すように、ステップS100において、制御装置35は、目標軌道算出工程Aを開始する。制御装置35は、生成した荷物Wの目標速度信号Vdにローパスフィルタを適用して、目標軌道信号Pdを単位時間t毎に算出する。目標軌道算出工程Aが終了すると、ステップS200の処理に移行する。
ステップ200において、制御装置35は、ブーム位置算出工程Bを開始する。制御装置35は、荷物Wの現在位置座標p(n)、ブーム9の姿勢情報から算出されるブーム9の現在位置座標q(n)、及び目標軌道信号Pdに基づいて、ブーム9の目標位置座標q(n+1)を算出する。ブーム位置算出工程Bが終了すると、ステップS300の処理に移行する。
ステップ300において、制御装置35は、作動信号生成工程Cを開始する。制御装置35は、ブーム9の目標位置座標q(n+1)に基づいて、ブーム9の先端が目標位置座標q(n+1)に位置するときの旋回台7の旋回角度θz(n+1)、ブーム9の伸縮長さLb(n+1)、ブーム9の起伏角度θx(n+1)、ワイヤロープの繰り出し量Lr(n+1)を算出し、旋回用バルブ23、伸縮用バルブ24、起伏用バルブ25、メイン用バルブ26m又はサブ用バルブ26sの作動信号Mdをそれぞれ生成する。作動信号生成工程Cが終了すると、ステップS100の処理に移行する。
すなわち、制御装置35は、ブーム9の目標位置座標q(n+1)を算出した後、目標軌道算出工程A、ブーム位置算出工程B及び作動信号生成工程Cを繰り返すことで、単位時間t経過後のブーム9の目標位置座標q(n+2)を算出する。具体的には、先の処理で算出された荷物Wの目標位置座標p(n+1)を現在の位置座標として、荷物Wの現在位置座標p(n+1)と次の目標位置座標p(n+2)からワイヤロープの方向ベクトルe(n+2)を算出する。そして、ワイヤロープの現在の繰り出し量Lr(n+1)とワイヤロープの方向ベクトルe(n+2)とから、さらに単位時間t経過後のブーム9の目標位置座標q(n+2)を算出する。
つまり、制御装置35は、逆動力学を用いて、荷物Wの現在位置座標p(n)と荷物Wの目標位置座標p(n+1)とワイヤロープの方向ベクトルe(n+1)とから単位時間t後のブーム9の目標位置座標q(n+1)を順次算出する。制御装置35は、ブーム9の目標位置座標q(n+1)に基づいて作動信号Mdを生成するフィードフォワード制御によって各アクチュエータを制御する。
このように、クレーン装置6は、任意に入力される荷物Wの目標速度信号Vdに基づいて目標軌道信号Pdを算出しているので、規定の速度パターンに限定されない。また、クレーン装置6は、荷物Wを基準としてブーム9の制御信号(各アクチュエータの作動信号Md)を生成するとともに、フィードフォワード制御を適用することにより、操縦者の意図する目標軌道に基づいてブーム9の制御信号が生成される。。これにより、操縦者の操作、すなわち各種操作具からの操作信号に対するアクチュエータの応答性が向上し、応答遅れによる荷物Wの揺れを抑制することができる。また、逆動力学モデルを構築し、荷物Wの現在位置座標p(n)、目標位置座標p(n+1)、及びワイヤロープの方向ベクトルe(n+1)からブーム9の目標位置座標q(n+1)が算出されるので加減速等による過渡状態の誤差が生じない。さらに、ローパスフィルタを適用することで、ブーム9の目標位置座標q(n+1)を算出する際の微分操作によって生じる特異点を含む周波数成分が減衰されるので、ブーム9の制御が安定する。これにより、荷物Wを基準としてアクチュエータを制御する際に、荷物Wの揺れを抑制しつつ目標軌道に沿って移動させることができる。
次に、図6と図7とを用いて、移動方向用フックカメラ31が撮影した撮影画像i2を任意の平面における補正画像iaに変換する画像処理について説明する。図6は、クレーン装置6の画像処理に関する構成を示すブロック図である。図7AはフックカメラCが撮影した画像の投影面を示す図であり、図7Bは、射影変換した画像を示す図である。かかる画像処理は、クレーン装置6の制御装置35によって行われる。
図6に示すように、制御装置35は、カメラ制御部35d及び画像変換部35e(画像処理部)として機能する。
カメラ制御部35dは、各種操作具からの操作信号に基づいて算出される荷物Wの目標速度信号Vdや目標軌道信号Pd等に基づく制御信号を移動方向用フックカメラ31に送信する。移動方向用フックカメラ31は、制御信号にしたがって、メインフックブロック10から荷物Wの搬送先、すなわち荷物Wの移動方向に存在する被写体(例えば、地物、地表面及び構造物等)を撮影する。同時に、回転補正用フックカメラ32は、鉛直下方(メインフックブロック10側)からブーム9を撮影する。カメラ制御部35dは、移動方向用フックカメラ31が撮影した撮影画像i2及び回転補正用フックカメラ32が撮影した撮影画像i3を取得する。
図7Aに示すように、移動方向用フックカメラ31は、荷物Wの軌道周辺にある地物、地表面及び構造物等の被写体を、荷物Wの上方のメインフックブロック10の位置を視点とし、斜め下方を撮影している。したがって、移動方向用フックカメラ31が撮影する撮影画像i2は、荷物Wよりも玉かけ具の鉛直方向の長さ分だけ上方の位置を視点として、撮影方向に垂直な投影面Poに投影された画像である。つまり、移動方向用フックカメラ31は、軌道周辺にある地物、地表面及び構造物等を荷物Wからの視点で撮影していない。
図7Bに示すように、画像変換部35e(図6参照)は、カメラ制御部35d(図6参照)から撮影画像i2を取得し、表示装置34に表示させる。また、画像変換部35eは、表示装置34に表示されている撮影画像i2において、任意の領域の画像(以下、単に「選択画像is」と記す)が選択されると(薄墨部分参照)、選択画像isを基準とする任意の平面上の画像に撮影画像i2を変換する射影変換処理を実施する。具体的には、画像変換部35eは、撮影画像i2において入力された選択画像isを補正の基準として取得する。さらに、画像変換部35eは、移動方向を投影方向として取得する。画像変換部35eは、荷物Wを視点とし、取得した投影方向に垂直な平面を変換投影面Ptとして、投影面Poに投影されている撮影画像i2について射影変換処理を行う。すなわち、変換投影面Ptは、移動方向用カメラ31によって撮影された撮影画像i2における任意の領域(選択画像is)を基準領域として、当該基準領域に平行で、かつ、荷物Wを視点とする任意の方向に対して垂直な平面といえる。画像変換部35eは、撮影画像i2に射影変換処理を施して生成された補正画像iaを、表示装置34に表示させる。
また、画像変換部35eは、クレーン装置6の制御情報、及びBIMから取得した荷物W及び構造物の情報に基づいて、補正画像iaに荷物Wの外形図又は荷物Wの画像を投影させる。つまり、画像変換部35eは、補正画像iaと荷物Wの外形図又は荷物Wの画像を重ね合わせて表示装置34に表示させる。この際、画像変換部35eは、補正画像iaと、荷物Wの外形図又は荷物Wの画像との縮尺及び位置が一致するように重ね合わせる。また、画像変換部35eは、BIMから取得した構造物の大きさと補正画像iaに描出されている構造物の大きさとから表示比率を算出し、補正画像iaにおける荷物Wから地表面、地物又は構造物までの距離等を、算出された表示比率に基づいて算出し、表示装置34に表示させる。
このように、画像変換部35eは、補正画像iaとともに、荷物Wの外形図又は画像を表示したり、荷物Wから地表面等までの距離を表示する。すなわち、画像変換部35eは、補正画像iaにおける荷物Wの現在位置を、視認可能な態様で表示する。これにより、操縦者は、荷物Wと、その周辺の地表面、地物又は構造物等との位置関係を画像や数値によって視認することができる。
次に、図8から図10を用いて、クレーン装置6によるフックカメラCを用いた荷物Wの位置決め制御について具体的に説明する。図8A、図8Bは、荷物を吊り上げる際のフックカメラCの撮影領域とその画像を示す図であり、図8Aは移動方向用フックカメラ31の撮影領域とその画像を示し、図8Bは、回転補正用フックカメラ32の撮影領域とその画像を示す。図9Aは、荷物を水平移動させている際の移動方向用フックカメラ31の撮影領域を示す図であり、図9Bは、射影変換した画像を示す図である。図10Aは、荷物を吊り下げる際の移動方向用フックカメラ31の撮影領域を示す図であり、図10Bは、射影変換した画像を示す図である。
クレーン装置6は、荷物Wをメインフック10aに吊り下げた状態で構造物Sの内部フロアFに搬入し、所定箇所に配置する位置決め制御を実施する。クレーン装置6は荷物Wのグローバル座標である荷物Wの現在位置座標p(n)を算出しているものとする。また、クレーン装置6は、外部のサーバー等で運用されているBIMから荷物W及び構造物Sの情報を取得しているものとする。
図8Aに示すように、クレーン装置6は、操縦者の操作にしたがって、メインフック10aに吊り下げた荷物Wを構造物SのフロアFよりも高い位置まで吊り上げる。クレーン装置6は、移動方向用フックカメラ31でメインフック10aの移動方向(白塗矢印参照)と反対側である鉛直下方向を撮影する(薄墨部分参照)。つまり、移動方向用フックカメラ31は、荷物Wの上面を撮影画像i2として撮影する。
また、図8Bに示すように、クレーン装置6は、回転補正用フックカメラ32でブーム9を撮影画像i3として撮影する。クレーン装置6の制御装置35は、取得した撮影画像i2、i3に基づいて、メインフック10aに吊り上げられた荷物Wのブーム9に対する吊り下げ姿勢を算出する。制御装置35は、ブーム9に対する荷物Wの吊り下げ姿勢から移動方向用フックカメラ31の撮影方向を制御する。さらに、制御装置35は、ブーム9に対する荷物Wの吊り下げ姿勢からブーム9に対する荷物Wの回転角度θを算出し、フロアFの補正画像iaを荷物Wの回転方向に対して逆方向に回転角度θだけ回転させて表示する。
図9Aに示すように、クレーン装置6は、操縦者の操作にしたがって、荷物Wを構造物SのフロアFよりも高い位置に維持しながらフロアFに向けて略水平に移動させる(白塗矢印参照)。クレーン装置6は、移動方向用フックカメラ31で荷物Wの搬送方向(荷物Wの移動方向の下方)を撮影画像i2として撮影する(薄墨部分参照)。本実施形態において、移動方向用フックカメラ31は、荷物Wの搬送先である構造物SのフロアF及びフロアFの搬入口Eを撮影している。制御装置35は、撮影画像i2を荷物Wの現在位置座標p(n)と関連付けて一定時間分保存する。
図9Bに示すように、制御装置35は、撮影画像i2を表示装置34に表示させる。撮影画像i2は、フロアF及びフロアFへの搬入口Eを上方から見下ろす角度で撮影された画像である。制御装置35は、操縦者によって、表示装置34に表示された撮影画像i2における選択画像isとして搬入口Eを囲む領域(薄墨部分)が入力されると、荷物Wの移動方向を投影方向とする変換投影面Pt(図7A参照)に、選択画像isを基準として撮影画像i2を射影変換して投影する。つまり、制御装置35は、射影変換によって、撮影画像i2から、荷物Wを視点として荷物Wの移動方向の搬入口Eを表示させた補正画像iaを生成する。制御装置35は、メインフック10aの移動に伴い、移動方向用フックカメラ31が撮影する撮影画像i2から補正画像iaを単位時間t毎に生成する。
さらに、制御装置35は、補正画像iaに荷物Wの外形図を投影する。制御装置35は、例えば、BIMから取得した荷物W及び構造物Sの情報、荷物Wの現在位置座標p(n)、並びにブーム9に対する荷物Wの吊り下げ姿勢に基づいて、補正画像iaにおける荷物Wの重心位置と荷物Wの投影図の形状を算出する。また、制御装置35は、BIMから取得した構造物Sの大きさと補正画像iaに描出されている構造物Sの大きさとから表示比率を算出し、補正画像iaにおける荷物Wの大きさを算出する。そして、制御装置35は、算出した荷物Wの重心位置、形状及び大きさに基づいて、補正画像iaに荷物Wを表示させる。また、制御装置35は、表示比率に基づいて、荷物Wの外縁から構造物Sまでの最短距離等を算出して表示する。
図10Aに示すように、荷物Wの吊り下し位置の近傍において操縦者の吊り下ろし操作が行われると、クレーン装置6は、メインフック10aに吊り下げた荷物Wを構造物SのフロアFに向けて鉛直下方に移動させる(白塗矢印参照)。クレーン装置6は、移動方向用フックカメラ31でメインフック10aの移動方向である鉛直下方を撮影する(薄墨部分参照)。つまり、移動方向用フックカメラ31は、荷物Wの上面を撮影画像i2として撮影している。
図10Bに示すように、制御装置35は、荷物Wを吊り下げる制御信号を取得すると、水平移動中に撮影した撮影画像i2のうちフロアFが含まれている直前の画像i2oを表示装置34に表示させる。制御装置35は、操縦者によって、表示装置34に表示された撮影画像i2oにおける選択画像isとしてフロアFを囲む領域(薄墨部分)が入力されると、荷物Wの鉛直下方向の変換投影面Pt(図7A参照)に、選択画像isを基準として撮影画像i2oを射影変換により投影する。つまり、制御装置35は、射影変換によって、撮影画像i2oから、荷物Wを視点として鉛直下方の荷物Wの吊り下し位置を表示させた補正画像iaを生成する。
次に、制御装置35は、現在の撮影画像i2である荷物Wの上面画像(図10Bの二点鎖線参照)に、補正画像iaを合成して表示装置34に表示させる。このとき、制御装置35は、BIMから取得した荷物W及び構造物Sの情報、算出した荷物Wの回転角度θ、荷物Wの現在位置座標p(n)から、補正画像iaにおける荷物Wの重心位置を算出する。また、制御装置35は、表示比率を算出し、補正画像iaにおける荷物Wの大きさを算出する。そして、制御装置35は、例えば、算出した荷物Wの重心位置及び大きさに基づいて補正画像iaを変換し、単位時間毎に撮影画像i2に重畳して表示させる。また、制御装置35は、メインフック10aが移動するにつれて、荷物Wの現在位置座標p(n)に対応する補正画像iaを撮影画像i2oから生成して、当該補正画像iaを荷物Wの撮影画像i2に重畳して表示させる。さらに、制御装置35は、表示比率に基づいて、荷物Wの外縁からフロアFまでの最短距離等を算出して表示する。
このように構成することにより、クレーン装置6は、荷物Wを視点とする移動方向の補正画像iaと荷物W及び構造物Sの情報とを用いて、補正画像iaに荷物Wの投影図を重畳して表示させる。つまり、クレーン装置6では、荷物W自体が移動方向用フックカメラ31で撮影されていなくても、補正画像iaから荷物Wに対するフロアFや搬入口Eの位置関係が画像や数値で表示される。これにより、荷物Wの形状や荷物Wの設置状況に影響されることなく、高精度の設置作業を行うことができる。さらに、クレーン装置6では、荷物Wによって荷物Wの鉛直下方のフロアFが隠れていても、直前に荷物Wの鉛直下方のフロアFを撮影した画像i2oから荷物Wを視点とする鉛直下方のフロアFの補正画像iaが生成される。この際、荷物Wの回転に応じて、荷物Wの投影図が回転して表示されるので荷物Wの状態が把握し易い。さらに、クレーン装置6では、撮影領域が異なる複数の移動方向用フックカメラ31により、一の移動方向用フックカメラ31で他の移動方向用フックカメラ31の機能を補完するバックアップ機能が実現され、冗長性を有するシステムが構築される。これにより、荷物Wの形状や荷物Wの設置状況に影響されることなく、高精度の設置作業を行うことができる。
以上説明したように、本実施の形態に係るクレーン装置6は、ブーム9及びブーム9に吊り下げられたメインフック10a又はサブフック11aを含む搬送要素を動作させて荷物を搬送先に搬送するクレーン装置であって、メインフック10a又はサブフック11aに設けられているフックカメラCと、搬送要素を動作させるための制御情報に基づいてフックカメラCによる撮影動作を制御するカメラ制御部35dと、フックカメラCによって撮影された撮影画像i2、i3を処理する画像変換部35e(画像処理部)と、を備え、フックカメラCは、荷物Wの搬送先を撮影し、画像変換部35eは、フックカメラCによって撮影された撮影画像における任意の領域を基準領域として、当該基準領域に平行で、かつ、荷物Wを視点とする任意の方向に対して垂直な変換投影面Ptに、撮影画像を投影した補正画像iaを生成し、補正画像iaにおける荷物Wの現在位置を算出し、視認可能な態様で表示する。
クレーン装置6においては、荷物Wにカメラを設けることなく、撮影画像i2の変換により生成された荷物Wの位置を視点とする補正画像iaに基づいて地物や障害物に対する荷物Wの位置が算出され、視認可能な態様で表示される。これにより、荷物Wの形状や荷物Wの設置状況に影響されることなく、高精度の設置作業を行うことができる。
また、クレーン装置6において、画像変換部35e(画像処理部)は、補正画像iaに荷物Wの投影図を重畳して表示させる。
画像変換により生成された平面画像(補正画像ia)に荷物Wの外形状が重畳して表示されるので、荷物W自体が撮影されていなくても平面画像における荷物Wの現在位置を把握することができる。これにより、荷物Wの形状や荷物の設置状況に影響されることなく、高精度の設置作業を行うことができる。
また、クレーン装置6において、フックカメラCは、鉛直下方に荷物Wを撮影し、画像変換部35e(画像処理部)は、搬送先の撮影画像i2における地表面を基準領域として、撮影画像i2を荷物Wの鉛直下方の正面に投影した補正画像iaを生成し、荷物Wの撮影画像i2に補正画像iaを合成して、地表面に対する荷物Wの現在位置を算出し、視認可能に表示する。
荷物Wによって荷物下方の地表面が隠れていても、事前に取得された撮影画像から荷物下方の地表面を鉛直上方から見た画像が生成され、地物等に対する荷物Wの位置が算出され、視認可能な態様で表示される。これにより、荷物Wの形状や荷物の設置状況に影響されることなく、高精度の設置作業を行うことができる。
また、クレーン装置6において、フックカメラCは、ブーム9を撮影し、画像変換部35e(画像処理部)は、ブーム9の撮影画像i3に基づいて荷物Wの回転角度を算出し、地表面の補正画像iaを荷物Wの回転方向に対して逆方向に前記回転角度だけ回転させて表示する。
荷物Wの回転に応じて、表示画面上で地表面に対して荷物Wが回転しているように表示されるので荷物の状態が把握し易い。これにより、荷物Wの形状や荷物の設置状況に影響されることなく、高精度の設置作業を行うことができる。
なお、本実施形態では、移動式クレーン1のクレーン装置6について説明したが、本発明は、荷物Wをワイヤー等の搬送要素で吊り上げて搬送するクレーン装置に適用することが可能である。また、クレーン装置6は、荷物Wの移動方向を傾倒方向で指示し、荷物Wの移動速度を傾倒角度で指示する操作スティックを有する遠隔操作端末によって遠隔操作可能に構成されてもよい。この際、クレーン装置6は、遠隔操作端末にフックカメラCが撮影した画像を表示することで、操縦者が遠隔地からでも荷物Wの周辺の状況を的確に把握することができる。また、クレーン装置6では、フックカメラCが撮影した画像に基づく荷物Wの現在位置情報をフィードバックすることによりロバスト性が向上する。すなわち、クレーン装置6によれば、荷物Wの重量や外乱による特性の変化を意識することなく荷物Wを安定して移動させることができる。
上述の実施形態は、代表的な形態を示したに過ぎず、一実施形態の骨子を逸脱しない範囲で種々変形して実施することができる。さらに種々なる形態で実施し得ることは勿論のことであり、本発明の範囲は、特許請求の範囲の記載によって示され、さらに特許請求の範囲に記載の均等の意味、及び範囲内のすべての変更を含む。
2018年10月16日出願の特願2018−195430の日本出願に含まれる明細書、図面及び要約書の開示内容は、すべて本願に援用される。
1 クレーン
6 クレーン装置
7 旋回台
9 ブーム
10a メインフック
31 移動方向用フックカメラ
32 回転補正用フックカメラ
35 制御装置
35d カメラ制御部
35e 画像変換部(画像処理部)
C フックカメラ
i2 撮影画像
is 選択画像
ia 補正画像
W 荷物

Claims (4)

  1. ブーム及び前記ブームに吊り下げられたフックを含む搬送要素を動作させて荷物を搬送先に搬送するクレーン装置であって、
    前記フックに設けられているカメラと、
    前記搬送要素を動作させるための制御情報に基づいて前記カメラによる撮影動作を制御するカメラ制御部と、
    前記カメラによって撮影された撮影画像を処理する画像処理部と、を備え、
    前記カメラは、前記荷物の搬送先を撮影し、
    前記画像処理部は、前記カメラによって撮影された撮影画像における任意の領域を基準領域として、当該基準領域に平行で、かつ、前記荷物を視点とする任意の方向に対して垂直な平面に、前記撮影画像を投影した補正画像を生成し、前記補正画像における前記荷物の現在位置を算出し、視認可能な態様で表示する、クレーン装置。
  2. 前記画像処理部は、前記補正画像に前記荷物の投影図を重畳して表示させる、請求項1に記載のクレーン装置。
  3. 前記カメラは、鉛直下方に前記荷物を撮影し、
    前記画像処理部は、前記搬送先の前記撮影画像における地表面を前記基準領域として、前記撮影画像を前記荷物の鉛直下方の正面に投影した補正画像を生成し、
    前記荷物の撮影画像に前記補正画像を合成して、前記地表面に対する前記荷物の現在位置を算出する、請求項1又は請求項2に記載のクレーン装置。
  4. 前記カメラは、前記ブームを撮影し、
    前記画像処理部は、前記ブームの撮影画像に基づいて前記荷物の回転角度を算出し、前記地表面の補正画像を前記荷物の回転方向に対して逆方向に前記回転角度だけ回転させて表示する、請求項3に記載の移動式クレーン。
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