JP6743380B2 - 太陽電池モジュール評価装置 - Google Patents

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Description

本発明は、太陽電池モジュール評価装置に関する。
従来、複数の太陽電池セル(以下、単に「セル」という。)が電気的に接続された太陽電池モジュールに疑似太陽光を照射して、太陽電池モジュールの電流電圧特性を測定する評価装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2013−089935号公報
ところで、例えば、太陽電池モジュールを車両に設置する場合、車両がビルや電柱などの影のある場所を通過するときなど、走行状況によっては、太陽電池モジュールの各セルに照射される光量が変化する場合がある。このように、各セルに照射される光量が変化すると、太陽電池モジュールの特性が変動することで電磁波ノイズが発生し、例えば、ラジオ放送の受信が妨害される場合がある。
しかしながら、従来の評価装置では、車両が影のある場所を通過する場合など、影の影響を再現して、太陽電池モジュールの特性を評価することは困難であった。これは、従来の装置では、1個の光源を用いて太陽電池モジュールの特性を評価するため、影の分布に対応させて各セルに照射する光量を調整することが難しいからである。
そこで、上記課題に鑑み、影の影響を再現して、太陽電池モジュールの特性を評価することが可能な太陽電池モジュール評価装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明の一態様に係る太陽電池モジュール評価装置は、
車両に設置される太陽電池モジュールであり、複数のセルが電気的に接続された太陽電池モジュールの特性を評価する装置であって、
前記複数のセルの各々に対応して設けられた複数の光源を含む照射部と、
前記複数の光源の各々の照射光量を独立して制御する照射制御部と、
を備え、
前記照射制御部は、再現したい市場環境想定シーンに対応して定められた条件テーブルに基づいて、前記複数の光源の各々の照射光量を制御し、
前記条件テーブルは、再現したい市場環境想定シーンを車両が通過している場合における前記車両に設置される太陽電池モジュールの複数のセルの各々の発電量と同じ発電量となるように、前記複数の光源の各々の照射光量を制御したときの前記複数の光源の各々に供給される電力によって定められる、又は再現したい市場環境想定シーンを車両が通過している場合における前記車両に設置される太陽電池モジュールから発生する電磁波ノイズの波形と同じ波形となるように、前記複数の光源の各々の照射光量を制御したときの前記複数の光源の各々に供給される電力によって定められることを特徴とする。
開示の太陽電池モジュール評価装置によれば、複数のセルの各々に対応して設けられた複数の光源の各々の照射光量を独立して制御するので、影の影響を再現して、太陽電池モジュールの特性を評価することができる。
本実施形態の太陽電池モジュール評価装置の概略図 影分布とセルの出力分布の一例を示す図 影分布とセルの出力分布の他の例を示す図 影分布とセルの出力分布の更に他の例を示す図 セルに対する光の当たり方とセルの発電量との関係を示す図 第1実施形態における条件テーブルを例示する図 条件テーブルに基づいて光を照射したときの各セルの出力分布を示す図 条件テーブルに基づいて光を照射したときの太陽電池モジュールから発生する電磁波ノイズを示す図 第2実施形態における条件テーブルを例示する図
以下、発明を実施するための形態について添付の図面を参照しながら説明する。なお、本明細書及び図面において、実質的に同一の機能構成を有する構成要素については、同一の符号を付することにより重複した説明を省略する。
本実施形態の太陽電池モジュール評価装置は、太陽電池モジュール(ソーラーパネル)に照射される光量(照射光量)が変化することにより変動する太陽電池モジュールの特性を評価する装置である。
以下では、一例として、車両が影のある場所を通過する場合における影の影響を再現して、車両のルーフ上に設置された太陽電池モジュールの特性を評価する装置について説明するが、これに限定されない。本実施形態の太陽電池モジュール評価装置は、住宅用の太陽電池モジュール等、各種の太陽電池モジュールの特性を評価する際に利用することができる。
(太陽電池モジュール評価装置)
本実施形態の太陽電池モジュール評価装置について、図1に基づき説明する。図1は、本実施形態の太陽電池モジュール評価装置の概略図である。
図1に示すように、太陽電池モジュール評価装置は、太陽電池モジュール11の特性を評価する装置であり、照射部1と、照射制御部6とを備える。太陽電池モジュール11は、複数のセル12が電気的に接続されたモジュールであり、例えば、複数の結晶シリコン太陽電池セルが電気的に接続された結晶シリコン太陽電池モジュールである。図1では、一例として、12個のセル12が電気的に接続された太陽電池モジュール11を示している。
照射部1は、太陽電池モジュール11の複数のセル12の各々に対応して設けられた複数の光源2を含む。図1では、12個のセル12の各々に対応して12個の光源2が設けられている。照射部1は、太陽電池モジュール11の受光面(表面)側に、太陽電池モジュール11の表面からの距離が25cm以上離れた位置に配置されることが好ましい。これにより、照射部1から照射される光によって太陽電池モジュール11の温度が上昇することを抑制できるため、略一定の温度環境下で太陽電池モジュール11の特性を評価できる。その結果、太陽電池モジュール11の特性を精度良く評価できる。
各光源2から出射される光は、各光源2に対応する1個のセル12に照射され、対応する1個のセル12に隣接するセルなど、その他のセル12には照射されない指向性を有することが好ましい。これにより、各光源2から太陽電池モジュール11に対して照射される光が互いに干渉することを抑制できる。なお、その他のセル12に光を照射しない指向性とは、その他のセル12に全く光を照射しない指向性に限定されず、その他のセル12にほとんど光を照射しない指向性、例えば、その他のセル12の発電量に影響を与えない程度の指向性を含む。各光源2から出射する光は、例えば、リフレクタ、集光レンズ、コリメータレンズ等の光学系を通過することにより、対応する1個のセル12以外のセル12に照射されない指向性を有するように調整される。
各光源2は、例えば、太陽光と略同様の分光分布を有する疑似太陽光を照射することが可能な光源であることが好ましい。また、各光源2は、例えば、放射照度が0W/mから1000W/mの範囲の光を出射可能な光源であることが好ましい。放射照度は、例えば、照射制御部6により、各光源2に供給される電力が制御されることで調整される。
各光源2は、電磁波ノイズを発生しない又はほとんど発生しないものであることが好ましく、例えば、キセノンランプ、ハロゲンランプ、赤外線レーザであることが好ましい。また、各光源2の周囲に電磁波ノイズを遮蔽する遮蔽部を設けてもよい。これにより、照射部1から電磁波ノイズが放出された場合であっても、電磁波ノイズが周囲に漏洩することを抑制できる。
照射制御部6は、各光源2の照射光量を独立して制御する。これにより、各光源2から複数のセル12の各々に対して放射照度の異なる光が照射される。照射制御部6は、光源用電力装置7と、回路8と、制御用装置9とを有する。
光源用電力装置7は、回路8を介して照射部1に所定の電力を供給する装置である。
回路8は、各光源2に供給する電力を制御して各光源2を調光する調光回路と、各光源2への通電のオン・オフを制御して各光源2を点滅(オン・オフ)させる点滅回路とを含む。
制御用装置9は、調光回路により各光源2の照射光量を独立して制御し、点滅回路により各光源2のオン・オフを独立して制御する。なお、制御用装置9は、点滅回路により各光源2のオン・オフを一括して制御してもよい。制御用装置9は記憶部を有し、記憶部には、後述する条件テーブル等が記憶されている。
(太陽電池モジュール評価装置の動作)
本実施形態の太陽電池モジュール評価装置の動作の一例について説明する。
図2は、影分布とセルの出力分布の一例を示す図である。具体的には、図2(a)は、車両がトンネル内の吹き抜けを通過しているシーンを示している。図2(b)は、図2(a)の破線で囲まれた位置に車両が存在する場合における太陽電池モジュール11上の影分布を示している。図2(c)は、図2(b)の影分布のときのセル12の出力分布を示している。図2(d)は、図2(b)の影分布のときの太陽電池モジュール11から発生する電磁波ノイズの波形を示している。なお、図2(b)及び(c)において、車両の進行方向を矢印で示している。また、図2(c)では、各セル12の出力を、1000W/mの光が照射されたときの出力に対する相対値(%)として示している。また、図2(d)における横軸は周波数(kHz)、縦軸はノイズレベル(dBm)を示している。
図2(a)及び(b)に示すように、車両がトンネル内の吹き抜けを通過し、車両の前側のセル12の大部分に影が分布している場合、各セル12の出力(発電量)は、図2(c)に示すように、車両の前側のセル12で小さく、車両の後側のセル12で大きくなる。また、太陽電池モジュール11から発生する電磁波ノイズは、図2(d)に示す特性を有する。
図3は、影分布とセルの出力分布の他の例を示す図である。具体的には、図3(a)は、車両が木漏れ日のある木陰を通過しているシーンを示している。図3(b)は、図3(a)の破線で囲まれた位置に車両が存在する場合における太陽電池モジュール11上の影分布を示している。図3(c)は、図3(b)の影分布のときのセル12の出力分布を示している。図3(d)は、図3(b)の影分布のときの太陽電池モジュール11から発生する電磁波ノイズの波形を示している。なお、図3(b)及び(c)では、車両の進行方向を矢印で示している。また、図3(c)では、各セル12の出力を、1000W/mの光が照射されたときの出力に対する相対値(%)として示している。また、図3(d)における横軸は周波数(kHz)、縦軸はノイズレベル(dBm)を示している。
図3(a)及び(b)に示すように、車両が木漏れ日のある木陰を通過し、車両の右側のセル12の大部分に影が分布している場合、各セル12の出力は、図3(c)に示すように、車両の右側のセル12で小さく、車両の左側のセル12で大きくなる。また、太陽電池モジュール11から発生する電磁波ノイズは、図2(d)と異なり、図3(d)に示す特性を有する。
このように、太陽電池モジュール11を車両に設置する場合、車両が影のある場所を通過するときなど、走行状況によっては、太陽電池モジュール11の各セル12に照射される光量が変化する。各セル12に照射される光量が変化すると、太陽電池モジュール11の特性が変動することで、太陽電池モジュール11から発生する電磁波ノイズの波形が変化する。その結果、電磁波ノイズにより、例えば、ラジオ放送の受信が妨害される場合がある。
これは、影により太陽電池モジュール11における電流経路が変化し、太陽電池モジュールの近傍に設置されるアンテナ(例えば、車両のルーフ上に設置されるルーフアンテナ)と電流経路との間の距離が変化するためである。具体的には、アンテナと電流経路との間の距離が近い場合、アンテナと電流経路との間の距離が遠い場合と比較して、電磁波ノイズがアンテナへ混入しやすくなる。
図4は、影分布とセルの出力分布の更に他の例を示す図である。具体的には、図4(a)は、車両が特定の影を通過しているシーンを示している。図4(b)は、図4(a)の破線矢印Yに沿って車両が移動したときのセル12aの出力(電圧)の変化を示している。図4(c)は、図4(a)の破線矢印Yに沿って車両が移動したときのセル12bの出力の変化を示している。
図4に示すように、特定の影を車両が通過する場合、セル12a及びセル12bの出力が短時間で大きく変化する場合がある。短時間でセル12a及びセル12bの出力が短時間で大きく変化すると、太陽電池モジュール11から電磁波ノイズが発生し、例えば、太陽電池モジュール11の近傍に設置されるアンテナなどに影響を与える場合がある。
このように、影により太陽電池モジュール11における電流経路が変化したり、影によりセル12の出力が短時間で大きく変化したりすると、太陽電池モジュール11から電磁波ノイズが発生し、アンテナ等の他の機器に影響を与える場合がある。このため、影の影響を再現して、太陽電池モジュール11の特性を評価することが可能な太陽電池モジュール評価装置が求められている。しかしながら、1個の光源を用いて太陽電池モジュール11の特性を評価する従来の装置では、太陽電池モジュール11上の影分布を再現して、太陽電池モジュール11の特性を評価することが困難である。
そこで、以下では、影の影響を再現して、太陽電池モジュール11の特性を評価することが可能な、第1実施形態及び第2実施形態の太陽電池モジュール評価装置の動作について説明する。
〔第1実施形態〕
本実施形態の太陽電池モジュール評価装置は、照射制御部6が複数のセル12の各々に対応して設けられた複数の光源2の各々の照射光量を独立して制御するので、影の影響を再現して、太陽電池モジュール11の特性を評価することができる。以下、図5から図8を参照しながら具体的に説明する。
本実施形態の太陽電池モジュール評価装置では、照射制御部6は、再現したい市場環境を想定した状況(以下「市場環境想定シーン」という。)に対応して定められた条件テーブルに基づいて、各光源2が各セル12に対して照射する光量を制御する。条件テーブルには、市場環境想定シーンごとに各光源2の照射光量が定められている。
条件テーブルは、例えば、再現したい市場環境想定シーンを車両が通過している場合における各セル12の発電量と同じ発電量となるように、各光源2の照射光量を制御したときの各光源2に供給される電力によって定められる。これにより、再現したい市場環境想定シーンにおいて各セル12に照射される光と同様の環境を作り出すことができる。これは、セル12に照射される光の位置、面積、単位面積当たりの光量が異なる場合であっても、セル12全体に照射される光量(面積×単位面積当たりの光量)が同じであれば、セル12の発電量が同一となるからである。
図5は、セルに対する光の当たり方(照射される光の位置、面積及び単位面積当たりの光量)とセルの発電量との関係を示す図である。図5の上段左側には、セルの右上部分(面積S)に光量の大きい光(光量L)が照射された場合を示している。図5の上段中央には、セルの左中央部分(面積S)に光量の大きい光(光量L)が照射された場合を示している。図5の上段右側には、セルの下側部分(面積S×2)に光量の小さい光(光量L×1/2)が照射された場合を示している。これらの場合、少なくとも照射される位置、面積、単位面積当たりの光量のいずれかが異なるが、いずれもセル12全体に照射される光量が同じ(光量S×L)であるので、セル12の発電量は同一となる。図5では、セル12の発電量はいずれも60%である。
図6は、第1実施形態における条件テーブルを例示する図である。図7は、条件テーブルに基づいて光を照射したときの各セルの出力分布を示す図である。図7(a)は条件テーブルAに基づいて光を照射したときの各セルの出力分布を示し、図7(b)は条件テーブルBに基づいて光を照射したときの各セルの出力分布を示している。
各条件テーブルは、記憶部に記憶されており、例えば、図6に示すように、各条件テーブルには、光源2ごとの光照射条件(例えば、光源2に供給する電力)が定められている。図6では、一例として、2つの条件テーブル(条件テーブルA及び条件テーブルB)を示している。条件テーブルA及び条件テーブルBには、光源IDごとに光源2に供給する電力(%)が定められている。光源2に供給する電力(%)は、例えば、光源2の定格電力を100%としたときの割合として定められる。
再現したい市場環境想定シーンが「トンネル内吹き抜け」の場合、照射制御部6は、「トンネル内吹き抜け」に対応する条件テーブル(例えば、条件テーブルA)を参照し、各光源2に供給する電力が条件テーブルAに定められた電力となるように回路8を制御する。これにより、各光源2の照射光量が調整される。このとき、図7(a)に示すように、「トンネル内吹き抜け」を車両が通過している場合の影分布のときのセル12の出力分布(図2(c)参照)と同様の出力分布を得ることができる。すなわち、「トンネル内吹き抜け」を車両が通過している場合における影の影響を再現して、太陽電池モジュール11の特性を評価することができる。
再現したい市場環境想定シーンが「木陰の木漏れ日」の場合、照射制御部6は、「木陰の木漏れ日」に対応する条件テーブル(例えば、条件テーブルB)を参照し、各光源2に供給する電力が条件テーブルBに定められた電力となるように回路8を制御する。これにより、各光源2の照射光量が調整される。このとき、図7(b)に示すように、「木陰の木漏れ日」を車両が通過している場合の影分布のときのセル12の出力分布(図3(c)参照)と同様の出力分布を得ることができる。すなわち、「木陰の木漏れ日」を車両が通過している場合における影の影響を再現して、太陽電池モジュール11の特性を評価することができる。
また、本実施形態の太陽電池モジュール評価装置は、外来電波及び電波反響のない電波暗室に設置して使用することができる。これにより、車両が影のある場所を通過する場合における影の影響を再現して、太陽電池モジュール11から発生する電磁波ノイズを測定することができ、例えば、ラジオ放送の受信が妨害されていないかを確認することができる。
図8は、条件テーブルに基づいて光を照射したときの太陽電池モジュールから発生する電磁波ノイズを示す図である。図8(a)は条件テーブルAに基づいて光を照射したときの太陽電池モジュールから発生する電磁波ノイズを示し、図8(b)は条件テーブルBに基づいて光を照射したときの太陽電池モジュールから発生する電磁波ノイズを示している。
再現したい市場環境想定シーンが「トンネル内吹き抜け」の場合、照射制御部6は、「トンネル内吹き抜け」に対応する条件テーブル(例えば、条件テーブルA)を参照し、各光源2に供給する電力が条件テーブルに定められた電力となるように回路8を制御する。これにより、各光源2の照射光量が調整される。このとき、図8に示すように、「トンネル内吹き抜け」を車両が通過している場合の影分布のときの太陽電池モジュール11から発生する電磁波ノイズの波形(図3(c)参照)と同様の波形を得ることができる。すなわち、「トンネル内吹き抜け」を車両が通過している場合における影の影響を再現して、太陽電池モジュール11の特性を評価することができる。
再現したい市場環境想定シーンが「木陰の木漏れ日」の場合、照射制御部6は、「木陰の木漏れ日」に対応する条件テーブル(例えば、条件テーブルB)を参照し、各光源2に供給する電力が条件テーブルに定められた電力となるように回路8を制御する。これにより、各光源2の照射光量が調整される。このとき、図8(b)に示すように、「木陰の木漏れ日」を車両が通過している場合の影分布のときの太陽電池モジュール11から発生する電磁波ノイズの波形(図3(d)参照)と同様の波形を得ることができる。すなわち、「木陰の木漏れ日」を車両が通過している場合における影の影響を再現して、太陽電池モジュール11の特性を評価することができる。
なお、本実施形態では、再現したい市場環境想定シーンを車両が通過している場合における各セル12の発電量と同じ発電量となるように各光源2の照射光量を制御したときの各光源2に供給される電力が条件テーブルに定められている形態について説明した。しかしながら、本実施形態はこれに限定されず、条件テーブルは、他の方法により定められていてもよい。具体的には、再現したい市場環境想定シーンを車両が通過している場合における太陽電池モジュール11から発生する電磁波ノイズの波形と同じ波形となるように、各光源2の照射光量を制御したときの各光源2に供給される電力によって定められてもよい。
〔第2実施形態〕
第1実施形態では、所定の市場環境想定シーンの特定の位置に車両が存在する場合における影の影響を再現して、太陽電池モジュール11の特性を評価する形態について説明した。第2実施形態では、所定の市場環境想定シーンを車両が通過する間に変化する影の影響を再現して、太陽電池モジュール11の特性を評価する形態について説明する。
本実施形態の太陽電池モジュール評価装置は、照射制御部6が複数のセル12の各々に対応して設けられた複数の光源2の各々の照射光量を独立して制御するので、影の影響を再現して、太陽電池モジュール11の特性を評価することができる。以下、図9を参照しながら具体的に説明する。図9は、第2実施形態における条件テーブルを例示する図である。
本実施形態の太陽電池モジュール評価装置では、照射制御部6は、再現したい市場環境想定シーンに対応して定められた条件テーブルに基づいて、各光源2が各セル12に対して照射する光量を制御する。条件テーブルには、市場環境想定シーンごとに各光源2の照射光量が定められている。
条件テーブルは、例えば、再現したい市場環境想定シーンを車両が通過している場合における各セル12の出力(電圧)と同じ出力(電圧)となるように、各光源2の照射光量を制御したときの各光源2に供給される電力によって定められる。
図9に示すように、条件テーブルには、光源2ごとの光照射条件(例えば、光源2に供給する電力)が時間軸と共に定められている。図9では、一例として、1つの条件テーブル(条件テーブルa)を示している。条件テーブルaには、光源IDごとに光源2に供給する電力(%)が時間軸と共に定められている。光源2に供給する電力(%)は、例えば、光源2の定格電力を100%としたときの割合として定められる。
図4に示すように、車両が特定の影を通過する場合、照射制御部6は、特定の影を車両が通過する場合に対応する条件テーブル(条件テーブルa)を参照し、条件テーブルaに定められた電力となるように回路8を制御する。これにより、各光源2の照射光量が調整される。このとき、特定の影を車両が通過している場合の影分布のときのセル12の出力分布と同様の出力分布を得ることができる。また、特定の影を車両が通過している場合の影分布のときの太陽電池モジュール11から発生する電磁波ノイズの波形と同様の波形を得ることができる。すなわち、特定の影を車両が通過する間に変化する影の影響を再現して、太陽電池モジュール11の特性を評価することができる。
なお、本実施形態では、車両が特定の影を通過する場合における各セル12の発電量と同じ発電量となるように、各光源2の照射光量を制御したときの各光源2に供給される電力によって条件テーブルが定められる形態について説明した。しかしながら、条件テーブルは、他の方法により定められていてもよい。具体的には、車両が特定の影を通過する場合における太陽電池モジュール11から発生する電磁波ノイズの波形と同じ波形となるように、各光源2の照射光量を制御したときの各光源2に供給される電力によって定められてもよい。
以上、太陽電池モジュール評価装置を実施形態により説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の範囲内で種々の変形及び改良が可能である。
1 照射部
2 光源
6 照射制御部
7 光源用電力装置
8 回路
9 制御用装置
11 太陽電池モジュール
12 セル

Claims (1)

  1. 車両に設置される太陽電池モジュールであり、複数のセルが電気的に接続された太陽電池モジュールの特性を評価する装置であって、
    前記複数のセルの各々に対応して設けられた複数の光源を含む照射部と、
    前記複数の光源の各々の照射光量を独立して制御する照射制御部と、
    を備え、
    前記照射制御部は、再現したい市場環境想定シーンに対応して定められた条件テーブルに基づいて、前記複数の光源の各々の照射光量を制御し、
    前記条件テーブルは、再現したい市場環境想定シーンを車両が通過している場合における前記車両に設置される太陽電池モジュールの複数のセルの各々の発電量と同じ発電量となるように、前記複数の光源の各々の照射光量を制御したときの前記複数の光源の各々に供給される電力によって定められる、又は再現したい市場環境想定シーンを車両が通過している場合における前記車両に設置される太陽電池モジュールから発生する電磁波ノイズの波形と同じ波形となるように、前記複数の光源の各々の照射光量を制御したときの前記複数の光源の各々に供給される電力によって定められることを特徴とする太陽電池モジュール評価装置。
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