JP6741556B2 - ターゲット容器、及びターゲット容器の製造方法 - Google Patents

ターゲット容器、及びターゲット容器の製造方法 Download PDF

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Description

本発明は、ターゲット容器、及びターゲット容器の製造方法に関する。
中性子線照射装置は、大強度の荷電粒子線を水銀等の液体金属に照射して核破砕反応を引き起こすことで中性子を発生させる。ここで、核破砕反応には大量の発熱が伴う。その熱量を除去するために、上記の液体金属は荷電粒子線の照射される領域で流動し続けていることが望ましい。このように液体金属を流動させるため、ターゲット(ターゲット容器)と呼ばれる装置が広く用いられている(例えば下記特許文献1参照)。ターゲット容器の壁部は、液体金属の冷却及び漏洩防止を目的として、複数層の積層構造を有することが一般的である。より具体的には、下記特許文献1に記載されたターゲットは、液体金属を保持する容器本体と、容器本体を外側から覆う中間殻と、中間殻をさらに外側から覆う外殻とを有する三重構造である。
上記のような三重構造を有するターゲット容器を実際に構築するに当たっては、一例として以下のような構成・方法を採ることが一般的であった。すなわち、容器本体と中間殻とに形成された貫通孔にボルトを挿通することによってこれらを締結するとともに、中間殻の外側に外殻を溶接等によって固定する構成・方法が知られている。
特許第4392098号公報
しかしながら、上記のような構成では、容器本体や中間殻にボルトを挿通するための貫通孔を形成する必要があることから、当該貫通孔を通じた液体金属の漏洩を生じる可能性がある。特に、核破砕反応が進行する際のターゲット容器の内圧は最大で十数MPaに達することから、貫通孔を通じて液体金属の漏洩が生じやすい。このため、液体金属の漏洩が生じにくいターゲット容器への要請が高まっていた。
本発明は上記課題を解決するためになされたものであって、液体金属の漏洩が生じにくいターゲット容器、及びターゲット容器の製造方法を提供することを目的とする。
本発明のターゲット容器は、高エネルギーの陽子を液体金属中に照射することで中性子を発生させるターゲット容器であって、内部に前記液体金属が流通する容器本体と、前記容器本体の外側を覆うとともに、該容器本体との間に第一空間を形成する内側保護容器と、前記内側保護容器の外側を覆うとともに、該内側保護容器との間に第二空間を形成する外側保護容器と、を備え、前記容器本体は、該容器本体の外面から前記内側保護容器側に向かって突出する第一凸部を有し、前記内側保護容器は、該内側保護容器の内面における前記第一凸部と対向する位置に設けられて、該第一凸部に向かって突出する第二凸部、及び該内側保護容器の外面から前記外側保護容器側に向かって突出する第三凸部を有し、前記外側保護容器は、該外側保護容器の内面における前記第三凸部と対向する位置に設けられて、該第三凸部に向かって突出する第四凸部を有し、前記第一凸部と前記第二凸部とを固定する第一固定部と、前記第三凸部と前記第四凸部とを固定する第二固定部と、をさらに備える。
この構成によれば、容器本体の第一凸部と内側保護容器の第二凸部とが第一固定部によって互いに固定され、内側保護容器の第三凸部と外側保護容器の第四凸部とが第二固定部によって互いに固定される。第一固定部、及び第二固定部としては、例えば溶接によって形成される溶接部(溶融池が硬化して形成された部分)を適用することができる。言い換えると、第一凸部、第二凸部、第三凸部、及び第四凸部が形成されていることにより、ボルトやナット等を挿通させるための開口部を設けることなく容器本体、内側保護容器、及び外側保護容器を互いに強固に固定することができる。これにより、液体金属がターゲット容器から漏洩してしまう可能性を低減することができる。
また、ターゲット容器では、前記容器本体の前記第一凸部が形成されている領域の外面に対して直交する方向から見た場合、前記内側保護容器は、前記第二凸部と前記第三凸部とが重ならない位置に設けられてもよい。
この構成によれば、例えば溶接のように熱の入力を伴って第一凸部及び第二凸部を固定し、第三凸部及び第四凸部を固定する場合に、同一箇所における熱疲労の集中を避けることができる。これにより、ターゲット容器の耐久性や構造強度を向上させることができる。
一方で、例えば第一凸部及び第二凸部の設けられる位置と第三凸部及び第四凸部の設けられる位置とが互いに重なっている場合には、狭い領域内に複数回の熱の入力が与えられることから、上記のような熱疲労等の蓄積が大きくなってしまう。
また、ターゲット容器では、前記第一凸部は、先端面が対向する位置に配置された前記第二凸部の先端面と平行であり、前記第三凸部は、先端面が対向する位置に配置された前記第四凸部の先端面と平行であってもよい。
この構成によれば、ターゲット容器の内圧が高まった場合に、第一凸部の先端面と第二凸部の先端面との間、及び第三凸部の先端面と第四凸部の先端面との間で生じる荷重をそれぞれ均一に分散させることができる。したがって、局所的な応力集中による疲労破壊等が生じる可能性を低減することができる。
また、前記内側保護容器は、複数の前記第二凸部が互いに間隔をあけて千鳥状に配列され、前記第三凸部が互いに間隔をあけて千鳥状に配列されてもよい。
この構成によれば、第一凸部(第二凸部、第三凸部、第四凸部)が配列される面内の特定の一方向から複数の第一凸部(第二凸部、第三凸部、第四凸部)を見た場合、これらが千鳥状に配列されていることにより、互いに重なり合うことがない。言い換えると、特定の一方向から見て、全ての第一凸部(第二凸部、第三凸部、第四凸部)を見渡すことができる。したがって、第一凸部(第二凸部、第三凸部、第四凸部)に対して工具等を容易に到達させ、第一固定部(第二固定部)をそれぞれ効率的に形成することができる。
一方で、例えば第一凸部(第二凸部、第三凸部、第四凸部)が格子状に配列されている場合には、特定の一方向から見て複数の第一凸部(第二凸部、第三凸部、第四凸部)が互いに重なり合ってしまうため、ワークの向きを変えて複数の方向から工具等を到達させなければならず、作業効率の低下を招いてしまう。
本発明のターゲット容器の製造方法は、上記のいずれかに記載のターゲット容器を製造するターゲット容器の製造方法であって、前記内側保護容器を前記容器本体の外側に配置する第一配置工程と、前記第一凸部と前記第二凸部とを互いに固定する第一固定工程と、前記外側保護容器を前記内側保護容器の外側に配置する第二配置工程と、前記第三凸部と前記第四凸部とを互いに固定する第二固定工程と、を含む。
この方法によれば、容器本体、内側保護容器、及び外側保護容器を有する三重構造のターゲット容器を容易に製造することができる。
また、ターゲット容器の製造方法は、前記第一固定工程では、電子ビーム溶接によって前記第一凸部と前記第二凸部とを固定し、前記第二固定工程では、電子ビーム溶接によって前記第三凸部と前記第四凸部とを固定してもよい。
この方法によれば、ボルトやナット等を挿通させるための開口部を設けることなく容器本体、内側保護容器、及び外側保護容器を互いに強固に固定することができる。これにより、液体金属がターゲット容器から漏洩してしまう可能性を低減することができる。
本発明によれば、液体金属の漏洩が生じにくいターゲット容器、及びターゲット容器の製造方法を提供することができる。
図1は、本実施形態に係る中性子線照射装置の一例を示す模式図である。 図2は、本発明の実施形態に係る中性子線照射装置の一例を示す模式図である。 図3は、本発明の実施形態に係るターゲット容器の一例を示す斜視図である。 図4は、本発明の実施形態に係るターゲット容器の断面図である。 図5は、本発明の実施形態に係るターゲット容器の組み立て前の状態における要部拡大図である。 図6は、本発明の実施形態に係るターゲット容器の組み立て後の状態における要部拡大図である。 図7は、本発明の実施形態に係るターゲット容器の製造方法を示す工程図である。 図8は、本発明の実施形態に係るターゲット容器の製造方法における準備工程を示す図である。 図9は、本発明の実施形態に係るターゲット容器の製造方法における第一配置工程及び第一固定工程を示す図である。 図10は、本発明の実施形態に係るターゲット容器の製造方法における第一側部取付工程を示す図である。 図11は、本発明の実施形態に係るターゲット容器の製造方法における第二配置工程及び第二固定工程を示す図である。 図12は、本発明の実施形態に係るターゲット容器の製造方法における第二側部取付工程を示す図である。 図13は、本発明の実施形態に係るターゲット容器の変形例を示す図である。
以下、本発明の実施形態について図面を参照しながら説明するが、本発明はこれに限定されない。以下で説明する各実施形態の構成要素は、適宜組み合わせることができる。また、一部の構成要素を用いない場合もある。また、下記の実施形態における構成要素には、当業者が置換可能かつ容易なもの、あるいは実質的に同一のものが含まれる。
以下の実施形態においては、中性子線照射装置100が、機器又は構造物のような検査対象物に中性子線Nを照射して、その検査対象物の内部を非破壊で検査する検査装置に適用される場合で説明する。中性子線照射装置100は、放射線療法に使用することもできる。中性子線照射装置100は、被照射体Sに中性子線Nを照射する。本実施形態において、中性子線照射装置100は、ホウ素中性子捕捉療法(Boron Neutron Capture Therapy:BNCT)に使用される。本実施形態において、中性子線Nが照射される被照射体Sは患者である。患者にホウ素化合物が投与される。ホウ素化合物が投与された患者の病巣部(照射対象部)に中性子線Nが照射される。病巣部に取り込まれたホウ素化合物と、その病巣部に照射された中性子線Nとの核反応により、病巣部が治癒される。
図1は、本実施形態に係る中性子線照射装置100の一例を示す模式図である。図1に示すように、中性子線照射装置100は、荷電粒子を加速して荷電粒子線Pを射出する加速装置102と、加速装置102から射出された荷電粒子線Pの照射状態を調整する調整装置103と、荷電粒子線Pの照射により中性子線Nを発生するターゲット105と、ターゲット105で発生した中性子線Nを減速する減速装置106と、減速装置106から射出された中性子線Nを平行化するコリメータ107と、を備えている。コリメータ107から射出された中性子線Nが被照射体Sに照射される。
加速装置102は、円形加速器又は直線加速器を含む。加速装置102は、荷電粒子(陽子、電子、又は重粒子)を加速して、荷電粒子線(陽子線、電子線、又は重粒子線)Pを生成して射出する。
調整装置103は、複数の電磁石を含み、加速装置102から射出された荷電粒子線Pの照射状態を調整する。荷電粒子線Pの照射状態は、荷電粒子線Pの進行方向の調整及び荷電粒子線Pの整形を含む。調整装置103は、荷電粒子線Pの発散を抑制し、荷電粒子線Pを集束させる。調整装置103は、加速装置102から射出された荷電粒子線Pを走査装置104に導く。
本実施形態において、中性子線照射装置100は、荷電粒子線Pを走査する走査装置104を備える。走査装置104は、荷電粒子線Pを走査し、ターゲット105に対する荷電粒子線Pの照射位置を調整する。また、走査装置104は、ターゲット105に照射される荷電粒子線Pを整形する。なお、走査装置104は無くてもよい。
加速装置102から射出され、調整装置103及び走査装置104を通過した荷電粒子線Pは、ターゲット105に照射される。ターゲット105は、荷電粒子線Pの照射により、中性子線Nを発生する。ターゲット105を、中性子線発生部材105、と称してもよい。ターゲット105は、例えばベリリウム(Be)、リチウム(Li)、又はそれらを含む化合物で形成された液体を含む。ターゲット105については後述する。
減速装置106は、ターゲット105で発生した中性子線Nを減速する。減速装置106は、中性子線Nの進路において、ターゲット105と被照射体Sとの間に配置される。ターゲット105は、高エネルギーの高速中性子を発生する。減速装置106は、高速中性子のエネルギーを低減して、低速で低エネルギーの中性子(熱中性子又は熱外中性子)を生成する。
コリメータ107は、減速装置106から射出された中性子線Nを平行化する。コリメータ107により平行化され、そのコリメータ107から射出された中性子線Nが被照射体Sに照射される。
次にターゲット105について説明する。図2は、図1のターゲット105に関係する部分を詳細に示している。図2に示すようにターゲット105は、ターゲット容器2と、液体金属供給部3と、を備えている。
ターゲット容器2は、気密・液密に形成された容器であって、その内部には液体金属L(本実施形態では水銀)が流通している。加速装置102で生成された荷電粒子線Pがターゲット容器2内の液体金属原子(水銀原子)に衝突することで核破砕反応を生じる。
液体金属供給部3は、ターゲット容器2に接続され、ターゲット容器2に液体金属Lを供給する。液体金属供給部3は、液体金属Lを貯留するタンク4と、タンク4内の液体金属Lを供給流路5を通じてターゲット容器2内に圧送するポンプ6と、ターゲット容器2から排出された液体金属Lを回収する回収流路7と、を有する。
図2及び図3を参照してターゲット容器2の詳細な構成について説明する。図2に示すように、本実施形態に係るターゲット容器2は、おおむね厚肉板状をなすとともに、平面視で略長方形状の外観を呈している。以降の説明では、ターゲット容器2の長辺が延びる方向を長軸方向と呼び、ターゲット容器2の短辺が延びる方向(すなわち、長軸方向と直交する方向)を短軸方向と呼ぶ。さらに、長軸方向及び短軸方向に直交する方向を厚さ方向と呼ぶ。
ターゲット容器2は、三重構造の容器である。具体的には、ターゲット容器2は、液体金属Lが流通する容器本体21と、容器本体21を外側から覆う内側保護容器22と、内側保護容器22をさらに外側から覆う外側保護容器23と、を有する。
容器本体21は、内部(流通空間Vf)に液体金属Lが流通するため、一の部材によって一体に形成されることで液密性・気密性を有している。容器本体21は、長軸方向における一方側に液体金属供給部3の供給流路5につながる供給口24と、回収流路7につながる回収口25と、が形成されている。供給口24及び回収口25は、短軸方向に間隔をあけて並ぶとともに、互いに同じ方向(長軸方向一方側)に向かって開口する矩形の孔である。
容器本体21は、さらにビームダンプ26を有している。ビームダンプ26は、流通空間Vf内に設けられている。ビームダンプ26は中実の部材であり、容器本体21に入射した荷電粒子線Pが後方(長軸方向一方側)へ漏洩することを抑制する。より詳細には、ビームダンプ26は、供給口24と回収口25との間の部分から長軸方向他方側に向かって延びている。ビームダンプ26の先端部(長軸方向他方側の端部)から容器本体21の先端部(長軸方向他方側の端部)までの距離は一例として1m程度とされる。また、ビームダンプ26は、容器本体21に対して一体に形成されることが望ましいが、別の部材として設けることも可能である。
さらに、容器本体21は、流通空間Vf内に液体金属Lの流れを案内するための案内羽根27を有している。一対の案内羽根27は、長軸方向一方側から他方側に向かうにしたがって、互いに近接するように漸次湾曲している。
容器本体21は、図4に断面視で示すように、複数の第一凸部T1を有する。第一凸部T1は、外面上に当該外面から外側に向かって厚さ方向に突出する突起である。第一凸部T1は、平面視で(すなわち、容器本体21の外面に直交する方向から見て)矩形状であり、容器本体21の外面上で他の第一凸部T1と間隔をあけて配列されている。なお、本実施形態の複数の第一凸部T1は、図5又は図6に示すように、任意の直線に沿って等間隔に配列されている。第一凸部T1は、厚さ方向における寸法が、長軸方向及び短軸方向の全体にわたって一定である。すなわち、第一凸部T1は、先端面A1(容器本体21の外面から離間する側の端面)が平坦状である。先端面A1には、後述する内側保護容器22に設けられた第二凸部T2の先端面A2が当接・固定される。
内側保護容器22は、上記の容器本体21を外側から覆っている。すなわち、内側保護容器22は、容器本体21よりも大きな外形寸法を有している。さらに、内側保護容器22の内面と容器本体21の外面との間には空間が形成される。内側保護容器22の内面と容器本体21の外面との間の空間は、容器本体21内の液体金属Lを遮蔽するための気体が流通する第一空間V1である。第一空間V1には、不活性ガス、例えば、ヘリウムが封入される。ターゲット容器2は、使用中にヘリウムの圧力(分圧)を随時監視する機構を備えることが好ましい。ヘリウムの圧力を監視することで、ヘリウム分圧に変化が生じた場合(例えば分圧が低下した場合)に容器本体21から液体金属Lの一部が漏洩していると判断することができる。
内側保護容器22は、内面(容器本体21と対面する面)の、上記容器本体21における第一凸部T1と対向する位置に、それぞれ第二凸部T2が設けられている。第二凸部T2は、内側保護容器22の内面から内側に向かって厚さ方向に突出する突起である。第二凸部T2は、第一凸部T1と同様に平面視で矩形状であり、内側保護容器22の内面上で他の第二凸部T2と間隔をあけて配列されている。なお、本実施形態では、図5又は図6に示すように、複数の第二凸部T2は任意の直線に沿って等間隔に配列されている。第二凸部T2は、厚さ方向における寸法が、長軸方向及び短軸方向の全体にわたって一定である。すなわち、第二凸部T2は、先端面A2(内側保護容器22の内面から離間する側の端面)が平坦状である。さらに、第二凸部T2は、先端面A2が、第一凸部T1の先端面A1と平行である。なお、2つの面が平行とは、実質的に平行であることを指し、わずかな製造誤差や公差は許容される。
第二凸部T2は、先端面A2が第一固定部F1を介して上述した容器本体21に設けられた第一凸部T1の先端面A1と固定される。第一固定部F1は、第一凸部T1と第二凸部T2とを電子ビーム溶接することで形成することができる。すなわち、本実施形態における第一固定部F1とは、溶接によって生じた溶接部(溶融池が硬化した部分)である。なお、第一固定部F1は、第一凸部T1と第二凸部T2との一部としてもよい。
さらに、内側保護容器22は、外面上に当該外面から外側に向かって厚さ方向に突出する複数の第三凸部T3が設けられている。第三凸部T3は、外面上に当該外面から外側に向かって厚さ方向に突出する突起である。第三凸部T3は、平面視で矩形状であり、内側保護容器22の外面上で互いに間隔をあけて配列されている。なお、本実施形態では、図5又は図6に示すように、複数の第三凸部T3は、任意の直線に沿って等間隔に配列されている。第三凸部T3は、厚さ方向における寸法が、長軸方向及び短軸方向の全体にわたって一定となる。すなわち、第三凸部T3は、先端面A3(内側保護容器22の外面から離間する側の端面)が平坦状である。先端面A3には、後述する外側保護容器23に設けられた第四凸部T4の先端面A4が第二固定部F2を介して当接し、固定される。
内側保護容器22は、図5又は図6に示すように、厚さ方向から見て第二凸部T2の設けられる位置と第三凸部T3の設けられる位置とが互いに異なっている。言い換えると、長軸方向と短軸方向とがなす面内において、第二凸部T2と第三凸部T3とは互いに重なり合っていない。
また、内側保護容器22は、図4に示すように、複数の部材を組み合わせて形成することができる。内側保護容器22は、厚さ方向における両面をなす一対の平板部22Fと、これら一対の平板部22F同士の端縁同士を接続する一対の側部22Sと、を有している。平板部22Fの端縁と側部22Sの端縁とは、例えば電子ビーム溶接によって接続され、固定されている。本実施形態の内側保護容器22は、上述した第二凸部T2、及び第三凸部T3が、平板部22Fにのみ設けられており、側部22Sには設けられていない。
外側保護容器23は、上記の内側保護容器22を外側から覆っている。すなわち、外側保護容器23は、内側保護容器22よりも大きな外形寸法を有している。さらに、外側保護容器23の内面と内側保護容器22の外面との間には空間が形成される。外側保護容器23の内面と内側保護容器22の外面との間の空間は、容器本体21内の液体金属Lを冷却するための冷却水が流通する第二空間V2である。
外側保護容器23の内面であって、上記内側保護容器22における第三凸部T3と対向する位置には、それぞれ第四凸部T4が設けられている。第四凸部T4は、外側保護容器23の内面から内側に向かって厚さ方向に突出する突起である。第三凸部T3と同様に、これら第四凸部T4は、平面視で矩形状をなしており、外側保護容器23の内面上で互いに間隔をあけて配列されている。なお、本実施形態では、図5又は図6に示すように、複数の第四凸部T4は任意の直線に沿って等間隔に配列されている。厚さ方向における第四凸部T4の寸法は、長軸方向及び短軸方向の全体にわたって一定である。すなわち、第四凸部T4の先端面A4(外側保護容器23の内面から離間する側の端面)は平坦状である。さらに、第四凸部T4は、先端面A4が第三凸部T3の先端面A3と平行である。
第四凸部T4は、先端面A4が、第二固定部F2を介して、内側保護容器22に設けられた第三凸部T3の先端面A3に固定される。第二固定部F2は、第三凸部T3の先端面A3と第四凸部T4の先端面A4とを電子ビーム溶接することで形成できる。すなわち、上述の第一固定部F1と同様に、本実施形態における第二固定部F2とは、溶接によって生じた溶接部(溶融池が硬化した部分)である。
外側保護容器23は、図4に示すように、複数の部材を組み合わせることによって形成することができる。外側保護容器23は、厚さ方向における両面をなす一対の平板部23Fと、これら一対の平板部23F同士の端縁同士を厚さ方向に接続する一対の側部23Sと、を有する。平板部23Fの端縁と側部23Sの端縁とは、例えば電子ビーム溶接によって互いに固定・接続されている。上述した第四凸部T4は、平板部23Fにのみ設けられており、側部23Sには第四凸部T4は設けられていない。
続いて、ターゲット容器2の製造方法について、図7から図12を参照して説明する。図7に示すように、本実施形態に係るターゲット容器2の製造方法は、準備工程S1と、第一配置工程S2と、第一固定工程S3と、第一側部取付工程S4と、第二配置工程S5と、第二固定工程S6と、第二側部取付工程S7と、仕上工程S8と、を有する。
図8に示すように、準備工程S1では、上述した容器本体21を準備する。容器本体21を得るに当たっては例えばプレスによる絞り加工等が好適に用いられる。また、この段階で容器本体21には、第一凸部T1、及び案内羽根27が設けられていることが望ましい。
準備工程S1の次に第一配置工程S2を実行する。図9に示すように、第一配置工程S2では、容器本体21の外側に、内側保護容器22の平板部22Fを配置する。より具体的には、平板部22Fに形成された第二凸部T2を、容器本体21に形成された第一凸部T1に対向させるようにして両者の位置を決定する。
続いて、第一配置工程S2の次に第一固定工程S3を実行する。第一固定工程S3では、互いに対向するようにして配置された第一凸部T1と第二凸部T2とを、第一固定部F1によって固定する(図9参照)。第一固定部F1を形成するに当たっては電子ビーム溶接が好適に用いられる。なお、第一固定部F1を形成するための工法は電子ビーム溶接に限定されず、作業スペースが許す限りにおいては例えばアーク溶接やレーザービーム溶接等を用いることができる。
第一固定工程S3の次に、第一側部取付工程S4を実行する。図10に示すように、第一側部取付工程S4では、平板部22Fの端縁に対して、それぞれ側部22Sが固定される。平板部22Fと側部22Sとを固定するに当たっては電子ビーム溶接が好適に用いられる。この第一側部取付工程S4に続いて、第二配置工程S5を実行する。図11に示すように、第二配置工程S5では、内側保護容器22の平板部22Fの外側に、外側保護容器23の平板部23Fをそれぞれ配置する。より具体的には、平板部23Fに形成された第四凸部T4を、内側保護容器22の平板部22Fに形成された第三凸部T3に対向させるようにして両者の位置を決定する。
続いて、第二固定工程S6を実行する。第二固定工程S6では、互いに対向するようにして配置された第三凸部T3と第四凸部T4とを、第二固定部F2によって固定する(図11)。第二固定部F2を形成するに当たっては電子ビーム溶接が好適に用いられる。なお、第二固定部F2を形成するための工法は電子ビーム溶接に限定されず、作業スペースが許す限りにおいては例えばアーク溶接やレーザービーム溶接等を用いることができる。
第二固定工程S6の次に、第二側部取付工程S7を実行する。図12に示すように、第二側部取付工程S7では、平板部23Fの端縁に対して、それぞれ側部23Sが固定される。平板部23Fと側部23Sとを固定するに当たっては電子ビーム溶接が好適に用いられる。最後に、仕上工程S8を実行する。仕上工程S8では、必要に応じて外側保護容器23の外面等に生じた意図せぬ凹凸や溶接痕等を除去する。
次に、本実施形態に係るターゲット容器2(及び中性子線照射装置100)の取り扱い方法(作用・効果)について説明する。中性子線照射装置100を運転するに当たっては、まずターゲット容器2内に液体金属Lを予め流通させた状態にする。具体的には、ポンプ6(図2参照)を駆動して、タンク4内の液体金属Lをターゲット容器2(容器本体21)内に供給する。供給口24を通じて容器本体21の内部に流れ込んだ液体金属Lは、案内羽根27によって案内されつつ、長軸方向一方側から他方側に向かって流れた後、容器本体21の先端部(すなわち、長軸方向他方側の端部)で反転し、長軸方向他方側から一方側に向かって流れる。その後、回収口25に達した液体金属Lは、回収流路7を経て再びポンプ6内に貯留される。
タンク4とターゲット容器2との間を循環する中途で、液体金属Lに荷電粒子線Pが照射される。より詳細には、加速装置102で生成された荷電粒子線Pがターゲット容器2内の液体金属原子(水銀原子)に衝突することで核破砕反応が生じる。核破砕反応によって生じた中性子は適宜外部に取り出されて研究や医療等の利用に供される。
ところで、核破砕反応が進行する際のターゲット容器2の内圧は最大で十数MPaに達することが知られている。そこで、本実施形態に係るターゲット容器2は上述のような構成を採っている。すなわち、上述の構成では、容器本体21の第一凸部T1と内側保護容器22の第二凸部T2とが第一固定部F1によって互いに固定され、内側保護容器22の第三凸部T3と外側保護容器23の第四凸部T4とが第二固定部F2によって互いに固定される。
第一固定部F1、及び第二固定部F2としては、例えば溶接によって形成される溶接部(溶融池が硬化して形成された部分)を適用することができる。言い換えると、第一凸部T1、第二凸部T2、第三凸部T3、及び第四凸部T4が形成されていることにより、ボルトやナット等を挿通させるための開口部を設けることなく容器本体21、内側保護容器22、及び外側保護容器23を互いに強固に固定することができる。これにより、たとえ内圧が高まった場合であっても、液体金属Lがターゲット容器2から漏洩してしまう可能性を低減することができる。
さらに、本実施形態に係るターゲット容器2は、容器本体21の第一凸部T1が形成されている領域の外面に対して直交する方向から見た場合、第一凸部T1及び第二凸部T2の設けられる位置と第三凸部T3及び第四凸部T4の設けられる位置とが互いに異なっている。
この構成によれば、例えば溶接のように熱の入力を伴って第一凸部T1及び第二凸部T2を固定し、第三凸部T3及び第四凸部T4を固定する場合に、同一箇所における熱疲労の集中を避けることができる。これにより、ターゲット容器2の耐久性や構造強度を向上させることができる。
一方で、例えば第一固定部F1の設けられる位置と第二固定部F2の設けられる位置とが互いに重なっている場合には、狭い領域内に複数回の熱の入力が与えられることから、上記のような熱疲労等の蓄積が大きくなってしまう。
加えて、本実施形態に係るターゲット容器2では、第一凸部T1の先端面A1と第二凸部T2の先端面A2とが互いに平行をなし、第三凸部T3の先端面A3と第四凸部T4の先端面A4とが互いに平行である。
この構成によれば、ターゲット容器2の内圧が高まった場合に、第一凸部T1の先端面A1と第二凸部T2の先端面A2との間、及び第三凸部T3の先端面A3と第四凸部T4の先端面A4との間で生じる荷重をそれぞれ均一に分散させることができる。したがって、局所的な応力集中による疲労破壊等が生じる可能性を低減することができる。
さらに加えて、本実施形態に係るターゲット容器2の製造方法によれば、容器本体21、内側保護容器22、及び外側保護容器23を有する三重構造のターゲット容器2を容易に製造することができる。特に、上述した電子ビーム溶接を用いた方法によれば、ボルトやナット等を挿通させるための開口部を設けることなく容器本体21、内側保護容器22、及び外側保護容器23を互いに強固に固定することができる。これにより、例えば上記の開口部を通じて液体金属Lがターゲット容器2から漏洩してしまう可能性を低減することができる。
以上、本発明の実施形態について図面を参照して説明した。なお、上記実施形態は一例にすぎず、本発明の要旨を逸脱しない限りにおいては、上記構成・方法に種々の変更を加えることが可能である。
例えば、上記実施形態では、図5又は図6に示すように、第一凸部T1、第二凸部T2、第三凸部T3、及び第四凸部T4が、それぞれ任意の直線に沿って等間隔に配列されている例について説明した。しかしながら、第一凸部T1、第二凸部T2、第三凸部T3、及び第四凸部T4の配置はこの例に限定されない。他の例(変形例)として、図13に示すように、第一凸部T1(第二凸部T2、第三凸部T3、及び第四凸部T4)を互いに間隔をあけて千鳥状に配置することも可能である。言い換えると、複数の第一凸部T1(第二凸部T2、第三凸部T3、第四凸部T4)は、容器本体21の外面上で、当該外面に沿う方向である第一方向D1に等間隔をあけて配列された第一列L1と、第一列L1と平行に配列された第二列L2と、を有し、第一方向D1と直交する第二方向D2から見て、第一凸部T1(第二凸部T2、第三凸部T3、第四凸部T4)の設けられる位置が第一列L1と第二列L2とで互いに異なっていてもよい。
この構成によれば、第一凸部T1(第二凸部T2、第三凸部T3、第四凸部T4)が配列される面内の特定の一方向(例えば上記の第二方向D2)から複数の第一凸部T1(第二凸部T2、第三凸部T3、第四凸部T4)を見た場合、これらが千鳥状に配列されていることにより、互いに重なり合うことがない。言い換えると、特定の一方向から見て、全ての第一凸部T1(第二凸部T2、第三凸部T3、第四凸部T4)を見渡すことができる。したがって、これら第一凸部T1、第二凸部T2、第三凸部T3、及び第四凸部T4に対して工具や溶接用のビーム等を容易に到達させ、第一固定部F1(第二固定部F2)をそれぞれ効率的に形成することができる。
一方で、例えば第一凸部T1、第二凸部T2、第三凸部T3、及び第四凸部T4がそれぞれ格子状に配列されている場合には、特定の一方向(例えば、上記の第二方向D2)から見て複数の第一凸部T1(第二凸部T2、第三凸部T3、第四凸部T4)が互いに重なり合ってしまうため、ワークの向きを変えて複数の方向から工具等を到達させなければならず、作業効率の低下を招いてしまう。
また、上記の実施形態では、第一凸部T1が容器本体21に一体に設けられ、第二凸部T2及び第三凸部T3が内側保護容器22に一体に設けられ、第四凸部T4が外側保護容器23に一体に設けられている構成について説明した。しかしながら、第一凸部T1、第二凸部T2、第三凸部T3、及び第四凸部T4の配置はこの例に限定されない。他の例(変形例)として、第一凸部T1、第二凸部T2、第三凸部T3、及び第四凸部T4が、それぞれ容器本体21、内側保護容器22、外側保護容器23とは独立した別の部材によって形成された構成を採ることも可能である。また、この場合にも第一凸部T1と容器本体21、第二凸部T2、及び第三凸部T3と内側保護容器22、第四凸部T4と外側保護容器23を互いに固定するに当たって、電子ビーム溶接が好適に用いられる。
2 ターゲット容器
3 液体金属供給部
4 タンク
5 供給流路
6 ポンプ
7 回収流路
21 容器本体
22 内側保護容器
22F 平板部
22S 側部
23 外側保護容器
23F 平板部
23S 側部
24 供給口
25 回収口
26 ビームダンプ
27 案内羽根
A1 先端面
A2 先端面
A3 先端面
A4 先端面
D1 第一方向
D2 第二方向
F1 第一固定部
F2 第二固定部
L 液体金属
L1 第一列
L2 第二列
P 荷電粒子線
S1 準備工程
S2 第一配置工程
S3 第一固定工程
S4 第一側部取付工程
S5 第二配置工程
S6 第二固定工程
S7 第二側部取付工程
S8 仕上工程
T1 第一凸部
T2 第二凸部
T3 第三凸部
T4 第四凸部
V1 第一空間
V2 第二空間
Vf 流通空間
100 中性子線照射装置
102 加速装置
103 調整装置
104 走査装置
105 ターゲット
106 減速装置
107 コリメータ

Claims (6)

  1. 高エネルギーの陽子を液体金属中に照射することで中性子を発生させるターゲット容器であって、
    内部に前記液体金属が流通する容器本体と、
    前記容器本体の外側を覆うとともに、該容器本体との間に第一空間を形成する内側保護容器と、
    前記内側保護容器の外側を覆うとともに、該内側保護容器との間に第二空間を形成する外側保護容器と、
    を備え、
    前記容器本体は、該容器本体の外面から前記内側保護容器側に向かって突出する第一凸部を有し、
    前記内側保護容器は、該内側保護容器の内面における前記第一凸部と対向する位置に設けられて、該第一凸部に向かって突出する第二凸部、及び該内側保護容器の外面から前記外側保護容器側に向かって突出する第三凸部を有し、
    前記外側保護容器は、該外側保護容器の内面における前記第三凸部と対向する位置に設けられて、該第三凸部に向かって突出する第四凸部を有し、
    前記第一凸部と前記第二凸部とを固定する第一固定部と、
    前記第三凸部と前記第四凸部とを固定する第二固定部と、をさらに備えるターゲット容器。
  2. 前記容器本体の前記第一凸部が形成されている領域の外面に対して直交する方向から見た場合、前記内側保護容器は、前記第二凸部と前記第三凸部とが重ならない位置に設けられる請求項1に記載のターゲット容器。
  3. 前記第一凸部は、先端面が対向する位置に配置された前記第二凸部の先端面と平行であり、
    前記第三凸部は、先端面が対向する位置に配置された前記第四凸部の先端面と平行である請求項1又は2に記載のターゲット容器。
  4. 前記内側保護容器は、複数の前記第二凸部が互いに間隔をあけて千鳥状に配列され、前記第三凸部が互いに間隔をあけて千鳥状に配列される請求項1から3のいずれか一項に記載のターゲット容器。
  5. 請求項1から4のいずれか一項に記載のターゲット容器を製造するターゲット容器の製造方法であって、
    前記内側保護容器を前記容器本体の外側に配置する第一配置工程と、
    前記第一凸部と前記第二凸部とを互いに固定する第一固定工程と、
    前記外側保護容器を前記内側保護容器の外側に配置する第二配置工程と、
    前記第三凸部と前記第四凸部とを互いに固定する第二固定工程と、
    を含むターゲット容器の製造方法。
  6. 前記第一固定工程では、電子ビーム溶接によって前記第一凸部と前記第二凸部とを固定し、
    前記第二固定工程では、電子ビーム溶接によって前記第三凸部と前記第四凸部とを固定する請求項5に記載のターゲット容器の製造方法。
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