JP6740451B2 - 国際間輸送用の物流情報の取得方法及びシステム - Google Patents

Description

本発明は、物流情報照会技術に関し、特に国際間輸送用の物流情報の取得方法及びシステムに関する。

国内の荷物配達市場が成熟しているが、ビジネスの国際化やグローバリゼーションに応えるために、新興の国際市場は連続的に発展している。国立郵便会社は、アメリカ合衆国郵便公社又はポステ・イタリアーネ等、主に特定の国家内で運営する郵便システムである。現在、世界各地の国立郵便会社はほとんどエンドツーエンドの配達サービスのグローバル可視化を提供しない。その結果、企業や個人が国際間で荷物を配達するために、他の輸送業者に大きく依存しなければならない。商業物流業界においても同様であり、国際間輸送では、経路や集荷地点／配達地点の範囲が極めて幅広いため、１つの商業物流会社独立で担当することが不可能であると言っても過言ではなく、ＤＨＬのような業界大手であっても、一部の事業について中継業者との協力に依存しなければならない。

例えば、電子商取引ウエブサイト等に出現した国際配達の場合は国立郵便を利用できるものの、国立郵便会社が提供したサービスは、限られるとともに調達力が低い国際的な追跡と支払い能力しかない。それは、大部分の郵便会社が１つの国家から別の国家への完全な「郵便局オプション」を提供せず、自分の国内の郵便局又は商業物流オプションのみを提供するからである。したがって、購買者は、国際間サービスについて費用が非常に高い民間運送会社に頼らざるを得ない。また、購買者は販売者の通貨で支払うことが困難である場合もある。

全世界では、郵便は全て国外の輸送を行わず、国内から輸出までの部分のみを行い、国外の部分については別の国家の郵便で行うことになり、従って、荷物情報として一般的に自分の国内の輸送プロセスだけを記録し、別の国家の郵便によるプロセスを記録せず、一部の商業物流も同様である。

荷物の物流情報の照会は、国際間輸送を行おうとする郵便会社に対しても挑戦の一つである。現在、国ごとに郵便会社が異なる照会方法及び／又はコードを使用する可能性があるため、郵便会社は国家間に荷物を追跡するという制限された能力だけを有する。

各国の物流環境の差異、特に物流の「ソフト環境（soft environment）」の差異は国際間輸送の非常に重要な特徴である。国家ごとに異なる物流法により国際間輸送の複雑さが国内物流より遥かに高くなり、延いては国際間輸送がブロックされる可能性もある。国家ごとに経済や科学技術の開発レベルが異なるため、国際間輸送は異なる科学技術の条件にサポートされるようになり、そのため、ある地域では特定の技術を利用できないことにより、国際間輸送のシステム全体のレベルの低下をもたらすこともある。また、国家ごとに異なる標準も、国際間「統合」の困難さの原因でもあり、したがって、国際間輸送システムを構築しにくい。また、国家ごとに異なる習慣や文化も国際間輸送を大幅に制限する。さらに、異なる輸送業者は異なる照会方式を利用し、且つ異なる言語、異なる情報説明方式及び異なる表示方式を利用することもあるため、照会には複雑で、困難であり、理解しにくい等の問題をもたらす。

該背景技術の部分に開示されている情報は、本発明の背景への全体的な理解を高めるためのものに過ぎず、該情報は当業者に公知する従来技術を構成するものであると承認し又は任意の形式で示唆するものではない。

本発明は、国際間輸送用の物流情報の取得方法及びシステムを提供し、従来技術に存在する国際間輸送物流の照会に際してステップが煩瑣で、操作が複雑であるという欠点を克服することを目的とする。

上記目的を達成させるために、国際間輸送用の物流情報の取得方法は、
ユーザーが入力した物流番号を受信し、予め設定された番号ルールライブラリ（rule library）に基づき、前記物流番号における発送地輸送業者の情報及び識別子を識別するステップＡと、
前記物流番号、発送地輸送業者の情報及び識別子に基づき、発送地輸送業者の物流情報を取得するステップＢと、
前記発送地輸送業者の物流情報における第１の中継国輸送業者の物流情報照会パラメータ、第１の中継国輸送業者の情報及び識別子を抽出するステップＣと、
前記第１の中継国輸送業者の物流情報照会パラメータ、第１の中継国輸送業者の情報及び識別子に基づき、第１の中継国輸送業者の物流情報を取得するステップＤと、
前記第１の中継国輸送業者の物流情報における第２の中継国輸送業者の物流情報照会パラメータ、第２の中継国輸送業者の情報及び識別子を抽出するステップＥと、
前記第２の中継国輸送業者の物流情報照会パラメータ、第２の中継国輸送業者の情報及び識別子に基づき、第２の中継国輸送業者の物流情報を取得するステップＦと、
前記ステップＥとステップＦを繰り返し、ある中継国輸送業者の物流情報に次のステップの物流情報照会パラメータが含まれていないとき、該中継国輸送業者の物流情報を届け地輸送業者の物流情報とするステップＧと、
前記発送地輸送業者の物流情報、全ての中継国輸送業者の物流情報、届け地輸送業者の物流情報及び全ての輸送業者の識別子をマージして出力するステップＨとを含む。

好ましくは、上記技術案では、前記ユーザーが入力した物流番号は、予め設定された番号ルールに基づいて前記発送地輸送業者により生成された世界唯一の番号であり、
又は予め設定された番号ルールに基づいて国際間輸送用の物流情報の取得システムにより生成され且つ前記発送地輸送業者に返送された世界唯一の番号である。

好ましくは、上記技術案では、前記ステップＢ、ステップＤ及び／又はステップＦにおいて、輸送業者の物流情報を取得するステップは、
輸送業者情報に基づき、予め設定されたルールライブラリから、輸送業者のウエブサイトに対してシミュレーションリクエスト（simulation request）を行う方式、輸送業者の公開照会インタフェースに対して要求する方式及び／又は輸送業者の協同照会インタフェースに対して要求する方式を含む該輸送業者に対応する情報取得方式を見つけることと、
ネットワークアクセスを介して、前記情報取得方式によって、物流情報照会パラメータに関連するデータを取得することと、
前記データを取得した後、前記データにおいて物流イベント、イベント時間、イベント地点、有意義な各種識別子及び／又は次の中継国の情報を含む物流情報に関連する全ての情報を抽出することとを含む。

好ましくは、上記技術案では、前記ステップＣ及び／又はステップＥにおいて、中継国輸送業者の物流情報照会パラメータ、中継国輸送業者の情報及び識別子を抽出するステップは、
前の１つ及び／又は複数の輸送業者の物流情報に基づき、次の中継国輸送業者の物流情報を照会するために使用され、少なくとも国家識別子を変換した後の国際規格の国コードを含む真のパラメータを抽出することを含む。

好ましくは、上記技術案では、前記番号ルールライブラリに複数の輸送業者の番号ルールが予め設定されており、
番号ルールライブラリに基づき、前記物流番号が複数の輸送業者の番号ルールに一致すると識別した場合、前記複数の輸送業者のうちユーザーが指定した発送地輸送業者の情報を取得し、
番号ルールライブラリに基づき、前記物流番号を識別できない場合、識別不可能プロンプトを返信し、ユーザーが指定した他の発送地輸送業者の情報を取得する。

好ましくは、上記技術案では、前記物流情報照会パラメータは、物流照会番号、輸送業者ネットワークアドレス、物流情報リンク、郵便番号のうちのいずれか１種又は複数種を含む。

好ましくは、上記技術案では、前記ステップＨは、さらに、
マージして出力された内容における異なるタイプ、異なる言語、異なるフォーマット、異なる説明の物流情報に基づき、物流過程中の異なる段階の状態を分類することと、
分類後の内容を予め設定されたデータフォーマットに統一し、出力表示することとを含む。

本発明はさらに、
ユーザーが入力した物流番号を受信し、予め設定された番号ルールライブラリに基づき、前記物流番号における発送地輸送業者の情報及び識別子を識別するための物流番号識別モジュールと、
前記物流番号、発送地輸送業者の情報及び識別子に基づき、発送地輸送業者の物流情報を取得するための発送地情報取得モジュールと、
前記発送地輸送業者の物流情報における第１の中継国輸送業者の物流情報照会パラメータ、第１の中継国輸送業者の情報及び識別子を抽出するための第１の情報抽出モジュールと、
前記第１の中継国輸送業者の物流情報照会パラメータ、第１の中継国輸送業者の情報及び識別子に基づき、第１の中継国輸送業者の物流情報を取得するための第１の物流取得モジュールと、
前記第１の中継国輸送業者の物流情報における第２の中継国輸送業者の物流情報照会パラメータ、第２の中継国輸送業者の情報及び識別子を抽出するための第２の情報抽出モジュールと、
前記第２の中継国輸送業者の物流情報照会パラメータ、第２の中継国輸送業者の情報及び識別子に基づき、第２の中継国輸送業者の物流情報を取得するための第２の物流取得モジュールと、
前記第２の情報抽出モジュールと第２の物流取得モジュールの操作を繰り返し、ある中継国輸送業者の物流情報に次のステップの物流情報照会パラメータが含まれていないとき、該中継国輸送業者の物流情報を届け地輸送業者の物流情報とするための届け地情報取得モジュールと、
前記発送地輸送業者の物流情報、全ての中継国輸送業者の物流情報、届け地輸送業者の物流情報及び全ての輸送業者の識別子をマージして出力するための情報マージ出力モジュールとを備える、国際間輸送用の物流情報の取得システムを提供する。

好ましくは、上記技術案では、前記ユーザーが入力した物流番号は、予め設定された番号ルールに基づいて前記発送地輸送業者により生成された世界唯一の番号であり、
又は予め設定された番号ルールに基づいて国際間輸送用の物流情報の取得システムにより生成され且つ前記発送地輸送業者に返送された世界唯一の番号である。

好ましくは、上記技術案では、前記発送地情報取得モジュール、第１の物流取得モジュール及び／又は第２の物流取得モジュールが輸送業者の物流情報を取得するステップは、
輸送業者情報に基づき、予め設定されたルールライブラリから、輸送業者のウエブサイトに対してシミュレーション要求を行う方式、輸送業者の公開照会インタフェースに対して要求する方式及び／又は輸送業者の協同照会インタフェースに対して要求する方式を含む該輸送業者に対応する情報取得方式を見つけることと、
ネットワークアクセスを介して、前記情報取得方式によって、物流情報照会パラメータに関連するデータを取得することと、
前記データを取得した後、前記データにおいて物流イベント、イベント時間、イベント地点、有意義な各種識別子及び／又は次の中継国の情報を含む物流情報に関連する全ての情報を抽出することとを含む。

好ましくは、上記技術案では、前記第１の情報抽出モジュール及び／又は第２の情報抽出モジュールが中継国輸送業者の物流情報照会パラメータ、中継国輸送業者の情報及び識別子を抽出するステップは、
前の１つ及び／又は複数の輸送業者の物流情報に基づき、次の中継国輸送業者の物流情報を照会するために使用され、少なくとも国家識別子を変換した後の国際規格の国コードを含む真のパラメータを抽出することを含む。

好ましくは、上記技術案では、前記番号ルールライブラリに複数の輸送業者の番号ルールが予め設定されており、
番号ルールライブラリに基づき、前記物流番号が複数の輸送業者の番号ルールに一致すると識別した場合、前記複数の輸送業者のうちユーザーが指定した発送地輸送業者の情報を取得し、
番号ルールライブラリに基づき、前記物流番号を識別できない場合、識別不可能プロンプトを返信し、ユーザーが指定した他の発送地輸送業者の情報を取得する。

好ましくは、上記技術案では、前記物流情報照会パラメータは、物流照会番号、輸送業者ネットワークアドレス、物流情報リンク、郵便番号のうちのいずれか１種又は複数種を含む。

好ましくは、上記技術案では、前記情報マージ出力モジュールはさらに、
マージして出力された内容における異なるタイプ、異なる言語、異なるフォーマット、異なる説明の物流情報に基づき、物流過程中の異なる段階の状態を分類し、
分類後の内容を予め設定されたデータフォーマットに統一し、出力表示するために用いられる。

従来技術に比べて、本発明は以下の有益な効果を有する。本発明の国際間輸送用の物流情報の取得方法及びシステムによれば、集配経過に亘ったワンストップ式物流照会サービスをユーザーに提供し、国際間輸送の集配経過に亘った物流情報を１つの照会ポータルに統一して照会することにより、ユーザーが一回照会するだけで、発送地輸送業者、中継国輸送業者、届け地輸送業者の間の全体の国際間輸送情報を取得できる。本発明の方法を用いると、ユーザーは国際間輸送物流を担う各国家の各輸送業者ウエブサイトでそれぞれ照会する必要がなく、物流照会時間を大幅に短縮させ、物流照会効率を向上させ、本業界内の関連する業者にとって重要な意義を有する。

図面は本発明のさらなる理解を提供するために用いられ、明細書の一部を構成し、本発明の実施例と共に本発明を解釈するものであり、本発明を限定するものではない。
本発明に係る国際間輸送用の物流情報の取得方法のプロセス模式図である。 本発明に係る国際間輸送用の物流情報の取得システムの構造模式図である

以下、図面を参照しながら、本発明の実施形態について詳細に説明するが、本発明の保護範囲は実施形態により限定されるものではない。

特に断らない限り、明細書と特許請求の範囲を通じて、「含む」又はその変形「包含」又は「含有」等の用語は、記述された素子又は構成部分を含むが、他の素子又は他の構成部分を除外しないと理解される。

従来技術に存在する国際間輸送物流の照会に際してステップが煩瑣で、操作が複雑であるという技術的課題を解決するために、本発明は、国際間輸送用の物流情報の取得方法及びシステムを提供する。本発明による方法及びシステムは、１つの照会インタフェースを提供し、ユーザーが物流番号を入力すると、該システムは、照会を行い、次に照会結果をユーザーに返信する。インタフェースの形式について限定がなく、ｔｃｐ、ｈｔｔｐ等の技術に使用可能な通信技術であってもよい。提出されたデータフォーマット、返信されたデータフォーマットについても限定がなく、テキスト、二進数、ｈｔｍｌ、ｊｓｏｎ、ｘｍｌ等の技術に使用可能なデータフォーマットであってもよい。

図１に示すように、本発明の国際間輸送用の物流情報の取得方法は、ステップＳ１０１〜ステップＳ１０８を含む。

ステップＳ１０１では、ユーザーが入力した物流番号を受信し、予め設定された番号ルールライブラリに基づき、前記物流番号における発送地輸送業者の情報及び識別子を識別する。

ユーザーはプログラム、ブラウザ、ウェブページインタフェース等の任意の技術によるアクセス方式を介して、ＨＴＴＰを利用し、ＧＥＴ又はＰＯＳＴ等の方式（ｈｔｔｐに限定されず、通信技術手段であれば、全て本発明の保護範囲内に含まれる）で、本発明の国際間輸送用の物流情報の取得システムに１つ又は複数の番号を提示して、特定の符号（例えば、改行、コンマ、セミコロン、句点等）によって、複数の物流番号を分割するように複数の物流番号を入力する。ユーザーは、複数の物流番号及び他の内容を含む混合テキスト情報をコピーして、貼付してもよい。その場合、番号ルールライブラリはユーザーが貼付したテキスト情報に対して自動的にルール分析を行い、ルールに一致する物流番号を抽出する。

ここで、発送地輸送業者の識別子は、発送地輸送業者の具体的な名称のフィールドを識別するためのものであり、発送地輸送業者の情報は、荷物／速達郵便物を最初に受け取る輸送業者の情報である。

番号ルールライブラリは、各種の物流輸送業者の番号ルールを記憶又は説明するために用いられ、保存形式について限定がなく、対応する各種の物流番号を含むが、これらに限定されない。ルールライブラリに対応するパラメータ（例えば、物流番号のテキスト説明情報）を提供することにより、対応する輸送業者の情報をマッチングする。より多くの識別とマッチングをサポートできるように、番号ルールライブラリを継続的に拡張、追加、更新することができる。物流番号は、各物流会社によって自ら定義されてもよく、又は、物流会社と本発明の国際間輸送用の物流情報の取得システムとの相談の上に決定されてもよく、例えば、９桁の純粋な数字、１２桁の純粋な数字、字母＋数字番号等であってもよく、且つ実際の輸送ニーズに応じて、変更したり、追加したり、削除したりする。上記原因から、本発明の実施例では、物流番号を分析するときに、番号ルールライブラリから直接的にマッチングして物流番号に対応する輸送業者の情報を取得することを提案している。

好ましくは、前記番号ルールライブラリに複数の輸送業者の番号ルールが予め設定されており、番号ルールライブラリに基づき、前記物流番号が複数の輸送業者の番号ルールに一致すると識別した場合、前記複数の輸送業者のうちユーザーが指定した発送地輸送業者の情報を取得し、番号ルールライブラリに基づき、前記物流番号を識別できない場合、識別不可能プロンプトを返信し、ユーザーが指定した他の発送地輸送業者の情報を取得する。

ユーザーが入力した物流番号を受信すると、システムは該物流番号が属する輸送業者を識別する。各輸送業者は自分の番号ルールを有してもよく、又は統一された番号ルールを用いるが、異なる番号内容に従って異なる輸送業者を区分してもよく、このため、各輸送業者の番号ルールを予めファイリングして番号ルールライブラリを形成する必要がある。例えば、１２３４５６７８９（９桁の数字、ある輸送業者の物流番号）の場合、ユーザーが１つの９桁の数字の物流番号を入力すると、どの輸送業者の番号であるかを迅速に識別することができる。

異なる輸送業者は同じ番号ルールを有する可能性があり、例えば、ＡとＢの番号がともに９桁の数字である場合において、ユーザーが入力した９桁の数字番号を識別するとき、番号ルールライブラリにおいてＡ、Ｂ両方の輸送業者が同時に９桁の数字番号の番号ルールを満たすと識別した場合、ユーザーはＡ、Ｂのうちの一方の輸送業者を発送地輸送業者として指定することができる。ユーザーが識別できない番号を入力した場合、即ち、番号ルールライブラリにおいてこの物流番号とマッチングする輸送業者がない場合、ユーザーは番号ルールライブラリに含まない他の輸送業者を発送地輸送業者として指定することができる。

異なる輸送業者が統一された番号ルールを用いる場合、前記ユーザーが入力した物流番号は、予め設定された番号ルールに基づいて前記発送地輸送業者により生成された世界唯一の番号であり、又は、予め設定された番号ルールに基づいて国際間輸送用の物流情報の取得システムにより生成され且つ前記発送地輸送業者に返送された世界唯一の番号である。このように、全世界の乱雑な輸送業者を全て本発明のシステムに統一して照会することができ、ユーザーが照会するに際して、どの輸送業者で輸送するかを知らずにも、システムにより正確に識別することができる。

全世界では、物流輸送業者の数が非常に巨大であることから、異なる輸送業者の物流番号を効果的に区別するには、世界唯一の番号を有する統一された番号ルール（このルールの形式についての限定がなく、世界唯一にすることが目的であり、例えば、ＡＢＣＸＸ１２３４５６７８９ＹＱのように、長さが統一された番号を定義し、１７ビット文字とし、ＡＢＣは特定の輸送業者、ＸＸは輸送業者が自ら定義したタイプ番号、１２３４５６７８９は通番、ＹＱはシステムのＩＤ番号を表す）を作成する必要があり、このようにして、番号に基づいてどの輸送業者が貨物を引き受けるかを把握できる。

また、各輸送業者はデータインタフェースを提供し、インタフェース内容には、荷物が実際にどの輸送業者によって輸送されるかを表すために用いられ、輸送業者自らが設定した実際の発送地輸送業者の識別子であって、システムは各輸送業者が設定した識別子に基づき、統一された識別子に対応させる実際の発送地輸送業者の識別子と、発送地輸送業者の物流番号である元の物流番号と、荷物が配達された届け地国家を示す届け地輸送業者（ここで、届け地国家であってもよい）の識別子であって、任意の形式の識別子であってもよく、システムはこれに基づいて、対応する統一された国家識別子に変換させる届け地輸送業者の識別子と、荷物が輸送代理業者間で中継する追跡情報等が含まれるが、これらに限定されない。

ステップＳ１０２では、前記物流番号、発送地輸送業者の情報及び識別子に基づき、発送地輸送業者の物流情報を取得する。

物流番号と取得された発送地輸送業者の情報及び識別子に基づき、該発送地輸送業者に対応する照会ウエブサイトで物流追跡情報を収集する。物流番号ごとに物流照会可能なウエブサイトリンクが対応しており、ユーザーが提供した物流番号と該照会ウエブサイトリンクに基づき、シミュレーションリクエスト技術と組み合わせて、この番号の該ウエブサイトでの照会結果を収集し、最後のまとめ処理を行うように、得られた結果をｈｔｍｌ内容又はｊｓｏｎ、ｘｍｌ、テキスト等の使用又は表現可能なデータとして表示する。

発送地輸送業者の物流情報を得た後、照会結果データを分析して分割し、有用なデータを抽出する。一般的に、追跡データはほとんど複数のエントリで表現され、各エントリの内容には、一般的に、時刻、荷物／速達郵便物の状態、荷物／速達郵便物の位置等が含まれ、これらの内容をさらに、時間と、イベントとの２つの部分の内容にまとめる（位置、ＧＰＳ座標等の他の内容を設定してもよい）。イベントの内容は、１つの追跡データの全ての内容を分析して統合するものであり、次に全てのイベントの内容を時系列的に逆順で（本発明に記載の順序は例示的なものに過ぎず、イベントの内容が統一されればよく、昇順又は逆順のいずれでもよい）集合形式として格納する。発送地輸送業者の物流に対応する照会方式が識別できない場合、例えば、照会をサポートしなかったり、照会の結果が空であったり、照会エラーが発生したりする等の場合、ユーザーにプロンプト情報を返信し、且つユーザーは中継国を直接的に指定することにより、中継国の物流情報を照会することができる。

ステップＳ１０３では、前記発送地輸送業者の物流情報における第１の中継国輸送業者の物流情報照会パラメータ、第１の中継国輸送業者の情報及び識別子を抽出する。

具体的には、ステップＳ１０２で得られた発送地輸送業者の物流情報から、物流照会番号、輸送業者のネットワークアドレス、物流情報リンク、郵便番号等の内容のうちのいずれか１種又は複数種を含む第１の中継国の物流情報照会パラメータを抽出する。当業者にとって明らかなように、物流情報照会パラメータは上記各種パラメータに限定されず、第１の中継国の物流情報を照会するために使用できるパラメータであれば、全て本発明の保護範囲内に含まれる。

例えば、Ａ→Ｂ→Ｃ→Ｄの国際間輸送経路において、発送地輸送業者Ａの物流情報を得た場合、当該Ａの物流情報には第１の中継国Ｂの物流情報照会パラメータと第１の中継国Ｂの輸送業者の情報及び識別子が含まれている。

ステップＳ１０４では、前記第１の中継国輸送業者の物流情報照会パラメータ、第１の中継国輸送業者の情報及び識別子に基づき、第１の中継国輸送業者の物流情報を取得する。

輸送業者ごとに照会方式は異なり、例えば、一部の輸送業者は照会インタフェースを有し、この場合、照会インタフェースを介して直接的に該輸送業者の照会結果を取得し、輸送業者が照会インタフェースを有しない場合、システムは輸送業者のウエブサイトの照会機能モジュールに対してシミュレーションリクエストを行い、照会結果を得る。

全ての輸送業者の照会結果のデータプロトタイプが異なり、ＸＭＬ、ＪＳＯＮ、ＨＴＭＬ、プレーンテキスト等を含むがこれらに限定されない任意のデータフォーマットである可能性があるため、照会結果を得た後、輸送業者ごとに異なるデータフォーマットに基づき、データプロトタイプを分割し、イベント時間、イベント地点、時間内容、到着場所等を含むがこれに限定されない荷物／速達郵便物の物流情報を示す最終的なデータを抽出し、次に、これらのデータを、ＸＭＬ、ＪＳＯＮ、ＨＴＭＬ、プレーンテキスト等を含むがこれらに限定されないフォーマットに統一する必要がある。

ステップＳ１０５では、前記第１の中継国輸送業者の物流情報における第２の中継国輸送業者の物流情報照会パラメータ、第２の中継国輸送業者の情報及び識別子を抽出する。

本ステップは、主に１つ以上の中継国を有する国際間輸送の場合に対応するものであり、例えば、Ａ→Ｂ→Ｃ→Ｄの国際間輸送経路において、本ステップでは、Ｂ国の物流情報に基づき、Ｂ国の物流情報におけるＣ国の物流情報照会パラメータ、Ｃ国の輸送業者の情報及び識別子を取得する。

好ましくは、該ステップはさらに、前記第１の中継国の物流情報における第１の物流情報照会パラメータ及び発送地輸送業者の物流情報における第２の物流情報照会パラメータを抽出することと、前記第１の物流情報照会パラメータと前記第２の物流情報照会パラメータを第２の中継国の物流情報照会パラメータとすることとを含む。上記Ａ→Ｂ→Ｃ→Ｄの国際間輸送経路を例に挙げると、これは、主にＢ国の物流情報のみに基づいてＣ国の完全な物流情報照会パラメータを取得できない場合に対応するものであり、例えば、ある国家の輸送業者は照会機能を提供する際に、照会中に時間帯で区別するために、照会対象荷物／速達郵便物の具体的な出荷時間を要求し、この場合、発送地輸送業者Ａの物流情報における出荷時間、及びＢ国の物流情報における中継後のＣ国の番号が必要である。

上記はＣ国の物流番号を介してＡ国の出荷時間と組み合わせてＣ国の物流情報を照会する場合を示しているが、実際の中継過程において、物流情報における発送地輸送業者の識別子、発送地輸送業者の情報、Ｃ国の郵便番号のような他のパラメータを必要とする場合もある。さらに、本実施例では、Ａ→Ｂ→Ｃ→Ｄの中継輸送過程のみを例として説明したが、Ｃ国の物流情報を照会するには、Ａ＋Ｂの部分又は全ての物流情報を必要とする場合もある。実際の中継輸送過程、例えばＡ→Ｂ→Ｃ→Ｄ→Ｅ→Ｆ→Ｇの輸送過程において、Ｆ国の物流情報を照会する時に、Ｆ国の完全な物流情報照会パラメータを取得するには、Ｆ国以前の任意の複数の国家の物流情報、例えばＡ＋Ｂ＋Ｃ＋Ｄ又はＡ＋Ｂ＋Ｄ＋Ｅ等と組み合わせなければならない。当業者にとって明らかなように、これらの場合は本発明の実施例の方法の同等の変形であり、本発明の保護範囲内に含まれる。

好ましくは、ステップＳ１０３とＳ１０５において、中継国輸送業者の物流情報照会パラメータ、中継国輸送業者の情報及び識別子を抽出するステップは、前の１つ及び／又は複数の輸送業者の物流情報に基づき、次の中継国輸送業者の物流情報を照会するために使用される真のパラメータを抽出することを含む。前記真のパラメータは、国家識別子を変換した後の国際規格の国コードであってもよく、又は本発明に定義された相対標準コードであってもよい。

ステップＳ１０６では、前記第２の中継国輸送業者の物流情報照会パラメータ、第２の中継国輸送業者の情報及び識別子に基づき、第２の中継国輸送業者の物流情報を取得する。

該ステップの照会過程はステップＳ１０２又はＳ１０４の照会過程と類似し、取得された次の中継国の物流情報の照会に必要な物流情報照会パラメータと次の中継国輸送業者の情報に基づいて照会し、ここで詳細な説明を省略する。

好ましくは、ステップＳ１０２、Ｓ１０４又はＳ１０６において、輸送業者の物流情報を取得するステップは、
輸送業者情報に基づき、予め設定されたルールライブラリから、輸送業者のウエブサイトに対してシミュレーションリクエストを行う方式、輸送業者の公開照会インタフェースに対して要求する方式及び／又は輸送業者の協同照会インタフェースに対して要求する方式を含む該輸送業者に対応する情報取得方式を見つけることと、ネットワークアクセスを介して、前記情報取得方式によって、物流情報照会パラメータに関連するデータを取得することと、前記データを取得した後、前記データにおいて物流イベント、イベント時間、イベント地点、有意義な各種識別子及び／又は次の中継国の情報を含む物流情報に関連する全ての情報を抽出することとを含む。

ステップＳ１０７では、前記ステップＳ１０５とステップＳ１０６を繰り返し、ある中継国輸送業者の物流情報に次のステップの物流情報照会パラメータが含まれていないとき、該中継国輸送業者の物流情報を届け地輸送業者の物流情報とする。

荷物／速達郵便物が１つだけの国家を経由して中継輸送する場合、例えばＡ→Ｂ→Ｃの輸送過程の場合、Ｃの物流情報を得た後、Ｃが届け地国家であるため、Ｃの物流情報において次の中継国の物流情報照会パラメータが存在しない。従って、Ｃ国の物流情報に次の国の物流情報照会パラメータが含まれていないとき、Ｃ国の物流情報を届け地輸送業者の物流情報とする。

ある中継国の物流情報に次の中継国の物流情報照会パラメータが含まれている場合、届け地輸送業者の物流情報を取得するまで、前記ステップＳ１０５−Ｓ１０７の照会過程を繰り返す。

つまり、Ｃ国の物流情報に物流情報照会パラメータが含まれている場合に、Ｃ国が中継国のうちの１つであり、この場合、最終的な届け地輸送業者の物流情報を取得するまで、該物流情報パラメータに基づいて次の中継国の物流情報を照会し続ける必要がある。

ステップＳ１０８では、前記発送地輸送業者の物流情報、全ての中継国輸送業者の物流情報、届け地輸送業者の物流情報及び全ての輸送業者の識別子をマージして出力する。

上記各ステップを経て得られた発送地輸送業者の物流情報、全ての中継国の物流情報、届け地輸送業者の物流情報及び全ての輸送業者の識別子の、複数の物流情報を集めてマージし、マージするとき、発送地輸送業者の物流情報、中継国の物流情報、届け地輸送業者の物流情報を順にマージし、照会結果には、物流情報の発生時間、イベントが発生したエントリの集合が含まれ、届け地輸送業者の物流情報の照会結果が空である場合、発送地輸送業者と中継国輸送業者の有効な照会結果を直接使用する。

荷物／速達郵便物を取り扱う全ての輸送業者の物流情報照会結果を集めてマージすることによって、当該荷物／速達郵便物の輸送過程における全てのプロセスを取得して、マージして出力する。本発明の実施例では、最終的にユーザーに表示された物流情報は、荷物／速達郵便物が到着した異なる国家の異なる段階の詳細な情報を含むだけでなく、各輸送業者の識別子及び輸送業者の情報も含む。

好ましくは、マージして出力されたデータにおける異なるタイプ、異なる言語、異なるフォーマット、異なる説明の物流情報に基づき、物流過程における異なる段階の輸送状態を分類し、上記輸送状態は、例えば、輸送中、返却、受取待ち、配達成功を含むがこれに限定されない。分類後のデータを予め設定されたデータフォーマットに統一して出力表示させる。延いては、統一された説明方式に統合し、統一された言語に翻訳し、各ノード輸送業者の同じイベントを除去し、各輸送業者の物流情報の時間を同じ時間帯に統一し、各情報のノード位置に基づき、輸送の地図経路を作成して、分析して統一された荷物状態等にする。

ユーザーが最終的に得た物流情報は、統一されたデータフォーマット又は表現形式のものであり、このように、ユーザーが複数の輸送業者ウエブサイトでそれぞれ各輸送業者が担当する各段階での物流情報を照会するための時間を大幅に節約し、且つ物流情報のプロトタイプデータの差異による理解上の不便さを避ける。

国ごとに物流輸送業者の照会方式が異なるため、得られた照会情報データの形式も異なり、物流情報に関連しない内容が存在する可能性もあり、本発明の実施例では、各輸送業者の照会データを一括して取得し、その後、得られたデータについて抽出し（輸送業者それぞれが担当する物流の情報を照会するプロセスが異なるため、輸送業者ごとに、単独したデータ照会と抽出のロジックステップを実行する必要がある）、物流情報に関連する内容だけを取得することを提案している。

輸送状態は、上記物流情報に関連する内容を取得した後、関連する内容のキーワードをマッチングし、状態を直接取得する等の手段によって分析して取得されるものであり、同一荷物／速達郵便物が発送地輸送業者と中継国又は届け地でそれぞれ異なる輸送状態を表示する場合、２つの物流情報の荷物状態から１つを最終的な輸送状態として選択する必要があり、具体的には、優先順位の形式で選択する。例えば、発送地輸送業者では、輸送状態が輸送中、届け地輸送業者では、荷物状態が受取済みである場合、最終的な荷物状態は受取済みとなる。これは、発送地輸送業者と届け地輸送業者がそれぞれ自分の輸送範囲内の輸送を負うが、荷物／速達郵便物が他国に進入するとき、物流情報が交換されていないため、発送地輸送業者の物流情報の更新が停止し、実際の輸送状態と一致しなくなるためである。

上記照会結果集合において、各イベントのキーワードをマッチングすることにより、輸送中、到着済み・受取待ち、受取済み等を含む現在の荷物状態を判断する。さらに、各物流番号の照会結果には一般的に出荷時間と受取時間が示され、且つ各番号の全てのイベントを分析し、各番号イベントの開始と終了時間を判断し、各番号完成の時間を記録し、そして荷物状態と上記照会結果と共に返送してユーザーに表示する。

より好ましくは、他のシステムによる呼び出し及び二次開発の容易性から、データの元のフォーマット（例えば、ＸＭＬ、ＪＳＯＮ、ＳＯＡＰ、テキスト等）を返送してもよい。照会結果を閲覧しやすくするように、ユーザーに、照会結果を指定の言語（Ｇｏｏｇｌｅ、Ｂｉｎｇ等の第三方翻訳インタフェースを使用する）に翻訳する選択肢を提供してもよい。ユーザーによる照会結果について荷物の配達時間を算出し、クライアントに表示して時間統計データベースに保存し、時間統計モジュールに表示させてもよく、このように、業者が、本月又は先月又は年に、ある国家から別の国家への荷物の最大時間、最小時間、平均時間を知ることができ、これらを比較して最適な出荷方式を選択することもできる。

物流情報の照会に対して、シミュレーションリクエスト技術と組み合わせて、当該番号のこのウエブサイトでの照会結果を収集し、得られる結果をｈｔｍｌ内容又はｊｓｏｎ、ｘｍｌ、テキスト等の使用又は表現可能なデータとして表示し、そして、データを分析して分割し、有用なデータを抽出する。一般的に、照会されたデータが全て複数のエントリで表現され、各エントリの内容には、一般的に、時刻、荷物状態、荷物位置等が含まれ、これらの内容をさらに、時間と、イベントの２つの部分の内容にまとめる。イベントの内容は、１つの追跡データの全ての内容を分析して統合し、次に全てのイベントの内容を時系列的に逆順で集合形式として格納し、マージして出力表示するものである。

本発明の国際間輸送用の物流情報の取得方法によれば、集配経過に亘ったワンストップ式物流照会サービスをユーザーに提供し、国際間輸送の集配経過に亘った物流情報を１つの照会ポータルに統一して照会することにより、ユーザーが一回照会するだけで、発送地輸送業者、中継国輸送業者、届け地輸送業者の間の全体の国際間輸送情報を取得できる。本発明の方法を用いると、ユーザーは国際間輸送物流を担う各国家の各輸送業者のウエブサイトでそれぞれ照会する必要がなく、物流照会時間を大幅に短縮させ、物流照会効率を向上させ、本業界内の関連する業者にとって重要な意義を有する。

図２に示すように、本発明の国際間輸送用の物流情報の取得システムは、
ユーザーが入力した物流番号を受信し、予め設定された番号ルールライブラリに基づき、前記物流番号における発送地輸送業者の情報及び識別子を識別するための物流番号識別モジュール２１と、
前記物流番号、発送地輸送業者の情報及び識別子に基づき、発送地輸送業者の物流情報を取得するための発送地情報取得モジュール２２と、
前記発送地輸送業者の物流情報における第１の中継国輸送業者の物流情報照会パラメータ、第１の中継国輸送業者の情報及び識別子を抽出するための第１の情報抽出モジュール２３と、
前記第１の中継国輸送業者の物流情報照会パラメータ、第１の中継国輸送業者の情報及び識別子に基づき、第１の中継国輸送業者の物流情報を取得するための第１の物流取得モジュール２４と、
前記第１の中継国輸送業者の物流情報における第２の中継国輸送業者の物流情報照会パラメータ、第２の中継国輸送業者の情報及び識別子を抽出するための第２の情報抽出モジュール２５と、
前記第２の中継国輸送業者の物流情報照会パラメータ、第２の中継国輸送業者の情報及び識別子に基づき、第２の中継国輸送業者の物流情報を取得するための第２の物流取得モジュール２６と、
前記第２の情報抽出モジュールと第２の物流取得モジュールの操作を繰り返し、ある中継国輸送業者の物流情報に次のステップの物流情報照会パラメータが含まれていないとき、該中継国輸送業者の物流情報を届け地輸送業者の物流情報とするための届け地情報取得モジュール２７と、
前記発送地輸送業者の物流情報、全ての中継国輸送業者の物流情報、届け地輸送業者の物流情報及び全ての輸送業者の識別子をマージして出力するための情報マージ出力モジュール２８とを備える。

好ましくは、前記ユーザーが入力した物流番号は、予め設定された番号ルールに基づいて前記発送地輸送業者により生成された世界唯一の番号であり、
又は予め設定された番号ルールに基づいて国際間輸送用の物流情報の取得システムにより生成され且つ前記発送地輸送業者に返送された世界唯一の番号である。

好ましくは、前記発送地情報取得モジュール、第１の物流取得モジュール及び／又は第２の物流取得モジュールが輸送業者の物流情報を取得するステップは、
輸送業者情報に基づき、予め設定されたルールライブラリから、輸送業者のウエブサイトに対してシミュレーションリクエストを行う方式、輸送業者の公開照会インタフェースに対して要求する方式及び／又は輸送業者の協同照会インタフェースに対して要求する方式を含む該輸送業者に対応する情報取得方式を見つけることと、
ネットワークアクセスを介して、前記情報取得方式によって、物流情報照会パラメータに関連するデータを取得することと、
前記データを取得した後、前記データにおいて物流イベント、イベント時間、イベント地点、有意義な各種識別子及び／又は次の中継国の情報を含む物流情報に関連する全ての情報を抽出することとを含む。

好ましくは、前記第１の情報抽出モジュール及び／又は第２の情報抽出モジュールが中継国輸送業者の物流情報照会パラメータ、中継国輸送業者の情報及び識別子を抽出するステップは、
前の１つ及び／又は複数の輸送業者の物流情報に基づき、次の中継国輸送業者の物流情報を照会するために使用され、少なくとも国家識別子を変換した後の国際規格の国コードを含む真のパラメータを抽出することを含む。

好ましくは、前記番号ルールライブラリに複数の輸送業者の番号ルールが予め設定されており、
番号ルールライブラリに基づき、前記物流番号が複数の輸送業者の番号ルールに一致すると識別した場合、前記複数の輸送業者のうちユーザーが指定した発送地輸送業者の情報を取得し、
番号ルールライブラリに基づき、前記物流番号を識別できない場合、識別不可能プロンプトを返信し、ユーザーが指定した他の発送地輸送業者の情報を取得する。

好ましくは、前記物流情報照会パラメータは、物流照会番号、輸送業者ネットワークアドレス、物流情報リンク、郵便番号のうちのいずれか１種又は複数種を含む。

好ましくは、前記情報マージ出力モジュール２８はさらに、
マージして出力された内容における異なるタイプ、異なる言語、異なるフォーマット、異なる説明の物流情報に基づき、物流過程中の異なる段階の状態を分類し、
分類後の内容を予め設定されたデータフォーマットに統一し、出力表示するために用いられる。

本発明の国際間輸送用の物流情報の取得システムによれば、集配経過に亘ったワンストップ式物流照会サービスをユーザーに提供し、国際間輸送の集配経過に亘った物流情報を１つの照会ポータルに統一して照会することにより、ユーザーが一回照会するだけで、発送地輸送業者、中継国、届け地の間の全体の国際間輸送情報を取得できる。本発明の方法及びシステムを用いると、ユーザーは国際間輸送物流を担う各国家の各輸送業者のウエブサイトでそれぞれ照会する必要がなく、物流照会時間を大幅に短縮させ、物流照会効率を向上させ、本業界内の関連する業者にとって重要な意義を有する。

上記本発明の例示的な実施形態に対する説明は、本発明を説明及び例示するためのものであり、本発明を開示されている具体的な形態に限定することを意図しておらず、さらに、勿論、上記示唆に基づいて様々な変更や変化を行うことが可能である。例示的な実施例に対する選択や説明は、本発明の特定の原理及びその実際応用を解釈して、当業者が本発明の様々な異なる例示的な実施形態及び様々な異なる選択や変性を実現して利用できるようにすることを目的とする。本発明の範囲は、特許請求の範囲及びその同等形式によって限定されることが意図されている。

Claims (12)

1. 国際間輸送用の物流情報の取得システムが実行する国際間輸送用の物流情報の取得方法であって、
   ユーザーが入力した物流番号を受信し、予め設定された番号ルールライブラリに基づき、前記物流番号における発送地輸送業者の情報及び識別子を識別するステップＡと、
   前記物流番号、発送地輸送業者の情報及び識別子に基づき、発送地輸送業者の物流情報を取得するステップＢと、
   前記発送地輸送業者の物流情報における第１の中継国輸送業者の物流情報照会パラメータ、第１の中継国輸送業者の情報及び識別子を抽出するステップＣと、
   前記第１の中継国輸送業者の物流情報照会パラメータ、第１の中継国輸送業者の情報及び識別子に基づき、第１の中継国輸送業者の物流情報を取得するステップＤと、
   前記第１の中継国輸送業者の物流情報における第２の中継国輸送業者の物流情報照会パラメータ、第２の中継国輸送業者の情報及び識別子を抽出するステップＥと、
   前記第２の中継国輸送業者の物流情報照会パラメータ、第２の中継国輸送業者の情報及び識別子に基づき、第２の中継国輸送業者の物流情報を取得するステップＦと、
   前記ステップＥとステップＦを繰り返し、ある中継国輸送業者の物流情報に次のステップの物流情報照会パラメータが含まれていないとき、該中継国輸送業者の物流情報を届け地輸送業者の物流情報とするステップＧと、
   前記発送地輸送業者の物流情報、全ての中継国輸送業者の物流情報、届け地輸送業者の物流情報及び全ての輸送業者の識別子をマージして出力するステップＨとを含みむ、
   前記ステップＢ、ステップＤ及び／又はステップＦにおいて、輸送業者の物流情報を取得するステップは、
   輸送業者情報に基づき、予め設定されたルールライブラリから、輸送業者のウエブサイトに対してシミュレーションリクエストを行う方式、輸送業者の公開照会インタフェースに対して要求する方式及び／又は輸送業者の協同照会インタフェースに対して要求する方式を含む該輸送業者に対応する情報取得方式を見つけることと、
   ネットワークアクセスを介して、前記情報取得方式によって、物流情報照会パラメータに関連するデータを取得することと、
   前記データを取得した後、前記データにおいて物流イベント、イベント時間、イベント地点、有意義な各種識別子及び／又は次の中継国の情報を含む物流情報に関連する全ての情報を抽出することとを含む、
   ことを特徴とする、国際間輸送用の物流情報の取得方法。
2. 前記ユーザーが入力した物流番号は、予め設定された番号ルールに基づいて前記発送地輸送業者により生成された世界唯一の番号であり、
   又は予め設定された番号ルールに基づいて国際間輸送用の物流情報の取得システムにより生成され且つ前記発送地輸送業者に返送された世界唯一の番号である、
   ことを特徴とする請求項１に記載の方法。
3. 前記ステップＣ及び／又はステップＥにおいて、中継国輸送業者の物流情報照会パラメータ、中継国輸送業者の情報及び識別子を抽出するステップは、
   前の１つ及び／又は複数の輸送業者の物流情報に基づき、次の中継国輸送業者の物流情報を照会するために使用され、少なくとも国家識別子を変換した後の国際規格の国コードを含む真のパラメータを抽出することを含む、
   ことを特徴とする請求項１に記載の方法。
4. 前記番号ルールライブラリに複数の輸送業者の番号ルールが予め設定されており、
   番号ルールライブラリに基づき、前記物流番号が複数の輸送業者の番号ルールに一致すると識別した場合、前記複数の輸送業者のうちユーザーが指定した発送地輸送業者の情報を取得し、
   番号ルールライブラリに基づき、前記物流番号を識別できない場合、識別不可能プロンプトを返信し、ユーザーが指定した他の発送地輸送業者の情報を取得する、
   ことを特徴とする請求項１又は２に記載の方法。
5. 前記物流情報照会パラメータは、物流照会番号、輸送業者ネットワークアドレス、物流情報リンク、郵便番号のうちのいずれか１種又は複数種を含む、
   ことを特徴とする請求項１又は２に記載の方法。
6. 前記ステップＨは、さらに、
   マージして出力された内容における異なるタイプ、異なる言語、異なるフォーマット、異なる説明の物流情報に基づき、物流過程中の異なる段階の状態を分類することと、
   分類後の内容を予め設定されたデータフォーマットに統一し、出力表示することとを含む、
   ことを特徴とする請求項１に記載の方法。
7. ユーザーが入力した物流番号を受信し、予め設定された番号ルールライブラリに基づき、前記物流番号における発送地輸送業者の情報及び識別子を識別するための物流番号識別モジュールと、
   前記物流番号、発送地輸送業者の情報及び識別子に基づき、発送地輸送業者の物流情報を取得するための発送地情報取得モジュールと、
   前記発送地輸送業者の物流情報における第１の中継国輸送業者の物流情報照会パラメータ、第１の中継国輸送業者の情報及び識別子を抽出するための第１の情報抽出モジュールと、
   前記第１の中継国輸送業者の物流情報照会パラメータ、第１の中継国輸送業者の情報及び識別子に基づき、第１の中継国輸送業者の物流情報を取得するための第１の物流取得モジュールと、
   前記第１の中継国輸送業者の物流情報における第２の中継国輸送業者の物流情報照会パラメータ、第２の中継国輸送業者の情報及び識別子を抽出するための第２の情報抽出モジュールと、
   前記第２の中継国輸送業者の物流情報照会パラメータ、第２の中継国輸送業者の情報及び識別子に基づき、第２の中継国輸送業者の物流情報を取得するための第２の物流取得モジュールと、
   前記第２の情報抽出モジュールと第２の物流取得モジュールの操作を繰り返し、ある中継国輸送業者の物流情報に次のステップの物流情報照会パラメータが含まれていないとき、該中継国輸送業者の物流情報を届け地輸送業者の物流情報とするための届け地情報取得モジュールと、
   前記発送地輸送業者の物流情報、全ての中継国輸送業者の物流情報、届け地輸送業者の物流情報及び全ての輸送業者の識別子をマージして出力するための情報マージ出力モジュールとを備える、
   前記発送地情報取得モジュール、第１の物流取得モジュール及び／又は第２の物流取得モジュールが輸送業者の物流情報を取得するステップは、
   輸送業者情報に基づき、予め設定されたルールライブラリから、輸送業者のウエブサイトに対してシミュレーションリクエストを行う方式、輸送業者の公開照会インタフェースに対して要求する方式及び／又は輸送業者の協同照会インタフェースに対して要求する方式を含む該輸送業者に対応する情報取得方式を見つけることと、
   ネットワークアクセスを介して、前記情報取得方式によって、物流情報照会パラメータに関連するデータを取得することと、
   前記データを取得した後、前記データにおいて物流イベント、イベント時間、イベント地点、有意義な各種識別子及び／又は次の中継国の情報を含む物流情報に関連する全ての情報を抽出することとを含む、
   ことを特徴とする国際間輸送用の物流情報の取得システム。
8. 前記ユーザーが入力した物流番号は、予め設定された番号ルールに基づいて前記発送地輸送業者により生成された世界唯一の番号であり、
   又は予め設定された番号ルールに基づいて国際間輸送用の物流情報の取得システムにより生成され且つ前記発送地輸送業者に返送された世界唯一の番号である、
   ことを特徴とする請求項７に記載のシステム。
9. 前記第１の情報抽出モジュール及び／又は第２の情報抽出モジュールが中継国輸送業者の物流情報照会パラメータ、中継国輸送業者の情報及び識別子を抽出するステップは、
   前の１つ及び／又は複数の輸送業者の物流情報に基づき、次の中継国輸送業者の物流情報を照会するために使用され、少なくとも国家識別子を変換した後の国際規格の国コードを含む真のパラメータを抽出することを含む、
   ことを特徴とする請求項７に記載のシステム。
10. 前記番号ルールライブラリに複数の輸送業者の番号ルールが予め設定されており、
    番号ルールライブラリに基づき、前記物流番号が複数の輸送業者の番号ルールに一致すると識別した場合、前記複数の輸送業者のうちユーザーが指定した発送地輸送業者の情報を取得し、
    番号ルールライブラリに基づき、前記物流番号を識別できない場合、識別不可能プロンプトを返信し、ユーザーが指定した他の発送地輸送業者の情報を取得する、
    ことを特徴とする請求項７又は８に記載のシステム。
11. 前記物流情報照会パラメータは、物流照会番号、輸送業者ネットワークアドレス、物流情報リンク、郵便番号のうちのいずれか１種又は複数種を含む、
    ことを特徴とする請求項７又は８に記載のシステム。
12. 前記情報マージ出力モジュールはさらに、
    マージして出力された内容における異なるタイプ、異なる言語、異なるフォーマット、異なる説明の物流情報に基づき、物流過程中の異なる段階の状態を分類し、
    分類後の内容を予め設定されたデータフォーマットに統一し、出力表示するために用いられる、
    ことを特徴とする請求項７に記載のシステム。