JP2002163337A - 国際輸送サービス選択システム - Google Patents

国際輸送サービス選択システム

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JP2002163337A
JP2002163337A JP2000360647A JP2000360647A JP2002163337A JP 2002163337 A JP2002163337 A JP 2002163337A JP 2000360647 A JP2000360647 A JP 2000360647A JP 2000360647 A JP2000360647 A JP 2000360647A JP 2002163337 A JP2002163337 A JP 2002163337A
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service
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transportation
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Osamu Uno
修 宇野
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 国際輸送サービスを用途に応じて容易に比較
検討すること。 【解決手段】 荷送人端末から入力される前記集荷地と
配達地とに応じて当該輸送を行う国際輸送サービスの一
覧を前記データ・ベースから抽出する国際輸送サービス
情報抽出部14と、この国際輸送サービス抽出部14に
よって抽出された複数の国際輸送サービスから前記荷送
人端末にて国際輸送サービスが選択された場合に当該国
際輸送サービスの提供者に当該国際輸送サービスの受注
関連情報を送信する受注関連情報送信部16とを備え
た。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、国際輸送サービス
選択システムに係り、特に、荷送人が適切な国際輸送サ
ービスを選択できる国際輸送サービス選択システムに関
する。
【0002】
【従来の技術】既存の国際貿易の代表的な契約条件とし
て、FOB(Free On Board,輸出港本船渡し)とCI
F(Cost, Insurance and Freight,運賃・保険料込本
船渡し)とがある。この貿易条件は、費用負担の範囲
と、貨物の危険負担の範囲とを定める。FOBでは、荷
受人が運賃・諸費用を負担すると共に、輸送サービスの
提供者を指定する。CIFでは、荷送人が運賃・諸費用
を負担すると共に、輸送サービスの提供者を指定する。
輸送サービスは、FOBの場合には空港(又は港)から
荷受人のドアまでの輸送であり、CIFの場合には荷送
人のドアから荷受人の空港(又は港)である。
【0003】輸送サービスの提供者としては、航空機や
船の輸送スペースを販売する航空会社、船会社等のキャ
リアと、キャリアから輸送スペースを仕入れて荷送人に
販売するフォワーダ(混載業者)とがある。キャリア
は、一般に、空港から空港まで、又は港から港までの輸
送サービスを販売しているため、フォワーダは、ドアか
ら空港まで、又は空港からドアまでの配送サービスを行
う。
【0004】今日、国際輸送に必要な総額の算出は、空
路、船便、陸路等の相違毎に種々の単位が併用されてい
ることから、複雑なものとなっている。そして、通関
料、集荷料、配達料、書類作成料等の諸費用について
も、単価の構成単位が各々異なる。例えば、航空運賃
は、容積重量又は実重量のどちらか大きい方となる。船
の場合には容量トンが一般に用いられている。航空運賃
を例にすると、100 [cm] ×100 [cm] ×100 [cm] で実
重量が150 [kg] の場合、容積重量の単位が1 [kg] =6,
000 [cm3]であれば、容積重量が167 [kg] となり、より
大きい容積重量が適用となる。航空運賃は、例えば日本
からアメリカ国までkg当たり450円。日本における通関
料は1申告当たり8,000円。国内集荷料金は、トラック
会社の料金体系が国際貨物の料金体系と異なり、距離と
重量によって構成され、例えば、kg当たり50円。日本で
の保管料は一坪当たりいくら、海外配達料金は、距離と
重量によって構成され、例えばkg当たりUSD 1.00。海外
における通関料金は、1申告当たりUSD30。輸出書類作
成料は、各社まちまちで1枚約2,000円前後となる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記従来例では、ドア
からドアまである荷物を輸送するのに、どれだけのコス
トを要するかを算出することが難しく、荷送人は国際物
流に関する定量的なコスト計算を行うことができない、
という不都合があった。また、航空と船とでは運賃の単
位が異なるため、航空、船及び両者を用いた複合輸送の
コストを一定の単位で比較することができず、このた
め、荷送人は、これらの輸送モードをコストと時間の観
点から比較検討することができない、という不都合があ
った。
【0006】また、国際輸送の提供者は、輸出先や輸出
前での倉庫の有無や、使用言語や、食料品や精密機械な
どの品目の種類に応じた取り扱いや、追跡サービスの有
無や、値段設定など色々な特色を有するサービスを提供
しているが、荷送人はこれらを比較検討することが難し
かった。
【0007】このように、上記従来例では、荷送人にと
って国際輸送コストの予測が難しく、すると、国際物流
を含むサプライ・チェーンの構築や、ロジスティックス
の最適化を行うことが難しい、という不都合があった。
また、国際輸送サービスを提供する多くの混載業者にと
っても、自らの特徴を伸ばし、又は弱みを改善するため
に、多額の情報化への投資や、多数の国の現地情報の収
集などを幅広く独自に行うには一定の限界があった。
【0008】
【発明の目的】本発明は、係る従来例の有する不都合を
改善し、特に、国際輸送サービスを容易に比較すること
ができる国際輸送サービス選択システムを提供すること
を、その目的とする。本発明では、また、比較しやすい
国際輸送サービスの商品化を国際輸送サービスの提供者
に促すための国際輸送サービス提供支援システムを提供
することを、その目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】そこで、本発明では、荷
送人が輸送品を所持する地点を集荷地とし、国境を介し
て荷受人が輸送品を受け取る地点を配達先とするドア・
ドアの輸出入の国際輸送サービスであって、複数の提供
者から提供される国際輸送サービスを記憶したデータ・
ベースと、輸出者となる荷送人によって使用される荷送
人端末の操作を受信すると共に当該操作に応じて前記デ
ータ・ベースに格納されたデータを当該荷送人端末に送
信するサーバとを備えている。そして、サーバが、前記
荷送人端末から入力される前記集荷地と配達地とに応じ
て当該輸送を行う国際輸送サービスの一覧を前記データ
・ベースから抽出する国際輸送サービス情報抽出部と、
この国際輸送サービス抽出部によって抽出された複数の
国際輸送サービスから前記荷送人端末にて国際輸送サー
ビスが選択された場合に当該国際輸送サービスの提供者
に当該国際輸送サービスの受注関連情報を送信する受注
関連情報送信部とを備えた、という構成を採っている。
これにより前述した目的を達成しようとするものであ
る。
【0010】本発明では、データ・ベースに、荷送人
(荷主)が輸送品を所持する地点を集荷地とし、国境を
介して荷受人が輸送品を受け取る地点を配達先とするド
ア・ドアの輸出入の国際輸送サービスを登録している。
日本からの輸出を例として開示するが、日本への輸入
や、その他の国間の貿易でも良い。国際輸送サービス情
報抽出部は、荷送人端末から入力される前記集荷地と配
達地とに応じてこの集荷地から配達地までのドア・ドア
の輸送サービスを抽出する。好ましい実施形態では、こ
のドア・ドアの輸送サービスを地域を区分けしたゾーン
及びその輸送モード毎に登録しておくことで、検索時間
を短縮する。国際物流に関する多種多様なサービスを、
ドア・ドアのサービスとして商品化することで、荷送人
は、複数の提供者(主に、混載業者)の各サービスの比
較検討を容易に行うことができる。この複数の提供者に
よる国際輸送サービスは、所要日数や運賃、好ましくは
特徴等とともに荷送人端末に表示される。続いて、受注
関連情報送信部は、前記荷送人端末にて国際輸送サービ
スが選択された場合に、当該国際輸送サービスの提供者
に当該国際輸送サービスの受注関連情報を送信する。こ
れにより、荷送人は、多種類の国際輸送サービスから選
択した国際輸送サービスをその提供者へ発注又は予約す
ることができる。
【0011】また、本発明では、国際輸送サービス選択
システムを使用して、国際輸送サービスの選択を行う方
法を開示する。国際輸送サービス選択システムは、荷送
人が輸送品を所持する地点を集荷地とし、国境を介して
荷受人が輸送品を受け取る地点を配達先とするドア・ド
アの国際輸送サービスを複数記憶したデータ・ベース
と、前記荷送人によって使用される荷送人端末の操作に
応じて前記データ・ベースに格納されたデータを当該荷
送人端末に送信するサーバとを備えている。そして、デ
ータ・ベースが、配達先を区分けしたゾーン毎に当該ゾ
ーンまでの国際輸送の輸送モード及び当該輸送モード毎
の概要所要日数及び概要運賃を輸送モードデータとして
記憶した輸送モードDBと、各ゾーンの輸送モード毎に
登録され複数の提供者によってそれぞれ提供される複数
の輸送サービス及び輸送サービス毎の所要日数、運賃及
び特徴を輸送サービスデータとして記憶した輸送サービ
スDBとを備えている。ゾーンは、ドア・ドア(Door t
o Door)の国際輸送サービスの配達地を区分けするもの
である。好ましい実施形態では、集荷地をも区分けする
ようにしても良い。輸送モードには、航空を用いた輸送
や、船を用いた輸送や、航空、船又は鉄道を組み合わせ
た複合輸送などがある。ドア・ドアの国際輸送サービス
は、航空や船等による運送サービスの他、集荷(pick u
p)や配達(delivery)のための陸上輸送を含む。ゾー
ンは、この輸送モードを選択可能な大きさとすると良
い。また、輸送モード毎の概要の所要日数や運賃が異な
る地域を、それぞれ異なるゾーンとしても良い。ゾーン
の概念を用いることで、多種類のドア・ドアの組み合わ
せを整理することができる。例えば、集荷地と配達地が
特定されたときに、そのゾーンを特定する。ゾーンが特
定されると、選択可能な輸送モードと各輸送モード毎の
輸送サービスを特定できる。一方、国際輸送サービスを
ドア・ドアのサービスとして商品化(merchandise)し
て提供する混載業者側(forwarder)にとっても、一定
地域(ゾーン)ごとに運賃や日数等を定めれば良い。従
って、ゾーンの概念は、混載業者がドア・ドアのサービ
スの企画・開発の支援にも寄与する。さらに、複数の提
供者の国際輸送サービスを同一の観点から比較する際に
も、同一のゾーン及び輸送モードでこの国際輸送サービ
ス群を一覧することで、荷送人にとって比較検討し易く
なる。
【0012】本発明による国際輸送サービス選択方法
は、荷送人端末から入力される前記集荷地と配達地に基
づいて当該集荷地から配達地までのゾーンを特定すると
共に当該ゾーンでの一又は複数の輸送モードを特定する
輸送モード特定工程と、この輸送モード特定工程にて特
定された一又は複数の輸送モードに関する前記輸送モー
ドデータを前記荷送人端末に送信する輸送モードデータ
送信工程と、荷送人端末にて輸送モードが選択された場
合に当該輸送モードに含まれる輸送サービスの前記輸送
サービスデータを前記荷送人端末に送信する国際輸送サ
ービスデータ送信工程と、荷送人端末にて国際輸送サー
ビスが選択された場合に当該国際輸送サービスの提供者
に当該国際輸送サービスの受注関連情報を送信する受注
関連情報送信工程とを備えた、という構成を採ってい
る。
【0013】本発明では、まず、集荷地と配達地とから
ゾーンを特定する。ゾーンの特定は、例えば、そのゾー
ンに含まれる住所データや、郵便番号を用いる。また、
地図を表示して地図上の地点を選択してもらうようにし
ても良い。輸送モード特定工程では、ゾーンが特定され
ると、次に当該ゾーンに定義されている輸送モードを特
定する。輸送モードは、国際輸送サービスのグループ分
けであり、荷送人にとっては、運賃と日数の大まかな選
択に役立つ。輸送モードとしては、例えば、航空便、船
便、複合輸送等の区分けや、より詳細に、トラック、航
空機、鉄道、トラック等の輸送の全行程にて区分けする
ようにしても良い。ドア・ドアの商品を輸送モードでグ
ループ分けし、まず輸送モードの選択を促すことで、国
際輸送で選択可能なサービスを荷送人に表示する。
【0014】国際輸送サービスデータ送信工程では、荷
送人によって輸送モードが選択されると、その輸送モー
ドに含まれる輸送サービスに関連するデータ(輸送サー
ビスデータ)を荷送人端末に送信する。輸送サービスデ
ータには、輸送サービス毎の所要日数、運賃及び特徴が
含まれる。もちろん、輸送サービスデータに提供者名を
含めるようにしても良い。特徴は、例えば、貴重品、危
険品、生鮮食料品、プラント等の取扱品目についての可
否や、現地での保管サービスの有無など、各提供者が国
際輸送サービスの付加価値や宣伝を含めるようにしても
良い。また、本発明による選択システムの運用者による
各国際輸送サービスの評価を含めるようにしても良い。
この国際輸送サービスの特徴に関するデータを輸送サー
ビスデータに含めることで、荷送人はより自らのニーズ
にあった輸送サービスの選択が可能となり、また、運賃
が相違する理由を一見して把握できるようになる。そし
て、受注関連情報送信工程では、国際輸送サービスが選
択されると、その輸送サービスの提供者へ当該輸送サー
ビスの受注又は予約を連絡する。
【0015】このように、本発明による選択方法では、
荷送人は、集荷地及び配達地とを入力し、続いて、選択
可能な輸送モードをその概要の所要日数及び運賃を参照
して決定し、最後にその輸送モードでの輸送サービスを
選択するという操作のみで、多数の提供者によって提供
される多種類の国際輸送サービスから日数及び運賃並び
に種々の付加価値として最適な輸送サービスをその地域
ごとに選択することができる。従って、どの提供者がど
の地域を得意とする等の情報を調査することなく、各地
域(ゾーン)毎のサービスの内容を参照しつつ自らの要
望に添った輸送サービスを選択することができる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して説明する。図1は、本発明の一実施形態の構
成例を示すブロック図である。図1に示すように、本実
施形態による国際輸送サービス選択システムは、荷送人
が輸送品を所持する地点を集荷地とし、国境を介して荷
受人が前記輸送品を受け取る地点を配達先とするドア・
ドア(Door to Door)の輸出入の国際輸送サービスであ
って、複数の提供者から提供される国際輸送サービスを
記憶したデータ・ベース(DB)2と、輸出者となる荷
送人によって使用される荷送人端末の操作を受信すると
共に当該操作に応じて前記データ・ベースに格納された
データを当該荷送人端末に送信するサーバ10とを備え
ている。サーバ10は、例えば、データ・ベースから抽
出したデータをHTMLやXML等のマークアップ・ラ
ンゲージを用いてページデータを記述し、パーソナル・
コンピュータ等の荷送人端末に送信する。また、サーバ
10が、このページデータに対する操作に応じて、他の
データの抽出等の処理を行うことで、荷送人端末とのデ
ータの送受信を制御することができる。
【0017】図1に示すように、サーバ10は、その主
要な機能として、前記荷送人端末から入力される前記集
荷地と配達地とに応じて当該輸送を行う国際輸送サービ
スの一覧を前記データ・ベースから抽出する国際輸送サ
ービス情報抽出部14と、この国際輸送サービス抽出部
14によって抽出された複数の国際輸送サービスから前
記荷送人端末にて国際輸送サービスが選択された場合に
当該国際輸送サービスの提供者に当該国際輸送サービス
の受注関連情報を送信する受注関連情報送信部16とを
備えている。国際輸送サービス情報抽出部14は、荷送
人によって指定される集荷地と配達地とに応じて、対応
する輸送サービスを抽出する。ドア・ドアの輸送サービ
スでの集荷地は、荷送人のドアや、デスク、また工場の
出荷用倉庫など、荷送人が指定する荷物の引き渡し場所
である。配達地も同様に、荷送人が指定する場所であ
る。一般に、集荷地と配達地とは住所で指定する。デス
ク等を集荷地とする場合には、その企業等の部門や担当
者名を用いて指定すると良い。受注関連情報送信部16
は、国際郵送サービス情報抽出部14によって抽出され
る輸送サービスの一覧を例えばページデータ等に編集
し、荷送人端末に送信する。さらに、受注関連情報送信
部16は、国際輸送サービスが選択された場合には、当
該国際輸送サービスの提供者(フォワーダ)に当該国際
輸送サービスの受注関連情報を送信する。受注関連情報
は、例えば荷送人から提供者へ予約の可否を問い合わせ
る情報としてもよいし、荷送人から提供者への発注情報
としても良い。
【0018】国際輸送サービス抽出部14が、集荷地と
配達地とに応じて対応する国際輸送サービスをデータ・
ベース2から抽出し、受注関連情報送信部16が、国際
輸送サービスの一覧を送信し、国際輸送サービスが選択
された場合には受注関連情報を提供者に送信するため、
ユーザは、集荷地と配達地とを入力するのみで多数の提
供者による輸送サービスの特徴をドア・ドアという共通
の枠組みで比較検討することができ、また、輸送サービ
スを選択するのみで発注又は予約を行うことができるた
め、国際輸送サービスの比較を最小限の労力で行うこと
ができ、また、提供者にとっても、ドア・ドアで商品化
して輸送サービスを提供するため、配達地に応じて自ら
のサービスの特徴等を荷送人に伝達しやすい。
【0019】本実施形態では、ドア・ドアにて商品化し
た輸送サービスをデータ・ベース化し、中間の費用を全
て含んだ運賃と、サービスの付加価値とを荷送人に伝達
し、その付加価値と運賃とを比較検討した上での国際輸
送サービスの利用を促す。また、輸送に要する日数を併
せて表示するようにしても良い。好ましい実施形態で
は、運賃を全て重量(kg)で統一することで、荷送人の
比較検討を容易とする。そして、輸送に要する日数と運
賃とが明確となり、選択可能な幅を予め知ることができ
ると、荷送人は、国際物流を含めたサプライチェーンを
構築し易くなる。しかし、国際物流では、配達先毎に選
択可能な経路が膨大となり、また、運賃も大きく異な
る。そして、従来は、日本からヨーロッパまで輸送する
際に、航空の直行便を用いる場合と、船を用いる場合と
では、運賃の単位が異なるため、単純に比較することが
できない。また、何日後に荷受人に届けたいという場合
でも、航空を用いて輸送し、その後現地の倉庫に保管す
る形態を用いている荷送人は、丁度その日に配達される
複合輸送を利用していないこともある。これは、個々の
輸送の最適化を行えないということのみならず、国際物
流を含むサプライチェーンを構築し、その管理を実践し
づらいことを意味する。今日、国際物流を含むサプライ
チェーンを最適化するには、個々の荷送人が個々の運送
業者と契約を締結し、個別のシステムを開発する必要が
ある。
【0020】本実施形態では、国際輸送の日数と運賃の
選択肢を荷送人に提供すべく、ゾーンと輸送モードを用
いて国際輸送サービスを整理している。図1に示す例で
は、データベース10が、配達先を区分けしたゾーン毎
に当該ゾーンまでの国際輸送の輸送モード及び当該輸送
モード毎の概要所要日数及び概要運賃を輸送モードデー
タとして記憶した輸送モードDB3と、各ゾーンの輸送
モード毎に登録された複数の輸送サービス及び各輸送サ
ービス毎の所要日数、運賃及び特徴を輸送サービスデー
タとして記憶した輸送サービスDB4とを備えている。
【0021】輸送モードは、航空便、船便、複合輸送等
の国際輸送の形態である。各輸送モード毎に、複数の提
供者から提供される輸送サービスを登録する。輸送モー
ドの概要所要日数は、その輸送モードの場合の平均的な
所要日数であり、概要運賃も、その輸送モードの場合の
平均的な運賃である。この「概要」は、例えばその輸送
モードに含まれる全ての所要日数又は運賃の平均や中央
値から自動的に算出するようにしても良い。また、2日
から4日等の範囲で概要所要日数等を表示するようにし
ても良い。
【0022】輸送モードDBは、ゾーンと輸送モードの
関係を記憶している。輸送サービスDBは、輸送モード
と輸送サービスの関係を記憶している。このデータ構造
の例を図2に示す。ゾーン1には、輸送モード11,1
2,13が定義されている。各輸送モード毎に概要の所
要日数及び運賃が登録されている。例えば、日本からサ
ンフランシスコまで、輸送モード11の航空便では35
0円/kg、4日、輸送モード12の船便では100円
/kg、12日等である。そして、各輸送モード毎に、
複数の提供者からの実際の輸送サービスが登録される。
【0023】輸送モードDB3と輸送サービス4とを備
えた例では、国際輸送サービス情報抽出部14は、荷送
人端末から集荷地と配達先とが入力されたときに当該集
荷地から配達先へのゾーンを特定するゾーン特定機能1
4Aと、このゾーン特定機能14Aによって特定された
ゾーンを用いて前記輸送モードDBを参照して当該ゾー
ンでの一又は複数の輸送モードを特定すると共に各輸送
モードの前記輸送モードデータを前記荷送人端末に送信
する輸送モードデータ送信機能14Bと、前記荷送人端
末にて輸送モードが選択された場合に当該輸送モードに
含まれる輸送サービスの前記輸送サービスデータを前記
荷送人端末に送信する輸送サービスデータ送信機能14
Cとを備えている。
【0024】輸送サービスを整理するためのゾーンの例
を図3に示す。図3(A)はアメリカの西海岸から東海
岸までを州を単位として5つのゾーンに区分けした例を
示す図で、図3(B)はヨーロッパを国を単位として5
つのゾーンに区分けした例を示す。全ての配達先は、国
名や地域名を用いていずれかのゾーンの分類される。ゾ
ーンが特定されると、図2に示すデータ構造を用いて、
そのゾーン向けの各輸送モードでの所要日数及び運賃の
概要を特定することができる。
【0025】図4は、日本国の港から船で輸送し、積替
地にて航空を用いる複合輸送の一例を示す説明図であ
る。日本から海外への輸出を例にすると、日本国内の集
荷地から横浜、清水、名古屋又は神戸等の港にトラック
又は鉄道を用いて輸送し、この港からアメリカ西海岸の
港や、ウォストチニーや、シンガポールや、バンコク等
の港に船で輸送する。続いて、港から空港へトラック等
で輸送し、航空便でヨーロッパや南米へ輸送する。
【0026】図5乃至図7は、各ゾーンの輸送モード及
び輸送モード別の概要運賃と所要日数等(輸送モードデ
ータ)の一例を示す説明図である。本実施形態では、航
空便、船便、複合輸送全てkg単位で運賃を割り出して
いる。運賃の単位は日本円(JPY)としている。図5乃
至図7に示す例では、主要都市とその周囲とに分けて定
義している。例えば、図3(A)に示すアメリカのゾー
ンAは、ワシントン州、オレゴン州、カリフォルニア州
とを含む西海岸地域である。このアメリカ国のゾーンA
のうち、サンフランシスコ、ロサンゼルスは輸送量も多
く、その周囲よりも安く且つ早く輸送することができ
る。例えば、西海岸主要都市(USA-A1)まで航空便で輸
送する場合には、ドア・ドアの概算で350円/kg、
4日での輸送サービスが提供されており、一方、その周
囲(USA-A2)の場合には、概算で航空便で400円/k
g、5日での輸送サービスが提供されている。
【0027】図6はヨーロッパのゾーンA及びBでの輸
送モードデータの一例を示す説明図である。日本からヨ
ーロッパの場合には、輸送モードとして、航空便及び船
便の他、アメリカ西海岸やシンガポール等を積替地とす
る複合輸送がある。例えば、イングランド(ERO-A2)で
の航空便は550円/kg、7日、船便は110円/k
g、39日、ロサンゼルスを経由する複合輸送では、2
90円から340円/kg、17日から19日である。
【0028】また、ヨーロッパの輸送モードデータで
は、航空(A: Air)と船(S: Sea)とで主要都市が異な
っている。例えば、"London: A"と、地名にAを付したも
のは航空便の場合の主要都市、"Southampton: S"は船便
の場合の主要都市である。船便でLondonに輸送する場合
には、Londonは主要都市にならず、ERO-A2のイングラン
ド・ゾーンに含まれる。SouthamptonとLondonとを船便
の場合も同様に扱う場合には、それぞれを主要都市とし
て登録するとよい。ゾーンBには、フランス、ベルギ
ー、オランダ、スイス、リヒテンシュタイン及びドイツ
が含まれている。このゾーン(ERO-B2)での概要運賃
は、図6に示すように、航空便で550円/kg、船便
で110円/kgとなっている。そして、本実施形態で
は、このヨーロッパのゾーンBに、料金の相違に応じて
2つの主要都市群を定義している。例えば、フランス及
びオランダの主要都市(ERO-B11)向けでは、航空便が
450円で、一方、ドイツ及びベルギーの主要都市向け
では、航空便が500円である。ヨーロッパのゾーン
C,D及びEについては、図7に示す。
【0029】図5乃至図7に示す運賃及び所要日数は、
概要のものであり、実際の運賃等は各提供者による輸送
サービス毎に異なる。この輸送モード別の運賃等は、そ
の輸送モードに属する各提供者の輸送サービスの運賃の
平均や中央値としても良いし、また、本実施形態での国
際輸送サービス選択システムの運営主体が概要として提
供者に提示する運賃及び所要日数としても良い。この輸
送モードデータは、図1に示す輸送モードDB3に格納
される。
【0030】ゾーン特定機能14Aは、配達地の住所等
に応じて図5等に示す複数のゾーンの内の一又は複数の
ゾーンを特定する。配達地としてベルギーのブリュッセ
ル(Brussel)が選択された場合には、まず、ゾーンERO
-B2が特定される。そして、主要都市としてERO-B12にブ
リュッセルが登録されているため、船便に関してこのゾ
ーンERO-B12を特定する。図6に示すデータ構造の場合
には、輸送モードデータ送信機能14Bは、ERO-B12の
船便に関する輸送モードデータと、ERO-B2の船便以外の
輸送モードに関する輸送モードデータとを合成する(主
要都市用輸送モード合成機能)。そして、合成した輸送
モードでの概要運賃及び概要所要日数を含む荷送人端末
に送信する。これにより、荷送人は、航空便が550円
/kgで6日、船便が90円/kgで36日、ロサンゼ
ルス経由の複合輸送1が290円から340円/kgで
17から19日、シアトル経由の複合輸送2が260円
から310円/kgで17日から19日という輸送モー
ドデータを閲覧することができる。この主要都市用輸送
モード合成機能によって合成された輸送モードデータか
ら輸送サービスを特定するには、ブリュッセルを主要都
市としている提供者の輸送データと、ブリュッセルを主
要都市としていない提供者の輸送データとを特定する。
この合成機能により、輸送サービスの提供者毎に詳細な
地域ごとの運賃設定が可能となる。
【0031】このように、本実施形態では、荷送人は、
輸送サービスを直接選択するのではなく、図5乃至図7
に示す輸送モード毎の概要運賃及び概要所要日数を参照
して輸送モードを選択することとしたため、多種多様な
複合輸送を登録することができる。すると、荷送人は、
概要の所要日数と運賃とを選択するのみで、多種類の輸
送サービスから最適な輸送サービスを選択することがで
きる。特に、船便や鉄道を組み合わせた複合輸送の選択
は、所要日数の選択となる。所要日数を選択できると、
送り元及び送り先での在庫管理を最適化しやすくなる。
すなわち、在庫余剰の場合には所要日数の長い国際輸送
サービスを用い、在庫が減少した場合には所要日数の短
い国際輸送サービスを用いることで、倉庫や物流センタ
ーに大量の保管スペースを確保する必要がなくなる。
【0032】図6等に示す例では、主要都市での運賃及
び所要日数と、その主要都市を含む周囲での運賃及び所
要日数とをそれぞれ表示している。主要都市を含む周囲
への運賃及び所要日数は、主要都市から配達先までの配
達費及び配達の所要日数を加算したものである。このた
め、サーバ10が、メイン・シティ群のゾーンに定義さ
れた所要日数及び運賃に基づいて前記各提供者によるメ
イン・シティ群の周囲ゾーンへの輸送サービスについて
の所要日数及び運賃を算出する周囲ゾーンデータ算出部
18を備えるようにしても良い。この周囲ゾーンデータ
算出部18によって、提供者の輸送サービスの登録作業
及び運賃等の更新作業が簡略化される。
【0033】図8は、輸送サービスデータの一覧の例を
示す説明図である。図8に示す例では、日本国からアメ
リカ国への輸出で、神奈川県藤沢市内を集荷地として、
カリフォルニア州内を配達地とする輸送サービスの一覧
であり、図5に示すアメリカ西海岸ゾーン(USA-A2)に
属する輸送サービスの一覧である。この図8に示す輸送
サービスデータは、図1に示す輸送サービスDB4に登
録されている。運賃、所要日数、付加価値及びコメント
は各提供者によって登録される。
【0034】日本からの輸出を例とすると、日本には8
0社程度の提供者が存在する。各社が1つづつのサービ
スを提供するとしても、図8に示す輸送サービスの数は
80となる。また、保険の態様や倉庫の有無等に応じて
異なるサービスとする場合には、40社が2種類のサー
ビスを提供するとして、120個のリストとなる。荷送
人は、輸送モードを選択しているため、120の輸送サ
ービスのいずれを用いてもほぼ要求される日数及び運賃
での国際輸送を手配することができる。一方、提供者
は、輸出先毎に強み、弱みがある。例えば、提供者又は
その輸送サービスは、カリフォルニア州には自社での倉
庫があるとか、ドイツ国に提携している物流センターが
あるとか、食品の輸出入の取り扱いに長けているとか、
荷物に関する機密保持契約を締結し秘密を保持した状態
で輸送できるなどの特徴を有する。これらの特徴を荷送
人に伝達するために、図8に示す例では、輸送サービス
の付加価値と、荷送人から見たメリット等を輸送サービ
スの特徴として輸送サービスデータに含めている。この
付加価値を運賃等と共に比較検討することで、荷送人は
多数の国際輸送サービスから最適な輸送サービスを選択
することができる。また、提供者側にとっても、付加価
値等の欄を用いて、自らのサービスの運賃設定の理由を
荷送人に伝達することができる。
【0035】また、図8に示す例では、各輸送サービス
に評価点を付している。評価点は、各提供者及びその輸
送サービスに関する実績に基づいて算出した値である。
この評価点を付加する例では、図1に示す輸送サービス
DBが、各輸送サービス毎に当該輸送サービスの実績及
び特徴に応じた評価関連データを記憶する。そして、国
際輸送サービス情報抽出部14が、前記評価関連データ
を参照して各輸送サービスの評価点を前記国際輸送サー
ビス情報に付加する評価点付加機能14Dを備える。評
価関連データは、例えば、ロジスティックスの要素や、
システムの機能や、セールスマンやカスタマーサービス
等のサービス内容や、マーケティング等の要素や、今ま
での運送実績などを変数とする数学モデルを作成し、そ
の要素の点数からサービス全体の点数を算出するように
すると良い。
【0036】ロジスティックスの要素としては、例え
ば、車両、倉庫、設備、拠点及びルートの豊富さ、使用
航空機、船舶、ネットワークや安全システム、ISO9
000s等の取得の有無や、サイクルタイム管理の有無
や、サプライチェーンマネージメントやサプライチェー
ンロジスティックスの定着度がある。システムの機能と
しては、情報システムやコミュニケーション基盤や、例
えば荷物の追跡機能の有無などである。これらの要素に
基づいて、例えば10点満点に正規化した評価点を算出
する。荷送人は、この評価点により、提供者の輸送サー
ビスについての客観的な評価を知ることができる。そし
て、評価点は、運賃、所要日数や付加価値と共に輸送サ
ービスを選択するための指標となる。
【0037】また、図8に示すように、輸送サービスD
Bが、前記輸送サービスの特徴として前記国際輸送サー
ビスの付加価値サービスデータを記憶する例では、国際
輸送サービス情報抽出部が、前記荷送人端末の操作に応
じて前記付加価値サービスをキーとして当該国際輸送サ
ービスを並べ替えるソート機能14Eを備えると良い。
ソート機能14Eは、例えば、荷送人の荷物の種類(精
密機器、食品等)を選択してもらい、その選択結果に応
じて対応する種類の荷物を得意とするサービスを上位側
に並べる。また、現地での保管が必要な場合には、現地
保管が可能なサービスを上位側に並べる。荷送人は、こ
のソート機能14Eにより、多数の輸送サービスのなか
から最適な輸送サービスを短時間で選択できる。
【0038】本実施形態では、ドア・ドアの輸送サービ
スとして提供者によって商品化されたもののみを荷送人
に表示し、ドアからドアまでの一部の運送サービスは扱
わない。ドア・ドアとすることで、比較検討を容易と
し、またサプライチェーンを構築するための予測可能性
を高めている。一方、輸送サービスに付加する保険や、
倉庫については、輸送サービスに追加するサービスとし
て輸送サービスと共に選択できるようにしても良い。こ
の例では、輸送サービスDBが、保険又は倉庫サービス
等の輸送サービスに追加するサービスを追加サービスと
して記憶した追加サービスDB5を備える。そして、サ
ーバ10が、前記荷送人端末の操作に応じて前記国際輸
送サービス情報抽出部によって抽出される国際輸送サー
ビスに前記追加サービスDBに登録された追加サービス
を関連させる追加サービス関連付け制御部20を備え
る。追加サービス関連づけ制御部20は、国際輸送サー
ビスに追加できる追加サービスを抽出し、その国際輸送
サービスに関連させる。例えば、ゾーンが特定される
と、保険会社による各種の保険の保険料を特定すること
ができる。追加サービス関連づけ制御部20は、提供者
から提供される輸送サービスに、提供者による保険とは
別に、保険会社の保険を選択可能なものとして関連づけ
る。また、倉庫の場合には、集荷地側か配達地側にて利
用可能な保管サービスと追加サービスとして特定し、輸
送サービスの関連づけるようにしても良い。
【0039】本実施形態では、提供者は、提供可能な輸
送サービスデータを輸送モードDB3に登録する。この
登録及び更新は、例えば半年に一度程度である。この輸
送サービスデータが登録された後に、本実施形態での選
択システムにて検索可能な状態となる。一方、航空会社
や船会社等のキャリアによって輸送費が改定された場合
や、また提供者のマーケティング上の戦略に応じて、輸
送サービスの運賃を改定する。この提供者向けの機能と
して、サーバ10は、図1に示すように、国際輸送サー
ビスの提供者によって使用される提供者端末の操作に応
じて前記輸送モードDBに定義された各ゾーンの各輸送
モード毎に当該提供者の国際輸送サービスの各項目の登
録を促すサービス登録制御部22と、このサービス登録
制御部によって登録される輸送サービスの項目のうち運
賃の更新を促す運賃更新制御部24とを備えている。サ
ービス登録制御部22が、各ゾーンの輸送モード毎に輸
送サービスの登録を提供者に促すため、比較検討が容易
な状態で輸送サービスが登録される。提供者向けにドア
・ドアのサービスの商品化及び開発を支援する機能につ
いては、実施例として開示する。
【0040】次に、上述した国際輸送サービス選択シス
テムを用いて荷送人が国際的な輸送サービスを選択する
方法について開示する。この国際輸送サービス選択方法
は、最低限の入力で多数のサービスから選択ことをその
目的としている。図9は本実施形態による国際輸送サー
ビス選択方法の構成を示すシーケンス図である。図9に
示すように、まず、荷送人が集荷地及び配達地を入力す
る(ステップS1)。図10(A)に示す集荷地、配達
地入力ページ6Aでは、集荷地と配達地のうち、「東
京」等の都市名のリストから選択を促す。続いて、より
詳細な住所の入力を求める。仕向地(配達地)について
も同様である。都市名を一覧から選択する構成により、
都市名をコードとして扱いやすくなり、すると、ゾーン
の特定処理が容易となる。またページ6Aでは、輸送品
の特徴の選択を促す。
【0041】荷送人端末から集荷地と配達地とが入力さ
れると、サーバ10は、入力される前記集荷地と配達地
に基づいて当該集荷地から配達地までのゾーンを特定し
(ステップS2)、このゾーンでの一又は複数の輸送モ
ードを特定する(輸送モード特定工程S3)。サーバ1
0は、続いて、この輸送モード特定工程S3にて特定さ
れた一又は複数の輸送モードに関する前記輸送モードデ
ータを前記荷送人端末に送信する(輸送モードデータ送
信工程)。輸送モードデータの例を図10(B)に示
す。コッペンハーゲン(Copenhagen)は、図7に示す例
では、北欧の主要都市(ERO-C1)に含まれており、航空
便及び船便が登録されている。また、北欧主要都市は北
欧(ERO-C2)に含まれるため、この北欧ゾーンから2つ
の複合輸送を抽出し、合成する。輸送モードデータは、
図10(B)に示す輸送モード選択ページ6B内にレイ
アウトされる。複合輸送が登録されていることから、荷
送人は、5日から38日までの日数を選択できることと
なる。ここでは、荷送人は、運賃と所要日数とを参照し
て、輸送モードとして航空便を選択する(ステップS
5)。
【0042】前記荷送人端末にて輸送モードが選択され
ると、サーバ10は、当該輸送モードに含まれる輸送サ
ービスの前記輸送サービスデータを前記荷送人端末に送
信する(国際輸送サービスデータ送信工程S5)。輸送
サービスデータを含む輸送サービス選択ページ6Cの例
を図11に示す。ここでは、ソート機能14Eにより、
図10にて入力した精密機器の取り扱い実績が多いA社
のサービスを先頭に位置づけた。荷送人は、「精密機器
実績多」であるA社のサービスを、他の輸送サービスよ
りも高価であるにもかかわらず選択する(ステップS
6)。図9に示す例では、国際輸送サービス情報送信工
程S5は、当該国際輸送サービスに追加可能な保険又は
倉庫サービスを追加サービスデータとして前記荷送人端
末に送信する追加サービスデータ送信工程を備えてい
る。ここでは、追加サービスデータとして、複数の保険
会社による保険が登録されていたとする。この場合、荷
送人端末にて国際輸送サービスが選択されると、続い
て、集荷日の入力及び追加サービスの選択を行い、当該
輸送サービス及び追加サービスの予約又は発注を行う
(ステップS6,S7)。図12に示す例では、集荷日
を12月12日、さらにY社の全損保険を追加した。予
約ボタンがクリックされると、サーバ10は、当該国際
輸送サービスの提供者(ここでは、A社の担当者によっ
て使用される端末)に当該国際輸送サービスの受注関連
情報を送信する(受注関連情報送信工程S8)。この受
注関連情報送信工程S8は、前記国際輸送サービスに前
記付加サービスが追加された場合には前記受注関連情報
に当該付加サービスを追加する。例えば、A社の国際輸
送サービスへY社の全損保険を付加する予約を受注関連
情報として、Y社の担当者の端末へ送信するようにして
も良い。
【0043】図12に示す例では、「予約」としている
が、提供者に発注するようにしても良い。この場合、国
際輸送サービス選択システムは、提供者にとって受注代
行システムとして機能する。集荷日によっては、キャリ
アのスペースが満杯ということもあり、また、航空機は
温度や風向きによって搭載可能重量が変化するため、使
用する便を特定した予約を厳密に行うことは難しい。し
かし、提供者の多くはスペースを予め購入しているた
め、受注可能な総量は把握し易い。従って、集荷地、配
達地、集荷日が特定された受注関連情報を受信したとき
に、例外的に、輸送の所要日数に1日前後のずれが生じ
る可能性は十分に予測できるため、受注関連情報を受信
した提供者と、荷送人とが直接連絡をするようにしても
良い。また、集荷地と配達地を特定して、各提供者によ
って受注不可としておくようにしても良い。また、キャ
リアの空きスペース情報を提供者にオンラインで伝達
し、より高精度に輸送計画を構築できるようにしても良
い。
【0044】図1に示す構成や、図9に示す処理は国際
輸送サービス選択用プログラムをサーバ等の端末で実行
することで実現できる。この国際輸送サービス選択用プ
ログラムは、国際輸送サービス選択システムを動作させ
る指令として、前記荷送人端末から入力される前記集荷
地と配達地とに基づいて当該集荷地から配達地までのゾ
ーンを特定させる共に当該ゾーンでの一又は複数の輸送
モードを特定させる輸送モード特定指令(S3,S4に
対応)と、この輸送モード特定指令に応じて特定される
一又は複数の輸送モードの輸送モードデータを前記荷送
人端末に送信させる輸送モードデータ送信指令(S4に
対応)と、荷送人端末にて輸送モードが選択される場合
に当該輸送モードに含まれる輸送サービスの前記輸送サ
ービスデータを前記荷送人端末に送信させる国際輸送サ
ービスデータ送信指令(S5に対応)と、荷送人端末に
て輸送サービスが選択された場合に当該国際輸送サービ
スの提供者に当該国際輸送サービスの受注関連情報を送
信する受注関連情報送信指令(S8に対応)とをを備え
ると良い。その他、図1及び図9に示す機能又は工程
や、実施例での図13及び図15に示す機能や工程をサ
ーバにて実現するには、国際輸送サービス選択用プログ
ラムが、その機能や工程等に対応した指令を備えれば良
い。
【0045】ここで、サーバ等を「動作させる指令」と
いうときには、各指令のみで演算装置(コンピュータ)
を動作させる指令と、サーバ等のコンピュータに予め格
納されているオペレーティングシステムやデータベース
システムなどの他のプログラムに依存して当該コンピュ
ータを動作させる指令とのいずれかまたは双方を含む。
例えば、図9に示す例では、輸送モードデータ送信指令
を、サーバ10に予め格納されたデータベースサーバ用
プログラムによるデータベース検索機能と、マークアッ
プランゲージによるページ生成機能に依存して輸送モー
ドデータを抽出し、ページデータに含める指令としても
良い。このように、輸送モードデータ送信指令を記憶す
る記憶媒体であって、当該プログラムをユーザへ搬送す
る用途の記憶媒体には、例えば「データベースサーバに
検索のキーとなるデータを引き渡す指令」のみが格納さ
れる場合がある。これは、動作させようとするコンピュ
ータのオペレーティングシステムやサーバ用プログラム
等との関係で定る。
【0046】国際輸送サービス選択用プログラムファイ
ルは、可搬性のある記憶媒体11Aに格納される。この
記憶媒体11Aは、CDROMやフロッピー(登録商
標)ディスクなどデータを不揮発的に記憶しておくもの
であれば、どのようなものでもよい。記憶媒体11A
は、当該サーバ10のディスクドライブ11に駆動さ
れ、そのプログラムファイルはサーバ10によって管理
されるハードディスク等の補助記憶装置に格納される。
また、他のホスト装置から通信回線を経由して補助記憶
装置にプログラムを供給することもできる。
【0047】
【実施例】次に、本発明の実施例を説明する。図13
は、本実施例による国際輸送サービス選択システムの構
成例を示すブロック図である。本実施例による国際輸送
サービス選択システムは、荷送人に関する情報を記憶し
た荷送人DB44と、荷送人が輸送品を所持する地点を
集荷地とし国境を介して荷受人が輸送品を受け取る地点
を配達先とするドア・ドアの国際輸送サービスを前記荷
送人に提供する提供者に関する情報を記憶した提供者D
B46と、前記国際輸送サービスでの配達先を区分けし
たゾーン毎に当該ゾーンまでの国際輸送の輸送モード及
び当該輸送モード毎の概要所要日数及び概要運賃を輸送
モードデータとして記憶した輸送モードDB3と、各ゾ
ーンの輸送モード毎に登録された複数の輸送サービス及
び輸送サービス毎の所要日数、運賃及び特徴を輸送サー
ビスデータとして記憶した輸送サービスD4Bと、前記
荷送人によって使用される荷送人端末及び前記提供者に
よって使用される提供者端末とネットワークを介して接
続されたサーバ10とを備えている。
【0048】前記サーバ10が、前記提供者端末の操作
に応じて前記各ゾーンの各輸送モード毎に輸送サービス
を登録する国際輸送サービス登録部34と、前記荷送人
端末の操作に応じて前記各ゾーンの各輸送モード毎の前
記輸送サービスデータを当該荷送人端末に送信する輸送
サービスデータ送信部36と、前記荷送人によって輸送
サービスが選択された場合に当該輸送サービスの提供者
に当該輸送サービスの予約又は受注を示す受注関連情報
を通知する受注関連情報送信部38と、この受注関連情
報送信部によって受注関連情報が送信された提供者端末
と当該国際輸送サービスの荷送人によって使用される荷
送人端末との間の通信を前記荷送人DB及び提供者DB
に格納されたデータに応じて制御する荷送人・提供者間
通信制御部40とを備えている。
【0049】国際輸送サービス登録部34は、図1に示
すサービス登録制御部22と同様に、各ゾーンの各輸送
モード毎に輸送サービスの登録を提供者に促す。受注関
連情報送信部38は、図1に示す受注関連情報送信部1
6と同様に機能する。輸送サービスデータ送信部36
は、図1に示す国際輸送サービス抽出部と同様にな役割
を果たす。図13に示す例では、事前に、国際輸送サー
ビス登録部34は、提供者端末1Bを使用する提供者に
輸送サービスの登録を促し、各ゾーンの各輸送モード毎
に輸送サービスを登録する。輸送サービスデータ送信部
36は、国際輸送サービス登録部34によって登録され
た複数の提供者による多数の輸送サービスのうち、荷送
人端末1Aにて入力される集荷地と配達地とに対応する
輸送サービスの一覧を当該荷送人端末1Aに送信する。
【0050】荷送人端末1Aにて輸送サービスが選択さ
れると、受注関連情報送信部38は、その国際的な輸送
サービスを提供する提供者端末1Bに輸送サービスの予
約又は受注を通知する。本実施例では、荷送人・提供者
間通信制御部40が、受注関連情報送信部38によって
受注関連情報が送信された提供者端末と当該国際輸送サ
ービスの荷送人によって使用される荷送人端末との間の
通信を前記荷送人DB44及び提供者DB46に格納さ
れたデータに応じて制御する。例えば、荷送人の住所や
氏名等を提供者端末1Bに通知し、一方、提供者の担当
者名や連絡先を荷送人に通知する。そして、国際物流は
多種多様な要素が関連し、特に天候によって航空機の搭
載重量や船舶の運航が左右されるため、確実な予約が困
難である。このため、標準的な所要日数及び運賃で予約
又は受注し、その後実際に提供者から荷送人に例外が発
生する場合に連絡等を行うことが望ましい。また、本実
施例では、住所によると配達地が離島である場合などを
全て登録するのではなく、受注関連情報送信部38によ
って集荷日、集荷地、配達先が明らかになった時点で離
島などの場合の例外的な所要日数及び運賃を提供者から
荷送人に連絡する構成とした。荷送人・提供者間通信制
御部40は、両者の電子メールの送受信を制御するよう
にしても良いし、両者で共有する掲示板等を個別に生成
するようにしても良い。また、集荷日の変更依頼等につ
いても、荷送人・提供者間通信制御部40による制御に
応じて荷送人から提供者へ連絡するようにしても良い。
【0051】図13に示す例では、国際輸送サービス登
録部34が、前記提供者端末の操作に応じて集荷日を特
定した不定期便での国際輸送サービスを登録する不定期
サービス登録機能48を備えている。提供者は、航空会
社や船会社からスペースを購入し、これを荷送人に小売
りしている。しかし、特別に大量の荷物を運送する場合
などは、輸送のために船舶や航空機をチャーターする。
一般的には、このチャーター便は片道のみであるため、
帰りの便は荷物を積載せずに運行することがある。不定
期サービス登録機能48は、このようなチャーター便の
帰路を不定期サービスとして登録することで、運行の無
駄を無くすことを図っている。例えば、不定期サービス
登録機能48は、集荷日の範囲と、配達先ゾーンと、も
しも提供者が希望するので有れば、通常よりも廉価な運
賃などを登録する。この輸送サービスは輸送サービスD
B4に登録され、集荷日がヒットする場合に輸送サービ
スデータの一覧に含める。
【0052】次に、提供者がドア・ドアの国際輸送サー
ビスを開発しやすくするための構成を説明する。図13
に示す構成は、国際輸送サービス提供支援システムとし
ても機能する。国際輸送サービス提供支援システムは、
提供者端末1Bの操作に応じて前記物流業者DBに格納
された物流業者情報を前記ゾーン毎に前記提供者端末に
通知する物流業者情報通知部30と、この物流業者情報
通知部30によって通知される物流業者によるサービス
を一部に含む輸送サービス及び輸送サービス毎の所要日
数、運賃及び特徴を前記提供者端末の操作に応じて前記
各ゾーンの輸送モード毎に前記輸送サービスDBに登録
する国際輸送サービス登録部34とを備えている。物流
業者は、集荷地から空港や港まで荷物を運送する集荷業
者や、空港や港から配達先までの配達業者や、倉庫を用
いて荷物を保管する倉庫業者や、梱包から配送までを一
貫して行う物流センターや、通関等の事務手続きを行う
業者や、また、保険業者等の追加サービスの提供者を含
めるようにしても良い。集荷業者と配達業者とを併せて
集配業者と呼ぶ。
【0053】フォワーダ等の提供者にとって、集荷や配
達を不得意とする地域がありえる。集荷や配達ができな
ければ、ドア・ドアの輸送サービスを提供することがで
きない。このため、図13に示す物流業者情報通知部3
0は、提供者に対して、ゾーン毎に登録された物流業者
を紹介する。これにより、提供者は、通常業務として行
っていたCIF,FOBによる国際輸送に集配サービス
を付加し、ドア・ドアのサービスとして商品化すること
ができる。本実施例では、現地の州は異業者と提供者と
が提携等するなりして、ドア・ドアの輸送サービスを提
供者が開発し、kg当たりの運賃と所要日数を定めて国
際輸送サービス登録部34を用いて輸送サービスDBに
登録する。これにより、一貫した国際輸送サービスの提
供を促す。また、ドア・ドアの輸送サービスを受注し、
物流業者と提供者とに分割して発注するようにしても良
い。
【0054】図14(A)は、物流業者情報通知部30
によって生成される物流業者一覧ページ6Eの一例を示
す説明図である。ヨーロッパのゾーンDへの輸送サービ
スの開発を検討している提供者は、この物流業者一覧ペ
ージ6Eを参照してドア・ドアの輸送サービスを商品化
するために必要な現地の物流業者を選択する。物流業者
情報通知部30は、図14(A)に示す例では、提供者
へ選択されたW社のデータを送信する。
【0055】図13に示す例では、国際輸送サービス提
供支援システムは、受注関連情報送信部38にて通知し
た受注関連情報を前記ゾーン、前記輸送モード又は期間
別に集計する受注情報集計部32を備えている。この受
注情報集計部32により、例えば1月分の売上等を自動
的に集計することができる。また、受注情報集計部32
が、前記ゾーンをさらに区分けする小ゾーン毎に前記受
注関連情報を集計する小ゾーン別集計機能50を備える
ようにしても良い。
【0056】図3に示すゾーンは、輸送モードを特定す
るために使用した。小ゾーン別集計機能50は、図3に
示すゾーンをより細かく分け、どの地域向けの売上又は
輸送総量が多いか等の集計を行う。図14(B)はゾー
ン別集計の一例を示す説明図である。図14(B)に示
すように、ある提供者の東欧向けの輸送サービスの実績
を、4つの詳細ゾーンで集計した。小さいゾーン毎の実
績が判明すると、ゾーン全体に対して同一の値段を設定
する際の参考資料となる。すなわち、小さいゾーン毎の
実績は、ゾーン内の遠隔地への輸送総量が少なければ、
ゾーン全体の運賃を適用しても全体としてコスト割れす
ることがない、等の各地域向けの運賃の再設定に役立
つ。また、受注情報集計部32は、受注実績に基づい
て、提供者から荷送人への請求書や、物流業者から提供
者への請求書等を例えば月に一度集計して発行する請求
書発行機能52を備えるようにしても良い。請求書の
他、輸送に必要な各種書類などの作成を支援するように
しても良い。さらに、受注実績が判明すると、提供者
は、各種の要素に基づいた需要予測を行うことができ、
この需要予測によって、より適切な運賃の設定及び所要
日数の最適化が可能となる。
【0057】また、今日の物流では荷物の追跡サービス
が行われている。しかし、国際物流サービスの現状で
は、到達の有無を問い合わせがあった場合に連絡するよ
うな状況である。また、各提供者が個別に追跡サービス
のための開発を行うには、膨大なコストを要してしま
う。図13に示す例では、国際輸送サービス提供支援シ
ステムは、受注関連情報送信部38を介して受注した輸
送サービスでの荷物の追跡を行うための追跡サービス制
御部42を備えている。
【0058】図15は追跡サービス制御部の詳細構成を
示すブロック図である。追跡サービス制御部42は、受
注関連情報に他の受注と識別可能な受注番号を付与する
と共に当該受注番号毎に状態データを保持する状態デー
タ保持部66と、前記受注番号が付与された輸送サービ
スの輸送モードに応じて予め定められた追跡地点を特定
すると共に当該追跡地点を前記状態データに登録する追
跡地点登録部60と、前記各追跡地点毎に前記提供者又
は物流業者による輸送サービスの状態の登録を制御する
輸送状態登録部62と、この輸送状態登録部によって更
新される前記状態データを前記荷送人端末に表示する制
御をする追跡データ表示制御部64とを備えている。
【0059】状態データ保持部66は、荷物毎にその荷
物の輸送状態を記憶する。追跡地点登録部60は、輸送
サービスの輸送モードに応じて、当該輸送サービスの追
跡地点を登録する。例えば、ロサンゼルス経由ヨーロッ
パ行きの複合輸送であれば、集荷地、通関、船舶への搭
載、ロサンゼルスでの積み替え、ヨーロッパでの通関、
配達の各地点を追跡地点として登録する。
【0060】輸送状態登録部62は、各追跡地点毎に前
記提供者又は物流業者による輸送サービスの状態の登録
を制御する。例えば、荷物に印字されている受注番号
(図示する例では、集荷物ID)を入力することで、例
えば図16(A)に示す追跡登録(配達業者用)ページ
6Gを読み出す。そして、空港から受け取ったという状
態にチェックをし、登録ボタンを押し下す。これによ
り、状態データ保持部66に格納されている状態データ
が更新される。押し下された日時を記憶しておくこと
で、追跡データ表示制御部64は、例えば図16(B)
に示すように、各輸送状態の日付を状態データとして前
記荷送人端末に表示することができる。
【0061】図16中、HAWB(House Air Waybil
l)は、混載業者(フォワーダ)等の提供者から荷送人
(荷主)に対して発行される契約書であり、MAWB
(MasterAir Waybill)は利用航空会社から提供者に発
行される契約書である。MAWBの番号が判明すると、その
航空機が到着したか否かを知ることができる。現地での
配達に別の番号を付する場合には、配達物ID等を用い
ると良い。
【0062】図17は、本実施例による国際輸送サービ
スの登録から利用までの一般的な処理例を示すシーケン
ス図である。まず、フォワーダ等の提供者からゾーンが
入力される(ステップS11)。すると、物流業者情報
通知部30は、図18に示す物流業者DB76を参照し
て、物流業者IDとゾーンIDとからそのサービス内容
を抽出し、例えば図14(A)に示すような物流業者一
覧ページ6Eを生成する(ステップS12)。この物流
業者情報通知部30は、この物流業者一覧ページ6Eを
提供者端末1Bに送信する。続いて、提供者は、国際輸
送サービス登録部34を用いて、ゾーン毎に図18に示
す輸送サービスDBの各項目を登録する(ステップS1
4)。このとき、評価点については、提供者ではなく、
システムの運営者側で算出し、登録すると良い。
【0063】一方、荷送人は、荷送人パスワード等を用
いて本実施例によるシステムにログインし、そして、集
荷地と配達地とを入力して、輸送サービスの検索を開始
する(ステップS15)。輸送サービスデータ送信部3
6は、ゾーンを特定し、輸送モードの選択を荷送人に促
し、さらに輸送サービスとその追加サービスとを荷送人
端末1Aに送信する(ステップS17)。荷送人は、輸
送サービスと追加サービスとを選択し(ステップS1
8)、そして集荷日を入力する(ステップS19)。続
いて、受注関連情報送信部38は、荷送人によって選択
された輸送サービスの提供者に受注関連情報を送信する
(ステップS20)。
【0064】続いて、追跡サービスを行う場合には、追
跡サービスの制御を行う(ステップS21)。具体的に
は、輸送モードDB71を参照して追跡地点を抽出し、
各業者へ輸送状態の登録を促す。図16(B)に示す状
態データは、荷送人からアクセスされたときに表示する
と良い。また、配達が完了した旨を例えば荷送人の連絡
先として登録されている電子メールアドレスに送信する
ようにしても良い。
【0065】さらに、1月単位毎などの周期で、各提供
者毎に受注情報の集計を行う(ステップS22)。
【0066】
【発明の効果】本発明は以上のように構成され機能する
ので、これによると、国際輸送サービス抽出部が、集荷
地と配達地とに応じて対応する国際輸送サービスをデー
タ・ベースから抽出し、受注関連情報送信部が、国際輸
送サービスの一覧を送信すると共に国際輸送サービスが
選択された場合にはその受注関連情報を提供者に送信す
るため、ユーザは、集荷地と配達地とを入力するのみで
多数の提供者による輸送サービスの特徴をドア・ドアと
いう共通の枠組みで比較検討することができ、また、輸
送サービスを選択するのみで発注又は予約を行うことが
できるため、国際輸送サービスの比較を最小限の労力で
行うことができる。また、提供者にとっても、輸送サー
ビスをドア・ドアで商品化しやすく、そして、その配達
地等に応じて自らのサービスの特徴等を荷送人に伝達し
やすくなり、これにより、荷送人は、種々の特徴ある提
供者からのサービスの特徴を考慮した国際輸送サービス
の選択が可能となる、という従来にない優れた国際輸送
サービス選択システムを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本実施形態による国際輸送サービス選択
システムの構成例を示すブロック図である。
【図2】図1に示す輸送モードDB等のデータ構造の一
例を示す説明図である。
【図3】ゾーンの区分けの例を示す説明図であり、図3
(A)はアメリカ国のゾーンの例を示す図で、図3
(B)はヨーロッパのゾーンの例を示す図である。
【図4】複合輸送の例を示す説明図である。
【図5】アメリカ国を配達地とする輸送モードデータの
一例を示す説明図である。
【図6】ヨーロッパのゾーンA及びBの輸送モードデー
タの一例を示す説明図である。
【図7】ヨーロッパのゾーンC,D及びEの輸送モード
データの一例を示す説明図である。
【図8】輸送サービスデータの一覧の例を示す説明図で
ある。
【図9】本実施形態での国際輸送サービスの選択例を示
すシーケンス図である。
【図10】本実施形態での荷送人向けのページの例を示
す説明図であり、図10(A)は集荷地、配達地入力用
ページの一例を示す図で、図10(B)は輸送モード選
択用ページの一例を示す説明図である。
【図11】輸送サービス選択ページの一例を示す説明図
である。
【図12】追跡サービス及び集荷依頼ページの一例を示
す説明図である。
【図13】本実施例による国際輸送サービス選択システ
ム及び国際輸送サービス提供支援システムの構成例を示
すブロック図である。
【図14】本実施例での提供者向けのページの例を示す
説明図であり、図14(A)は物流業者一覧ページの一
例を示す図で、図14(B)はゾーン別集計ページの一
例を示す図である。
【図15】図13に示す追跡サービス制御部の詳細構成
例を示す説明図である。
【図16】追跡サービスに関連するページの例を示す説
明図であり、図16(A)は配達業者向けの追跡登録用
ページの一例を示す図で、図16(B)は荷送人向けの
追跡表示ページの一例を示す説明図である。
【図17】本実施例による動作例を示すシーケンス図で
ある。
【図18】本実施例でのデータ構造の一例を示す説明図
である。
【符号の説明】
1A 荷送人端末 1B 提供者端末 3 輸送モードDB 4 輸送サービスDB 5 追加サービスDB 10 サーバ 12 通信制御部 14 国際輸送サービス抽出部 16 受注関連情報送信部

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 荷送人が輸送品を所持する地点を集荷地
    とし、国境を介して荷受人が前記輸送品を受け取る地点
    を配達先とするドア・ドアの輸出入の国際輸送サービス
    であって、複数の提供者から提供される国際輸送サービ
    スを記憶したデータ・ベースと、輸出者となる荷送人に
    よって使用される荷送人端末の操作を受信すると共に当
    該操作に応じて前記データ・ベースに格納されたデータ
    を当該荷送人端末に送信するサーバとを備え、 前記サーバが、前記荷送人端末から入力される前記集荷
    地と配達地とに応じて当該輸送を行う国際輸送サービス
    の一覧を前記データ・ベースから抽出する国際輸送サー
    ビス情報抽出部と、この国際輸送サービス抽出部によっ
    て抽出された複数の国際輸送サービスから前記荷送人端
    末にて国際輸送サービスが選択された場合に当該国際輸
    送サービスの提供者に当該国際輸送サービスの受注関連
    情報を送信する受注関連情報送信部とを備えたことを特
    徴とする国際輸送サービス選択システム。
  2. 【請求項2】 前記データベースが、配達先を区分けし
    たゾーン毎に当該ゾーンまでの国際輸送の輸送モード及
    び当該輸送モード毎の概要所要日数及び概要運賃を輸送
    モードデータとして記憶した輸送モードDBと、各ゾー
    ンの輸送モード毎に登録された複数の輸送サービス及び
    各輸送サービス毎の所要日数、運賃及び特徴を輸送サー
    ビスデータとして記憶した輸送サービスDBとを備え、 前記国際輸送サービス情報抽出部が、荷送人端末から集
    荷地と配達先とが入力されたときに当該集荷地から配達
    先へのゾーンを特定するゾーン特定機能と、このゾーン
    特定機能によって特定されたゾーンを用いて前記輸送モ
    ードDBを参照して当該ゾーンでの一又は複数の輸送モ
    ードを特定すると共に各輸送モードの前記輸送モードデ
    ータを前記荷送人端末に送信する輸送モードデータ送信
    機能と、前記荷送人端末にて輸送モードが選択された場
    合に当該輸送モードに含まれる輸送サービスの前記輸送
    サービスデータを前記荷送人端末に送信する輸送サービ
    スデータ送信機能とを備えたことを特徴とする国際輸送
    サービス選択システム。
  3. 【請求項3】 前記輸送モードDBが、地域ごとのメイ
    ン・シティ群のゾーンと当該メイン・シティ群の周囲で
    あるゾーン毎に輸送モード情報を記憶し、 前記サーバが、前記メイン・シティ群のゾーンに定義さ
    れた所要日数及び運賃に基づいて前記各提供者によるメ
    イン・シティ群の周囲ゾーンへの輸送サービスについて
    の所要日数及び運賃を算出する周囲ゾーンデータ算出部
    を備えたことを特徴とする請求項2記載の国際輸送サー
    ビス選択システム。
  4. 【請求項4】 前記輸送サービスDBが、各輸送サービ
    ス毎に当該輸送サービスの実績及び特徴に応じた評価関
    連データを記憶し、 前記国際輸送サービス情報抽出部が、前記評価関連デー
    タを参照して各輸送サービスの評価点を前記国際輸送サ
    ービス情報に付加する評価点付加機能を備えたことを特
    徴とする請求項2又は3記載の国際輸送サービス選択シ
    ステム。
  5. 【請求項5】 前記輸送サービスDBが、前記輸送サー
    ビスの特徴として前記国際輸送サービスの付加価値サー
    ビスデータを記憶し、 前記国際輸送サービス情報抽出部が、前記荷送人端末の
    操作に応じて前記付加価値サービスをキーとして当該国
    際輸送サービスを並べ替えるソート機能を備えたことを
    特徴とする請求項1記載の国際輸送サービス選択システ
    ム。
  6. 【請求項6】 前記輸送サービスDBが、保険又は倉庫
    サービス等の輸送サービスに追加するサービスを追加サ
    ービスとして記憶した追加サービスDBを備え、 前記サーバが、前記荷送人端末の操作に応じて前記国際
    輸送サービス情報抽出部によって抽出される国際輸送サ
    ービスに前記追加サービスDBに登録された追加サービ
    スを関連させる追加サービス関連付け制御部を備えたこ
    とを特徴とする請求項1記載の国際輸送サービス選択シ
    ステム。
  7. 【請求項7】 前記サーバが、国際輸送サービスの提供
    者によって使用される提供者端末の操作に応じて前記輸
    送モードDBに定義された各ゾーンの各輸送モード毎に
    当該提供者の国際輸送サービスの各項目の登録を促すサ
    ービス登録制御部と、このサービス登録制御部によって
    登録される輸送サービスの項目のうち運賃の更新を促す
    運賃更新制御部とを備えたことを特徴とする請求項2乃
    至6いずれか1記載の国際輸送サービス選択システム。
  8. 【請求項8】 荷送人が輸送品を所持する地点を集荷地
    とし、国境を介して荷受人が輸送品を受け取る地点を配
    達先とするドア・ドアの国際輸送サービスを複数記憶し
    たデータ・ベースと、前記荷送人によって使用される荷
    送人端末の操作に応じて前記データ・ベースに格納され
    たデータを当該荷送人端末に送信するサーバとを備え、 前記データ・ベースが、配達先を区分けしたゾーン毎に
    当該ゾーンまでの国際輸送の輸送モード及び当該輸送モ
    ード毎の概要所要日数及び概要運賃を輸送モードデータ
    として記憶した輸送モードDBと、各ゾーンの輸送モー
    ド毎に登録され複数の提供者によってそれぞれ提供され
    る複数の輸送サービス及び輸送サービス毎の所要日数、
    運賃及び特徴を輸送サービスデータとして記憶した輸送
    サービスDBとを備えた国際輸送サービス選択システム
    を使用して輸送サービスを選択する国際輸送サービス選
    択方法であって、 前記荷送人端末から入力される前記集荷地と配達地に基
    づいて当該集荷地から配達地までのゾーンを特定すると
    共に当該ゾーンでの一又は複数の輸送モードを特定する
    輸送モード特定工程と、 この輸送モード特定工程にて特定された一又は複数の輸
    送モードに関する前記輸送モードデータを前記荷送人端
    末に送信する輸送モードデータ送信工程と、 前記荷送人端末にて輸送モードが選択された場合に当該
    輸送モードに含まれる輸送サービスの前記輸送サービス
    データを前記荷送人端末に送信する国際輸送サービスデ
    ータ送信工程と、 前記荷送人端末にて国際輸送サービスが選択された場合
    に当該国際輸送サービスの提供者に当該国際輸送サービ
    スの受注関連情報を送信する受注関連情報送信工程とを
    備えたことを特徴とする国際輸送サービス選択方法。
  9. 【請求項9】 前記国際輸送サービス情報送信工程に前
    後して、当該国際輸送サービスに追加可能な保険又は倉
    庫サービスを追加サービスデータとして前記荷送人端末
    に送信する追加サービスデータ送信工程を備え、 前記受注関連情報送信工程が、前記国際輸送サービスに
    前記付加サービスが追加された場合には前記受注関連情
    報に当該付加サービスを追加する工程を備えたことを特
    徴とする請求項8記載の国際輸送サービス選択方法。
  10. 【請求項10】 荷送人が輸送品を所持する地点を集荷
    地とし、国境を介して荷受人が輸送品を受け取る地点を
    配達先とするドア・ドアの輸出入の国際輸送サービスを
    複数記憶したデータ・ベースと、前記荷送人によって使
    用される荷送人端末の操作を受信すると共に当該操作に
    応じて前記データ・ベースに格納されたデータを当該荷
    送人端末に送信するサーバとを備え、 前記データ・ベースが、配達先を区分けしたゾーン毎に
    当該ゾーンまでの国際輸送の輸送モード及び当該輸送モ
    ード毎の概要所要日数及び概要運賃を記憶した輸送モー
    ドDBと、各ゾーンの輸送モード毎に登録された複数の
    輸送サービス及び輸送サービス毎の所要日数、運賃及び
    特徴を記憶した輸送サービスDBとを備えた国際輸送サ
    ービス選択システムを使用して輸送サービスを選択する
    ための国際輸送サービス選択用プログラムであって、 前記荷送人端末から入力される前記集荷地と配達地とに
    基づいて当該集荷地から配達地までのゾーンを特定させ
    る共に当該ゾーンでの一又は複数の輸送モードを特定さ
    せる輸送モード特定指令と、 この輸送モード特定指令に応じて特定される一又は複数
    の輸送モードの輸送モードデータを前記荷送人端末に送
    信させる輸送モードデータ送信指令と、 前記荷送人端末にて輸送モードが選択される場合に当該
    輸送モードに含まれる輸送サービスの前記輸送サービス
    データを前記荷送人端末に送信させる国際輸送サービス
    データ送信指令と、 前記荷送人端末にて輸送サービスが選択された場合に当
    該国際輸送サービスの提供者に当該国際輸送サービスの
    受注関連情報を送信する受注関連情報送信指令とを備え
    たことを特徴とする国際輸送サービス選択用プログラ
    ム。
  11. 【請求項11】 荷送人に関する情報を記憶した荷送人
    DBと、荷送人が輸送品を所持する地点を集荷地とし国
    境を介して荷受人が輸送品を受け取る地点を配達先とす
    るドア・ドアの国際輸送サービスを前記荷送人に提供す
    る提供者に関する情報を記憶した提供者DBと、前記国
    際輸送サービスでの配達先を区分けしたゾーン毎に当該
    ゾーンまでの国際輸送の輸送モード及び当該輸送モード
    毎の概要所要日数及び概要運賃を輸送モードデータとし
    て記憶した輸送モードDBと、各ゾーンの輸送モード毎
    に登録された複数の輸送サービス及び輸送サービス毎の
    所要日数、運賃及び特徴を輸送サービスデータとして記
    憶した輸送サービスDBと、前記荷送人によって使用さ
    れる荷送人端末及び前記提供者によって使用される提供
    者端末とネットワークを介して接続されたサーバとを備
    え、 前記サーバが、前記提供者端末の操作に応じて前記各ゾ
    ーンの各輸送モード毎に輸送サービスを登録する国際輸
    送サービス登録部と、前記荷送人端末の操作に応じて前
    記各ゾーンの各輸送モード毎の前記輸送サービスデータ
    を当該荷送人端末に送信する輸送サービスデータ送信部
    と、前記荷送人によって輸送サービスが選択された場合
    に当該輸送サービスの提供者に当該輸送サービスの予約
    又は受注を示す受注関連情報を通知する受注関連情報送
    信部と、この受注関連情報送信部によって受注関連情報
    が送信された提供者端末と当該国際輸送サービスの荷送
    人によって使用される荷送人端末との間の通信を前記荷
    送人DB及び提供者DBに格納されたデータに応じて制
    御する荷送人・提供者間通信制御部とを備えたことを特
    徴とする国際輸送サービス選択システム。
  12. 【請求項12】 前記国際輸送サービス登録部が、前記
    提供者端末の操作に応じて集荷日を特定した不定期便で
    の国際輸送サービスを登録する不定期サービス登録機能
    を備えたことを特徴とする請求項11記載の国際輸送サ
    ービス選択システム。
  13. 【請求項13】 配達先を区分けしたゾーン毎に当該ゾ
    ーンまでの国際輸送の輸送モード及び当該輸送モード毎
    の概要所要日数及び概要運賃を記憶した輸送モードDB
    と、前記各ゾーン毎に当該ゾーンにてサービスを提供す
    る集配業者、倉庫業者、配達業者等の物流業者情報を記
    憶した物流業者DBと、荷送人が輸送品を所持する地点
    を集荷地とし国境を介して荷受人が輸送品を受け取る地
    点を配達先とするドア・ドアの輸送サービス情報が登録
    される輸送サービスDBと、前記輸送サービスの提供者
    によって使用される提供者端末とネットワークを介して
    接続されたサーバとを備え、 前記サーバが、前記提供者端末の操作に応じて前記物流
    業者DBに格納された物流業者情報を前記ゾーン毎に前
    記提供者端末に通知する物流業者情報通知部と、この物
    流業者情報通知部によって通知される物流業者によるサ
    ービスを一部に含む輸送サービス及び輸送サービス毎の
    所要日数、運賃及び特徴を前記提供者端末の操作に応じ
    て前記各ゾーンの輸送モード毎に前記輸送サービスDB
    に登録する国際輸送サービス登録部とを備えたことを特
    徴とする国際輸送サービス提供支援システム。
  14. 【請求項14】 前記サーバが、前記荷送人によって使
    用される荷送人端末の操作に応じて前記各ゾーンの各輸
    送モード毎の前記輸送サービスデータを当該荷送人端末
    に送信する輸送サービスデータ送信部と、前記荷送人に
    よって輸送サービスが選択された場合に当該輸送サービ
    スの提供者に当該輸送サービスの予約又は受注を示す受
    注関連情報を通知する受注関連情報送信部とを備えると
    共に、この受注関連情報送信部にて通知した受注関連情
    報を前記ゾーン、前記輸送モード又は期間別に集計する
    受注情報集計部を備えたことを特徴とする請求項13記
    載の国際輸送サービス提供支援システム。
  15. 【請求項15】 前記受注情報集計部が、前記ゾーンを
    さらに区分けする小ゾーン毎に前記受注関連情報を集計
    する小ゾーン別集計機能を備えたことを特徴とする請求
    項14記載の国際輸送サービス提供支援システム。
  16. 【請求項16】 前記サーバが、前記受注関連情報に他
    の受注と識別可能な受注番号を付与すると共に当該受注
    番号毎に状態データを保持する状態データ保持部と、前
    記受注番号が付与された輸送サービスの輸送モードに応
    じて予め定められた追跡地点を特定すると共に当該追跡
    地点を前記状態データに登録する追跡地点登録部と、前
    記各追跡地点毎に前記提供者又は物流業者による輸送サ
    ービスの状態の登録を制御する輸送状態登録部と、この
    輸送状態登録部によって更新される前記状態データを前
    記荷送人端末に表示する制御をする追跡データ表示制御
    部とを備えたことを特徴とする請求項14又は15記載
    の国際輸送サービス提供支援システム。
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