JP6739109B2 - シュレッダ - Google Patents

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Description

本発明は、シート材を細断ユニットへ自動的に供給するオートフィード機能付きシュレッダに関する。
例えば、「紙置台と、該紙置台に載置セットした紙をカッタに対する紙落下口へ自動的に送る手段を備え、前記紙落下口の隙間幅寸法をカッタの紙切断能力枚数に合わせて設定し、自動紙送り手段は紙置台を振動又は移動又は揺動させる手段であることを特徴とする」シュレッダが開示されている(特許文献1)。
特開平5−277392号公報
特許文献1の技術では、細断ユニットへ送り込む枚数の調整が難しい、つまり、重なり状態のままシート材が供給されるという課題がある。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであって、重なり状態のシート材を分離して細断ユニットへ供給することができるシュレッダを提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明の一態様に係るシュレッダは、細断用の回転刃を備える細断ユニットと、シート材を載置する載置ユニットと、載置された前記シート材に当接し、前記細断ユニットに供給する供給ユニットとを備え、前記供給ユニットにより供給される最上位のシート材と、当該最上位のシート材よりも下位のシート材とを分離する分離手段が、前記細断ユニットと前記供給ユニットの間に設けられている。
本発明によれば、分離手段を備えるため、重なり状態のシート材を分離できる。
第1の実施形態に係るシュレッダを示す斜視図であり、(a)は蓋体が閉の状態を示し、(b)は蓋体が開の状態を示す。 シュレッダの縦断面斜視図である。 上本体を取り外した状態を示す斜視図である。 シュレッダの上部拡大断面図である 供給ユニットと載置ユニットとが組み合わされた状態を示す斜視図である。 供給ユニットと載置ユニットとが分離した状態を示す斜視図である。 分離手段周辺部の拡大断面図であり、(a)は側方から見た図であり、(b)は斜め後方から見た斜視図であり、(c)は斜め前方から見た斜視図である。 載置ユニットから第2分離手段を取り外した状態の斜視図であり、(a)は上方から見た図であり、(b)は下方から見た図である。 第2分離手段が配されている部位の断面図であり、(a)は第2突出部分が存在する位置での断面図であり、(b)は(a)の位置よりも第2当接部側に移った位置での断面図であり、(c)は第1ベース側底板部分が存在する位置での断面図である。 第2分離手段の動作を説明する図である。
<概要>
一態様に係るシュレッダは、細断用の回転刃を備える細断ユニットと、シート材を載置する載置ユニットと、載置された前記シート材に当接し、前記細断ユニットに供給する供給ユニットとを備え、前記供給ユニットにより供給される最上位のシート材と、当該最上位のシート材よりも下位のシート材とを分離する分離手段が、前記細断ユニットと前記供給ユニットの間に設けられている。
別態様に係るシュレッダにおいて、前記分離手段は、前記供給されるシート材の供給側先端に当接して前記シート材を湾曲させる当接部を有する。これにより、シート材が分離され易くなる。
別態様に係るシュレッダにおいて、前記当接部は前記載置面に対して移動可能に設けられ、前記分離手段は、前記当接部を前記シート材の供給方向と反対側に付勢する付勢体を備える。これにより、シート材が分離され易くなる。
別態様に係るシュレッダにおいて、前記分離手段は、前記載置ユニットの載置面に沿って延伸するベース部と、前記ベース部を供給方向に移動可能に支持するカバー部とを備え、前記当接部は前記ベース部における供給側先端部から延伸し、前記付勢体は、前記載置面を構成する部材又は前記カバー部と、前記ベース部との間に配されている。これにより、分離手段を容易に構成できる。
別態様に係るシュレッダにおいて、前記分離手段は、前記シート材の供給側への移動に抵抗を与える抵抗部分を前記当接部に有する。これにより、シート材が分離され易くなる。
別態様に係るシュレッダにおいて、前記シート材を前記載置面に載置するための投入口を有し、前記投入口を自在に開閉する蓋体を備え、開状態の前記蓋体は前記シート材用の載置面の上流側を構成する。これにより、広い載置面を確保しつつ、装置の小型化が可能となる。
別態様に係るシュレッダにおいて、前記蓋体は、閉状態において、前記細断ユニットにシート材を投入する蓋投入口を有する。これにより、シュレッダの使い勝手が向上する。
<第1の実施形態>
1.構造
図2を用いて説明する。
シュレッダXは、少なくとも、細断ユニット1、供給ユニット2及び載置ユニット3を備える。シュレッダXは、さらに、細断ユニット1や供給ユニット2を駆動するための駆動ユニット4や屑収容ボックス5を備える。これらのユニット1〜4は筐体6に設けられ、屑収容ボックス5は筐体6に配される。なお、筐体6の前壁は屑収容ボックス5の前壁51により構成される。
シュレッダXは、シート材を載置ユニット3に投入するための投入口61を有し、当該投入口61から投入されて載置ユニット3に載置されたシート材が供給ユニット2により細断ユニット1へと供給され、供給されたシート材が細断ユニット1で細断された後に屑収容ボックス5へと収容される。屑収容ボックス5は筐体6の前側から出し入れ自在にも設けられている。
シュレッダXは、供給ユニット2により複数枚のシート材が供給される際に最上位のシート材とこのシート材よりも下位のシート材とを分離する分離手段7(図4参照)を細断ユニット1と供給ユニット2の間に備えている。ここでいう、「最上位」とは複数枚のシート材において最初に供給される位置をいい、「下位」とは複数枚のシート材において2番目以降に供給される位置をいう。
本明細書では、投入口61から載置ユニット3に載置されるまでのシート材の移動経路を投入路とし、供給ユニット2に駆動によりシート材が移動して細断ユニット1に供給されるまでの移動経路を供給路としている。供給路をシート材が移動する方向を供給方向とし、シート材が向かう方向(向き)を下流側とする。またシート材において、移動する方向の先端部分、つまり、最初に細断ユニット1により細断される部分を、供給側先端部とする。
また、方向は、シュレッダXに向かった状態を基準にし、シュレッダXの前後方向は、対向面がある側が前側である。
2.各構成
以下、主要ユニット等について説明する。
(1)筐体
筐体6は図1に示すように直方体状をする。筐体6は、上部を除いて前壁が開放し且つ上壁に投入口61を有する筐体本体62と、筐体本体62の上部側後部に設けられ且つ投入口61を自在に開閉する蓋体63とを有する。筐体6の前側の開放口は屑収容ボックス5の前壁51により塞がれる。
筐体本体62は、図2に示すように、前壁に開口を有し且つ上方が開放する下本体64と、下本体64の上方開口を塞ぐように上方開口に嵌合する受け本体65と、受け本体65を上方から覆う上本体66とを備える。
受け本体65には、細断ユニット1、供給ユニット2、載置ユニット3及び駆動ユニット4が取付けられる。なお、受け本体65は筐体6の外部に現われていない。
上本体66は下方が開放する箱状をする。上本体66の上壁661の後部側に投入口61が設けられている。上壁661と後壁662との接続部位の周辺であって左右方向の両側には、蓋体63の軸部(図示省略)を回転自在に支持する支持部材68が設けられている。
蓋体63は、図1の(a)に示すように、閉状態のときに供給ユニット2にシート材を供給するためのスリット状の蓋投入口631が設けられている。蓋体63は、図1の(b)に示すように、開状態のときに載置ユニット3に連続してシート材を支持する支持部632を有している。支持部632はリブにより構成され、蓋体63が開状態においてリブの上端面632aが載置ユニット3の載置面311の延長線と略一致する(図4参照)。なお、リブは、左右方向に間隔を置いて複数個設けられている。これにより、シュレッダXの前後方向の寸法を小さくしても、シート材が安定した状態で載置される。
(2)細断ユニット
細断ユニット1は、図2に示すように、屑収容ボックス5の上方位置で受け本体65に取り付けられている。具体的には、屑収容ボックス5の前後方向の略中央の上方に設けられている。
細断ユニット1は、図4に示すように、受け本体65に取り付けられるフレーム11と、フレーム11に回転自在であって平行に支持された一対の回転軸12,13と、各回転軸12,13に軸方向に間隔をおいて配された回転刃14,15とを備える。なお、各回転軸12,13は駆動ユニット4により駆動される。
フレーム11は、図3及び図4に示すように、受け本体65に設けられた一対の支持プレート81に取り付けられる。フレーム11は回転刃14,15の上方と下方とに開口を有する。これにより、上方から回転刃14,15にシート材が供給され、細断されたシート片が下方へと押し出されて落下する。なお、フレーム11の上方の開口は、シート材の供給路25の下流端となる。なお、一対の回転軸12,13は、左右方向に延伸し、正回転・逆回転可能に構成されている。
(3)供給ユニット
供給ユニット2は、図4に示すように、細断ユニット1の上部側に配されている。供給ユニット2は、細断ユニット1のフレーム11に載置され、一対の支持プレート81に固定されている。
供給ユニット2は、載置ユニット3に載置されたシート材を細断ユニット1側に供給する供給部21を備える。
ここでの供給部21は、図4に示すように、最上位のシート材に当接して回転する供給ローラ211と、供給ローラ211を回転駆動させるための回転軸213とを備える。供給部21は、回転軸213に対してフリーな状態で取り付けられ且つ供給ローラ211を回転自在に支持する供給カバー215と、供給カバー215に回転自在に支持され且つ回転軸213の回転を供給ローラ211に伝達するギア217と、上本体66の上壁661に当接することで供給カバー215をシート材側に付勢するばね体219とを備える。なお、ここでの供給部21は、図5に示すように、左右方向に間隔をおいて複数個(2個)の供給ローラ211を備える。なお、供給ローラ211の表面は、シート材との摩擦係数が大きいゴム材料で構成されている。
供給ユニット2は、図3に示すように、回転軸213を回転自在に支持する供給ベース23を備える。
供給ベース23は、細断ユニット1にシート材を供給するための供給路25の上壁を構成する上供給壁部231(図4参照)と、上供給壁部231の左右側に形成され且つ回転軸213を支持する軸支持部233とを有する。
供給ベース23は、図6に示すように、供給ローラ211用の開口部(貫通孔)235を上供給壁部231に有する。回転軸213には、駆動伝達手段の一例であるギア27が取付けられている。ギア27は他のギアを介して駆動ユニット4に接続されている。
供給ベース23(上供給壁部231)の後部分237は、図4に示すように、載置ユニット3の載置面311と対向し、後上がりに傾斜している。なお、後部分237の後端は、上本体66の上壁661に連結され、投入口61を構成する。
(4)載置ユニット
載置ユニット3は、図4に示すように、細断ユニット1の後側上部に配されている。これにより、シート材の細断ユニット1までの供給路25を短くできる。載置ユニット3は、図3に示すように、供給ユニット2に位置合わせした状態で一対の支持プレート81に固定されている。
載置ユニット3は、細断ユニット1側に供給すべきシート材を1枚以上載置する。載置ユニット3は、図6に示すように、1枚以上のシート材を下方から支持する支持壁部31と、支持壁部31の下端(供給方向の下流端)から支持壁部31に対して100[°]以上の角度で傾斜する傾斜壁部33と、傾斜壁部33の供給方向の下流端から断面が円弧に延伸する円弧壁部35と、支持壁部31と傾斜壁部33と円弧壁部35との左右両端から立設する一対の立設壁部37とを備える。
支持壁部31は、シート材を載置した際に、シート材の供給側先端が下方になるように傾斜している。これにより、シート材を自重により支持壁部31の供給方向の下流側へと案内できる。支持壁部31の上面は、シート材を載置する載置面(シート材と接触する)311となっている。支持壁部31は、供給ローラ211に対応する部位に凹部分313を有する。
載置面311は、図4に示すように、蓋体63の支持部(リブ)632の上端面632aと略一直線を構成し、蓋体63の支持部632とでシート材の載置面を構成する。このため、支持壁部31の載置面を下流側載置部又は下流側載置面ともいい、蓋体63の支持部632を上流側載置部632ともいう。
傾斜壁部33は、シート材の厚み方向であって載置面311に対して鈍角であればよく、例えば、100[°]以上135[°]以下の範囲の角度(厚み方向に対して傾斜する方向である)で延伸する。これにより、載置面311に載置されたシート材が下方へ移動できると共にシート材を細断ユニット1側にスムーズに供給できる。なお、ここでは、傾斜壁部33は、載置面311に対して約110[°]の角度で傾斜している。
円弧壁部35は、上下方向において延伸端の位置が支持壁部31の下端と略同じ高さとなるように、上に凸の円弧状(円の約1/4である。)に延伸している。
立設壁部37は、載置面311に載置されたシート材及び供給されているシート材の左右方向の移動を規制する。なお、載置ユニット3を支持プレート81に固定するための固定部が立設壁部37の左右方向の外側及び支持壁部31の上端側に設けられている。
載置ユニット3は、図8の(b)に示すように、V字状体730を収容する収容部をカバー体735とで形成する載置側収容部38を有する。
載置側収容部38は、図8の(b)や図9の(b)に示すように下方が開放する断面が「コ」字状をし、且つ、図8の(b)に示すように供給方向に長い溝部分381により構成されている。
溝部分381は、図9の(b)に示すように、支持壁部31から裏側に突出する一対の長側板領域383と、支持壁部31に形成された凹領域385とから構成される。
長側板領域383は、図9の(a)に示すように、対向する内側の面が下拡がりの段差387となっており、下側の溝部分にV字状体730のベース部733が嵌合する。嵌合状態では、段差387の平坦部分にV字状体730のベース部733が当接する(正確には、表張出部分779である)。なお、図8の(b)に示すように、溝部分381における傾斜壁部33が存在する部位であって溝の底に相当する部位には貫通孔33aが形成されている。
載置ユニット3は、図9の(a)及び(c)に示すように、第2分離手段73を装着するための載置ユニット側装着部を有している。ここでの載置ユニット側装着部は、図8の(b)にも示すように、裏側に延伸してカバー体735の延伸片783の端面(平坦部分)に係合する係合片39により構成されている。ここでは、係合片39は、4個あり、支持壁部31に設けられている。具体的には、係合片39は、溝部分381における短手方向の両側であって供給方向に間隔をおいた4部位に形成されている。係合片39は、図9の(a)及び(c)に示すように、長側板領域383に嵌合(外嵌)するカバー体735のベース部側側板部784の外面に沿うように設けられている。
(5)分離手段
分離手段7は、図4及び図5に示すように、供給部21の下方に設けられている。分離手段7は、図6に示すように、載置ユニット3の支持壁部31又は傾斜壁部33に設けられている。
ここでの分離手段7は第1分離手段71と第2分離手段73とを含む。なお、第2分離手段73は、本発明の分離手段の一例に相当する。
第1分離手段71は少なくとも供給されているシート材の供給側先端に当接する第1当接部711を有する。第2分離手段73は、少なくとも供給されているシート材の供給側先端に当接する第2当接部731を有する。第1当接部711及び第2当接部731は、載置ユニット3に載置されたシート材における供給側先端に当接する場合もある。なお、載置されたシート材が第1当接部711及び第2当接部731に当接しない現象は、載置ユニット3に載置されたシート材が下方端(当接部が存在する位置)まで移動していない場合に生じる。
供給中のシート材は、供給部21により供給方向の下流側に移動するように負荷が作用し、第1当接部711にシート材の供給側先端が当接すると、シート材は湾曲する。これにより、最上位のシート材と、その下位のシート材とが分離しやすくなる。なお、供給部21により複数枚のシート材が重なって移動するのは、重なったシート材間の摩擦による。
シート材の供給側先端と当接する第1当接部711及び第2当接部731の面積が小さいと、面圧が大きくなるためにシート材の湾曲は大きくなるが、複数枚のシート材が重なった状態で供給されやすくなる。逆に第1当接部711及び第2当接部731の面積が大きいと、面圧が小さくなるためにシート材の湾曲が小さくなるが、複数枚のシート材が重なった状態で供給され難くなる。このため、第1当接部711及び第2当接部731の面積は、上記の例の両方の効果が得られる範囲とすることが好ましい。
第1当接部711及び第2当接部731は、図7の(a)に示すように、載置面(下流側に位置する下流面)311に対して鈍角であればよく、例えば100[°]以上135[°]以下の範囲内の角度Aで傾斜している。なお、ここでは、110[°]の角度である。角度Aが鋭角となるとシート材の供給が困難となる。なお、図7では、供給ローラ211のロール部のみが表されている。
(5−1)第1分離手段
第1分離手段71は、図6に示すように、左右方向に間隔をあけて複数個(例えば9個)ある。第1分離手段71は、上述のように、第1当接部711を有している。ここでの第1分離手段71は、載置ユニット3の傾斜壁部33に設けられている。第1分離手段71は、傾斜壁部33から載置面311側へと張り出すように設けられている。これにより、第1当接部711とシート材の供給側先端との摩擦を小さくでき、シート材をスムーズに細断ユニット1へと供給できる。
ここでの第1分離手段71は載置ユニット3の傾斜壁部33に一体に設けられている。つまり、第1分離手段71は載置ユニット3との一体成形品で構成されている。
第1分離手段71の個数及び間隔は、載置面311に載置され且つシート材の供給側先端が第1分離手段71にまで達した際に2箇所以上で当接するように構成されている。
(5−2)第2分離手段
第2分離手段73は、図6に示すように、支持壁部31(載置面31a)の左右方向の略中央に設けられている。つまり、第2分離手段73は1個ある。
第2分離手段73は、上述の第2当接部731を載置面311に対して移動可能に備える。第2分離手段73は、図7の(a)や図8に示すように、第2当接部731と、第2当接部731の下端(供給路25の上流側端)部から延伸するベース部733とを一体で有し、ベース部733が支持壁部31に対して移動可能に設けられている。なお、第2当接部731とベース部733との角度は、上記の角度Aと同じ又は略同じである。
換言すると、第2分離手段73は、図8に示すように、第2当接部731とベース部733とを「V」字状、「L」字状、又はこれらに似た形状で備え、傾斜壁部33の貫通孔33aから第2当接部731が供給路25に露出するように、ベース部733が支持壁部31の裏側にスライド可能にも設けられてなる。なお、第2当接部731とベース部733とを「V」字状に有するものを「V字状体」とし、符号「730」を用いる。
このように、ベース部733は支持壁部31の裏側に配されているため、図4に示すように第2当接部731に対して支持壁部31と反対側であって第2当接部731の供給方向の下流側に細断ユニット1を近接して配置することができる。また、第2当接部731を傾斜壁部33の貫通孔から延出するようにベース部733を支持壁部31の裏側に配置することで、傾斜壁部33の裏側(細断ユニット1が存在する側)の構造を簡単できる。
特に、載置ユニット3の支持壁部31における供給方向の下流端から、傾斜壁部33が前側上方に向けて延伸した後、供給路25を構成する円弧壁部35が前側下方に向けて円弧状に延伸している。第2分離手段73の第2当接部731及びカバー体735は、支持壁部31における供給方向の下流端側から上方に膨出する傾斜壁部33と円弧壁部の裏側に形成された空間に配されているため、第2分離手段73用の収容スペースをわざわざ形成する必要がない。
第2分離手段73は、図6の拡大部分に示すように、シート材の供給路25の下流側への移動に対して抵抗を与える抵抗部分731aを第2当接部731に有する。ここでの抵抗部分731aは、供給路方向に沿って形成された凹みにより構成されている。凹みは、供給路方向に沿って間隔を空けて複数個形成されている。複数個の凹みの間隔は等間隔である。
凹みは、左右方向に延伸しており、溝状に構成されている。凹みの大きさ(深さ)はすべて同じである。凹みの深さは、0.5[mm]以下である。なお、凹みの深さは、最も凹入している部位と、最も凹入している部位に対して供給路方向に隣接する最も高い部位との差である。なお、ここでの抵抗部分731aは、当接部の高部位を基準とするものであり、当接部の低部位を基準すると凸となる。
凹みの形状は、すべて同じであり、ここでは、複数個の波状(Sin曲線)状をしている。凹みのピッチは、例えば1.0[mm]である。ピッチは、供給方向に隣接する2個の凹みにおける最も凹入している部分の距離である。
第2当接部731は、図8の(a)に示すように、平板部分751と、平板部分751の表面(供給路25側の面)から傾斜壁部33の貫通孔33aを通過して供給路25に露出する凸条部分753とを有する。上記の抵抗部分731aは凸条部分753の先端部(表面)に設けられている。
平板部分751は、供給方向に長い矩形状をし、傾斜壁部33の貫通孔33aよりも大きく構成されている。
凸条部分753は、平板部分751の短手方向の略中央を長手方向に沿って設けられている。なお、抵抗部分731aの凹みは平板部分751の短手方向に延伸している。
第2当接部731は平板部分751の裏面に長手方向に間隔をおいた複数個(例えば2個)の凸部分755を有している。これにより、平板部分751がカバー体735の一対の側板部781間に嵌るのを防止できる。
ベース部733は、図8に示すように、平板部分761と、平板部分761の裏面(支持壁部31と反対側の面)における第2当接部731と反対側端部から裏側に突出する第1突出部分763と、第1突出部分763から第2当接部731側へと円錐台状に突出する第2突出部分765とを有する。
平板部分761は、供給方向に長い矩形状をし、下流端が第2当接部731に連結している。第2突出部分765は、平板部分761と間隔をおいて平板部分761の長手方向に延伸する。第2突出部分765には、図7に示すように、付勢体736の一端部が嵌合する。なお、第1突出部分763と第2突出部分765とにより、上述の突出部分737を構成する。
ベース部733は、平板部分761の裏面であって長手方向の中間位置から第2突出部分765に至るまでの部位に裏側に張り出す裏張出部分767を有している。裏張出部分767は、平板部分761の短手方向の両側にあり、図9の(a)に示すように、カバー体735の段差784aに嵌合する。これにより、V字状体730の供給方向と直交する方向のガタツキを規制できる。
ベース部733は、図8の(a)に示すように、平板部分761の表面であってその短手方向の略中央を長手方向に延伸する凸条部分768を有している。当該凸条部分768及び第2当接部731の凸条部分753は平板部分751,761を補強するリブとしても機能している。
ベース部733は平板部分761の表面であって短手方向の両端部位から表側に張り出す表張出部分779を有する。表張出部分779は、図9の(a)に示すように、載置ユニット3の溝部分381の段差387と当接する。これにより、V字状体730と溝部分381との接触面を小さくでき、V字状体730の移動がスムーズとなる。
第2分離手段73は、V字状体730を移動可能な状態で裏側から覆うカバー体735を備える。カバー体735は、ベース部733の延伸方向の寸法がV字状体730の寸法より大きい収容部を有することで、V字状体730を移動可能に覆う(支持する)。
第2分離手段73は、第2当接部731をシート材の供給方向と反対側に付勢する付勢体736を備える。付勢体736は圧縮ばねが利用され、カバー体735の内面と、ベース部733の延伸先端から裏側に突出する突出部分737との間に配されている。
付勢体736により、複数枚のシート材が同時に細断ユニット1に供給されるようなことを少なくできる(理由については後述)。
カバー体735は、図7の(b)に示すように、下流側被覆部735aと上流側被覆部735bとを有する。下流側被覆部735aは、V字状体730の第2当接部731とベース部733の延伸方向であって第2当接部731側の略半分とを覆う。上流側被覆部735bは、ベース部733の延伸方向であって第2当接部731と反対側の略半分を覆う。上流側被覆部735bは下方に張り出し、当該張り出し部分に付勢体736は収容されている。
これにより、第2分離手段73の第2当接部731側を小型化でき、載置ユニット3と細断ユニット1との間の狭い空間に第2当接部731を配することができる。また、突出部分737は、ベース部733における載置ユニット3の支持壁部31と反対側に存在するので、容易に実施できる。
カバー体735は、図8に示すように、供給方向と直交する方向(左右方向であり、V字状体730の短手方向でもある)に間隔をおいて配される一対の側板部781と、一対の側板部781の下端を連結する底板部782とを有し、載置ユニット3の載置側収容部38とで構成される内部空間にV字状体730と付勢体736とが収容される。
カバー体735の開口側端部、つまり、側板部781の上端は、図9の(b)に示すように支持壁部31及び傾斜壁部32に当接するように構成されている。
カバー体735は、カバー体735を載置ユニット3に装着するためのカバー体側装着部を有している。カバー体側装着部は、図8の(b)に示すように、ベース部733側に位置するベース部側側板部784の下端から延伸する延伸片783により構成されている。つまり、載置ユニット側装着部である係合片39が、カバー体側装着部である延伸片783の下端の平坦部分に係合する。なお、係合片39の下端は水平方向に平坦である。
一対のベース部側側板部784のおける対向面(内面)は、図8の(a)に示すように、上拡がりの段差784aとなっている。段差784aは、図9の(b)に示すように、カバー体735が載置ユニット3に装着された際に、載置側収容部38の長側板領域383の裏面(端面)に当接する又は近接する。
底板部782は、図8の(b)に示すように、V字状体730の第2当接部731側の当接部側底板部785と、ベース部733側のベース部側底板部786とがある。ベース部側底板部786において、当接部側底板部785に近い第1ベース部側底板部分787と、第1ベース部側底板部分787から離れた第2ベース部側底板部分788とを有し、第2ベース部側底板部分788が第1ベース部側底板部分787よりも下方に膨出している。
第1ベース部側底板部分787は平板状をし、第2ベース部側底板部分788は横断面において円弧状をしている。なお、カバー体735において、第2ベース部側底板部分788側の空間内に、図7に示すように、付勢体736が収容され、上流側被覆部735bが構成される。
カバー体735は、図8に示すように、一対の側板部781における上流端を連結する連結板部789を有する。これにより、V字状体730が付勢体736により付勢されてもカバー体735内に収容される。
載置ユニット3の裏側(下方側)は、図4に示すように、駆動ユニット4が配され、供給路25と細断ユニット1との間の空間よりも大きな空間が存在する。この空間を利用して、カバー体735における付勢体736を収容する上流側被覆部735bが載置ユニット3(支持壁部31)の裏側に位置するように、第2分離手段73が配されている。
第2分離手段73は、左右方向に隣接する2つの第1分離手段71間に第2当接部731を備える。第2当接部731は、一対の第1分離手段71間に近接又は当接するように設けられている。これにより、第2当接部731の姿勢が保持される。
第2分離手段73は、供給ユニット2の供給部21を構成する一対の供給ローラ211間に配されている。これにより、シート材を供給する際に、シート材に最も負荷が作用する部位の周辺に第2分離手段73が位置することとなり、複数のシート材が重なって供給されるのを防止できる。
(6)駆動ユニット
駆動ユニット4は、図4に示すように、筐体6の受け本体65に設けられた一対の支持プレート81の一方に取り付けられたモータ41と、モータ41に駆動を細断ユニット1や供給ユニット2に伝達するギア43(図3参照)を備える。
3.第2分離手段の動作
第2分離手段73の動作について図10を用いて説明する。
図10において、(a)に示すシート材92の供給側先端92aが当接している部分の下方に黒丸を付しているが、この黒丸は、シート材91,92の供給方向への移動を分かり易くするために移動の基準として記載している。
また、図10には、3種類の矢印があり、一点鎖線の矢印Aは常時その方向にシート体が移動するように駆動され、太線の矢印は、細線の矢印の現象が生じたために発生する現象である。一例をあげると、図10の(b)において、最初にシート材91,92が矢印Cの方向に移動し、その結果、第2当接部731が矢印Dの方向に移動する。
(1)下位のシート材が留まる場合(通常)
複数のシート材91,92が載置ユニット3に載置され、細断ユニット1に供給される場合、図10の(a)に示すように、最上位のシート材91は、供給ローラ211に直接接触し、当該供給ローラ211により供給路25の下流側(矢印Aである)へと移動する。
最上位のシート材91の下位のシート材92は、供給ローラ211に接触せず、図10には、図示していないが、その位置にとどまる。つまり、最上位のシート材91のみが細断ユニット1へと供給される。
(2)下位のシート材が少し移動する場合
最上位のシート材91と下位のシート材92との摩擦や静電気力(以下、単に「摩擦力等」とすることもある)が大きい場合、最上位のシート材91の移動に伴って、図10の(a)に示すように、下位のシート材92も供給路25の下流側(矢印Aである)へと移動する。
これにより、シート材91,92の供給側先端91a,92aは、第2当接部731の抵抗部分731aに当接する。
この際、最上位のシート材91は供給ローラ211により下流側に移動しようとする。一方、下位のシート材92は、最上位のシート材91との摩擦力等で下流側に移動しようとするが、その移動しようとする力が弱く、抵抗部分731aを乗り越えることができず、抵抗部分731aに留まる。
これにより、最上位のシート材91と下位のシート材92とが分離し、最上位のシート材91のみが細断ユニット1へと供給される。
(3)下位シートが移動する場合(例外)
上記(2)で説明したように最上位のシート材91と下位のシート材92との摩擦力等が大きい場合、最上位のシート材91の移動に伴って、図10の(a)に示すように、下位のシート材92も供給路25の下流側(矢印Aである)へと移動(この移動することを「シート材移動動作」とする)し、シート材91,92の供給側先端91a,92aは、第2当接部731の抵抗部分731aに当接する(この当接することを「当接動作」とする)。
この際、最上位のシート材91と下位のシート材92とが分離しない場合、シート材91,92が供給方向の下流側へ移動しようとする負荷により、第2当接部731が供給路25の下流側(図10の(a)中の矢印Bである)に移動する(この移動することを「当接部移動動作」とする)。
この第2当接部731の移動により、シート材91,92の移動を規制するものがなくなると共に、最上位のシート材91には供給ローラ211の駆動負荷が、下位のシート材92には摩擦力等の負荷がそれぞれ作用している。
これにより、シート材91,92は、その供給側先端91a,92aが抵抗部分731aから抜け出し、図10の(b)の矢印Cに示すように、第2当接部731に沿って下流側へと移動する(この抵抗部分を抜け出して移動することを「抜出後移動動作」とする)。
これと同時に、第2当接部731を供給路25の下流側に押圧するシート材91,92の負荷が一時的になくなり、図10の(b)の矢印Dのように、第2当接部731は付勢体736により供給路25の上流側に移動する(戻る)。この移動することを「当接部戻り動作」とする。
その後、シート材92の摩擦力等が大きい場合は、下位のシート材92は、最上位のシート材91と共に下流側に移動することとなり、上記のシート材移動動作から、当接動作、当接部移動動作、抜出後移動動作、当接部戻り動作までの分離前工程を1回又は複数回繰り返す。
分離工程を複数回繰り返すと、下位のシート材92はその供給側先端92aが第2当接部731に数回当接することとなり、最上位のシート材91と一緒の移動が妨げられ、最上位のシート材91は下位のシート材92と分離しやすくなる。
これにより、最上位のシート材91と下位のシート材92とが分離すると、最上位のシート材91だけが供給ローラ211の駆動により細断ユニット1側へと移動する。
上記の分離工程を複数回繰り返しても、最上位のシート材91と下位のシート材92とが分離しない場合、最上位のシート材91の供給側先端91aは、やがて、第2当接部731を超える。
この状態が図10の(c)であり、同図に示すように、最上位のシート材91の移動に伴って、下位のシート材92は矢印Aの方向に移動し、やがて、図10の(d)に示すように、下位のシート材92の供給側先端92aだけが抵抗部分731a内に入る。
このとき、最上位のシート材91は、その供給側先端が第2当接部731を超えており、その移動が妨げられない。これにより、最上位のシート材91と下位のシート材92との速度差が大きくなり、さらに、シート材92の移動が抵抗部分731aで妨げられることから、最上位のシート材91と下位のシート材92とが分離しやすくなる。
なお、言うまでもなく、分離されると、最上位のシート材91のみが細断ユニット1へ供給される。
(4)重なり合った状態で移動場合(異常時)
分離手段7を備えるため、上記の(1)〜(3)で説明したように、最上位のシート材91のみが細断ユニット1に供給される。
しかしながら、上記の分離工程を複数回繰り返しても分離せずに、下位のシート材92の供給側先端92aが抵抗部分731aを超える場合が稀にある。
この場合は、細断ユニット1に複数枚のシート材が供給されることになるが、上記の分離工程を複数回繰り返すことで、細断ユニット1に供給される枚数(重なり枚数)が少なくなり、駆動ユニット4の駆動力を小さくできる。
以上、第1〜第3の実施形態を説明したが、これらの実施形態に限られるものではなく、例えば、以下のような変形例であってもよい。また、実施形態と変形例、変形例同士を組み合わせたものであってもよい。
また、実施形態や変形例に記載していていない例や、要旨を逸脱しない範囲の設計変更があっても本発明に含まれる。
<変形例>
1.分離手段
実施形態では、複数個の第1分離手段71と1個の第2分離手段73とを備えている。しかしながら、重なり状態の最上位シート材と下位のシート材とを分離できればよく、1個の第1分離手段71と1個の第2分離手段73を備えてもよいし、複数個の第1分離手段71だけを備えてもよいし、1個の第2分離手段だけを備えてもよい。
第1当接部711及び第2当接部731の上面(シート材と接触する側の面)は左右方向から見ると直線状(正確に凹みがある)をしているが、例えば、上に凸の曲線をしてもよいし、下に凸の曲線をしてもよい。
(1)第1分離手段
第1分離手段71は、左右方向に複数個あり、合計の左右方向の長さが、載置ユニット3の傾斜壁部33の左右方向の長さに対して30[%]以上40[%]以下の範囲内の比率であればよい。これにより、シート材との摩擦が最適となり、シート材をスムーズに供給できると共に重なったシート材の分離も可能となる。
複数個の第1分離手段71は、第2分離手段73と隣接する2個の第1分離手段71を除いて左右方向の長さが同じであったが、異なるようにしてもよい。
第1当接部711の形状は、供給路と直交する方向から見ると、供給方向に沿って一定(変化しない)の矩形状をしているが、例えば、下流側に移るにしたがって、左右方向の長さが小さくなる台形状又は三角形状にしてもよいし、左右方向の長さが大きくなる台形状又は三角形状にしてもよい。
第1分離手段71は第1当接部711に抵抗部分を有していないが、抵抗部分を有してもよい。この場合、第2分離手段73の抵抗部分731aと同じ構成であってもよいし、異なる構成であってもよい。但し、第2分離手段73を備える場合、第2分離手段73の第2当接部731の移動による効果が妨げられない範囲で、抵抗部分を設けるのが好ましい。
(2)第2分離手段
第2分離手段73は、左右方向の中央に1個あり、第2当接部731の左右方向の長さが、載置ユニット3の傾斜壁部33の左右方向の長さに対して2[%]以上6[%]以下の範囲内の比率であればよい。特に、付勢体736で第2当接部731を移動させる場合、第2当接部731の左右方向の長さは、2[mm]以上6[mm]以下の範囲内にあればよい。これにより、第2当接部731の移動が迅速となり、重なったシート材の分離も可能となる。
第2当接部731の形状は、供給路と直交する方向から見ると、供給方向に沿って一定(変化しない)の矩形状をしているが、例えば、下流側に移るにしたがって、左右方向の長さが小さくなる台形状又は三角形状にしてもよいし、左右方向の長さが大きくなる台形状又は三角形状にしてもよい。
第2当接部731の抵抗部分731aの形状は、供給路方向に沿って同じであっても異なってもよい。例えば、左右方向から見たときに、抵抗部分の(表面)形状は、三角波状をしてもよいし、矩形波の角部分が丸くなったような形状等をしてもよい。
抵抗部分731aは凹により構成しているが、例えば、凸により構成してもよい。この場合、左右方向の全長に亘って延伸した凸条であってもよいし、左右方向の中央部にのみ形成されたものであってもよいし、突出方向から見たときに方形状をするようなものであってもよい。
凹みのピッチは供給路方向に沿って一定であったが、凹み又は凸のピッチは、供給路の下流側に進むにしたがって、大きくしてもよいし、小さくしてもよい。また、凹み又は凸のピッチは、供給方向の中間だけ大きくしてもよいし、小さくしてもよい。
凹みの深さは供給路方向に沿って一定であったが、凹みの深さ又は凸の高さは、供給路の下流側に進むにしたがって大きくしてもよいし、小さくしてもよい。また、凹みの深さ又は凸の高さは、供給方向の中間だけ大きくしてもよいし、小さくしてもよい。
抵抗部分は、第2当接部に一体で設けられているが、例えば、第2当接部を構成する部材と異なる部材を第2当接部に設けてもよい。他の部材とは、例えば、摩擦係数の高いゴム材料等である。
ベース部733は、載置ユニット3の支持壁部31の裏側に配されていたが、例えば、支持壁部の表面に溝を設け、当該溝にベース部を移動可能に収容するようにしてもよい。ベース部733は、支持壁部31側に配されているが、支持壁部と反対側に配されてもよい。
第2分離手段は、当接体と、当該当接体を裏側から覆うカバー体とを備え、付勢体を当接体とカバー体との間に配してもよい。この場合、ベース部は不要となる。また、第2分離手段は、載置ユニットの溝に収容される当接体と、当該当接体を表側から覆うカバー体とを備え、付勢体を載置ユニットの溝の底と当接体との間に配してもよい。この場合も、ベース部は不要となる。このように、第2分離手段は、移動可能に支持された第2当接部と、第2当接部を供給方向の上流側に付勢する付勢体とを備えればよく、その構成は特に限定するものではない。
付勢体は、ベース部733が供給路の下流側に移動することで、付勢体に圧縮負荷が作用するように構成されているが、下流側に移動することで引張負荷が作用するような付勢体(引張ばね)であってもよい。この場合、付勢体をベース部の上流側に配し、付勢体の一端をベース部に、付勢体の他端を載置ユニット側(ユニットを構成する部材)にそれぞれ取り付けることで実施できる。
X シュレッダ
1 細断ユニット
2 供給ユニット
3 載置ユニット
4 駆動ユニット
7 分離手段

Claims (7)

  1. 細断用の回転刃を備える細断ユニットと、
    シート材を載置する載置ユニットと、
    載置された前記シート材に当接し、前記細断ユニットに供給する供給ユニットと
    を備え、
    前記供給ユニットにより供給される最上位のシート材と、当該最上位のシート材よりも下位のシート材とを分離する分離手段が、前記細断ユニットと前記供給ユニットの間に設けられ、
    前記分離手段は、
    前記供給されるシート材の供給側先端に当接して前記シート材を湾曲させる当接部と、
    前記当接部を前記シート材の供給方向と反対側に付勢する付勢体と、
    前記載置ユニットの載置面に沿って延伸するベース部と、
    前記ベース部を供給方向に移動可能に支持するカバー部と
    を備え、
    前記当接部は、前記載置面に対して移動可能に設けられ、前記ベース部における供給側先端部から延伸し、
    前記付勢体は、前記載置面を構成する部材又は前記カバー部と、前記ベース部との間に配されている
    シュレッダ。
  2. 細断用の回転刃を備える細断ユニットと、
    シート材を載置する載置ユニットと、
    載置された前記シート材に当接し、前記細断ユニットに供給する供給ユニットと
    を備え、
    前記供給ユニットにより供給される最上位のシート材と、当該最上位のシート材よりも下位のシート材とを分離する分離手段が、前記細断ユニットと前記供給ユニットの間に設けられ、
    前記分離手段は、
    前記載置ユニットの載置面に対して移動可能に設けられ、前記供給されるシート材の供給側先端に当接して前記シート材を湾曲させる当接部と、
    前記当接部を前記シート材の供給方向と反対側に付勢する付勢体と、
    前記当接部から延伸するベース部と、
    を備え、
    前記ベース部は、前記付勢体を介して前記載置面に沿って移動可能に支持されている
    シュレッダ。
  3. 細断用の回転刃を備える細断ユニットと、
    シート材を載置する載置ユニットと、
    載置された前記シート材に当接し、前記細断ユニットに供給する供給ユニットと
    を備え、
    前記供給ユニットにより供給される最上位のシート材と、当該最上位のシート材よりも下位のシート材とを分離する分離手段が、前記細断ユニットと前記供給ユニットの間に設けられ、
    前記分離手段は、
    前記載置ユニットの載置面に沿って移動可能に支持された「V」字状または「L」字状の部材と、
    前記部材を前記シート材の供給方向と反対側に付勢する付勢体と
    を備え、
    前記部材における前記シート材の供給方向の下流側に相当する部分に、前記供給されるシート材の供給側先端に当接して前記シート材を湾曲させる当接部を有する
    シュレッダ。
  4. 細断用の回転刃を備える細断ユニットと、
    シート材を載置する載置ユニットと、
    載置された前記シート材に当接し、前記細断ユニットに供給する供給ユニットと
    を備え、
    前記供給ユニットにより供給される最上位のシート材と、当該最上位のシート材よりも下位のシート材とを分離する分離手段が、前記細断ユニットと前記供給ユニットの間に設けられ、
    前記分離手段は、
    当接部と、該当接部に対して屈曲したベース部とを有し、前記載置ユニットの載置面に沿って移動可能に支持された部材と、
    前記部材を前記シート材の供給方向と反対側に付勢する付勢体と
    を備え、
    前記部材における前記シート材の供給方向の下流側に相当する前記当接部は、前記供給されるシート材の供給側先端に当接して前記シート材を湾曲させる
    シュレッダ。
  5. 前記分離手段は、前記シート材の供給側への移動に抵抗を与える抵抗部分を前記当接部に有する
    請求項1〜4の何れか1項に記載のシュレッダ。
  6. 前記シート材を前記載置面に載置するための投入口を有し、
    前記投入口を自在に開閉する蓋体を備え、
    開状態の前記蓋体は前記シート材用の前記載置面の上流側を構成する
    請求項1〜5の何れか1項に記載のシュレッダ。
  7. 前記蓋体は、閉状態において、前記細断ユニットにシート材を投入する蓋投入口を有する
    請求項6に記載のシュレッダ。
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