JP6737579B2 - アフィニティークロマトグラフィー用担体、クロマトグラフィーカラム、精製方法、及び該方法で精製された標的物質 - Google Patents
アフィニティークロマトグラフィー用担体、クロマトグラフィーカラム、精製方法、及び該方法で精製された標的物質 Download PDFInfo
- Publication number
- JP6737579B2 JP6737579B2 JP2015213686A JP2015213686A JP6737579B2 JP 6737579 B2 JP6737579 B2 JP 6737579B2 JP 2015213686 A JP2015213686 A JP 2015213686A JP 2015213686 A JP2015213686 A JP 2015213686A JP 6737579 B2 JP6737579 B2 JP 6737579B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- group
- carrier
- affinity chromatography
- support
- protein
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Landscapes
- Solid-Sorbent Or Filter-Aiding Compositions (AREA)
Description
また、特許文献1には、メタクリレート系ポリマー粒子にポリエチレンイミンを付加してなるクロマトグラフィー用担体を用いることで、タンパク質捕捉特性が向上したとの報告がある。
さらに、特許文献2には、多孔性メタクリレート粒子に分子量50万のプルランを固定したゲルに、2−ブロモエタンスルホン酸ソーダを用いてリガンドを導入して得た、強カチオンイオン交換型クロマトグラフィー用担体が記載されている。
また、非特許文献2には、アガロースからなるコア粒子にデキストランを用いて表面修飾を施したときの効果について報告されている。これによれば、デキストランを用いてコア粒子の表面を修飾することで、標的タンパク質の担体内における拡散性が向上するため、対象物の物質移動が増大するとされている。そして、このような設計のクロマトグラフィー用担体として、GEヘルスケアサイエンス社から「SP Sepharose(商標)XL」が市販されている。
さらに、特許文献3には、抗体医薬製造用に利用できる陽イオン交換型クロマトグラフィー用担体として、架橋アガロースゲルに分子量40kDaのデキストランが共有結合してなる粒子に、ビニルスルホン酸を用いてイオン交換基を導入したゲルが記載されている。
<2> 前記活性基が、環状エーテル基、ホルミル基、アリールスルホニル基、ハロゲノ基、コハク酸イミドオキシ基、及びマレイミド基から選ばれる少なくとも1種以上である、前記<1>に記載のアフィニティークロマトグラフィー用担体。
<3> 前記親水性高分子が、プルラン、アガロース、デキストラン、セルロース、デンプン、ポリエチレングリコール、ポリビニルアルコール、ポリエチレンイミン、ポリビニルアミン、及びそれらの誘導体から選ばれる少なくとも1種以上である、前記<1>又は<2>に記載のアフィニティークロマトグラフィー用担体。
<4> 前記リンカー長が原子数で60以上、300以下である、前記<1>〜<3>のいずれかに記載のアフィニティークロマトグラフィー用担体。
<5> 前記リガンドがプロテインA又はその機能性変異体である、前記<1>〜<4>のいずれかに記載のアフィニティークロマトグラフィー用担体。
<6> 前記<1>〜<5>のいずれかに記載のアフィニティークロマトグラフィー用担体がカラム容器に充填されている、クロマトグラフィーカラム。
<7> 前記<1>〜<5>のいずれかに記載のアフィニティークロマトグラフィー用担体を用いることを特徴とする、標的物質の精製方法。
<8> 前記標的物質が、タンパク質又は核酸である、前記<7>に記載の精製方法。
<9> 前記<7>又は<8>に記載の精製方法により精製された、標的物質。
<10> タンパク質又は核酸である、前記<9>に記載の標的物質。
したがって、本発明によれば、流速特性、標的物質捕捉特性及び防汚性に優れたクロマトグラフィーカラムを提供できる。
本発明のアフィニティークロマトグラフィー用担体は、親水性高分子及びリンカー化合物により改質されたアフィニティークロマトグラフィー用担体であって、支持体に固定されたリンカー化合物上の活性基を通してタンパク質のリガンドがさらに固定され、且つ、前記リガンドと前記支持体との間のリンカー長が、原子数で30以上であることを特徴とする。
支持体としては、合成高分子系支持体、天然高分子系支持体等の有機系支持体;無機系支持体;これらを組み合わせた有機−有機複合系支持体や有機−無機複合系支持体等が挙げられる。
合成高分子系支持体としては、例えば、ポリビニルアルコール類、ポリ(メタ)アクリレート類、ポリ(メタ)アクリルアミド類、ポリスチレン類、エチレン−無水マレイン酸共重合物等で構成されるもの挙げられる。
天然高分子系支持体としては、例えば、アガロース、デキストラン、マンナン、セルロース等の多糖類で構成されるものが挙げられる。また、これを物理架橋や化学架橋したものでもよい。
無機系支持体としては、ガラスビーズ、シリカゲル、金属、金属酸化物等で構成されるものが挙げられる。
これらの中でも、支持体としては、流速特性の観点から、合成高分子系支持体が好ましい。また、本発明のアフィニティークロマトグラフィー用担体は、支持体として合成高分子系支持体を使用した場合でも、防汚性を充分に備える。
なお、本発明における「比表面積」とは、水銀ポロシメータにより得られる細孔径10〜5000nmの細孔の有する表面積を粒子の乾燥質量で除した値である。
重合性不飽和モノマーとしては、単官能不飽和モノマー、多官能不飽和モノマーが挙げられる。合成高分子系支持体としては、単官能不飽和モノマーと多官能不飽和モノマーとの共重合体が好ましい。
エポキシ基や開環エポキシ基をもたない単官能不飽和モノマーとしては、メチル(メタ)アクリレート、エチル(メタ)アクリレート、ヒドロキシエチル(メタ)アクリレート、ヒドロキシプロピル(メタ)アクリレート、ヒドロキシブチル(メタ)アクリレート、ヒドロキシペンチル(メタ)アクリレート、2−クロロエチル(メタ)アクリレート、ポリエチレングリコール(メタ)アクリレート等の(メタ)アクリレート類;ジメチル(メタ)アクリルアミド、ジエチル(メタ)アクリルアミド、ヒドロキシエチル(メタ)アクリルアミド、ヒドロキシプロピル(メタ)アクリルアミド、ヒドロキシブチル(メタ)アクリルアミド等の(メタ)アクリルアミド類;スチレン、メチルスチレン、エチルスチレン、ヒドロキシスチレン、クロロスチレン等のモノビニル芳香族化合物類の他、ハロアルキル(炭素数1〜4)ビニルエーテル、ヒドロキシアルキル(炭素数1〜4)ビニルエーテル、ビニルアセテート等が挙げられる。
なお、単官能不飽和モノマーは、1種を単独で又は2種以上を組み合わせて使用してよい。
二官能不飽和モノマーは、不飽和結合を分子内に2つ有する重合性モノマーであればよいが、例えば、ジビニルベンゼン等のジビニル芳香族化合物類;エチレングリコールジ(メタ)アクリレート、ポリエチレングリコールジ(メタ)アクリレート等の(ポリ)アルキレングリコールジ(メタ)アクリレート類;アルカンジイル(炭素数1〜11)ビス(メタ)アクリレート類;N,N’−メチレンビス(メタ)アクリルアミド、N,N’−エチレンビス(メタ)アクリルアミド、N,N’−ヘキサメチレンビス(メタ)アクリルアミド等のアルカンジイル(炭素数1〜11)ビス(メタ)アクリルアミド類等が挙げられる。
三官能不飽和モノマーは、不飽和結合を分子内に3つ有する重合性モノマーであればよいが、例えば、トリビニルベンゼン等のトリビニル芳香族化合物類の他、グリセリントリ(メタ)アクリレート等が挙げられる。
なお、多官能不飽和モノマーは、1種を単独で又は2種以上を組み合わせて使用してよい。
多官能不飽和モノマーの使用量は、単官能不飽和モノマー100質量部に対して、通常1〜100質量部であり、好ましくは1〜50質量部である。
過酸化物系開始剤としては、t−ブチルパーオキシネオデカノエート、t−ブチルパーオキシ−2−エチルヘキサノエート、t−ブチルパーオキシイソブチレート、2,5−ジメチル−2,5−ジ(ベンゾイルパーオキシ)ヘキサン、t−ブチルパーオキシアセテート、t−ブチルパーオキシベンゾエート等のブチルパーオキサイド系開始剤;t−アミルパーオキシ−2−エチルヘキサノエート、t−アミルパーオキシ−n−オクトエート、t−アミルパーオキシアセテート、t−アミルパーオキシベンゾエート等のアミルパーオキサイド系開始剤;t−ブチルパーオキシイソプロピルカーボネート、t−ブチルパーオキシ−2−エチルヘキシルカーボネート、t−アミルパーオキシ−2−エチルヘキシルカーボネート、ジ(2−エチルヘキシル)パーオキシジカーボネート、ジ(sec−ブチル)パーオキシジカーボネート等のパーオキシカーボネート系開始剤;ジクミルパーオキサイド、2,5−ジメチル−2,5−ジ(t−ブチルパーオキシ)へキサン、ジ−t−ブチルパーオキサイド、ジ−t−アミルパーオキサイド等のジアルキルパーオキサイド系開始剤;1,1−ジ(t−ブチルパーオキシ)シクロヘキサン、2,2−ジ(t−ブチルパーオキシ)ブタン、エチル−3,3−ジ(t−ブチルパーオキシ)ブチレート、1,1−ジ(t−アミルパーオキシ)シクロへキサン等のパーオキシケタール系開始剤が挙げられる。
また、アゾ系開始剤としては、2,2’−アゾビス(4−メトキシ−2,4−ジメチルバレロニトリル)、2,2’−アゾビス(2,4−ジメチルバレロニトリル)、2,2’−アゾビス(2−メチルプロピオニトリル)、2,2’−アゾビス(2−メチルブチロニトリル)、1,1’−アゾビス(シクロヘキサン−1−カルボニトリル)等のアゾニトリル系開始剤;2,2’−アゾビス[N−(2−プロペニル)−2−メチルプロピオンアミド]、2,2’−アゾビス[N−ブチル−2−メチルプロピオンアミド]、2,2’−アゾビス[N−シクロヘキシル−2−メチルプロピオンアミド]等のアゾアミド系開始剤の他、2,2’−アゾビス(2−メチルプロピオンアミドオキシム)、ジメチル−2,2’−アゾビス(2−メチルプロピオネート)、4,4’−アゾビス(4−シアノバレリック酸)、2,2’−アゾビス(2,4,4−トリメチルペンタン)等が挙げられる。
重合開始剤の使用量は、モノマー総量100質量部に対して、通常0.05〜20質量部であり、好ましくは0.2〜10質量部である。
多孔化剤の使用量は、モノマー総量100質量部に対して、通常、50〜1000質量部程度である。
水系媒体の使用量は、モノマー総量100質量部に対して、通常、200〜7000質量部程度である。
また、水系媒体の分散媒として水を用いる場合、例えば、塩化ナトリウム、硫酸ナトリウム、炭酸ナトリウム、炭酸カルシウム、燐酸カルシウム等の分散安定剤を使用してもよい。
また、重合反応には、アルキル硫酸エステル塩、アルキルアリール硫酸エステル塩、アルキルリン酸エステル塩、脂肪酸塩等のアニオン性界面活性剤をはじめとする各種界面活性剤を用いてもよい。
また、亜硝酸ナトリウム等の亜硝酸塩、ヨウ化カリウム等のヨウ化物塩、tert−ブチルピロカテコール、ベンゾキノン、ピクリン酸、ハイドロキノン、塩化銅、塩化第二鉄等の重合禁止剤を用いることもできる。
本発明のアフィニティークロマトグラフィー用担体は、親水性高分子により改質されたものである。斯かる構成により、流速特性と防汚性が改善される。
親水性高分子としては、具体的には、プルラン、アガロース、デキストラン、セルロース、デンプン等の多糖類又はその誘導体の他、ポリエチレングリコール、ポリビニルアルコール、ポリエチレンイミン、ポリビニルアミン、これらの誘導体が挙げられる。本発明においては、これらのうち1種を単独で又は2種以上を組み合わせて使用してよい。
これらの中でも、親水性高分子としては、流速特性や防汚性等の観点から、多糖類又はその誘導体が好ましく、デキストラン又はその誘導体が特に好ましい。
なお、重量平均分子量は、ゲルパーミュエーションクロマトグラフィ(GPC)によるポリスチレン換算重量平均分子量を意味する。
また、親水性高分子の固定は、親水性高分子のポリマー鎖間に架橋構造が入らないような、常法の支持体表面修飾方法で行うのが好ましい。
例えば、支持体自体が備える反応性官能基(エポキシ基、ハロゲノ基、イソシアネート基、カルボジイミド基等)を用い、これに水等に溶解した親水性高分子を反応させる方法や、支持体表面に反応性官能基(エポキシ基、ハロゲノ基、イソシアネート基、カルボジイミド基等)を導入し、これに水等に溶解した親水性高分子を反応させる方法が挙げられる。このような方法で親水性高分子を固定することにより、親水性高分子のポリマー鎖間に架橋構造が形成されずに、その柔軟性を維持させたまま、親水性高分子を支持体に固定できる。
なお、反応性官能基の支持体表面への導入は、適当な溶媒の存在下公知の方法で行えばよい。例えば、ヒドロキシ基を表面に有するものを支持体として、エピクロロヒドリンのようなエピハロヒドリン類、1,4−ブタンジオールジグリシジルエーテルのようなジグリシジルエーテル類、1,7−オクタジエンジエポキシドのようなジエポキシド類を、アルカリ条件下で支持体表面上のヒドロキシ基と反応させるなどすれば、エポキシ基を表面に有する支持体が得られる。
本発明のアフィニティークロマトグラフィー用担体は、リンカー化合物が支持体に固定されたものである。
また、リンカー化合物は、タンパク質リガンドと支持体との間のリンカー長(タンパク質リガンドと支持体との最短距離)が原子数で30以上となるリンカー化合物であり、これによって、標的物質捕捉特性が改善される。また、親水性高分子がタンパク質リガンドに及ぼす排除体積効果が回避され、タンパク質リガンドの親和性低下が抑制される。
また、R1〜R4としては、水素原子が好ましい。
上記「原子数」は、タンパク質リガンドと支持体との間のリンカー化合物由来のリンカー部の原子数を意味し、タンパク質リガンドと支持体との空間的距離に影響を与える。例えば、下記式(7)で表されるポリエチレングリコールジグリシジルエーテルをリンカー化合物として使用した場合、下記式(8)に示すとおりリンカー長は原子数で34となる。
A1及びA2は、それぞれ独立して、単結合、環状エーテル基が開環してなる基、又はカルボニル基を示し、
R5は、炭素数2〜4のアルカンジイル基を示し、
pは、8以上の整数を示し、
*は、結合手を示す。〕
R5で示されるアルカンジイル基の炭素数は、好ましくは2〜3、より好ましくは2である。アルカンジイル基は直鎖状でも分岐鎖状でもよく、具体例としては、エタン−1,2−ジイル基、プロパン−1,2−ジイル基、プロパン−1,3−ジイル基、ブタン−1,4−ジイル基等が挙げられる。
pとしては、標的物質捕捉特性や排除体積効果回避等の観点から、好ましくは20以上、より好ましくは30以上であり、また、好ましくは300以下、より好ましくは150以下、特に好ましくは100以下である。
なお、p個のR5は同一であっても異なっていてもよい。
リンカー化合物の支持体への固定は、常法の支持体表面修飾方法で行えばよい。なお、支持体が1級水酸基を備えるか、或いは支持体表面に1級水酸基を導入した場合において、親水性高分子がデキストランであるときは、活性基としてエポキシ基等の環状エーテル基を有するリンカー化合物を用いることで、リンカー化合物が支持体の1級水酸基と優先的に反応する。これは、デキストランの2級水酸基が、支持体の1級水酸基と比較して反応性が乏しいことに起因するものである。
本発明のアフィニティークロマトグラフィー用担体は、支持体に固定されたリンカー化合物上の活性基を通してタンパク質のリガンドが固定されたものである。
リガンドは標的物質と結合するタンパク質であればよい。本発明において、「タンパク質」とは、天然型タンパク質の部分的断片や天然型タンパク質のアミノ酸配列を人為的に改変したもののような、タンパク質の変異体を含む概念である。タンパク質としては、具体的には、プロテインA、プロテインG、プロテインL、Fc結合タンパク、(ストレプト)アビジン、レクチン、それらの機能性変異体等が挙げられる。本発明のアフィニティークロマトグラフィー用担体は、親水性高分子の排除体積効果による親和性の低下が少ないため、上記のようなタンパク質リガンドが使用されているにも拘らず、優れた流速特性と優れた標的物質捕捉特性とを両立できる。
イムノグロブリンの分離又は精製に好適なリガンドとしては、イムノグロブリン結合性タンパク質が挙げられる。
イムノグロブリン結合性タンパク質としては、プロテインA、プロテインG、プロテインL、Fc結合タンパク及びそれらの機能性変異体よりなる群から選ばれる少なくとも1種以上が好ましい。中でも、好ましくはプロテインA、プロテインG、それらの機能性変異体であり、より好ましくはプロテインA、その機能性変異体である。
したがって、本発明のアフィニティークロマトグラフィー用担体は、イムノグロブリン等のタンパク質の分離精製に特に適する。
本発明のクロマトグラフィーカラムは、本発明のアフィニティークロマトグラフィー用担体がカラム容器に充填されているものである。該クロマトグラフィーカラムは、タンパク質や核酸の精製に適し、イムノグロブリン等のタンパク質の精製に特に適する。
本発明の標的物質の精製方法は、本発明のアフィニティークロマトグラフィー用担体を用いることを特徴とする。
精製は、本発明のアフィニティークロマトグラフィー用担体を用いる以外は常法と同様であるが、本発明のクロマトグラフィーカラムに標的物質を含む組成物を通液する方法が挙げられる。具体的な手法としては、標的物質を含む組成物を準備する準備工程と、本発明のクロマトグラフィーカラムに前記組成物を通液する通液工程と、該通液工程により担体に捕捉された標的物質を溶出させる溶出工程とを含む方法が挙げられる。
標的物質としては、抗体、アルブミン、ワクチン等のタンパク質の他、核酸、酵素等の生体分子が挙げられる。また、標的物質を含む組成物としては、組み換え遺伝子技術により培養された培養液や、生体から直接抽出した天然生体分子混合溶液等が挙げられる。
本発明の精製方法によれば、高速で効率よく、多量の標的物質を一度に精製することが可能となる。また、本発明の精製方法は、タンパク質や核酸の精製に適し、イムノグロブリン等のタンパク質の精製に特に適する。
(1)支持体(粒子)の作製
360gの純水にポリビニルアルコール(クラレ社製 PVA−217)3.58gを添加し、加熱撹拌してポリビニルアルコールを溶解させ、冷却した。この溶液に、ドデシル硫酸ナトリウム0.36g、硫酸ナトリウム0.36g及び亜硝酸ナトリウム0.18gを添加し、撹拌して水溶液Sを調製した。
一方、グリシジルメタクリレート12.0g及びジビニルベンゼン1.33gからなる単量体組成物を、ジイソブチルケトン40.0gに溶解させ、単量体溶液を調製した。
次いで、前記水溶液Sを、500mLセパラブルフラスコ内に全量投入し、温度計、撹拌翼及び冷却管を装着して温水バスにセットし、窒素雰囲気下で撹拌を開始した。セパラブルフラスコ内に前記単量体溶液を全量投入して、温水バスにより加温した。内温が85℃に到達したところで2,2’−アゾイソブチロニトリル0.53gを添加し、内温を86℃にした。86℃に温度を維持したまま3時間撹拌して重合反応を行った。反応液を冷却した後に反応液をろ過し、純水とエタノールで洗浄した。洗浄した粒子を純水に分散させてデカンテーションを3回行い、小粒子を除いた。斯かる粒子スラリー液をろ過し、湿潤粒子を得た。
(2)親水性高分子の固定
前記湿潤粒子10gに、25質量%デキストラン(重量平均分子量:4万)水溶液40gを添加し、室温で30分間撹拌した。次いで、50質量%水酸化ナトリウム水溶液12.5gを添加し、60℃で8時間撹拌することで、デキストランの固定とエポキシ基の開環(1級水酸基への変換)を行った。反応後の粒子スラリー液を冷却した後にろ過し、純水で洗浄した。斯かる粒子スラリー液を再度ろ過することで親水化湿潤粒子を得た。
(3)リンカー化合物の固定
前記親水化湿潤粒子10gに、ポリエチレングリコールジグリシジルエーテル(分子量:530)10g、1,4−ジオキサン40g、及び50質量%水酸化ナトリウム水溶液15gを添加し、60℃で8時間撹拌することで、粒子上の1級水酸基を通してリンカー化合物を導入した。反応後の粒子スラリー液を冷却した後にろ過し、純水及びエタノールで洗浄した。斯かる粒子スラリー液を再度ろ過することで活性化湿潤粒子を得た。
(4)リガンドの固定
改変プロテインA(Repligen製 rSPA)0.15gを、1.2M 硫酸ナトリウム/0.1M リン酸ナトリウムバッファー(pH6.6)40mLに溶解させプロテインA水溶液を得た。このプロテインA水溶液全量を、前記活性化湿潤粒子5gに添加した。この分散液を25℃で5時間振とう撹拌し、プロテインAを粒子に固定した。
(5)未反応の活性基の不活性化
生成したプロテインA固定粒子を、0.1M リン酸ナトリウムバッファー(pH6.6)で洗浄した後、0.5M 2−アミノエタノール(pH8.3)水溶液40mLに分散させ、40℃で4時間振とう撹拌することで、未反応の活性基を不活性化した。その後、0.1M リン酸ナトリウムバッファー(pH6.6)、0.1M 水酸化ナトリウム水溶液、0.1M クエン酸ナトリウムバッファー(pH3.2)で順次洗浄し、アフィニティークロマトグラフィー用担体A−1を得た。
実施例1(3)のポリエチレングリコールジグリシジルエーテル(分子量:530)をポリエチレングリコールジグリシジルエーテル(分子量:2130)に変更した以外は、実施例1と同様にして、アフィニティークロマトグラフィー用担体A−2を得た。
実施例1(3)のポリエチレングリコールジグリシジルエーテル(分子量:530)をポリエチレングリコールビス(p−トルエンスルホナート)(分子量:2308)に変更した以外は、実施例1と同様にして、アフィニティークロマトグラフィー用担体A−3を得た。
実施例1(3)のポリエチレングリコールジグリシジルエーテル(分子量:530)をポリエチレングリコールジアルデヒド(分子量:2084)に変更した以外は、実施例1と同様にして、アフィニティークロマトグラフィー用担体A−4を得た。
実施例1(3)のポリエチレングリコールジグリシジルエーテル(分子量:530)をエピクロロヒドリンに変更した以外は、実施例1と同様にして、アフィニティークロマトグラフィー用担体B−1を得た。
実施例1(3)のポリエチレングリコールジグリシジルエーテル(分子量:530)をエチレングリコールジグリシジルエーテルに変更した以外は、実施例1と同様にして、アフィニティークロマトグラフィー用担体B−2を得た。
実施例1(3)のポリエチレングリコールジグリシジルエーテル(分子量:530)をポリエチレングリコールジグリシジルエーテル(分子量:330)に変更した以外は、実施例1と同様にして、アフィニティークロマトグラフィー用担体B−3を得た。
実施例1(3)のポリエチレングリコールジグリシジルエーテル(分子量:530)をパラトルエンスルホニルクロリドに変更した以外は、実施例1と同様にして、アフィニティークロマトグラフィー用担体B−4を得た。
実施例1(3)のポリエチレングリコールジグリシジルエーテル(分子量:530)をブロモシアンに変更した以外は、実施例1と同様にして、アフィニティークロマトグラフィー用担体B−5を得た。
以下の2点以外は実施例1と同様にして、アフィニティークロマトグラフィー用担体B−6を得た。
1点目:実施例1(2)の25質量%デキストラン(重量平均分子量:4万)水溶液40gを1M硫酸90mLに変更し、50質量%水酸化ナトリウム水溶液の添加工程を排した。
2点目:実施例1(3)のポリエチレングリコールジグリシジルエーテル(分子量:530)をポリエチレングリコールジグリシジルエーテル(分子量:2130)に変更した。
実施例及び比較例で得られた各担体をGEヘルスケア社製Tricorn5/200カラムに充填高さ約20cmで充填しカラムを作製した。次いで、GEヘルスケア社製AKTAprime plusを用いて、保持時間4分における標的タンパク質(ヒトIgG抗体、Equitech Bio社製 HGG−1000)に対する各担体のDBCを測定した。標的タンパク質は20mM リン酸ナトリウム/150mM 塩化ナトリウムバッファー(pH7.5)で5mg/mLに希釈したものを使用し、溶出先端10%ブレークスルーのときのタンパク質捕捉量とカラム充填体積からDBCを求め、標的物質捕捉特性を以下の基準に従い評価した。結果を表1及び2に示す。
AA:36mg/mL以上
A :26mg/mL以上36mg/mL未満
B :26mg/mL未満
実施例1〜4及び比較例6で得られた各担体をGEヘルスケア社製Tricorn10/50カラムに充填高さ約5cmで充填しカラムを作製した。次いで、得られたカラムをGEヘルスケア社製AKTA Prime Plusに接続し、20mM リン酸ナトリウムバッファー(pH7.5)を5カラム容量(カラム容積の5倍)、流速1mL/分にて通液し、平衡化させた。次いで、モノクローナル抗体Trastuzumabを含有するCHO細胞培養上清を、約23mg抗体/mL担体の負荷量で、流速1mL/分にてカラムに通液した。次いで、20mM リン酸ナトリウムバッファー(pH7.5)、20mM リン酸ナトリウム/1M 塩化ナトリウムバッファー(pH7.5)、及び20mM リン酸ナトリウムバッファー(pH7.5)を、それぞれ5カラム容量、流速1mL/分にてカラムに順次通液した。その後、50mM クエン酸ナトリウムバッファー(pH3.2)を、流速1mL/分にてカラムに通液し、カラム内に捕捉されていたモノクローナル抗体を溶出させ、Abs.280>100mAuの溶出フラクションを回収した。分光光度計を用い、回収したフラクション中に含有される抗体濃度(mg/mL)を測定した。一方、Cygnus Technologies社製 CHO HCP ELISA kit,3Gを用い、回収したフラクション中に含有されるHost Cell Protein(HCP)の濃度(ng/mL)を測定した。HCPの濃度を抗体濃度で除することにより、単位抗体量当たりのHCP量を算出し、防汚性を以下の基準に従い評価した。結果を表1及び2に示す。
AA:HCP量が3000ppm未満
A:HCP量が3000ppm以上3500ppm未満
B:HCP量が3500ppm以上
実施例及び比較例で得られた各担体を、濃度が10質量%となるように純水にそれぞれ分散させた。カラム充填後の担体の体積が20mLとなる量の分散液を、内径16mm、長さ100mmのHR(High Resolution)カラム容器に流し込み、GEヘルスケア社製AKTA Pilotを用いて、線流速450cm/hrで通液して、カラムに担体を充填した。次いで、純水を通液し、段階的に線流速を上げていき、圧力損失1.9MPaの時の線流速を測定した。この線流速を測定可能線流速とし、流速特性を以下の基準に従い評価した。結果を表1及び2に示す。
AA:測定可能線流速が3000cm/hr以上
A:測定可能線流速が2500cm/hr以上3000cm/hr未満
B:測定可能線流速が2500cm/hr未満
Claims (9)
- 親水性高分子及びリンカー化合物により改質されたアフィニティークロマトグラフィー用担体であって、
支持体に固定された前記親水性高分子が、多糖類であり、
支持体に固定された前記リンカー化合物上の活性基を通してタンパク質のリガンドがさらに固定され、
且つ、前記リンカー化合物由来のリンカーが、下記式(9)で表され且つリンカー長の原子数が30以上のリンカーであることを特徴とする、
アフィニティークロマトグラフィー用担体。
〔式(9)中、
A 1 及びA 2 は、それぞれ独立して、単結合、環状エーテル基が開環してなる基、又はカルボニル基を示し、
R 5 は、炭素数2〜4のアルカンジイル基を示し、
pは、8以上の整数を示し、
*は、結合手を示す。〕 - 前記活性基が、環状エーテル基、ホルミル基、アリールスルホニル基、ハロゲノ基、コハク酸イミドオキシ基、及びマレイミド基から選ばれる少なくとも1種以上である、請求項1に記載のアフィニティークロマトグラフィー用担体。
- 前記リンカー長が原子数で60以上、300以下である、請求項1又は2に記載のアフィニティークロマトグラフィー用担体。
- 前記リンカー長が原子数で100以上、300以下である、請求項1〜3のいずれか1項に記載のアフィニティークロマトグラフィー用担体。
- 前記支持体が、合成高分子系支持体である、請求項1〜4のいずれか1項に記載のアフィニティークロマトグラフィー用担体。
- 前記リガンドがプロテインA又はその機能性変異体である、請求項1〜5のいずれか1項に記載のアフィニティークロマトグラフィー用担体。
- 請求項1〜6のいずれか1項に記載のアフィニティークロマトグラフィー用担体がカラム容器に充填されている、
クロマトグラフィーカラム。 - 請求項1〜6のいずれか1項に記載のアフィニティークロマトグラフィー用担体を用いることを特徴とする、
標的物質の精製方法。 - 前記標的物質が、タンパク質又は核酸である、請求項8に記載の精製方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2015213686A JP6737579B2 (ja) | 2015-10-30 | 2015-10-30 | アフィニティークロマトグラフィー用担体、クロマトグラフィーカラム、精製方法、及び該方法で精製された標的物質 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2015213686A JP6737579B2 (ja) | 2015-10-30 | 2015-10-30 | アフィニティークロマトグラフィー用担体、クロマトグラフィーカラム、精製方法、及び該方法で精製された標的物質 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2017083363A JP2017083363A (ja) | 2017-05-18 |
| JP6737579B2 true JP6737579B2 (ja) | 2020-08-12 |
Family
ID=58712892
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2015213686A Active JP6737579B2 (ja) | 2015-10-30 | 2015-10-30 | アフィニティークロマトグラフィー用担体、クロマトグラフィーカラム、精製方法、及び該方法で精製された標的物質 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP6737579B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2019187377A1 (ja) * | 2018-03-29 | 2019-10-03 | 昭和電工株式会社 | 充填剤用基材、充填剤用基材の製造方法、充填剤およびタンパク質の精製方法 |
| WO2025126601A1 (ja) * | 2023-12-13 | 2025-06-19 | Jsr株式会社 | クロマトグラフィー担体の製造方法 |
Family Cites Families (9)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CA1320718C (en) * | 1987-06-08 | 1993-07-27 | Richard Frederick Hammen | Chromatographic material |
| JP2006312117A (ja) * | 2005-05-06 | 2006-11-16 | Canon Inc | 生理活性物質の分離用材料及びその製造方法 |
| CN102626610B (zh) * | 2006-01-06 | 2014-10-01 | Emd密理博公司 | 亲和层析基质及其制备和使用方法 |
| JP5643642B2 (ja) * | 2007-07-25 | 2014-12-17 | ジーイー・ヘルスケア・バイオ−サイエンシズ・アーベー | 分離マトリクス |
| EP2090361A1 (en) * | 2008-02-14 | 2009-08-19 | RESQ Lab B.V. | Improved chromatography resin, and methods and devices related thereto. |
| JP2010189290A (ja) * | 2009-02-17 | 2010-09-02 | Jsr Corp | リガンド結合担体およびその製造方法 |
| JP2012018135A (ja) * | 2010-07-09 | 2012-01-26 | Mitsubishi Chemicals Corp | 分離剤 |
| EP2894159A4 (en) * | 2012-09-03 | 2016-01-20 | Kaneka Corp | MIXING MODE ANTIBODY SAFFINITY MIXTURE AND PURIFICATION PROCESS WITH AND TARGET MOLECULE |
| JPWO2015041218A1 (ja) * | 2013-09-17 | 2017-03-02 | 株式会社カネカ | 新規抗体精製方法及びそれから得られる抗体(NovelAntibodyPurificationMethodandAntibodyobtainedtherefrom)、並びに陽イオン交換基を用いた新規抗体精製法及びそれから得られる抗体(NovelAntibodyPurificationmethodusingCationExchangerandAntibodyobtainedtherefrom) |
-
2015
- 2015-10-30 JP JP2015213686A patent/JP6737579B2/ja active Active
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP2017083363A (ja) | 2017-05-18 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| JP5250985B2 (ja) | 充填床用新規充填剤及びその用途 | |
| KR102017649B1 (ko) | 알릴아민에 기반한, 단백질 정제용 신규한 크로마토그래피 매체 및 이의 유도체 | |
| KR102410991B1 (ko) | 친화성 크로마토그래피용 담체 | |
| JP6266597B2 (ja) | 分離方法及び分離マトリックス | |
| JP5981133B2 (ja) | 強カチオン交換基を有する温度応答性吸着剤、及びその製造方法 | |
| CA2732398C (en) | Graft copolymers for ion exchange chromatography | |
| CN101193928B (zh) | 亲水性优异的新型填充剂及其制备方法 | |
| US9090665B2 (en) | Filler for affinity chromatography | |
| JP6253584B2 (ja) | 温度応答性クロマトグラフィーによる抗体の精製方法 | |
| JP2012018135A (ja) | 分離剤 | |
| JP5891703B2 (ja) | 多孔質架橋粒子および分離剤の製造方法ならびに分離方法 | |
| CN105597370A (zh) | 分离基质 | |
| KR20200043990A (ko) | 크로마토그래피용 담체, 리간드 고정 담체, 크로마토그래피 칼럼, 표적 물질의 정제 방법 및 크로마토그래피용 담체의 제조 방법 | |
| JP6737579B2 (ja) | アフィニティークロマトグラフィー用担体、クロマトグラフィーカラム、精製方法、及び該方法で精製された標的物質 | |
| WO2013187512A1 (ja) | アルカリ耐性を有するイオン交換温度応答性吸着材、及びその製造方法 | |
| Arrua et al. | Preparation of macroporous monoliths based on epoxy-bearing hydrophilic terpolymers and applied for affinity separations | |
| WO2019187377A1 (ja) | 充填剤用基材、充填剤用基材の製造方法、充填剤およびタンパク質の精製方法 | |
| WO2019110318A1 (en) | Porous materials, method for producing same and uses thereof | |
| JP2013136025A (ja) | アニオン交換体、その製造方法及びそれを用いた用途 | |
| JP6064402B2 (ja) | 抗体単量体の分離用分離剤及び分離方法 | |
| WO2025177962A1 (ja) | イオン交換樹脂の製造方法、化合物の分離方法、及び陽イオン交換樹脂 |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20181016 |
|
| A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20190320 |
|
| A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20190402 |
|
| A601 | Written request for extension of time |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601 Effective date: 20190523 |
|
| A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20190725 |
|
| A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20200107 |
|
| A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20200218 |
|
| TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
| A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20200714 |
|
| A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20200716 |
|
| R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 6737579 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
| R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
| R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |