JP6737226B2 - 画像形成装置 - Google Patents

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本発明は、画像形成装置に関する。
特許文献1に記載の画像形成装置は、複数のカバーと、開閉連動機構とを備える。開閉連動機構は、複数のカバーのうちいずれかのカバーの開閉動作に連動して他のカバーを開閉する。複数のカバーは、第1のカバーと、第2カバーとを含む。第1のカバーは、装置本体の一部を開閉する。第2カバーは、閉方向に付勢されており、閉鎖時に第1カバーの一部が被せられる。開閉連動機構は、第1カバーの開閉動作に連動して第2カバーを開閉する。
特開2012−173680号公報
特許文献1に記載の画像形成装置は、第2カバーを第1カバーに連動させる。従って、第2カバーの回動角度が第1カバーの回動角度によって規定される。しかし、第2カバーを第1カバーに連動させず、第2カバーを単独で開閉したいとの要望がある。
一方、装置が第1カバーと第2カバーとを有しているが、一般に第1カバーが使用され、ユーザーが第2カバーの存在を認識していない場合がある。この場合、ユーザーに第2カバーの存在を認識させたいとの要望がある。しかし、第2カバーが第1カバーに連動しないと、ユーザーが第2カバーの存在に気付かないまま、装置を使用し続ける可能性がある。第2カバーが閉じた姿勢を保持し続け、第2カバーの姿勢が変化しないからである。
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであり、第1カバーと第2カバーとのうち第2カバーの存在をユーザーに認識させることができ、第2カバーを単独で開閉することができる画像形成装置を提供することを目的としている。
本発明の一局面によれば、画像形成装置は、画像形成部と、筐体と、第1カバーと、第2カバーと、連動機構とを備える。画像形成部は、シートに画像を形成する。筐体は、前記画像形成部を収容する。第1カバーは、前記筐体に回動自在に連結される。第2カバーは、前記筐体に回動自在に連結される。連動機構は、前記第1カバー及び前記第2カバーのうちの一方に他方を連動させることが可能である。前記第1カバーの回動角度が連動角度範囲内のとき、前記第1カバーが開方向に前記第1カバーが回動すると、前記連動機構は、前記第1カバーに前記第2カバーを連動させて前記第2カバーを開く。前記開方向は、前記第1カバーが開く方向を示す。前記第1カバーの回動角度が前記連動角度範囲外のとき、前記連動機構は、前記第2カバーに前記第1カバーを連動させない。
本発明によれば、第1カバーと第2カバーとのうち第2カバーの存在をユーザーに認識させることができ、第2カバーを単独で開閉することができる。
本発明の実施形態に係る画像形成装置の概略構成図。 画像形成装置の斜視図。 連動機構の斜視図。 連動機構の本体部の拡大斜視図。 連動機構の本体部の拡大斜視図。 (a)第2ギアと第3ギアとの斜視図、(b)クラッチ機構の斜視図。 (a)クラッチ機構の斜視図、(b)クラッチ機構の斜視図。 (a)第1カバーが閉じたときの連動機構を示す図、(b)第1カバーが開いたときの連動機構を示す図。 画像形成装置の側面図。 (a)第1領域に位置する第2ギアを示す図、(b)連動領域に位置する第2ギアを示す図、(c)第2領域に位置する第2ギアを示す図。 第1カバーの動作と第2カバーの動作との関係を示す図。 (a)第2カバーが閉じた状態を示す連動機構の側面図。(b)第2カバーが開いた状態を示す連動機構の側面図。 第2カバーの動作と第1カバーの動作との関係を示す図。 (a)第1カバーが閉じているときの連動機構の側面図、(b)第1カバーが開いているときの連動機構の側面図。
本発明の実施形態について、図面を参照しながら説明する。なお、図中、同一又は相当部分については同一の参照符号を付して説明を繰り返さない。
図1を参照して、本発明の実施形態である画像形成装置1について説明する。図1は、画像形成装置1の内部を示す概略構成図である。
図1に示すように、画像形成装置1は、筐体2と、排出トレイ3と、給送部4と、搬送部5と、トナーコンテナ6と、画像形成部7と、定着部8と、排出部9とを備える。
筐体2は、給送部4と、搬送部5と、画像形成部7と、定着部8と、排出部9とを収容する。排出トレイ3は、筐体2の外面に形成される。
給送部4は、給送カセット41と、給送ローラー42とを備える。給送ローラー42は、給送カセット41内のシートを取り出す。給送ローラー42が取り出したシートは、搬送部5へ案内される。搬送部5は、画像形成部7に向けてシートを搬送する。トナーコンテナ6は、トナーを収容する。トナーコンテナ6は、画像形成部7にトナーを供給する。
画像形成部7は、シートに画像を形成する。画像は、具体的には、トナー画像を示す。画像形成部7は、感光体ドラムと、帯電部と、露光部と、現像部と、転写部と、クリーニング部と、除電部とを含む。感光体ドラム、帯電部、露光部、現像部、及び転写部によって、シートに画像が形成される。クリーニング部は、感光体ドラムの表面に残留しているトナーを除去する。除電部は、感光体ドラムの表面の残留電荷を除去する。画像形成部7は、シートに画像を形成した後、シートを定着部8に向けて送出する。定着部8は、画像を加熱及び加圧してシートに定着させる。
排出部9は、排出ローラー91と、排出路92とを有する。排出路92は、定着部8を通過したシートを、排出ローラー91に向けて案内する。排出ローラー91は、シートを排出トレイ3へ排出する。
次に、図2及び図3を参照して、画像形成装置1の外面について説明する。図2は、画像形成装置1の外面を示す一部切断斜視図である。
図2に示すように、画像形成装置1は、操作パネル10と、第1カバー11と、第2カバー12と、連動機構13と、操作部17とをさらに備える。筐体2は、上面21と、前面22と、第1開口23と、第2開口24とを有する。
操作パネル10は、画像形成装置1に対するユーザーからの指示を受け付ける。操作パネル10は、筐体2の上面21に設けられる。排出トレイ3は、筐体2の上面21に設けられる。排出トレイ3は、操作パネル10の側方に位置する。
第1開口23は、筐体2の前面22に形成される。第1開口23は、筐体2の内部と筐体2の外部とを連通する。第1カバー11は、筐体2の前面22に設置される。第1カバー11は、第1開口23を開閉する。第1カバー11は、筐体2に回動自在に連結される。第1カバー11は、第1回動軸X1を中心に回動する。第1回動軸X1は、筐体2の前面22に沿うように水平方向に延びる。第1回動軸X1は、第1カバー11と筐体2との連結部に位置する。第1カバー11を閉じると、第1カバー11で第1開口23が閉塞される。第1カバー11を開けると、第1開口23が開放される。その結果、第1開口23を介して筐体2の内部にアクセスすることができる。ユーザーは、第1カバー11を開けて、装置のメンテナンス作業を行う。装置のメンテナンス作業は、例えば、トナーコンテナ6の交換、画像形成部7の交換、定着部8の交換、及び/又は、JAM処理を示す。
第1カバー11が閉じると、操作部17が第1カバー11を筐体2にロックする。その結果、第1カバー11が閉じた姿勢を保持する。操作部17は、例えば、プッシュ操作されると、筐体2に対する第1カバー11のロックが解除される。その結果、第1カバー11を開けることが可能になる。
第2開口24は、筐体2の上面21に形成される。第2開口24は、筐体2の内部と筐体2の外部とを連通する。第2カバー12は、筐体2の上面21に設置される。第2カバー12は、第2開口24を開閉する。第2カバー12は、筐体2に回動自在に連結される。第2カバー12は、第2回動軸X2を中心に回動する。第2回動軸X2は、第1回動軸X1に沿って略平行に形成される。第2回動軸X2は、第2カバー12と筐体2との連結部に位置する。第2カバー12を閉じると、第2カバー12で第2開口24が閉塞される。第2カバー12を開けると、第2開口24が開放される。その結果、第2開口24を介して筐体2の内部にアクセスすることができる。ユーザーは、第2カバー12を開けて装置のメンテナンス作業を行う。従って、ユーザーは、第1カバー11と第2カバー12との双方を開けて装置のメンテナンス作業を行い、又は、第1カバー11と第2カバー12とのうちのいずれか一方を開けて装置のメンテナンス作業を行う。
図3は、連動機構13を示す。図2及び図3に示すように、連動機構13は、筐体2の内部に設置され、筐体2の側部寄りに位置する。また、連動機構13は、第1カバー11の裏側に設置される。連動機構13は、支持部14と、本体部15とを有する。
支持部14は、筐体2に設置される。支持部14は、本体部15を支持する。支持部14は、第1部材141と、第2部材142と、第3部材143とを有する。第1部材141と第2部材142とは、本体部15の下部を、幅方向Wの両側から挟むようにして設置される。幅方向Wは、第1回動軸X1に略平行な方向を示す。第3部材143は、第2部材142から延設され、本体部15の上部を覆うようにして設置される。
次に、図4及び図5を参照して本体部15について説明する。図4は、連動機構13の本体部15の拡大斜視図である。図4において、第1部材141の図示は省略している。図面の簡略化のためである。図5は、連動機構13の本体部15の拡大斜視図である。図5において、支持部14の図示は省略している。図面の簡略化のためである。図5は、図4の本体部15の裏側を示す。
図4及び図5に示すように、本体部15は、第1ギア151と、第2ギア152と、第3ギア153と、第4ギア154と、第1連動部材155と、第2連動部材156と、クラッチ機構157と、第1チェック孔15jと、第2チェック孔15kと、第3チェック孔15mと、第4チェック孔15nとを備える。
第1ギア151は、ラックギアを示す。第2ギア152は、第1ギア151と係合可能なピニオンギアを示す。第3ギア153は、第2ギア152と一体回動可能なピニオンギアを示す。第4ギア154は、第3ギア153と係合可能なラックギアを示す。
第1連動部材155は、支持部14から第1カバー11に向かって延びる。第1連動部材155が延びる方向を、第1方向Pと記載する。第1連動部材155には第1ギア151が設置される。第1連動部材155は、第1ギア151と共に移動する。
第1連動部材155は、対向部15aと、連結部15bとを有する。
対向部15aは、第1方向Pに延びる。対向部15aは、連動領域Uと、第1領域U1と、第2領域U2とを有する。連動領域Uは、対向部15aのうち第1方向Pの中央部に位置する。連動領域Uには、第2ギア152と係合可能な第1ギア151が設置される。第1領域U1は、連動領域Uに対し、第1方向Pの先端側に位置する。第1領域U1は、フラットな形状を有し、第2ギア152と係合しない領域を示す。第2領域U2は、連動領域Uに対し、第1方向Pの後端側に位置する。第2領域U2は、フラットな形状を有し、第2ギア152と係合しない領域を示す。
連結部15bは、第1連動部材155の先端部に位置する。第1連動部材155の先端部は、第1連動部材155のうち第1方向Pの先端側の端部を示す。連結部15bには、第1カバー11が連結される。
第1チェック孔15jと第2チェック孔15kとの各々は、第1連動部材155に形成される。第1チェック孔15jと第2チェック孔15kとは、第1方向Pに沿って間隔を空けて設置される。第1チェック孔15jは、第2チェック孔15kに対し、第1方向Pの先端側に設置される。
第1カバー11が第1開方向(開方向)D1に回動すると、第1カバー11に連動して、第1連動部材155が第1方向Pの先端側へ移動する。その結果、第1ギア151が第1連動部材155と共に、第1方向Pの先端側へ移動する。第1開方向D1は、第1カバー11が開く方向を示す。
第1カバー11が第1閉方向(閉方向)D2に回動すると、第1カバー11に連動して、第1連動部材155が第1方向Pの後端側へ移動する。その結果、第1ギア151が第1連動部材155と共に、第1方向Pの後端側へ移動する。従って、第1ギア151は、第1カバー11の開閉動作に連動して移動する。第1閉方向D2は、第1カバー11が閉じる方向を示す。
第2ギア152は、対向部15aに対向する。第2ギア152は、第1ギア151の移動軌跡上に設置される。従って、第1ギア151が第1方向Pに沿って移動して第2ギア152を通過するとき、第2ギア152が第1ギア151に係合しつつ回動する。
第2ギア152が第1ギア151に係合しつつ回動するときの第2ギア152の回動方向を、回動方向Zと記載する。
第1回動方向Z1は、回動方向Zのうち、第1ギア151が第1方向Pの先端側に移動するときの第2ギア152の回動方向を示す。つまり、第1回動方向Z1は、回動方向Zのうち、第1カバー11が第1開方向D1に回動するときの第2ギア152の回動方向を示す。
第2回動方向Z2は、回動方向Zのうち、第1ギア151が第1方向Pの後端側に移動するときの第2ギア152の回動方向を示す。つまり、第2回動方向Z2は、回動方向Zのうち、第1カバー11が第1閉方向D2に回動するときの第2ギア152の回動方向を示す。
第3ギア153は、第2ギア152に対し幅方向Wに隣接する。第3ギア153は、回動方向Zに沿って回動する。
軸部158は、幅方向Wに沿って延びる。軸部158は、支持部14に取り付けられ、支持部14に支持される。軸部158は、第2ギア152と第3ギア153とを幅方向Wに沿って貫通する。軸部158は、第2ギア152と第3ギア153との各々を回動可能に支持する。第2ギア152と第3ギア153との各々は、軸部158を中心にして回動する。
第2連動部材156は、第2カバー12の下方に設置される。第2連動部材156は、支持部14から第2カバー12に向かって延びる形状を有する。第2連動部材156が延びる方向を、第2方向Qと記載する。第2連動部材156には第4ギア154が設置される。第2連動部材156は、第4ギア154と共に移動する。
第3ギア153は、第4ギア154と係合している。その結果、第3ギア153は、第4ギア154を介して第2連動部材156を支持している。第3ギア153が第4ギア154と係合しつつ回動すると、第2連動部材156が第2方向Qに沿って移動する。第3ギア153が第1回動方向Z1に回動すると、第2連動部材156が第2方向Qの先端側へ移動する。第3ギア153が第2回動方向Z2に回動すると、第2連動部材156が第2方向Qの後端側へ移動する。
第3チェック孔15mと第4チェック孔15nとの各々は、第2連動部材156に形成される。第3チェック孔15mと第4チェック孔15nとは、第2方向Qに沿って間隔を空けて設置される。第3チェック孔15mは、第4チェック孔15nに対し、第2方向Qの先端側に設置される。
次に、図6(a)〜図7(b)を参照してクラッチ機構157について説明する。図6(a)は、第2ギア152と第3ギア153との斜視図である。図6(b)〜図7(b)は、クラッチ機構157の斜視図である。
図6(a)〜図7(b)に示すように、クラッチ機構157は、第2ギア152と第3ギア153との間に介在する。クラッチ機構157は、固定部15cと、可動部15dと、付勢部15eとを有する。固定部15cは、摺動面15fと、係止面15gとを有する。摺動面15fと係止面15gとの各々は複数設けられる。本実施形態では、摺動面15fと係止面15gとは、それぞれ4つ設けられる。複数の摺動面15fと複数の係止面15gとは、回動方向Zに沿って、交互に設置される。
複数の摺動面15fは、回動方向Zに沿って並んでいる。隣り合う2つの摺動面15fの間には、段差が形成される。段差は、係止面15gを構成する。係止面15gは、回動方向Zに対し略垂直な面である。
固定部15cは、第2ギア152に設置される。固定部15cは、第2ギア152と共に回動する。固定部15cは、第2ギア152と第3ギア153との間に位置する。
可動部15dは、第3ギア153に回動自在に取り付けられる。可動部15dは、第3ギア153と共に回動する。
付勢部15eは、可動部15dの先端を固定部15cに向けて付勢する。その結果、可動部15dの先端が固定部15cに接触した状態を保持する。
第2ギア152が第1回動方向Z1に回動すると、可動部15dの先端が係止面15gに接触する。その結果、第3ギア153が、第2ギア152と共に第1回動方向Z1に回動する。
つまり、第2ギア152が第1回動方向Z1に回動すると、クラッチ機構157は、第2ギア152の回動を第3ギア153に伝達する。
第2ギア152が第2回動方向Z2に回動すると、可動部15dの先端が摺動面15fを摺動する。従って、第2ギア152に対する第3ギア153の回動が許容される。その結果、第2ギア152を第2回動方向Z2に回動させつつ、第3ギア153を回動させないことが可能となる。
つまり、第2ギア152が第2回動方向Z2に回動すると、クラッチ機構157は、第2ギア152の回動を第3ギア153に伝達しない。
第3ギア153が第1回動方向Z1に回動すると、可動部15dの先端が摺動面15fを摺動する。従って、第3ギア153に対する第2ギア152の回動が許容される。その結果、第3ギア153を第1回動方向Z1に回動させつつ、第2ギア152を回動させないことが可能となる。
つまり、第3ギア153が第1回動方向Z1に回動すると、クラッチ機構157は、第3ギア153の回動を第2ギア152に伝達しない。
第3ギア153が第2回動方向Z2に回動すると、可動部15dの先端が係止面15gに接触する。その結果、第2ギア152が、第3ギア153と共に第2回動方向Z2に回動する。
つまり、第3ギア153が第2回動方向Z2に回動すると、クラッチ機構157は、第3ギア153の回動を第2ギア152に伝達する。
次に、図8(a)及び図8(b)を参照して、ストッパー機構16について説明する。図8(a)は、第1カバー11が閉じたときの連動機構13を示す図である。図8(b)は、第1カバー11が開いたときの連動機構13を示す図である。
図8(a)及び図8(b)に示すように、連動機構13は、ストッパー機構16をさらに備える。ストッパー機構16は、第1係止部161と、第2係止部162とを有する。第1係止部161は、第1連動部材155に形成され、第1方向Pに対し交差する方向に突出する。本実施形態では、第1係止部161は、上方向に突出する。また、本実施形態では、第1係止部161は、第1連動部材155の後端部に位置する。後端部は、第1方向Pの後端側の端部を示す。第1係止部161は、第1連動部材155と共に移動する。
第2係止部162は、支持部14に形成される。本実施形態では、第2係止部162は、支持部14の第2部材142に形成される。第1係止部161の移動軌跡上に、第2係止部162が設置される。また、第2係止部162は、第1係止部161よりも第1方向Pの先端側に設置される。
第1カバー11が第1開方向D1に回動するとき、第1係止部161は第1連動部材155と共に第1方向Pの先端側へ移動する。そして、第1係止部161が第2係止部162に接触する。その結果、第1カバー11が、第1開方向D1へ回動できなくなる。従って、第1係止部161が第2係止部162に接触するときの第1カバー11の回動角度が、第1カバー11の第1最大回動角度(最大回動角度)γとなる。
なお、第1カバー11の回動角度は、第1カバー11が第1開方向D1に回動するときの筐体2に対する第1カバー11の回動角度を示す。
次に、図9、及び、図10(a)〜図10(c)を参照して、第1カバー11の回動角度と、第2ギア152の位置との関係について説明する。図9は、画像形成装置1の側面図を示す。図10(a)は、第1領域U1に位置する第2ギア152を示す。
図9及び図10(a)に示すように、第1カバー11の回動角度が第1角度範囲内のとき、第2ギア152が第1領域U1に位置する。第1角度範囲は、0度以上、α度未満の範囲を示す。0度は、第1カバー11を閉じたときの第1カバー11の回動角度を示す。α度は、第1領域U1と連動領域Uとの境界部に第2ギア152が位置するときの、第1カバー11の回動角度を示す。α度は、0度よりも大きい実数である。従って、第1カバー11の回動角度が第1角度範囲内のとき、第1カバー11が第2ギア152に係合しない。
図10(b)は、連動領域Uに位置する第2ギア152を示す。
図9及び図10(b)に示すように、第1カバー11の回動角度が連動角度範囲内のとき、第2ギア152が連動領域Uに位置する。連動角度範囲は、α度以上、β度以下の範囲を示す。従って、α度は、連動角度範囲の最小値を示す。β度は、連動角度範囲の最大値を示す。また、β度は、連動領域Uと第2領域U2との境界部に第2ギア152が位置するときの、第1カバー11の回動角度を示す。β度は、α度よりも大きい実数である。従って、第1カバー11の回動角度が連動角度範囲内のとき、第1カバー11が第2ギア152に係合する。
図10(c)は、第2領域U2に位置する第2ギア152を示す。
図9及び図10(c)に示すように、第1カバー11の回動角度が第2角度範囲内のとき、第2ギア152が第2領域U2に位置する。第2角度範囲は、β度より大きく、第1最大回動角度γ以下の範囲を示す。第1最大回動角度γは、β度よりも大きい実数である。従って、第1カバー11の回動角度が第2角度範囲内のとき、第1カバー11が第2ギア152に係合しない。
次に、図5、図9、図10(a)〜図10(c)、図11、図12(a)、及び図12(b)を参照して、第2カバー12が閉じた状態で、第1カバー11が第1開方向D1に回動するときの第2カバー12の動作について説明する。この場合、第1カバー11の回動角度の範囲は、第1角度範囲、連動角度範囲、及び第2角度範囲の順に変化する。従って、第1連動部材155は、第1方向Pの先端側に移動する。図11は、第1カバー11の動作と第2カバー12の動作との関係を示す図である。図12(a)は、第2カバー12が閉じた状態を示す連動機構13の側面図である。図12(b)は、第2カバー12が開いた状態を示す連動機構13の側面図である。以下、(1−1)〜(1−3)の順に説明する。
(1−1)図9、図10(a)、図11、及び図12(a)に示すように、第1カバー11の回動角度が第1角度範囲内のとき、第1ギア151は第2ギア152と係合しない。従って、第1カバー11が第1開方向D1に回動し、第1連動部材155が第1方向Pの先端側に移動しても、第2ギア152が回動しない。
従って、第1カバー11の回動角度が第1角度範囲内のとき、第1カバー11が第1開方向D1に回動すると、連動機構13は、第1カバー11に第2カバー12を連動させない。その結果、第2カバー12は閉じた状態を保持する。
(1−2)図5、図9、図10(b)、図11、及び図12(b)に示すように、第1カバー11の回動角度が連動角度範囲内のとき、第1ギア151は第2ギア152と係合する。この場合、第1カバー11が第1開方向D1に回動し、第1連動部材155が第1方向Pの先端側に移動すると、第2ギア152が第1回動方向Z1に回動する。そして、クラッチ機構157は、第2ギア152の回動を第3ギア153に伝達する。その結果、第3ギア153は、第4ギア154に係合しつつ第1回動方向Z1に回動する。そして、第2連動部材156が第2方向Qの先端側へ移動する。その結果、第2連動部材156の押圧力で第2カバー12が押し上げられて開く。つまり、第3ギア153が第4ギア154に係合しつつ回動して、第4ギア154(第2連動部材156)が移動すると、第4ギア154に連動して第2カバー12が開く。
従って、第1カバー11の回動角度が連動角度範囲内のとき、第1カバー11が第1開方向D1に回動すると、連動機構13は、第1カバー11に第2カバー12を連動させて第2カバー12を開く。
(1−3)図9、図10(c)、図11、及び図12(b)に示すように、第1カバー11の回動角度が第2角度範囲内のとき、第1ギア151は第2ギア152と係合しない。従って、第1カバー11が第1開方向D1に回動し、第1連動部材155が第1方向Pの先端側に移動しても、第2ギア152が回動しない。
従って、第1カバー11の回動角度が第2角度範囲内のとき、第1カバー11が第1開方向D1に回動すると、連動機構13は、第1カバー11に第2カバー12を連動させない。その結果、第2カバー12は開いた状態を保持する。
以上、図5、図9、図10(a)〜図10(c)、図11、図12(a)、及び図12(b)を参照して説明したように、第1カバー11が開くと、第1カバー11に連動して第2カバー12が開く。その結果、ユーザーは、第1カバー11と第2カバー12とのうち第2カバー12の存在を認識することが可能となる。ユーザーは、第2カバー12の存在を認識すると、第1カバー11のみならず第2カバー12も開けて、装置のメンテナンス作業を行うことが可能となる。
図12(a)及び図12(b)に示すように、第2カバー12が閉じているときの第2カバー12の回動角度は0度である。
第2カバー12の最大連動角度δは、第1カバー11に連動して第2カバー12が開くときの第2カバー12の回動角度の最大値を示す。つまり、第2カバー12の最大連動角度δは、第2連動部材156が第2カバー12を押し上げるときの第2カバー12の回動角度の最大値を示す。
第2カバー12の第2最大回動角度εは、第2カバー12が第2開方向E1に限界まで回動したときの第2カバー12の回動角度を示す。第2開方向E1は、第2カバー12が開く方向を示す。
第2カバー12の最大連動角度δは、第2カバー12の存在にユーザーが気づく程度の大きさを有していればよい。第2カバー12の最大連動角度δは、例えば、10度である。
第2カバー12の最大連動角度δは、第2カバー12の第2最大回動角度εよりも小さい。従って、第1カバー11に連動して第2カバー12が最大連動角度δまで回動した後、ユーザーは、第2カバー12を第2最大回動角度εまでさらに回動させてから、装置のメンテナンス作業を行う。
図5、図10(b)、及び図12(b)に示すように、第2カバー12の最大連動角度δは、調整することができる。
例えば、第1ギア151の設置領域を第1方向Pに沿って拡大し、かつ、第4ギア154の設置領域を第2方向Qに沿って拡大すると、最大連動角度δが大きくなる。
これに対し、第1ギア151の設置領域を第1方向Pに沿って縮小し、又は、第4ギア154の設置領域を第2方向Qに沿って縮小すると、最大連動角度δが小さくなる。
その結果、第2カバー12の最大連動角度δを任意に調整することが可能となる。
続いて、図5、図9、図10(a)〜図10(c)、及び図11を参照して、第2カバー12が閉じた状態で、第1カバー11が第1閉方向D2に回動するときの第2カバー12の動作について説明する。この場合、第1カバー11の回動角度の範囲は、第2角度範囲、連動角度範囲、及び第1角度範囲の順に変化する。従って、第1連動部材155は、第1方向Pの後端側に移動する。以下、(2−1)〜(2−3)の順に説明する。
(2−1)図9、図10(c)、及び図11に示すように、第1カバー11の回動角度が第2角度範囲内のとき、第1ギア151は第2ギア152と係合しない。従って、第1カバー11が第1閉方向D2に回動し、第1連動部材155が第1方向Pの後端側に移動しても、第2ギア152が回動しない。
従って、第1カバー11の回動角度が第2角度範囲内のとき、第1カバー11が第1閉方向D2に回動すると、連動機構13は、第1カバー11に第2カバー12を連動させない。その結果、第2カバー12が閉じた状態を保持する。
(2−2)図5、図9、図10(b)、及び図11に示すように、第1カバー11の回動角度が連動角度範囲内のとき、第1ギア151は第2ギア152と係合する。この場合、第1カバー11が第1閉方向D2に回動し、第1連動部材155が第1方向Pの後端側に移動すると、第2ギア152が第2回動方向Z2に回動する。しかし、クラッチ機構157は、第2ギア152の回動を第3ギア153に伝達しない。従って、第2ギア152が第2回動方向Z2に回動しても、第3ギア153が回動しない。
従って、第1カバー11の回動角度が連動角度範囲内のとき、第1カバー11が第1閉方向D2に回動すると、連動機構13は、第1カバー11に第2カバー12を連動させない。その結果、第2カバー12が閉じた状態を保持する。
(2−3)図9、図10(a)、及び図11に示すように、第1カバー11の回動角度が第1角度範囲内のとき、第1ギア151は第2ギア152と係合しない。従って、第1カバー11が第1閉方向D2に回動し、第1連動部材155が第1方向Pの後端側に移動しても、第2ギア152が回動しない。
従って、第1カバー11の回動角度が第1角度範囲内のとき、第1カバー11が第1閉方向D2に回動すると、連動機構13は、第1カバー11に第2カバー12を連動させない。その結果、第2カバー12が閉じた状態を保持する。
従って、(2−1)、(2−2)、及び(2−3)に示すように、第1カバー11が第1閉方向D2に回動するとき、連動機構13は、第1カバー11に第2カバー12を連動させない。その結果、第2カバー12が閉じている状態を保持しつつ、第1カバー11を閉じることが可能となる。
なお、第2カバー12が開いた状態で、第1カバー11が第1閉方向D2に回動するとき、クラッチ機構157に生じる摩擦力によって、第2カバー12が第2閉方向E2に回動する場合がある。第2閉方向E2は、第2カバー12が閉じる方向を示す。この場合も、連動機構13が、第1カバー11に第2カバー12を連動させない場合に含まれる。クラッチ機構157に生じる摩擦力は、第3ギア153に対し第2ギア152が第2回動方向Z2に回動する際に、可動部15dの先端と摺動面15fとの間に生じる摩擦力を示す(図7(a)参照)。従って、第1カバー11が第1閉方向D2に回動するとき、第2カバー12の回動角度に関係なく、連動機構13は、第1カバー11に第2カバー12を連動させない。
また、(1−2)に示すように、第1カバー11の回動角度が連動角度範囲内のとき、第1カバー11が第1開方向D1に回動すると、第2ギア152が第1ギア151に係合しつつ回動する。その結果、第2ギア152を回動させるための負荷が発生する。第2ギア152を回動させるための負荷は、第1カバー11の回動に対する制動力として作用する。従って、連動機構13は回動中の第1カバー11に対して制動力を付与する。詳細には、連動機構13は第1開方向D1に回動中の第1カバー11に対して制動力を付与する。その結果、第1カバー11が開く際に、第1カバー11の回動の勢いを減殺することができる。その結果、マルチトレイのような第1カバー11に取り付けられる部材が、第1カバー11から外れることを抑制することができる。
また、(2−2)に示すように、第1カバー11の回動角度が連動角度範囲内のとき、第1カバー11が第1閉方向D2に回動すると、第2ギア152が第1ギア151に係合しつつ回動する。このとき、連動機構13は回動中の第1カバー11に対して制動力を付与する。詳細には、連動機構13は第1閉方向D2に回動中の第1カバー11に対して制動力を付与する。その結果、第1カバー11が閉じる際に、第1カバー11の回動の勢いを減殺することができる。その結果、マルチトレイのような第1カバー11に取り付けられる部材が、第1カバー11から外れることを抑制することができる。
また、(1−1)、(1−3)、(2−1)、及び(2−3)に示すように、第1カバー11の回動角度が連動角度範囲外のとき、連動機構13は、第1カバー11に第2カバー12を連動させない。連動角度範囲外とは、第1カバー11の回動角度が第1角度範囲内又は第2角度範囲内であることを示す。
また、第1カバー11の回動角度が連動角度範囲外のとき、第1ギア151と第2ギア152とが係合しない。従って、第1カバー11の回動角度が連動角度範囲外のとき、連動機構13は回動中の第1カバー11に対して制動力を付与しない。従って、第1カバー11の開閉をスムーズに行わせることができる。その結果、第1カバー11に制動力が付与される範囲を連動角度範囲に限定し、第1カバー11の回動の勢いを減殺する効果と、第1カバー11の開閉をスムーズに行う効果とを両立させることができる。
次に、図5、図9、図10(a)〜図10(c)、及び、図13を参照して、第2カバー12が第2開方向E1に回動するときの第1カバー11の動作について説明する。以下、(3−1)〜(3−3)の順に説明する。
(3−1)図5、図9、図10(a)〜図10(c)、及び、図13に示すように、第1カバー11の回動角度が、第1角度範囲内のとき、第1カバー11が第2カバー12に連動しない。
(3−2)第1カバー11の回動角度が、連動角度範囲内のとき、第1カバー11が第2カバー12に連動しない。
(3−3)第1カバー11の回動角度が、第2角度範囲内のとき、第1カバー11が第2カバー12に連動しない。
従って、第1カバー11の回動角度が、第1角度範囲、連動角度範囲、及び、第2角度範囲のうちのいずれの範囲内である場合でも、第2カバー12が第2開方向E1に回動するとき、第1カバー11が第2カバー12に連動しない。第2カバー12と第2連動部材156とは、別体であり、互いに連結されていないからである。
従って、第2カバー12が第2開方向E1に回動するとき、連動機構13は、第2カバー12に第1カバー11を連動させない。その結果、第1カバー11の回動角度を変更することなく、第2カバー12を開けることができる。例えば、第1カバー11の閉じた状態を保持しつつ、第2カバー12を開けることができる。
次に、図5、図9、図10(a)〜図10(c)、及び、図13を参照して、第1カバー11が開いている状態で、第2カバー12が第2閉方向E2に回動するときの第1カバー11の動作について説明する。以下、(4−1)〜(4−3)の順に説明する。
(4−1)図9、図10(a)、及び、図13に示すように、第1カバー11の回動角度が第1角度範囲内のとき、第1ギア151は第2ギア152と係合しない。
従って、第1カバー11の回動角度が第1角度範囲内のとき、第2カバー12が第2閉方向E2に回動すると、連動機構13は、第2カバー12に第1カバー11を連動させない。
(4−2)図5、図9、図10(b)、及び、図13に示すように、第1カバー11の回動角度が連動角度範囲内のとき、第1ギア151は第2ギア152と係合する。この場合、第2カバー12が第2閉方向E2に回動すると、第2連動部材156が第2方向Qの後端側へ移動する。その結果、第3ギア153が第2回動方向Z2に回動する。そして、クラッチ機構157が、第3ギア153の回動を第2ギア152に伝達する。その結果、第2ギア152が第1ギア151に係合しつつ、第2回動方向Z2に回動する。その結果、第1連動部材155が第1方向Pの後端側へ移動し、第1カバー11を第1閉方向D2に回動する。
従って、第1カバー11の回動角度が第2角度範囲内のとき、第2カバー12が第2閉方向E2に回動すると、連動機構13は、第2カバー12に第1カバー11を連動させて、第1カバー11を第1閉方向D2に回動する。
(4−3)図9、図10(c)、及び、図13に示すように、第1カバー11の回動角度が第2角度範囲内のとき、第1ギア151は第2ギア152と係合しない。
従って、第1カバー11の回動角度が第2角度範囲内のとき、第2カバー12が第2閉方向E2に回動すると、連動機構13は、第2カバー12に第1カバー11を連動させない。
従って、(3−1)、(3−3)、(4−1)、及び(4−3)に示すように、第1カバー11の回動角度が連動角度範囲外のとき、連動機構13は、第2カバー12に第1カバー11を連動させない。従って、第2カバー12を単独で開閉することが可能となる。つまり、第2カバー12に第1カバー11を連動させることなく、第2カバー12を開閉することが可能となる。例えば、第1カバー11が閉じた状態を保持しつつ、第2カバー12を開閉することが可能となる。また、第1カバー11が開いた状態を保持しつつ、第2カバー12を開閉することが可能となる。その結果、ユーザーは、第2カバー12を必要に応じて開閉し、装置のメンテナンス作業を円滑に行うことが可能となる。
また、(1−1)、(1−3)、(2−1)、(2−3)、(3−1)、(3−3)、(4−1)、及び(4−3)に示すように、第1カバー11の回動角度が連動角度範囲外のとき、連動機構13は、第1カバー11に第2カバー12を連動させず、かつ、第2カバー12に第1カバー11を連動させない。従って、第1カバー11と第2カバー12とのうちの一方に対して他方を連動させること無く、第1カバー11と第2カバー12との各々を単独で回動させることができる。その結果、第1カバー11の回動角度が連動角度範囲外のとき、ユーザーは、第1カバー11の回動角度と第2カバー12の回動角度との各々を単独で調整することができる。
次に、図14(a)、及び、図14(b)を参照して、連動機構13の組み立て精度のチェックを行うための構成について説明する。図14(a)は、第1カバー11が閉じているときの連動機構13の側面図である。図14(b)は、第1カバー11が開いているときの連動機構13の側面図である。
図14(a)に示すように、支持部14は、第5チェック孔14aと、第6チェック孔14bとをさらに有する。第5チェック孔14aと第6チェック孔14bとの各々は、第1部材141に形成される。第5チェック孔14aは、第1連動部材155の組み立て精度をチェックするために使用される。第6チェック孔14bは、第2連動部材156の組み立て精度をチェックするために使用される。連動機構13には、合格品の連動機構13と、不合格品の連動機構13とが含まれる。合格品の連動機構13は、組み立て精度が合格と判定された連動機構13を示す。不合格品の連動機構13は、組み立て精度が不合格と判定された連動機構13を示す。
合格品の連動機構13の場合、第1カバー11が閉じると、第5チェック孔14aと第1チェック孔15jとが重なって見え、かつ、第6チェック孔14bと第3チェック孔15mとが重なって見える。また、不合格品の連動機構13の場合、第1カバー11が閉じると、第5チェック孔14aと第1チェック孔15jとが重なって見えず、又は、第6チェック孔14bと第3チェック孔15mとが重なって見えない。
図14(b)に示すように、合格品の連動機構13の場合、第1カバー11が開くと、第5チェック孔14aと第2チェック孔15kとが重なって見え、かつ、第6チェック孔14bと第4チェック孔15nとが重なって見える。また、不合格品の連動機構13の場合、第1カバー11が開くと、第5チェック孔14aと第2チェック孔15kとが重なって見えず、又は、第6チェック孔14bと第4チェック孔15nとが重なって見えない。
以上、図14(a)、及び、図14(b)を参照して説明したように、第1連動部材155に第1チェック孔15jと第2チェック孔15kとを形成する。また、第2連動部材156に第3チェック孔15mと第4チェック孔15nとを形成する。また、第1部材141に第5チェック孔14aと第6チェック孔14bとを形成する。従って、連動機構13の組み立てを容易にするために、支持部14で本体部15を支持するように構成した場合でも、支持部14の外部から、連動機構13の組み立て精度のチェックを行うことが可能となる。
以上、図面(図1〜図14(b))を参照しながら本発明の実施形態について説明した。但し、本発明は、上記の実施形態に限られるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々の態様において実施することが可能である(例えば、(1)〜(3))。また、上記の実施形態に開示されている複数の構成要素を適宜組み合わせることによって、種々の発明の形成が可能である。例えば、実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。図面は、理解しやすくするために、それぞれの構成要素を主体に模式的に示しており、図示された各構成要素の個数等は、図面作成の都合から実際とは異なる場合もある。また、上記の実施形態で示す各構成要素は一例であって、特に限定されるものではなく、本発明の効果から実質的に逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。
(1)本実施形態では、画像形成装置1がトナー像をシートに形成する。しかし、本発明はこれに限定されない。画像形成装置1は、シートに画像を形成する機能を有していればよい。画像形成装置1は、例えば、インクジェット方式のプリンターであってもよい。また、画像形成装置1は、プリンター単体に限らず、複写機、ファクシミリ装置、及び複合機でもよい。
(2)本実施形態では、第2カバー12と第2連動部材156とは、別体であり、互いに連結されていない。しかし、本発明はこれに限定されない。第2カバー12と第2連動部材156とが互いに連結されていてもよい。その結果、第1カバー11が開くと、第2カバー12が開くので、ユーザーは、第1カバー11と第2カバー12との各々を開けた状態で装置のメンテナンス作業を行うことが可能となる。なお、第2カバー12と第2連動部材156とが互いに連結される場合も、連動機構13は、(1−1)〜(4−3)の構成を有する。
(3)本実施形態では、第1カバー11が前面カバーを示し、第2カバー12が上面カバーを示す。しかし、本発明はこれに限定されない。第1カバー11と第2カバー12との各々は、装置のメンテナンス作業で使用されるカバーであればよい。従って、筐体2に対する第1カバー11と第2カバー12との各々の設置箇所は特に限定されない。また、画像形成装置1は、3つ以上のカバーを有していてもよい。
本発明は、シートに画像を形成する画像形成装置の分野に利用可能である。
1 画像形成装置
2 筐体
7 画像形成部
11 第1カバー
12 第2カバー
13 連動機構
151 第1ギア
152 第2ギア
153 第3ギア
154 第4ギア
157 クラッチ機構

Claims (7)

  1. シートに画像を形成する画像形成部と、
    前記画像形成部を収容する筐体と、
    前記筐体に回動自在に連結される第1カバーと、
    前記筐体に回動自在に連結される第2カバーと、
    前記第1カバー及び前記第2カバーのうちの一方に他方を連動させることが可能な連動機構と
    を備え、
    前記第1カバーの回動角度が連動角度範囲内のとき、前記第1カバーが開方向に回動すると、前記連動機構は、前記第1カバーに前記第2カバーを連動させて前記第2カバーを開き、
    前記開方向は、前記第1カバーが開く方向を示し、
    前記第1カバーの回動角度が前記連動角度範囲外のとき、前記連動機構は、前記第2カバーに前記第1カバーを連動させず、
    前記連動角度範囲外を示す角度範囲は、第1角度範囲と、第2角度範囲とを含み、
    前記第1カバーが閉じたときの前記第1カバーの回動角度は、0度を示し、
    前記第1角度範囲は、0度以上、前記連動角度範囲の最小値未満の範囲を示し、
    前記第2角度範囲は、前記連動角度範囲の最大値よりも大きく、前記第1カバーの最大回動角度以下の範囲を示す、画像形成装置。
  2. 前記第1カバーが閉方向に回動するとき、前記連動機構は、前記第1カバーに前記第2カバーを連動させず、
    前記閉方向は、前記第1カバーが閉じる方向を示す、請求項1記載の画像形成装置。
  3. シートに画像を形成する画像形成部と、
    前記画像形成部を収容する筐体と、
    前記筐体に回動自在に連結される第1カバーと、
    前記筐体に回動自在に連結される第2カバーと、
    前記第1カバー及び前記第2カバーのうちの一方に他方を連動させることが可能な連動機構と
    を備え、
    前記第1カバーの回動角度が連動角度範囲内のとき、前記第1カバーが開方向に回動すると、前記連動機構は、前記第1カバーに前記第2カバーを連動させて前記第2カバーを開き、
    前記開方向は、前記第1カバーが開く方向を示し、
    前記第1カバーの回動角度が前記連動角度範囲外のとき、前記連動機構は、前記第2カバーに前記第1カバーを連動させず、
    前記第1カバーが閉方向に回動するとき、前記連動機構は、前記第1カバーに前記第2カバーを連動させず、
    前記閉方向は、前記第1カバーが閉じる方向を示す、画像形成装置。
  4. 前記連動機構は、
    前記第1カバーの開閉動作に連動して移動する第1ギアと、
    前記第1ギアに係合可能な第2ギアと、
    前記第2ギアと一体回動可能な第3ギアと、
    前記第3ギアに係合可能な第4ギアと
    を備え、
    前記第3ギアが前記第4ギアに係合しつつ回動して、前記第4ギアが移動すると、前記第4ギアに連動して前記第2カバーが開き、
    前記第1カバーの回動角度が前記連動角度範囲内のとき、前記第1ギアと前記第2ギアとが係合し、
    前記第1カバーの回動角度が前記連動角度範囲外のとき、前記第1ギアと前記第2ギアとが係合しない、請求項1〜請求項のいずれか一項に記載の画像形成装置。
  5. シートに画像を形成する画像形成部と、
    前記画像形成部を収容する筐体と、
    前記筐体に回動自在に連結される第1カバーと、
    前記筐体に回動自在に連結される第2カバーと、
    前記第1カバー及び前記第2カバーのうちの一方に他方を連動させることが可能な連動機構と
    を備え、
    前記第1カバーの回動角度が連動角度範囲内のとき、前記第1カバーが開方向に回動すると、前記連動機構は、前記第1カバーに前記第2カバーを連動させて前記第2カバーを開き、
    前記開方向は、前記第1カバーが開く方向を示し、
    前記第1カバーの回動角度が前記連動角度範囲外のとき、前記連動機構は、前記第2カバーに前記第1カバーを連動させず、
    前記連動機構は、
    前記第1カバーの開閉動作に連動して移動する第1ギアと、
    前記第1ギアに係合可能な第2ギアと、
    前記第2ギアと一体回動可能な第3ギアと、
    前記第3ギアに係合可能な第4ギアと
    を備え、
    前記第3ギアが前記第4ギアに係合しつつ回動して、前記第4ギアが移動すると、前記第4ギアに連動して前記第2カバーが開き、
    前記第1カバーの回動角度が前記連動角度範囲内のとき、前記第1ギアと前記第2ギアとが係合し、
    前記第1カバーの回動角度が前記連動角度範囲外のとき、前記第1ギアと前記第2ギアとが係合しない、画像形成装置。
  6. 前記連動機構は、前記第2ギアと前記第3ギアとの間に介在するクラッチ機構をさらに備え、
    前記クラッチ機構は、
    前記第1カバーが前記開方向に回動するとき、前記第2ギアに連動させて前記第3ギアを回動させ、
    前記第1カバーが閉方向に回動するとき、前記第2ギアに対する前記第3ギアの回動を許容し、
    前記閉方向は、前記第1カバーが閉じる方向を示す、請求項4又は請求項5に記載の画像形成装置。
  7. 前記第1カバーの回動角度が前記連動角度範囲内のとき、前記第1カバーが前記開方向に回動すると、前記連動機構は前記回動中の前記第1カバーに対して制動力を付与する、請求項1〜請求項6のいずれか一項に記載の画像形成装置。
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