JP6735399B1 - 治具、手持用電動工具および鉄筋の端面加工方法 - Google Patents
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Description
本願の治具は、鉄筋の端面を切削するために鉄筋の端部に取り付けられる治具である。治具は、中空筒状の形状を有し、鉄筋を挿入するための第1貫通孔が一方の端面から他方の端面に至るように形成されている第1部材と、第1部材の第1貫通孔の内部に露出するように第1部材に設置され、鉄筋の第1部材に対する相対的な移動を規制する弾性部材と、を備える。
次に、本発明の治具の一実施の形態を、図面を参照しつつ説明する。以下の図面において同一または相当する部分には同一の参照番号を付しその説明は繰返さない。
まず、図1〜図3を参照して実施の形態1について説明する。図1は、実施の形態1における治具の構造を示す概略斜視図である。図2は、図1の線分A−Aに沿って切断した場合の断面図である。
鉄筋60の外径に合わせて治具1から第2部材10を取り除いてもよい。図9において、実施の形態1における治具1の変形例を示す。図9を参照して、第2部材10を取り除くことで、図5、図6および図8に示す鉄筋60よりも外径が大きい鉄筋60を第1部材20の第1端面21側から第1貫通孔23に挿入することができる。また、図5、図6および図8に示す鉄筋60よりも外径が小さい鉄筋60を加工する場合は、図5、図6および図8に示す第2部材10よりも内径の小さい第2部材10を採用してもよい。このようにすることで、外径の異なる複数の鉄筋60に対しても、本実施の形態における治具1を用いて、容易に鉄筋60の端面61を加工することができる。
次に、本発明の治具1の他の実施の形態である実施の形態2について説明する。その他の実施の形態における治具1は、基本的に実施の形態1と同様の構成を有し、同様の効果を奏する。しかしながら、その他の実施の形態においては、弾性部材40の形状や設置状態が実施の形態1の場合と異なっている。以下、実施の形態1と異なる点について主に説明する。
次に、本発明の手持用電動工具について説明する。図13および図14において、実施の形態3における手持用電動工具を示す。なお、図14においては、第1部材20および第2部材10を断面にて、他の部品を平面視にて示した概略図である。
Claims (8)
- 鉄筋の端面を切削するために前記鉄筋の端部に取り付けられる治具であって、
中空筒状の形状を有し、前記鉄筋を挿入するための第1貫通孔が一方の端面から他方の端面に至るように形成されている第1部材と、
前記第1部材の前記第1貫通孔の内部に露出するように前記第1部材に設置され、前記鉄筋の前記第1部材に対する相対的な移動を規制する弾性部材と、を備える、治具。 - 複数の前記弾性部材を備える、請求項1に記載の治具。
- 前記第1部材に取り付けられており、前記弾性部材を保持するクランプ機構をさらに備え、
前記鉄筋の前記第1部材に対する相対的な移動の規制が前記弾性部材により実現されている状態、および前記弾性部材による前記規制が解除されている状態を選択的に取り得るように、前記弾性部材が前記クランプ機構に保持されている、請求項1または請求項2に記載の治具。 - 前記第1部材には、前記第1貫通孔を取り囲む壁を厚み方向に貫通し、前記クランプ機構に保持された前記弾性部材を挿入可能な第2貫通孔が形成されており、
前記弾性部材により、前記鉄筋の前記第1部材に対する相対的な移動が規制されている状態において、前記第1貫通孔の内部に前記弾性部材が露出するように前記第2貫通孔を介して前記弾性部材が前記クランプ機構に保持されている、請求項3に記載の治具。 - 中空筒状の形状を有し、前記鉄筋を挿入するための第3貫通孔が一方の端面から他方の端面に至るように形成されている第2部材をさらに備え、
前記第2部材は、前記第1貫通孔に少なくとも一部が挿入されており、前記第2部材の外周面と、前記第1部材の内周面とは対向するように配置されており、
前記第2部材は、前記第1部材の内径に対応する外径と、前記鉄筋の外径に対応する内径と、を有する、請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の治具。 - 請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の治具と、
前記治具における前記第1部材の前記他方の端面に接続される本体部と、を備え、
前記本体部は、フラットドリルまたはエンドミルである切削部材の先端が、前記第1貫通孔の内部に位置するように前記切削部材を保持することが可能な保持部を含む、手持用電動工具。 - 鉄筋を準備する工程と、
請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の治具を、前記治具の一方の端面側から前記第1貫通孔に前記鉄筋を挿入した状態で、前記鉄筋の端部に取り付ける工程と、
前記鉄筋の端面を、フラットドリルまたはエンドミルを用いて切削する工程と、を含む、鉄筋の端面加工方法であって、
前記鉄筋の端面を切削する工程では、前記フラットドリルまたは前記エンドミルを前記
他方の端面側から前記第1貫通孔に挿入した状態で、前記フラットドリルまたは前記エン
ドミルによって前記鉄筋の端面を切削する、鉄筋の端面加工方法。 - 前記治具を前記鉄筋の端部に取り付ける工程では、請求項6に記載の手持用電動工具における治具が、前記鉄筋の端部に取り付けられる、請求項7に記載の鉄筋の端面加工方法。
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JP2019145321A JP6735399B1 (ja) | 2019-08-07 | 2019-08-07 | 治具、手持用電動工具および鉄筋の端面加工方法 |
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