JP6734211B2 - 異種品検出装置 - Google Patents
異種品検出装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP6734211B2 JP6734211B2 JP2017030349A JP2017030349A JP6734211B2 JP 6734211 B2 JP6734211 B2 JP 6734211B2 JP 2017030349 A JP2017030349 A JP 2017030349A JP 2017030349 A JP2017030349 A JP 2017030349A JP 6734211 B2 JP6734211 B2 JP 6734211B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- spectrum data
- representative
- camera
- output
- value
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Images
Landscapes
- Investigating Materials By The Use Of Optical Means Adapted For Particular Applications (AREA)
Description
本発明は、上記未解決の問題に着目してなされたものであり、検出精度をより向上させることの可能な異種品検出装置を提供することを目的としている。
なお、以下の詳細な説明では、本発明の実施形態の完全な理解を提供するように多くの特定の具体的な構成について記載されている。しかしながら、このような特定の具体的な構成に限定されることなく他の実施態様が実施できることは明らかである。また、以下の実施形態は、特許請求の範囲に係る発明を限定するものではない。また、実施形態の中で説明されている特徴の組み合わせの全てが発明の解決手段に必須であるとは限らない。
図1(a)に示すように、異種品検出装置100は、対象物Tに対して近赤外線を照射する照明11と、分光画像を撮影する分光カメラ(撮影部)12と、分光カメラ12により撮影した分光画像をもとに主成分分析を行う処理部13と、を備える。
搬送機2は予め設定した速度で樹脂シート1を搬送し、搬送速度等に基づいて樹脂シート1上の対象物Tが、分光カメラ12の視野内に達するタイミングを検出し、検出したタイミングで分光カメラ12に対してトリガ信号を出力する。
CCDカメラやCMOSカメラ等(以後、撮像装置ともいう。)では、暗い被写体を撮像した時に、コントラストが出やすくすること、明るい被写体を撮像した時に飽和しにくくすること、また、映像信号がマイナスにならない様にすること、等の目的で、入力光量に対する出力輝度値を線形とせず、バイアスを加えると共に、暗部では入力光量に対する出力輝度値の変化を大きくし、明部では入力光量に対する出力輝度値を小さくする等の非線形性を持たせている。図2に撮像装置の、入力光量に対する出力輝度値の特性(つまり、カメラ感度特性)の一例を示す。図2において横軸は入力光量、縦軸は出力輝度値を表す。
図4の場合、4つの角度、つまり、同一対象物T上の異なる位置からの反射強度は、本来定数倍となるため、いずれかのスペクトルデータに揃える。例えば最も反射効率のよい明るいスペクトルデータに、他の角度におけるスペクトルデータの出力輝度値を定数倍することによって揃えて平均をとることで、対象物T本来の反射強度の平均からなるスペクトルデータを得ることができるはずである。
そこで、図2のカメラ感度特性から、出力輝度値を入力光量へ変換する特性として、図7に示す特性図を求める。図7において横軸は出力輝度値、縦軸は入力光量である。
図6と図8とを比較すると、線形性補正を行った図8の方が、図5に示す、異なる角度におけるスペクトルデータの反射強度を重ね合わせたときの特性を再現していることがわかる。図6に示すスペクトルデータと、図8に示すスペクトルデータとについて誤差を評価した結果を図9に示す。図9において、横軸は波長〔nm〕、縦軸は誤差〔%〕である。
以上から、処理部13では、分光カメラ12から得られるスペクトルデータに基づき、対象物T毎にスペクトルデータの代表値を求め、このスペクトルデータの代表値に対してカメラ感度特性の補正を行い、この補正後のスペクトルデータの代表値を、対象物T毎の代表スペクトルデータとして主成分分析を行う。
搬送される対象物Tに対する検査が開始されると、搬送機2では、例えば錠剤等の対象物Tの搬送速度等に基づいて、対象物T全体が分光カメラ12の視野内に到達するタイミングでトリガ信号を分光カメラ12に出力する。これにより、分光カメラ12の視野内に対象物Tが到達した時点で、分光カメラ12が撮影を行い(ステップS1)、対象物T全体の分光画像が撮影される。
そして、ステップS1に戻って、次にトリガ信号が入力されるタイミングで分光カメラ12が撮影を行い、以後、ステップS2からステップS4の処理を行い、ステップS5又はステップS6に移行し、この処理を繰り返し行う。これにより、搬送される対象物Tに対して順次分光カメラ12により分光画像が撮影され、スペクトルデータの代表値が演算され、このスペクトルデータの代表値に対してカメラ感度特性の補正が行われて代表スペクトルデータが設定され、この代表スペクトルデータに基づき異種錠剤の判定が行われる。
まず、分光画像に応じたスペクトルデータのうち、予め設定した錠剤設定位置、つまり、図1(b)中に示すように、視野内で錠剤からの反射光が写る位置と予測される領域である錠剤領域Atの一つについて、錠剤領域At内のスペクトルデータを抽出する(ステップS11)。
続いて、ステップS19に移行し、対象物T毎に、スペクトルデータの代表値に、カメラ感度特性に合わせた、例えば図7に示す特性を有する補正テーブルを掛け合わせる。これによって、一列分の対象物T毎に、カメラ感度特性に合わせた補正が行われたスペクトルデータの代表値、つまり代表スペクトルデータが設定されることになる。そして、図10のステップS4の処理に移行する。補正テーブルは、予め分光カメラ12のカメラ感度特性に応じて設定し例えば記憶部13a等、所定の記憶領域に格納されている。
そのため、同一対象物Tからの反射強度が異なるような場合であっても、代表スペクトルデータが分光カメラ12のカメラ感度特性の影響を受けることを抑制することができる。また、出力輝度値が閾値よりも高く、影等の影響を受けていないと予測されるスペクトルデータのみを用いるため、実際の反射強度をより反映した代表スペクトルデータを得ることができる。その結果、代表スペクトルデータに基づき行われる主成分分析をより高精度に行うことができ、異種品の検出精度をより向上させることができる。
また、近赤外スペクトルに対して主成分分析を行うことにより異種錠剤を検知する方法では、スペクトルが近似した成分の錠剤の検査、または成分が同一で含量の異なる錠剤の検査については検査精度が下がる。図1に示す異種品検出装置100によりスペクトルが近似した錠剤の検査等を行うことによって、スペクトルが近似した成分の錠剤、または成分が同一で含量の異なる錠剤の検査を行う場合であっても、検査精度が低下することを抑制することができるため、異種品検出装置100の汎用性を拡大することができる。
2 搬送機
3 シール装置
4 蓋シート
11 照明
12 分光カメラ
100 異種品検出装置
T 対象物
Claims (2)
- 対象物全体が分光カメラの視野内に到達するタイミングに限り、前記分光カメラにより、前記対象物の存在する領域から反射される近赤外線を分光した分光画像を撮影し、スペクトルデータを出力する撮影部と、
前記スペクトルデータのうちの予め設定した閾値を超える輝度を有するスペクトルデータのみを用いて、前記対象物を表す代表スペクトルデータを設定する代表スペクトルデータ設定部と、
前記代表スペクトルデータを用いて前記対象物を分析して異種品を検出する分析部と、
を備え、
さらに、予め設定した前記撮影部の入力光量に対する出力輝度特性に基づいて、前記代表スペクトルデータに含まれる前記撮影部の前記出力輝度特性により生じる誤差成分を除去する補正部と、を備え、
前記分光カメラは、撮像素子の出力を調整して予め設定した前記出力輝度特性を有する輝度値を出力輝度値として出力するようになっていることを特徴とする異種品検出装置。 - 前記補正部は、前記撮影部から出力されるスペクトルデータ又は、前記代表スペクトルデータを補正することを特徴とする請求項1に記載の異種品検出装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2017030349A JP6734211B2 (ja) | 2017-02-21 | 2017-02-21 | 異種品検出装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2017030349A JP6734211B2 (ja) | 2017-02-21 | 2017-02-21 | 異種品検出装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2018136189A JP2018136189A (ja) | 2018-08-30 |
JP6734211B2 true JP6734211B2 (ja) | 2020-08-05 |
Family
ID=63366104
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2017030349A Active JP6734211B2 (ja) | 2017-02-21 | 2017-02-21 | 異種品検出装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP6734211B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP6706301B2 (ja) * | 2018-09-28 | 2020-06-03 | Ckd株式会社 | 検査装置、ptp包装機及びptpシートの製造方法 |
US11436716B2 (en) | 2019-04-19 | 2022-09-06 | Canon Kabushiki Kaisha | Electronic apparatus, analysis system and control method of electronic apparatus |
Family Cites Families (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5311937B2 (ja) * | 2008-09-05 | 2013-10-09 | キヤノン株式会社 | 撮像装置及び画像表示方法 |
JP5206335B2 (ja) * | 2008-11-07 | 2013-06-12 | アステラス製薬株式会社 | 主成分分析方法、主成分分析装置、異種品検出装置、主成分分析プログラム、及び、主成分分析プログラムが記録された記録媒体 |
JP2014215177A (ja) * | 2013-04-25 | 2014-11-17 | 住友電気工業株式会社 | 検査装置及び検査方法 |
WO2015136620A1 (ja) * | 2014-03-11 | 2015-09-17 | 株式会社東芝 | 錠剤検査装置、錠剤検査方法、錠剤検査プログラム |
CN106164646B (zh) * | 2014-03-28 | 2019-01-04 | 江原大学校产学协力团 | 利用近红外分光法同时分析不同原料及形态的多种食品中营养成分含量的方法 |
JP2016130667A (ja) * | 2015-01-13 | 2016-07-21 | 住友電気工業株式会社 | 光学測定方法及び光学測定装置 |
-
2017
- 2017-02-21 JP JP2017030349A patent/JP6734211B2/ja active Active
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2018136189A (ja) | 2018-08-30 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US9109885B2 (en) | Optical sensor and sensing method using the same | |
JP5103736B2 (ja) | 平面分光器を用いた異種品検出装置 | |
JP2008209211A (ja) | 異物検査装置および異物検査方法 | |
JP2014215177A (ja) | 検査装置及び検査方法 | |
JP6734211B2 (ja) | 異種品検出装置 | |
KR20160032593A (ko) | 초분광영상화 기법을 이용한 글라스(Glass) 결함 검출 방법 및 장치 | |
CN102213618A (zh) | 颜色测定装置、以及颜色测定方法 | |
WO2015041259A1 (ja) | 検査装置 | |
JP5917711B2 (ja) | 錠剤検査装置、錠剤検査方法、錠剤検査プログラム | |
JP6295798B2 (ja) | 検査方法 | |
CN111323423A (zh) | 缺陷检测装置及缺陷检测方法 | |
JP2007279064A (ja) | Ptp包装品の外観検査装置 | |
JP2014145639A (ja) | 食品検査装置 | |
JP2015114226A (ja) | 外観検査装置及び外観検査方法 | |
JP2016090476A (ja) | 異物検出方法 | |
Henriksen et al. | One step calibration of industrial hyperspectral cameras | |
JP2019148607A (ja) | 検査装置 | |
JP5466099B2 (ja) | 外観検査装置 | |
JP4244046B2 (ja) | 画像処理方法および画像処理装置 | |
JP3614980B2 (ja) | 農産物の外観検査方法及び装置 | |
JP2018185269A (ja) | 検査装置、ptp包装機及びptpシートの製造方法 | |
US20170005018A1 (en) | Method and device for inspection of a semiconductor device | |
JP4318292B2 (ja) | 農産物の外観検査装置 | |
JP2007147507A (ja) | 分光測定方法及び分光測定装置 | |
JP2017078601A (ja) | 検査装置及び検査方法 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20190221 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20191113 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20191119 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20200117 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20200630 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20200709 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 6734211 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |