JP6733896B1 - 逐次成形装置及び逐次成形方法 - Google Patents
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Description
素材を鍛造加工にて鍛造品を成形する一対の上下に分割したダイスを、含み、
前記一対のダイスは、
対向する成形パンチの相打ち方式で鍛造成形する成形型部を有し、
前記成形型部は、
前記対向する成形パンチが移動可能な成形パンチの外周外形と同形のパンチ挿入部を有し、
前記パンチ挿入部の型面に、凹みを設け、
前記凹みにより、鍛造品に引っ掛かり突起を鍛造成形する構成である逐次成形金型を、含み、
前記逐次成形金型は、
下ダイスを備えた下ダイセットと、
上ダイスを備えた上ダイセットと、
鍛造加工する成形パンチを、成形パンチが前記ダイスから離間した初期位置と成形圧が作用可能な位置との間において、直線的に前進及び後進可能な構成であるアプローチ・リターン機構と、
鍛造加工する成形パンチに鍛造成形力を作用させる構成であるパンチ駆動機構と、
複数の鍛造加工する成形パンチを交換可能な構成であるパンチ交換機構と、を含み、
前記下ダイスと前記上ダイスとによる型締め状態で、
前記パンチ駆動機構は、前記成形圧が作用可能な位置において、鍛造加工する成形パンチに鍛造成形力を作用させ、
前記パンチ交換機は、前記成形パンチが前記ダイスから離間した初期位置において、鍛造加工する成形パンチを交換して、少なくとも1つ以上の段付き中空部を有する鍛造品を鍛造加工することを特徴とする逐次成形装置である。
素材を鍛造加工にて鍛造品を成形する一対の上下に分割したダイスを、含み、
前記一対のダイスは、
対向する成形パンチの相打ち方式で鍛造成形する成形型部を有し、
前記成形型部は、
前記対向する成形パンチが移動可能な成形パンチの外周外形と同形のパンチ挿入部を有し、
前記パンチ挿入部の型面に、凹みを設け、
前記凹みにより、鍛造品に引っ掛かり突起を鍛造成形する構成である逐次成形金型を、含み、
前記逐次成形金型は、
下ダイスを備えた下ダイセットと、
上ダイスを備えた上ダイセットと、
鍛造加工する成形パンチに鍛造成形力を作用させる構成であるパンチ駆動機構と、
複数の鍛造加工する成形パンチを交換可能な構成であるパンチ交換機構と、を含み、
前記下ダイスと前記上ダイスとによる型締め状態で、
前記パンチ駆動機構は、鍛造加工する成形パンチに鍛造成形力を作用させ、
前記パンチ交換機構は、成形パンチがダイスから離間した初期位置において、鍛造加工する成形パンチを交換して、少なくとも1つ以上の段付き中空部を有する鍛造品を鍛造加工することを特徴とする逐次成形装置である。
素材を鍛造加工にて鍛造品を成形する一対の上下に分割したダイスを、含み、
前記一対のダイスは、
対向する成形パンチの相打ち方式で鍛造成形する成形型部を有し、
前記成形型部は、
前記対向する成形パンチが移動可能な成形パンチの外周外形と同形のパンチ挿入部を有し、
前記パンチ挿入部の型面に、凹みを設け、
前記凹みにより、鍛造品に引っ掛かり突起を鍛造成形する構成である逐次成形金型を、用い、
鍛造加工にて鍛造品を成形する一対の上下に分割したダイスにより型締めする型締め工程と、
前記ダイスによる型締め状態で、
アプローチ・リターン機構により、鍛造加工する成形パンチを、成形パンチがダイスから離間した初期位置と成形圧が作用可能な位置との間において、前進及び後進させる工程と、
パンチ駆動機構により、前記成形圧が作用可能な位置において、鍛造加工する成形パンチに鍛造成形力を作用させる工程と、
パンチ交換機構により、前記成形パンチが前記ダイスから離間した初期位置において、鍛造加工する成形パンチを交換する工程と、を含み、
少なくとも1つ以上の段付き中空部を有する鍛造品を鍛造加工することを特徴とする逐次成形方法である。
素材を鍛造加工にて鍛造品を成形する一対の上下に分割したダイスを、含み、
前記一対のダイスは、
対向する成形パンチの相打ち方式で鍛造成形する成形型部を有し、
前記成形型部は、
前記対向する成形パンチが移動可能な成形パンチの外周外形と同形のパンチ挿入部を有し、
前記パンチ挿入部の型面に、凹みを設け、
前記凹みにより、鍛造品に引っ掛かり突起を鍛造成形する構成である逐次成形金型を、用い、
鍛造加工にて鍛造品を成形する一対の上下に分割したダイスにより型締めする型締め工程と、
前記ダイスによる型締め状態で、
パンチ駆動機構により、成形パンチがダイスから離間した初期位置から鍛造加工する成形パンチに鍛造成形力を作用させる工程と、
パンチ交換機構により、前記成形パンチがダイスから離間した初期位置において、鍛造加工する成形パンチを交換する工程と、を含み、
少なくとも1つ以上の段付き中空部を有する鍛造品を鍛造加工することを特徴とする逐次成形方法である。
(逐次成形装置)
この実施の形態の逐次成形装置は、一台のプレス機に組み込み、少なくとも1段以上の中空部を有する鍛造品を形成するために鍛造工程に応じてパンチを選択して逐次成形する装置である。
この実施の形態の逐次成形方法は、図1に示す逐次成形装置によって実施され、少なくとも1つ以上の段付き中空部を有する鍛造品を鍛造加工する逐次成形金型を、用いる。プレス機により、上ダイセット30を下方向へ向かって押圧することで、上ダイセット30が下ダイセット20に向かって移動し、鍛造加工にて鍛造品を成形する一対の分割した下ダイス21と上ダイス31とにより型締めする型締め工程と、下ダイス21と上ダイス31とによる型締め状態で、アプローチ・リターン機構40により、鍛造加工する成形パンチ1を、成形パンチ1がダイスから離間した初期位置と成形圧が作用可能な位置との間において、直線的に前進及び後進させる工程と、パンチ駆動機構50により、成形圧が作用可能な位置において、鍛造加工する成形パンチに鍛造成形力を作用させる工程と、パンチ交換機構60により、成形パンチ1がダイスから離間した初期位置において、鍛造加工する成形パンチ1を交換する工程と、を含み、少なくとも1つ以上の段付き中空部を有する鍛造品を鍛造加工する。
図1(a)は素材を下ダイス21に設置した状態である。図1(b)は下ダイス21と上ダイス31とによる型締めである。プレス機により、上ダイセット30を下方向へ向かって移動させることで、型締め機構32が作用して、下ダイス21と上ダイス31が型締めされる。図1(c)はパンチユニット41の移動である。ユニット駆動手段42の駆動により、成形パンチ1を備えるパンチユニット41を、成形パンチ1がダイスから離間した初期位置から直線的に前進させて、カムスライドパンチ51が作用する位置、即ち成形圧が作用可能な位置まで移動する。
図2は逐次成形される鍛造品の形状の例を説明する図である。逐次成形される鍛造品は、外周が異形、または真円やオーバルであり、少なくとも1つ以上の段付き中空部を有する。図2(a)は角部を有する四角部品であり、図2(b)は角部を有する六角部品であるが、これに限定されない。
次に、六角部品の鍛造工程を例として、逐次成形装置による逐次成形の動作シーケンスを説明する。この逐次成形装置の構成は、既に図1に示しているので参照して説明する。
図4は逐次鍛造の構成図である。下ダイス21と上ダイス31の両側から左右の成形パンチ1の押圧力を作用させるための構成であり、第1工程の左成形パンチ1と右成形パンチ1を対向して配置し、第2工程の左成形パンチ1と右成形パンチ1を対向して配置する。
図7は円柱素材のセットを説明する図である。円柱素材を下ダイス21にセットする。この円柱素材の材質は、限定していない。この実施の形態では、銅やアルミニウム材を用いた。円柱素材のセット位置は、ダイス内で最終的に鍛造加工完了位置の範囲内(図の左右方向で、主にダイス中央)が妥当である。
図8は型締めを説明する図である。この逐次成形装置は、一台のプレス機(図示せず)に組み込み、プレス機のプレススライド(図示せず)に、上ダイセット30を取付けている。上ダイセット30に取り付けられた上ダイス31が、プレススライドの降下と共に下降し、下ダイセット20に取り付けられた下ダイス21と接触する。そして、上ダイス31が下ダイス21と接触してもなお、プレススライドが降下すると、上ダイセット30と上ダイス31の間に取付けられた型締め機構32(例えば、圧縮バネ、ダイクッション、油圧シリンダ等)により、下ダイス21と上ダイス31が型締めされる。型締め機構32は、ダイクッション、油圧シリンダ等で構成すれば、初期圧を維持できるので好ましい。この時、型締め力は、鍛造時に下ダイス21と上ダイス31を型開きさせようとする力よりも十分大きい力とする。
図9は成形パンチのアプローチを説明する図である。下ダイス21と上ダイス31の左右端面には、左右の成形パンチ1を挿入して摺動動作可能な成形パンチ1の最大外周形状に応じて空けた空洞がある。この空洞を、左右の成形パンチ1が通過するように、左右の成形パンチ1は上下左右の位置を調整してある。
図10は第1工程のパンチ加圧開始を説明する図である。成形パンチ1のアプローチの後、即ち、カムスライドパンチ51による成形圧が作用可能な位置まで移動した後、第1工程では、プレススライドが下降することで、カムスライドパンチ51が下降し、成形パンチ1にカム機構により鍛造成形力を与え、左右の成形パンチ1が図の左右方向から相打ちする。これにより、片方の鍛造成形力の反力としてもう片方が作用していることになり、鍛造成形される。このように、左右の成形パンチ1は、成形時にプレススライドの加圧方向に対して直交し、双方が接近する方向に動作し、鍛造成形が実施される。
図11は第1工程の加圧終了を説明する図である。第1工程のパンチ加圧を開始し、左右の成形パンチ1は、成形時にプレススライドの加圧方向に対して直交し、双方が接近する方向に動作し、カムスライドパンチ51による成形圧によって鍛造加工する。この時、型締め力は効いたままである。
図12は第1工程のパンチ離型を説明する図である。型締め機構32が作用している範囲内で、プレススライドが上昇し、この上昇力を利用してパンチ駆動機構50により、左右の成形パンチ1が後進し、成形とは逆向きに移動して下ダイス21と上ダイス31から離型する。この時、下ダイス21と上ダイス31は、開かず、型締め力は維持された状態である。もし、型締め機構32がバネの場合は、若干、型締め力は低下することになる。型締め力が維持された状態であるので、成形パンチ1の離型には不利である。例えば、バリ等が狭くなったクリアランスに侵入するためである。すなわち、成形で成形パンチ先端が、鍛造品に喰い付いた状態であり、アプローチ・リターン機構40を構成するエアシリンダや小型モータ等の動作のみでは離型は困難になるため、プレス機の上昇力を利用する構成とした。もちろん、アプローチ・リターン機構40では、成形パンチ1を直動の電動シリンダや直動の油圧シリンダに直結して加圧力や戻り力を発生させてもよい。成形パンチの離型終端位置は、双方の成形パンチ1ともに、下ダイス21と上ダイス31より離れた位置であり、成形パンチ挿入口より外側の位置である。
図13はプレススライドの降下を説明する図である。プレススライドを降下させて図13の状態に戻す。ここで、図12の第1工程のパンチ離型の上昇と、図13のプレススライドの下降のストロークは、型締め機構32が、例えばダイクッションの場合は動作可能範囲とし、バネの場合は自然長と最大縮み長さの範囲内となる。また、油圧シリンダを型締め力として用いた場合は、シリンダストロークを任意に構成できる。
図14はパンチ交換を説明する図である。パンチ交換機構60により、第1工程の成形パンチ1を、下ダイス21と上ダイス31の成形パンチ挿入軸に対して、直交方向に、かつ、第2工程の成形パンチ1が成形パンチ挿入口に挿入可能な位置までスライドさせる。この時、型締めされたままである。全工程(この実施の形態の場合は、2工程までであるが、それ以上の工程数があっても同様)の成形パンチ1の外周の寸法形状は、全て成形パンチ挿入口に挿入可能な寸法形状である。
第2工程の成形パンチのアプローチは、図9の説明と同様であり、この時、型締め力は効いたままである。
図15は第2工程のパンチ加圧開始を説明する図である。第2工程のパンチ加圧開始し、第2工程の成形パンチで相打ち成形する。この時、型締め力は効いたままである。
図16は第2工程加圧終了を説明する図である。第2工程のパンチ加圧開始時に、左右の成形パンチ1は、成形時にプレススライドの加圧方向に対して直交し、双方が接近する方向に動作し、カムスライドパンチ51による成形圧によって鍛造加工する。この時、型締め力は効いたままである。このような逐次成形方法が実施され、素材から中間形状、中空部を有する鍛造品の完成品に至る。
仮に、全工程数が3工程以上ある場合は、図12のパンチ離型から図16の工程加圧終了を繰り返す。
図17は型開きを説明する図である。プレススライドを上昇させ、上ダイス31を下ダイス21から離間させて型を開く。プレススライドの上昇と共にパンチ駆動機構50により、左右の成形パンチ1が、後進して成形とは逆向きに移動して、上ダイス31と下ダイス21から離型する。離型後、左右成形パンチ1は、アプローチ・リターン機構40により成形パンチ挿入口を通って、成形パンチ1がダイスから離間した初期位置まで直線的まで移動する。
図18は鍛造品のノックアウトを説明する図である。プレス機のノックアウト機能(図示せず)が下ダイス21に備えられている場合には、ノックアウト機能により下ダイス21から鍛造品を取り出す。
この実施の形態の逐次成形装置は、アプローチ・リターン機構40、パンチ駆動機構50及びパンチ交換機構60を含み、少なくとも1つ以上の段付き中空部を有する鍛造品を鍛造加工する。
図19はアプローチ・リターン機構とパンチ交換機構を説明する図である。アプローチ・リターン機構40とパンチ交換機構60は、下ダイセット20に配置される。アプローチ・リターン機構40は、成形パンチ1を備える複数のパンチユニット41と、複数のパンチユニット41を前進及び後進するユニット駆動手段42と、を含む構成である。
図20はパンチ駆動機構の駆動を説明する図である。パンチ駆動機構50は、複数の成形パンチ1にカム機構により鍛造成形力を与えるカムスライドパンチ51を、含む。カムスライドパンチ51は、可動ダイセット30に直接的に取り付けられている。そのため、プレス機械のプレススライドの降下量がそのままカムスライドパンチ51の降下量になる。
図21はカムスライドパンチによる鍛造成形力が作用可能な位置を説明する図である。アプローチ・リターン機構40により、パンチユニット41は、カムスライドパンチ51による成形圧が作用可能な位置まで移動し、カムスライドパンチ51の前進側テーパ51aが、パンチユニット41の前進側テーパ41aと接触しない位置にある。カムスライドパンチ51の前進側テーパ51aと、パンチユニット41の前進側テーパ41aが上方向で完全に離れており、空間がある状態であり、接触する位置にきた時が、鍛造成形力が作用可能な位置である。
図22はカムスライドパンチの戻りを説明する図である。カムスライドパンチ51が降下している時は、鍛造成形力が作用しているが、逆に、プレススライドが上昇するとカムスライドパンチ51も同様に上昇するので、カムスライドパンチ51の後進側テーパ51bとパンチユニット41の後進側テーパ41bが接触して作用する。型締めした状態でのカムスライドパンチ51の戻りによって、成形時にダイスと鍛造品に食い付いたパンチ先端を強制的に引き離す力を生むことができる。
図23はカムスライドパンチとパンチユニットの構成図であり、図23(a)は斜視図、図23(b)は側面図、図23(c)は素材側から見た図である。
(b)では、カムスライドパンチ51が降下し、パンチユニット41と接触する。
(c)では、カムスライドパンチ51の図左側の前進側テーパ51aが、パンチユニット41の前進側テーパ41aと接触する。接触するまでは、パンチユニット41は、静止状態である。
(d)では、カムスライドパンチ51とパンチユニット41のテーパ同士のカム機構による相互作用で、パンチユニット41(成形パンチを含む)が図の左側(素材側)に押されて前進し、鍛造成形を行う。
(e)では、パンチユニット41(成形パンチを含む)の図の左側移動端は、これ以上左へは進まない。
(f)では、もし、カムスライドパンチ51が、(d)よりもさらに降下したとしても、前進側テーパ51aのR部51dとカムスライドパンチ41の側面との当接により、パンチユニット41(成形パンチも含む)は、静止した状態になる。
(g)では、カムスライドパンチ51が上昇してカムスライドパンチ51の図の右側の後進側テーパ51bとパンチユニット41の後進側テーパ41bが接触する。接触するまでは、パンチユニット41は、静止状態である。
(h)では、カムスライドパンチ51が上昇してカムスライドパンチ51の図の右側の後進側テーパ51bとパンチユニット41の後進側テーパ41bとのカム機構のカム作用により、パンチユニット41(成形パンチも含む)は、図の右側(ダイスから離型する方向)に直線的に移動する。
(i)では、パンチユニット41(成形パンチを含む)の図の右側移動端に当接し、カムスライドパンチ51の動作では、これ以上右へは進まない。さらに、カムスライドパンチ51が上昇すると、(i)から(a)へ戻り、初期状態となる。
この実施の形態の逐次成形装置を、図25乃至図33に基づいて詳細に説明する。この実施の形態では、上ダイセット30に、上ダイス31が補強プレート30a、ダイクッションシリンダ30b、ダイクッション30cを介して取り付けられている。
パンチ交換機構60により、成形パンチ1を次の工程の成形パンチ1に交換する。このパンチ交換では、パンチユニット41の成形パンチ1は、下ダイス21と上ダイス31から離れて位置している。図32においては、成形パンチ1は下方に移動させたように記載しているが、実際は紙面の手前または奥方向に平行に移動した位置である。
この実施の形態を、図34及び図35に基づいて説明する。図34及び図35はパンチ駆動機構及びパンチ交換機構を示す平面図である。この実施の形態では、アプローチ・リターン機構は不要であり、パンチホルダ70に、複数個の成形パンチ1を並列に備える。パンチ交換機構60は、パンチホルダ70を成形パンチ1の前進及び後進方向に対して直交する方向に直線的に移動し、加工に用いる成形パンチ1を素材に対向する加工位置に合わせるパンチ交換可能な構成である。
(形態1の逐次成形金型)
図36は逐次成形金型を説明する図である。中空部を有する鍛造品を鍛造加工する逐次成形金型であって、素材を鍛造加工にて鍛造品を成形する一対の上下に分割したダイスを、含む。
図37は逐次成形金型を説明する図である。図36の形態と同様に、素材を鍛造加工にて鍛造品を成形する一対の上下に分割したダイスを、含む。
この実施の形態の逐次成形装置は、一台のプレス機に組み込み、少なくとも1段以上の中空部を有する鍛造品を形成するために鍛造工程に応じてパンチを選択して逐次成形する装置であり、第1の発明の逐次成形装置と同様に構成されるが、パンチ交換機構を備えない構成である。
10 逐次鍛造成形装置
20 下ダイセット
21 下ダイス
30 上ダイセット
31 上ダイス
32 型締め機構
40 アプローチ・リターン機構
41 パンチユニット
42 ユニット駆動手段
50 パンチ駆動機構
51 カムスライドパンチ
60 パンチ交換機構
61 パンチホルダ
62 ホルダ駆動手段
Claims (4)
- 中空部を有する鍛造品を鍛造加工する逐次成形金型であって、
素材を鍛造加工にて鍛造品を成形する一対の上下に分割したダイスを、含み、
前記一対のダイスは、
対向する成形パンチの相打ち方式で鍛造成形する成形型部を有し、
前記成形型部は、
前記対向する成形パンチが移動可能な成形パンチの外周外形と同形のパンチ挿入部を有し、
前記パンチ挿入部の型面に、凹みを設け、
前記凹みにより、鍛造品に引っ掛かり突起を鍛造成形する構成である逐次成形金型を、含み、
前記逐次成形金型は、
下ダイスを備えた下ダイセットと、
上ダイスを備えた上ダイセットと、
鍛造加工する成形パンチを、成形パンチが前記ダイスから離間した初期位置と成形圧が作用可能な位置との間において、直線的に前進及び後進可能な構成であるアプローチ・リターン機構と、
鍛造加工する成形パンチに鍛造成形力を作用させる構成であるパンチ駆動機構と、
複数の鍛造加工する成形パンチを交換可能な構成であるパンチ交換機構と、を含み、
前記下ダイスと前記上ダイスとによる型締め状態で、
前記パンチ駆動機構は、前記成形圧が作用可能な位置において、鍛造加工する成形パンチに鍛造成形力を作用させ、
前記パンチ交換機構は、前記成形パンチが前記ダイスから離間した初期位置において、鍛造加工する成形パンチを交換して、少なくとも1つ以上の段付き中空部を有する鍛造品を鍛造加工することを特徴とする逐次成形装置。 - 中空部を有する鍛造品を鍛造加工する逐次成形金型であって、
素材を鍛造加工にて鍛造品を成形する一対の上下に分割したダイスを、含み、
前記一対のダイスは、
対向する成形パンチの相打ち方式で鍛造成形する成形型部を有し、
前記成形型部は、
前記対向する成形パンチが移動可能な成形パンチの外周外形と同形のパンチ挿入部を有し、
前記パンチ挿入部の型面に、凹みを設け、
前記凹みにより、鍛造品に引っ掛かり突起を鍛造成形する構成である逐次成形金型を、含み、
前記逐次成形金型は、
下ダイスを備えた下ダイセットと、
上ダイスを備えた上ダイセットと、
鍛造加工する成形パンチに鍛造成形力を作用させる構成であるパンチ駆動機構と、
複数の鍛造加工する成形パンチを交換可能な構成であるパンチ交換機構と、を含み、
前記下ダイスと前記上ダイスとによる型締め状態で、
前記パンチ駆動機構は、鍛造加工する成形パンチに鍛造成形力を作用させ、
前記パンチ交換機構は、成形パンチがダイスから離間した初期位置において、鍛造加工する成形パンチを交換して、少なくとも1つ以上の段付き中空部を有する鍛造品を鍛造加工することを特徴とする逐次成形装置。 - 中空部を有する鍛造品を鍛造加工する逐次成形金型であって、
素材を鍛造加工にて鍛造品を成形する一対の上下に分割したダイスを、含み、
前記一対のダイスは、
対向する成形パンチの相打ち方式で鍛造成形する成形型部を有し、
前記成形型部は、
前記対向する成形パンチが移動可能な成形パンチの外周外形と同形のパンチ挿入部を有し、
前記パンチ挿入部の型面に、凹みを設け、
前記凹みにより、鍛造品に引っ掛かり突起を鍛造成形する構成である逐次成形金型を、用い、
鍛造加工にて鍛造品を成形する一対の上下に分割したダイスにより型締めする型締め工程と、
前記ダイスによる型締め状態で、
アプローチ・リターン機構により、鍛造加工する成形パンチを、成形パンチがダイスから離間した初期位置と成形圧が作用可能な位置との間において、前進及び後進させる工程と、
パンチ駆動機構により、前記成形圧が作用可能な位置において、鍛造加工する成形パンチに鍛造成形力を作用させる工程と、
パンチ交換機構により、前記成形パンチが前記ダイスから離間した初期位置において、鍛造加工する成形パンチを交換する工程と、を含み、
少なくとも1つ以上の段付き中空部を有する鍛造品を鍛造加工することを特徴とする逐次成形方法。 - 中空部を有する鍛造品を鍛造加工する逐次成形金型であって、
素材を鍛造加工にて鍛造品を成形する一対の上下に分割したダイスを、含み、
前記一対のダイスは、
対向する成形パンチの相打ち方式で鍛造成形する成形型部を有し、
前記成形型部は、
前記対向する成形パンチが移動可能な成形パンチの外周外形と同形のパンチ挿入部を有し、
前記パンチ挿入部の型面に、凹みを設け、
前記凹みにより、鍛造品に引っ掛かり突起を鍛造成形する構成である逐次成形金型を、用い、
鍛造加工にて鍛造品を成形する一対の上下に分割したダイスにより型締めする型締め工程と、
前記ダイスによる型締め状態で、
パンチ駆動機構により、成形パンチがダイスから離間した初期位置から鍛造加工する成形パンチに鍛造成形力を作用させる工程と、
パンチ交換機構により、前記成形パンチがダイスから離間した初期位置において、鍛造加工する成形パンチを交換する工程と、を含み、
少なくとも1つ以上の段付き中空部を有する鍛造品を鍛造加工することを特徴とする逐次成形方法。
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CN115283598A (zh) * | 2022-08-25 | 2022-11-04 | 上海电气上重铸锻有限公司 | 一种316ln不锈钢超大厚度梯形截面锻件的锻造装置及锻造方法 |
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2020
- 2020-02-21 JP JP2020027867A patent/JP6733896B1/ja active Active
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CN115283598A (zh) * | 2022-08-25 | 2022-11-04 | 上海电气上重铸锻有限公司 | 一种316ln不锈钢超大厚度梯形截面锻件的锻造装置及锻造方法 |
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