JP6731410B2 - ダストシーリング - Google Patents

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Description

本発明は、全般的には破砕機のダストシーリングに関する。特に、ただし排他的にではなく、本発明はコーンクラッシャーまたはジャイレトリクラッシャーのダストシーリングに関する。
背景
岩石などの鉱石は地中より爆破または採掘によって採取され加工される。また、鉱石は、自然石、砂利、および建設廃棄物を含むこともある。加工には、移動型プラントと固定型プラントの両方が用いられる。加工対象の材料は、例えば掘削機またはホイールローダによって加工プラントの供給ホッパに供給され、そこから送り出されて加工される。
鉱石加工プラントは、1つ以上の破砕機および/またはスクリーンと、場合によってはコンベアのような他の装置とを備えている。この加工プラントは固定型または移動型とすることができる。特に、移動型加工プラントは都市環境において、建設廃棄物などのリサイクル可能材料の加工に用いられる。
鉱石を破砕するとダストが発生するため、発生したダストがもたらす可能性のある有害な影響から、鉱石加工プラントの部品を保護する対策を講じる必要がある。
コーンクラッシャーまたはジャイレトリクラッシャーは、上部フレームに固定的に取り付けられた外側破砕シェルと、クラッシャーヘッドに固定的に取り付けられた内側破砕シェル、すなわちマントルとを備える。このヘッドが偏心運動をすることによって、内側破砕シェルと外側破砕シェルとの間に入った岩石などの鉱物材料が、より小さい細粒や微粒子へと破砕され、ダストとなる。
コーンクラッシャーまたはジャイレトリクラッシャーでは、クラッシャーヘッドの偏心運動と細かな上下運動によって、ダストシーリングに関する課題が生じる。
このクラッシャーの設定は、油圧シリンダまたは他の適切な手段によってヘッドを調整することで行われ、選択された設定に従って、シーリング要素がスリップリングの外面上を摺動して、所望の位置へと移動する。破砕中、破砕力によって、スリップリング表面上でシーリング要素の急速な細かい上下運動が生じる。
所望の圧力レベルおよび/または消費電力レベルを維持するために、クラッシャーの設定がほぼ継続的に調整される、いわゆる負荷モードにおいて、シーリングはスリップリング表面上で上下運動する。同じことが、過負荷またはトランプリリース状態でも発生する。
このシーリングの上下運動によって、シーリング要素およびそれらに対応する表面が摩耗し、それらの間の隙間が広がることで、シーリング構造とスリップリング、またはシーリングの他の対応部品との間に、ダストが侵入する。ダストがクラッシャー内部に侵入し、潤滑油に混入すると、シーリング部品やクラッシャーの他の部品の摩耗を増大させる。したがって、偏心運動と上下運動の両方に耐えることができるシーリング構造が望まれている。
本発明は、既存のシーリングの問題を軽減するダストシーリングの提供を目的とする。
摘要
本発明の第1の態様によると、コーンクラッシャーまたはジャイレトリクラッシャーが提供される。前記コーンクラッシャーまたはジャイレトリクラッシャーは、
スリップリングと、
垂直方向に調整可能なクラッシャーヘッドと、
前記スリップリングと前記クラッシャーヘッドの間に配置される第1のシーリング部材であって、それ自体の上方に第1の空間を画定する第1のシーリング部材と、
を備え、
前記第1のシーリング部材に連結され、前記第1のシーリング部材の下方に第2の空間を画定する第1の可とう部材をさらに備える。
前記第1の可とう部材は、第2のシーリング部材に取り付けられてもよい。
前記第1の可とう部材は、保持部材に取り付けられてもよい。
前記コーンクラッシャーまたはジャイレトリクラッシャーは、第2の可とう部材をさらに備えてもよく、前記第2の可とう部材は、前記第1のシーリング部材および保持部材に取り付けられ、前記第1のシーリング部材と前記保持部材との間の隙間へのダストの侵入を防止するように構成される。
前記第1の可とう部材は、帆布、ゴム、またはプラスチックから成ってもよい。
前記第1の可とう部材および/または前記第2のシーリング部材は、前記第1のシーリング部材を引くように構成されてもよい。
前記第1のシーリング部材は、前記保持部材の下方に延在してもよい。
前記第1のシーリング部材および/または前記第2のシーリング部材は、前記クラッシャーヘッドまたは前記スリップリングに対して回転または摺動しないように構成されてもよい。
前記第1のシーリング部材および前記第1の可とう部材は、単一の要素を形成してもよい。
本発明の第2の態様によると、本発明の前記第1の態様によるコーンクラッシャーまたはジャイレトリクラッシャーを備える鉱石加工プラントが提供される。
前記鉱石加工プラントは移動型プラントであってもよい。
本発明の第3の態様によると、シーリング部材が提供される。前記シーリング部材は、コーンクラッシャーまたはジャイレトリクラッシャーのスリップリングと垂直方向に調整可能なクラッシャーヘッドとの間に配置するように構成され、
第1のシーリング部材自体の上方に第1の空間を画定するように構成される第1のシーリング部材と、
前記第1のシーリング部材に連結され、前記第1のシーリング部材の下方に第2の空間を画定する第1の可とう部材と、を備える。
本発明の異なる実施形態は、本発明のいくつかの態様に関してのみ説明される、または説明されたものである。本発明のある態様における任意の実施形態は、本発明の同態様のみならずその他態様にも適用されうることを当業者は理解されるであろう。
本発明を、添付の図面を参照して、例を用いて以下に説明する。
図1は、本発明の一例としての実施形態によるダストシーリングを備える、コーンクラッシャーの断面略図である。 図2aは、本発明の一例としての実施形態による図1のクラッシャーの拡大断面略図である。図2bは、本発明の一例としての実施形態によるダストシーリングを備える、ジャイレトリクラッシャーの拡大断面略図である。 図3は、本発明の一例としての実施形態によるダストシーリングの断面略図である。 図4は、本発明のさらなる一例としての実施形態によるダストシーリングの断面略図である。 図5は、本発明のさらなる一例としての実施形態によるダストシーリングの断面略図である。 図6は、本発明のさらなる一例としての実施形態によるダストシーリングの断面略図である。 図7は、本発明のさらなる一例としての実施形態によるダストシーリングの断面略図である。 図8は、本発明のさらなる一例としての実施形態によるダストシーリングの断面略図である。 図9は、本発明のさらなる一例としての実施形態によるダストシーリングの断面略図である。 図10は、本発明のさらなる一例としての実施形態によるダストシーリングの断面略図である。 図11は、本発明のさらなる一例としての実施形態によるダストシーリングの断面略図である。 図12は、本発明の一例としての実施形態によるダストシーリングを備えるクラッシャーを備える、鉱石加工プラントを示す図である。
詳細説明
以下の説明において、同様の要素には同様の番号を付している。示される図は必ずしも縮尺に従ったものではなく、これらの図は、本発明の実施形態を示すことを主たる目的とするものであることを理解されたい。
図1は、本発明の一例としての実施形態によるコーンクラッシャー(100)の断面略図である。図1にはコーンクラッシャーを示しているが、本発明はコーンクラッシャーに限定されず、コーンクラッシャーおよびジャイレトリクラッシャーに適用可能である。図1は、クラッシャーの上部フレーム1と、それに取り付けられた外側摩耗部品2を示している。内側摩耗部品3は、クラッシャーヘッド4に取り付けられている。内側摩耗部品と外側摩耗部品は、それらの間に破砕室を画定する。この破砕室内に、破砕対象の鉱物材料が供給される。図1に、偏心回転用に構成されたスリップリング6と主軸7をさらに示している。主軸7はクラッシャーヘッド4に取り付けられ、内側摩耗部品3と外側摩耗部品2との間で鉱物材料を破砕するための旋回運動を提供する。クラッシャーは、当該クラッシャーの設定を調整するための油圧シリンダ15をさらに備える。本明細書では明示的に説明しないが、図1には、主軸の駆動構造、スラスト軸受、偏心スリーブ等の、クラッシャー100の既知の要素がさらに含まれていることを当業者は理解されるであろう。
スリップリング6は、クラッシャーの下部フレームに取り付けられ、動力伝達装置や偏心軸受等の、クラッシャーの内部要素をダストから保護するように構成される。スリップリング6の外面は円筒形状であり、第1のシーリング部材8に摺動面を設けるように構成される。
鉱物材料が破砕室内で破砕され、ダストが生じる。ダストはクラッシャーの機能に有害である。例えば、ダストは潤滑油に混入し、部品の摩擦や摩耗を増大させる。ダストがクラッシャーヘッド4とスリップリング6との間に侵入することを防ぐために、第1のシーリング部材8が設けられる。第1のシーリング部材8は、ダストがクラッシャーに侵入することを防ぐように構成され、保持部材10によって所定の位置に保持される(図2aを参照)。
第1のシーリング部材8はリング形状であり、ヘッドが偏心運動できるように形成される。第1のシーリング部材8は、第1の摺動面と、第2の面と、第3の摺動面とを有する。第1の摺動面は、スリップリング6と対向する内周部にあり、第1のシーリング部材8とスリップリング6との間からのダストの侵入を防止する。第2の面はヘッド4と対向する上面にあり、ヘッド4と第1のシーリング部材8との間からのダストの侵入を防止する。第3の摺動面は、保持部材10と対向する下面にあり、保持部材10と第1のシーリング部材8との間からのダストの侵入を防止する。第1のシーリング部材8は、第1のシーリング部材8の上方に第1の空間(図3の12)を画定または区分する。第1の空間は、ヘッド4とスリップリング6との間の空間と、ヘッド4と保持部材10との間の空間とを含む。
しかしながら、鉱物材料の破砕中におけるクラッシャーヘッドの高速な上下運動(例えば、5〜6回/秒)によって、ダストが、第1のシーリング部材8とスリップリング6との間、およびヘッド4と保持部材10との間から第1の空間(図3の12)へと侵入する。このため、本発明の一例としての実施形態において、可とう部材5が第1のシーリング部材の下面に連結され、第1のシーリング部材の下方、すなわち第1のシーリング部材の下面の下方に第2の空間(図3の13)を形成する。これによって、第1の空間(図3の12)へのダストの侵入が防止または削減される。一例としての実施形態において、スリップリング6の周囲に第2のシーリング部材9が設けられ、第1のシーリング部材8と第2のシーリング部材9との間に第1の可とう部材5が取り付けられる。第1のシーリング部材8と第2のシーリング部材9は、第1の可とう部材5と共に、クラッシャーヘッド4とスリップリング6との間からのダストの侵入を防止または削減する。
明確にするために、第1の空間12と第2の空間13の符号は、図3と図6のみに示していることに留意されたい。
図2aは、本発明の一例としての実施形態による図1のクラッシャーの拡大断面略図である。図2aは、クラッシャーヘッド4、スリップリング6、および主軸7を示している。第1のシーリング部材8は、保持部材10によって所定の位置に保持される。第1の可とう部材5は、第1のシーリング部材8と第2のシーリング部材9との間に取り付けられ、第2の空間(図3の13)を区分する。第1の可とう部材5は、例えば、第1のシーリング部材8とスリップリング6との間の隙間、すなわち第1の空間(図3の12)へのダストの侵入を防止するように構成される。一例としての実施形態において、第1の可とう部材5は、図3に示すように、既知の方法によって第1のシーリング部材8と第2のシーリング部材9に締着される。さらなる一例としての実施形態において、第1の可とう部材5は、図4に示すように、例えばボルトや他の取付要素を用いて既知の方法によって第1のシーリング部材8および第2のシーリング部材9に取り付けられる。さらなる一例としての実施形態において、第1のシーリング部材8、第2のシーリング部材9、および第1の可とう部材5は、着脱の容易な単一の要素を形成するか、または第1のシーリング部材8、第2のシーリング部材9、および可とう部材5は一体として形成される。
図2bは、本発明の一例としての実施形態によるダストシーリングを備える、ジャイレトリクラッシャーの拡大断面略図である。図2bは、クラッシャーのフレームに固定的に取り付けられる主軸7と、スリップリング6と、保持部材10によって所定の位置に保持される第1のシーリング部材8と、第1の可とう部材5とを示している。第1の可とう部材5は、第1のシーリング部材8と第2のシーリング部材9との間に取り付けられ、第2の空間(図3の13)を区分する。第1の可とう部材5は、例えば、第1のシーリング部材8とスリップリング6との間の隙間、すなわち第1の空間(図3の12)へのダストの侵入を防止するように構成される。
第1の可とう部材5は、帆布、補強帆布、ターポリン、ゴム、補強ゴム、プラスチック、その他適切な任意の材料等の可とう材料から成る。第1の可とう部材は、クラッシャーの動作を妨げないように、クラッシャーヘッド4とスリップリング6との間の距離が縮まるにつれて主軸7から離れて折り畳まれるように構成される。一例としての実施形態において、第1のシーリング部材8と第2のシーリング部材9は、主軸7とスリップリング6の周囲を回転できるように構成される。その場合、第1の可とう部材5は、第1のシーリング部材8と第2のシーリング部材9の非同期回転による力を受ける。ただし、第1の可とう部材5は第1のシーリング部材8と第2のシーリング部材9に取り付けられており、第1のシーリング部材8と第2のシーリング部材9は両方とも回転可能であるため、シーリング部材は、スリップリング6に対する第1のシーリング部材8の非同期動作による力を受けない。このため、材料の強度はそれほど高くなくてもよい。また、第1の可とう部材5が破れたとしても、第1のシーリング部材8による従来のシーリングが残るため、クラッシャーの動作を直ちに停止させる必要はない。さらなる一例としての実施形態において、第2のシーリング部材9は、スリップリング6に対して取り付けまたは係止されるため、可とう部材5および第1のシーリング部材8はスリップリング6の周囲を回転しない。さらなる一例としての実施形態において、第1のシーリング部材8もスリップリング6に対して取り付けまたは係止される。さらなる一例としての実施形態において、第1のシーリング部材は、ヘッド4に対して取り付けまたは係止されるため、部材5、8、および9はスリップリング6の周囲を回転できる。
動作中、第1のシーリング部材8は、主軸および/または保持部材10およびクラッシャーヘッド4に対して回転する。このような回転と上下運動によって、第1のシーリング部材8に摩耗が生じ、場合によっては、それによってシーリング効果が減退する。本発明の一実施形態によると、第1の可とう部材5および/または第2のシーリング部材9は、第1のシーリング部材8を、保持部材10の傾斜表面に沿って下方に引くように構成され、これによって、第1のシーリング部材8が摩耗してもシーリング効果を維持する。一例としての実施形態において、第2のシーリング部材9の重さおよび/または第1の可とう部材5の重さは、第1のシーリング部材8を引き下げるように構成される。さらなる一例としての実施形態において、第1の可とう部材5は、例えば張設した補強要素によって、ばねと同様の方法で第1のシーリング部材8を引き下げるように構築される。さらなる一例としての実施形態において、可とう部材5と第1のシーリング部材8がスリップリング6に対して回転できるようにする一方で、第2のシーリング部材の垂直方向の運動を防ぐようにして、第2のシーリング部材9をスリップリング6に取り付ける。この場合、第2のシーリング部材の重さは影響しない。
第1の可とう部材と第2の可とう部材を用いると、第1のシーリング部材を可とう部材の支持部として用いることができ、シーリング部材8をより自由に設計することができる。
図5は、本発明のさらなる一例としての実施形態によるダストシーリングの断面略図である。図5は、第1のシーリング部材8、第2のシーリング部材9、保持部材10、および第1の可とう部材5を示している。図5は、第2の可とう部材11をさらに示している。第2の可とう部材11は、保持部材10と第1のシーリング部材8との間に取り付けられ、第2の空間(図3の13)を拡大する。第2の可とう部材11は、シーリングを増大させるように、すなわち、第1のシーリング部材8と保持部材10との間へのダストの侵入を防止するように構成される。第2の可とう部材11は、第1の可とう部材5と同様の部材から成る。可とう部材5の断面は、トロイド形状を形成する円形アーチであり、好ましくは半円アーチである。
図6は、本発明のさらなる一例としての実施形態によるダストシーリングの断面略図である。図6は、第1のシーリング部材8、第2のシーリング部材9、保持部材10、および第1の可とう部材5を示している。図6の実施形態における第1のシーリング部材8は、保持部材10の下方に延在し、さらなるシーリングを提供する。第1の空間12および第2の空間13も示している。
図7は、本発明のさらなる一例としての実施形態によるダストシーリングの断面略図である。図7は、第1の可とう部材5、第1のシーリング部材8、および第2のシーリング部材9を示している。図7の実施形態において、第1のシーリング部材8はクラッシャーヘッドに直接取り付けられる。このような配置において、第1のシーリング部材8はクラッシャーヘッドに対して回転せず、上下運動の影響も受けない。したがって摩耗も低減される。一実施形態における第2のシーリング部材9は、摩耗補償されたシール要素から成る。
図8は、本発明のさらなる一例としての実施形態によるダストシーリングの断面略図である。図8は、第1の可とう部材5、第1のシーリング部材8、および第2のシーリング部材9を示している。第1のシーリング部材8はクラッシャーヘッドに取り付けられたラビリンスシールから成る。図8の実施形態において、第1のシーリング部材はクラッシャーヘッドに対して回転せず、したがって摩耗が低減される。個別の保持部材は不要である。
図9は、本発明のさらなる一例としての実施形態によるダストシーリングの断面略図である。図9は、第1の可とう部材5、第1のシーリング部材8、および第2のシーリング部材9を示している。第1のシーリング部材8はラビリンスシールから成る。個別の保持部材は不要である。
図10は、本発明のさらなる一例としての実施形態によるダストシーリングの断面略図である。図10は、第1の可とう部材5、第1のシーリング部材8、第2のシーリング部材9、保持部材10、第1の空間12、および第2の空間13を示している。第2のシーリング部材9はスリップリングに取り付けられている。図10の実施形態において、第1のシーリング部材8および第2のシーリング部材9はクラッシャーヘッドに対して回転せず、したがって摩耗が低減される。
図11は、本発明のさらなる一例としての実施形態によるダストシーリングの断面略図である。図11は、第1の可とう部材5および第1のシーリング部材を示している。第1のシーリング部材は保持部材10によって所定の位置に保持されている。図11の実施形態において、第1の可とう部材5は、第1のシーリング部材8と保持部材10との間に取り付けられている。したがって、第1の可とう部材は、保持部材10と第1のシーリング部材8との間へのダストの侵入を防止または削減する。一実施形態における第1のシーリング部材8は、摩耗補償されたシール要素から成る。
図12は、一例としての実施形態による鉱石加工プラント1200の図である。鉱石加工プラント1200は、一例としての実施形態によるコーンクラッシャーまたはジャイレトリクラッシャー100を備える。このクラッシャーは、一次破砕機として、またはた例えば中間破砕機や二次破砕機として用いることができる。さらに、このクラッシャーは微粉砕に用いることができる。一例としての実施形態において、鉱石加工プラント1200は、フィーダ1210およびコンベア1211、1230をさらに備える。一例としての実施形態による鉱石加工プラントは、移動型鉱石加工プラントであり、トラックベース1240を備える。また、この鉱石加工プラントは、モータや油圧回路等の、図12に示していない他の部品や部分を備えてもよく、および/または、図12に示す部品の一部が存在しなくてもよいことを、当業者は理解されるであろう。
一例としての実施形態において、破砕対象の材料はフィーダ1210に供給され、そこからコンベア1211によってクラッシャー100へと供給される。フィーダ1210は、スカルパーフィーダと呼ばれてもよい。コンベアから供給された破砕対象の材料は、供給口1221へと送られる。さらなる一例としての実施形態において、破砕対象の材料は、例えばローダによって供給口へと直接送られる。
さらなる一例としての実施形態において、鉱石加工プラント1200は、破砕部、スクリーン部、および搬送部を備える固定型鉱石加工プラントであってもよいことを、当業者は理解されるであろう。さらなる一例としての実施形態において、移動型加工プラントは、図12に示すトラックの代わりに、車輪、脚、スキッド等の他の適切な支持手段を備えてもよい。
本発明の保護、解釈、または考え得る適用の範囲をなんら限定することなく、本発明の異なる実施形態の技術的利点は、破砕機の改善されたダストシーリングであると考えられる。さらに、本発明の異なる実施形態の技術的利点は、破砕機部品の長寿命化であると考えられる。さらに、本発明の異なる実施形態の技術的利点は、より容易なダストシーリングの着脱であると考えられる。本発明のさらなる目的および利点は、破砕機内部へのダストの侵入を防ぐための、破砕機内部に向けた圧縮空気の使用を削減すること、または使用しないことである。破砕機内部の加圧空気を削減することは、潤滑に用いる作動油の発泡が低減されることを意味する。
前述の説明において、本発明のいくつかの実施形態について非限定的な例を示した。本発明は、提示された詳述内容に限定されるものではなく、他の同等の手段によって実施可能であることは当業者に明らかである。上記開示の実施形態のいくつかの特徴は、他の特徴を用いることなく有利に用いられうる。
よって、上述の説明は、本発明の原理の単なる例示にすぎず、それに限定されるものではない。したがって、本発明の範囲は添付の特許請求の範囲によってのみ限定される。

Claims (12)

  1. コーンクラッシャーまたはジャイレトリクラッシャー(100)であって、
    スリップリング(6)と、
    前記コーンクラッシャーまたはジャイレトリクラッシャーの設定を調整するために垂直方向に調整可能なクラッシャーヘッド(4)と、
    前記スリップリング(6)と前記クラッシャーヘッド(4)との間に配置される第1のシーリング部材(8)であって、それ自体の上方に第1の空間(12)を画定する第1のシーリング部材(8)と、
    前記第1のシーリング部材(8)に連結され、前記第1のシーリング部材(8)の下方に第2の空間(13)を画定する第1の可とう部材(5)と、
    を備える、コーンクラッシャーまたはジャイレトリクラッシャー(100)。
  2. 前記第1の可とう部材(5)は、前記第1のシーリング部材(8)とは反対側において第2のシーリング部材(9)に取り付けられる、請求項1に記載のコーンクラッシャーまたはジャイレトリクラッシャー(100)。
  3. 前記第1の可とう部材(5)は保持部材(10)に取り付けられる、請求項1に記載のコーンクラッシャーまたはジャイレトリクラッシャー(100)。
  4. 前記コーンクラッシャーまたはジャイレトリクラッシャー(100)は、第2の可とう部材(11)をさらに備え、
    前記第2の可とう部材(11)は、前記第1のシーリング部材(8)および保持部材(10)に取り付けられ、前記第1のシーリング部材(8)と前記保持部材(10)との間の隙間へのダストの侵入を防止するように構成される、
    請求項1または2に記載のコーンクラッシャーまたはジャイレトリクラッシャー(100)。
  5. 前記第1の可とう部材(5)は、ガラス繊維、帆布、ゴム、プラスチック、またはその他のまたは防じん材料から成る、請求項1から4のいずれかに記載のコーンクラッシャーまたはジャイレトリクラッシャー(100)。
  6. 前記第1の可とう部材(5)および/または前記第2のシーリング部材(9)が、その重さにより、前記第1のシーリング部材(8)を引っ張ること、及び/又は、
    前記第1の可とう部材(5)が、その張力により、前記第1のシーリング部材(8)を引っ張ること、
    を特徴とする、請求項に記載のコーンクラッシャーまたはジャイレトリクラッシャー(100)。
  7. 前記第1のシーリング部材(8)は前記保持部材(10)の下方に延在する、請求項3又は4に記載のコーンクラッシャーまたはジャイレトリクラッシャー(100)。
  8. 前記第1のシーリング部材(8)および/または前記第2のシーリング部材(9)は、前記クラッシャーヘッド(4)または前記スリップリング(6)に対して回転または摺動しないように構成される、請求項に記載のコーンクラッシャーまたはジャイレトリクラッシャー(100)。
  9. 前記第1のシーリング部材(8)および前記第1の可とう部材(5)は単一の要素として一体的に形成される、請求項1から8のいずれかに記載のコーンクラッシャーまたはジャイレトリクラッシャー(100)。
  10. 請求項1から9のいずれかに記載のコーンクラッシャーまたはジャイレトリクラッシャー(100)を備える、鉱石加工プラント(1200)。
  11. 前記鉱石加工プラントは移動型プラントである、請求項10に記載の鉱石加工プラント。
  12. コーンクラッシャーまたはジャイレトリクラッシャーのスリップリング(6)とクラッシャーヘッド(4)との間に配されるように構成されるシーリング部材であって、
    前記クラッシャーヘッド(4)は、前記コーンクラッシャーまたはジャイレトリクラッシャーの設定を調整するために垂直方向に調整可能であり、
    前記シーリング部材は、
    第1のシーリング部材(8)自体の上方に第1の空間(12)を画定するように構成される第1のシーリング部材(8)と、
    前記第1のシーリング部材(8)に連結され、前記第1のシーリング部材(8)の下方に第2の空間(13)を画定する第1の可とう部材(5)と、
    を備える、シーリング部材。
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