JP6730921B2 - 研磨液組成物の製造方法 - Google Patents

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Description

本開示は、研磨液組成物の製造方法、シリカ分散液の製造方法、磁気ディスク基板の製造方法、及び基板の研磨方法に関する。
近年、磁気ディスクドライブは小型化・大容量化が進み、高記録密度化が求められている。高記録密度化のためには、磁気信号の検出感度を向上させる必要がある。そこで、磁気ヘッドの浮上高さをより低下させ、単位記録面積を縮小する技術開発が進められている。磁気ディスク基板には、磁気ヘッドの低浮上化と記録面積の確保に対応するため、平滑性及び平坦性の向上(表面粗さ、うねり、端面ダレ等の低減)や表面欠陥低減(残留砥粒、スクラッチ、突起、ピット等の低減)が厳しく要求されている。
このような要求に対して、より平滑で、傷が少ないといった表面品質向上と生産性の向上を両立させる観点から、ハードディスク基板の製造方法においては、2段階以上の研磨工程を有する多段研磨方式が採用されることが多い。一般に、多段研磨方式の最終研磨工程、即ち、仕上げ研磨工程では、表面粗さ及び表面欠陥の低減という要求を満たすために、シリカ粒子を含む仕上げ研磨用研磨液組成物が使用されている。
例えば、特許文献1には、コロイダルシリカと水とを含有する研磨液組成物であって、コロイダルシリカ表面のシラノール基密度がコロイダルシリカ1g当たり0.06〜0.3mmolである、研磨液組成物が提案されている。そして、特許文献1には、研磨液組成物の原料であるシリカ分散液のpHを一旦高めてからできる限りすみやかにpHを下げる工程を経て研磨液組成物を製造する方法が提案されている。
特開2006−026885号公報
より高容量、高集積といった高密度化に対応するためには、研磨後の基板表面に生じる、スクラッチ等の表面欠陥(LPD:Light Point Defects)を低減することが要求される。
本開示は、研磨された基板表面の表面欠陥を低減可能な研磨液組成物を製造できる研磨液組成物の製造方法、前記研磨液組成物に用いられるシリカ分散液の製造方法、並びに前記研磨液組成物を用いた磁気ディスク基板の製造方法及び基板の研磨方法を提供する。
本開示は、シリカ粒子及び水を含む研磨液組成物の製造方法であって、pH10.1以上10.9以下に調整されて48時間以上経過した後のシリカ分散液を用いてpH1以上3以下の研磨液組成物を調製する工程を含み、前記シリカ分散液は、シリカ粒子及び水を含有する、研磨液組成物の製造方法に関する。
本開示は、pH10.1以上10.9以下に調整されて48時間以上経過した後のシリカ分散液をpH1以上3以下に再調整する工程を含み、前記シリカ分散液は、シリカ粒子及び水を含有する、シリカ分散液の製造方法に関する。
本開示は、本開示に係る研磨液組成物の製造方法によって製造される研磨液組成物を用いて被研磨基板を研磨する工程を含む、磁気ディスク基板の製造方法に関する。
本開示は、本開示に係る研磨液組成物の製造方法によって製造される研磨液組成物を用いて被研磨基板を研磨する工程を含む、基板の研磨方法に関する。
本開示によれば、研磨された基板表面の表面欠陥を低減可能な研磨液組成物を製造できるという効果を奏しうる。さらに、前記研磨液組成物を用いることで、表面欠陥が低減された磁気ディスク基板を製造できるという効果を奏しうる。
本開示は、所定のpHに調整されて所定時間経過後のシリカ分散液を用いて酸性の研磨液組成物を調製し、該研磨液組成物で被研磨基板を研磨すると、研磨後の基板表面の表面欠陥(LPD)の発生を抑制できるという知見に基づく。
すなわち、本開示は、シリカ粒子及び水を含む研磨液組成物の製造方法であって、pH10.1以上10.9以下に調整されて48時間以上経過した後のシリカ分散液を用いてpH1以上3以下の研磨液組成物を調製する工程を含み、前記シリカ分散液は、シリカ粒子及び水を含有する、研磨液組成物の製造方法(以下、「本開示に係る研磨液製造方法」ともいう)に関する。本開示に係る製造方法によれば、研磨された基板表面の表面欠陥(LPD)を低減できる研磨液組成物が得られうる。
本開示の効果発現のメカニズムの詳細は明らかではないが、以下のように推定される。
シリカ分散液がpH10.1以上10.9以下に調整されて所定時間経過すると、シリカ表面のシロキサン結合(Si−O−Si結合)が切断されて、シラノール基数が増加すると考えられる。そして、pH10.1以上10.9以下に調整されて所定時間経過後のシリカ分散液を用いてpH1以上3以下の研磨液組成物を調製し、該研磨液組成物で被研磨基板を研磨すると、研磨された基板表面の表面欠陥(LPD)、特にスクラッチの発生を低減できると推定される。
但し、本開示はこの推定に限定して解釈されなくてもよい。
本開示における研磨液組成物は、例えば、pH10.1以上10.9以下に調整されて48時間以上経過した後のシリカ分散液をpH1以上3以下に再調整することにより得られうる。したがって、本開示に係る研磨液製造方法は、pH10.1以上10.9以下に調整されて48時間以上経過した後のシリカ分散液を用いてpH1以上3以下の研磨液組成物を調製する工程(以下、「研磨液調製工程」ともいう)を含むことができる。
本開示に係る研磨液製造方法は、研磨液組成物の調製に用いられるシリカ分散液をpH10.1以上10.9以下に調整する工程をさらに含むことができる。
[シリカ分散液]
本開示におけるシリカ分散液は、シリカ粒子及び水を含有する。本開示におけるシリカ分散液の状態としては、シリカ粒子が分散した状態が好ましく、シリカ粒子が水中に分散した状態がより好ましい。
本開示において、pH10.1以上10.9以下に調整される前のシリカ分散液(以下、「分散液P1」ともいう)、及びpH10.1以上10.9以下に調整されたシリカ分散液(以下、「分散液P2」ともいう)をまとめて単に「分散液P」ともいう。
[シリカ粒子]
本開示におけるシリカ粒子(以下、「粒子A」ともいう)としては、コロイダルシリカ、ヒュームドシリカ、沈降シリカ、凝集シリカ、会合シリカ、表面修飾シリカ等が挙げられ、粒子Aは1種単独で又は2種以上を組み合わせて使用することができる。粒子Aとしては、研磨速度確保の観点から、好ましくはコロイダルシリカ及び沈降シリカから選ばれる1種以上、より好ましくはコロイダルシリカである。
前記コロイダルシリカとしては、例えば、珪酸アルカリ水溶液を原料とした粒子成長による方法(以下、「水ガラス法」ともいう)、及び、アルコキシシランの加水分解物の縮合による方法(以下、「ゾルゲル法」)ともいう)により得たものが挙げられ、製造容易性及び経済性の観点から、水ガラス法により得たコロイダルシリカが好ましい。水ガラス法及びゾルゲル法により得られるコロイダルシリカは、従来から公知の方法によって製造できる。
粒子Aの平均粒子径は、研磨速度確保の観点から、1nm以上が好ましく、5nm以上がより好ましく、8nm以上が更に好ましく、12nm以上が更に好ましく、そして、研磨速度確保及び表面欠陥(LPD)の低減の観点から、100nm以下が好ましく、50nm以下がより好ましく、30nm以下が更に好ましく、25nm以下が更に好ましく、20nm以下がより更に好ましい。本開示において、粒子Aの平均粒子径は、例えば、実施例に記載の方法により測定できる。
本開示における分散液P中の粒子Aの含有量は、経済性の観点から、5質量%以上が好ましく、10質量%以上がより好ましく、そして、分散性及び保存安定性向上の観点から、60質量%以下が好ましく、50質量%以下がより好ましい。
[水]
本開示に係る分散液Pに使用される水としては、イオン交換水、蒸留水、超純水等が挙げられる。分散液P中の水の含有量は、100質量%から粒子A及び他の成分を除いた残余とすることができる。
分散液P2のpHは、表面欠陥(LPD)の低減の観点から、10.1以上であって、10.3以上が好ましく、そして、同様の観点から、10.9以下であって、10.8以下が好ましく、10.6以下がより好ましい。本開示においてpHは、25℃における値であって、pHメータを用いて測定できる。具体的には実施例に記載の方法により測定できる。
分散液P2は、例えば、pH調整剤を用いて分散液P1のpHを10.1以上10.9以下にpH調整することにより得られうる。したがって、分散液P2は、粒子A、水、及びpH調整剤を含むことができる。
分散液P1のpH調整に使用されるpH調整剤、すなわち、分散液P2に含まれうるpH調整剤としては、例えば、アルカリ剤及び酸から選ばれる1種以上が挙げられ、本開示の効果発現の観点から、アルカリ剤が好ましい。アルカリ剤としては、表面欠陥(LPD)の低減の観点から、無機アルカリ剤が好ましく、アンモニア、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、及びヒドロキシルアミンから選ばれる1種以上がより好ましく、アンモニア、水酸化ナトリウム及び水酸化カリウムから選ばれる1種以上が更に好ましく、アンモニアがより更に好ましい。酸としては、例えば、後述の研磨液組成物のpH調整に使用される酸が挙げられる。
分散液P2のpHは、本開示の効果発現の観点から、分散液P1のpHよりも高いことが好ましく、分散液P1のpHよりも0.5以上2.0未満の範囲内で高いことがより好ましい。すなわち、分散液P1のpH調整は、本開示の効果発現の観点から、分散液P1のpHを高くすることにより行われることが好ましく、例えば、分散液P1のpHを0.5以上2.0未満の範囲内で高くするようにpH調整を行うことができる。分散液P2と分散液P1とのpHの差(P2−P1)は、好ましくは0.3以上、0.5以上、1.0以上、又は1.3以上であり、そして、好ましくは2.0未満、1.8以下、又は1.6以下である。分散液P1のpHとしては、本開示の効果発現の観点から、例えば、好ましくは4.0以上、より好ましくは5.0以上、更に好ましくは9.0以上であり、そして、10.0以下が好ましい。
分散液P2がpH10.1以上10.9以下にpH調整されてから研磨液組成物の調製に使用されるまでの経過時間(以下、「所定の保管期間」ともいう)は、表面欠陥(LPD)の低減の観点から、48時間以上であって、60時間以上が好ましく、72時間以上がより好ましく、そして、保存安定性の観点から、180日以内が好ましく、150日以内がより好ましく、120日以内が更に好ましい。
分散液P2の保管期間中、分散液P2の温度は、一定でもよく、温度制御されていてもよい。前記温度としては、製造容易性の観点から、例えば、環境温度の範囲内であればよく、具体的には、1℃以上が好ましく、5℃以上がより好ましく、15℃以上が更に好ましく、そして、40℃以下が好ましく、35℃以下がより好ましい。
分散液P2の保管期間中、分散液P2は、静置されていなくてもよく、例えば、移動、輸送等されてもよい。
保管期間後の分散液P2、すなわち、pH10.1以上10.9以下に調整されてから48時間以上経過後の分散液P2中の粒子Aの単位面積あたりのシラノール基量は、表面欠陥低減の観点から、4.8個/nm2以上が好ましく、4.9個/nm2以上が好ましく、5.1個/nm2以上が更に好ましく、そして、同様の観点から、5.5個/nm2以下が好ましい。本開示においてシラノール基量は、粒子Aの珪素原子に直接結合し、粒子Aの表面に存在するヒドロキシル基量に相当する。粒子Aの単位面積あたりのシラノール基量は、後述の実施例に記載の方法により測定できる。本開示においてシラノール基とは、粒子Aの表面に存在し、粒子Aの珪素原子に1つ以上のヒドロキシル基が直接結合した構造を有する基のことをいう。
保管期間前後の分散液P2中のシラノール基量の増加量、すなわち、pH10.1以上10.9以下に調整されてから48時間以上経過後の分散液P2中の粒子Aの単位面積あたりのシラノール基量の増加量(以下、単に「保管中のシラノール基増加量」ともいう)は、表面欠陥低減の観点から、0.2個/nm2以上が好ましく、0.3個/nm2以上が好ましく、0.4個/nm2以上が更に好ましく、そして、同様の観点から、0.8個/nm2以下が好ましい。本開示において粒子Aの単位面積あたりの保管中のシラノール基増加量は、後述の実施例に記載の方法により測定できる。
[研磨液組成物]
一般的に、研磨液組成物は、原料シリカ、水及び必要に応じて添加剤を配合してなるものである。本開示において、pH10.1以上10.9以下に調整されてから48時間以上経過した分散液P2は、磁気ディスク基板の製造方法における、被研磨基板の研磨に用いられる研磨液組成物の原料シリカとして使用できる。したがって、本開示における研磨液調製工程は、pH10.1以上10.9以下に調整されて48時間以上経過した分散液P2、水及び必要に応じて後述する添加剤を公知の方法で配合する工程を含むことができる。本開示において「配合する」とは、分散液P2、水及び必要に応じて添加剤を同時に又は任意の順序で混合することを含む。前記配合は、例えば、ホモミキサー、ホモジナイザー、超音波分散機及び湿式ボールミル等の混合器を用いて行うことができる。
本開示における研磨液組成物の25℃におけるpHは、研磨速度確保、及び表面欠陥(LPD)の低減の観点から、1.0以上であって、1.2以上が好ましく、そして、同様の観点から、3.0以下であって、2.7以下がより好ましく、2.5以下が更に好ましい。本開示において、研磨液組成物のpHは、前記分散液Pと同様の方法により測定できる。
本開示における研磨液組成物のpH調整は、無機酸及び有機酸から選ばれる1種以上のpH調整剤を用いて行うことができる。無機酸としては、硝酸、硫酸、亜硝酸、過硫酸、塩酸、過塩素酸、リン酸、ホスホン酸、ホスフィン酸、ピロリン酸、トリポリリン酸、アミド硫酸等の無機酸及びそれらの塩から選ばれる1種以上が好ましく、硝酸、硫酸、塩酸、過塩素酸、及びリン酸から選ばれる1種以上がより好ましく、硫酸及びリン酸から選ばれる1種以上が更に好ましい。有機酸としては、有機ホスホン酸、アミノカルボン酸、及びカルボン酸から選ばれる1種以上が好ましく、有機ホスホン酸がより好ましい。有機ホスホン酸としては、2−アミノエチルホスホン酸、1−ヒドロキシエチリデン−1,1−ジホスホン酸(以下、「HEDP」ともいう)、ヒドロキシホスホノ酢酸、アミノトリ(メチレンホスホン酸)、エチレンジアミンテトラ(メチレンホスホン酸)、ジエチレントリアミンペンタ(メチレンホスホン酸)、エタン−1,1−ジホスホン酸、エタン−1,1,2−トリホスホン酸、エタン−1−ヒドロキシ−1,1−ジホスホン酸、エタン−1−ヒドロキシ−1,1,2−トリホスホン酸、エタン−1,2−ジカルボキシ−1,2−ジホスホン酸、メタンヒドロキシホスホン酸、2−ホスホノブタン−1,2−ジカルボン酸、2−ホスホノ−1,2,4−ブタントリカルボン酸、1−ホスホノブタン−2,3,4−トリカルボン酸、α−メチルホスホノコハク酸及びそれらの塩から選ばれる1種以上が好ましく、HEDP、ヒドロキシホスホノ酢酸、アミノトリ(メチレンホスホン酸)、エチレンジアミンテトラ(メチレンホスホン酸)、ジエチレントリアミンペンタ(メチレンホスホン酸)及び2−ホスホノ−1,2,4−ブタントリカルボン酸から選ばれる1種以上がより好ましく、HEDPが更に好ましい。アミノカルボン酸としては、グルタミン酸、ピコリン酸、アスパラギン酸及びそれらの塩から選ばれる1種以上が挙げられる。カルボン酸としては、シュウ酸、ニトロ酢酸、マレイン酸、オキサロ酢酸及びそれらの塩から選ばれる1種以上が挙げられる。
本開示におけるpH調整は、例えば、上述したpH調整剤の添加により行うことができる。pH調整剤の添加は、所定のpHに達した後、しばらく撹拌を続け、例えば1時間後にpH変動がないことを確認して終了することが好ましい。pH変動が確認された場合、更にpH調整剤を添加し、pH変動が確認されなくなるまで繰り返すことが好ましい。
本開示における研磨液組成物中の粒子Aの含有量は、研磨速度確保の観点から、好ましくは0.5質量%以上、より好ましくは1質量%以上、更に好ましくは2質量%以上、更に好ましくは4質量%以上であり、そして、経済性の観点から、好ましくは20質量%以下、より好ましくは15質量%以下、更に好ましくは13質量%以下、更により好ましくは10質量%以下、更により好ましくは8質量%以下である。
本開示における研磨液組成物は、研磨速度確保、及び表面欠陥(LPD)の低減の効果を損なわない範囲で、添加剤を含むことができる。前記添加剤としては、例えば、アニオン性基を有する水溶性高分子、上述したpH調整剤、過酸化水素等の酸化剤、複素環芳香族化合物、脂肪族アミン化合物、脂環式アミン化合物、増粘剤、防錆剤、界面活性剤、防腐剤、アルコール類、及びキレート剤から選ばれる1種以上が挙げられる。本開示における研磨液組成物中の任意成分の含有量は、研磨速度確保の観点から、0.0001質量%以上が好ましく、0.0025質量%以上がより好ましく、0.01質量%以上が更に好ましく、そして、1質量%以下が好ましく、0.5質量%以下がより好ましく、0.2質量%以下が更に好ましい。これら添加剤は、分散液P1及びP2に配合されてもよい。
本開示における研磨液組成物中の金属元素含有量は、表面欠陥(LPD)の低減の観点から、0.001質量%以上2質量%以下が好ましく、0.001質量%以上1質量%以下がより好ましく、0.01質量%以上1質量%以下が更に好ましく、0.01質量%以上0.5質量%以下がより更に好ましく、0.01質量%以上0.1質量%以下がより更に好ましい。金属元素としては、例えば、Na、K等のアルカリ金属;Mg,Ca等のアルカリ土類金属;等から選ばれる1種又は2種以上の組合せが挙げられる。粒子A由来の金属元素含有量は、表面欠陥(LPD)の低減の観点から、0.001質量%以上0.2質量%以下が好ましく、0.001質量%以上0.1質量%以下がより好ましく、0.005質量%以上0.1質量%以下が更に好ましく、0.005質量%以上0.05質量%以下がより更に好ましい。本開示において、粒子A由来の金属元素含有量には、シリカ分散液のpH調整に関わる金属元素は含まれない。粒子A由来の金属元素含有量は、例えば、粒子A製造時の珪酸塩の濃度によって調整できる。本開示におけるシリカ分散液中の金属含有量は、例えば、JIS−K0133に準拠し、ICP−MS(アジレント製7700S)を用いて測定できる。
上記において説明した研磨液組成物中の各成分の含有量は、研磨液組成物の使用時における含有量である。本開示における研磨液組成物は、その保存安定性が損なわれない範囲で濃縮された状態で保存及び供給されてもよい。この場合、製造及び輸送コストをさらに低くできる点で好ましい。本開示における研磨液組成物の濃縮液は、使用時に、必要に応じて前述の水系媒体で適宜希釈して使用すればよい。希釈割合は2倍以上100倍以下とすることができる。
本開示における研磨液組成物の実施形態は、全ての成分が予め混合された状態で市場に供給される、いわゆる1液型であってもよいし、使用時に混合される、いわゆる2液型であってもよい。
[被研磨基板]
本開示における被研磨基板は、磁気ディスク基板又は磁気ディスク基板に用いられる基板であり、例えば、Ni−Pメッキされたアルミニウム合金基板や、珪酸ガラス、アルミノ珪酸ガラス、結晶化ガラス、強化ガラス等のガラス基板が挙げられる。中でも、本開示で使用される被研磨基板としては、強度と扱いやすさの観点からNi−Pめっきアルミニウム合金基板が好ましい。上記被研磨基板の形状には特に制限はなく、例えば、ディスク状、プレート状、スラブ状、プリズム状等の平面部を有する形状や、レンズ等の曲面部を有する形状であればよい。中でも、ディスク状の被研磨基板が適している。ディスク状の被研磨基板の場合、その外径は例えば2mm以上95mm以下程度であり、その厚みは例えば0.5mm以上2mm以下程度である。
[シリカ分散液の製造方法]
本開示は、pH10.1以上10.9以下に調整されて48時間以上経過した後の分散液P2をpH1以上3以下に再調整する工程を含む、シリカ分散液の製造方法(以下、「本開示に係る分散液製造方法」)に関する。本開示に係る分散液製造方法により得られるシリカ分散液は、研磨液組成物の調製に使用されうる。本開示に係る分散液製造方法により得られるシリカ分散液を用いることで、基板表面の表面欠陥を低減可能な研磨液組成物が得られうる。
本開示に係る分散液製造方法により得られるシリカ分散液のpHは、研磨速度確保、及び表面欠陥(LPD)の低減の観点から、1.0以上であって、1.2以上が好ましく、そして、同様の観点から、3.0以下であって、2.7以下がより好ましく、2.5以下が更に好ましい。シリカ分散液pHのpH調整は、上述した研磨液組成物のpH調整に使用されうる酸(pH調整剤)を用いて行うことができる。
[磁気ディスク基板の製造方法]
一般に、磁気ディスクは、研削工程を経た被研磨基板が、粗研磨工程、仕上げ研磨工程を経て研磨され、記録部形成工程にて磁気ディスク化されて製造される。本開示に係る研磨液製造方法により得られる研磨液組成物又は本開示に係る分散液製造方法により得られるシリカ分散液を用いて製造された研磨液組成物(以下、これらをまとめて「本開示における研磨液組成物」ともいう)は、磁気ディスク基板の製造方法における、被研磨基板を研磨する研磨工程、好ましくは仕上げ研磨工程に使用されうる。すなわち、本開示は、本開示における研磨液組成物を用いて被研磨基板を研磨する研磨工程を含む、磁気ディスク基板の製造方法(以下、「本開示に係る基板製造方法」ともいう)に関する。
本開示に係る基板製造方法における研磨工程では、例えば、研磨パッドを貼り付けた定盤で被研磨基板を挟み込み、本開示の研磨液組成物を研磨面に供給し、圧力を加えながら研磨パッドや被研磨基板を動かすことにより、被研磨基板を研磨する。前記研磨工程における研磨条件としては、例えば、研磨荷重を7.5kPa以上16kPa以下、被研磨基板1cm2あたりの研磨量を0.20mg以上0.15mg以下と設定できる。本開示において「研磨荷重」とは、研磨時に被研磨基板の被研磨面に加えられる定盤の圧力をいう。研磨荷重の調整は、定盤や基板等への空気圧や重りの負荷によって行うことができる。
本開示に係る基板製造方法によれば、本開示における研磨液組成物を用いることで、研磨後の基板表面の表面欠陥(LPD)が低減された、高品質の磁気ディスク基板を高収率で、生産性よく製造できるという効果が奏されうる。
[基板の研磨方法]
本開示は、上述した本開示の研磨液組成物を用いて被研磨基板を研磨する研磨工程を含む、基板の研磨方法に関する。研磨液組成物の製造方法、研磨工程における研磨方法及び研磨条件、被研磨基板については、上述の本開示に係る磁気ディスク基板の製造方法と同様とすることができる。本開示の研磨方法を使用することにより、表面欠陥(LPD)が低減された、高品質の磁気ディスク基板を高収率で、生産性よく製造できるという効果が奏されうる。
[研磨液キット]
本開示は、本開示に係る研磨液組成物の製造に用いられる研磨液キットであって、pH10.1以上10.9以下に調整された分散液P2(第一液)を含み、分散液P2(第一液)は、pH10.1以上10.9以下に調整されてから48時間以上経過後に使用される、研磨液キット(以下、「本開示に係るキット」ともいう)に関する。本開示に係るキットによれば、研磨された基板表面の表面欠陥(LPD)を低減できる研磨液組成物が製造されうる。
本開示に係るキットは、前記第一液と混合されたときに得られる混合液をpH1以上3以下に調整するための添加剤を含む溶液(第二液)を、前記前記第一液とは相互に混合されていない状態でさらに含むことができる。前記第一液と前記第二液とは、使用時に混合され、必要に応じて水を用いて希釈されてもよい。前記第二液が、pH10.1以上10.9以下に調整されてから48時間以上経過後の前記第一液と混合されることで、研磨液組成物が得られうる。前記第二液に含まれる添加剤には、上述した研磨液組成物の調製に使用されうる添加剤を用いることができる。
本開示に係るキットは、分散液P2(第一液)がpH10.1以上10.9以下に調整されてからの経過時間に関する情報が記録又は記載されたラベルを有していてもよい。前記情報としては、例えば、分散液P2(第一液)がpH10.1以上10.9以下に調整された日時、前記第一液のpH再調整可能な日時等が挙げられる。
以下、実施例により本開示をさらに詳細に説明するが、これらは例示的なものであって、本開示はこれら実施例に制限されるものではない。
1.各パラメータの測定方法
[シリカ粒子(粒子A)の平均粒子径の測定方法]
まず、粒子Aが水に分散されたシリカスラリーを固形分で1.5g分を200mLビーカーに採取し、イオン交換水100mLを加えてスターラーで混合した。次に、電位差滴定装置を用いて、0.1mol/Lの塩酸標準溶液で試料溶液をpH3.0に調整した。塩化ナトリウム30.0gを加えスターラーで溶解して、ビーカーの150mLの標線までイオン交換水を加えスターラーで混合した。恒温水槽(20±2℃)に約30分間浸漬する。電位差滴定装置を用いて、0.1mol/Lの水酸化ナトリウム標準溶液で滴定を行い、pH4.0からpH9.0まで変化するときに使用された水酸化ナトリウム標準溶液の量(g)(A)を読み取る。同時に空試験を行い、空試験の滴定に要した水酸化ナトリウム標準溶液の量(g)(B)を読み取った。そして、下記計算式により粒子Aの平均粒子径(nm)を算出し、結果を表1に示した。
平均粒子径(nm)=3100÷26.5×(A−B)÷試料採取量(g)
[シリカ分散液及び研磨液組成物のpH測定]
シリカ分散液又は研磨液組成物の25℃におけるpHは、pHメータ(東亜電波工業株式会社製「HM−30G」)を用いて測定した値であり、pHメータの電極をシリカ分散液又は研磨液組成物へ浸漬して1分後の数値である。
[シリカ粒子(粒子A)のシラノール基量の測定]
粒子Aの単位面積あたりのシラノール基量は、差動型示差熱天秤(TG−DTA)(理学電機工業株式会社製「Thermo Plus TG8120」)を用いて測定した。粒子Aの水分散液を120℃で24時間乾燥させ、得られた粉末状のシリカを測定試料とした。前記試料をエアーフロー(300mL/min)下、25〜700℃まで10℃/分の速度で昇温し、200℃で測定した質量の残分をSiO2の質量(g)、200〜700℃までの加熱の間の質量の減少量をシラノール基由来のヒドロキシル基量(g)として測定し、下記の式を用いてシラノール基量(個/nm2)を算出した。ここでは、保管期間前後のシラノール基量をそれぞれ算出し、結果を表1に示した。さらに、保管期間前後のシラノール基量の結果から、保管中のシラノール基増加量を算出し、結果を表1に示した。なお、粒子AのBET比表面積は以下のように測定した。
シラノール基量(個/nm2)=(ヒドロキシル基量(g)×2×1000/18/SiO2の質量(g))×6.02×1023(個/mol)/BET比表面積(m2/g)
[BET比表面積の測定方法]
粒子AのBET比表面積は、自動比表面積測定装置(株式会社島津製作所製「フローソーブIII 2305」)を用いて測定した。粒子Aの水分散液を120℃で24時間乾燥させ、得られた粉末状のシリカを測定試料とした。測定用ガスには、窒素とヘリウムの混合ガス(N2:30体積%、He:70体積%)を用いた。
2.シリカ分散液の調製(実施例1〜11及び比較例1〜5)
pH調整前の分散液P1のpH調整を表1に示すpH調整剤を用いて行い、表1に示す所定のpHに調整された分散液P2を得た。そして、所定期間保管された分散液P2を、研磨液組成物の調製に用いた。表1には、粒子Aの平均粒子径、分散液P1のpH、pH調整剤の種類、分散液P2のpH、分散液P2のpH調整後(保管前)のシラノール基量、保管温度、分散液P2の保管期間、分散液P2の保管期間後のシラノール基量、保管中のシラノール基増加量を示した。
[pH調整前の分散液P1]
pH調整前の分散液P1として、以下の粒子A(コロイダルシリカスラリーA1〜A4)を使用した。
A1:コロイダルシリカスラリー[pH9.0、日揮触媒化成社製、粒子Aの平均粒子径:18.0nm、粒子Aの含有量:40質量%]
A2:コロイダルシリカスラリー[pH9.5、日揮触媒化成社製、粒子Aの平均粒子径:25.0nm、粒子Aの含有量:48質量%]
A3:コロイダルシリカスラリー[pH10.0、日揮触媒化成社製、粒子Aの平均粒子径:50.0nm、粒子Aの含有量:40質量%]
A4:コロイダルシリカスラリー[pH10.0、日揮触媒化成社製、粒子Aの平均粒子径:100.0nm、粒子Aの含有量:40質量%]
[pH調整剤]
分散液P1のpH調整には、以下のpH調整剤B1〜B3を用いた。
B1:アンモニア水[キシダ化学社製、濃度:28質量%]
B2:水酸化カリウム水溶液[和光純薬社製、48質量%水酸化カリウム水溶液を、イオン交換水にて2.4質量%に希釈したもの]
B3:水酸化ナトリウム水溶液[和光純薬社製、50質量%水酸化ナトリウム水溶液を、イオン交換水にて2.4質量%に希釈したもの]
3.研磨液組成物の調製(実施例1〜11及び比較例1〜5)
イオン交換水に、硫酸を0.4質量%、HEDPを0.05質量%、過酸化水素を0.4質量%添加し混合した水溶液の撹拌下に、上記実施例1〜11及び比較例1〜5の分散液P2を5質量%になるように添加し、実施例1〜11及び比較例1〜5の研磨液組成物を調製した。各研磨液組成物の25℃におけるpHは1.4であった。そして、調製した研磨液組成物を用いて、基板の研磨を行い研磨後の被研磨基板表面を評価した。
[基板の研磨]
上記のように調製した研磨液組成物を用いて被研磨基板の仕上げ研磨を下記条件で行った。被研磨基板としては、アルミナ研磨材を含有する研磨液であらかじめ粗研磨し、表面粗さAFM−Raが5〜15ÅであるNi−Pメッキアルミニウム合金基板(厚さ:1.27mm、外径:95mmφ、内径:25mmφ)を用いた。
<仕上げ研磨条件>
研磨試験機:スピードファム社製、両面9B研磨機
研磨パッド:フジボウ社製、ウレタン製仕上げ研磨用パッド
上定盤回転数:32.5rpm/分
研磨液組成物供給量:100mL/分
本研磨時間:4分
本研磨荷重:7.8kPa
基板の枚数:10枚
3.表面欠陥(LPD)の測定
測定機器:KLA−Tencor社製「Candela OSA7100」
評価:研磨後の基板をイオン交換水中に5分間浸漬洗浄した後、イオン交換水で20秒間すすぎ洗浄を行った。その後、研磨試験機に投入した基板のうち、無作為に4枚を選択し、各々の基板を10,000rpmにてレーザを照射し表面欠陥(LPD)(個)を測定した。その4枚の基板の各々両面にある表面欠陥(LPD)(個)の合計を8で除して、基板面当たりの表面欠陥数(LPD)(個)を算出した。LPDの数値が小さいほど、表面欠陥が少ないことを示す。表面欠陥(LPD)の測定結果を表1に示した。
Figure 0006730921
表1に示されるように、実施例1〜11の研磨液組成物は、比較例1〜5の研磨液組成物に比べて、仕上げ研磨後の基板表面の表面欠陥数が低減されていた。
本開示によれば、研磨後の表面欠陥を低減可能な研磨液組成物を提供できる。そして、該研磨液組成物は、磁気ディスク基板の製造に好適に用いることができる。

Claims (7)

  1. シリカ粒子及び水を含む研磨液組成物の製造方法であって、
    pH10.1以上10.9以下に調整されて48時間以上経過した後のシリカ分散液を用いてpH1以上3以下の研磨液組成物を調製する工程を含み、
    前記シリカ分散液は、シリカ粒子及び水を含有する、研磨液組成物の製造方法。
  2. 前記研磨液組成物の調製に用いられるシリカ分散液をpH10.1以上10.9以下に調整する工程を含む、請求項1に記載の研磨液組成物の製造方法。
  3. 前記研磨液組成物の調製に用いられるシリカ分散液は、無機アルカリ剤を用いてpH調整されたものである、請求項1又は2に記載の研磨液組成物の製造方法。
  4. シリカ粒子の平均粒子径は、1nm以上100nm以下である、請求項1から3のいずれかに記載の研磨液組成物の製造方法。
  5. pH10.1以上10.9以下に調整されて48時間以上経過した後のシリカ分散液をpH1以上3以下に再調整する工程を含み、
    前記シリカ分散液は、シリカ粒子及び水を含有する、シリカ分散液の製造方法。
  6. 請求項1から4のいずれかに記載の研磨液組成物の製造方法によって製造される研磨液組成物を用いて被研磨基板を研磨する工程を含む、磁気ディスク基板の製造方法。
  7. 請求項1から4のいずれかに記載の研磨液組成物の製造方法によって製造される研磨液組成物を用いて被研磨基板を研磨する工程を含む、基板の研磨方法。
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