JP6730814B2 - 炉床構成部品、火格子、及び炉床構成部品の製造方法 - Google Patents

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Description

本発明は、炉床構成部品、火格子、及び炉床構成部品の製造方法に関する。
従来、廃棄物の焼却処理に伴って発生した有害物質の無害化処理を行う廃棄物処理施設の焼却炉として、ストーカ式焼却炉が知られている。ストーカ式焼却炉は、焼却炉の幅方向横列に沿って並列に配置される固定火格子列と可動火格子列を有する。固定火格子列と可動火格子列は、焼却炉の長手方向(焼却処理対象物の移送方向)に沿って交互に階段状に配置される。
近年、廃棄物処理施設の多くは、ボイラとタービン発電機を付設することにより、焼却処理としての機能に加え、熱回収施設として発電を行う発電所の機能を有するようになってきている。発電所は長期に安定した電力供給を確保する必要があるので、焼却炉を停止することなく、安定して長期にわたり連続運転できることが求められている。さらに、経済性の観点から、運営管理費用等(消耗部品の交換費用、整備費用等)を最小限にすることも求められる。
廃棄物焼却炉内で使用される火格子等の炉床構成部品は、1200℃程度の高温火炎、腐食性ガス、及び溶融塩等に曝される。炉床構成部品の高温腐食が進行すると、定期的に炉床構成部品を交換又は整備するために焼却炉を停止しなくてはならない。このため、炉床構成部品の交換又は整備の周期を長期化するために、炉床構成部品の耐久性を改善する必要がある。さらに、炉床構成部品の交換又は整備を短期間で行う必要がある。
また、高温腐食部分以外であっても、炉床構成部品の摺動部分は、摩耗が進行することで使用限界に達し、交換又は整備が必要になる。
図7は、このようなストーカ式焼却炉の炉床構成部品の一例である従来の火格子を示す。図7Aは、火格子の上面斜視図を示し、図7Bは火格子の下面斜視図を示す。図7A及び図7Bに示すように、火格子9は、上壁部91と、上壁部91の前端に設けられる前壁92と、上壁部91の後端に設けられる後壁部93と、上壁部91の裏面側に設けられる凹部94と、複数のフィン95とを有する。火格子9は、耐熱鋳鉄又は耐熱鋳鋼等の材質から形成される鋳造品であり、全体として複雑な形状を有する。
図示の例では、3つのフィン95が、前壁部92と凹部94との間に設けられ、火格子9を補強する。上壁部91と複数のフィン95との間に画定される隙間(内部空間)は、燃焼空気が通過する通路を形成する。即ち、火格子9は略中空ブロック状に形成される。また、フィン95は、長手方向中間部よりも後壁93側に、突面部95aを有する。それぞれの突面部95aは、通孔95bを有する。これらの通孔95bにピン96が挿入される。
ストーカ式焼却炉の炉床は、炉の規模に応じて数百から数千の同一形状の火格子から構成される。火格子の複雑な形状を再現する必要があるため、従来、火格子は一般的に砂型鋳造法により製造されていた。
このような鋳造火格子等の炉床構成部品の耐久性を改善する方法として、炉床構成部品の表面をNi基自溶合金溶射又は肉盛により改質すること(例えば、特許文献1参照)、及び炉床構成部品を構成する耐熱鋳鋼に粒界腐食を抑制する元素(例えば、MoやNb)
を添加すること(例えば、特許文献2参照)が提案されている。
特開2007−255814号公報 特開2007−254842号公報
しかしながら、耐熱合金鋼から形成される火格子等の炉床構成部品を鋳造により製造する場合、鋳造技術と鋳造設備を有する専門の製造業者に製造委託する必要がある。また、鋳造により製造される炉床構成部品は、多くの製造プロセスを経て製造されるので、製造コストがかかるという問題があった。
また、火格子等の炉床構成部品の炉内露出面は、1200℃程度の高温火炎、腐食性ガス、及び溶融塩等の高温腐食雰囲気に曝される。一方で、炉床構成部品の炉内非露出面は、一次燃焼空気により空冷されるので、通常300℃程度に維持され、最大でも450℃以下になるように管理される。したがって、炉床構成部品の炉内露出面のみが耐熱耐食性合金から形成されることが好ましい。しかしながら、炉床構成部品が鋳造により一体成型されると、高温腐食雰囲気に曝されない炉内非露出面も耐熱耐食性合金から形成されるので、不経済である。
また、鋳造は、製品全体の肉厚を可能な限り均等にすること及び抜け勾配を必要とするので、鋳造品は製品強度に対して必要以上の肉厚を有する。このため、炉床構成部品が鋳造により製造される場合、高価な材料を多く必要とするので、不経済である。
炉床構成部品が鋳造により製造される場合、粒界腐食抑制元素を含む高価な耐熱耐食性合金を母材とすることで炉床構成部品の耐久性を改善することも考えられる。しかしながら、耐久性の改善が不要な炉内非露出面までも母材合金と同一合金から形成せざるを得ない。また、炉床構成部品の一部が焼損して減肉しても、部分的に補修することができないので、炉床構成部品を1個単位で廃棄又は交換しなければならず、不経済であった。
この問題点を改善するために、上述したように、鋳造部品の必要な箇所に耐久性の高い合金を溶射又は肉盛することで、表面改質していた。しかしながら、溶射又は肉盛の施工時には、熱衝撃により母材に割れが発生し易い。これを防止するためには母材の予熱処理、後熱処理等の正確な熱管理が要求される。焼却施設内ではこれらの熱管理を行うことは極めて困難であるので、炉床構成部品を容易に補修することができなかった。
鋳造部品を製造する場合、経済的な鋳造法として一般的に木型模型による砂型鋳造が行われている。しかしながら、鋳物寸法精度は製缶品より劣るので、所望の寸法精度を達成するためには機械加工する必要があった。例えば、火格子幅150mmの火格子の設計要求精度は±0.3mm以下であるが、鋳造法の寸法精度は±0.5mm程度である。
火格子等の炉床構成部品に一般的に用いられる高クロム低ニッケル耐熱鋳鋼(JIS SCH2 相当材)の曲げ強さ及び耐衝撃性は、一般構造用圧延鋼鋼材等と比較すると低い。このため、焼却炉運転中に廃棄物中の不燃物等が炉床構成部品間に噛み込まれて折損事故が発生したり、炉床構成部品を取付ける際に誤って破損したりする恐れがある。このため、炉床構成部品の取り扱いには十分注意する必要があった。
火格子等の炉床構成部品の摺動摩耗による減肉量も耐久性の1つの評価要素である。摩
耗量を低減するためには、炉床構成部品の表面硬度を上げることが有効である。具体的には、部品母材の炭素含有量を増やすことが摩耗量を低減する1つの方法である。しかしながら、部品母材の炭素含有量が一定量を超えると、部品母材が脆くなって割れが発生したり、クロム炭化物の生成により粒界腐食を招いたりするという欠点がある。このため、実用上の炭素含有率は1.5%程度を上限としている。なお、一例として耐熱鋳鋼(JIS
SCH2)の炭素含有率を1.5%とした場合、ブリネル硬さでHBW400程度の表面硬度が得られた。これは耐熱鋳鋼(JIS SCH2)の炭素含有率0.4%で得られる硬度の約2倍であった。
本発明は、従来技術の有する上記問題点に鑑み、市販性のある材料で形成され得る火格子等の炉床構成部品を提供することを課題とする。
また、本発明は、溶接性及び機械加工性に優れた火格子等の炉床構成部品を提供することを他の一つの課題とする。
また、本発明は、火格子等の炉床構成部品の耐熱性、耐食性、及び/又は耐摩耗性を低コストで容易に改善し、且つ高い改善効果(コストパフォーマンス)を実現することを他の一つの課題とする。
また、本発明は、火格子等の炉床構成部品の機械的強度及び製品精度を安定して確保することを他の一つの課題とする。
また、本発明は、部分的に補修することができる火格子等の炉床構成部品を提供することを他の一つの課題とする。
また、上述したように、廃棄物処理施設は発電設備として機能するので、長期に安定した運転が要求される。したがって、焼却炉が停止する機会を極力低減し、定期点検及び整備も短期間で実施することが求められている。これに鑑み、本発明は、火格子等の炉床構成部品の耐食性、耐摩耗性、機械的構造強度等の耐久性を改善することで、炉床構成部品に起因する事故を低減し、点検整備を容易にすることを他の一つの課題とする。
本発明は、上記の課題のうち少なくとも一つを解決するためになされたものである。
本発明の一形態によれば、炉床構成部品が提供される。この炉床構成部品は、焼却炉の炉内に露出する炉内露出面を有する炉床構成部品であって、第1合金層と第2合金層とを有する板材を有し、前記第1合金層は、前記第2合金層よりも高い耐熱性、耐食性、及び/又は耐摩耗性を有し、前記炉内露出面が、前記板材の前記第1合金層から構成される。
本発明の他の一形態によれば、上記炉床構成部品において、前記第2合金層は、前記第1合金層よりも高い溶接性を有し、前記第2合金層が溶接により互いに接合される。
本発明の他の一形態によれば、炉床構成部品が提供される。この炉床構成部品は、焼却炉の炉内に露出する炉内露出面を有する炉床構成部品であって、第1合金層と第2合金層とを有する板材と、前記板材を支持する支持体と、を有し、前記第1合金層は、前記第2合金層よりも高い耐熱性、耐食性、及び/又は耐摩耗性を有し、前記炉内露出面が、前記板材の前記第1合金層から構成されるように、前記板材が前記支持体に接合される。
本発明の他の一形態によれば、上記炉床構成部品において、前記第2合金層は、前記第1合金層よりも高い溶接性を有し、前記板材の前記第2合金層は、前記支持体に溶接によ
り接合される。
本発明の他の一形態によれば、火格子が提供される。この火格子は、焼却炉の炉床に使用される火格子であって、上壁部と、前記上壁部の前端に設けられる前壁部と、前記前壁部の下端から延在する前壁下部と、を有し、前記上壁部、前記前壁部、及び前記前壁下部は、第1合金層と第2合金層とを有する板材から構成され、前記第1合金層は、前記第2合金層よりも高い耐熱性、耐食性、及び/又は耐摩耗性を有し、前記板材の前記第1合金層が前記焼却炉内に露出するように構成される。
本発明の他の一形態によれば、炉床構成部品の製造方法が提供される。この製造方法は、第1合金層と前記第1合金層よりも高い溶接性を有する第2合金層とを有する板材の前記第2合金層を、支持体に溶接する工程を有する。
市場には溶接用鋼板表面に耐熱性、耐食性、及び/又は耐摩耗性を備えた合金を肉盛溶接した2層構造の板材(以下、2層板材という)が広く流通している。この2層板材を利用して、焼却炉内に露出する面(炉内露出面)を少なくとも耐熱性、耐食性、及び耐摩耗性のいずれかを有する合金層(第1合金層)で形成し、耐久性の改善が不要な部分(炉内非露出面)を溶接用鋼材層(第2合金層)により形成する。これにより、鋳造により製造される火格子等の炉床構成部品と同一の構造及び形状を有する炉床構成部品を溶接により製造することができる。使用環境に応じて合金材質を選択することもできるので、耐久性改善と製造コスト削減が同時に達成できる。
炉床構成部品が使用される雰囲気に応じて適切な材料を選択することで、炉床構成部品を経済的に有利に構成することができる。具体的には、耐食性の改善を必要としない炉内非露出面を形成する材料として溶接性に優れた一般構造用圧延鋼板を選択することができ、火格子温度が高い主燃焼部を形成する材料としてステンレス鋼板を選択することができる。
火格子等の炉床構成部品を組み付けるためのストーカフレームは、一般構造用圧延鋼材等の市販性のある材料から構成され、溶接により組み立てられるので、一般的な製缶工場で製造されている。製缶技術は、工業界で広く実績を有し且つ安定した技術である。製缶技術は、切断機、溶接機及び溶接材料が有れば、特殊な設備がなくとも部品を製造することができるという利点を有する。炉床構成部品をストーカフレームと共に同一の製缶工場で製造すれば大幅にコストを低減することができる。火格子の場合、コスト低減率の試算では、基材と肉盛層材の組み合わせに応じて、購入価格ベースで20%から40%までコストを低減することができる。火格子が2層板材から構成される場合、火格子の整備時に減肉部を切断して部分的に新規材料を溶接することができ、整備時間の短縮、コスト削減が見込まれる。この結果、貴重な金属資源の再生利用も可能となり、資源の無駄な廃棄を回避できる。
溶接用鋼板は、曲げ強度及び耐衝撃性が耐熱鋳鋼より優れている。したがって、炉床構成部品が2層板材から構成される場合、安定した機械的強度が得られ、鋳造火格子の欠点である折損事故を防止することができる。
2層板材の第1合金層である肉盛溶接合金は、火格子の耐久性改善に必要な耐熱性、耐食性、及び/又は耐摩耗性を有している。肉盛溶接合金に使用可能な、主要材である5〜6C−28〜32Cr−2〜3Nb−3〜5W−5〜6C合金では、その耐熱性、耐食性が耐熱鋳鋼(JIS SCH2)と同等以上であり、HBW650〜700の硬度(耐摩耗性)を有する。この硬度は、耐熱鋳鋼(JIS SCH2)の約3倍である。耐熱鋳鋼は、高硬度であると耐衝撃性が低下するので、割れが発生することがある。しかしながら
、2層板材を有する炉床構成部品では、第2合金層が耐熱鋳鋼ではなく溶接用鋼材であるので、上述したように安定した機械的強度が得られ、折損事故の発生を防止することができる。
2層板材の他の合金として、耐熱鋳鋼(JIS SCH2)と同等の耐熱性及び耐食性を有し、且つHBW500〜600の硬度を有する2〜3.5C−18〜30Cr合金も市販性がある。なお、本合金の硬度は、耐熱鋳鋼(JIS SCH2)の約2倍である。
2層板材から構成される火格子では、市販の2層板材から火格子の構成部品を板取りし、レーザ切断、プラズマ切断、又はガス切断で、構成部品を切り出す。150mm幅の火格子の構成部品をレーザ切断で切り出す場合、加工精度は±0.1〜0.3mmを確保することができ、機械加工は不要である。プラズマ切断の加工精度は±0.5mm程度であるので、要求する製品精度を確保するためには、切り出した構成部品を部分的にグラインダ加工する必要がある。しかしながら、2層板材は、第2層が溶接用鋼材から形成されるので、耐熱鋳鋼に比べ加工性に優れている。
本実施形態に係る炉床構成部品が使用されるストーカ式焼却炉の炉床部分を示す全体図である。 本実施形態に係る炉床構成部品である火格子の上面側斜視図である。 本実施形態に係る炉床構成部品である火格子の下面側斜視図である。 本実施形態に係る炉床構成部品である火格子の構成部品を示す図である。 2層板材の部分断面図である。 図1に示したストーカ式焼却炉の炉床部分における固定火格子、可動火格子、及びサイド火格子を示す概略拡大断面図である。 本実施形態に係る炉床構成部品であるサイド火格子の正面図である。 図6Aに示す断面XXにおける、サイド火格子の断面図である。 従来の火格子の上面斜視図である。 従来の火格子の下面斜視図である。
以下、本発明の実施形態について図面を参照して説明する。以下で説明する図面において、同一の又は相当する構成要素には、同一の符号を付して重複した説明を省略する。
図1は、本実施形態に係る炉床構成部品が使用されるストーカ式焼却炉の炉床部分を示す全体図である。図示のように、ストーカ式焼却炉1は、全体として階段状の構造を有する炉床部11を備える。炉床部11は、多段のストーカ2が配列されて構成される。ストーカ2は、焼却処理対象物の移送方向に沿って、乾燥領域2a、第1燃焼領域2b、第2燃焼領域2c、及び後燃焼領域2dを有する。
炉床部11は、幅方向の両側部に複数のサイド火格子13及び14を有し(図中片側のみ示される)、幅方向中央部に仕切り3を有する。これにより、ストーカ式焼却炉1は、焼却炉の運転中の火格子の摺動摩耗を軽減し得る。なお、サイド火格子13及び14の具体的な構造は、例えば特許第3871484号に開示され、仕切り3の具体的な構造は、例えば特許第5087221号に開示されている。図1に示す例では、ストーカ式焼却炉1に1つの仕切り3を設けて、ストーカ2を左右2列に分割している。しかしながら、これに限らずストーカ式焼却炉1に複数の仕切り3を幅方向に設けて、ストーカ2を左右3列、又は左右4列等に分割してもよい。
また、ストーカ式焼却炉1は、炉床部11のストーカ2の乾燥領域2a、第1燃焼領域
2b、第2燃焼領域2c、及び後燃焼領域2dにそれぞれ燃焼空気を送るための風道12を備える。
ストーカ2は、炉床部11の幅方向に配列された複数の固定火格子と、同様に幅方向に配列された複数の可動火格子とを有する。固定火格子の列と可動火格子の列は、炉床部11の焼却処理対象物の移送方向に沿って階段状に交互に配置される。
図2Aは、本実施形態に係る炉床構成部品である火格子の上面側斜視図であり、図2Bは、同火格子の下面側斜視図である。図2A及び図2Bに示される火格子は、図1に示したストーカ2を構成する固定火格子及び可動火格子の一部を構成する。
図2A及び図2Bに示すように、火格子6は、上壁部61と、上壁部61の前端に設けられる前壁部62と、前壁部62の下端から延在する前壁下部63と、を有する。さらに、火格子6は、上壁部61の後端に設けられる後壁部64と、補強兼冷却用の複数のフィン65とを、火格子6の支持体として有する。フィン65は、後壁部64に近接する位置に凹部65cを有する。図示の例では、3つのフィン65が、前壁部62と後壁部64との間に設けられる。なお、フィン65の数は3つに限定されない。
上壁部61と複数のフィン65により画定される隙間(内部空間)は、燃焼空気が通過する通路を形成する。即ち、火格子6は略中空ブロック状に形成される。また、フィン65は、長手方向中間部より後壁部64側に、突面部65aを有する。それぞれの突面部65aは、通孔65bを有する。これらの通孔65bにピン66が挿入される。
ここで、本実施形態に係る炉床構成部品である火格子6は、第1合金層と第2合金層とからなる2層構造の板材(以下、2層板材という)を有する。第1合金層は、高い耐熱性、耐食性、及び/又は耐摩耗性を有する合金層であり、第2合金層は、高い溶接性を有する合金層である。この板材の第1合金層が図1に示したストーカ式焼却炉1の炉内に露出するように、火格子6が構成される。言い換えれば、火格子6がストーカ式焼却炉1の炉内に露出する面(炉内露出面)が、2層構造の板材の第1合金層により構成される。
図3は、本実施形態に係る炉床構成部品である火格子6の構成部品を示す図である。火格子6の上壁部61、前壁部62、及び前壁下部63が炉内露出面を有する。したがって、本実施形態では、火格子6の上壁部61、前壁部62、及び前壁下部63が上述した2層板材から構成される。また、上壁部61、前壁部62、及び前壁下部63の炉内露出面は、2層板材の第1合金層により構成される。上壁部61、前壁部62、及び前壁下部63のストーカ式焼却炉1の炉内に露出しない面(炉内非露出面)は、2層板材の第2合金層により構成される。また、支持体である後壁部64及びフィン65は、例えば溶接用鋼材から形成される。
第1合金層としては、例えば5〜6C−28〜32Cr−2〜3Nb−3〜5W−5〜6C合金又は2〜3.5C−18〜30Cr合金等が採用され得る。また、第2合金層は、火格子6が使用される雰囲気の温度に応じて、市販性がある一般構造用圧延鋼板、溶接構造用圧延鋼板、圧延ステンレス鋼板等の、溶接性に優れた材料から選定することができる。なお、第1合金層は、第2合金層よりも高い耐熱性、耐食性、及び/又は耐摩耗性を有する合金層であればよく、第2合金層は、第1合金層よりも高い溶接性を有する合金層であればよい。
図4は、2層板材の部分断面図である。2層板材10では、第2合金層102に耐熱性、耐食性、及び/又は耐摩耗性に優れた合金を肉盛溶接して、第1合金層101が形成されている。第1合金層101の厚さ101aは、約6mm以上約10mm以下であり、第
2合金層102の厚さ102aは約12mmである。第1合金層101の厚さ101aとしては、例えば、6mm、8mm、又は10mm等が選択される。なお、第1合金層101は、肉盛溶接に限らず、拡散接合により、第2合金層102に接合されてもよい。
図5は、図1に示したストーカ式焼却炉の炉床部分における固定火格子、可動火格子、及びサイド火格子を示す概略拡大断面図である。図示のように、複数の固定火格子からなる固定火格子列4Aと複数の可動火格子からなる可動火格子列4Bは、それぞれ図2A及び図2Bに示した火格子6を有する。なお、図の例では、一つの固定火格子及び一つの可動火格子が示される。
固定火格子列4A及び可動火格子列4Bの火格子6は、それぞれ固定フレーム5Aと可動フレーム5Bの上端に、火格子受梁8を介して固定される。可動火格子列4Bは焼却処理対象廃棄物を移送するため、固定火格子列4Aに接触しながら前後に摺動する。
各列の隣接する火格子6間の間隙は均一に保たれ、燃焼空気がこの間隙から吹き抜けること及び塵がこの間隙へ落下することが極力防止される。交互に配置した固定火格子列4Aと可動火格子列4Bにより、効果的な燃焼処理対象廃棄物の移動、反転、及び攪拌を行うことができる。
固定火格子列4A及び可動火格子列4Bは、火格子6の上面と摺動するスクレーパ7を有する。スクレーパ7は、火格子受梁8の上面前端に設けられた突部81に嵌合する。また、火格子6の凹部65cを保持するための保持部82と、火格子6のピン66に係合するためのフック形断面を有する係合凹部83とが、火格子受梁8と一体に形成される。係合凹部83は、突部81の後方に形成される。なお、図示されていないが、固定火格子列4A及び可動火格子列4Bにスクレーパ7を設けずに、隣接する列の火格子6の上壁部61に、火格子6の前壁下部63が直接接触して摺動するように構成されてもよい。
保持部82は、火格子受梁8の上面に設けられた前側突部82aと、前側突部82aの後側に設けられた後側突部82bと、両突部間に設けられるスペーサ部材82cと、スペーサ部材82cを両突部間に固定するボルト等の固定具82dとを有する。
火格子6は、火格子受梁8の上に載置され、火格子6の後壁部64がスペーサ部材82cと前側突部82aとの間に配置される。固定具82dは、後側突部82bに形成された通孔に螺合してスペーサ部材82cを固定することで、火格子6の後壁部64がスペーサ部材82cと前側突部82aとの間に挟まれる。これにより、火格子6が所定位置に保持される。
また、固定火格子列4A及び可動火格子列4Bの両側にはサイド火格子13及び14がストーカフレーム(図示せず)に固定されている。なお、図示の例では、片側のサイド火格子13及び14のみが示される。サイド火格子13及び14は、火格子6の側面と接触するように構成され、火格子6とサイド火格子13及び14との間に廃棄物等が落下することを防止する。
なお、図2に示す2層板材からなる火格子6は、図7に示した鋳造で製造される従来の火格子9と略同一の形状を有する。このため、図2に示す火格子6と、図7に示した火格子9は、同一の方法で図5に示す火格子受梁8に取り付けることができる。言い換えれば、図2に示す火格子6は、図7に示した火格子9と互換性を有する。
次に、2層板材からなる火格子6を製造する方法について説明する。まず、図3に示す火格子6の構成部品のうち、炉内露出面を有する上壁部61、前壁部62、及び前壁下部
63を、2層板材から板取りし、切断加工する。炉内露出面を有さないフィン65及び後壁部64は、溶接用鋼板から板取りし、切断加工する。切断加工のためにプラズマ切断機を使用する場合は、必要に応じて、部品精度の要求を満たすために、切断された各構成部品にグラインダ加工等を行う。また、各構成部品の溶接部には開先加工を行っておくことで、溶接強度を確保することができる。
各構成部品の溶接の順番は特に限定されないが、製品精度を確保するのに適した順番で各構成部品を溶接する必要がある。なお、第1合金層101及び第2合金層102の材質に応じて、溶接性の高い溶接材料を選定する。溶接が完了した後、溶接部等をグラインダ加工して、火格子の外観、寸法を修正する。
より具体的には、図3に示す火格子6の上壁部61、前壁部62、及び前壁下部63の第2合金層が、火格子6の支持体であるフィン65又は後壁部64に溶接される。また、上壁部61、前壁部62、及び前壁下部63は、第2合金層102を介して互いに溶接される。本実施形態の火格子6では、第1合金層101よりも溶接性の高い第2合金層102がフィン65に溶接されるので、溶接強度を確保することができる。また、本実施形態の火格子6では、炉内露出面が第1合金層101で形成されるので、火格子6の耐熱性、耐食性、及び/又は耐摩耗性も確保することができる。
次に、図5に示したサイド火格子13の詳細について説明する。なお、サイド火格子14は、サイド火格子13と同一の構成を有するので、サイド火格子14の説明は省略する。サイド火格子13は、本実施形態に係る炉床構成部品の一例であり、火格子6を構成する2層板材と同一の材料から構成される。この2層板材の第1合金層101(図4参照)が図1に示したストーカ式焼却炉1の炉内に露出するように、サイド火格子13が構成される。言い換えれば、サイド火格子13の炉内露出面が、2層板材の第1合金層101により構成される。
図6Aは、本実施形態に係る炉床構成部品であるサイド火格子13の正面図であり、図6Bは、図6Aに示す断面XXにおける、サイド火格子13の断面図である。図6A及び図6Bに示すように、サイド火格子13は、上壁部13−1と、上壁部13−1の前端部に設けられる前壁部13−2と、前壁部13−2の下端に設けられる前壁下部13−3と、側壁部13−4と、を有する。また、サイド火格子13は、ストーカフレーム支持部13−5と、リブ13−6及び13−7とを、サイド火格子13の支持体として有する。
サイド火格子13の上壁部13−1と、前壁部13−2と、前壁下部13−3と、側壁部13−4は、炉内露出面を有する。したがって、本実施形態では、上壁部13−1、前壁部13−2、前壁下部13−3、及び側壁部13−4は、上述した2層板材から形成される。また、上壁部13−1、前壁部13−2、前壁下部13−3、及び側壁部13−4の炉内露出面は、2層板材の第1合金層101(図4参照)により構成される。上壁部13−1、前壁部13−2、前壁下部13−3、及び側壁部13−4の炉内非露出面は、2層板材の第2合金層102(図4参照)により構成される。また、支持体であるストーカフレーム支持部13−5と、リブ13−6及び13−7とは溶接用鋼板から形成される。
2層板材からなるサイド火格子13を製造する方法について説明する。まず、図6A及び図6Bに示すサイド火格子13の構成部品のうち、炉内露出面を有する上壁部13−1、前壁部13−2、前壁下部13−3、及び側壁部13−4を、2層板材から板取りし、切断加工する。炉内露出面を有さないリブ13−6及び13−7、並びにストーカフレーム支持部13−5は、溶接用鋼板から板取りし、切断加工する。切断加工のためにプラズマ切断機を使用する場合は、要求される部品の精度に適合するように、切断された各構成部品を必要に応じてグラインダ加工等を行う。また、各構成部品の溶接部には開先加工を
行っておくことで、溶接強度を確保することができる。
各構成部品の溶接の順番は特に限定されないが、製品精度を確保するのに適した順番で各構成部品を溶接する必要がある。なお、第1合金層101及び第2合金層102(図4参照)の材質に応じて、溶接性の高い溶接材料を選定する。溶接が完了した後、溶接部等をグラインダ加工して、火格子の外観、寸法を修正する。
より具体的には、図6A及び図6Bに示すサイド火格子13の上壁部13−1、前壁下部13−3、及び側壁部13−4の第2合金層102(図4参照)が、サイド火格子13の支持体であるリブ13−6、リブ13−7、及び/又はストーカフレーム支持部13−5に溶接される。また、上壁部13−1、前壁部13−2、前壁下部13−3、及び側壁部13−4は、第2合金層102を介して互いに溶接される。本実施形態のサイド火格子13では、第1合金層101よりも溶接性の高い第2合金層102(図4参照)がリブ13−6、リブ13−7、及び/又はストーカフレーム支持部13−5に溶接されるので、溶接強度を確保することができる。また、本実施形態のサイド火格子13では、炉内露出面が第1合金層101で形成されるので、サイド火格子13の耐熱性、耐食性、及び/又は耐摩耗性も確保することができる。
以上で説明したように、本実施形態に係る炉床構成部品(火格子6及びサイド火格子13,14)によれば、高温腐食雰囲気に接する炉内露出面のみを耐熱性、耐食性、及び/又は耐摩耗性を有する第1合金層101で形成することができるので、鋳造法により製造される場合に比べて、製造コストを低減することができる。
また、本実施形態に係る炉床構成部品によれば、炉床構成部品の使用環境に応じて、第1合金層101の材質と第2合金層102の材質を選択することができる。
また、本実施形態に係る炉床構成部品によれば、市販性の高い2層板材を使用して、溶接により炉床構成部品を製造するので、鋳造のような特殊な技術、特殊な設備を必要とせず、一般的な製缶工場で炉床構成部品を製造することができる。
また、本実施形態に係る炉床構成部品によれば、炉床構成部品が部分的に焼損して減肉しても、使用施設において部分的な補修をすることができる。したがって、整備期間を短縮することができるとともに、金属資源の廃棄量を削減することができる。
また、本実施形態に係る炉床構成部品によれば、基材が溶接用鋼材層等からなる第2合金層であるので、肉盛合金層(第1合金層)の機械的強度に影響されず、曲げ、衝撃等に対する機械的性質を著しく向上させることができる。
また、本実施形態に係る炉床構成部品によれば、発電設備として長期安定運転が要求される廃棄物処理施設のストーカ式焼却炉における炉床構成部品の耐熱性、耐食性、耐摩耗性、及び/又は機械的強度等の耐久性を低コストで改善することができる。ひいては、炉床構成部品に起因する事故を低減し、且つ点検整備を容易にすることができる。
以上に本発明の実施形態を説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲、及び明細書と図面に記載された技術的思想の範囲内において種々の変形が可能である。なお直接明細書及び図面に記載のない何れの形状や材質であっても、本願発明の作用・効果を奏する以上、本願発明の技術的思想の範囲内である。
1…ストーカ式焼却炉
6…火格子
10…2層板材
11…炉床部
13,14…サイド火格子
13−5…ストーカフレーム支持部
13−6,13−7…リブ
61…上壁部
62…前壁部
63…前壁下部
64…後壁部
65…フィン
101…第1合金層
102…第2合金層

Claims (6)

  1. 焼却炉の炉内に露出する炉内露出面を有する火格子であって、
    上壁部と、
    前記上壁部の前端に設けられる前壁部と、を有し、
    前記上壁部及び前記前壁部は、第1合金層と第2合金層とを有する板材から構成され、
    前記板材の前記第1合金層は、前記第2合金層よりも高い耐熱性、耐食性、及び/又は耐摩耗性を有し、
    前記炉内露出面が、前記板材の前記第1合金層から構成される、火格子。
  2. 請求項1に記載された火格子であって、
    前記第2合金層は、前記第1合金層よりも高い溶接性を有し、
    前記上壁部の前記第2合金層と前記前壁部の前記第2合金層が溶接により互いに接合される、火格子。
  3. 請求項1又は2に記載された火格子において、
    前記板材を支持する支持体を有し、
    前記炉内露出面が、前記板材の前記第1合金層から構成されるように、前記板材が前記支持体に溶接される、火格子。
  4. 請求項3に記載された火格子であって、
    前記第2合金層は、前記第1合金層よりも高い溶接性を有し、
    前記板材の前記第2合金層は、前記支持体に溶接により接合される、火格子
  5. 請求項1から4のいずれか一項の火格子において、
    前記前壁部の下端から延在する前壁下部を有し、
    前記前壁下部は、第1合金層と第2合金層とを有する板材から構成される、火格子。
  6. 焼却炉の炉床に使用される火格子の製造方法であって、
    上壁部と、前記上壁部の前端に設けられる前壁部を、支持体に溶接する工程を有し、
    前記上壁部及び前壁部は、第1合金層と第2合金層を有する板材から構成され、且つ前記火格子の前記焼却炉の炉内に露出する面が、前記板材の前記第1合金層から構成され、
    前記板材の前記第1合金層は、前記板材の前記第2合金層よりも高い耐熱性、耐食性、及び/又は耐摩耗性を有する、火格子の製造方法。
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