JP6729088B2 - 回転電機のロータ - Google Patents

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Description

本発明は、回転電機のロータの構造に関する。
電気エネルギを回転の運動エネルギに変換する電動機、回転の運動エネルギを電気エネルギに変換する発電機、さらに電動機と発電機どちらにも機能する電気機器が知られている。以下において、これらの電気機器を回転電機と記す。
下記特許文献1には、回転電機のロータ(10)が示されている。ロータ(10)は、略円筒形状のロータコア(11)と、これを貫通するシャフト(13)と、ロータコア(11)を挟む2枚のエンドプレート(15)を有する。シャフト(13)の周面にはシャフトの軸線方向に延びるキー溝(13a)が設けられ、エンドプレート(15)はキー溝(13a)に係合するキー部(16)を有する。キー部(16)とキー溝(13a)が係合することによりエンドプレート(15)が回り止めされる。なお、( )内の符号は、下記特許文献1で用いられている符号であり、本願の実施形態の説明で用いられる符号とは関連しない。
特開2010−233291号公報
キー溝とこれに係合するキー突起の互いの側面の間には若干の隙間がある。このため、回転電機の運転や振動によってキー突起がキー溝内で動き、側面同士が擦れて摩耗する場合がある。
本発明は、回転電機のロータにおいて、シャフトのキー溝とエンドプレートのキー突起の摩耗を抑えることを目的とする。
本発明に係る回転電機のロータは、シャフト外周面を有するロータシャフトと、シャフト外周面を囲むようにロータシャフトに装着されるロータコアと、シャフト外周面を囲むようにロータシャフトに装着され、ロータコア端面に当接し、ロータの回転軸線方向において、ロータシャフトに設けられたフランジとロータシャフトに形成されたかしめ部とによりロータコアと共に挟持されてロータシャフトに固定されるフランジ側およびかしめ部側のエンドプレートと、を有する。シャフト外周面は、ロータの回転軸線に関して対称の位置に、ロータの回転軸線に平行に延びる2本のキー溝が設けられた円筒面である。また、少なくともいずれか一方のエンドプレートは、シャフト外周面の2本のキー溝にそれぞれ係合する2個のキー突起をそれぞれ有する第1プレートと第2プレートが厚み方向で互いに接合して積層されて構成される。さらに、第1プレートと第2プレートの互いの接合面はそれぞれ傾斜面で形成され、両接合面は2個のキー突起を結ぶ方向とロータの回転軸線に沿う方向に対して直交する方向において、相補的に傾斜し、両プレートを重ねたときエンドプレート全体の厚さは均一となる。
第1プレートと第2プレートにロータの回転軸線方向に荷重がかかると、接合面の傾斜により互いに回転軸線に直交する方向にずれる。このため、第1プレートと第2プレートのそれぞれキー突起がキー溝の両側面間で突っ張り、キー溝に対するキー突起の動きが抑えられる。
第1プレートと第2プレートのそれぞれのキー突起がキー溝内で突っ張り、ロータシャフトに対するエンドプレートの動きが抑えられる。
ロータの概略構成を示す斜視図である。 ロータの要部断面図である。 シャフト本体の回転軸線に直交する断面図である。 かしめ側エンドプレートを示す図である。 キー溝とキー突起の関係を示す図である。
以下、本発明の実施形態を図面に従って説明する。図1は回転電機のロータ10の分解斜視図、図2はロータの回転軸線を含む要部断面図である。ロータ10は、ロータシャフト12と、ロータシャフト12に装着されるロータコア14と、ロータシャフト12に装着され、ロータコア14を挟むように配置されるエンドプレート16,18を有する。
ロータシャフト12は、ロータコア14が装着されるシャフト本体20を有し、シャフト本体20の一方の端にはフランジ22が設けられている。ロータコア14は、概略円環または円筒形状を有し、円筒の内側の空間にシャフト本体20が挿入されて、シャフト本体20に装着される。シャフト本体20の、ロータコア14の内周面に対向する円筒面をシャフト外周面24と記す。シャフト外周面24にはロータの回転軸線Lに平行に延びるキー溝26が形成されている。キー溝26は、回転軸線Lに関して対称の位置に2本形成されている。
ロータコア14は、薄板の電磁鋼板を積層して形成され、永久磁石28が埋め込まれている。ロータコア14の内周面であるコア内周面30には、シャフト外周面24のキー溝26に対応する位置にキー突条32が設けられている。キー溝26とキー突条32が係合することにより、ロータシャフト12に対するロータコア14の回転が阻止されている。
回転軸線Lの方向において、ロータコア14の両端にはエンドプレート16,18が配置されている。ロータコア14とエンドプレート16,18を積層した状態で、シャフト本体20のフランジ22とは反対側の端をかしめて、ロータコア14とエンドプレート16,18がロータシャフト12に固定される。シャフト本体20のかしめた部分をかしめ部33と記す。フランジ22側のエンドプレートをフランジ側エンドプレート16、反対側のエンドプレートをかしめ側エンドプレート18と記す。かしめ部33は、かしめ側エンドプレート18の内周を全周にわたってかしめてもよく、複数箇所をかしめるようにしてもよい。
フランジ22は段付き構成であり、段付き部分のフランジ小径外周面34には2本のキー溝(不図示)が設けられている。一方、フランジ側エンドプレート16の内周には、2個のキー突起35が設けられ、フランジ小径外周面34のキー溝に係合し、フランジ側エンドプレート16が回り止めされる。
かしめ側エンドプレート18は、回転軸線Lに直交する断面においてロータコア14と略同一の形状を有し、シャフト外周面24に設けられたキー溝26に対応する位置にキー突起36が設けられている。図2に示すように、かしめ側エンドプレート18は、2枚のプレート、つまり第1プレート18Aと第2プレート18Bから構成される。
図3は、シャフト本体20の回転軸線Lに直交する断面を示す図である。シャフト外周面24には回転軸線Lに関して対称となる位置に2個のキー溝26が設けられている。
図4は、かしめ側エンドプレート18を示す図であり、回転軸線Lに直交する面における形状が(a)に示されている。第1プレート18Aと第2プレート18Bは、回転軸線Lの直交面における形状は同一である。第1プレート18Aおよび第2プレート18Bは、略円環板形状であり、円環板形状内周の、回転軸線Lに関して対称となる位置に、2個のキー突起36が設けられている。第1プレート18Aと第2プレート18Bのキー突起36を区別する必要があるときには、第1プレート18Aのキー突起を符号36Aで表し、第2プレート18Bのキー突起を符号36Bで表す。2個のキー突起36を結ぶ直線V−Vに直交する直線H−Hによる断面が(b)に示されている。第1プレート18Aと第2プレート18Bが積層されるときに互いに接合する第1プレート接合面38Aと第2プレート接合面38Bは、直線H−Hに沿う方向において、相補的に傾斜している。第1プレート18Aの厚みは図4において左端で厚く、右端で薄くなり、逆に、第2プレート18Bは左端で薄く、右端で厚くなるように、接合面38A,38Bが傾斜している。第1プレート18Aと第2プレート18Bは、厚い側と薄い側が組み合わされ、相互に補いあい、第1プレート18Aと第2プレート18Bを重ねたとき、かしめ側エンドプレート18全体の厚さは均一となる。このように接合面38A,38Bの相補的な傾斜により、かしめ側エンドプレート18の厚さは全体として均一となっている。
ロータコア14および2つのエンドプレート16,18をロータシャフト12に組み付ける際、これらとフランジ22を回転軸線Lの方向において挟持し密着させた後、かしめを行う。密着時およびかしめによる挟持力により、かしめ側エンドプレートの第1プレート18Aと第2プレート18Bは、接合面38A,38Bの傾斜の作用により、図4の(c)に示すように、直線H−Hの方向に互いにずれる。このため、キー突起36Aとキー突起36Bも互いにずれる。第1プレート18Aおよび第2プレート18Bの内径と、シャフト外周面24の間には、上記のずれを許容する程度のクリアランスが設けられている。
図5は、ずれた状態のキー突起36A,36Bとキー溝26の関係を示す図である。(a)はキー溝26の延びる方向に直交する断面を示し、(b)はキー溝26の延びる方向を含み、深さ方向に直交する断面(S−S線断面)を示す。第1プレート18Aのキー突起36Aが実線で示され、第2プレート18Bのキー突起36Bが破線で示されている。第1プレート18Aと第2プレート18Bを挟持する力のために、第1プレートのキー突起36Aは左にずれてキー溝26の図において左側の側面40に、第2プレートのキー突起36Bは右にずれ右側の側面42に当接している。挟持力によって2個のキー突起36A,36Bは、キー溝26の中で、その側面40,42に対して突っ張るように力を作用させている。2個のキー突起36A,36Bが突っ張り力を作用された状態となった後、かしめ側エンドプレートのかしめが行われる。キー突起36A,36Bの突っ張り作用により、キー溝26内でのキー突起36A,36Bの動きが抑えられ、キー突起36A,36Bの摩耗が抑制される。
上述の実施形態では、ロータコア14およびエンドプレート16,18をかしめによりロータシャフト12に固定したが、ボルトやナットなどのねじ締結部材を利用して固定するようにしてもよい。また、上述のかしめ側エンドプレート18と同様、フランジ側エンドプレートを2枚のプレートから構成するようにしてもよい。
10 ロータ、12 ロータシャフト、14 ロータコア、16 エンドプレート(フランジ側エンドプレート)、18 エンドプレート(かしめ側エンドプレート)、18A 第1プレート、18B 第2プレート、20 シャフト本体、22 フランジ、24 シャフト外周面、26 キー溝、28 永久磁石、30 コア内周面、32 キー突条、33 かしめ部、34 フランジ小径外周面、35 キー突起、36,36A,38B キー突起、38A 接合面、38B 接合面、40 キー溝の側面、42 キー溝の側面。

Claims (1)

  1. 回転電機のロータであって、
    シャフト外周面を有するロータシャフトと、
    シャフト外周面を囲むようにロータシャフトに装着されるロータコアと、
    シャフト外周面を囲むようにロータシャフトに装着され、ロータコア端面に当接し、ロータの回転軸線方向において、ロータシャフトに設けられたフランジとロータシャフトに形成されたかしめ部とによりロータコアと共に挟持されてロータシャフトに固定されるフランジ側およびかしめ部側のエンドプレートと、
    を有し、
    シャフト外周面は、ロータの回転軸線に関して対称の位置に、ロータの回転軸線に平行に延びる2本のキー溝が設けられた円筒面であり、
    少なくともいずれか一方のエンドプレートは、シャフト外周面の2本のキー溝にそれぞれ係合する2個のキー突起をそれぞれ有する第1プレートと第2プレートが厚み方向で互いに接合して積層されて構成され、
    第1プレートと第2プレートの互いの接合面はそれぞれ傾斜面で形成され、両接合面は2個のキー突起を結ぶ方向とロータの回転軸線に沿う方向に対して直交する方向において、相補的に傾斜し、両プレートを重ねたときエンドプレート全体の厚さは均一となる
    回転電機のロータ。
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