JP6728984B2 - 乗り物用シート - Google Patents

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Description

本発明は乗り物用シートに関する。
従来、シートクッションに対するシートバックの角度を変更可能な乗り物用シートが知られている。この乗り物用シートは、角度の変更可能範囲を規制する機構を備える。この機構として、シートバックフレーム側のブラケット(L字板)と、シートクッションフレーム側の前倒れストッパ及び後ろ倒れストッパとから成る機構が知られている(特許文献1参照)。
上記の機構によれば、シートバックを前側に倒してゆくと、やがて、ブラケットが前倒れストッパに当接し、それ以上はシートバックを前側に倒すことはできない。また、シートバックを後側に倒してゆくと、やがて、ブラケットが後ろ倒れストッパに当接し、それ以上はシートバックを後ろ側に倒すことはできない。
特許第5766584号公報
前倒れストッパ又は後ろ倒れストッパがブラケットに当接したとき、ブラケットには、前後方向の強い力が加わる。そのため、ブラケットとフレームとの固定部には、高い強度及び耐久性が要求される。
本発明は、こうした問題に鑑みてなされたものであり、ブラケットのフレームからの剥離を抑制できる乗り物用シートを提供することを目的としている。
本開示の乗り物用シートは、シートクッションに対するシートバックの角度を変更可能な乗り物用シートであって、前記シートバックを構成するシートバックフレームと、前記シートクッションを構成するシートクッションフレームと、前記シートバックフレーム及びシートクッションフレームのうちの一方を成す第1フレームと、前記シートバックフレーム及びシートクッションフレームのうちの他方を成し、前記乗り物用シートの幅方向から見たとき、少なくとも一部が前記第1フレームと重複する第2フレームと、前記第1フレームに設けられたブラケットと、前記第2フレームに設けられ、前記ブラケットと当接することで前記角度の変更可能範囲を規制する規制部と、を備え、前記第1フレームは貫通孔を備え、前記ブラケットは、前記第1フレームのうち、前記規制部とは反対側の面で前記第1フレームに固定される固定部、及び、前記貫通孔を通り前記規制部の側に突出する突出部を備え、前記ブラケットは、前記第1フレームのうち、前記シートクッションに対する前記シートバックの角度を変更したときに前記規制部と当接可能な位置に設けられる。
本開示の乗り物用シートによれば、ブラケットが規制部に当接したときでも、固定部に対し、第1フレームから剥離する方向の力がかかりにくい。その結果、固定部が第1フレームから剥離してしまうことを抑制できる。
本開示の乗り物用シートは、例えば、以下の構成1をさらに備えていてもよい。
(構成1)
前記突出部は、前記固定部の側に、屈曲した形状の屈曲部を備え、前記第1フレームは、前記貫通孔の縁部が前記反対側に屈曲して成る屈曲縁部を備え、前記屈曲縁部が前記屈曲部を支持する。
本開示の乗り物用シートは、前記構成1を備える場合、屈曲縁部により、屈曲部を支持することができる。そのことにより、ブラケットが第1フレームから剥離してしまうことを一層抑制できる。
本開示の乗り物用シートは、例えば、前記構成1に加えて以下の構成2をさらに備えていてもよい。
(構成2)
前記屈曲部と前記屈曲縁部とが溶接されている。
本開示の乗り物用シートは、前記構成2を備える場合、ブラケットが第1フレームから剥離してしまうことを一層抑制できる。
本開示の乗り物用シートは、例えば、以下の構成3をさらに備えていてもよい。
(構成3)
前記シートクッションに対する前記シートバックの回転における回転軸から見て、前記固定部は、前記貫通孔よりも外周方向に設けられている。
本開示の乗り物用シートが前記構成3を備える場合、固定部を第1フレームに取り付ける作業が容易である。
本開示の乗り物用シートは、例えば、以下の構成4をさらに備えていてもよい。
(構成4)
前記シートクッションに対し前記シートバックが一定方向に回転するように付勢する渦巻状スプリングをさらに備え、前記突出部は、前記渦巻状スプリングの一端を係止する。
本開示の乗り物用シートが前記構成4を備える場合、渦巻状スプリングの一端を係止するための係止部を別途設けなくてもよい。
本開示の乗り物用シートは、例えば、以下の構成5をさらに備えていてもよい。
(構成5)
前記固定部における左右両端が前記第1フレームに固定されている。
本開示の乗り物用シートは、前記構成5を備える場合、ブラケットが第1フレームから剥離することを一層抑制することができる。
乗り物用シート1の構成を表す斜視図である。 乗り物用シート1のうち、シートバック3の構成を表す斜視図である。 ブラケット21、前倒れストッパ35、及び後ろ倒れストッパ37の周辺の構成を表す側面図である。 図3におけるIV-IV断面での断面図である。 ブラケット21、前倒れストッパ35、及び後ろ倒れストッパ37の周辺の構成を表す平面図である。 バックサイドフレーム13がリクライニングプレート17に対し相対的に回転するときの、ブラケット21、前倒れストッパ35、及び後ろ倒れストッパ37の位置関係を表す説明図である。 参考例における、ブラケット21、前倒れストッパ35、及び後ろ倒れストッパ37の周辺の構成を表す側面図である。 図7におけるVIII-VIII断面での断面図である。 参考例における、ブラケット21、前倒れストッパ35、及び後ろ倒れストッパ37の周辺の構成を表す平面図である。 別形態におけるブラケット21の構成を表す側断面図である。 別形態におけるブラケット21の構成を表す側断面図である。 別形態におけるブラケット21、前倒れストッパ35、及び後ろ倒れストッパ37の周辺の構成を表す側面図である。
本発明の実施形態を図面に基づき説明する。
<第1実施形態>
1.乗り物用シート1の構成
乗り物用シート1の構成を、図1〜図6に基づき説明する。乗り物用シート1は、自動車の助手席シートである。図1に示すように、乗り物用シート1は、シートバック3と、シートクッション5とを備える。シートバック3は着座乗員の背もたれである。シートクッション5は着座部である。
シートバック3と、シートクッション5とは、リクライニング装置7を介して連結されている。リクライニング装置7の機能により、シートクッション5に対するシートバック3の角度は変更可能である。
図1、図2に示すように、シートバック3は、シートバックフレーム9を備える。シートバックフレーム9はシートバック3の骨格である。シートバックフレーム9の材質は金属である。シートクッション5は、シートクッションフレーム11を備える。シートクッションフレーム11はシートクッション5の骨格である。シートクッションフレーム11の材質は金属である。
シートバックフレーム9は、乗り物用シート1の幅方向Wにおける両端に、板状のバックサイドフレーム13、15を備える。バックサイドフレーム13、15は対向している。バックサイドフレーム13、15の面13a、15aは、一部のフランジ等を除き、幅方向Wと直交する。バックサイドフレーム13、15は、上下方向に延び、シートバックフレーム9の上端及び下端に達している。バックサイドフレーム13は第1フレームに対応する。
図1、図2に示すように、シートクッションフレーム11は、幅方向Wにおける両端に、板状のリクライニングプレート17、19を備える。リクライニングプレート17、19は対向している。図2に示すように、リクライニングプレート17、19の面は、段差部22を除き、幅方向Wと直交する。リクライニングプレート17は、幅方向Wにおいて、バックサイドフレーム13よりも外側にある。また、リクライニングプレート19は、幅方向Wにおいて、バックサイドフレーム15よりも外側にある。リクライニングプレート17は第2フレームに対応する。
なお、外側とは、幅方向Wにおいて、乗り物用シート1の幅方向Wにおける中心から遠ざかる方向を意味する。また、内側とは、幅方向Wにおいて、乗り物用シート1の幅方向Wにおける中心に近づく方向を意味する。
図2、図3、図5に示すように、側面視において、バックサイドフレーム13の下端付近と、リクライニングプレート17の後端付近とは重複する。また、側面視において、バックサイドフレーム15の下端付近と、リクライニングプレート19の後端付近とは重複する。側面視とは、幅方向Wから見ることを意味する。
上述したリクライニング装置7は、バックサイドフレーム13の下端付近と、リクライニングプレート17の後端付近とを、回転可能に連結する。また、リクライニング装置7は、バックサイドフレーム15の下端付近と、リクライニングプレート19の後端付近とを、回転可能に連結する。リクライニング装置7における回転の中心は操作軸20である。操作軸20の軸方向は、幅方向Wと平行である。操作軸20は、シートクッション5に対するシートバック3の回転における回転軸に対応する。
よって、バックサイドフレーム13、15は、リクライニングプレート17、19に対し、操作軸20を回転中心として、相対的に回転することができる。バックサイドフレーム13、15が、リクライニングプレート17、19に対し相対的に回転することで、シートクッション5に対するシートバック3の角度が変化する。
図2〜図5に示すように、バックサイドフレーム13に、ブラケット21が設けられている。ブラケット21の位置は、リクライニングプレート17よりも上方である。また、ブラケット21の位置は、バックサイドフレーム13のうち、シートクッション5に対するシートバック3の角度を変更したときに、後述する前倒れストッパ35及び後ろ倒れストッパ37と当接可能な位置である。ブラケット21の基本形態は、断面L字型の板状である。ブラケット21の材質は金属である。
図3、図4に示すように、ブラケット21は、固定部23と、突出部25と、を備える。固定部23は、ブラケット21における一方の端部を含む、平板状の部分である。突出部25は、ブラケット21のうち、固定部23を除く部分である。
突出部25は、さらに、屈曲部27と、外側突出部29とを備える。屈曲部27は、固定部23に接続する部分であって、略90度の角度で屈曲している部分である。外側突出部29は、屈曲部27に接続する部分であって、外側に突出する板状の部分である。外側突出部29のうち、屈曲部27側の部分は、高さが一定となるように延びている。外側突出部29のうち、外側の端部に近い部分は、外側にゆくほど下がる形状を有する。図3に示すように、側面視において、外側突出部29は、上に凸の円弧形状を有する。
図4に示すように、バックサイドフレーム13は、貫通孔31を備える。貫通孔31は、バックサイドフレーム13の内側から外側まで貫通している。側面視において、貫通孔31の形状は、略水平方向に長い溝状の形状である。貫通孔31の位置は、リクライニングプレート17よりも上方である。
図4、図5に示すように、固定部23は、バックサイドフレーム13における内側の面のうち、貫通孔31の上方に、溶接により固定されている。溶接の場所は、固定部23の上端及び左右両端である。バックサイドフレーム13における内側の面は、後述する前倒れストッパ35及び後ろ倒れストッパ37とは反対側の面に対応する。図4に示すように、突出部25は、貫通孔31を通り、バックサイドフレーム13の外側に突出している。屈曲部27は、貫通孔31の近傍に位置する。
図3に示すように、操作軸20から見て、固定部23は、貫通孔31よりも外周方向に設けられている。すなわち、固定部23から操作軸20までの距離は、貫通孔31から操作軸20までの距離より大きい。
バックサイドフレーム13のうち、貫通孔31の下側の縁部は、内側に屈曲している。以下ではこの部分を屈曲縁部33とする。屈曲縁部33は、下側から屈曲部27に当接し、屈曲部27を支持している。屈曲部27と屈曲縁部33とは溶接されている。
図2、図3、図5、図6に示すように、リクライニングプレート17は、前倒れストッパ35、及び後ろ倒れストッパ37を備える。前倒れストッパ35は、リクライニングプレート17の上端における前側にあり、上方に突出している。後ろ倒れストッパ37は、リクライニングプレート17の上端における後ろ側にあり、後方に突出している。リクライニングプレート17の上端と操作軸20との距離は、前倒れストッパ35、及び後ろ倒れストッパ37において大きく、それらの間では小さい。前倒れストッパ35、及び後ろ倒れストッパ37は規制部に対応する。
図3、図4、図6に示すように、乗り物用シート1は、渦巻状スプリング39を備える。渦巻状スプリング39は、その外周側にフック41を備える。フック41は、外側突出部29に係止されている。渦巻状スプリング39は、その内周側にフック43を備える。フック43は、リクライニング装置7に設けられた係止片45に係止されている。渦巻状スプリング39は、バックサイドフレーム13が、操作軸20を中心として、前方に倒れる方向に回転するように付勢する。すなわち、渦巻状スプリング39は、シートクッション5に対しシートバック3が、一定方向に回転するように付勢する。
上述したように、バックサイドフレーム13は、リクライニングプレート17に対し、リクライニング装置7における操作軸20を回転中心として、相対的に回転することができる。その回転の範囲は、ブラケット21と、前倒れストッパ35と、後ろ倒れストッパ37とにより規制される。
図6に示すように、バックサイドフレーム13が前方に倒れる方向FWでの回転においては、外側突出部29が前倒れストッパ35と当接する位置が回転の限度である。バックサイドフレーム13が後方に倒れる方向BCでの回転においては、外側突出部29が後倒れストッパ37と当接する位置が回転の限度である。
よって、シートクッション5に対するシートバック3の角度における変更可能範囲は、外側突出部29が、前倒れストッパ35と、後ろ倒れストッパ37との間にある範囲である。
2.乗り物用シート1が奏する効果
乗り物用シート1は以下の(1A)〜(1F)の効果を奏する。
(1A)ブラケット21は、バックサイドフレーム13のうち、前倒れストッパ35及び後ろ倒れストッパ37とは反対側(すなわち内側)の面でバックサイドフレーム13に固定される固定部23と、貫通孔31を通り、前倒れストッパ35及び後ろ倒れストッパ37の側(外側)に突出する突出部25とを備える。
そのため、ブラケット21がバックサイドフレーム13から剥離してしまうことが生じにくい。その理由は、上記の構造のため、ブラケット21が前倒れストッパ35又は後ろ倒れストッパ37に当接したときでも、固定部23に対し、バックサイドフレーム13から剥離する方向の力がかかりにくいためである。
さらに具体的に説明すると、前倒れストッパ35が外側突出部29に当接したとき、固定部23の前側に対し、図5に示す力Fが加わる。この力Fは、固定部23を外側に移動させる方向の力である。固定部23はバックサイドフレーム13の内側にあるから、力Fは、固定部23をバックサイドフレーム13に押し付ける方向の力である。その結果、固定部23に力Fが加わっても、固定部23はバックサイドフレーム13から剥離しにくい。後ろ倒れストッパ37が外側突出部29に当接した場合も同様である。
上記の効果は、図7〜図9に示す参考例と対比すると一層明確になる。この参考例では、固定部23が、バックサイドフレーム13の外側に溶接されている。前倒れストッパ35が外側突出部29に当接したとき、固定部23の前側に対し、図9に示す力Fが加わる。この力Fは、固定部23を、外側に移動させる(すなわちバックサイドフレーム13から剥離させる)方向の力である。その結果、固定部23がバックサイドフレーム13から剥離しやすくなる。
(1B)屈曲縁部33は、屈曲部27を支持する。そのことにより、ブラケット21がバックサイドフレーム13から剥離してしまうことが一層生じにくい。
(1C)屈曲縁部33と屈曲部27とは溶接されている。そのことにより、ブラケット21がバックサイドフレーム13から剥離してしまうことが一層生じにくい。
(1D)操作軸20から見て、固定部23は、貫通孔31よりも外周方向に設けられている。そのため、固定部23をバックサイドフレーム13に溶接する作業が容易である。
(1E)外側突出部29は、渦巻状スプリング39のフック41を係止する。そのため、フック41を係止するための係止部を別途設けなくてもよい。
(1F)固定部23における左右両端がバックサイドフレーム13に固定されている。そのことにより、ブラケット21がバックサイドフレーム13から剥離してしまうことが一層生じにくい。
<第2実施形態>
1.第1実施形態との相違点
第2実施形態は、基本的な構成は第1実施形態と同様であるため、共通する構成については説明を省略し、相違点を中心に説明する。なお、第1実施形態と同じ符号は、同一の構成を示すものであって、先行する説明を参照する。
前述した第1実施形態では、固定部23は、貫通孔31よりも上方に設けられている。これに対し、第2実施形態では、図10に示すように、固定部23は、貫通孔31よりも下方に設けられている。また、屈曲縁部33は、貫通孔31の上側に位置し、上側から屈曲部27を支持している。屈曲部27と屈曲縁部33とは溶接されている。
2.乗り物用シート1が奏する効果
以上詳述した第2実施形態によれば、前述した第1実施形態の効果(1A)〜(1C)、(1E)、(1F)を奏することができる。
<第3実施形態>
1.第1実施形態との相違点
第3実施形態は、基本的な構成は第1実施形態と同様であるため、共通する構成については説明を省略し、相違点を中心に説明する。なお、第1実施形態と同じ符号は、同一の構成を示すものであって、先行する説明を参照する。
本実施形態では、図11に示すように、ブラケット21は、断面T字型の形状を有する。固定部23は、突出部25の上方及び下方にそれぞれ存在する。突出部25の上方の固定部23、及び突出部25の下方の固定部23は、それぞれ、バックサイドフレーム13の内側に溶接されている。
2.乗り物用シート1が奏する効果
以上詳述した第3実施形態によれば、前述した第1実施形態の効果(1A)〜(1C)、(1E)、(1F)に加え、さらに以下の効果を奏することができる。
固定部23は、突出部25の上方及び下方にそれぞれ存在し、両者がバックサイドフレーム13の内側に溶接されている。そのことにより、ブラケット21がバックサイドフレーム13から剥離してしまうことが一層生じにくい。
<他の実施形態>
以上、本発明を実施するための形態について説明したが、本発明は上述の実施形態に限定されることなく、種々変形して実施することができる。
(1)ブラケット21をリクライニングプレート17の内側に設け、前倒れストッパ35及び後ろ倒れストッパ37を、バックサイドフレーム13の下端に設けてもよい。この場合、リクライニングプレート17が第1フレームに対応し、バックサイドフレーム13が第2フレームに対応する。この場合も、前記(1A)〜(1F)の効果を奏することができる。
(2)バックサイドフレーム13がリクライニングプレート17の外側に位置してもよい。この場合、固定部23は、バックサイドフレーム13における外側の面(前倒れストッパ35及び後ろ倒れストッパ37とは反対側の面)に、溶接により固定される。突出部25は、貫通孔31を通り、バックサイドフレーム13の内側(前倒れストッパ35及び後ろ倒れストッパ37が存在する側)に突出する。この場合も、前記(1A)〜(1F)の効果を奏することができる。
(3)ブラケット21をバックサイドフレーム13に固定する方法は、溶接以外の方法であってもよい。例えば、リベット止め、ボルト止め、接着剤による固定等の方法を用いることができる。また、溶接と、上述したいずれかの方法とを併用してもよい。
(4)乗り物用シート1は、自動車における運転席のシートであってもよい。また、乗り物用シート1は、鉄道車両、航空機、船舶等のシートであってもよい。
(5)突出部25の形態は他のものであってもよい。例えば、突出部25は棒状の部材であってもよい。
(6)ブラケット21、前倒れストッパ35、及び後ろ倒れストッパ37の位置は、第1〜第3実施形態とは異なる位置であってもよい。例えば、図12に示すように、ブラケット21が、リクライニングプレート17よりも後方にあってもよい。ブラケット21及び貫通孔31の向きは、図3に示す向きを、時計回りに略90度回転した向きである。操作軸20から見て、固定部23は、貫通孔31よりも外周方向に設けられている。
図12に示す形態の場合、前倒れストッパ35は、リクライニングプレート17の後端における上側にあり、後方に突出している。後ろ倒れストッパ37は、リクライニングプレート17の後端における下側にあり、後方に突出している。この場合も、前記(1A)〜(1F)の効果を奏することができる。
(7)上記各実施形態における1つの構成要素が有する機能を複数の構成要素に分担させたり、複数の構成要素が有する機能を1つの構成要素に発揮させたりしてもよい。また、上記各実施形態の構成の一部を省略してもよい。また、上記各実施形態の構成の少なくとも一部を、他の上記実施形態の構成に対して付加、置換等してもよい。なお、特許請求の範囲に記載の文言から特定される技術思想に含まれるあらゆる態様が本開示の実施形態である。
1…乗り物用シート、3…シートバック、5…シートクッション、7…リクライニング装置、9…シートバックフレーム、11…シートクッションフレーム、13、15…バックサイドフレーム、17、19…リクライニングプレート、20…操作軸、21…ブラケット、23…固定部、25…突出部、27…屈曲部、29…外側突出部、31…貫通孔、33…屈曲縁部、35…前倒れストッパ、37…後ろ倒れストッパ、39…渦巻状スプリング、41、43…フック、45…係止片

Claims (5)

  1. シートクッションに対するシートバックの角度を変更可能な乗り物用シートであって、
    前記シートバックを構成するシートバックフレームと、
    前記シートクッションを構成するシートクッションフレームと、
    前記シートバックフレーム及びシートクッションフレームのうちの一方を成す第1フレームと、
    前記シートバックフレーム及びシートクッションフレームのうちの他方を成し、前記乗り物用シートの幅方向から見たとき、少なくとも一部が前記第1フレームと重複する第2フレームと、
    前記第1フレームに設けられたブラケットと、
    前記第2フレームに設けられ、前記ブラケットと当接することで前記角度の変更可能範囲を規制する規制部と、
    を備え、
    前記第1フレームは貫通孔を備え、
    前記ブラケットは、前記第1フレームのうち、前記規制部とは反対側の面で前記第1フレームに固定される固定部、及び、前記貫通孔を通り前記規制部の側に突出する突出部を備え、
    前記ブラケットは、前記第1フレームのうち、前記シートクッションに対する前記シートバックの角度を変更したときに前記規制部と当接可能な位置に設けられ
    前記突出部は、前記固定部の側に、屈曲した形状の屈曲部を備え、
    前記第1フレームは、前記貫通孔の縁部が前記反対側に屈曲して成る屈曲縁部を備え、
    前記屈曲縁部が前記屈曲部を支持する乗り物用シート。
  2. 請求項に記載の乗り物用シートであって、
    前記屈曲部と前記屈曲縁部とが溶接されている乗り物用シート。
  3. 請求項1又は2に記載の乗り物用シートであって、
    前記シートクッションに対する前記シートバックの回転における回転軸から見て、前記固定部は、前記貫通孔よりも外周方向に設けられている乗り物用シート。
  4. 請求項1〜のいずれか1項に記載の乗り物用シートであって、
    前記シートクッションに対し前記シートバックが一定方向に回転するように付勢する渦巻状スプリングをさらに備え、
    前記突出部は、前記渦巻状スプリングの一端を係止する乗り物用シート。
  5. 請求項1〜のいずれか1項に記載の乗り物用シートであって、
    前記固定部における左右両端が前記第1フレームに固定されている乗り物用シート。
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