JP6728667B2 - 冷却装置および電力変換装置 - Google Patents

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Description

本発明は、電力変換器における半導体スイッチング素子等の発熱体を少ない風量で効率良く冷却することのできる冷却装置、並びに電力変換器を搭載した複数台の冷却装置を筐体内に収納して構築される電力変換装置に関する。
図4は複数の電力変換器1を箱型の筐体2に収納して構成される従来一般的な電力変換装置3の概略構成例を示す図で、図4(a)は前記電力変換装置3の内部構造を前面側から見たときの構成を、また図4(b)は前記電力変換装置3の内部構造を側面側から見たときの構成を示している。尚、図中4は前記筐体2の上部に設けられて前記電力変換器1の動作に伴って暖められた該筐体2の内部の空気を外部に排出する吸気ファンである。このように構成された電力変換装置3については、例えば特許文献1等に詳しく開示される通りである。
ここで前記電力変換器1は、通常、電力変換素子としての半導体スイッチング素子等からなる発熱体を備えており、この発熱体を冷却する為の冷却装置5を一体に備えて構成される。この冷却装置5は、例えば図5にその概略構成を模式的に示すように、一面を前記発熱体の搭載面とし、他面に複数の放熱フィン6を平行に突設した受熱体7と、前記放熱フィン6を覆って設けられた風洞体8とを備えて構成される。
この風洞体8は、前記放熱フィン6の両端部にそれぞれ対峙する端面に開口部を備え、これらの開口部間に空気の通流路を形成したものである。即ち、前記風洞体8は、一方の開口部から導入した空気を、前記放熱フィン6に沿って通流させて他方の開口部に向けて導く空気の通流路を形成する。前記受熱体7および前記放熱フィン6は、前記発熱体から発せられる熱を伝達し、前記通流路を流れる空気との間で熱交換することで前記発熱体を冷却する役割を担う。尚、図中9は、前記風洞体8の前記他方の開口部に連接された補助風洞体である。
ちなみに前記放熱フィン6は、一般的には前記電力変換器1を前記筐体2に収納した状態において該電力変換器1の一端部が対峙する前記筐体2の前面側から、前記電力変換器1の他端部が対峙する前記筐体2の背面側に向けて延びるように設けられている。従って前記冷却装置5は、図6(a)(b)に示すように前記放熱フィン6に沿って該冷却装置5の一方の端部(前面側)から他方の端部(背面側)に向う空気流を形成して前記電力変換器1の発熱体を冷却する。尚、図6(a)は前記冷却装置5を下面側から見たときの空気の流れを示しており、図6(b)は前記冷却装置5を側面側から見たときの空気の流れを示している。
従って上記構成の冷却装置5をそれぞれ備えた複数台の電力変換器1を上下方向に積み重ねて前記筐体2に収納した前記電力変換装置3においては、図4(a)(b)に示すように前記筐体2の前面側から該筐体2内に導入された空気は、前記各冷却装置5の前面側から背面側に向けて前記風洞体8内の前記放熱フィン6に沿ってそれぞれ流れる。そして前記電力変換器1の発熱体からの熱を吸熱して前記冷却装置5の背面側から排出される空気は、前記筐体2の背面側奥部の空間2aを介して前記吸気ファン4によって吸い込まれて該筐体2の外部に放出される。
特開2012−186352号公報
ところで前記電力変換器1に一体に設けられて前記筐体2に収納される前記冷却装置5の放熱フィン6は、図4〜図6に示したように前記筐体2の前後方向にフィン面が延びるように設けられる。そして前記放熱フィン6を覆って設けられる前記風洞体8は、前記放熱フィン6の全長に亘って一方向に空気が通流するように設けられる。この為、前記風洞体8によって形成される空気の通流路が長くなり、該通流路内における圧力損失の増大を招くことが否めない。しかもこの圧力損失に起因して前記風洞体8内を通流する空気量が低下し、前記放熱フィン6との間での熱交換によって温度上昇する空気流が前記通流路の風上側と風下側とで大きな温度差を生じる。
このような不具合を解消するには、例えば前記吸気ファン4として吸引能力の大きい大型のものを用いたり、或いは圧力損失が小さくなるように前記放熱フィン6の形状を工夫することが必要となる。しかし前記吸気ファン4の吸引能力を高めた場合には、その作動音(羽切り音)が大きくなると共にコストアップの要因となる。また前記放熱フィン6での圧力損失を低減した場合、逆に該放熱フィン6の放熱性能が劣化すると言う問題が生じる。
また前記放熱フィン6の局所的な温度上昇を防ぐには、例えば前記吸気ファン4の風量を大きくして前記通流路内を通流する空気の絶対量を増やしたり、前記放熱フィン6を大型化してその放熱性能を高めることが必要となる。しかしこのような対策を施すと前記冷却装置5のみならず前記電力変換装置3が大型化し、その製造コスト(部品コスト)が増大すると言う問題が生じる。
本発明はこのような事情を考慮してなされたもので、その目的は、製造コスト(部品コスト)の増大を招くことなしに放熱フィンでの放熱性能を高めて発熱体を効率的に冷却することのできる冷却装置を提供することにある。
更に本発明は、複数の電力変換器をそれぞれ搭載した上記構成の複数台の冷却装置を上下方向に積み重ねて箱型の筐体内に収納して電力変換装置を構成する場合であっても、前記複数台の電力変換器を効率的に冷却することのできる電力変換装置を提供することを目的としている。
上述した目的を達成するべく本発明に係る冷却装置は、
一面を発熱体の搭載面として該発熱体が発する熱を受熱する、例えば熱伝導率の高い材料からなる矩形平板状の受熱体と、
前記搭載面とは反対側の前記受熱体の他面に該受熱体の一側辺と平行に突設された複数条の放熱フィンと、
前記複数条の放熱フィンの両端部にそれぞれ対向する二つの開口部を有し、前記複数の放熱フィンを一括して覆って設けられて該放熱フィン間に前記二つの開口部からそれぞれ流入する空気の通流路を形成した風洞体と、
前記空気の通流路の略中央に位置して前記風洞体に開口されて前記通流路を通流する空気を前記受熱体とは反対側に向けて排出する排出口と
を備えたことを特徴としている。
また前記冷却装置は、更に前記排出口に連通して設けられて、該排出口から排出される空気を前記放熱フィンの延在方向と直交する向きに変位させて導く補助風洞体を備えて構成されることを特徴としている。
好ましくは前記放熱フィンは、例えば前記受熱体と一体に形成されたプレートフィンからなる。また前記排出口は、好ましくは前記風洞体における前記受熱体の他面に対峙する部位に前記複数の放熱フィンの並び方向の幅に亘って設けられる。尚、前記発熱体は、例えば電力変換器における電力変換素子、具体的には半導体スイッチング素子からなる。また前記風洞体によって形成された通流路に流れる空気は、例えば吸気ファンにより強制的に吸引されて前記放熱フィンを除熱する空気流をなす。
また本発明に係る電力変換装置は、電力変換器をそれぞれ搭載した上述した構成の複数台の冷却装置を上下方向に積み重ねて箱型の筐体内に収納して構成されるものであって、
前記筐体は、該筐体の幅方向の両側面に前記風洞体の開口部を対峙させて前記複数台の冷却装置をそれぞれ収納する構造を有し、
前記筐体の前面部に設けた吸気口と前記各冷却装置の前記開口部との間に形成した第1の空気通流路、並びに前記筐体の上部に設けられた排気口と前記複数の冷却装置の前記各排出口との間に形成した第2の空気通流路とを備えたことを特徴としている。
好ましくは前記第2の空気通流路は、前記筐体内に積み重ねて収納された前記複数台の冷却装置の後側に位置する前記筐体の背面側奥部に形成される。また前記排気口には、例えば前記筐体内の空気を外部に排出する吸気ファンを設けることが好ましい。
上記構成の冷却装置によれば、前記受熱体に平行に突設されて一方向に延びる前記複数の放熱フィンと前記風洞体とによって形成される空気の通流路は、前記風洞体の略中央部に開口された前記排出口を挟んで2つの領域に区分される。そして前記放熱フィンの両端部にそれぞれ対向して設けられた前記開口部から前記風洞体内にそれぞれ流入する空気は前記放熱フィンに沿って通流し、前記排出口から外部に排出される。従って前記複数の放熱フィンと前記風洞体とによって形成される空気の通流路の長さを前記放熱フィンの長さの略半分にすることができる。即ち、前記開口部から前記排出口に至る空気の通流路の長さを、前記放熱フィンの全長に亘って空気の通流路を形成する場合の略半分程度に短くすることができる。
この結果、前記放熱フィンと前記風洞体とによって形成される通流路の流路断面積を変えることなしに該通流路を通流する空気の圧力損失を抑えることができる。従って前記通流路での圧力損失を抑えることができる分、該通流路を通流する空気の流量を多くすることができるので前記放熱フィンに対する除熱効率を高めることが可能となる。
また前記構成の電力変換装置は、上下方向に積み重ねて箱型の筐体に収納される複数台の冷却装置における前記風洞体の開口部を、それぞれ前記筐体の幅方向の両側面に対峙させて設ける。そして前記筐体の前面部に設けた吸気口と前記各冷却装置の前記開口部との間に第1の空気通流路を形成すると共に、前記筐体の上部に設けられた排気口と前記複数の冷却装置の前記各排出口との間に第2の空気通流路を形成した構造をなす。
上記構成の電力変換装置によれば、前記筐体の前面部に設けた吸気口から該筐体内に導入される空気は、前記筐体の両側面に沿って前記各冷却装置の風洞体内に導かれる。そして各風洞体からそれぞれ排出される空気は、前記複数の冷却装置の後側に位置する前記筐体の背面側奥部を介して前記吸気ファンが設けられた前記筐体内の上部に導かれる。従って前記電力変換装置によれば、前記筐体の内部において、上下方向に積み重ねられた複数台の冷却装置を囲むように前記筐体の前面側から両側面部、更には背面側奥部を介してその上部に至る空気の通流路を形成することができる。
この結果、前記筐体が形成する内部空間を有効に活用して前記複数台の冷却装置をそれぞれ冷却するに必要な空気を供給すると共に、各冷却装置からそれぞれ排出される空気を効率的に外部に排気することができる。従って前記複数台の冷却装置がそれぞれ搭載された電力変換器の発熱体を効率的に冷却することが可能となる。更には前記複数台の冷却装置に対する冷却効率を高め得る分、前記吸気ファンに要求される吸引能力を低く抑え、該吸気ファンの作動音、いわゆる羽切り音を低減することができる等の実用上多大なる効果が奏せられる。
本発明の一実施形態に係る冷却装置とこの冷却装置を一体に備えて構成される電力変換器の概略構成を模式的に示す図。 図1に示す冷却装置における空気の流れを示す図。 本発明に係る電力変換装置の概略構成と該電力変換装置における空気の流れを示す図。 従来の電力変換装置の概略構成例と該電力変換装置における空気の流れを示す図。 従来の冷却装置の概略的な構成例を模式的に示す図。 図5に示す冷却装置における空気の流れを示す図。
以下、図面を参照して本発明の実施形態に係る冷却装置、並びにこの冷却装置を一体に備えて構成される複数の電力変換器を上下方向に積み重ねて箱型の筐体内に収納して構成される電力変換装置について説明する。
図1は本発明の一実施形態に係る冷却装置11と、この冷却装置11を一体に備えて構成される電力変換器10の概略構成を模式的に示す図である。前記冷却装置11は、前記電力変換器10における発熱体(図示せず)を冷却する役割を担うもので、一面を前記発熱体の搭載面とした矩形平板状の受熱体12を備える。この受熱体12は、例えばアルミニウム(Al)等の熱伝導の高い素材からなり、前記発熱体が発する熱を受熱する。また前記発熱体の搭載面とは反対側の前記受熱体12の他面には、該受熱体12の一辺と平行に所定高さの複数条の放熱フィン13が前記受熱体12と一体に突設されている。これらの放熱フィン13は、所定の配列ピッチで前記受熱体12の他面の全域に亘って平行に並ぶプレートフィンからなる。
また前記受熱体12には、前記複数条の放熱フィン13を覆って風洞体14が設けられている。この風洞体14は、前記放熱フィン13が延在する方向の両端部に、該放熱フィン13の端部に対峙する開口部14aを有するもので、その内部に前記複数条の放熱フィン13に沿う空気の通流路を形成したものである。尚、前記受熱体12に搭載された前記電力変換器10を含んで前記放熱フィン13を覆う該電力変換器10の箱型の筐体を前記風洞体14とみなすことも勿論可能である。この場合、前記筐体の両側部に前記開口部14aが設けられることになる。
また前記風洞体14には、前記空気の通流路の略中央に位置して前記通流路を通流する空気を排出する為の排出口14bが開口されている。そしてこの実施形態においては、更に前記風洞体14の前記排出口14bに連通して補助風洞体15が設けられている。この補助風洞体15は、図1において背面側となる一面に排気口を備えたもので、前記風洞体14内を通流し、前記排出口14bから排出された空気を前記電力変換器10の背面側に導く役割を担う。
ちなみに上述した如く構成された冷却装置11を備えて構成される複数台の前記電力変換器10は、例えば図3(a)(b)に示すように上下方向に積み重ねて箱型の筐体21に収納されて電力変換装置20を構成する。特に前記複数台の電力変換器10は、前記各冷却装置11における前記放熱フィン13が延在する向きが前記筐体21の幅方向となる向きに、換言すれば前記風洞体14の両側部に設けられた開口部14aが前記筐体21の側壁面に所定の間隙を隔ててそれぞれ対峙するようにして前記筐体21に収納される。
そして前記筐体21は、該筐体21の前面側に設けた吸気口(図示せず)からその両側面に向けて、前記冷却装置11の両端部に設けられた前記開口部14aに至る第1の空気通流路を形成している。
また前記筐体21の上面部には、該筐体21内の空気を吸引して該筐体21の外部に排気する吸気ファン22が設けられている。また前記筐体21の背面側奥部には、前記複数の冷却装置11の背面と前記吸気ファン22との間を結ぶ第2の空気通流路が形成されている。そして前記吸気ファン22は、前記複数台の電力変換器10を収納した前記筐体21の背面側奥部に形成される空間部(第2の空気通流路)21aを介して該筐体21内の空気を外部に強制的に排気するものとなっている。
尚、図3(a)は前記電力変換装置20を前面側から見たときの概略構成と、該電力変換装置20における空気の流れ模式的に示している。また図3(b)は前記電力変換装置20を側面側から見たときの概略構成と、該電力変換装置20における空気の流れを模式的に示している。
このように構成された前記電力変換装置20によれば前記吸気ファン22による前記筐体21内の空気の吸引作用により、図3(a)(b)に示すように、例えば前記筐体21の前面側から該筐体21の内部に外気(空気)が導入される。そして前記筐体21の内部に導入された空気は、前記第1の空気通流路を介して前記冷却装置11にそれぞれ導かれ、該冷却装置11を介して前記筐体21の背面側奥部に導かれる。具体的には前記冷却装置11に導かれた空気は、前記風洞体14内において前記放熱フィン13に沿って流れた後、前記補助風洞体15を通って前記筐体21の背面側奥部に排出される。その後、前記筐体21の背面側奥部に導かれた空気は、前記吸気ファン22により吸引されて外部に排出される。
特に前記冷却装置11においては、図2(a)(b)に示すように前記風洞体14の両端の前記開口部14aから該風洞体14に流入した空気は前記複数条の放熱フィン13に沿って該風洞体14の中央部に向かって通流する。そして前記風洞体14を通流する空気は前記冷却装置11の下面側の略中央部に設けられた前記排出口14bから排出された後、前記補助風洞体15を介して前記電力変換器10の背面側に導かれる。尚、図2(a)は前記冷却装置11を前面側から見たときの空気の流れを模式的に示しており、また図2(b)は前記冷却装置11を側面側から見たときの空気の流れを模式的に示している。
従って上述した如く構成された前記冷却装置11によれば、前記放熱フィン13に沿って流れる空気の流路長は該放熱フィン13の伸延する長さの略半分となる。従って前記空気流が前記放熱フィン13が形成した空気の通流路での空気抵抗が減り、該通流路での圧力損失を抑えることができる。この結果、前記放熱フィン13に沿って流れる空気流を、その風量を低減させることなく通流させることが可能となり、該放熱フィン13における冷却効率を維持することが可能となる。
従って前記構成の冷却装置11によれば、前記吸気ファン22を大型化して吸引能力を高めたり、或いは前記吸気ファン22の風量を大きくする必要がない。また前記放熱フィン13の形状を工夫して空気抵抗を減らしたり、大型化して放熱面積を拡大する等の対策も不要となる。故に前記冷却装置11の大型化を招来することなしに前記電力変換器10に対する必要な冷却能力を確保することが可能となる。
特に前記電力変換器1,10が直方体形状を有し、前記冷却装置5,11における放熱フィン6,13が前記電力変換器1,10の長手方向に沿って設けられるような場合、従来の電力変換装置3においては前記放熱フィン6が延在する方向が前記筐体2の前後方向となる向きに前記電力変換器1が設けられる。この点、この実施形態においては前記放熱フィン13の長さが前記電力変換器1における前記放熱フィン6と同じであっても、該放熱フィン13が延在する方向が前記筐体21の幅方向となる向きに前記電力変換器10が設けられる。
従って前記放熱フィン13に沿って流れる空気の流路長を、実質的に従来の冷却装置5において前記放熱フィン6に沿って流れる空気の流路長の半分にすることができる。この結果、本発明によれば前記放熱フィン13に沿って形成される流路の流路長に依存する空気摩擦損失を低減し、該放熱フィン13の放熱性能を十分に引き出すことができる等の実用上多大なる効果が奏せられる。
尚、本発明は上述した実施形態に限定されるものではない。例えば矩形状の平板体からなる前記受熱体12の大きさは前記電力変換器10の大きさ、具体的には前記電力変換器10の平面的な大きさに適合した形状・大きさものであれば十分である。また前記放熱フィン13については前記受熱体12の全面に亘って設けるようにすれば良く、その高さについても前記電力変換器10から発せられる熱量に応じて定めれば十分である。更には実施形態においては、前記電力変換器10の下面側に前記冷却装置11を一体に設けた例について示したが、前記電力変換器10の上面側に設けることも勿論可能である。
また前記風洞体14に設ける排出口14bの位置については、例えば前記電力変換器10における発熱体のレイアウト位置によって変化する前記受熱体12の温度分布を考慮した上で設定するようにしても良い。その他、本発明はその要旨を逸脱しない範囲で種々変形して実施することができる。
10 電力変換器
11 冷却装置
12 受熱体
13 放熱フィン
14 風洞体
14a 開口部
14b 排出口
15 補助風洞体
20 電力変換装置
21 筐体
22 吸気ファン

Claims (8)

  1. 一面を発熱体の搭載面として該発熱体が発する熱を受熱する矩形平板状の受熱体と、
    この受熱体の他面に該受熱体の一側辺と平行に突設された複数条の放熱フィンと、
    前記複数条の放熱フィンの両端部にそれぞれ対向する二つの開口部を有し、前記放熱フィンを覆って設けられて前記二つの開口部からそれぞれ流入する空気の通流路を形成した風洞体と、
    前記空気の通流路の略中央に位置して前記風洞体に開口されて前記通流路を通流する空気を排出する排出口と
    を具備したことを特徴とする冷却装置。
  2. 請求項1に記載の冷却装置において、
    更に前記排出口に連通して設けられて、該排出口から排出される空気を前記放熱フィンの延在方向と直交する向きに変位させて導く補助風洞体を備えることを特徴とする冷却装置。
  3. 前記放熱フィンは、前記受熱体と一体に形成されたプレートフィンである請求項1または2に記載の冷却装置。
  4. 前記排出口は、前記受熱体の他面に対峙する部位に前記複数の放熱フィンの並び方向の幅に亘って設けられるものである請求項1または2に記載の冷却装置。
  5. 前記発熱体は、電力変換器における電力変換素子であって、
    前記風洞体によって形成された通流路に流れる空気は、吸気ファンにより強制的に吸引されるものである請求項1〜4のいずれかに記載の冷却装置。
  6. 電力変換器を搭載した請求項1〜4のいずれかに記載の冷却装置を複数台、上下方向に積み重ねて箱型の筐体内に収納して構成される電力変換装置であって、
    前記筐体は、該筐体の幅方向の両側面に前記風洞体の開口部を対峙させて前記複数台の冷却装置をそれぞれ収納する構造を有し、
    前記筐体の前面部に設けた吸気口と前記各冷却装置の前記開口部との間に形成した第1の空気通流路と、
    前記筐体の上部に設けられた排気口と前記複数の冷却装置の前記各排出口との間に形成した第2の空気通流路とを具備したことを特徴とする電力変換装置。
  7. 前記第2の空気通流路は、前記筐体内に積み重ねて収納された前記複数台の冷却装置の後側に位置する前記筐体の背面側奥部に形成されるものである請求項6に記載の電力変換装置。
  8. 前記排気口には、前記筐体内の空気を外部に排出する吸気ファンが設けられる請求項6に記載の電力変換装置。
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