JP2010192211A - 電池ユニット - Google Patents

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真治 浜田
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芳隆 杉本
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    • Y02E60/10Energy storage using batteries

Abstract

【課題】冷却性能が高く、しかも、簡易な構造で小型の電池ユニットを提供する。
【解決手段】電池ユニット10は、複数の単電池120がX方向に一列に並んで電気的に接続されてなる電池モジュール110が、複数、X方向に直交するY方向に列置されてなる組電池100を備える。単電池120は、金属製で直方体形状の電池ケース121を有する。電池ユニット10は、Y方向に隣り合う電池モジュール110の間に配置された金属製のヒートシンク30を有する。ヒートシンク30は、Y方向に隣り合う電池モジュール110の間に介在して当該電池モジュール110の側面に隣接する隣接部31と、隣接部31から延びて組電池100の外方に位置する放熱部35であって、複数のフィン36を有する放熱部35とを備える。
【選択図】図4

Description

本発明は、複数の単電池が一列に並んで電気的に接続されてなる電池モジュールが、複数列置されてなる組電池、を備える電池ユニットに関する。
複数の電池を列置した組電池は、使用に伴う発熱により高温になることがある。このため、近年、このような組電池を冷却する技術が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特開平8−148187号公報
特許文献1には、一列に配置された角形電池に接触するように、隣り合う角形電池の間に伝熱プレートを配置し、この伝熱プレートを熱交換器等で冷却する方法が開示されている。
しかしながら、特許文献1では、合成樹脂製の電槽を備える角形電池に、金属板からなる伝熱プレートを接触させているため、角形電池の熱が効率よく伝熱プレートに伝わらない。このため、特許文献1の手法では、高い冷却性能が得られなかった。また、熱交換器等を用いるため、組電池を含めた装置全体が大型になり、装置全体の構造も複雑になりがちであった。
本発明は、かかる現状に鑑みてなされたものであって、冷却性能が高く、しかも、簡易な構造で小型の電池ユニットを提供することを目的とする。
その解決手段は、複数の単電池がX方向に一列に並んで電気的に接続されてなる電池モジュールが、複数、上記X方向に直交するY方向に列置されてなる組電池、を備える電池ユニットであって、上記単電池は、金属製で直方体形状の電池ケースを有し、上記電池ユニットは、上記Y方向に隣り合う上記電池モジュールの間に配置された金属製のヒートシンクを有し、上記ヒートシンクは、上記Y方向に隣り合う上記電池モジュールの間に介在し、当該電池モジュールの側面に隣接する隣接部と、上記隣接部から延びて上記組電池の外方に位置する放熱部であって、複数のフィンを有する放熱部と、を備える電池ユニットである。
本発明の電池ユニットは、Y方向(電池モジュールを構成する単電池が並ぶX方向に直交する方向であって、電池モジュールの列置方向)に隣り合う電池モジュールの間に配置された金属製のヒートシンクを有している。このヒートシンクは、Y方向に隣り合う電池モジュールの間に介在して当該電池モジュールの側面に隣接する隣接部と、この隣接部から延びて組電池の外方に位置する放熱部とを備えている。このうち放熱部は、複数のフィンを有している。また、単電池の電池ケースは金属製である。このような電池ユニットでは、電池モジュール(これを構成する複数の単電池)の熱を、ヒートシンクの隣接部を通じて放熱部に効率よく迅速に伝達することができ、さらにこの熱を、放熱部(フィン)から効率よく迅速に放散させることができる。従って、本発明の電池ユニットは、組電池の冷却性能が高く、しかも、簡易な構造で小型の電池ユニットとなる。
なお、本発明で用いるヒートシンクは、例えば、アルミニウム(またはその合金)の押し出し加工により一体成形したものを用いるのが好ましい。熱伝導率が高いために冷却性能に優れ、しかも、低コストになるからである。
さらに、上記の電池ユニットであって、前記Y方向について前記組電池の外側に配置された金属製のヒートシンクを有し、上記ヒートシンクは、上記Y方向について上記組電池の端部に位置する前記電池モジュールの側面に隣接する隣接部と、上記隣接部から延びて上記組電池の外方に位置する放熱部であって、複数のフィンを有する放熱部と、を備える電池ユニットとすると良い。
本発明の電池ユニットでは、Y方向に隣り合う電池モジュールの間に配置されたヒートシンクに加えて、Y方向について組電池の外側(組電池を構成する電池モジュールのうちY方向について最も外側に位置する電池モジュールの外側)に配置された金属製のヒートシンクを備えている。これにより、組電池の冷却性能をより一層高めることができる。
さらに、上記いずれかの電池ユニットであって、前記X方向及び前記Y方向に直交する方向をZ方向としたとき、前記ヒートシンクは、上記Z方向について前記隣接部の一方端に隣接する第1規制部と、上記Z方向について上記隣接部の他方端に隣接する第2規制部と、を有し、上記第1規制部と上記第2規制部との間に前記電池モジュールを配置して、上記電池モジュールの上記Z方向への移動を規制してなる電池ユニットとすると良い。
本発明の電池ユニットでは、ヒートシンクが、隣接部のZ方向にかかる一方端に隣接する第1規制部と、隣接部のZ方向にかかる他方端に隣接する第2規制部とを有している。このヒートシンクは、第1規制部と第2規制部との間に電池モジュールを配置して、電池モジュールのZ方向への移動を規制している。このため、第1規制部及び第2規制部を有しないヒートシンクに比べて、電池モジュールのZ方向への位置ズレを抑制できるので好ましい。また、ヒートシンクを電池モジュールの位置規制部材としても用いているので、ヒートシンクに加えて、別途、位置規制部材を設ける場合に比べて、部品点数が少なくなるので良い。
さらに、上記の電池ユニットであって、前記組電池及び前記ヒートシンクを収容する収容ケースを有し、上記ヒートシンクは、前記Z方向に弾性的に圧縮変形した弾性部材を介して、上記収容ケースの内面に対し上記Z方向に当接し、上記Z方向にかかる位置が固定されてなる電池ユニットとすると良い。
本発明の電池ユニットでは、ヒートシンクが、Z方向に弾性的に圧縮変形した弾性部材を介して、収容ケースの内面に対しZ方向に当接することで、Z方向にかかる位置が固定されている。このように、電池モジュールのZ方向への移動を規制するヒートシンクについて、収容ケース内でZ方向にかかる位置を固定することで、電池モジュールのZ方向への位置ズレを確実に防止できる。
さらに、上記いずれかの電池ユニットであって、前記Y方向に隣り合う前記電池ケースと前記ヒートシンクの前記隣接部との間には、電気絶縁性を有する部材が介在してなる電池ユニットとすると良い。
本発明の電池ユニットでは、Y方向に隣り合う電池ケース(金属製)とヒートシンク(金属製)の隣接部との間に、電気絶縁性を有する部材を介在させている。これにより、Y方向に隣り合う電池ケースとヒートシンク(隣接部)との間を電気的に絶縁することができるので、ヒートシンクを介してY方向に隣り合う電池モジュールの間を、電気的に絶縁することができる。このため、短絡等の不具合を防止できる。
なお、電気絶縁性を有する部材は、電気絶縁性に加えて、高い熱伝導性を有する部材を用いるのが好ましい。
さらに、上記いずれかの電池ユニットであって、前記ヒートシンクの前記放熱部は、前記組電池よりも鉛直方向下側に配置されてなる電池ユニットとすると良い。
本発明の電池ユニットでは、ヒートシンクの放熱部を、組電池よりも鉛直方向下側に配置している。換言すれば、組電池を、ヒートシンクの放熱部よりも鉛直方向上側に配置している。これにより、放熱部に結露が生じた場合でも、この結露水が組電池に付着するのを防止することができる。このため、結露水による短絡や漏電を防止することができる。
さらに、上記いずれかの電池ユニットであって、前記ヒートシンクの前記フィンは、前記X方向に延びる板状をなし、隣り合う上記フィンの間に冷却媒体を流通可能とする冷却路を形成してなる電池ユニットとすると良い。
本発明の電池ユニットでは、ヒートシンクのフィンが、X方向に延びる板状をなし、隣り合うフィンの間に冷却媒体(外気など)を流通可能とする冷却路を形成している。これにより、X方向に延びる板状のフィンの全体にわたって冷却媒体(外気など)を接触させることができるので、各電池モジュール(各単電池)の熱が伝達されたヒートシンクのフィンを、効率よく迅速に冷却することができる。従って、本発明の電池ユニットは、各電池モジュール(各単電池)の冷却性能に優れた電池ユニットとなる。
さらに、上記いずれかの電池ユニットであって、前記組電池及び前記ヒートシンクを収容する収容ケースを有し、上記収容ケースは、外部から冷却媒体を上記収容ケース内に導入可能とする導入口と、前記X方向について上記導入口と向かい合って位置し、上記収容ケース内から上記冷却媒体を外部に排出可能とする排出口と、を有し、上記ヒートシンクの前記フィンは、上記導入口を上記排出口に向けて仮想的に延長した仮想筒内に位置する電池ユニットとすると良い。
本発明の電池ユニットでは、ヒートシンクのフィンが、導入口を排出口に向けて仮想的に延長した仮想筒内に配置されている。これにより、外部から導入口を通じて収容ケース内に導入した冷却媒体(外気など)を、ヒートシンクのフィンに対し、効率良く接触させることができる。このため、外部から導入口を通じて収容ケース内に導入した冷却媒体によって、効率よく、各電池モジュール(各単電池)の熱が伝達されたヒートシンクのフィンを冷却することができる。従って、本発明の電池ユニットは、各電池モジュール(各単電池)の冷却性能に優れた電池ユニットとなる。
さらに、上記いずれかの電池ユニットであって、前記組電池及び前記ヒートシンクを収容する収容ケースを有し、上記収容ケースは、外部から冷却媒体を上記収容ケース内に導入可能とする導入口と、前記X方向について上記導入口と向かい合って位置し、上記収容ケース内から上記冷却媒体を外部に排出可能とする排出口と、を有し、前記ヒートシンクの前記放熱部は、当該放熱部を前記X方向に所定の長さずつ区分したとき、前記排出口に近い上記区分ほど表面積が大きくなる形状を有する電池ユニットとすると良い。
外部から導入口を通じて収容ケース内に導入された冷却媒体(外気など)は、排出口に向かって流れつつ、ヒートシンクの放熱部から熱を吸収してゆくので、排出口に近づくにしたがって温度が上昇してゆく。このため、ヒートシンクの放熱部は、排出口に近い部位ほど、冷却媒体によって冷却され難くなる。従って、複数の単電池がX方向(導入口から排出口に向かう方向と一致)に一列に並んだ電池モジュールでは、排出口に近い単電池ほど、冷却媒体によって冷却され難くなる。
これに対し、本発明の電池ユニットでは、ヒートシンクの放熱部を、当該放熱部をX方向に所定の長さずつ区分したときに排出口に近い区分ほど表面積が大きくなる形状としている。これにより、ヒートシンクの放熱部について、排出口に近い区分ほど(すなわち、接触する冷却媒体の温度が高くなる区分ほど)、冷却媒体との接触面積を大きくすることができる。これにより、ヒートシンクの放熱部の全区分について放熱性を同程度にすることができるので、電池モジュールを構成する各単電池(X方向に一列に並んだ単電池)を、同程度に冷却することが可能となる。従って、本発明の電池ユニットでは、各単電池の温度バラツキを抑制することができる。
実施形態にかかる電池ユニットの平面図である。 実施形態にかかる電池ユニットの正面図である。 実施形態にかかる電池ユニットの左側面図である。 実施形態にかかる電池ユニットの断面図であり、図1のE−E矢視断面図に相当する。 実施形態にかかる電池モジュールの斜視図である。 実施形態にかかる電池モジュールの部分断面図である。 実施形態にかかるヒートシンクの斜視図である。 実施形態にかかるヒートシンクの斜視図である。 実施形態にかかるヒートシンクの放熱部の断面図である。 変形形態1にかかるヒートシンクの側面図である。 変形形態1にかかるヒートシンクの正面図である。 他の形態にかかるヒートシンクの放熱部の断面図である。 他の形態にかかるヒートシンクの放熱部の断面図である。
(実施形態)
以下、本発明の実施の形態を、図面を参照しつつ説明する。
本実施形態にかかる電池ユニット10の平面図を図1に、正面図を図2に、左側面図を図3に示す。また、図4に、図1のE−E矢視断面図を示す。本実施形態の電池ユニット10は、第1収容部材21及び第2収容部材22を有する収容ケース20を備えている。第1収容部材21及び第2収容部材22は、矩形箱状をなし、環状の鍔部21b,22bを有している。第1収容部材21と第2収容部材22とは、鍔部21bと鍔部22bとを重ね合わせた状態で、ボルト25及びナット26で締結されている。
第2収容部材22の第1側壁部22fには、外部から冷却媒体(外気)を収容ケース20に内部に導入可能とする矩形状の導入口22cが形成されている(図1〜図3参照)。また、第2収容部材22の第2側壁部22g(第1側壁部22fとX方向に対向する壁部)には、X方向について導入口22cと向かい合って位置し、収容ケース20内から冷却媒体を外部に排出可能とする矩形状の排出口22dが形成されている(図1,図2参照)。
さらに、本実施形態の電池ユニット10は、図4に示すように、収容ケース20の内部に、複数(本実施形態では5つ)の電池モジュール110が、Y方向(図4において左右方向)に列置されてなる組電池100を備えている。
電池モジュール110は、図5に示すように、X方向(Y方向に直交する方向)に長い直方体形状をなしている。この電池モジュール110は、図6に示すように、X方向に一列に並んで電気的に直列接続された複数(本実施形態では8つ)の単電池120を有している。さらに、電池モジュール110は、各々の単電池120の上面(安全弁形成面)121aを覆うガスダクト部材130と、電池モジュール110の両端部に位置する単電池120の側面(第1面121c,第2面121d)をそれぞれを覆うサイドカバー部材140と、モジュール正極端子151及びモジュール負極端子(図示なし)と、電池モジュール110のほぼ全体を覆うシール部材160とを有している。Y方向に隣り合う電池モジュール110は、電池モジュール110のモジュール正極端子151とモジュール負極端子をバスバーで接続することにより、電気的に直列接続されている。
単電池120は、密閉型の二次電池である。単電池120は、電池ケース121と、安全弁123(内部は図示せず)と、単電池正極端子125及び単電池負極端子126と、電池ケース121内に収容された発電要素(図示しない)とから構成されている。また、単電池120内部には、電解液が注入されている。電池ケース121は、直方体形状をなし、全体が金属からなる。
X方向に隣り合う単電池120の単電池正極端子125と単電池負極端子126とは、端子接続部127により電気的に接続されている(図6参照)。また、電池モジュール110の一端部(図6において左端部)に位置する単電池120の単電池正極端子125はモジュール正極端子151と電気的に接続され、他端部に位置する単電池120の単電池負極端子126はモジュール負極端子と電気的に接続されている。
発電要素は、複数の正極板と複数の負極板とがセパレータを介して交互に積層されることにより構成されている。複数の正極板からなる正極は、単電池正極端子125と電気的に接続され、一方、複数の負極板からなる負極は、単電池負極端子126と電気的に接続されている。
ガスダクト部材130は、ポリプロピレン等の樹脂からなり、電池モジュール110の長手方向(X方向)全体にわたって延び、電池モジュール110を構成する単電池120の安全弁123及び上面121aを覆っている。このガスダクト部材130と各々の単電池120の上面121aとの間で、後述するガス排出口141kに連通するガス排出路131が構成されている。
サイドカバー部材140は、ガスダクト部材130と同様、ポリプロピレン等の樹脂からなる。サイドカバー部材140の上部中央には、ガス排出口141kを構成する円筒状のガス排出部141が一体形成されている(図5,図6参照)。ガス排出口141kは、単電池120の上面121aとガスダクト部材130とにより構成されるガス排出路131と連通している。単電池120の安全弁123から水素ガス等が排出された場合、この水素ガス等は、このガス排出口141kに連結されたガス排出パイプ(図示なし)を通じて、電池ユニット10の外部に排出される。
シール部材160は、厚み約0.1mmの電気絶縁性を有する樹脂フィルムからなる。シール部材160は、X方向に列置された単電池120にガスダクト部材130とサイドカバー部材140を当接させた状態で、ガス排出部141、モジュール正極端子151及びモジュール負極端子152を除く、全体を覆うように貼り付けられている。これにより、ガスダクト部材130とサイドカバー部材140は、列置された単電池120に固定される。また、ガスダクト部材130と単電池120との隙間が気密にシールされ、更に、隣り合う単電池120間の隙間も気密にシールされる。
さらに、本実施形態の電池ユニット10は、図4に示すように、Y方向に隣り合う電池モジュール110の間に配置されたアルミニウム製のヒートシンク30と、Y方向について組電池100の外側(図4において、組電池100の左側と右側)に配置されたアルミニウム製のヒートシンク40とを有している。ヒートシンク30の斜視図を図7に、ヒートシンク40の斜視図を図8に示す。なお、ヒートシンク30及びヒートシンク40は、アルミニウムの押し出し加工により一体成形されている。
さらに、本実施形態の電池ユニット10は、ヒートシンク40の外側(電池モジュール110が配置されていない側)に配置された樹脂プレート15,16と、この樹脂プレート15,16の外側に配置された拘束部材13,14とを有している。拘束部材13と拘束部材14とは、Y方向内側(電池モジュール110が配置されている側)に向けて、樹脂プレート15,16を介して、組電池100を構成する電池モジュール110及びヒートシンク30,40を押圧した状態で、拘束バンド12によって互いの位置が固定されている。なお、拘束部材13,14と拘束バンド12とは、リベット(図示なし)により結合している。
ヒートシンク30は、図4及び図7に示すように、Y方向に隣り合う電池モジュール110の間に介在し、互いに隣り合う電池モジュール110の側面110b,110cに隣接する隣接部31と、隣接部31から延びて組電池100の外方(図4において下方)に位置する放熱部35とを有している。
このうち、隣接部31は、電池モジュール110の長手方向(X方向)全体にわたってX方向に延びる平板状をなしている(図7参照)。隣接部31のX方向長さは、電池モジュール110のX方向長さと一致している。この隣接部31は、拘束部材13,14によるY方向への押圧により、電池モジュール110の側面110b,110c全体に密着している(図4参照)。また、この隣接部31は、Z方向(X方向及びY方向に直交する方向、図4及び図7において上下方向)の中央部の2箇所に、矩形状の貫通孔31b,31cが形成されている。この貫通孔31b,31c内には、矩形板状のゴム部材17が、Y方向(図4において左右方向)に弾性圧縮された状態で配置されている(図4参照)。このゴム部材17は、電池モジュール110の側面110b,110cに圧接して、各電池モジュール110を保持している。
放熱部35は、電池モジュール110の長手方向(X方向)全体にわたってX方向に延びる形状をなし(放熱部35のX方向長さが、電池モジュール110のX方向長さと一致)、複数(本実施形態では16本)のフィン36を有している。フィン36は、X方向に延びる平板状をなし、Z方向(図4及び図7において上下方向)に等しい間隙をあけて並ぶ8本のフィン36の列が、2列、Y方向(図4及び図7において左右方向)に隣り合って並んでいる。Z方向に隣り合うフィン36は、図9に示すように、両者の間に、外部から収容ケース20の導入口22cを通じて収容ケース20に導入された冷却媒体(外気)を流通可能とする冷却路CPを形成している。なお、図9は、ヒートシンク30の放熱部35を、X方向に直交する方向(Z方向)に切断した断面図である。
また、ヒートシンク40は、図4及び図8に示すように、Y方向について組電池100の端部(図4において左右端部)に位置する電池モジュール110の側面110bまたは側面110cに隣接する隣接部41と、隣接部41からZ方向に延びて組電池100の外方(図4において下方)に位置する放熱部45とを有している。
このうち、隣接部41は、電池モジュール110の長手方向(X方向)全体にわたってX方向に延びる平板状をなし、拘束部材13,14によるY方向への押圧により、電池モジュール110の側面110bまたは側面110cに密着している(図4及び図8参照)。また、この隣接部41は、Z方向(図4及び図8において上下方向)の中央部の2箇所に、矩形状の貫通孔41b,41cが形成されている。この貫通孔41b,41c内には、矩形板状のゴム部材17が、Y方向(図4において左右方向)に弾性圧縮された状態で配置されている(図4参照)。このゴム部材17は、電池モジュール110の側面110bまたは側面110cに圧接して、電池モジュール110を保持している。
放熱部45は、電池モジュール110の長手方向(X方向)全体にわたってX方向に延びる形状をなし、複数(本実施形態では8本)のフィン46を有している。フィン46は、X方向に延びる平板状をなし、Z方向(図4及び図7において上下方向)に等しい間隙をあけて並んでいる。Z方向に隣り合うフィン46は、前述のフィン36と同様に、両者の間に、冷却媒体(外気)を流通可能とする冷却路CPを形成している。
このような電池ユニット10では、電池モジュール110(これを構成する複数の単電池120)の熱を、ヒートシンク30,40の隣接部31,41を通じて、放熱部35,45に効率よく迅速に伝達することができる。さらに、放熱部35,45に伝達された熱を、放熱部35,45(フィン36,46)から効率よく迅速に放散させることができる。
ここで、本実施形態の電池ユニット10の冷却方法について、詳細に説明する。
電池ユニット10の第2収容部材22には、前述のように、外部から冷却媒体(外気)を収容ケース20に内部に導入可能とする導入口22cと、収容ケース20内から冷却媒体を外部に排出可能とする排出口22dとが形成されている(図1,図2参照)。この導入口22cと排出口22dとの間には、収容ケース20(第2収容部材22)の底部22hと、樹脂プレート15,16と、電池モジュール110の底面110dと、ヒートシンク30,40とによって囲まれて形成された、冷却媒体(外気)を流通可能とする冷却路CPが形成されている(図3,図4参照)。
図示しない冷却ファン等を用いて、外部から収容ケース20の導入口22cを通じて収容ケース20内に冷却媒体(外気)を導入すると、導入された冷却媒体(外気)は、ヒートシンク30,40の放熱部35,45と接触しつつ冷却路CPを、排出口22dに向かってX方向に流れてゆく。特に、本実施形態では、導入された冷却媒体(外気)を、Z方向に隣り合うフィン36の間及びフィン46の間に形成されている冷却路CPを流通させて、排出口22dから排出させる。これにより、X方向に延びる板状のフィン36,46の全体にわたって、冷却媒体(外気)を接触させることができるので、各電池モジュール110(各単電池120)の熱が伝達されたヒートシンク30,40のフィン36,46を、効率よく迅速に冷却することができる。このようにして、発熱した各電池モジュール110(各単電池120)を、効率よく迅速に冷却することができる。
なお、本実施形態の電池ユニット10では、ヒートシンク30,40の放熱部35,45(フィン36,46)が、導入口22cを排出口22dに向けてX方向に仮想的に延長した仮想筒KT(図2参照)内に配置されている。これにより、外部から導入口22cを通じて収容ケース10内に導入した冷却媒体(外気)を、ヒートシンク30,40の放熱部35,45(フィン36,46)に対し、効率良く接触させることができる。このため、外部から導入口22cを通じて収容ケース10内に導入した冷却媒体(外気)によって、効率よく、各電池モジュール110(各単電池120)の熱が伝達されたヒートシンク30,40の放熱部35,45(フィン36,46)を冷却することができる。
また、本実施形態の電池ユニット10では、ヒートシンク30,40の放熱部35,45を、組電池100よりも鉛直方向下側(図4において下方)に配置している。換言すれば、組電池100を、ヒートシンク30,40の放熱部35,45よりも鉛直方向上側(図4において上方)に配置している。これにより、放熱部35,45が冷却媒体(外気)により冷却されて放熱部35,45に結露が生じた場合でも、この結露水が組電池100に付着するのを防止することができる。このため、結露水による短絡や漏電を防止することができる。なお、本実施形態では、Z方向が鉛直方向に一致している。
また、本実施形態の電池ユニット10では、図7に示すように、ヒートシンク30が、隣接部31のZ方向にかかる一方端(図7において上端)に隣接する第1規制部32と、隣接部31のZ方向にかかる他方端(図7において下端)に隣接する第2規制部33とを有している。第1規制部32及び第2規制部33は、ヒートシンク30のX方向長さ全体にわたって延びる平板状をなしている。
さらに、図8に示すように、ヒートシンク40も、隣接部31のZ方向にかかる一方端(図8において上端)に隣接する平板状の第1規制部42と、隣接部31のZ方向にかかる他方端(図8において下端)に隣接する平板状の第2規制部43とを有している。第1規制部42及び第2規制部43は、ヒートシンク40のX方向長さ全体にわたって延びる平板状をなしている。
本実施形態では、図4に示すように、ヒートシンク30の第1規制部32と第2規制部33との間に、電池モジュール110を配置している。これにより、第1規制部32と第2規制部33とによって、電池モジュール110のZ方向への移動を規制すると共に、電池モジュール110を保持している。さらに、ヒートシンク40の第1規制部42と第2規制部43との間に、電池モジュール110を配置している。これにより、第1規制部42と第2規制部43とによって、電池モジュール110のZ方向への移動を規制すると共に、電池モジュール110を保持している。
さらに、本実施形態の電池ユニット10では、図4に示すように、弾性部材19(本実施形態ではクッションゴム)を、ヒートシンク30の第1規制部32と収容ケース20の天井部21hとの間、及び、ヒートシンク30の放熱部35と収容ケース20の底部22hとの間に配置して、Z方向に弾性的に圧縮変形させた状態としている。これにより、ヒートシンク30が、Z方向に弾性的に圧縮変形した弾性部材19を介して、収容ケース20(収容ケース20の天井部21hと底部22h)の内面に対しZ方向に当接して、Z方向にかかる位置が固定される。
さらに、弾性部材18(本実施形態ではクッションゴム)を、ヒートシンク40の第1規制部42と収容ケース20の天井部21hとの間、及び、ヒートシンク40の放熱部45と収容ケース20の底部22hとの間に配置して、Z方向に弾性的に圧縮変形させた状態としている。これにより、ヒートシンク40が、Z方向に弾性的に圧縮変形した弾性部材18を介して、収容ケース20(収容ケース20の天井部21hと底部22h)の内面に対しZ方向に当接して、Z方向にかかる位置が固定される。
このように、電池モジュール110のZ方向への移動を規制するヒートシンク30,40について、収容ケース20内でZ方向にかかる位置を固定することで、電池モジュール110のZ方向への位置ズレを確実に防止できる。
ところで、前述のように、電池モジュール110は、電気絶縁性を有する樹脂フィルムからなるシール部材160によって、ガス排出部141、モジュール正極端子151、及びモジュール負極端子152を除く部位が覆われている。これにより、単電池120の電池ケース121とヒートシンク30,40(隣接部31,41、第1規制部32,42、及び第2規制部33,43)との間に、電気絶縁性を有する部材(シール部材160)を介在させることができる。従って、電池ケース121とヒートシンク30,40との間を電気的に絶縁することができるので、ヒートシンク30,40を介してY方向に隣り合う電池モジュール110の間を、電気的に絶縁することができる。これにより、短絡等の不具合を防止できる。
(変形形態1)
変形形態1の電池ユニットは、実施形態の電池ユニット10と比較して、ヒートシンクのみが異なる。本変形形態1のヒートシンク430は、実施形態のヒートシンク30と比較して、放熱部(詳細にはフィン)の形状のみが異なり、その他については同様である。従って、ここでは、実施形態と異なる点を中心に説明し、その他については説明を省略または簡略化する。本変形形態1のヒートシンク430の側面図を図10に、正面図を図11に示す。
実施形態では、ヒートシンク30の放熱部35を、X方向に直交する方向(Z方向)に切断した断面(図9参照)が、X方向長さ全体にわたって同一形状(寸法)となる形態とした。このため、ヒートシンク30の放熱部35をX方向に所定の長さずつ区分したとき(例えば、電池モジュール110を構成する単電池120の2個分のX方向長さずつ区分したとき、すなわちX方向に4等分したとき)に、いずれの区分の表面積も等しくなる。
ところで、外部から収容ケース20の導入口22cを通じて収容ケース20内に導入された冷却媒体(外気)は、排出口22dに向かって流れつつ、ヒートシンク30,40の放熱部35,45から熱を吸収してゆくので、排出口22dに近づくにしたがって温度が上昇してゆく。このため、ヒートシンク30,40の放熱部35,45は、排出口22dに近い部位ほど、冷却媒体によって冷却され難くなる。従って、複数の単電池120がX方向(導入口22cから排出口22dに向かう方向と一致)に一列に並んだ電池モジュール110では、排出口22dに近い単電池120ほど、冷却媒体によって冷却され難くなる。
これに鑑み、本変形形態1では、ヒートシンク430の放熱部435を、放熱部435をX方向に所定の長さずつ区分したとき(具体的には、電池モジュール110を構成する単電池120の2個分のX方向長さずつ区分したとき、すなわちX方向に4等分したとき)に、排出口22dに近い区分ほど表面積が大きくなる形状としている(図10,図11参照)。具体的には、ヒートシンク430の放熱部435を、図11に示すように、電池モジュール110を構成する単電池120の2個分のX方向長さずつ、区分A〜Dの4つに区分したとき(すなわちX方向に4等分したとき)、区分A〜Dの表面積は、A<B<C<Dの関係を満たしている。なお、ヒートシンク430は、放熱部435の区分Aを導入口22c側に、区分Dを排出口22d側に向けて配置される。
詳細には、本変形形態1のヒートシンク430は、実施形態のヒートシンク30と比較して、フィンのX方向長さのみが異なっている。具体的には、図11に示すように、本変形形態1のヒートシンク430では、区分A〜D全体にわたってX方向に延びるフィン436bが、Z方向(図10及び図11において上下方向)に2本ずつ、計4本だけ設けられている。また、区分B〜DにわたってX方向に延びるフィン436cが、Z方向に2本ずつ、計4本設けられている。また、区分C、DにわたってX方向に延びるフィン436dが、Z方向に2本ずつ、計4本設けられている。また、区分DのみにおいてX方向に延びるフィン436eが、Z方向に2本ずつ、計4本設けられている。
これにより、本変形形態1のヒートシンク430では、放熱部435の区分Aに、フィンがZ方向(図10及び図11において上下方向)に2本ずつ、計4本だけ配置される。放熱部435の区分Bには、フィンがZ方向に4本ずつ、計8本配置される。放熱部435の区分Cには、フィンがZ方向に6本ずつ、計12本配置される。放熱部435の区分Dには、フィンがZ方向に8本ずつ、計16本配置される。このように、区分A〜Dについて、排出口22dに近い区分ほど、フィンの本数が増大するようにしている。
これにより、ヒートシンク430の放熱部435について、排出口22dに近い区分ほど(すなわち、接触する冷却媒体の温度が高くなる区分ほど)、冷却媒体との接触面積を大きくすることができる。これにより、ヒートシンク430の放熱部435の全区分A〜Dについて、放熱性を同程度にすることができるので、電池モジュール110を構成する各単電池120(X方向に一列に並んだ単電池120)を、同程度に冷却することが可能となる。従って、電池ユニット10において、ヒートシンク30に代えて本変形形態1のヒートシンク430を用いることで、各単電池120の温度バラツキを抑制することができる。
なお、本変形形態1のヒートシンク430は、例えば、実施形態のヒートシンク30のフィン36の一部を切除することで作製することができる。また、鋳造により作製しても良い。
また、実施形態のヒートシンク40についても、本変形形態1のヒートシンク430と同様にフィンのX方向長さを異ならせて、区分A〜Dについて、排出口22dに近い区分ほどフィンの本数が増大する形態にすると良い。これにより、より一層、電池モジュール110を構成する各単電池120の温度バラツキを抑制することができる。
(変形形態2)
変形形態2の電池ユニットは、実施形態の電池ユニット10と比較して、ヒートシンクのみが異なる。本変形形態2のヒートシンク230は、実施形態のヒートシンク30と比較して、放熱部(詳細にはフィン)の形状のみが異なり、その他については同様である。従って、ここでは、実施形態と異なる点を中心に説明し、その他については説明を省略または簡略化する。図12は、ヒートシンク230の放熱部235を、X方向に直交する方向(Z方向)に切断した断面図である。
図12に示すように、本変形形態2のヒートシンク230では、放熱部235が、X方向に直交する方向(Z方向)に切断した断面形状がZ方向(図12において上下方向)に長い矩形状となるフィン236を、6本有している。このフィン236は、電池モジュール110のX方向長さ全体にわたってX方向(図12において紙面に直交する方向)に延びる平板状をなしている。
放熱部235では、Y方向(図12において左右方向)に等しい間隙をあけて並ぶ3本のフィン236の列が、2列、Y方向に隣り合って並んでいる。これにより、Y方向に隣り合うフィン236の間に、外部から収容ケース20の導入口22cを通じて収容ケース20内に導入された冷却媒体(外気)を流通可能とする冷却路CPが形成される。
電池ユニット10において、ヒートシンク30に代えて本変形形態2のヒートシンク230を用いても、発熱した各電池モジュール110(各単電池120)を、効率よく迅速に冷却することができる。
なお、実施形態のヒートシンク40についても、本変形形態2のヒートシンク230と同様に、放熱部(詳細にはフィン)の形状を変更するようにしても良い。具体的には、放熱部を、3本のフィン236がY方向に等しい間隙をあけて配列された形態としても良い。
(変形形態3)
変形形態3の電池ユニットは、実施形態の電池ユニット10と比較して、ヒートシンクのみが異なる。本変形形態3のヒートシンク330は、実施形態のヒートシンク30と比較して、放熱部(詳細にはフィン)の形状のみが異なり、その他については同様である。従って、ここでは、実施形態と異なる点を中心に説明し、その他については説明を省略または簡略化する。図13は、ヒートシンク330の放熱部335を、X方向に直交する方向(Z方向)に切断した断面図である。
図13に示すように、本変形形態3のヒートシンク330では、放熱部335が、X方向に直交する方向(Z方向)に切断した断面形状がZ方向(図12において上下方向)に長い矩形状となるフィン336を、6本有している。このフィン336は、電池モジュール110のX方向長さ全体にわたってX方向(図13において紙面に直交する方向)に延びる平板状をなしている。放熱部335では、Y方向(図13において左右方向)に等しい間隙をあけて並ぶ3本のフィン336の列が、2列、Y方向に隣り合って並んでいる。
なお、本変形形態3の放熱部335では、変形形態2と同様に、Y方向に隣り合うフィン36の間に、外部から収容ケース20の導入口22cを通じて収容ケース20内に導入された冷却媒体(外気)を流通可能とする冷却路CPを形成している。しかしながら、本変形形態3の放熱部335では、変形形態2と異なり、Y方向に隣り合うフィン36の間に形成されている冷却路CPが、X方向長さ全体にわたって下方側に開放されている。
ところで、外部から収容ケース20の導入口22cを通じて収容ケース20内に導入された冷却媒体(外気)は、排出口22dに向かって流れつつ、ヒートシンクの放熱部から熱を吸収してゆくので、排出口22dに近づくにしたがって温度が上昇してゆく。このため、ヒートシンクの放熱部は、排出口22dに近い部位ほど、冷却媒体によって冷却され難くなる。従って、複数の単電池120がX方向(導入口22cから排出口22dに向かう方向と一致)に一列に並んだ電池モジュール110では、排出口22dに近い単電池120ほど、冷却媒体によって冷却され難くなる。
これに対し、本変形形態3のヒートシンク330を用いることで、排出口22dに近い単電池120についても、導入口22cに近い単電池120と同程度に、冷却媒体によって冷却することが可能となる。具体的には、例えば、収容ケース20(第2収容部材22)の底部22hのうち排出口22dに近い部分に、冷却媒体(外気)の導入口を追加して設け、放熱部335の下方からも新たに冷却媒体を導入可能な構造にする。この追加した導入口を通じて、ヒートシンク330の放熱部335から未だ熱を吸収していない冷却媒体を、外部から収容ケース内に導入することで、Y方向に隣り合うフィン336の間に形成されている冷却路CPのうち排出口22dに近い部分から、当該冷却媒体を追加して供給することができる。これにより、放熱部335のうち排出口22dに近い部位を、導入口22cに近い部位と同程度に冷却することが可能となるので、排出口22dに近い単電池120についても、導入口22cに近い単電池120と同程度に、冷却媒体によって冷却することが可能となる。
なお、実施形態のヒートシンク40についても、本変形形態3のヒートシンク330と同様に、放熱部(詳細にはフィン)の形状を変更するようにしても良い。具体的には、放熱部を、3本のフィン336がY方向に等しい間隙をあけて配列された形態としても良い。
以上において、本発明を実施形態に即して説明したが、本発明は上述の実施形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で、適宜変更して適用できることはいうまでもない。
例えば、実施形態の電池ユニット10では、ヒートシンク30,40の向きを、放熱部35,45が組電池100の下方(鉛直方向下側)に位置する向きとしたが、ヒートシンクの向きはこれに限定されるものではない。例えば、ヒートシンク30,40の向きを、放熱部35,45が組電池100の上方(鉛直方向上側)に位置する向きとしても良い。
また、実施形態の電池ユニット10では、電気絶縁性を有する樹脂フィルムからなるシール部材160によって、電池ケース121とヒートシンク30,40との間の電気的な絶縁を確保した。しかしながら、電池ケース121とヒートシンク30,40との間の電気的絶縁をより一層高めるために、電池モジュール110(シール部材160)とヒートシンク30,40との間に、さらに、電気絶縁性を有する部材を介在させるようにしても良い。なお、電気絶縁性を有する部材は、電池モジュール110(シール部材160)の熱を効率よくヒートシンク30,40に伝えるために、電気絶縁性に加えて、高い熱伝導性を有する部材を用いるのが好ましい。
また、変形形態1では、ヒートシンク430の放熱部435をX方向に区分する1区分の「所定長さ」を、「電池モジュール110を構成する単電池120の2個分のX方向長さ」として、放熱部435を区分A〜Dの4つに区分し、排出口22dに近い区分ほど、冷却媒体との接触面積を大きくした。しかしながら、「所定長さ」は、このような長さに限定されるものではない。例えば、「所定長さ」を、「電池モジュール110を構成する単電池120の1個分のX方向長さ」として、放熱部435をX方向に8つに区分(8等分)したときに、排出口22dに近い区分ほど、冷却媒体との接触面積を大きくするようにしても良い。
10 電池ユニット
18,19 弾性部材
20 収容ケース
21 第1収容部材(収容ケース)
22 第2収容部材(収容ケース)
22c 導入口
22d 排出口
30,40,230,330,430 ヒートシンク
31,41 隣接部
32,42 第1規制部
33,43 第2規制部
35,45,235,335,435 放熱部
36,46,236,336,436b,436c,436d,436e フィン
100 組電池
110 電池モジュール
120 単電池
121 電池ケース
130 ガスダクト部材
131 ガス排出路
160 シール部材
CP 冷却路
KT 仮想筒

Claims (9)

  1. 複数の単電池がX方向に一列に並んで電気的に接続されてなる電池モジュールが、複数、上記X方向に直交するY方向に列置されてなる組電池、を備える
    電池ユニットであって、
    上記単電池は、金属製で直方体形状の電池ケースを有し、
    上記電池ユニットは、上記Y方向に隣り合う上記電池モジュールの間に配置された金属製のヒートシンクを有し、
    上記ヒートシンクは、
    上記Y方向に隣り合う上記電池モジュールの間に介在し、当該電池モジュールの側面に隣接する隣接部と、
    上記隣接部から延びて上記組電池の外方に位置する放熱部であって、複数のフィンを有する放熱部と、を備える
    電池ユニット。
  2. 請求項1に記載の電池ユニットであって、
    前記Y方向について前記組電池の外側に配置された金属製のヒートシンクを有し、
    上記ヒートシンクは、
    上記Y方向について上記組電池の端部に位置する前記電池モジュールの側面に隣接する隣接部と、
    上記隣接部から延びて上記組電池の外方に位置する放熱部であって、複数のフィンを有する放熱部と、を備える
    電池ユニット。
  3. 請求項1または請求項2に記載の電池ユニットであって、
    前記X方向及び前記Y方向に直交する方向をZ方向としたとき、
    前記ヒートシンクは、
    上記Z方向について前記隣接部の一方端に隣接する第1規制部と、
    上記Z方向について上記隣接部の他方端に隣接する第2規制部と、を有し、
    上記第1規制部と上記第2規制部との間に前記電池モジュールを配置して、上記電池モジュールの上記Z方向への移動を規制してなる
    電池ユニット。
  4. 請求項3に記載の電池ユニットであって、
    前記組電池及び前記ヒートシンクを収容する収容ケースを有し、
    上記ヒートシンクは、前記Z方向に弾性的に圧縮変形した弾性部材を介して、上記収容ケースの内面に対し上記Z方向に当接し、上記Z方向にかかる位置が固定されてなる
    電池ユニット。
  5. 請求項1〜請求項4のいずれか一項に記載の電池ユニットであって、
    前記Y方向に隣り合う前記電池ケースと前記ヒートシンクの前記隣接部との間には、電気絶縁性を有する部材が介在してなる
    電池ユニット。
  6. 請求項1〜請求項5のいずれか一項に記載の電池ユニットであって、
    前記ヒートシンクの前記放熱部は、前記組電池よりも鉛直方向下側に配置されてなる
    電池ユニット。
  7. 請求項1〜請求項6のいずれか一項に記載の電池ユニットであって、
    前記ヒートシンクの前記フィンは、前記X方向に延びる板状をなし、隣り合う上記フィンの間に冷却媒体を流通可能とする冷却路を形成してなる
    電池ユニット。
  8. 請求項1〜請求項7のいずれか一項に記載の電池ユニットであって、
    前記組電池及び前記ヒートシンクを収容する収容ケースを有し、
    上記収容ケースは、
    外部から冷却媒体を上記収容ケース内に導入可能とする導入口と、
    前記X方向について上記導入口と向かい合って位置し、上記収容ケース内から上記冷却媒体を外部に排出可能とする排出口と、を有し、
    上記ヒートシンクの前記フィンは、上記導入口を上記排出口に向けて仮想的に延長した仮想筒内に位置する
    電池ユニット。
  9. 請求項1〜請求項8のいずれか一項に記載の電池ユニットであって、
    前記組電池及び前記ヒートシンクを収容する収容ケースを有し、
    上記収容ケースは、
    外部から冷却媒体を上記収容ケース内に導入可能とする導入口と、
    前記X方向について上記導入口と向かい合って位置し、上記収容ケース内から上記冷却媒体を外部に排出可能とする排出口と、を有し、
    前記ヒートシンクの前記放熱部は、当該放熱部を前記X方向に所定の長さずつ区分したとき、前記排出口に近い区分ほど表面積が大きくなる形状を有する
    電池ユニット。
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