JP2014135180A - 電池モジュール - Google Patents

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剛 北村
Hideyasu Takatsuji
秀保 高辻
Daisuke Chiba
大介 智葉
Yasuaki Hiramura
泰章 平村
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Abstract

【課題】各単電池の電極端子の冷却効率の向上を図ることが、可能な電池モジュールを提供することを目的とする。
【解決手段】内部を空気が流通するケースと、ケース内に配置された複数の単電池2と、これら単電池2の電極端子25同士を電気的に接続するバスバーと、を備え、バスバーは、一対の単電池2の電極端子25同士にわたって延在するバー本体と、該バー本体と一体をなすフィンと、を有することを特徴とする。
【選択図】図3

Description

本発明は、内部に配置した単電池の冷却構造を備える電池モジュールに関する。
従来、一般に使用されているリチウムイオン電池やニッケル水素電池等の二次電池は電池体積および重量当たりの電力貯蔵密度が大きいため、電気自動車などの移動体用の電池電源や太陽光発電などと組み合わせて蓄電装置として利用されている。これらの電池電源や蓄電装置では、非常に大きな電源容量が必要となるが、電力を発生させる最小単位のセル(以下、これを単電池と称する)の起電力は数V程度と小さいため、一の単電池では大電源容量の要求に応じることができない。そのため、この単電池を複数直列に接続して電池モジュールを構成することにより、発生電圧の向上を図っている。
電池モジュールでは、効率のよい充放電を実現したり、長期的な部品寿命を確保したりするために、電池を適切な温度に管理することが必要である。例えば、単電池間の温度のばらつきが大きいと、内部抵抗や化学反応に差が生じ、その結果として電池モジュール全体としての充放電効率の低下や、寿命劣化の原因となる。
ここで、電池電源や蓄電装置で用いられる電池モジュールには、急速な充放電能力が要求されるが、単電池の電極端子部分およびそのリード部分の電力密度が大きくなると発熱量が増大し、電池モジュール全体としての充放電効率の低下や寿命劣化を招いてしまう。そのため、電池モジュールでは、発熱する単電池を効率よく冷却することで該単電池を所定の温度範囲に収める必要がある。
これに対して、例えば特許文献1には、電池モジュールを冷却する方法として、各単電池の電極端子に接続する接続部から絶縁部材を介して放熱部であるフィンを設ける方法が開示されている。
特許第4164212号公報
しかしながら、特許文献1に記載の方法では、熱の発生源である電極端子に接続される接続部とフィン形状をなす放熱部との間に絶縁部材を介在させているため、接続部から放熱部への熱伝導率が低下してしまう。大容量の電池モジュールとなればなるほど、発熱量は増大し、電池モジュール内部の温度も上昇するため、熱伝導率の低い放熱部材では電池モジュール内の温度を効率的に冷却することができない。そのため、電池モジュール全体としての充放電効率の低下や寿命劣化が生じてしまう問題がある。
本発明は、上記課題を解決するためになされたものであって、各単電池の電極端子の冷却効率の向上を図ることが、可能な電池モジュールを提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明は以下の手段を提案している。
本発明の一態様に係る電池モジュールは、内内部を空気が流通するケースと、該ケース内に配置された複数の単電池と、これら単電池の電極端子同士を電気的に接続するバスバーと、を備え、前記バスバーは、一対の前記単電池の電極端子同士にわたって延在するバー本体と、該バー本体と一体をなすフィンと、を有することを特徴とする。
このような構成によれば、バー本体とフィンとを一体をなしているため、バー本体とフィンとの間の熱伝導を阻害するものはない。これによって、バー本体とフィンとの間における熱伝導率の向上を図ることができる。したがって、温度の上昇した単電池の電極端子に接続されているバー本体から熱を効率的にフィンに伝え、該フィンからケース内部を流通する空気へ放熱することで冷却効率を向上させることができる。
また、本発明の他の態様に係る電池モジュールは、前記フィンが、前記バー本体における前記単電池側とは反対側の面から突出するとともに、前記空気の流通方向に延在していることを特徴とする。
このような構成によれば、ケース内を流通する空気の流れをフィンが妨げないため、空気が安定して流通し、フィンから空気への放熱が効率的に行われ冷却効率をより向上させることができる。
さらに、本発明の他の態様に係る電池モジュールは、前記フィンが、前記空気の流通方向に複数備えられ、前記流通方向に隣り合うフィン同士が、前記空気の流通方向と直交する方向にずれて配置されていることを特徴とする。
このような構成によれば、フィン周辺に形成される温度境界層が、空気の流通方向に隣り合うフィン毎に新たに形成されるため、これらフィンから空気への熱伝達効率を上昇させることができる。その結果、フィンから空気への放熱がさらに効率的に行われ、冷却効率をさらに向上させることができる。
また、本発明の他の態様に係る電池モジュールは、前記バスバーが複数備えられ、これら複数のバスバーは、前記空気の流通方向の下流側に位置するバスバーほど、該バスバーの表面積に対する前記フィンの表面積の割合が大きいことを特徴とする。
このような構成によれば、電池モジュール内では、流通する空気が上流側で十分に冷却されず、下流側に向かうにしたがって次第に内部温度が上昇するが、冷却効率を下流側に向かうにしたがって向上させることで、上流側よりも下流側の方が冷却効果を高くすることができる。これによって、電池モジュール内の温度を一様にすることができ、電池モジュール全体としての急速劣化を防ぐことができる。
さらに、本発明の他の態様に係る電池モジュールは、前記フィンが、凹凸形状が形成されるとともに前記空気の流通方向に延在する側面を有することを特徴とする。
このような構成によれば、フィンの表面積を増加させることができるため、フィンから空気への放熱がより一層効率的に行われ、冷却効率をより一層向上できる。
また、本発明の他の態様に係る電池モジュールは、前記フィンが、前記空気の流通方向に直交する方向に貫通する孔部が形成されるとともに前記流通方向に延在する側面を有することを特徴とする。
このような構成によれば、フィン周辺の空気の流れが乱れることでフィンから空気への放熱がさらに一層効率的に行われ、冷却効率をさらに一層向上できる。
さらに、本発明の他の態様に係る電池モジュールは、前記ケースの内面における前記バスバーのフィンに対向する位置に配置された絶縁部材をさらに備えることを特徴とする。
このような構成によれば、フィンとケースの空間距離が短く、フィンとケースが接触する場合であっても、絶縁部材が介在されていることで短絡を起こさず、電池モジュールを保護することが可能となる。これによって、バスバーにおいて絶縁対策を施す必要がなくなり、フィンとバー本体との間の熱伝導を阻害せずにバスバーによる短絡を防止することができる。
本発明の電池モジュールによれば、フィンとバスバー間の熱伝導率を上昇さることで、各単電池の電極端子を効率的に冷却することができる。その結果、電池モジュールの内部温度を効率的に低下させることが可能となる。
本発明の第一実施形態に係る電池モジュールを説明する縦断面図である。 本発明の第一実施形態に係る単電池の一部が破断された斜視図である。 本発明の第一実施形態に係る電池モジュールを説明する横断面図である。 本発明の第二実施形態に係る電池モジュールを説明する横断面図である。 本発明の第三実施形態に係る電池モジュールを説明する横断面図である。 本発明の第四実施形態に係る電池モジュールのバスバーフィンを説明する斜視図である。 本発明の変形例に係る電池モジュールの横断面図である。
以下、本発明に係る第一実施形態について図1から図3を参照して説明する。
図1に示すように、第一実施形態の電池モジュール1は、複数の単電池2と、複数の単電池2を内部に収納するケース3と、異なる単電池2の電極をそれぞれ接続する複数のバスバー5とを備えている。
なお、第一実施形態においては、電池モジュール1は側面視形状が長方形状となっている。以下においては、縦断面視、即ち、電池モジュール1の側面と平行な断面視において長方形状の長手方向である空気の流通方向をX方向(図1紙面左右方向)、縦断面視において長方形状の短手方向をZ方向(図1紙面上下方向)、縦断面視において奥行方向をY方向(図1紙面奥行方向)と称する。
図2に示すように、単電池2としては、例えばリチウムイオン二次電池等があり、第一実施形態では、外形が長方体状に形成されるとともに、内部に複数の電極板が積層された積層式の二次電池を採用している。
具体的には、単電池2は、交互に積層された正極板21及び負極板22と、正極板21及び負極板22の間にそれぞれ介装されたセパレータ23と、正極板21、負極板22及びセパレータ23を収納する単電池ケース24と、上方に向けて突出する一対の電極端子25と、単電池ケース24内に充填された図示しない電解液と、を有している。
単電池ケース24は、長方体状に形成されており、電極端子25が設けられている上方の面を蓋面24a、この蓋面24aの反対側に位置する面を底面24bと称する。また、単電池ケース24の蓋面24aと底面24bを接続する側面のうち、蓋面24aの短手方向の側面を第一側面24c、蓋面24aの長手方向の側面を第二側面24dと称する。
正極板21および負極板22は、いずれも矩形板状に形成されており、正極板21及び負極板22の積層方向Aが蓋面24aの短手方向に一致するように積層されている。つまり、正極板21及び負極板22は、単電池2の第二側面24dと対向するように単電池ケース24内に積層されて配置されている。
また、セパレータ23は、絶縁性材料からなり、例えばポリプロピレン等の樹脂でシート状に形成されている。セパレータ23は、すべての正極板21について全体を被覆するように形成されることで、正極板21及び負極板22の間に介装され、互いの絶縁を図っている。
なお、セパレータ23は、すべての負極板22について全体を被覆するように形成されても良い。
電極端子25は、蓋面24aに対して一対の円柱形状をなして、上方に向けて突出している。そして、一方が正極板21から接続された正極の電極端子25、他方が負極板22から接続された負極の電極端子25となっている。
図1に示すように、ケース3は、単電池2を収納すると共に有底角筒状に形成された下部ケース31と、下部ケース31と対応しケース3を形成する蓋体である上部ケース32と、下部ケース31及び上部ケース32の内壁面(内面)33に固定されている絶縁部材4を備えている。
下部ケース31は、横断面視、即ち、電池モジュール1の底面と平行な断面視にて長方形状をなす底壁部31aを有し、底壁部31aと対向する側が開口されている箱形状で形成されている。そして、底壁部31aの短手方向における空気の流通方向の上流側(図1紙面左側)である側面に形成されている入口開口部31bと、空気の流通方向の下流側(図1紙面右側)である逆側の側面に形成されている出口開口部31cとを有している。入口開口部31bと出口開口部31cはそれぞれの面に対して、矩形状の貫通穴で形成されており、底壁部31a側に偏って配置されている。
上部ケース32は、矩形板状で形成されており、下部ケース31と対応して筐体を形成する蓋体である。
絶縁部材4は、絶縁性材料からなり、例えば、樹脂材料でシート状に形成されたものが下部ケース31及び上部ケース32のそれぞれの内壁面(内面)33に貼り付けられて固定されている。
図3に示すように、複数の単電池2は、下部ケース31のX方向の上流側においてY方向に延びる第一列2aと、X方向の下流側においてY方向に延びる第二列2bとをなすように配置されている。第一列2aと第二列2bとは、それぞれの単電池2が積層方向AをY方向と一致させた向きで、Y方向に互いに等しい間隔をあけて4つ配置されている。第一列2aと第二列2bはX方向に離間して配置されており、下部ケース31内には、合計8つの単電池2が配置されている。また、図1に示すように、単電池2の蓋面24aと上部ケース32を離間しており、空間が設けられている。
単電池2のY方向の間には、断熱シートが隣り合う単電池2と接地するように挟まれている。断熱シートには、雲母やベークライトを用いることができる。
また、Y方向に隣接する単電池2では、電極端子25の正極および負極の位置が、隣り合う単電池2で互い違いになるように配置され、X方向に隣接する第一列2a及び第二列2bの単電池2でも、電極端子25の正極および負極の位置が互い違いになるように配置されている。
第一列2aと第二列2bにおいて、X方向に隣り合う電極端子25は、導電性材料で形成されるバスバー5により電気的に直列に接続されている。そして、第二列2bの下流側における中央でY方向に隣り合う電極端子25が、バスバー5により電気的に直列に接続されている。さらに、第一列2aの上流側でY方向に隣り合う電極端子25が、Y方向の両端からバスバー5により電気的に直列に接続されている。また、第二列2bの下流側におけるY方向の両端の電極端子25は、ケース3から外部へ露出され、それぞれが電池モジュール1の正極端子もしくは負極端子となっている。
バスバー5は、異なる一対の電極端子25同士をY方向に接続するY方向バスバー51と、Y方向バスバー51で接続していない異なる一対の電極端子25同士をX方向に接続するX方向バスバー52とを有している。
Y方向バスバー51は、複数用いられ、それぞれ第一列2aの上流側の隣り合う電極端子25を両端からY方向に接続し、別のY方向バスバー51は、第二列2bの下流側における中央で隣り合う電極端子25をY方向に接続している。そして、Y方向バスバー51は、電極端子25と固定されるY方向バー本体511と、Y方向バー本体511から突出するY方向バスバーフィン512とを有する。Y方向バー本体511は矩形板状をなし、長手方向の両端部に電極端子25を挿通する一対の貫通孔511aが形成されており、この貫通孔511aが、電極端子25にそれぞれ挿通された状態で固定されている。Y方向バスバーフィン512は、単電池2側である蓋面24aとは反対側の面から突出する複数の平板形状のフィンであり、Y方向に互いに離間して流通方向であるX方向に延びている。
X方向バスバー52は、複数用いられ、それぞれ第一列2aと第二列2bとで隣り合う電極端子25を、X方向に接続している。そして、X方向バスバー52は、電極端子25と固定されるX方向バー本体521と、X方向バー本体521から突出するX方向バスバーフィン522とを有する。X方向バー本体521は、矩形板状をなし、短手方向の長さがY方向バー本体511と共通で、長手方向の長さがY方向バー本体511よりも長く形成されている。そして、X方向バー本体521は、長手方向の両端部に電極端子25を挿通する一対の貫通孔511aが形成されており、この貫通孔511aが、電極端子25にそれぞれ挿通された状態で固定されている。X方向バスバーフィン522は、単電池2側である蓋面24aとは反対側の面から突出する複数の平面板状のフィンであり、Y方向に互いに離間して流通方向であるX方向に延びている。
次に、上記構成の電池モジュール1の作用について説明する。
上記のような電池モジュール1によれば、入口開口部31bから空気が流入し、出口開口部31cから空気が流出する。そして、電池モジュール1内では、入口開口部31bから流入した空気は、単電池2に沿って上部ケース32に向かってZ方向を上昇する。上昇した空気は、単電池2の蓋面24aと上部ケース32との間の空間をX方向に流通し、上部ケース32及び下部ケース31の内壁面(内面)33に沿って出口開口部31cに向かってZ方向を下降し、出口開口部31cから外部へ流出する。
この時、充放電によって発熱した電極端子25に接続されたY方向バスバー51およびX方向バスバー52の周辺を空気が流通する。そして、電極端子25で発生した熱は、接続されているY方向バー本体511及びX方向バー本体521へ移動後、効率的にY方向バー本体511からY方向バスバーフィン512及びX方向バー本体521からX方向バスバーフィン522へと伝わり、Y方向バスバーフィン512及びX方向バスバーフィン522から放熱される。つまり、Y方向バー本体511とY方向バスバーフィン512及びX方向バー本体521とX方向バスバーフィン522はそれぞれが一体に形成されていることで、バスバー5におけるバー本体からフィンへの熱の移動を阻害するものがなく、熱伝導率が向上される。したがって、発熱し温度の上昇した電極端子25に接続されているY方向バー本体511及びX方向バー本体521から、熱を効率的にY方向バスバーフィン512及びX方向バスバーフィン522に伝え、これらのフィンからケース内部を流通する空気へ放熱を行うことで、電極端子25の冷却効率を向上させることができる。
また、Y方向バスバーフィン512とX方向バスバーフィン522とが流通方向であるX方向へ伸びて形成されるため、空気が妨げられることなく流通することができ、Y方向バスバーフィン512とX方向バスバーフィン522とから空気への放熱がより効率的に行われ、冷却効率をより向上させることができる。
さらに、下部ケース31及び上部ケース32の内壁面(内面)33に絶縁部材4が貼り付けられていることで、たとえ、Y方向バスバー51およびX方向バスバー52と下部ケース31や上部ケース32との間隔が狭くなり接触しても、短絡を起こさない。つまり、Y方向バー本体511とY方向バスバーフィン512との間、及び、X方向バー本体521とX方向バスバーフィン522との間、それぞれにおいて絶縁対策が不要となるため熱伝導を阻害するものがなくなり、冷却効率を低下させることなく電池モジュール1を保護することができる。
次に、図4を参照して第二実施形態の電池モジュール1について説明する。
第二実施形態においては第一実施形態と同様の構成要素には同一の符号を伏して詳細な説明を省略する。この第二実施形態の電池モジュール1は、一部のバスバー5のフィン形状について第一実施形態と相違する。
即ち、第二実施形態では、X方向バスバー52におけるX方向バスバーフィン522の代わりに、分割バスバーフィン523が形成されている。分割バスバーフィン523は、Y方向とX方向に互いに離間して単電池2側である蓋面24aとは反対側に突出する複数の小さな長方形状をなすフィンである。そして、X方向に隣り合う分割バスバーフィン523同士は、流通方向と直交する方向であるY方向に互い違いにずれて形成されている。つまり、分割バスバーフィン523はY方向に一定の間隔で離間して形成されつつ、X方向に隣り合う分割バスバーフィン523がY方向に互い違いにずれて形成されることで、格子状に配置されている。
上記のような第二実施形態の電池モジュール1によれば、X方向に隣り合う分割バスバーフィン523が互い違いにずれて形成されることで、フィン周辺に温度境界層を形成しながら分割バスバーフィン523の間を流通する空気は、X方向に隣り合う分割バスバーフィン523と衝突することで、順次新たな温度境界層を形成する。これによって、順次新たな温度境界層を形成することでフィン周りの熱伝達率が向上する境界層更新効果を生じさせながら空気が流通し、分割バスバーフィン523から空気への放熱がさらに効率的に行われ、冷却効率をさらに向上させることできる。
次に、図5を参照して第三実施形態の電池モジュール1について説明する。
第三実施形態においては第一実施形態と同様の構成要素には同一の符号を伏して詳細な説明を省略する。この第三実施形態の電池モジュール1は、Y方向バスバー51のフィン形状について第一実施形態と相違する。
即ち、第三実施形態では、Y方向バスバー51として、第一列2aの上流側で隣り合う電極端子25を両端からY方向に接続する第一バスバー53と、第二列2bの下流側における中央で隣り合う電極端子25をY方向に接続する第二バスバー54と、第一列2aと第二列2bとで隣り合う電極端子25をX方向に接続するX方向バスバー52とを有する。
第一バスバー53は、第一列2aの上流側で隣り合う電極端子25をY方向に接続している第一バー本体531と、第一バー本体531と一体をなす第一バスバーフィン532とを有する。第一バー本体531は、Y方向バー本体511と同一形状で形成される。第一バスバーフィン532は、第一バー本体531から蓋面24aとは反対側の面に突出する三枚の平板形状のフィンであり、Y方向に互いに離間して流通方向であるX方向に延びている。
第二バスバー54は、第二列2bの下流側における中央で隣り合う電極端子25をY方向に接続している第二バー本体541と、第二バー本体541と一体をなす第二バスバーフィン542とを有する。第二バー本体541は、Y方向バー本体511と同一形状で形成される。第二バスバーフィン542は、第二バー本体541から蓋面24aとは反対側の面に突出する七枚の平板形状のフィンであり、Y方向に互いに離間して流通方向であるX方向に延びている。
X方向バスバー52は、第一実施形態で使用したものと同一のものを使用する。
上記のような第三実施形態の電池モジュール1によれば、第一バスバーフィン532の数よりも第二バスバーフィン542の数の方が多く形成されている。つまり、第一バー本体531と第二バー本体541は同一形状のため、フィン数の多い第二バスバー54の方が、第一バスバー53よりもバスバー5としての表面積中におけるフィンの表面積の割合が大きくなる。これにより、流通方向の上流側に配置されている第一バスバー53よりも下流側に配置されている第二バスバー54の方が、フィンから空気への放熱がより効率的に行われ、冷却効率を向上させることができる。
通常、電池モジュール1内で流通する空気は上流側で完全に冷却されず、下流側に向かうにしたがって次第に電池モジュール1内の温度を上昇させてしまう。しかしながら、このような構成とすることで、冷却効率を下流側に向かうにしたがって向上させ、上流側よりも下流側の方が冷却効果を高くすることができるため、電池モジュール1内の温度を一様にすることができ電池モジュール1全体としての急速劣化を防ぐことができる。
なお、X方向バスバー52のフィンのついてもバスバー5としての表面積中におけるフィンの表面積の割合を第一バスバー53と第二バスバー54とを間になるよう設定することで、電池モジュール1内の温度をより一層均一にすることができる。
次に、図6を参照して第四実施形態の電池モジュール1について説明する。
第四実施形態においては第一実施形態と同様の構成要素には同一の符号を伏して詳細な説明を省略する。この第四実施形態の電池モジュール1は、バスバー5のフィン形状について第一実施形態と相違する。
即ち、第四実施形態では、Y方向バスバーフィン512のX方向の両側面には長方形状のリブ512aが突出し、X方向バスバーフィン522のX方向の側面には貫通する円形状の孔部522aが形成されている。
上記のような第四実施形態の電池モジュール1によれば、長方形状のリブ512aが両側面から突出することでフィンの表面積が増加し、Y方向バスバーフィン512から空気への放熱がより一層効率的に行われる。また、孔部522aを設けることで流通する空気の流れを乱すことができ、X方向バスバーフィン522から空気への放熱もより一層効率的に行われる。これらによって、冷却効率をさらに一層向上させることができる。
なお、リブ512aの形状は、表面積を増加させる形状であればよく、本実施形態の形状に限定されることはない。例えば、断面三角形状をなす凸部や、長方形状の溝のような凹部や、エンボス加工によりフィン表面に凹凸形状を形成してもよい。
また、孔部522aの形状や大きさも本実施形態の形状に限定されることはない。例えば、矩形状をなす孔や複数の小孔を形成してもよい。
次に、図7を参照して変形例の電池モジュール1について説明する。
変形例においては第一実施形態と同様の構成要素には同一の符号を伏して詳細な説明を省略する。この変形例の電池モジュール1は、電極端子25に対するバスバー5の接続位置について第一実施形態と相違する。
即ち、変形例では、第二列2bの下流側における中央に配置された二つの電極端子25が、他の電極端子25と接続されずに、ケース3から外部へ露出され、それぞれが電池モジュール1の正極端子もしくは負極端子となっている。このような場合、図7に示すように、第二列2bの中央に配置された二つの単電池2の上流側の電極端子25は、同じく第二列2bでY方向に隣接する単電池2の下流側の電極端子25とクロスバスバー55でそれぞれ斜めに配置して接続される。クロスバスバー55は、クロスバー本体551とクロスバスバーフィン552とを有する。クロスバスバーフィン552は、蓋面24aとは反対側の面から突出する複数の平板形状のフィンであり、Y方向に互いに離間して流通方向であるX方向に延びて配置される。
上記のような変形例の電池モジュール1のように、単電池2の配置及び電極端子25の接続位置が変更され、バスバー5が斜めに配置される場合には、クロスバスバー55が使用される。クロスバスバー55を用いた場合でも、フィンが流通方向に延在して形成されることで、空気が妨げられることなくの流通するため、Y方向バスバーフィン512とX方向バスバーフィン522とから空気への放熱がより効率的に行われ、冷却効率をより向上させることができる。つまり、バスバー本体が電極端子25へ接続される向きにかかわらず、フィンが流通方向に延在して形成されれば良い。
なお、変形例では第一実施形態に沿ったフィン形状で説明したが、これに限定されるものではない。例えば、第二実施形態から第四実施形態のフィン形状を用いてもよい。
以上、本発明の実施形態について図面を参照して詳述したが、各実施形態における各構成及びそれらの組み合わせ等は一例であり、本発明の趣旨から逸脱しない範囲内で、構成の付加、省略、置換、およびその他の変更が可能である。また、本発明は実施形態によって限定されることはなく、クレームの範囲によってのみ限定される。
また、フィンの形状は平板形状に限られず、公知のフィン形状を用いることができる。例えば、X方向に分割されていてもよく、その際に、第二実施形態のように互い違いにずれて配置されていることのみに限定されない。
1…電池モジュール 2…単電池 3…ケース 2a…第一列 2b…第二列 4…絶縁部材 5…バスバー 21…正極板 22…負極板 23…セパレータ 24…単電池ケース 24a…蓋面 24b…底面 24c…第一側面 24d…第二側面 25…電極端子 31…下部ケース 32…上部ケース 33…内壁面(内面) 31a…底壁部 31b…入口開口部 31c…入口開口部 51…Y方向バスバー 511…Y方向バー本体 512…Y方向バスバーフィン 52…X方向バスバー 521…X方向バー本体 522…X方向バスバーフィン 511a…貫通孔 523…分割バスバーフィン 53…第一バスバー 531…第一バー本体 532…第一バスバーフィン 54…第二バスバー 541…第二バー本体 542…第二バスバーフィン 512a…リブ 522a…孔部 55…クロスバスバー 551…クロスバー本体 552…クロスバスバーフィン

Claims (7)

  1. 内部を空気が流通するケースと、
    該ケース内に配置された複数の単電池と、
    これら単電池の電極端子同士を電気的に接続するバスバーと、を備え、
    前記バスバーは、
    一対の前記単電池の電極端子同士にわたって延在するバー本体と、
    該バー本体と一体をなすフィンと、を有することを特徴とする電池モジュール。
  2. 前記フィンが、前記バー本体における前記単電池側とは反対側の面から突出するとともに、前記空気の流通方向に延在していることを特徴とする請求項1に記載の電池モジュール。
  3. 前記フィンが、前記空気の流通方向に複数備えられ、
    前記流通方向に隣り合うフィン同士が、前記空気の流通方向と直交する方向にずれて配置されていることを特徴とする請求項1に記載の電池モジュール。
  4. 前記バスバーが複数備えられ、
    これら複数のバスバーは、前記空気の流通方向の下流側に位置するバスバーほど、該バスバーの表面積に対する前記フィンの表面積の割合が大きいことを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の電池モジュール。
  5. 前記フィンが、凹凸形状が形成されるとともに前記空気の流通方向に延在する側面を有することを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の電池モジュール。
  6. 前記フィンが、前記空気の流通方向に直交する方向に貫通する孔部が形成されるとともに前記流通方向に延在する側面を有することを特徴とする請求項1から請求項5のいずれか一項に記載の電池モジュール。
  7. 前記ケースの内面における前記バスバーのフィンに対向する位置に配置された絶縁部材をさらに備えることを特徴とする請求項1から請求項6のいずれか一項に記載の電池モジュール。
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