JP6728293B2 - 信号伝送部品、フローティングコネクタ及びその溶接物 - Google Patents

信号伝送部品、フローティングコネクタ及びその溶接物 Download PDF

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Description

本発明は、コネクタに関し、特に信号伝送部品、フローティングコネクタ及びその溶接物に関する。
従来のフローティングコネクタは、挿着キャビティと上記挿着キャビティの内部に取り付けられる複数の導電端子とを備える。上記挿着キャビティは導電端子に対して移動し、導電端子を介して緩衝力を与えて、防振の効果を達成させることが可能である。しかし、従来のフローティングコネクタの緩衝力設計はすでに導電端子に限定されているので、緩衝効果をさらに有効に向上しにくい。
それで、本発明者は、上記デメリットが改善できると思っているので、鋭意検討し科学原理の応用に基づき、ようやく、設計が合理的で上記デメリットを効果的に改善する本発明を提案している。
本発明の一実施形態は、従来のフローティングコネクタに生じ得る欠陥を効果的に改善するための信号伝送部品、フローティングコネクタ及びその溶接物を提供する。
本発明の一実施形態では、回路基板及びフローティングコネクタを含む信号伝送部品が開示される。前記フローティングコネクタは、前記回路基板に固定され、絶縁ハウジングと、複数の導電端子と、二つの溶接物とを備え、前記絶縁ハウジングは、挿着部と、前記挿着部の両端にそれぞれ接続される二つの延在部と、それぞれが二つの前記延在部に位置され、それぞれの内側と対応する前記延在部の内側とが、ストッパ壁と前記ストッパ壁に向ける二つのストッパ孔とが形成されているストッパ溝を取り囲んで形成される二つの端部と、を備え、前記複数の導電端子は、前記絶縁ハウジングに取り付けられると共に、それぞれが、前記挿着部に設けられる第1の部位と前記挿着部に接触しない第2の部位とを備え、前記二つの溶接物は、二つの前記ストッパ溝にそれぞれ変位可能に(すなわち可動な状態で)取り付けられ、前記二つの溶接物のそれぞれは、対応する前記ストッパ溝の前記ストッパ壁に対向するビームと、前記ビームに接続され、それぞれに自由端部を有し、二つの前記自由端部が対応する前記ストッパ溝の二つの前記ストッパ孔にそれぞれ変位可能に(すなわち可動な状態で)挿設される二つの弾性アームと、前記ビームの二つの末端にそれぞれ接続され、対応する前記ストッパ溝を貫通する二つの溶接ピンと、を備え、複数の前記導電端子と前記溶接物それぞれの二つの溶接ピンが前記回路基板に溶接固定され、前記溶接物それぞれの前記ビームと対応する前記ストッパ壁とが互いに間隔を置いて設けられ、前記絶縁ハウジングが前記回路基板に対して移動する場合、二つの前記溶接物それぞれの前記弾性アームが付勢されて復帰力を前記絶縁ハウジングに付与できる
本発明の一実施形態では、絶縁ハウジングと、複数の導電端子と、二つの溶接物とを含むフローティングコネクタも開示される。前記絶縁ハウジングは、挿着部と、前記挿着部の両端にそれぞれ接続される二つの延在部と、それぞれが二つの前記延在部に位置され、それぞれの内側と対応する前記延在部の内側とが、ストッパ壁と前記ストッパ壁に向ける二つのストッパ孔とが形成されているストッパ溝を取り囲んで形成される二つの端部と、を備え、前記複数の導電端子は、前記絶縁ハウジングの前記挿着部に取り付けられ、前記二つの溶接物は、二つの前記ストッパ溝にそれぞれ変位可能に(すなわち可動な状態で)取り付けられ、前記二つの溶接物のそれぞれは、対応する前記ストッパ溝の前記ストッパ壁に対向するビームと、前記ビームに接続され、それぞれに自由端部を有し、二つの前記自由端部が対応する前記ストッパ溝の二つの前記ストッパ孔にそれぞれ変位可能に(すなわち可動な状態で)挿設される二つの弾性アームと、前記ビームの二つの末端にそれぞれ接続され、対応する前記ストッパ溝を貫通する二つの溶接ピンと、を備える。
本発明の一実施形態では、また、フローティングコネクタの溶接物が開示される。前記フローティングコネクタの溶接物は、一体成形されるワンピース型の構造であり、長尺のシート状となるビームと、前記ビームの二つの長側縁に接続され、それぞれが間隔を置いて設けられ、それぞれに前記ビームに曲がって接続される弾性部と前記弾性部から延在する自由端部とを有し、それぞれの前記弾性部が少なくとも一つのS字状構造を含む二つの弾性アームと、前記ビームの二つの末端にそれぞれ接続される二つの溶接ピンとを備える。
以上をまとめると、本発明の実施形態に開示される信号伝送部品、フローティングコネクタ及びその溶接物は、溶接物が対応する絶縁ハウジング部位に合わせて設計されることにより、絶縁ハウジングが移動する場合、溶接物の弾性アームは付勢されて復帰力を絶縁ハウジングに付与できることで、防振効果を向上することができる。
本発明の特徴及び技術内容がより一層判るように、以下本発明の実施形態に関する詳細な説明と添付図面を参照するが、これらの説明と添付図面は本発明の実施形態を説明するためのものに過ぎず、本発明の範囲が何ら制限されるものではない。
図1は本発明の一実施形態のフローティングコネクタの模式的斜視図である。 図2は図1の別の視角の模式的斜視図である。 図3は図1の分解模式図である。 図4は図2の分解模式図である。 図5は本発明の一実施形態のフローティングコネクタにおける導電端子の模式的平面図である。 図6は図1のVI−VI線に沿う概略的断面図である。 図7は本発明の一実施形態のフローティングコネクタにおける溶接物の模式的平面図である。 図8は図1のVIII−VIII線に沿う概略的断面図である。 図9は本発明の一実施形態の信号伝送部品の模式的斜視図1である。 図10は図9のX−X線に沿う概略的断面図である。 図11は図9のXI−XI線に沿う概略的断面図である。 図12は図9のXII−XII線に沿う概略的断面図である。 図13は本発明の一実施形態の信号伝送部品の模式的斜視図2である。 図14は図13の分解模式図である。 図15は図13のXIV−XIV線に沿う概略的断面図である。
図1乃至図15を参照する。図1乃至図15は本発明の実施形態である。本実施形態の対応する添付図面に言及されている関連する数と外形は、本発明の内容が分かりやすいように、本発明の実施の態様を具体的に説明するためのものに過ぎず、本発明の範囲を限定するものではないことをまず明らかにしておく。
図1と図2に示すように、本実施形態では、相手コネクタ(図示せず)と挿着するために用いられ、移動対象(例えば、自動車)に適用されるフローティングコネクタ100が開示される。なかでも、前記フローティングコネクタ100は、相手コネクタと相対的に移動する場合、上記相手コネクタとの間の電気的接続を安定して保持することができる。
前記フローティングコネクタ100は、絶縁ハウジング1と、上記絶縁ハウジング1に取り付けられる複数の導電端子2と、絶縁ハウジング1内に変位可能に(すなわち可動な状態で)取り付けられる二つの溶接物3とを備える。前記溶接物3は本実施形態の絶縁ハウジング1に合わせて説明されるが、単独で用いられてもよく、本実施形態に記載されるものに限定されないことをまず明らかにしておく。以下に本実施形態のフローティングコネクタ100の各部品構造及びその接続関係をそれぞれ説明し、かつ、まず、何れかの対象に溶接されていないフローティングコネクタ100の構造について説明する。
図3と図4に示すように、前記絶縁ハウジング1は、長尺状となる挿着部11と、それぞれ前記挿着部11の両端に接続される二つの延在部12と、それぞれ前記二つの延在部12に位置される二つの端部13とを備える。本実施形態において、前記挿着部11及び二つの延在部12は一体成形される構造であり、かつ上記二つの端部13は、それぞれ前記二つの延在部12に着脱自在に組み付けられる。つまり、本実施形態において、
前記端部13の構造はカバーのように見え、上から下に向かって対応する延在部12に被覆設置されるが、本発明の絶縁ハウジング1の構造はこれに限定されるものではない。例えば、他の実施形態において、前記絶縁ハウジング1は、一体成形されるワンピース型の構造であってもよい。
なお、上記それぞれの端部13及び互いに組み付けられる延在部12は、本実施形態において互いに引掛されることで説明されるが、実際に応用される場合、前記端部13と延在部12の組み付け方式は設計者の要求に従って調整されてもよく、変更されてもよいが、本発明はここで制限されていない。
より詳しくは、上記それぞれの端部13の内側は対応する延在部12の内側とともにストッパ溝14を取り囲んで形成され(図8のように)、ストッパ溝14のそれぞれには、ストッパ壁121と上記ストッパ壁121に向ける二つのストッパ孔131とが形成されている。なかでも、本実施形態のそれぞれの端部13及び互いに組み付けられる延在部12において、二つのストッパ孔131は貫通して前記端部13に形成され、前記ストッパ壁121は延在部12に位置されるが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、他の実施形態において、前記端部が下から上に向かって対応する延在部12に被覆設置され、二つのストッパ孔131が貫通して前記延在部12に形成され、前記ストッパ壁121が端部13に位置されることが可能である。
また、前記挿着部11は、挿着溝111と上記挿着溝111の溝底から垂直に延在されるタングプレート112とを備え、上記タングプレート112は前記挿着溝111から突出する。なかでも、前記挿着溝111は、底壁1111と、それぞれ上記底壁1111の二つの側縁に垂直に接続される二つの側壁1112とを備え、それぞれの側壁1112の外面には上記底壁1111に近接する複数の把持部1113が設けられている。
前記それぞれの側壁1112における複数の把持部1113は挿着部11の長手方向に一列に並べられている。本実施形態において、それぞれの側壁1112の外面にリブが形成されており、上記リブは底壁1111に近接し、上下貫通の複数の切欠きが形成されている。上記それぞれの切欠きは一つの把持部1113として定義されているが、本発明の把持部1113の構造はこれに限定されるものではない。
図3と図4に示すように、前記複数の導電端子2は、上記絶縁ハウジング1の挿着部11に取り付けられるとともに、前記挿着部11の長手方向に互いに平行である両列に配列される。なかでも、導電端子2のそれぞれは、上記挿着部11に設けられる第1の部位21と、前記挿着部11に接触しない第2の部位22とを備える。
本実施形態のそれぞれの導電端子2の構造は全てほぼ同じであるので、説明の便宜上、以下には、まず、1つの導電端子2及びその対応する挿着部11の構造(例えば、対応するタングプレート112部位及び対応する把持部1113)を説明する。しかし、他の実施形態において、複数の導電端子2の構造は異なってもよく、又は下記に記載されるものと異なってもよい。
図5と図6に示すように、前記導電端子2は一体成形されるワンピース型の構造であり、上記第1の部位21は、接触セグメント211と湾曲セグメント212とを含み、第2の部位22は、弾力セグメント221と固定セグメント222とを含む。つまり、上記湾曲セグメント212の一端(例えば、図5中の湾曲セグメント212の右端)が前記接触セグメント211に接続され、前記弾力セグメント221の両端が上記湾曲セグメント212の他端(例えば、図5中の湾曲セグメント212の左端)及び前記固定セグメント222にそれぞれ接続される。
より詳しくは、前記接触セグメント211は、タングプレート112に埋め込まれるとともに、前記相手コネクタの端子に当接するために、一方の表面がタングプレート112外に露出する。接触セグメント211に接続される湾曲セグメント212は、一方側部位(例えば、図6中の湾曲セグメント212の右側部位)が底壁1111内に嵌設され、ボトム側部位が底壁1111の底縁に嵌設され、他方側部位(例えば、図6中の湾曲セグメント212の左側部位)が対応する把持部1113に嵌設される。なお、上記湾曲セグメント212と対応する把持部1113との固定方式は、本実施形態において互いに嵌設固定されることで説明されるが、実際に応用される場合、設計者の要求に従って調整されてもよく、変更されてもよい。
前記弾力セグメント221は上記挿着部11外に位置され、本実施形態の弾力セグメント221は略U字型となる。上記弾力セグメント221の中心線C221は、把持部1113に嵌設される湾曲セグメント212の部位(又はフローティングコネクタ100の挿着方向)と鋭角σを成し、前記鋭角σは30〜60度の範囲にある。なお、前記弾力セグメント221と湾曲セグメント212によって第1の夾角σ1が形成されており、上記第1の夾角が120〜150度の範囲にある。前記弾力セグメント221と固定セグメント222によって第2の夾角σ2が形成されており、第1の夾角σ1と第2の夾角σ2との差が5度の範囲内(例えば、本実施形態の第1の夾角σ1が第2の夾角σ2に略相当する)にあるが、本発明はこれに制限されない。
前記固定セグメント222は、上記挿着部11外に位置され、本実施形態において表面実装技術(surface mounting technology、SMT)による溶接に適用される構造であるが、本発明はこれに制限されない。例えば、他の実施形態において、前記固定セグメント222は挿設溶接に適用される構造であってもよい。なお、前記固定セグメント222は、両表面(例えば、図5中の固定セグメント222の天面と底面)に、それぞれ階段面2221と固定面2222とが形成されている。上記階段面2221と固定面2222は互いに平行であり、ある距離が隔たっており、前記階段面2221が固定面2222よりも高い。
図3、図7及び図8に示すように、前記二つの溶接物3は、上記二つのストッパ溝14にそれぞれ変位可能に(すなわち可動な状態で)取り付けられる。本実施形態の各溶接物3の構造は全てほぼ同じであるので、説明の便宜上、以下には、まず、1つの溶接物3及びその対応するストッパ溝14の構造(例えば、対応するストッパ壁121と対応するストッパ孔131)を説明する。しかし、他の実施形態において、前記二つの溶接物3の構造は異なってもよい。
前記溶接物3は一体成形されるワンピース型の構造であり、長尺のシート状となるビーム31と、上記ビーム31に接続される二つの弾性アーム32と、上記ビーム31の二つの末端(例えば、図7中のビーム31の左端と右端)にそれぞれ接続される二つの溶接ピン33とを備える。
なかでも、前記ビーム31は長手方向が上記何れか1列の導電端子2の配列方向に略垂直であり、反対側に位置される二つの長側縁311を備える。それぞれの弾性アーム32は、自由端部322と、上記ビーム31と自由端部322との間に接続される弾性部321とを有する。前記二つの弾性アーム32は、上記ビーム31の二つの長側縁311にそれぞれ接続され、前記弾性部321のそれぞれが上記ビーム31の対応する長側縁311から曲がって(例えば、略垂直に)延在し形成される。好ましくは、前記二つの弾性アーム32が上記ビーム31に対してずれて設けられる。
より詳しくは、それぞれの弾性部321は、少なくとも一つのS字状構造を含む。本実施形態では、それぞれの弾性部321が頭尾が互いに接続される二つのS字状構造を含むことで説明し、上記二つの弾性部321に含まれるS字状構造は、互いに逆方向に設置されるが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、他の実施形態において、前記弾性部321は、S字状構造以外の構造であってもよい。
なお、前記ビーム31は、対応する前記ストッパ溝14のストッパ壁121に対向する。前記フローティングコネクタ100が何れかの対象に溶接されていない場合、前記ビーム31は対応するストッパ壁121に設けられてもよい。上記それぞれの弾性アーム32の自由端部322が前記二つの溶接ピン33から離れ、かつ二つの自由端部322が、対応するストッパ溝14の二つのストッパ孔131にそれぞれ変位可能に(すなわち可動な状態で)挿設される。なかでも、それぞれの弾性アーム32の自由端部322及び一部の弾性部321が対応するストッパ孔131に挿設され得る。
前記二つの溶接ピン33は、上記ビーム31の二つの末端にそれぞれ垂直に接続されるとともに、前記ビーム31に対して略鏡映対称となって設けられる。なかでも、前記二つの溶接ピン33は本実施形態においてそれぞれL字型構造を成し、全て対応するストッパ溝14を貫通して、それぞれの溶接ピン33の底面が上記何れかの導電端子2の固定面2222よりも低いようにする。
なお、前記溶接ピン33は本実施形態において表面実装技術(surface mounting technology、SMT)による溶接に適用される構造であるが、本発明はこれに制限されない。例えば、他の実施形態において、前記溶接ピン33は挿設溶接に適用される構造であってもよい。
以上は何れかの対象に溶接されていない本実施形態のフローティングコネクタ100の構造説明であり、本実施形態のフローティングコネクタ100は回路基板200に固定(例えば、溶接)されるために使用でき、上記フローティングコネクタ100及び回路基板200は本実施形態において、合わせて信号伝送部品1000と言われてもよい(図9乃至図12のように)。前記フローティングコネクタ100は、本実施形態の回路基板200に合わせて説明されるが、単独で用いられてもよく、本実施形態に記載されるものに限定されないことをまず明らかにしておく。
前記フローティングコネクタ100が回路基板に溶接される前後の差異が分かりやすいように、以下に本実施形態のフローティングコネクタ100が上記回路基板200に溶接される過程をまず説明する。
図9乃至図12に示すように、複数の導電端子2の固定面2222及び二つの溶接物3の溶接ピン33の底面が全て回路基板200の対応する接点に設けられるように、本実施形態のフローティングコネクタ100を前記回路基板200に設ける。その後、フローティングコネクタ100が上記回路基板200に溶接固定されるように、溶接フローを実施する。なかでも、それぞれの溶接物3のビーム31が対応するストッパ壁121に設けられる場合、それぞれの溶接物3の溶接ピン33の底面が上記何れかの導電端子2の固定面2222よりも低いので、二つの溶接物3の溶接ピン33の底面が全て回路基板200に設けられる場合、それぞれの溶接物3のビーム31は上方に移動して対応するストッパ壁121から離れ、それぞれの溶接物3の二つの自由端部322は対応する二つのストッパ孔131により深く挿設される。
なお、以上に本実施形態のフローティングコネクタ100が上記回路基板200に溶接される過程を説明したが、以下に引き続いて本実施形態の信号伝送部品1000の具体的構造と接続関係を説明する。
前記複数の導電端子2とそれぞれの溶接物3の二つの溶接ピン33は前記回路基板200に溶接固定され、それぞれの前記溶接物3のビーム31と対応するストッパ壁121は互いに間隔を置いて設けられる。このため、前記絶縁ハウジング1が回路基板200に対して移動する場合、二つの溶接物3のそれぞれの弾性アーム32が付勢されて復帰力を絶縁ハウジング1に付与でき、さらに信号伝送部品1000(又はフローティングコネクタ100)に好ましい防振効果を持たせることが可能である。
さらに、本実施形態のそれぞれの溶接物3において、それぞれの自由端部322及びそれらに接続される弾性部321の一部が対応するストッパ孔131に収容され、それぞれの自由端部322の一部(例えば、図9中の自由端部322の頂部)が対応するストッパ孔131から突出する。なかでも、前記自由端部322のそれぞれは厚さを有し、それぞれの自由端部322と対応するストッパ孔131の内壁とは前記厚さよりも小さい距離を隔てている(図12のように)。それにより、それぞれの自由端部322は対応するストッパ孔131に過度な変位が生じない。
なお、図13乃至図15に示すように、複数の導電端子2の固定面2222が全て回路基板200の対応する接点に安定して当接され得るように、前記信号伝送部品1000は位置決めカバー300をさらに備えてもよい。そして、前記位置決めカバー300が上記挿着部11に着脱自在に挿設され、複数の導電端子2の第2の部位22(例えば、階段面2221)に押し付けられることで、複数の導電端子2の第2の部位22の末端(例えば、固定面2222)が全て前記回路基板200に押し付けられる。溶接フローが実施された後、前記位置決めカバー300は挿着部11から取り除かれ得る。なお、本発明の信号伝送部品1000は上記位置決めカバー300を用いる必要があることを限定しない。
なお、前記位置決めカバー300がさらに、上記タングプレート112の二つの板面、及び上記挿着溝111の二つの側壁1112の内面と外面に当接され得ることで、前記絶縁ハウジング1の挿着部11は上記溶接フローにおいて、所定の構造を保持して変形しないことが可能となる。
[本発明の実施形態の技術的効果]
以上をまとめると、本発明の実施形態に開示される信号伝送部品、フローティングコネクタ及びその溶接物は、溶接物が対応する絶縁ハウジング部位に合わせて設計されることにより、絶縁ハウジングが移動する場合、溶接物の弾性アームは付勢されて復帰力を絶縁ハウジングに付与できることで、防振効果を向上することができる。
なお、前記信号伝送部品は、位置決めカバーをさらに備えてもよい。位置決めカバーが複数の導電端子の第2の部位に押し付けられることにより、複数の導電端子の第2の部位の末端が全て前記回路基板に押し付けられることで、導電端子に半田ボールの欠落が発生する欠陥を防止する。
また、本発明の実施形態に開示されるフローティングコネクタは、前記導電端子の構造設計を介して、防振効果を向上し得、前記導電端子と絶縁ハウジングの挿着部との係合(例えば、導電端子は弾力セグメントの一側のみに挿着部に固定設置され、弾力セグメントが挿着キャビティ外に露出すること)で、絶縁ハウジングによる上記導電端子に対する性能上の制限を回避することで、前記フローティングコネクタの防振効果を有効に向上できる。
上述したのは本発明の好ましい実施可能な実施形態に過ぎず、本発明の範囲を限定するためのものではない。本発明の特許請求の範囲に基づき為された均等の変化と変形は、全て本発明の特許請求の範囲に属すべきものである。
1000 信号伝送部品
100 フローティングコネクタ
1 絶縁ハウジング
11 挿着部
111 挿着溝
1111 底壁
1112 側壁
1113 把持部
112 タングプレート
12 延在部
121 ストッパ壁
13 端部
131 ストッパ孔
14 ストッパ溝
2 導電端子
21 第1の部位
211 接触セグメント
212 湾曲セグメント
22 第2の部位
221 弾力セグメント
222 固定セグメント
2221 階段面
2222 固定面
3 溶接物
31 ビーム
311 長側縁
32 弾性アーム
321 弾性部
322 自由端部
33 溶接ピン
200 回路基板
300 位置決めカバー
C221 中心線
σ 鋭角
σ1 第1の夾角
σ2 第2の夾角

Claims (10)

  1. 回路基板及びフローティングコネクタを含む信号伝送部品であって、
    前記フローティングコネクタは、前記回路基板に固定され、絶縁ハウジングと、複数の導電端子と、二つの溶接物とを備え、
    前記絶縁ハウジングは、
    挿着部と、
    前記挿着部の両端にそれぞれ接続される二つの延在部と、
    それぞれが二つの前記延在部に位置され、それぞれの内側と対応する前記延在部の内側とが、ストッパ壁と前記ストッパ壁に向ける二つのストッパ孔とが形成されているストッパ溝を取り囲んで形成される二つの端部と、を備え、
    前記複数の導電端子は、前記絶縁ハウジングに取り付けられると共に、それぞれが、前記挿着部に設けられる第1の部位と前記挿着部に接触しない第2の部位とを備え、
    前記二つの溶接物は、二つの前記ストッパ溝にそれぞれ変位可能に取り付けられ、前記二つの溶接物のそれぞれは、
    対応する前記ストッパ溝の前記ストッパ壁に対向するビームと、
    前記ビームに接続され、それぞれに自由端部を有し、二つの前記自由端部が対応する前記ストッパ溝の二つの前記ストッパ孔にそれぞれ変位可能に挿設される二つの弾性アームと、
    前記ビームの二つの末端にそれぞれ接続され、対応する前記ストッパ溝を貫通する二つの溶接ピンと、を備え、
    複数の前記導電端子と前記溶接物それぞれの二つの溶接ピンとが前記回路基板に溶接固定され、前記溶接物それぞれの前記ビームと対応する前記ストッパ壁とが互いに間隔を置いて設けられ、前記絶縁ハウジングが前記回路基板に対して移動する場合、二つの前記溶接物のそれぞれの前記弾性アームが付勢されて復帰力を前記絶縁ハウジングに付与する
    ことを特徴とする、信号伝送部品。
  2. 前記信号伝送部品は位置決めカバーをさらに備え、前記位置決めカバーが前記挿着部に着脱自在に挿設されると共に、複数の前記導電端子の前記第2の部位に押し付けられることで、複数の前記導電端子の前記第2の部位の末端が全て前記回路基板に押し付けられることを特徴とする、請求項1に記載の信号伝送部品。
  3. それぞれの前記溶接物において、それぞれの前記自由端部は、二つの前記溶接ピンから離れると共に、その一部が対応する前記ストッパ孔から突出し、それぞれの前記自由端部は厚さを有し、それぞれの前記自由端部と、対応する前記ストッパ孔の内壁とは前記厚さよりも小さい距離を隔てていることを特徴とする、請求項1又は2に記載の信号伝送部品。
  4. 絶縁ハウジングと、複数の導電端子と、二つの溶接物とを含むフローティングコネクタであって、
    前記絶縁ハウジングは、
    挿着部と、
    前記挿着部の両端にそれぞれ接続される二つの延在部と、
    それぞれが二つの前記延在部に位置され、それぞれの内側と対応する前記延在部の内側とが、ストッパ壁と前記ストッパ壁に向ける二つのストッパ孔とが形成されているストッパ溝を取り囲んで形成される二つの端部と、を備え、
    前記複数の導電端子は、前記絶縁ハウジングの前記挿着部に取り付けられ、
    前記二つの溶接物は、二つの前記ストッパ溝にそれぞれ変位可能に取り付けられ、前記二つの溶接物のそれぞれは、
    対応する前記ストッパ溝の前記ストッパ壁に対向するビームと、
    前記ビームに接続され、それぞれに自由端部を有し、二つの前記自由端部が対応する前記ストッパ溝の二つの前記ストッパ孔にそれぞれ変位可能に挿設される二つの弾性アームと、
    前記ビームの二つの末端にそれぞれ接続され、対応する前記ストッパ溝を貫通する二つの溶接ピンと、を備える
    ことを特徴とする、フローティングコネクタ。
  5. それぞれの前記溶接物は一体成形されるワンピース型の構造であり、それぞれの前記溶接物において、それぞれの前記弾性アームは前記ビームと前記自由端部との間に接続される弾性部を有し、それぞれの前記弾性部は前記ビームから曲がって延在し、少なくとも一つのS字状構造を含むことを特徴とする、請求項4に記載のフローティングコネクタ。
  6. それぞれの前記溶接物において、それぞれの前記自由端部が二つの前記溶接ピンから離れ、前記弾性アームそれぞれの前記自由端部及び一部の前記弾性部が対応する前記ストッパ孔に挿設され得ることを特徴とする、請求項5に記載のフローティングコネクタ。
  7. 前記挿着部及び二つの前記延在部は一体成形される構造であり、二つの前記端部は、二つの前記延在部にそれぞれ着脱自在に組み付けられることを特徴とする、請求項4〜6のいずれか1項に記載のフローティングコネクタ。
  8. それぞれの前記端部及び互いに組み付けられる前記延在部において、二つの前記ストッパ孔は貫通して前記端部に形成され、前記ストッパ壁は前記延在部に位置されることを特徴とする、請求項7に記載のフローティングコネクタ。
  9. 一体成形されるワンピース型の構造であり、
    長尺のシート状となるビームと、
    前記ビームの二つの長側縁に接続され、それぞれが間隔を置いて設けられ、それぞれに前記ビームに曲がって接続される弾性部と前記弾性部から延在する自由端部とを有し、それぞれの前記弾性部が少なくとも一つのS字状構造を含む二つの弾性アームと、
    前記ビームの二つの末端にそれぞれ接続される二つの溶接ピンとを備える
    ことを特徴とする、フローティングコネクタの溶接物。
  10. 前記ビームは反対側に位置される二つの前記長側縁を備え、二つの前記弾性アームは、前記ビームの二つの前記長側縁にそれぞれ略垂直に接続され、前記ビームに対してずれて設けられることを特徴とする、請求項9に記載のフローティングコネクタの溶接物。
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