JP6728213B2 - 筋肉部分を増強する方法および製品 - Google Patents

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Description

本願は、本明細書において全体を参照として組み込む2014年12月15日に出願した「筋肉部分を増強する方法および製品」という発明の名称のアメリカ合衆国仮出願62/091,877号の利益を請求する。
本発明は肉の処理に関する。より具体的には、本発明は筋肉部分の増強に関する。
肉は高価値の食品源である。マリネ化または注入による材料の添加を含む、肉の風味、コンシステンシーおよび保水性を改善するために、長い間努力が費やされてきた。
肉を増強する努力の例には、PCT出願WO07070686A1、WO07047525A2およびWO07109060A2に記載されているように、ゼラチン、水および任意の添加物を含む塩水混合物の肉への分散が含まれる。
別の肉増強アプローチは、Cozziniらの米国特許第4,960,599号に記載されているように、冷たい粒子懸濁液を肉部分に注入することである。
動物筋肉組織に由来する筋形質タンパク質および筋原繊維タンパク質を含むタンパク質懸濁液は、解凍または調理される食品中の改善された保湿性を提供すると主張されている。Kelleherらの米国特許出願公開第2011/0244093号を参照できる。この出願は、動物筋肉組織を粉砕し、次いでそれを動物の筋肉タンパク質を可溶化する条件下で食品等級のアルカリ性組成物と混合し、それにより動物の筋肉タンパク質の溶液を形成することにより動物の筋肉組織から動物の筋肉タンパク質組成物を得ることを記載している。次いで、可溶化した動物の筋肉組織を、食品等級の酸組成物と混合して、可溶化した動物の筋肉タンパク質のpHを約4.7〜約11.0、好ましくは約pH5.5〜約9.5のpHに低下させ、それによってタンパク質を沈殿させる。次いで、沈殿したタンパク質を粉砕して、水性媒体中に懸濁したタンパク質微粒子を形成させる。このようにして調製された組成物の発明は、解凍および/または調理される食品に添加されて、食品中の保湿力を高める。段落[0010]を参照できる。タンパク質を可溶化するための溶液のpHは、約10.5以上であることが開示されている。段落[0015]を参照できる。
タンパク質を分離する方法は、タンパク質を塩基で処理し、遠心分離し、酸性化して食用タンパク質を沈殿させるHultinらの米国特許第6,136,959号に記載されている。第1欄第24〜35行を参照できる。塩基による処理後の溶液のpHは約10.0より大きいと開示されている。第3欄第25〜28行目を参照できる。米国特許第7,556,835号は同様に、タンパク質をアルカリ溶液に可溶化し、可溶化タンパク質を混合物から沈殿させることによってタンパク質を分離する方法を開示している。第1欄第58〜67行目を参照できる。タンパク質の可溶化は、混合物のpHを約10.0以上に上昇させることによって達成されることが開示されている。第2欄第47〜50行目を参照できる。
調理されたタンパク質食品中の水保持能力および柔らかさを改善する方法は、Hultinらの米国特許出願公開第2010/0009048号(「Hultin‘048」)に記載されている。Hultin‘048の段落[0017]に記載されているように、pH調整溶液で処理されるべき食品は、溶液を注入すること、食物を溶液でタンブリングすること、または食品を溶液に浸すことによって処理される。従って、処理すべき食品は部分(細かい部分を含む)であり、粉砕された肉エマルジョンではなく、次いでそれ自体が動物の筋肉部分に添加される。Hultin‘048は、pH調整溶液中にタンパク質分離物を組み込むことを開示している。例えば、段落[0014]および[0015]を参照できる。Hultin‘048は、「タンパク質およびタンパク質分離物を調製する方法が当該技術分野において知られており、例えば、米国特許第6,005,073号、第6,136,959号、第6,288,216号、および第6,451,975号において見られる」ことを明示している。段落[0050]を参照できる。これらの参照された全ての特許は、タンパク質を動物の筋肉から分離することを議論している。
動物筋肉部分を、約6.5〜約9のpHを有する粉砕された肉エマルジョンによって有利に処理できることを見出した。
本方法において、第1動物筋肉組織から調製される、約6.5〜約9.5のpHを有する粉砕された肉エマルジョンを供給すること;および
増強筋肉部分を形成するために、動物筋肉部分への粉砕肉エマルジョンの取り込みおよび/または分布を促進するように、粉砕肉エマルジョンを動物筋肉部分に添加すること
を含む方法によって、動物筋肉部分を処理して、増強筋肉部分を形成する。一態様において、粉砕された肉エマルジョン中の第1動物筋肉組織のタンパク質の少なくとも70重量%が可溶化されており、そして、粉砕された肉エマルジョン中の第1動物筋肉組織のタンパク質は、粉砕された肉エマルジョン中の第1動物筋肉組織から分離されない。一態様において、粉砕された肉エマルジョン中の第1動物筋肉組織のタンパク質の多くとも約30重量%が沈殿する。一態様において、第1動物筋肉組織は、第1動物筋肉組織のpHを約5.3未満にするように酸に暴露されない。
この方法によって調製された最終の増強された筋肉部分製品は、次の性質の少なくとも1つ;歩留、構造的一体性(例えば、スライス時のより良好な凝集挙動によって示される)、より容易なスライシング、調理前後の粉砕肉エマルジョンのより少ないパージ、包装した肉のケーシングへの少ない付着、優れた色、および調理時の優れた製品外観を示す。
理論に縛られるものではないが、エマルジョンを肉部分に添加する前に粉砕された動物筋肉組織を約6.5〜約9.5の範囲のpHに暴露することにより、筋肉組織におけるタンパク質の正味電荷を生じさせ、結合および固定化された水の量を増加させる。対照的に、より低いpHに曝された粉砕された動物筋肉組織は、特にタンパク質が変性されているかまたは水に不溶性でされている場合に特に、水結合に利用可能なタンパク質上の反応基の全体的な減少を示す。さらに、約6.5〜約9.5のpHに暴露されたタンパク質の正味電荷の差がより高いと、これらのタンパク質は、タンパク質の筋原繊維間の反発力の増加を示し、それによって、処理されるべき筋肉組織の筋肉繊維間の空間を生じさせる。空間のこの増加は、水の保持を促進する。
より高い水保持の利益に加えて、本明細書に記載された指定されたpH範囲のみへの粉砕された動物筋肉組織の曝露は、最終製品において別個の感覚刺激特性を提供する。5.3より低く、約9.5より高いpH範囲に肉を曝露すると、肉中のタンパク質が変性することが判明している。タンパク質の変性は、エマルジョンが肉中に水を保持する能力の有効性を低下させることが見出されている。タンパク質を変性させると最終的なエマルジョンの粘度が不可逆的に低下し、粘性を再び増加させるために増粘剤を添加する必要があることがさらに見出された。粉砕された動物筋肉組織が低すぎるpHに曝されると、肉の色が望ましくないレベルに退色する傾向がある。粉砕された動物筋肉組織が高すぎるpHに曝されると、肉の色が望ましくない暗い色に濃くなる傾向がある。
本発明の方法は、有利なことに、より少ない工程を必要とする簡単な方法であり、肉の酸処理に続くアルカリpH組成物への曝露を含む他の方法よりも少ない種類および少ない量の成分を使用する。これは、本発明の方法は、他の方法のレベルで酸を使用せず、さらに、このような肉の前処理の酸をバランスさせるために、より少ないアルカリを使用するからである。本発明の方法は、簡単な処理装置の使用のみを必要とし、実施が容易である。
特許または特許出願は、着色された少なくとも1つの図面を含む。この特許または特許出願の刊行物のカラー図面(複数可)の写しは、請求および必要な手数料の支払いがあった場合に、庁によって提供される。
本出願に組み込まれ、本出願の一部を構成する添付図面は、本発明のいくつかの態様を示し、本発明の原理を説明するのに役立つ態様の説明とともに、説明する。図面の簡単な説明は次のとおりである。
実施例からコントロールAである従来技術の粉砕肉エマルジョンのサンプルを示す写真である。
実施例の試験組成物1である粉砕肉エマルジョンのサンプルを示す写真である。
実施例の試験組成物2である粉砕肉エマルジョンのサンプルを示す写真である。
実施例の試験組成物3である粉砕肉エマルジョンのサンプルを示す写真である。
以下に記載される本発明の態様は、以下の詳細な説明に開示される正確な形態に本発明を限定することまたは網羅していることを意図したものではない。
むしろ、選択され説明された態様の目的は、本発明の原理および実施の当業者による認識および理解を容易にすることができるようにすることである。
本発明に従って処理される動物筋肉部分は、任意の種からの任意の種類の肉であってよい。適切な肉は、ウシ、ブタ、ウマ、ヤギ、ヒツジ、トリ動物、または食糧生産のために一般的に屠殺された任意の動物から得られるものを含む。ウシ動物には、水牛、ならびに牡牛、雌牛、乳牛および雄牛を含む全ての家畜牛が含まれるが、これらに限定されない。ブタ動物には、雌豚、若豚、去勢豚および雄豚を含む、飼育豚および繁殖豚が含まれ得るが、これらに限定されない。ヒツジ動物には、雌羊、雄羊、去勢雄羊および子羊を含むヒツジが含まれ得るが、これらに限定されない。家禽には、鶏肉、七面鳥およびダチョウが含まれ得るが、これらに限定されない。好ましい態様において、処理される動物筋肉部分は、牛肉、豚肉、七面鳥または鶏肉である。
動物筋肉部分は、食用獣(特に家禽)、プライマル(ハム)、サブプライマル、ステーキ、および不規則なカットを含む任意の適切なカットまたは部分で提供され得る。特に好ましい態様において、動物筋肉部分は切断ステーキ部分に提供される。一態様において、動物筋肉部分は、少なくとも1オンス(28g)の未処理の筋肉組織部分、または少なくとも3オンス(85g)の筋肉組織部分、または1オンス(28g)〜約3ポンド(1.4kg)、または約3オンス(85g)〜約2ポンド(0.9kg)の筋肉組織部分である。
一態様において、動物筋肉部分は粉砕された肉の形態である。一態様において、最終増強筋肉部分は、ソーセージのような包み込まれた肉の形態である。一態様において、最終増強筋肉部分は、スライス用原木として提供される複数の全筋肉部分の組み合わせである包み込まれた肉の形態である。一態様において、スライス用原木は、複数の全筋肉部分と粉砕された肉との組み合わせである。一態様において、スライス用原木は、粉砕された肉部分の組み合わせである。スライス用原木は、スライスする前に調理される。
本発明の方法において、粉砕された肉エマルジョンが、任意の種からの肉の任意の種類から供給される第1動物筋肉組織から調製される。適切な肉は、ウシ、ブタ、ウマ、ヤギ、ヒツジ、トリ動物、または食糧生産のために一般的に屠殺された任意の動物から得られるものを含む。ウシの動物には、水牛、牡牛、雌牛、乳牛および雄牛を含む全ての牛が含まれるが、これらに限定されない。ブタの動物には、授乳豚および繁殖豚(雌ブタ、ギルツ、雄豚および雄ブタを含む)が含まれ得るが、これらに限定されない。ヒツジの動物には、ヒツジ(雌羊、雄羊、去勢雄羊および子羊を含む)が含まれ得るが、これらに限定されない。家禽には、鶏肉、七面鳥、およびダチョウが含まれ得るが、これらに限定されない。そのような肉源の混合物も考えられる。
一態様において、粉砕肉エマルジョンの第1動物筋肉組織は、処理されるべき動物筋肉部分と同じ動物種から由来する。この態様は、風味および成分の統一性が最大化されるので特に好ましい。
一態様において、粉砕肉エマルジョンの第1動物筋肉組織は、少なくとも約50%赤身、または少なくとも約60%赤身、または少なくとも約70%赤身、または少なくとも約80%赤身、または少なくとも約85%赤身、または少なくとも約90%赤身、または少なくとも約95%赤身である。
一態様において、粉砕肉エマルジョンの第1動物筋肉組織は、粉砕された動物筋肉組織のタンパク質含量の少なくとも約50重量%である筋原繊維タンパク質を含む。一態様において、粉砕肉エマルジョンの第1動物筋肉組織は、粉砕肉エマルジョンの肉のタンパク質含量の約55〜約98重量%である筋原線維タンパク質を含む。一態様において、粉砕肉エマルジョンの第1動物筋肉組織は、粉砕肉エマルジョンの肉のタンパク質含量の約70〜約90重量%である筋原線維タンパク質を含む。この態様は、顧客に供給される前に調理される最終製品肉に特に有用である。
一態様において、筋原線維タンパク質は、粉砕された肉エマルジョンの少なくとも約1.5重量%である。一態様において、筋原線維タンパク質は、粉砕された肉エマルジョンの約1.5重量%〜約25重量%である。一態様において、筋原線維タンパク質は、粉砕された肉エマルジョンの少なくとも約1.5重量%〜約10重量%である。以前のシステムは、肉に注入される組成物中に存在し得る筋原線維タンパク質の量が制限されていることが判明している。驚くべきことに、本明細書に記載のアルカリ性条件下でエマルジョンを調製し、好ましくは塩を組み込む本発明の方法により、動物筋肉部分に組み込むための粉砕肉エマルジョン中で高い筋原繊維含量を達成できることが見出された。一態様において、筋原繊維タンパク質は、粉砕肉エマルジョンの少なくとも約2重量%、好ましくは少なくとも約2.5重量%、より好ましくは少なくとも約3重量%である。一態様において、筋原繊維タンパク質は、粉砕された肉エマルジョンの約2重量%〜約10重量%、好ましくは約2.5重量%〜約10重量%、より好ましくは約3重量%〜約10重量%である。
一態様において、粉砕肉エマルジョンの第1動物筋肉組織は、周知の手順に従って乳化前に切り刻み、すりつぶし、またはほぐしにより粉砕される。一態様において、第1動物筋肉組織は、1つ以上の回転ブレードまたは1つ以上の往復動ブレードを有する装置によって微粒子に粉砕される。
一態様において、第1動物筋肉組織は、粉砕されることなく部分寸法で提供され、食品等級のアルカリ性組成物と混合される。この混合物の形成後、第1動物筋肉組織を1回以上の粉砕工程で所望の最終粒径に粉砕して、約6.5〜約9.5のpHを有する粉砕肉エマルジョンを形成する。
一態様において、第1動物筋肉組織を粉砕して、所望の最終粒径よりも大きい中間粒径を有する粉砕動物筋肉組織を形成し、次いで食品等級のアルカリ性組成物と混合して、約6.5〜約9.5のpHを有する混合物を形成する。この態様において、粉砕された動物筋肉組織を食品等級のアルカリ性組成物と混合する工程は、1つ以上のさらなる粉砕工程において粒径をさらに低減して約6.5〜約9.5のpHの粉砕肉エマルジョンを形成するための追加の粉砕を含む。
一態様において、粉砕された動物筋肉組織は、食品等級のアルカリ性組成物と混合される前に、1回以上の粉砕工程で所望の最終粒径に粉砕される。粉砕された動物筋肉組織は、次いで、食品等級のアルカリ性組成物と混合されて、約6.5〜約9.5のpHを有する粉砕肉エマルジョンを形成する。
一態様において、第1動物筋肉組織を1つ以上の中間粉砕工程で粉砕して、最長寸法が約1〜約10mm、または最長寸法が約1〜約2mmの平均粒径を有する粉砕動物筋肉組織を形成する。
一態様において、粉砕肉エマルジョンの粒子は、約0.1mm未満の平均粒径を有する。一態様において、粉砕された肉エマルジョンの粒子は、約0.1〜約0.4mmの平均粒径を有する。一態様において、粉砕肉エマルジョンの粒子は、約1mm未満、または約0.5mm未満の最大粒径を有する。一態様において、粉砕された動物筋肉組織は、1mmより大きい粒子を実質的に含まない。
一態様において、食品等級アルカリ性組成物は、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、重炭酸ナトリウム、重炭酸カリウム、またはそれらの混合物などから選択される1種以上のアルカリ性物質を含むアルカリ性組成物である。一態様において、食品等級アルカリ性組成物は、重炭酸ナトリウムまたは重炭酸カリウムまたはそれらの混合物からなるアルカリ性組成物である。一態様において、食品等級のアルカリ性組成物は、重炭酸ナトリウムからなるアルカリ性組成物である。一態様において、食品等級のアルカリ性組成物は、重炭酸カリウムからなるアルカリ性組成物である。一態様において、食品等級アルカリ組成物は、重炭酸カルシウムからなるアルカリ性組成物である。一態様において、食品等級アルカリ性組成物は、ナトリウム、カリウム、カルシウム、マグネシウムまたはそれらの混合物からなる群から選択される対イオンを含む炭酸塩、重炭酸塩、または水酸化物組成物である。アルカリ性組成物は、溶液または乾燥形態で提供することができる。
一態様において、粉砕された肉エマルジョンは、動物筋肉部分に添加される前に、約6.5〜約9.5のpHを有する。一態様において、粉砕された肉エマルジョンは、動物筋肉部分に添加される前に約7〜約9のpHを有する。一態様において、粉砕された肉エマルジョンは、動物筋肉部分に添加される前に約7.5〜約8.5のpHを有する。
一態様において、粉砕された肉エマルジョンは、動物筋肉部分に添加される前に約1重量%〜約10重量%の食卓塩含量を有する。一態様において、粉砕された肉エマルジョンは、動物筋肉部分に添加される前に、約2重量%〜約6重量%、または約3重量%〜約5重量%の食卓塩含量を有する。一態様において、粉砕された肉エマルジョンは、動物筋肉部分に添加される前に約0.2M〜約4Mのイオン強度を有する。一態様において、粉砕された肉エマルジョンは、動物筋肉部分に添加される前に、約1M〜約3Mのイオン強度を有する。本発明の目的のために、食卓塩は、塩化ナトリウム、塩化カリウムおよび塩化マグネシウムおよびそれらの混合物から選択される塩である。食卓塩は精製塩として提供することができ、または海塩または他の天然源塩のような技術的に不純な形態で提供することができる。一態様において、塩はヨウ素化塩である。食卓塩を含む粉砕肉エマルジョンは、塩が特に筋肉の筋原繊維タンパク質を可溶化および官能化するのを助け、それにより官能的利点を付加的にもたらす方法で水保持容量および結合特性を増加させるので特に有利であることが見出されている。
本方法の全段階における粉砕肉エマルジョンのpHおよびイオン強度の慎重な制御は、最終肉製品において優れた特性を提供する。そのような制御は、第1動物筋肉組織のタンパク質が粉砕肉エマルジョンへ溶解することを促進することが見出されている。一態様において、粉砕肉エマルジョン中の第1動物筋肉組織のタンパク質の少なくとも約40重量%、50重量%、60重量%、70重量%、75重量%、80重量%、85重量%または90重量%が可溶化され、粉砕された肉エマルジョン中の第1動物筋肉組織のタンパク質は、粉砕された肉エマルジョン中の第1動物筋肉組織から分離しない。粉砕された肉エマルジョン中の可溶化タンパク質の非常に高いパーセンテージの提供は、優れた保水特性を提供することが見出されている。理論に縛られるわけではないが、可溶性タンパク質は、水との大きな親和性を有すると同時に、処理すべき動物筋肉部分のタンパク質に対して親和性を示し、エマルジョンおよび/または動物筋肉部分における脂肪にも親和性を示すと考えられる。一態様において、粉砕された肉エマルジョン中の第1動物筋肉組織のタンパク質の約75重量%〜約98重量%が可溶化される。一態様において、粉砕された肉エマルジョン中の第1動物筋肉組織のタンパク質の約80重量%〜約95重量%が可溶化される。一態様において、粉砕された肉エマルジョン中の第1動物筋肉組織のタンパク質の約30重量%、25重量%、20重量%、15重量%または10重量%以下が沈殿する。一態様において、粉砕された肉エマルジョン中の第1動物筋肉組織のタンパク質の約30重量%〜約2重量%が沈殿する。一態様において、粉砕された肉エマルジョン中の第1動物筋肉組織のタンパク質の約25重量%〜約5重量%が沈殿する。理論に縛られるものではないが、沈殿したタンパク質は、処理すべきエマルジョンおよび/または動物筋肉部分における水、他のタンパク質、脂肪および他の成分から自己分離すると考えられる。この自己分離は、沈殿したタンパク質と他の成分との相互作用を制限し、可溶化されたタンパク質と比較してより低い製品利益を提供すると考えられている。
一態様において、粉砕された肉エマルジョンはナトリウムを含まない(すなわち、粉砕された肉エマルジョンは約1ppm以下のナトリウム含量を有する)。さらなる態様において、粉砕された肉エマルジョンは、例えばリン酸ナトリウムの形態のリン酸塩を含むことができる。さらなる態様において、粉砕肉エマルジョンは、リン酸塩を含まない(すなわち、粉砕された肉エマルジョンは約1ppm以下のリン酸塩含量を有する)。
一態様において、粉砕された肉エマルジョンは、60重量%未満、40重量%未満、30重量%未満、20重量%未満、または15重量%未満または10重量%未満または5重量%未満の脂肪含量を有する。
一態様において、粉砕された肉エマルジョンは、増強されるべき肉の種類以外の源からのタンパク質を実質的に含まない。この態様は、増強された筋肉部分が、一部の消費者は、好ましくないまたは望ましくないと感じるかもしれない、増強された筋肉部分の肉に天然には存在しない酵素を含有しないという点で有利である。
一態様において、粉砕された肉エマルジョンは、1Paより大きい降伏応力を有する。一態様において、粉砕肉エマルジョンは、約1〜40Pa、または約1〜15Paの降伏応力を有する。一態様において、粉砕された肉エマルジョンは、約0.2Pa・sを超えるコンシステンシー(粘稠度)指数を有する。一態様において、粉砕された肉エマルジョンは、約0.2Pa・s〜約60Pa・s、または約0.2Pa・s〜約10Pa・sのコンシステンシー指数を有する。一態様において、粉砕肉エマルジョンは擬似塑性流体である。一態様において、粉砕肉エマルジョンは、1未満の流動挙動指数を有する。一態様において、粉砕肉エマルジョンは、約0.1〜約0.9、または約0.2〜約0.8、または約0.5〜約0.8の流動挙動指数を有する。測定は、測定温度7℃で、27mmの同心円シリンダーを備えたMCR502 Controlled Stress Rheometer(Anton Paar)を使用して行う。測定誤差を回避するために、1mmより大きい寸法の粒子をエマルジョンからデカンテーションによって除去する。せん断速度は0.01〜1000 l/sで変化し、データ収集時間は40〜10秒である。31のデータ点を収集する。データはHerschel Bulkley Modelを用いて分析する。
粉砕された肉エマルジョンのコンシステンシーは、肉部分を粉砕された肉エマルジョンに組み込むのに有利である。なぜなら、肉エマルジョンは流動性であるが、肉部分の保持に好ましい濃厚なコンシステンシーを有するからである。このコンシステンシーは、より水状のコンシステンシーをもたらす他の方法を用いて製造された粉砕された肉エマルジョンおよび塩水よりも優れている。
一態様において、粉砕された肉エマルジョンは、約2:1〜約20:1、または約3:1〜約10:1の水と肉の比を有する。
一態様において、粉砕された肉エマルジョンはまた、様々な任意の添加剤を含むことができる。適切な添加剤の例としては、塩、結合剤、合成抗酸化剤、ローズマリーのような天然抗酸化剤、および抗菌剤(例えば、乳酸ナトリウムまたは乳酸カリウムのような細菌および他の病原体阻害剤)が挙げられ得る。ある態様において、粉砕された肉エマルジョンは、USDAによって規定されたようなビネガー、レモンジュース、海塩、およびそれらのブレンドなどの天然抗菌剤を含む(MOstatin(商標)LV1Xmは、World Technology Ingredients(ジェファーソン、ジョージア州)から入手)。これらの抗菌剤はまた、MOstatin(商標)V(緩衝食ビネガー)のように緩衝されてもよく、ジョージア州ジェファーソンのWorld Technology IngredientsからのMOstatin(商標)VLS(低ナトリウムビネガー)のような低ナトリウム用に製剤化されてもよい。
本発明の一態様において、粉砕肉エマルジョンは、約10重量%までの量で或る態様で存在するでんぷんを含有する。さらに、特定の肉製品に適切な牛肉、豚肉または同様の材料などの香味料を含めることができる。任意の香味料は、Givaudan SA、Vernier、Switzerlandなどの多くの供給元から市販されている。
粉砕された肉エマルジョンは、任意の適切な混合システムを使用して、粉砕された動物筋肉組織を食品等級のアルカリ性組成物と混合することによって形成され得る。粉砕された肉エマルジョンを形成するための成分は、任意の順序で添加され得ることがさらに見出された。例えば、塩水の成分を最初に一緒に混合し、次いで粉砕した肉を加えてもよい。あるいは、粉砕された肉が提供されてもよく、粉砕された肉エマルジョンの他の成分は、単独でまたは任意の順序で組み合わせて添加されてもよい。
粉砕された肉エマルジョンは、動物筋肉部分への粉砕された肉エマルジョンの取り込みおよび/または分布を促進するように動物筋肉部分に加えられる。
一態様において、粉砕された肉エマルジョンは、Wolf−Tech、Kingston、NYによって製造される装置を含むがこれに限定されない任意の適切な注入装置を用いて動物筋肉部分に注入される。一般に、この装置は、タンクから粉砕肉エマルジョンを引きこみ、動物筋肉部分にニードルを通した圧力を用いて、届ける。市販されている塩水インジェクタ/ポンプの例は、ニューヨーク州キングストンのWolf−Techから入手可能なSchroder IMAX 630である。注入システムの別の例は、Stork/Townsend 1400インジェクタである。注入装置は、粉砕肉エマルジョンが装置を物理的に詰まらせることなく注入針を通過できるように選択される。
一態様において、動物筋肉部分を、動物筋肉部分への粉砕肉エマルジョンの取り込みを引き起こすように物理的に操作する。一態様において、この混合は、粉砕肉エマルジョンが動物筋肉部分に取り込まれるように、粉砕肉エマルジョンの存在下で、動物筋肉部分を混練、マッサージまたは他の方法で操作することによって行う。
一態様において、動物筋肉部分は、粉砕された肉エマルジョンの存在下で、約100トール〜約20トールの真空で、約5〜約60分間、または約10〜約30分間、約10〜約40分間、約10〜約30分間で真空タンブリングされる。真空タンブリングは、有利には、粉砕肉エマルジョンの動物筋肉部分への迅速な取り込みを促進し、好ましくは、動物筋肉部分の粉砕肉エマルジョンの全体的な分布を改善する。真空タンブラーは、ミズーリ州カンザスシティのKoch Equipmentまたはニューヨーク州スケネクタディのHorizon Bradcoから市販されている。
一態様において、任意の適切な注入装置を用いて粉砕された肉エマルジョンを動物筋肉部分に注入した後、動物筋肉部分への粉砕された肉エマルジョンの取り込みおよび/または分布を促進するように動物筋肉部分を物理的に操作する。物理的操作は、一態様において、動物筋肉部分をタンブリング、練り込み、マッサージまたは他の方法で操作することによって、場合によっては上記のように真空下で行われる。
一態様において、増強筋肉部分は、約5重量%〜約50重量%の粉砕肉エマルジョンを含む。一態様において、増強筋肉部分は、約5重量%〜約25重量%の粉砕肉エマルジョンを含む。一態様において、増強筋肉部分は、約25重量%〜約50重量%の粉砕肉エマルジョンを含む。
例えば、牛肉の赤色の喪失を改善するために一酸化炭素(CO)を加工助剤として使用するなどの追加の肉処理手順を、適宜、本方法に組み込むことができる。
一態様において、増強された肉製品は非内因性酵素を実質的に含まない。この態様は、高められた肉製品が、一部の消費者が不快であるかまたは望まないかもしれない、肉製品の肉に天然に存在しない酵素を含有しないことで有利である。
上述したように、粉砕された肉エマルジョンは、本方法を通して約40°F以下の温度に維持される。この温度制御は、エマルジョンの安定性を促進することが分かっている。
一態様において、粉砕された動物筋肉組織は、本方法を通じて約5.3以上のpHを有する。
一態様において、粉砕された動物筋肉組織は、本方法を通して約5.6以上、または約5.8以上、または約6.0以上のpHを有する。
本発明の一態様において、後で動物筋肉部分に添加する準備ができているか、または別個の製造施設で準備する、上述の粉砕肉エマルジョンを中間製品として調製する。
本発明の方法は、肉が可溶化され、肉供給源から分離されたタンパク質で処理される方法よりも優れている。本方法は実施が容易であり、高価な分離工程を必要としない。本発明の方法はまた、肉源からタンパク質を分離するために必要とされる極度の酸性または塩基性条件の使用を必要としない。
本発明の方法は、肉が肉源から沈殿したタンパク質で処理される方法よりも優れている。本方法は実施が容易であり、高価な分離工程を必要としない。本発明の方法はまた、肉源からタンパク質を沈殿させるのに必要とされる極度の酸性または塩基性条件の使用を必要としない。
本発明の方法は、粉砕された肉エマルジョンが酸処理に暴露されて、アルカリ処理の前または後のいずれかに粉砕された肉エマルジョンの肉のpHが約5.3未満になる方法よりも優れている。一態様において、本発明の方法は、泡の生成をもたらす二酸化炭素または他の物質の放出を引き起こす酸−塩基反応を回避する。発生したガスが肉部分を通って逃げ出し、目に見えるピンホールまたは構造的に損なわれた肉部分製品を与えるので、二酸化炭素の放出は、粉砕された肉エマルジョンを動物筋肉部分に添加した後に特に不都合である。別の態様において、本発明の方法は、粉砕された肉エマルジョンからのタンパク質の沈殿をもたらし得るタンパク質への酸の曝露を回避する。理論に縛られるものではないが、粉砕された動物筋肉組織をアルカリ性pH組成物のみで処理することによって、処理すべき動物筋肉部分の水および/またはタンパク質との相互作用を促進する正味の電荷機能性を有する肉タンパク質が得られ、粉砕された肉エマルジョンと動物筋肉部分および/または水との親和性を増加させる。この増加した親和性は、動物筋肉部分における粉砕肉エマルジョンの高い歩留および優れた保持をもたらす。粉砕された動物筋肉組織が約5.3未満のpHを有する酸性条件に曝されなかったとしても、この高歩留が驚くべきことに達成された。
一態様において、粉砕された肉エマルジョンは、増強された筋肉部分において優れた保湿性を提供する。保湿性は、調理後および消費前に或る時間(例えば5〜20分)にわたって給仕温度に保たれる肉製品において特に有利である。
本発明の一態様において、本明細書に記載の方法によって調製された増強筋肉部分は、卸売または小売り製品として提供される。一態様において、1つ以上の増強された筋肉部分が、卸売市場におけるバルク販売または施設販売のために包装される。
一態様において、頒布に適したケーシング形態は、消費者への保管、輸送および提供に適した気密パッケージである。パッケージングは、バルク、配送、または個々の給仕形式であってもよい。容器は、形成可能なポーチ、射出可能なポーチ、封止可能なポーチ、形成可能なトレイ、真空形成可能なトレイまたはポーチ、熱形成可能なトレイまたはポーチ、またはフィルムで覆われたトレイであってよい。
このように提供され包装された増強筋肉部分は、小売市場、およびレストラン、学校、病院などのフードサービス市場に、調理されていない形態で頒布されてもよい。一態様において、増強された筋肉部分は、小売市場および/またはレストラン、学校、病院などの市場を含む食品サービス市場に、予め調理された/すぐに食べられる形態で頒布することができる。一態様において、増強された筋肉部分は、小売市場および/またはレストラン、学校、病院などの市場を含む食品サービス市場に、予め調理された/熱く食べやすい形態で頒布されてもよい。
本発明の代表的な態様を、本発明の原理および実施を示す以下の例を参照して説明する。
例1:鶏の胸肉部分
A.NaCOで作られた炭酸塩溶液
次の量で水(NaCOを加える間に撹拌された)に6.25%のNaCO粉末を溶かすことにより、6.25%のNaCO溶液を作成した:
NaCO(ポンド) 0.375
水 4.625
氷 1.000
得られた組成物のpHを測定すると、11.18であった。
B.エマルジョンの作成
4つの異なるエマルジョン系を次の配合を使用して作成した:
Figure 0006728213
エマルジョン系を以下のように作成した:
コントロールA
a)鶏肉を1/8インチのプレートにおいて粉砕した。
b)別々のチョッピングおよび乳化機能を有するVitamix(商標)キッチンブレンダーに冷水および粉砕肉を加えた。粉砕した肉を48秒間切り刻み、次いで24秒間乳化させた。
c)pHを求めると3.96であった。
d)さらにクエン酸を添加し、組成物を必要に応じて1分間切り刻み、pHを3.84にした。
e)LV1Xを加え、組成物を24秒間切り刻み、6秒間乳化させた。pHを測定すると5.5であった。
f)pHが6.16に到達するのに必要なようにNaCOを添加した。
g)塩、デキストロースおよび七面鳥ブイヨンを加え、組成物を48秒間切り刻んだ。
h)pHを確認し、7.57のpHに到達するのに必要なように、さらにNaCOを添加した。
i)組成物を48秒間乳化し、最終pHを確認し、屈折率および温度の測定を行った。(pH=7.59;屈折計=19.7;温度=46.4°F)
試験組成物1
a)鶏肉を1/8インチのプレートにおいて粉砕した。
b)別々のチョッピングおよび乳化機能を有するVitamix(商標)キッチンブレンダーに冷水および粉砕肉を加えた。粉砕した肉を48秒間切り刻み、次いで24秒間乳化させた。
c)pHを求めると、5.96であった。
d)LV1Xを添加し、組成物を24秒間切り刻み、6秒間乳化させた。pHを求めると5.73であった。
e)pHが6.79に到達するのに必要なようにNaCOを添加した。
f)塩、デキストロースおよび七面鳥ブイヨンを加え、組成物を48秒間切り刻んだ。
g)pHを確認し、必要に応じてさらにNaCOを加えてpHを7.55にした。
h)組成物を48秒間乳化し、最終pHを確認し、屈折計および温度測定を行った。(pH=7.76;屈折計=19.7;温度=39.7°F)
i)追加の水を添加して、コントロールAと同じ容量のエマルジョン組成物を得た。
試験組成物2
a)鶏肉を1/8インチのプレートにおいて粉砕した。
b)別々のチョッピングおよび乳化機能を有するVitamix(商標)キッチンブレンダーに冷水および粉砕した肉を加えた。粉砕した肉を48秒間切り刻み、次いで24秒間乳化させた。
c)pHを求めると5.96であった。
d)LV1Xを添加し、組成物を24秒間切り刻み、6秒間乳化させた。pHを求めると5.69であった。
e)pHを確認し、6.79のpHに到達するのに必要なように、NaCOを添加した。
f)塩、デキストロースおよび七面鳥ブイヨンを加え、組成物を48秒間切り刻んだ。
g)pHを確認し、7.55のpHに到達するのに必要なように、さらにNaCOを添加した。
h)組成物を48秒間乳化し、最終pHを確認し、屈折計および温度測定を行った。(pH=7.59;屈折計=19.7;温度=48.4°F)
i)追加の水を添加して、コントロールAと同じ容量のエマルジョン組成物を得た。
試験組成物3
a)鶏肉を1/8インチのプレートにおいて粉砕した。
b)別々のチョッピングおよび乳化機能を有するVitamix(商標)キッチンブレンダーに、冷水、粉砕した肉および塩を加えた。
c)pHを求めると、5.61であった。
d)LV1Xを添加し、組成物を24秒間切り刻み、6秒間乳化させた。pHを求めると、5.27であった。
e)pHを確認し、6.79のpHに到達するのに必要なように、NaCOを添加した。
f)塩、デキストロースおよび七面鳥ブイヨンを加え、組成物を48秒間切り刻んだ。
g)pHを確認し、7.55のpHに到達するのに必要なように、さらにNaCOを添加した。
h)組成物を48秒間乳化し、最終pHを確認し、屈折計および温度測定を行った。(pH=7.86;屈折計=19.7;温度=47.1°F)
i)追加の水を添加して、コントロールAと同じ容量のエマルジョン組成物を得た。
試験組成物を添付の図に示す:
コントロールAは図1であり;試験組成物1は図2であり;試験組成物2は図3であり;試験組成物3は図4である。
図から分かるように、コントロール組成物は、酸と塩基からCOガスの発生に起因する泡状外観を有する。試験組成物1〜3は、泡立ちを示さない。
C.肉の注入
エマルジョンを、注入まで40°F未満の閉蓋プラスチック容器に保存した。各処理のために4つの全体の鶏の胸の半分が割り当てられた。各鶏胸部を134%(重量)のポンプ送速度で注入し、それらを卓上タンブラーで30分間タンブリングさせた。タンブリングの後、各胸部の重量を、真空包装による包装の前後に秤量した。全ての処理された鶏の胸を蒸気オーブン内で165°Fの内部温度まで一緒に調理し、氷水浴中で30分間冷却した。40°F未満での6時間の冷蔵の後、各胸部を真空バッグ包装から取り出した前後に秤量した。
D.歩留データ
歩留(タンブリングおよび調理)は、タンブリングおよび調理後の各胸片について以下のように計算した。
%タンブリングの歩留=(タンブリング後の肉重量/注入後の肉重量)×100
%調理の歩留(タンブリング重量ベース)=(調理後の肉重量/タンブリング後の肉重量)×100
%調理の歩留(ポンプ送された重量基準)=(調理後の肉重量/注入後の肉重量)×100
結果を表2に報告する。
Figure 0006728213
個々の胸片を実験単位として使用して、一方向ANOVAとしてSAS JMP 11を用いてデータを統計的に分析した。手段の分離は、P <0.05(表3) におけるLS平均テューキーHSD検定オプションを使用して行った。
結果を表3に報告する。
Figure 0006728213
処理間のタンブリング歩留%に有意差はなかった(P=0.7448)。処理間の(タンブリング重量またはポンプ送重量に基づく)調理歩留%に有意差はなかった(それぞれ、P=0.2982およびP=0.1468)。
E.結論
直接pHを上げることによって、または最初に低下し、次に、pHを上げることによって作られた、粉砕肉エマルジョンには、一般に、同じ%タンブリングおよび調理歩留改良を有する。方法にわたって粉砕肉エマルジョンが約5.3以上のpHを有する本方法は、第1の酸処理そして次に中和およびアルカリ処理からなる方法に比較して、より簡単であり、アルカリ材料のより少ない使用を必要とする。さらに、本方法は、酸が使用されないので、方法においてより少ない数の成分を使用する。これは、低減した原料費のためにメーカーのための直接の利点であり、製品ラベル上でリストされる物質はほとんどないので、実質的な了解された消費者ための利点をも与える。
例2:ハム原木部分
A.NaCOで作られた炭酸塩溶液
次の量で、(NaCOを加える間に撹拌されている)水に6.25%のNaCO粉末を溶かすことにより6.25%のNaCO溶液を作成した:
NaCO(ポンド) 9.375
水 140.625
作成されたNaCO組成物の総量が160ポンドであり、得られた組成物のpHは11.42であった。
B.エマルジョンの作成
3つの異なるエマルジョン系を次の配合を使用して作成した:
Figure 0006728213
エマルジョン系を以下のように作成した:
コントロールB
a) 水を容器に加え、pHを求めると8.54であった。
b) 成分を、分離した切断および乳化機能を有するインジェクトスター(InjectStar)乳化機に加え、2分間切断した。
c) 組成物を2分間乳化した。最終pHを確認した。また、屈折率と温度の測定を行った。(pH=5.29;屈折計=34.2;温度=46.2°F)
コントロールC
a) ハム肉を1/8インチプレートで挽いた。
b) 冷水、ひき肉およびクエン酸を、分離した切断および乳化機能を有するインジェクトスター(InjectStar)乳化機に加えた。ひき肉を2分間切断し、次に、1分間乳化した。
c) pHを求めると、3.72であった。
d) MOstatin(登録商標)VLSを加えた。組成物を1分間切断し、15秒間乳化した。pHを求めると、5.52であった。
e) 7.51のpHに達するのに必要なようにNaCOを加えた。
f) 海塩、デメララ糖、豚肉ストックP5505、Veg Stable(登録商標)cherry 515、Veg Stable(登録商標) 504およびGuardian(商標)ローズマリー抽出物09を加えた。組成物を2分間切断した。
g)pHを確認した。7.48のpHに達するのに必要なようにさらにNaCOを加えた。
h) 組成物を2分間乳化した。最終pHを確認した。また、屈折率と温度の測定を行った。(pH=7.48;屈折計=22.8;温度=51.8°F)
試験組成物4
a) ハム肉を1/8インチプレートで挽いた。
b) 冷水、また、ひき肉を、分離した切断および乳化機能を有するインジェクトスター(InjectStar)乳化機に加えた。ひき肉を2分間切断し、次に、1分間乳化した。
c) pHを求めると、6.07であった。
d) MOstatin(登録商標)VLSを加えた。また、組成物を1分間切断し、15秒間乳化された。pHを求めると、5.87であった。
e) 7.49のpHに達するのに必要なNaCOを加えた。
f) 海塩、デメララ糖、豚肉ストックP5505、Veg Stable(登録商標)cherry 515、Veg Stable(登録商標) 504およびGuardian(商標)ローズマリー抽出物09を加えた。また、組成物を2分間切断した。
g) pHを確認した。また、7.51のpHに達するのに必要なようにさらにNaCOを加えた。
h) 組成物を2分間乳化した。最終pHを確認した。また、屈折率と温度の測定を行った。(pH=7.51;屈折計=23.4;温度=50.1°F)
C.注入、浸軟&タンブリング
全体の骨抜きハム肉を注入し(C−19.25%、T1−28.02%およびT2−28.02%)、約1インチの深さで複数の溝を肉に切り、肉におけるエマルジョンの取り込みを促進するために増加した表面積を与えた。ハム肉を、注入の後に筋肉から染み出たいずれかのエマルジョンと一緒にタンブラーに入れ、真空で45分間タンブリングした。表5に記載したように、付加のハム肉を1/8インチのプレートで挽き、バインダーとしてタンブラーに加え、真空で15分間タンブリングした。タンブリングした肉を、翌日詰める前に約18時間保った。筋肉をWorldPac(登録商標)150mmのサンスモークケーシングに詰め、原木を形成した。原木を「D形状」断面に切り取り、揉んだ。
D.調理およびスライス
原木を、蒸気オーブン中で162°Fの内部温度で100%の湿度で調理し、冷却室で34°Fの温度に冷却した。各々の2つの原木を1.1−1.3mmの厚さにスライスした。
E.歩留データ
全ての原木を(ケーシングから取り出しの前後に)秤量し、ケーシングから取り出しの後に歩留を計算した。結果を表5、6および7に報告する:
Figure 0006728213
Figure 0006728213
Figure 0006728213
実験の単位として個々の原木で一方向のANOVAとしてSAS JMP 11を使用してデータを統計的に分析した。手段の分離は、P<0.05でLSMeans Tukey HSD試験オプションを使用して行った(表7)。
コントロールBの無ケーシングの歩留%(82.59%)は、コントロールCおよび試験4(CC−90.29%およびT4−90.54%)より著しく低かった(P=0.0002)。コントロールCおよび試験4がコントロールBよりも5%高く注入されたので、コントロールCおよび試験4の全体の歩留向上%は約13%であった。
冷却の前に、Cと試験4のpHレベルは、コントロールBよりも高い(表6; CB−5.71; CC−6.04; T4−6.07)。しかしながら、調理の後に、それらの中でのpHレベルの違いは、顕著でなかった(表6; CB−6.02; CC−5.98; T4−6.03)。
調理されたコントロールBの湿分(表6; CB−69.1%)は、コントロールCおよび試験4(CC − 74.8%; T4 − 71.4%)の湿分よりも低かった。タンパク質脂肪フリー(「PFF」)%に基づいて、全ての試料は、まだUSDAによって定義された「天然汁を備えた処理ハム」カテゴリーに属した。(表7;%PFF−≧18.5)
F.結論
酸で処理した粉砕肉エマルジョン(CC)または非酸処理の粉砕肉エマルジョン(T4)は、調理の後に同じ歩留向上を示す。コントロールCおよび試験4の両方は、コントロールB(17%)に比較して、より高いポンプ送(22%)を有したので、コントロールCおよび試験4の両方における実際の歩留向上は13%であった。
この例は次の利点を実証する:
試験4に作成されたエマルジョンは泡を示さなかったが、一方、コントロールCとして作製したエマルジョンには泡があった。エマルジョンによって泡を生成するガス発生は、最終肉製品の外観および一体性に悪影響を及ぼす。
コントロールCおよび試験4の両方のスライスはコントロールBのスライスと比較して次の改良を有した:
スライシング中のシェービングのより少ない生成。
より容易なスライシング。
ケーシング中のより少ないパージ(浸出物の生成)。
スライスは、個々のスライスのより高い組織一体性/取り扱い容易性を示す。
例3:七面鳥原木部分
A.NaCOで作られた炭酸塩溶液
次の量で、(NaCOを加える間に撹拌されている)水に6.25%のNaCO粉末を溶かすことにより6.25%のNaCO溶液を作成した:
NaCO(ポンド) 9.375
水 140.625
作成されたNaCO組成物の総量が160ポンドであり、得られた組成物のpHは11.52であった。
B.エマルジョンの作成
3つの異なるエマルジョン系を次の配合を使用して作成した:
Figure 0006728213
エマルジョン系を以下のように作成した:
コントロールD
a) 水を容器に加え、pHを求めると8.50であった。
b) 成分を、分離した切断および乳化機能を有するインジェクトスター(InjectStar)乳化機に加え、2分間切断した。
c) 組成物を2分間乳化した。最終pHを確認した。また、屈折率と温度の測定を行った。(pH=5.60;屈折計=39.0;温度=53.2°F)
コントロールE
a) 七面鳥肉を1/8インチプレートで挽いた。
b) 冷水、ひき肉およびクエン酸を、分離した切断および乳化機能を有するインジェクトスター(InjectStar)乳化機に加えた。ひき肉を2分間切断し、次に、1分間乳化した。
c) pHを求めると、4.14であった。
d) MOstatin(登録商標)VLSを加えた。組成物を1分間切断し、15秒間乳化した。pHを求めると、5.70であった。
e) 7.41のpHに達するのに必要なようにNaCOを加えた。
f) 海塩、デメララ糖、風味のよい調味料G7748およびプロリアント七面鳥ブイヨンを加えた。組成物を2分間切断した。
g) 7.52のpHに達するのに必要なようにさらにNaCOを加えた。
h) 組成物を2分間乳化した。最終pHを確認した。また、屈折率と温度の測定を行った。(pH=7.52;屈折計=30.1;温度=42.4°F)
試験組成物5
a) 七面鳥肉を1/8インチプレートで挽いた。
b) 冷水、ひき肉およびクエン酸を、分離した切断および乳化機能を有するインジェクトスター(InjectStar)乳化機に加えた。ひき肉を2分間切断し、次に、1分間乳化した。
c) pHを求めると、5.85であった。
d) MOstatin(登録商標)VLSを加えた。組成物を1分間切断し、15秒間乳化した。pHを求めると、5.98であった。
e) 6.74のpHに達するのに必要なようにNaCOを加えた。
f) 海塩、デメララ糖、風味付け調味料G7748およびプロリアント七面鳥ブイヨンを加えた。組成物を2分間切断した。
g) 7.52のpHに達するのに必要なようにさらにNaCOを加えた。
h) 組成物を2分間乳化した。最終pHを確認した。また、屈折率と温度の測定を行った。(pH=7.52;屈折計=31.4;温度=42.6°F)
C.注入、浸軟&タンブリング
全体の骨抜きハム肉を注入し(C−19.25%、T1−28.02%およびT2−28.02%)、1インチの深さで複数の溝を肉に切り、肉におけるエマルジョンの取り込みを促進するために増加した表面積を与えた。ハム肉を、注入の後に筋肉から染み出たいずれかのエマルジョンと一緒にタンブラーに入れ、真空で45分間タンブリングした。表5に記載したように、付加のハム肉を1/8インチのプレートで挽き、バインダーとしてタンブラーに加え、真空で15分間タンブリングした。タンブリングした肉を、翌日詰める前に約18時間保った。筋肉をWorldPac(登録商標)150mmのサンスモークケーシングに詰め、原木を形成した。原木を「D形状」断面に切り取り、揉んだ。
(約2インチの肉片を得るために「キドニープレート」を使用して作成した)七面鳥の挽き胸肉を真空ブレンダーへ加えた。組成物を加え(コントロールD−13.1%; コントロールE−20.6%; 試験5−20.6%)、真空下で30分間混合した。追加の七面鳥の挽き肉(加えたひき肉、または「GMA」)を1/8インチのプレートで挽き、バインダーとしてタンブラーに加え、真空で15分間タンブリングした。表9に記載したように、バインダーとして加え、最終15分の間でタンブリングした。ケーシングへ肉を詰めることはWorldPac(登録商標)C320S−2カラメル着色ケーシング(150mm)へスタッファーを使用して、翌日に行い、原木を形成した。原木を「D形状」断面に切り取り、揉んだ。
D.調理およびスライス
原木を、蒸気オーブン中で162°Fの内部温度で100%の湿度で調理し、冷却室で34°Fの温度に冷却した。各々の2つの原木を1.1−1.3mmの厚さにスライスした。
E.歩留データ
全ての原木を(ケーシングから取り出しの前後に)秤量し、ケーシングから取り出しの後に歩留を計算した。
結果を表9、10および11に報告する:
Figure 0006728213
Figure 0006728213
Figure 0006728213
実験の単位として個々の原木で一方向のANOVAとしてSAS JMP 11を使用してデータを統計的に分析した。手段の分離は、P<0.05でLSMeans Tukey HSD試験オプションを使用して行った(表11)。
ケーシングが除去された後、処理中の歩留%に有意差はない。しかしながら、コントロールEおよび試験5(17%)は、コントロールD(12%)と比較して、より高いポンプ送を有した。したがって、見かけの歩留向上はコントロールDより5%多い。
F.結論
酸で処理した粉砕肉エマルジョン(CE)または非酸処理の粉砕肉エマルジョン(T5)は、調理の後に同じ歩留向上を示す。コントロールEおよび試験5の両方は、コントロールD(17%)に比較して、より高いポンプ送(22%)を有したので、コントロールEおよび試験5の両方における実際の歩留向上は13%であった。
この例は次の利点を実証する:
試験5に作成されたエマルジョンは泡を示さなかったが、一方、コントロールEとして作製したエマルジョンには泡があった。エマルジョンによって泡を生成するガス発生は、最終肉製品の外観および一体性に悪影響を及ぼす。
コントロールEおよび試験5の両方のスライスはコントロールDのスライスと比較して次の改良を有した:
スライシング中のシェービングのより少ない生成。
より容易なスライシング。
ケーシング中のより少ないパージ(浸出物の生成)。
スライスは、個々のスライスのより高い組織一体性/取り扱い容易性を示す。
例4 充分に調理しかつ燻煙処理したブラックフォレスト・ハム
Figure 0006728213
A.塩水作成:
水、ポークハムシャンク(1/8インチ挽き)、Mostatin LV1X、Mostatin(VLS)、海塩、ショ糖、モダンキュアを塩水撹拌槽に加え、一体に混合し、乳化する(粒子減少)。最終塩水のpHが6.8−8.0(目標7.2−7.8)に達するまで、炭酸ナトリウム(水中の6.25%の炭酸ナトリウム、w/w基準)をエマルジョンに加える。
B.注入、浸軟およびタンブリング:
塩水を35%で全体のポークハム肉に注入する。注入した筋肉を浸軟機に通し、深さ3/4〜1インチの表面カットを行う。柔らかくなったポークハム肉をタンブラーに加え、毎分20回転で10分間にわたって真空タンブリングする。次いで、バインダー肉(1/8インチ挽きポークハムシャンク)を、全体のポークハム肉重量に基づいて12%で、タンブラーに加え、毎分20回転でさらに10分間にわたってタンブリングする。タンブリングした肉を、調理の前に保蔵するのために少なくとも18時間保持する。
C.詰めと調理:
タンブリングした肉をVicoFanカラメル着色繊維ケーシングに詰め、「D」形原木を形成する。各原木の両端をポリでクリップする。原木を155°Fの内部温度に調理および燻煙処理(硬木カシのチップ)し、冷却する。
D.スライスとパッキング:
ケーシングをスライシングの前に原木から取り除く。原木を2.4−2.6のmm厚さのスライスにスライスし、改変雰囲気パッケージ(80%のNおよび20%のCO)で2ポンドの単一板フォーマットで包装し、冷凍する。
例5 スライスした未保蔵するの天然ジュース入りスモークハム
Figure 0006728213
A.塩水作成:
水、反応させた重炭酸ナトリウムおよびMostatin VLSを塩水撹拌槽に加え、一体に混合した。次いで、塩、ショ糖、セロリ粉末、チェリー粉末および燻液を撹拌槽に加え、混合し、乳化した(粒子減少)。挽き豚肉シャンク肉を塩水に加え、一体に混合し、乳化した。エマルジョンのpHは6.8〜8.0(目標7.2〜7.8)の間にあった。
B.注入、浸軟およびタンブリング:
塩水を31.5%で全体のポークハム肉に注入した。注入した筋肉を浸軟機に通し、深さ3/4〜1インチの表面カットを行った。柔らかくなったポークハム肉をタンブラーに加えられ、毎分20回転で10分間にわたって真空タンブリングした。次いで、バインダー肉(1/8インチ挽きポークハムシャンク)は全体のポークハム肉重量に基づいて、12.6%でタンブラーに加え、毎分20回転でさらに15分間にわたってタンブリングした。タンブリングした肉を、調理の前に保蔵のために少なくとも18時間保持した。
20毎分回転数でもう15minで倒れた。倒した肉は、調理の前に保蔵するのために少なくとも18時間保持した。
C.詰めと調理:
タンブリングした肉を繊維ケーシング(カルPH6 Prestuck Nalo)に詰め、各原木の両端をポリクリップした。原木を155°Fの内部温度に調理し、冷却した。
D.スライスとパッキング:
原木を1.6のmm厚さのスライスにスライスし、改変雰囲気パッケージ(80%のNおよび20%のCO)で2ポンドで包装し、冷蔵した。
例6 充分に調理し熟成したアンガスローストビーフ
Figure 0006728213
A.塩水作成:
水および挽き肉を撹拌槽に加え、よく混合した。リン酸ナトリウム、塩、デキストロース、ローストビーフシーズニングおよびガーリックジュースを、塩水撹拌槽に加え、一体に混合した。次いで、混合物を乳化した(粒子減少)。その後、炭酸ナトリウム溶液をエマルジョンに加え混合し、pHを6.8-8.0(目標7.2-7.8)に調節した。
B.注入とタンブリング:
塩水を45.1%で牛肉ボトムラウンド(外もも肉)に注入した。注入した筋肉をタンブラーに加え、毎分5回転で30分間で真空タンブリングした。ラブを加え、5分間タンブリングした。
C.詰めと調理:
タンブリングした牛肉ボトムラウンドは真空包装し、封止し、バッグを熱収縮させた。140°Fの最終の内部温度に調理して、次に、冷却した。
D.後調理加工:
バッグを取り除いた。調理した牛肉ボトムラウンドを(デリカ面の(delifaced))半分にカットした。半分は再包装し、真空密閉した。その後、バッグを熱収縮させ、冷却した。
本明細書において使用した、用語「約」または「ほぼ」は、当業者によって決められるように具体化した特定のパラメーターのための許容域内を意味し、それは値がどのように測定されるかまたは決定されるかに、例えば、試料調製と測定システムの限定に、部分的に依存する。そのような限定の例は湿気対乾燥の環境、異なる装置、試料高さにおける変化およびSN比において異なる必要条件中の試料を作成することを含んでいる。例えば、「約」は、述べられた値の範囲より1/10で小さいまたは大きい値を意味し、値または値の範囲を、この広い定義のみに限定することを意図するものではない。例えば、約30%の濃度値は、27%と33%の間の濃度を意味する。それぞれの値または値範囲の前にある「約」は、述べた絶対的な値または値範囲の態様を包含するように意図される。あるいは、生物系または方法に関して特に、当該用語は値の好ましくは5倍、より好ましくは2倍以内の大きさのオーダーを意味する場合がある。
本明細書と請求項の全体にわたって、もし文脈が他を要求しなければ、用語「含んでなる」、および変形である「含んでなり」および「含む」は、述べた整数または工程の包含のみならず、他のいずれかの整数もしくは工程または整数もしくは工程の群の排除ではないと、理解される。「のみからなる」が使用された場合に、請求項において要素として具体化されていない要素、工程または成分を排除する。「から本質的に成る」が使用された場合に、請求項の基礎的で新規な特性に顕著に影響しない物質または工程を排除しない。様々な態様の現在の開示において、態様の記載の中で使用されている「含む」は、「本質的になる」および「からなる」という他の2つの用語のどちらかと置き換えられてもよい。
本明細書に引用された特許、(仮出願を含む)特許出願および出版物の全ては、全ての目的のために個々に組込まれるように、参照として組込まれる。もし他の方法で示されなかったならば、全ての部および%は重量に基づき、分子量の全ては重量平均分子量である。先の詳細な記載は、理解のみの明確性のために行われている。不必要な限定はそこから理解することができない。発明は、示されかつ記載されている厳密な詳細に限定されず、当業者にとって明白な変更は請求項によって定義された発明内に含まれる。

Claims (40)

  1. 増強筋肉部分を形成するために動物筋肉部分を処理する方法であって、
    第1動物筋肉組織から調製される、6.5〜9.5のpHを有する粉砕された肉エマルジョンを供給すること;および
    増強筋肉部分を形成するために動物筋肉部分への粉砕肉エマルジョンの取り込みおよび/または分布を促進するように、粉砕肉エマルジョンを動物筋肉部分に添加すること
    を含み、
    粉砕肉エマルジョンにおける第1動物筋肉組織のタンパク質の少なくとも70重量%が可溶化されており、および粉砕肉エマルジョンにおける第1動物筋肉組織のタンパク質が粉砕肉エマルジョンにおける第1動物筋肉組織から分離されていない方法。
  2. 増強筋肉部分を形成するために動物筋肉部分を処理する方法であって、
    第1動物筋肉組織から調製される、6.5〜9.5のpHを有する粉砕された肉エマルジョンを供給すること;および
    増強筋肉部分を形成するために動物筋肉部分への粉砕肉エマルジョンの取り込みおよび/または分布を促進するように、粉砕肉エマルジョンを動物筋肉部分に添加すること
    を含み、
    粉砕肉エマルジョンにおける第1動物筋肉組織のタンパク質の30重量%以下が沈殿する方法。
  3. 増強筋肉部分を形成するために動物筋肉部分を処理する方法であって、
    第1動物筋肉組織から調製される、6.5〜9.5のpHを有する粉砕された肉エマルジョンを供給すること;および
    増強筋肉部分を形成するために動物筋肉部分への粉砕肉エマルジョンの取り込みおよび/または分布を促進するように、粉砕肉エマルジョンを動物筋肉部分に添加すること
    を含み、
    第1動物筋肉組織が、第1動物筋肉組織のpHを5.3未満にするように酸に曝露されない方法。
  4. 粉砕肉エマルジョンが、
    第1動物筋肉組織を粉砕して、粉砕動物筋肉組織を供給すること、および
    粉砕動物筋肉組織を食品等級アルカリ組成物と混合して少なくとも6.5のpHを有する粉砕肉エマルジョンを形成すること
    によって調製されている請求項1、2または3に記載の方法。
  5. 粉砕動物筋肉組織が1〜2mmの平均粒径を有する請求項4に記載の方法。
  6. 混合工程が、粉砕動物筋肉組織の粒径をさらに小さくする粉砕を含む請求項4に記載の方法。
  7. 粉砕肉エマルジョンが0.1mm未満の平均粒径を有する請求項1、2または3に記載の方法。
  8. 粉砕肉エマルジョンが0.1〜0.4mmの平均粒径を有する請求項1、2または3に記載の方法。
  9. 粉砕肉エマルジョンが1mm未満の最大粒径を有する請求項1、2または3に記載の方法。
  10. 粉砕肉エマルジョンが7〜9のpHを有する請求項1、2または3に記載の方法。
  11. 粉砕肉エマルジョンが7.5〜8.5のpHを有する請求項1、2または3に記載の方法。
  12. 粉砕肉エマルジョンが25重量%未満の脂肪含量を有する請求項1、2または3に記載の方法。
  13. 粉砕肉エマルジョンが5重量%未満の脂肪含量を有する請求項1、2または3に記載の方法。
  14. 粉砕肉エマルジョンが、粉砕肉エマルジョンにおける肉のタンパク質含量の少なくとも50重量%である筋原繊維タンパク質を含む請求項1、2または3に記載の方法。
  15. 粉砕肉エマルジョンが、粉砕された肉エマルジョン中の肉のタンパク質含量の70重量%〜90重量%である筋原繊維のタンパク質を含む請求項1、2または3に記載の方法。
  16. 筋原繊維タンパク質が粉砕肉エマルジョンの少なくとも2重量%である請求項1、2または3に記載の方法。
  17. 筋原繊維タンパク質が粉砕肉エマルジョンの少なくとも2.5重量%である請求項1、2または3に記載の方法。
  18. 筋原繊維タンパク質が粉砕肉エマルジョンの2.5重量%〜10重量%である請求項1、2または3に記載の方法。
  19. 粉砕肉エマルジョンが1〜15Paの降伏応力を有する請求項1、2または3に記載の方法。
  20. 粉砕肉エマルジョンが0.2〜10Pa・sのコンシステンシー指数を有する請求項1、2または3に記載の方法。
  21. 粉砕肉エマルジョンが1未満の流動挙動指数を有する請求項1、2または3に記載の方法。
  22. 粉砕肉エマルジョンが0.1〜0.9の流動挙動指数を有する請求項1、2または3に記載の方法。
  23. 粉砕肉エマルジョンが0.2〜0.8の流動挙動指数を有する請求項1、2または3に記載の方法。
  24. 粉砕肉エマルジョンが、1〜15Paの降伏応力、0.2〜10Pa・sのコンシステンシー指数および1未満の流動挙動指数を有する請求項1、2または3に記載の方法。
  25. 動物筋肉部分に粉砕肉エマルジョンを注入することを含む方法によって粉砕肉エマルジョンを動物筋肉部分に加える請求項1、2または3に記載の方法。
  26. 動物筋肉部分の中への粉砕肉エマルジョンの取り込みを引き起こすように物理的に動物筋肉部分を操作することを含む方法によって粉砕肉エマルジョンを動物筋肉部分に加える請求項1、2または3に記載の方法。
  27. 増強筋肉部分が10重量%〜50重量%の粉砕肉エマルジョンを含む請求項1、2または3に記載の方法。
  28. 食品等級アルカリ組成物が、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、水酸化カルシウム、水酸化マグネシウム、重炭酸ナトリウム、重炭酸カリウム、重炭酸カルシウム、重炭酸マグネシウム、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム、炭酸カルシウム、炭酸マグネシウムまたはそれらの混合物から選ばれた1つ以上のアルカリ性物質を含むアルカリ組成物である請求項4に記載の方法。
  29. 食品等級アルカリ組成物が、重炭酸ナトリウム、重炭酸カリウム、重炭酸カルシウム、重炭酸マグネシウム、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム、炭酸カルシウム、炭酸マグネシウムまたはそれらの混合物から選ばれた1つ以上のアルカリ性物質を含むアルカリ組成物である請求項4に記載の方法。
  30. 食品等級アルカリ性組成物が重炭酸ナトリウム、炭酸ナトリウムまたはそれらの混合物から成るアルカリの組成物である請求項4に記載の方法。
  31. 食品等級アルカリ性組成物は重炭酸カリウム、炭酸カリウムまたはそれらの混合物から成るアルカリの組成物である請求項4に記載の方法。
  32. 粉砕肉エマルジョンが中間製品として作成されており、後でパッケージにされ、動物筋肉部分への追加のために貯蔵される請求項1、2または3に記載の方法。
  33. 粉砕肉エマルジョンは中間製品として作成されており、別の生産設備において動物筋肉部分に加えられる請求項1、2または3に記載の方法。
  34. 請求項1、2または3に記載の方法を用いる増強筋肉部分の製造方法
  35. 粉砕肉エマルジョンにおける第1動物筋肉組織のタンパク質の少なくとも70重量%、75重量%、80重量%、85重量%または90重量%が可溶化される請求項1、2または3に記載の方法。
  36. 粉砕肉エマルジョンにおける第1動物筋肉組織のタンパク質の75重量%〜98重量%が可溶化される請求項1、2または3に記載の方法。
  37. 粉砕肉エマルジョンにおける第1動物筋肉組織のタンパク質の80重量%〜95重量%が可溶化される請求項1、2または3に記載の方法。
  38. 粉砕肉エマルジョンにおける第1動物筋肉組織のタンパク質の多くとも30重量%、25重量%、20重量%、15重量%または10重量%が沈殿する請求項1、2または3に記載の方法。
  39. 粉砕肉エマルジョンにおける第1動物筋肉組織のタンパク質の30重量%〜2重量%が沈殿する請求項1、2または3に記載の方法。
  40. 粉砕肉エマルジョンにおける第1動物筋肉組織のタンパク質の25重量%〜5重量%が沈殿する請求項1、2または3に記載の方法。
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