JP6727059B2 - 吸音材 - Google Patents
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Description
D=M/T
吸音材から、円形の試験片(直径:29mm)を採取した。そして、JIS A1405−1:2007に準拠した測定方法により、試験片の垂直入射吸音率(%)を測定し、500〜6300Hzの周波数帯域における吸音率の挙動を測定した。なお、測定する際には、音源側に極細不織布層(MB不織布層)が露出するように試験片を配置した。
UL94の燃焼性試験を行い、「HF−1」の規格に適合する場合を「○」、適合しない場合を「×」と評価した。具体的には、JISK6400−6:2004「軟質発泡材料−物理特性の求め方−第6部:燃焼性」に記載の水平燃焼特性の測定を行ない、評価した。
前述の方法により、20cmの高さから落下させた場合に発生する、直径5μm以上の粒子の平均個数を測定した。
(極細不織布層の準備)
ポリプロピレン樹脂からなり、表1のMB不織布層の欄に記載の目付、厚さ及び平均繊維径を有するMB不織布を作製し、極細不織布とした。
ポリエチレンテレフタレート繊維(繊度:0.9dtex、繊維長:38mm)80mass%と芯鞘型融着繊維[芯部:ポリエチレンテレフタレート樹脂(融点:250℃)、鞘部:共重合ポリエステル樹脂(融点:160℃)、繊度:2.2dtex、繊維長:51mm]20質量%とを混綿した後、エアレイ法により繊維ウエブを形成した。その後、繊維ウエブをエアースルードライヤーにより、温度170℃での熱処理を実施し、芯鞘型融着繊維が融着した融着不織布(目付:600g/m2、厚さ11mm、密度:55kg/m3)を作製した。
融着不織布にアクリル系接着剤(固形分量:5g/m2)を塗布した後、MB不織布を積層し、円周が約8mのキャンドライヤにて温度105℃で乾燥して、MB不織布と融着不織布とが接着剤で接着した吸音不織布シートをそれぞれ製造した。これら吸音不織布シートの物性は表1に示す通りであった。
(極細不織布の準備)
ポリプロピレン樹脂からなり、目付80g/m2、厚さ1.1mm、平均繊維径1.2μmのMB不織布を作製し、極細不織布とした。
モダアクリル難燃繊維(繊度:2.2dtex、繊維長:52mm)と芯鞘型融着繊維(芯部:ポリエチレンテレフタレート樹脂(融点:250℃)、鞘部:共重合ポリエステル樹脂(融点:160℃)、繊度:2.2dtex、繊維長:51mm)とを、表2の難燃不織布層の欄に示す配合比率で混綿した後、エアレイ法により繊維ウエブを形成した。その後、繊維ウエブをエアースルードライヤーにより温度170℃での熱処理を実施し、芯鞘型融着繊維が融着した難燃不織布(目付:600g/m2、厚さ11mm、密度:55kg/m3)を作製した。
(極細不織布層の準備)
ポリプロピレン樹脂からなり、目付83g/m2、厚さ1.1mm、平均繊維径1.2μmのMB不織布を作製し、極細不織布とした。
モダアクリル難燃繊維(繊度:2.2dtex、繊維長:52mm)と芯鞘型融着繊維(芯部:ポリエチレンテレフタレート樹脂(融点:250℃)、鞘部:共重合ポリエステル樹脂(融点:160℃)、繊度:2.2dtex、繊維長:51mm)とを、表3に示す配合比率で混綿した後、エアレイ法により繊維ウエブを形成した。その後、繊維ウエブをエアースルードライヤーにより、温度170℃での熱処理を実施し、芯鞘型融着繊維が融着した難燃不織布を作製した。
前記難燃不織布にアクリル系接着剤(固形分量:5g/m2)を塗布した後、MB不織布を積層し、円周が約8mのキャンドライヤにて温度105℃で乾燥して、MB不織布と難燃不織布とが接着剤で接着した吸音不織布シートをそれぞれ製造した。これら吸音不織布シートの物性は表3に示す通りであった。
(極細不織布層の準備)
ポリプロピレン樹脂からなり、目付80g/m2、厚さ1.1mm、平均繊維径1.2μmのMB不織布を作製し、極細不織布とした。
モダアクリル難燃繊維(繊度:2.2dtex、繊維長:52mm)と芯鞘型融着繊維(芯部:ポリエチレンテレフタレート樹脂(融点:250℃)、鞘部:共重合ポリエステル樹脂(融点:160℃)、繊度:2.2dtex、繊維長:51mm)とを、40対60の質量比率で混綿した後、カード法により繊維ウエブを形成した。その後、繊維ウエブを針密度10.5本/cm2、針深さ11mmの条件でニードルパンチ処理を実施し、繊維同士が絡合した難燃不織布を作製した。
前記難燃不織布にアクリル系接着剤(固形分量:5g/m2)を塗布した後、MB不織布を積層し、円周が約8Mのキャンドライヤにて温度105℃で乾燥して、MB不織布と難燃不織布とが接着剤で接着した吸音不織布シートを製造した。この吸音不織布シートの物性は表3に示す通りであった。
(極細不織布の準備)
ポリプロピレン樹脂からなり、表3のMB不織布層の欄に示す目付、厚さ及び平均繊維径を有するMB不織布を作製し、極細不織布とした。
モダアクリル難燃繊維(繊度:17dtex、繊維長:64mm)と芯鞘型融着繊維(芯部:ポリエチレンテレフタレート樹脂(融点:250℃)、鞘部:共重合ポリエステル樹脂(融点:160℃)、繊度:2.2dtex、繊維長:51mm)とを、40対60の質量比率で混綿した後、カード法により繊維ウエブを形成した。その後、繊維ウエブを針密度10.5本/cm2、針深さ11mmの条件でニードルパンチ処理を実施して繊維同士を絡合した後、更に、アクリル系接着剤をスプレー散布し、熱風乾燥機(温度170℃)で乾燥して、難燃不織布(比較例12、13)を製造した。なお、比較例12の難燃不織布は繊維量が160g/m2で、接着剤量が140g/m2であり、比較例13の難燃不織布は繊維量が151g/m2で、接着剤量が156g/m2であった。
前記難燃不織布にアクリル系接着剤(固形分量:5g/m2)を塗布した後、MB不織布を積層し、円周が約8mのキャンドライヤにて温度105℃で乾燥して、MB不織布と難燃不織布とが接着剤で接着した吸音不織布シートをそれぞれ製造した。これら吸音不織布シートの物性は表3に示す通りであった。
(極細不織布層の準備)
ポリプロピレン樹脂からなり、目付80g/m2、厚さ1.1mm、平均繊維径1.2μmのMB不織布を作製し、極細不織布とした。
モダアクリル難燃繊維(繊度:7.8dtex、繊維長:64mm)と芯鞘型融着繊維(芯部:ポリエチレンテレフタレート樹脂(融点:250℃)、鞘部:共重合ポリエステル樹脂(融点:160℃)、繊度:2.2dtex、繊維長:51mm)とを、表4に示す配合比率で混綿した後、エアレイ法により繊維ウエブを形成した。その後、繊維ウエブをエアースルードライヤーにより、温度170℃での熱処理を実施し、芯鞘型融着繊維が融着した難燃不織布(目付:600g/m2、厚さ11mm、密度:55kg/m3)を作製した。
前記難燃不織布にアクリル系接着剤(固形分量:5g/m2)を塗布した後、MB不織布を積層し、円周が約8Mのキャンドライヤにて温度105℃で乾燥して、MB不織布と難燃不織布とが接着剤で接着した吸音不織布シートをそれぞれ製造した。これら吸音不織布シートの物性は表4に示す通りであった。
(極細不織布の準備)
ポリプロピレン樹脂からなり、目付80g/m2、厚さ1.1mm、平均繊維径1.2μmのMB不織布を作製し、極細不織布とした。
モダアクリル難燃繊維(繊度:7.8dtex、繊維長:64mm)と芯鞘型融着繊維(芯部:ポリエチレンテレフタレート樹脂(融点:250℃)、鞘部:共重合ポリエステル樹脂(融点:160℃)、繊度:2.2dtex、繊維長:51mm)とを、表5に示す配合比率で混綿した後、エアレイ法により繊維ウエブを形成した。その後、繊維ウエブをエアースルードライヤーにより、温度170℃での熱処理を実施し、芯鞘型融着繊維が融着した難燃不織布(目付:250g/m2、厚さ11mm、密度:23kg/m3)を作製した。
前記難燃不織布にアクリル系接着剤(固形分量:5g/m2)を塗布した後、MB不織布を積層し、円周が約8Mのキャンドライヤにて温度105℃で乾燥して、MB不織布と難燃不織布とが接着剤で接着した吸音不織布シートをそれぞれ製造した。これら吸音不織布シートの物性は表5に示す通りであった。
(極細不織布の準備)
ポリプロピレン樹脂からなり、目付80g/m2、厚さ1.1mm、平均繊維径1.2μmのMB不織布を作製し、極細不織布とした。
モダアクリル難燃繊維(繊度:2.2dtex、繊維長:52mm)と芯鞘型融着繊維(芯部:ポリエチレンテレフタレート樹脂(融点:250℃)、鞘部:共重合ポリエステル樹脂(融点:160℃)、繊度:2.2dtex、繊維長:51mm)とを、表6の難燃不織布層の欄に示す配合比率で混綿し、エアレイ法により繊維ウエブを形成した。その後、繊維ウエブをエアースルードライヤーにより温度170℃での熱処理を実施し、芯鞘型融着繊維が融着した難燃不織布(目付:250g/m2、厚さ:4.5mm、密度:56kg/m3)を作製した。
前記難燃不織布にアクリル系接着剤(固形分量:5g/m2)を塗布した後、MB不織布を積層し、円周が約8Mのキャンドライヤにて温度105℃で乾燥して、MB不織布と難燃不織布とが接着剤で接着した吸音不織布シートをそれぞれ製造した。これら吸音不織布シートの物性は表6に示す通りであった。
Claims (3)
- 目付が60g/m2以上、かつ平均繊維径が4μm以下の極細不織布層と、モダクリル繊維を30〜60mass%含み、融着繊維を40〜70mass%含む難燃不織布層とを有する吸音材であり、前記吸音材を20cmの高さから落下させた場合に発生する、直径5μm以上の粒子の平均個数が100個以下であることを特徴とする吸音材。
- モダクリル繊維の繊度が5dtex以上であることを特徴とする、請求項1記載の吸音材。
- 難燃不織布層を構成するモダクリル繊維が融着繊維の融着により固定されていることを特
徴とする、請求項1又は2記載の吸音材。
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