JP6726454B2 - 遮熱透湿防水シート及びその製造方法 - Google Patents

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Description

本発明は、遮熱性、透湿性及び防水性を有する遮熱透湿防水シート及びその製造方法に関する。
住宅等の建築物においては、屋外からの熱線の透過と屋内への雨水の侵入を抑制しつつ、室内の湿気を屋外に透過させるために、遮熱性、透湿性及び防水性を備えた遮熱透湿防水シートを屋根下地及び外壁下地に設置することがある。
遮熱透湿防水シートとしては、例えば、不織布層と多孔性ポリオレフィンフィルム層とアルミニウム蒸着フィルム層とを備えるシートが使用されることがある。
しかし、この遮熱透湿防水シートは、アルミニウム蒸着フィルムにて可視光を高い反射率で反射する。そのため、遮熱透湿防水シートを設置する作業者は、眩しさのために遮熱透湿防水シートを直視できず、該シートの設置作業の作業性が低下することがあった。
そこで、防眩性を付与した遮熱透湿防水シートとして、不織布層と多孔性ポリオレフィンフィルム層とアルミニウム蒸着フィルム層と遮光粒子を含む表面保護層とを備えるシートが提案されている(特許文献1)。
特開2011−84970号公報
しかし、特許文献1に記載の遮熱透湿防水シートでは、遮光粒子によって遮熱性が低下することがあった。
そこで、本発明は、遮熱性、透湿性、防水性及び防眩性のいずれもが優れる遮熱透湿防水シート及びその製造方法を提供することを目的とする。
本発明の遮熱透湿防水シートは、不織布層及び多孔性ポリオレフィンフィルム層を有する透湿防水性積層体と、該透湿防水性積層体の一方の面に設けられた遮熱フィルム層とを備え、前記遮熱フィルム層は、前記透湿防水性積層体に接すると共に前記透湿防水性積層体とは反対側の面が光沢度75%以下の低光沢面とされた基材フィルム層と、前記基材フィルム層の低光沢面に設けられたアルミニウム層とを備え、貫通孔が複数形成されている。
本発明の遮熱透湿防水シートにおいては、前記アルミニウム層の、前記基材フィルム層とは反対側の面の光沢度が160%以下であることが好ましい。
本発明の遮熱透湿防水シートにおいては、前記遮熱フィルム層に形成された貫通孔の孔径が0.1〜0.7mmであり、且つ、該貫通孔は、前記遮熱フィルム層の表面にて1万〜100万個/mの分布で形成されていることが好ましい。
本発明の遮熱透湿防水シートにおける前記基材フィルム層は、ポリエチレン及びポリプロピレンを含む低光沢層を備え、該低光沢層の一方の面が前記低光沢面とされていることが好ましい。
本発明の遮熱透湿防水シートにおいては、前記遮熱フィルム層は、前記アルミニウム層の、前記基材フィルム層とは反対側の面に設けられた表面保護層をさらに備えることが好ましい。
本発明の遮熱透湿防水シートにおいては、該遮熱透湿防水シートの、表面保護層側の面の光沢度が100%以下であることが好ましい。
本発明の第1態様の遮熱透湿防水シートの製造方法は、光沢度75%以下の低光沢面を有する基材フィルム層の前記低光沢面にアルミニウムを蒸着してアルミニウム層を形成する蒸着工程と、前記基材フィルム層及び前記アルミニウム層を穿孔し、複数の貫通孔を形成して遮熱フィルム層を得る穿孔工程と、該遮熱フィルム層を多孔性ポリオレフィンフィルム層に、前記基材フィルム層が前記多孔性ポリオレフィンフィルム層に接するように積層する遮熱フィルム層積層工程と、前記多孔性ポリオレフィンフィルム層に不織布層を積層して透湿防水性積層体を作製する透湿防水性積層体作製工程と、を有する。
本発明の第2態様の遮熱透湿防水シートの製造方法は、光沢度75%以下の低光沢面を有する基材フィルム層の前記低光沢面にアルミニウムを蒸着してアルミニウム層を形成する蒸着工程と、前記基材フィルム層及び前記アルミニウム層を穿孔し、複数の貫通孔を形成して遮熱フィルム層を得る穿孔工程と、多孔性ポリオレフィンフィルム層と不織布層とを積層して透湿防水性積層体を作製する透湿防水性積層体作製工程と、前記遮熱フィルム層を前記透湿防水性積層体に、前記基材フィルム層が前記多孔性ポリオレフィンフィルム層に接するように積層する遮熱フィルム層積層工程と、を有する。
本発明の第3態様の遮熱透湿防水シートの製造方法は、光沢度75%以下の低光沢面を有する基材フィルム層の前記低光沢面にアルミニウムを蒸着してアルミニウム層を形成する蒸着工程と、前記基材フィルム層及び前記アルミニウム層を穿孔し、複数の貫通孔を形成して遮熱フィルム層を得る穿孔工程と、該遮熱フィルム層を不織布層に、前記基材フィルム層が前記不織布層に接するように積層する遮熱フィルム層積層工程と、前記不織布層に多孔性ポリオレフィンフィルム層を積層して透湿防水性積層体を作製する透湿防水性積層体作製工程と、を有する。
本発明の第4態様の遮熱透湿防水シートの製造方法は、光沢度75%以下の低光沢面を有する基材フィルム層の前記低光沢面にアルミニウムを蒸着してアルミニウム層を形成する蒸着工程と、前記基材フィルム層及び前記アルミニウム層を穿孔し、複数の貫通孔を形成して遮熱フィルム層を得る穿孔工程と、不織布層と多孔性ポリオレフィンフィルム層とを積層して透湿防水性積層体を作製する透湿防水性積層体作製工程と、前記遮熱フィルム層を前記透湿防水性積層体に、前記基材フィルム層が前記不織布層に接するように積層する遮熱フィルム層積層工程と、を有する。
本発明の遮熱透湿防水シートの製造方法においては、前記穿孔工程では、孔径が0.1〜0.7mmの貫通孔を、得られる遮熱フィルム層の表面にて1万〜100万個/mの分布になるように形成することが好ましい。
本発明の遮熱透湿防水シートの製造方法においては、前記基材フィルム層として、ポリエチレン及びポリプロピレンを含む低光沢層を備え、該低光沢層の一方の面を前記低光沢面としたものを用いることが好ましい。
本発明の遮熱透湿防水シートの製造方法においては、前記蒸着工程と前記穿孔工程との間に、前記アルミニウム層の、前記基材フィルム層とは反対側の面に表面保護層形成用塗料を塗工して表面保護層を形成する表面保護層形成工程をさらに有し、前記穿孔工程では、前記基材フィルム層及び前記アルミニウム層と共に前記表面保護層を同時に穿孔することが好ましい。
本発明の遮熱透湿防水シートは、遮熱性、透湿性、防水性及び防眩性のいずれもが優れる。
本発明の遮熱透湿防水シートの製造方法によれば、遮熱性、透湿性、防水性及び防眩性のいずれもが優れる遮熱透湿防水シートを容易に製造できる。
実施形態の遮熱透湿防水シートを示す断面図である。 実施例及び比較例の遮熱透湿防水シートについて光線反射率を測定した結果を示すグラフである。
本発明の遮熱透湿防水シートの一実施形態について説明する。
図1に示すように、本実施形態の遮熱透湿防水シート1は、不織布層11及び多孔性ポリオレフィンフィルム層12を有する透湿防水性積層体10と遮熱フィルム層20とを備える。
透湿防水性積層体10を構成する不織布層11は、遮熱透湿防水シート1の剛性及び破断強度を補強する補強材として機能するものである。
不織布層11を構成する不織布の種類としては、特に制限はなく、例えば、スパンボンド不織布、メルトブロー不織布、ニードルパンチ不織布などが挙げられる。これらのなかでも、防水性がより高まることから、スパンボンド不織布またはメルトブロー不織布が好ましい。
不織布層11を構成する繊維の材質としては特に制限はないが、価格と強度の点から、ポリエチレンテレフタレート、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリアミドが好ましい。
不織布層11の目付量は10〜80g/mであることが好ましく、20〜50g/mであることがより好ましい。不織布層11の目付量が前記下限値以上であれば、充分な補強効果が得られ、前記上限値以下であれば、より軽量化できる。
透湿防水性積層体10を構成する多孔性ポリオレフィンフィルム層12は、遮熱透湿防水シート1において防水性及び透湿性を発現させるために主要な役割を果たす層である。
多孔性ポリオレフィンフィルム層12としては特に限定されないが、多孔性ポリエチレンフィルム又は多孔性ポリプロピレンフィルムから構成されるのが好ましい。さらには、透湿性をより高める点では、多孔性ポリオレフィンフィルム層12は多孔性ポリエチレンフィルムにより構成することがより好ましい。
多孔性ポリオレフィンフィルム層12の多孔性は、例えば無機粒子(炭酸カルシウム等)を含有することにより付与される。すなわち、例えば、多孔性ポリオレフィンフィルムを作製する際に、延伸性がないため破断点になりやすい無機粒子(炭酸カルシウム等)を含有させたフィルムを延伸させ、無機粒子の存在位置で微小な亀裂を生させることにより微小孔を形成することができる。このような微小孔の形成により防水性を有しつつ透湿性を付与することができる。レーザ回折・散乱法により測定した無機粒子の体積平均粒子は5μm以下であることが好ましい。
また、多孔性ポリオレフィンフィルム層12に多孔性を付与する方法として、一軸延伸したポリオレフィンフィルムに、延伸方向に沿って多数の切り込みを入れた後、延伸方向に対して直交方向に延伸することにより、ポリオレフィンフィルムを、破断しない程度に裂けさせて開口させる方法が挙げられる。
多孔性ポリオレフィンフィルム層12の目付量は1〜50g/mであることが好ましく、10〜30g/mであることがより好ましい。多孔性ポリオレフィンフィルム層12の目付量が前記下限値以上であれば、充分に高い防水性を確保でき、前記上限値以下であれば、充分に高い透湿性を確保できる。
多孔性ポリオレフィンフィルム層12の厚さは5〜100μmであることが好ましく、10〜50μmであることがより好ましい。多孔性ポリオレフィンフィルム層12の厚さが前記下限値以上であれば、充分に高い防水性を確保でき、前記上限値以下であれば、充分に高い透湿性を確保できる。
多孔性ポリオレフィンフィルム層12の透湿度は、3000g/(m・24hr)以上であることが好ましい。ここで透湿度は、JIS L1099の4.1のA法(繊維製品の透湿度試験方法)に準拠して測定される値である。多孔性ポリオレフィンフィルム層12の透湿度が前記下限値以上であれば、遮熱透湿防水シート1の透湿性をより高めることができる。しかし、透湿度が高すぎると、防水性が低下するおそれがあるため、多孔性ポリオレフィンフィルム層12の透湿度は12000g/(m・24hr)以下であることが好ましい。
本実施形態における遮熱フィルム層20は、一方の面が低光沢面21aとされた基材フィルム層21と、基材フィルム層21の低光沢面21aに設けられたアルミニウム層22と、アルミニウム層22を被覆する表面保護層23とを備えている。基材フィルム層21における低光沢面21aは、光沢度75%以下、好ましくは50%以下、より好ましくは30%以下の面である。なお、本発明における光沢度は、光沢計を用い、JIS Z8741に従って測定した値である。
また、低光沢面21aは、表面粗さが0.30μm以上であることが好ましく、0.40μm以上であることがより好ましい。表面粗さが前記下限値以上であれば、低光沢面21aの光沢度を容易に75%以下にできる。表面粗さは、表面粗さ計を用い、JIS B0601に従い、カットオフ値2.5mm、測定長さ12.5mmの条件で測定した値である。
本実施形態における遮熱フィルム層20は、多孔性ポリオレフィンフィルム層12の、不織布層11とは反対側の面に積層されている。より具体的には、基材フィルム層21の、アルミニウム層22とは反対側の面に、多孔性ポリオレフィンフィルム層12が積層されている。
基材フィルム層21を構成する樹脂としては特に制限されず、例えば、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリエチレンテレフタレート、ポリ塩化ビニル、ポリスチレン、アクリル樹脂等の各種熱可塑性樹脂を用いることができる。これら熱可塑性樹脂は1種を単独で使用してもよいし、2種以上を併用してもよい。
熱可塑性樹脂を2種以上併用した場合には、低光沢面21aを容易に形成できる。すなわち、通常、2種以上の異なる樹脂同士は相溶性が低く、混ざりにくいため、2種以上の異なる樹脂を含む層の表面には凹凸が形成されやすく、光沢が低くなりやすい。表面を低光沢面21aとした低光沢層を低コストで製造できる点では、ポリエチレン及びポリプロピレンの2種を含むことが好ましい。
低光沢面21aに形成された凹凸は、算術平均粗さRaが0.30〜0.70μmの凹凸であることが好ましい。なお、低光沢とされていない面の算術平均粗さRaは0.10〜0.35μmである。
基材フィルム層21は単層であってもよいし、2層以上の複層から構成されてもよい。
基材フィルム層21が単層である場合には、ポリエチレン及びポリプロピレンを含む低光沢層のみからなってもよい。基材フィルム層21が複層から構成される場合には、少なくとも一方の表層が、ポリエチレン及びポリプロピレンを含む低光沢層であることが好ましい。複層の基材フィルム層21における低光沢層以外の層は特に制限されないが、低光沢層との接着性の点から、ポリエチレン層又はポリプロピレン層が好ましい。
また、基材フィルム層21は、無延伸フィルムでもよいし、一軸延伸フィルムでもよいし、二軸延伸フィルムでもよい。
基材フィルム層21の厚さは特に制限されず、例えば、5〜100μmとすることが好ましく、10〜50μmとすることがより好ましい。基材フィルム層21の厚さが前記下限値以上であれば、遮熱フィルム層20の強度が充分に確保され、前記上限値以下であれば、遮熱フィルム層20の可撓性が充分に高くなる。
アルミニウム層22は、基材フィルム層21の低光沢面21aに形成され、赤外線を高い反射率で反射して遮熱性を発揮する層である。
通常、アルミニウム層22は、基材フィルム層21の一方の面にアルミニウムが蒸着されたアルミニウム蒸着層である。アルミニウム層22の厚さは特に制限されず、例えば、10〜1000nmの範囲内で適宜選択される。
アルミニウム層22の、基材フィルム層21とは反対側の面の光沢度が160%以下であることが好ましく、140%以下であることがより好ましく、125%以下であることがさらに好ましい。アルミニウム層22の、基材フィルム層21とは反対側の面の光沢度が前記上限値以下であれば、遮熱透湿防水シート1の防眩性が充分に抑制されている。
表面保護層23は、傷が付きやすいアルミニウム層22を保護する層である。
表面保護層23を構成する成分としては、ポリウレタン、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリエチレンテレフタレート、ポリ塩化ビニル、ポリスチレン、アクリル樹脂等の各種熱可塑性樹脂を用いることができる。前記熱可塑性樹脂のなかでも、ポリウレタン、アクリル樹脂が好ましい。また、熱可塑性樹脂は1種を単独で使用してもよいし、2種以上を併用してもよい。
また、遮熱透湿防水シート1の防眩性をより向上させるためには、表面保護層23に、酸化チタン粒子等の遮光粒子を含有させてもよい。しかし、表面保護層23が遮光粒子を含むと、遮熱性が低下する傾向にあるため、遮熱透湿防水シート1の遮熱性向上の点では、表面保護層23は、酸化チタン粒子等の遮光粒子を含有しないことが好ましい。
表面保護層23の目付量は、0.05〜1.0g/mであることが好ましく、0.08〜0.3g/mであることがより好ましい。表面保護層23の目付量が前記下限値以上であれば、アルミニウム層22を充分に保護でき、前記上限値以下であれば、透湿性を充分に確保できる。
表面保護層23の厚さは、10〜1000nmであることが好ましい。表面保護層23の厚さが前記下限値以上であれば、アルミニウム層22を充分に保護でき、前記上限値以下であれば、透湿性を充分に確保できる。
遮熱フィルム層20には、該遮熱フィルム層20を貫通する複数の貫通孔20aが形成されている。
該貫通孔20aの開口部の形状は特に制限されず、円形状、楕円形状、多角形状等が挙げられる。
貫通孔20aが円形状である場合、その孔径は0.1〜0.7mmであることが好ましく、0.2〜0.5mmであることがより好ましい。貫通孔20aの孔径が前記下限値以上であれば、充分に高い透湿性を得ることができ、前記上限値以下であれば、充分に高い防水性及び遮熱性を得ることができる。
また、貫通孔20aは、遮熱フィルム層20の表面にて1万〜100万個/mの分布で形成されていることが好ましく、10万〜80万個/mの分布で形成されていることがより好ましい。貫通孔20aの形成の分布が前記下限値以上であれば、充分に高い透湿性を得ることができ、前記上限値以下であれば、充分に高い防水性及び遮熱性を得ることができる。
本実施形態の遮熱透湿防水シート1においては、表面保護層23側の面の光沢度が100%以下であることが好ましく、80%以下であることがより好ましく、60%以下であることがさらに好ましい。表面保護層23側の面の光沢度が前記上限値以下の遮熱透湿防水シート1は、防眩性が充分に抑制されている。
なお、遮熱透湿防水シート1の、表面保護層23側の面は、貫通孔20aによって光沢度が低減している。
上記遮熱透湿防水シート1は、例えば、下記の製造方法により製造することができる。
すなわち、本実施形態における遮熱透湿防水シート1の製造方法は、蒸着工程と表面保護層形成工程と穿孔工程と遮熱フィルム層積層工程と透湿防水性積層体作製工程とを有する。
蒸着工程は、基材フィルム層21の低光沢面21aにアルミニウムを蒸着させてアルミニウム層22を形成する工程である。アルミニウム蒸着方法としては特に制限はなく、公知の真空蒸着を適用することができる。
表面保護層形成工程は、アルミニウム層22の露出面に、表面保護層形成用の樹脂を含む表面保護層形成用塗料を塗工して表面保護層23を形成してアルミニウム層含有積層体を得る工程である。表面保護層形成用塗料の塗工方法としては、公知のコーターやスプレーを用いた塗工方法を適用できる。塗工後には、加熱乾燥してもよい。
穿孔工程は、前記アルミニウム層含有積層体を穿孔し、複数の貫通孔20aを形成して遮熱フィルム層20を得る工程である。アルミニウム層含有積層体の穿孔方法としては、周面に複数の凸部が設けられた加熱ロールを用いる方法、周面に複数の針が設けられたロールを用いる方法、穴あけ用パンチを用いる方法、レーザを照射する方法等を適用することができる。
遮熱フィルム層積層工程は、遮熱フィルム層20を多孔性ポリオレフィンフィルム層12に、基材フィルム層21が多孔性ポリオレフィンフィルム層12に接するように積層する工程である。
透湿防水性積層体作製工程は、多孔性ポリオレフィンフィルム層12に不織布層11を積層して透湿防水性積層体10を作製する工程である。透湿防水性積層体作製工程は、遮熱フィルム層積層工程より先でも後でもよいし、遮熱フィルム層積層工程と同時でもよい。
遮熱フィルム層積層工程では、接着剤を用いて多孔性ポリオレフィンフィルム層12と遮熱フィルム層20とを貼合することでき、透湿防水性積層体作製工程では、接着剤を用いて不織布層11と多孔性ポリオレフィンフィルム層12とを貼合することができる。
接着剤の種類は、不織布層11の材質、基材フィルム層21の材質に応じて適宜選択される。接着剤として用いられるものとしては、例えば、ポリエチレン樹脂等のオレフィン樹脂、エチレン−酢酸ビニル共重合体樹脂、ポリウレタン樹脂、ポリアミド樹脂のホットメルト系接着剤、アクリル樹脂、酢酸ビニル樹脂、又は、ポリビニルアルコールのエマルジョン系接着剤等が挙げられる。
接着剤の塗工は、スプレーを用いてもよいし、コーターを用いてもよい。
以上説明した遮熱透湿防水シート1では、基材フィルム層21の低光沢面21aにアルミニウム層22が設けられている。通常、光沢は、凹凸が形成されて表面粗さが大きくなる程、低くなる傾向にある。低光沢面21aに蒸着によって形成されたアルミニウム層22の表面は、低光沢面21aの凹凸が反映されるため、大きい凹凸を有している。そのため、アルミニウム層22の表面において可視光は拡散反射するため、表面保護層23が遮光粒子を含有しなくても防眩性が高くなっている。
また、アルミニウム層22の表面に大きな凹凸が形成されても赤外線の反射率は低下せず、表面保護層23が遮光粒子を含有しなくても高い防眩性が得られるから、遮光粒子添加による遮熱性低下が生じない。したがって、遮熱透湿防水シート1は遮熱性に優れている。
また、遮熱透湿防水シート1では、多孔性ポリオレフィンフィルム層12を備えるため、防水性及び透湿性の両方を向上させることができる。具体的には、JIS A6111:2004で示される透湿防水シートの透湿性及び防水性を容易に満足させることができる。
なお、本発明の遮熱透湿防水シートは、上記実施形態のものに限定されない。
例えば、遮熱フィルム層において表面保護層は必須ではなく、省略されてもよい。
また、本発明の遮熱透湿防水シートにおいては、不織布層及び多孔性ポリオレフィンフィルム層の配置は特に制限されず、多孔性ポリオレフィンフィルム層が、屋内側に配置される表層であってもよい。しかし、施工性の点から、不織布層が、屋内側に配置される表層であることが好ましい。
以下に、実施例及び比較例を示し、本発明をより具体的に説明する。
なお、以下の例における光沢度は、光沢計(株式会社堀場製作所製、グロスチェッカIG−320)を用い、JIS Z8741に従って測定した値である。
(実施例1)
不織布層と多孔性ポリオレフィンフィルム層と遮熱フィルム層とを、接着剤を用いて貼合して、遮熱透湿防水シートを得た。
本例において使用した不織布層、多孔性ポリオレフィンフィルム層及び遮熱フィルム層は下記の通りである。
不織布層:ポリエチレンテレフタレート繊維の不織布であって、目付量が45g/mのものを用いた。
多孔性ポリオレフィンフィルム層:厚さ18μm、目付量27g/mの多孔性ポリオレフィンフィルムを用いた。なお、この多孔性ポリオレフィンフィルムは、JIS L1099の4.1のA法(繊維製品の透湿度試験方法)に準拠して測定された透湿度が0.12g/(m・24hr)である。
遮熱フィルム層:基材フィルム層とアルミニウム層と表面保護層とからなる積層体を用いた。遮熱フィルム層には、孔径0.1mmの円形状の貫通孔が64万個/mの分布で形成されている。表面保護層は、目付量0.3g/mのアクリル樹脂層である。
基材フィルム層としては、ポリプロピレンからなる中間層と、該中間層の一方の面に形成された第1表層と、前記中間層の他方の面に形成された第2表層とを備えた二軸延伸の基材フィルムを用いた。前記第1表層は、ポリエチレン及びポリプロピレンを含んで、その露出面が光沢度26%の低光沢面とされた低光沢層であり、前記第2表層は、ポリプロピレンからなり、その露出面が光沢度88%の高光沢面とされた高光沢層である。前記低光沢面にはアルミニウム層がアルミニウムの蒸着によって形成され、前記高光沢面には多孔性ポリオレフィンフィルム層が接している。
(実施例2)
基材フィルム層を、低光沢面の光沢度が47%で高光沢面の光沢度が96%の基材フィルムに変更した以外は実施例1と同様にして、遮熱透湿防水シートを得た。
(実施例3)
基材フィルム層を、低光沢面の光沢度が61%で高光沢面の光沢度が102%の基材フィルムに変更した以外は実施例1と同様にして、遮熱透湿防水シートを得た。
(比較例1)
遮熱フィルム層を構成する基材フィルム層として両面の光沢度が103%の二軸延伸ポリプロピレンフィルムを用いた以外は実施例と同様にして、遮熱透湿防水シートを得た。
<防眩性の評価>
各例の遮熱透湿防水シートの、表面保護層側の表面の光沢度を測定し、防眩性を評価した。光沢度の測定結果を表1に示す。光沢度が低い程、防眩性が高い。
<遮熱性の評価>
実施例1及び比較例1の遮熱透湿防水シートについて波長2〜20μmの光線の反射率を、反射率測定装置(株式会社島津製作所製UV−3101PC型自記分光光度計)を用いて測定した。その結果を図2に示す。
実施例1の遮熱透湿防水シートは、赤外線領域2〜14μmの波長を含むすべての範囲で反射率が85%以上であり、遮熱性に優れていることが示された。一方、比較例1の遮熱透湿防水シートは、赤外線領域2〜14μmの波長範囲のうち一部の範囲で著しく反射率が低く、遮熱性が低いことが示された。
Figure 0006726454
1 遮熱透湿防水シート
10 透湿防水性積層体
11 不織布層
12 多孔性ポリオレフィンフィルム層
20 遮熱フィルム層
20a 貫通孔
21 基材フィルム層
21a 低光沢面
22 アルミニウム層
23 表面保護層

Claims (13)

  1. 不織布層及び多孔性ポリオレフィンフィルム層を有する透湿防水性積層体と、該透湿防水性積層体の一方の面に設けられた遮熱フィルム層とを備え、
    前記遮熱フィルム層は、前記透湿防水性積層体に接すると共に前記透湿防水性積層体とは反対側の面が光沢度75%以下の低光沢面とされた基材フィルム層と、前記基材フィルム層の低光沢面に設けられたアルミニウム層とを備え、貫通孔が複数形成されている、遮熱透湿防水シート。
  2. 前記アルミニウム層の、前記基材フィルム層とは反対側の面の光沢度が160%以下である、請求項1に記載の遮熱透湿防水シート。
  3. 前記遮熱フィルム層に形成された貫通孔の孔径が0.1〜0.7mmであり、且つ、該貫通孔は、前記遮熱フィルム層の表面にて1万〜100万個/mの分布で形成されている、請求項1又は2に記載の遮熱透湿防水シート。
  4. 前記基材フィルム層は、ポリエチレン及びポリプロピレンを含む低光沢層を備え、該低光沢層の一方の面が前記低光沢面とされている、請求項1〜3のいずれか一項に記載の遮熱透湿防水シート。
  5. 前記遮熱フィルム層は、前記アルミニウム層の、前記基材フィルム層とは反対側の面に設けられた表面保護層をさらに備える、請求項1〜4のいずれか一項に記載の遮熱透湿防水シート。
  6. 該遮熱透湿防水シートの、表面保護層側の面の光沢度が100%以下である、請求項5に記載の遮熱透湿防水シート。
  7. 光沢度75%以下の低光沢面を有する基材フィルム層の前記低光沢面にアルミニウムを蒸着してアルミニウム層を形成する蒸着工程と、
    前記基材フィルム層及び前記アルミニウム層を穿孔し、複数の貫通孔を形成して遮熱フィルム層を得る穿孔工程と、
    該遮熱フィルム層を多孔性ポリオレフィンフィルム層に、前記基材フィルム層が前記多孔性ポリオレフィンフィルム層に接するように積層する遮熱フィルム層積層工程と、
    前記多孔性ポリオレフィンフィルム層に不織布層を積層して透湿防水性積層体を作製する透湿防水性積層体作製工程と、
    を有する遮熱透湿防水シートの製造方法。
  8. 光沢度75%以下の低光沢面を有する基材フィルム層の前記低光沢面にアルミニウムを蒸着してアルミニウム層を形成する蒸着工程と、
    前記基材フィルム層及び前記アルミニウム層を穿孔し、複数の貫通孔を形成して遮熱フィルム層を得る穿孔工程と、
    多孔性ポリオレフィンフィルム層と不織布層とを積層して透湿防水性積層体を作製する透湿防水性積層体作製工程と、
    前記遮熱フィルム層を前記透湿防水性積層体に、前記基材フィルム層が前記多孔性ポリオレフィンフィルム層に接するように積層する遮熱フィルム層積層工程と、
    を有する遮熱透湿防水シートの製造方法。
  9. 光沢度75%以下の低光沢面を有する基材フィルム層の前記低光沢面にアルミニウムを蒸着してアルミニウム層を形成する蒸着工程と、
    前記基材フィルム層及び前記アルミニウム層を穿孔し、複数の貫通孔を形成して遮熱フィルム層を得る穿孔工程と、
    該遮熱フィルム層を不織布層に、前記基材フィルム層が前記不織布層に接するように積層する遮熱フィルム層積層工程と、
    前記不織布層に多孔性ポリオレフィンフィルム層を積層して透湿防水性積層体を作製する透湿防水性積層体作製工程と、
    を有する遮熱透湿防水シートの製造方法。
  10. 光沢度75%以下の低光沢面を有する基材フィルム層の前記低光沢面にアルミニウムを蒸着してアルミニウム層を形成する蒸着工程と、
    前記基材フィルム層及び前記アルミニウム層を穿孔し、複数の貫通孔を形成して遮熱フィルム層を得る穿孔工程と、
    不織布層と多孔性ポリオレフィンフィルム層とを積層して透湿防水性積層体を作製する透湿防水性積層体作製工程と、
    前記遮熱フィルム層を前記透湿防水性積層体に、前記基材フィルム層が前記不織布層に接するように積層する遮熱フィルム層積層工程と、
    を有する遮熱透湿防水シートの製造方法。
  11. 前記穿孔工程では、孔径が0.1〜0.7mmの貫通孔を、得られる遮熱フィルム層の表面にて1万〜100万個/mの分布になるように形成する、請求項7〜10のいずれか一項に記載の遮熱透湿防水シートの製造方法。
  12. 前記基材フィルム層として、ポリエチレン及びポリプロピレンを含む低光沢層を備え、該低光沢層の一方の面を前記低光沢面としたものを用いる、請求項7〜11のいずれか一項に記載の遮熱透湿防水シートの製造方法。
  13. 前記蒸着工程と前記穿孔工程との間に、前記アルミニウム層の、前記基材フィルム層とは反対側の面に表面保護層形成用塗料を塗工して表面保護層を形成する表面保護層形成工程をさらに有し、前記穿孔工程では、前記基材フィルム層及び前記アルミニウム層と共に前記表面保護層を同時に穿孔する、請求項7〜12のいずれか一項に記載の遮熱透湿防水シートの製造方法。
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