JP6726361B2 - 回転電機の回転子 - Google Patents

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Description

本発明は、回転電機の回転子に関する。
従来、周方向に複数配置された磁石挿入孔と、磁石挿入孔の両端において、磁極中心側に向かって突出して設けられた空隙部とが形成された回転子構造が知られている(JP2006−238678A参照)。
ここで、JP2006−238678Aに開示された空隙部は、ロータコアの外周縁から所定距離を保ちながら、磁石挿入孔の端部から離れるにつれて徐々に細くなる構造(突出部)を有する。空隙部のこのような構造により、突出部の先端部付近においてロータコアの磁性体部分の径方向厚みを大きくすることができるので、永久磁石からの磁束に対するロータコアの磁気抵抗が小さくなり、トルクリプルを低減することができる。
しかしながら、実際にロータコアを生産する際には、プレス加工するために用いる金型の耐久性を考慮して、空隙部の先端形状をJP2006−238678Aに開示された先端形状よりも湾曲させる必要がある。そうすると、先端が湾曲するのにつられて空隙部の径方向幅が拡大するので、それに応じてロータコアの磁性体部分の径方向幅が小さくなり、トルクが低下してしまうという問題がある。
本発明は、実際にロータコアを生産する際でも、金型の耐久性を低下させることなく、トルクの低下を抑制し、トルクリプルを低減させることができる回転子を提供することを目的とする。
本発明の一態様における回転電機の回転子は、電磁鋼板を積層して構成されるロータコアと、ロータコアにおける一磁極を構成する少なくとも一つの永久磁石と、永久磁石を埋設するための磁石挿入孔と、を備える回転電機の回転子である。ロータコアは、磁石挿入孔において、一磁極が構成するd軸と電気的に直交するq軸側の端部に設けられた空隙部と、ロータコアの外周に、ロータコアの軸方向に沿って形成された切欠きと、を有する。空隙部は、ロータコアの外周に最も近い部分からd軸へ向かって該ロータコアの外周に沿って延在する突出部を有している。そして、ロータコアの回転中心から前記突出部のd軸側の先端を通ってロータコアの外周まで引かれた接線を接線Aとした場合に、切欠きは、接線Aよりもd軸側に形成される。
本発明の実施形態については、添付された図面とともに以下に詳細に説明する。
図1は、一実施形態の回転子構造を説明するための図である。 図2は、従来形状の空隙を説明するための図である。 図3は、従来形状の空隙において、生産性を考慮しない空隙が形成されたロータコア(従来例A)と、生産性を考慮した空隙が形成されたロータコア(参考例B)とでのトルクの変化を解析した解析結果を示す図である。 図4は、一実施形態の空隙と従来形状の空隙との形状の違いを説明するための図である。 図5は、一実施形態、従来例A、及び参考例Bの回転子構造によるトルクの変化を解析した解析結果を示す図である。 図6は、一実施形態、従来例A、及び参考例Bの回転子構造によるトルクリプルの変化を解析した解析結果を示す図である。 図7は、一実施形態、従来例A、及び参考例Bの回転子構造によるロータ鉄損の変化を解析した解析結果を示す図である。 図8は、参考例Bのロータコアにおけるロータ鉄損の分布図である。 図9は、一実施形態のロータコアにおけるロータ鉄損の分布図である。 図10は、図1の部分拡大図であって、一実施形態の切欠きの形状を説明するための図である。 図11は、一実施形態のロータコアにおいて、切欠きがθaに対応した位置に形成された場合のトルク性能の変化を解析した解析結果を示す図である。 図12は、一実施形態のロータコアにおいて、切欠きがθaに対応した位置に形成された場合のステータ鉄損の低減率の変化を解析した解析結果を示す図である。 図13は、一実施形態のロータコアにおいて、切欠きがθaに対応した位置に形成された場合のロータ鉄損の低減率の変化を解析した解析結果を示す図である。 図14は、一実施形態のロータコアにおいて、切欠きのd軸側の端部の位置を説明するための図である。 図15は、一実施形態のロータコアにおいて、切欠きがθαに対応した位置に形成された場合のステータ鉄損の低減率の変化を解析した解析結果を示す図である。 図16は、一実施形態のロータコアにおいて、切欠きがθαに対応した位置に形成された場合のロータ鉄損の低減率の変化を解析した解析結果を示す図である。 図17は、一実施形態のロータコアにおいて、切欠きがθαに対応した位置に形成された場合のトルクの低下率を解析した解析結果を示す図である。 図18は、一実施形態のロータコアにおいて、切欠きの深さHの規定を説明するための図である。 図19は、一実施形態のロータコアにおいて、突出部のd軸側先端部の幅hを説明するための図である。 図20は、一実施形態のロータコアにおいて、切欠きの深さHと突出部先端部分の幅hの比率(H/h)と、ステータ鉄損低減率との関係を解析した解析結果を示す図である。 図21は、一実施形態のロータコアにおいて、切欠きの深さHと突出部先端部分の幅hの比率(H/h)と、トルクとの関係を解析した解析結果を示す図である。 図22は、実施例1の回転子構造を説明するための図である。 図23は、実施例2の回転子構造を説明するための図である。 図24は、実施例3の回転子構造を説明するための図である。 図25は、切欠きの変形例を示す図である。 図26は、従来の回転子構造を説明するための図である。
−実施形態−
図1は、本発明が適用される一実施形態の回転子を説明するための図である。同図に表されるのは、電動機或いは発電機を構成する回転電機が備える回転子(ロータ)6を軸方向に垂直な断面から見た構成図であって、構成全体の一部(一極分)である。本実施形態の回転電機は、ロータ6の内部に永久磁石が埋設されたいわゆるIPM(Interior Permanent Magnet)型の回転電機であり、一極あたり2枚の永久磁石3が、ロータ6の外周側に開口するような略V字形状に配置された回転子を有する。
なお、ここでは8極構造のロータを例に挙げるが、極数についてはこれに限定されるものではない。ただし、以下に説明する種々の解析データは、8極構造のロータ6と、スロット数が48であって、且つ、固定子巻線が分布巻きによって巻き回されたステータ(不図示)とで構成された回転電機に本発明を適用して解析されたことを前提とする。
回転子コア(ロータコア)1は、厚さ数百μmの電磁鋼板を円環状に打ち抜き加工したものを軸方向に積層して形成された、いわゆる積層電磁鋼板構造によって円筒形に構成されている。また、ロータコア1には、永久磁石3を埋設するための磁石挿入孔2(以下、単に磁石孔2ともいう)が形成されるとともに、磁石孔2の周方向両端部には空隙4、5がそれぞれ形成されている。
磁石孔2は、一極あたり二つの永久磁石3をそれぞれ埋設するための空間が形成された電磁鋼板単板が軸方向に積層されることで形成される孔部である。磁石孔2は、ロータ6の外周側に開口する略V字形状となるような配置で、一定の機械角毎に形成される。本実施形態のロータ6は8極構造である為、略V字形状に配置された一組の磁石孔2が、機械角45度毎に形成される。図1が示すのはその一極分である。
永久磁石3は、ロータコア1の磁石孔2に挿入された状態で固定される。また、永久磁石3は、二枚で一磁極を構成し、ロータ6の周方向に沿って、二つの永久磁石3が構成する磁極が互いに等間隔で、且つ、隣接する磁極の極性が互いに異極性となるように配置される。この二枚の永久磁石3がつくる磁束の方向がd軸(磁極中心)であり、d軸に対して電気的磁気的に直交する方向がq軸である。
永久磁石3は、長手方向の幅が磁石孔2よりも小さく形成されており、磁石孔2の周方向両端部分には、空間部分としての空隙4、5が形成される。この空間部分は、電磁鋼板よりも透磁率が低く、すなわち磁気抵抗が大きい。したがって、空隙4、5は、永久磁石3がロータ6に構成する磁気回路において、磁束(フラックス)が通りにくい磁気的障壁として作用する。
そして、空隙4、5のうち、よりロータコア1の外周側にある空隙5は、ロータコア1の外周に最も近い部分(最外周部)から、d軸側に向かって、ロータコア1の外周に沿って延在して形成される突出部7を有する。
この突出部7を含む空隙5の最外周部がロータコア1の外周に沿って形成されるため、空隙5とロータコア1の外周との間に形成されるブリッジ部8の磁束密度が一様に飽和し(磁気飽和)、q軸方向に流れようとする磁束が低減する。これにより、永久磁石3から出る磁束密度のうち、突出部7の先端方向(d軸方向)へ流れる磁束の割合が増加し、ロータ磁束が正弦波に近づくため、ステータ鎖交磁束における磁束密度の高調波成分を低減させることができる。
そして、本実施形態のロータコア1の外周には、ロータコア1の回転中心側に向かって、且つ、ロータコア1の軸方向に沿って切欠き9が形成される。切欠き9は、ロータコア1の外周において、突出部7のd軸側の先端からd軸までの領域に形成される。図1を参照すれば、ロータコア1の回転中心から突出部7のd軸側の先端を通ってロータコア1の外周まで引いた接線を接線Aとした場合に、切欠き9は、接線Aよりもd軸側に形成される。さらに、図1に示す直線Bを用いても切欠き9のより具体的な位置を規定することができる。詳細は図10を用いて後述する。
ここで、本実施形態の切欠き9のより具体的な位置を説明する前に、本発明の比較となる従来の回転子構造と、その構造による特性および問題点について説明する。
JP2006−238678Aでは、図26に示すように、磁石挿入孔の少なくともロータコアの外周側端部に空隙が設けられた回転子構造が提案されている。この空隙は、ロータコア1の外周から所定距離を保ちつつ、磁極中心側に向かって徐々に細くなるように形成されることにより、トルクリプルを低減する。ただし、このような形状の空隙をプレス加工により形成するためには、プレス加工に用いる金型において空隙の先端部分に相当する部分を鋭角に形成する必要がある。
しかしながら、金型における鋭角部分は、プレス加工を繰り返すにつれ摩耗したり、欠けて損傷したりする等して消耗が早い。すなわち、実際にロータコアを生産する際の金型の消耗を考慮すると、図26に示すような空隙の形状は、ロータコアの生産時の工数及びコストの増大に起因して生産性を低下させてしまう問題を含んでいる。
ここで、生産性を考慮し、図26に示すような空隙の形状を、ロータコアの生産時における金型の消耗を許容できる形状に変更すると、図2で示すような形状となる。
図2は、生産性を考慮しない従来形状の空隙20と、当該空隙20に対して生産性を考慮した形状変更を施した空隙30とを説明するための図である。空隙30を示す点線部分が、生産性を考慮して拡大された部分である。
上述したとおり、空隙20の形状ではプレス成型するための金型の先端部分が消耗しやすくなるので、金型の消耗を抑制するためには、先端部分の鋭角形状を湾曲形状に変更する必要がある。そうすると、空隙20の径方向幅は、先端部分が湾曲するのに伴い図示する点線位置まで拡張された空隙30の形状のとおりとなる。この形状差に伴うトルク性能の変化を解析した解析結果を図3に示す。
図3は、従来形状の空隙において、生産性を考慮しない空隙20が形成されたロータコアと、生産性を考慮した空隙30が形成されたロータコアのトルクを示した図である。図示するとおり、生産性を考慮した空隙30が形成されたロータコアは、空隙20が形成されたロータコアに比べて、トルクが3パーセント程度低下する。これは、空隙20に比べて空隙30の径方向幅が増大するのに伴って、永久磁石からの鎖交磁束に対する磁気抵抗が増加したためである。
すなわち、図26に示すような従来の空隙部形状は、生産性を考慮した場合にはその形状を径方向に拡張する必要があり、その形状変更の結果としてトルクの低下を招いてしまうという問題がある。本実施形態のロータコア1の構造はこのような問題を解決するものであり、生産性を考慮したうえで、トルクの低下を伴うことなくトルクリプルを低減することができる。
図4は、本実施形態の空隙5と従来の空隙20との形状の違いを説明する図である。同図では、本実施形態のロータコア1に形成される空隙5と切欠き9が黒色で示されている。図示する空隙20(白抜き部分)は、図2で示す生産性を考慮しない空隙20の磁極中心側の先端部分である。図示するように、空隙20の磁極中心側の先端部分の面積は、切欠き9の面積とほぼ同一である。
すなわち、本実施形態のロータコア1は、従来形状の空隙20において生産性を考慮した場合に変更を強いられる細い先端部分を分離し、該部分を切欠き9とすることで、空隙20と同等の空間面積を確保している。このようなロータコア1の構造によれば、生産時において用いる金型を過度に消耗させる虞がないので、従来のような生産性を考慮した形状変更を要さずに、生産性を考慮しない空隙20と同等の空間面積をロータコア1において確保することができる。
ロータコア1の構造による特性について図5〜7を用いて説明する。
図5は、従来形状において生産性を考慮しない空隙20が形成されたロータコア(以下、従来例Aと呼ぶ)、生産性を考慮した空隙30が形成されたロータコア(以下、参考例Bと呼ぶ)、及び、本実実施形態のロータコア1のトルク性能を比較した図である。同図は、従来例Aのトルクの大きさを100%とした場合のトルクの大きさを%で示している。図示するとおり、本実施形態のロータコア1の構造によれば、参考例Bに比べてトルク性能が5%程度向上しており、従来例Aと同等のトルク性能を、生産性を低下させることなく実現することができている。
図6は、従来例A、参考例B、及び、本実施形態のロータ6のトルクリプルを比較した図である。同図は、従来例Aのトルクリプルの発生量を100%とした場合のトルクリプルの発生量を%で示している。なお、トルクリプルはロータの回転に伴って生じるトルクの脈動(リプル)であり、ロータコアのスロット数に応じた次数で発生しやすい。したがって、同図では、ロータコア1のスロット数に対応した48次のトルクリプルの発生量を解析した解析結果を示している。
図示するとおり、本実施形態のロータ6の構造によれば、参考例Bに比べてトルクリプルを40%程度低減できており、従来例Aと同等のトルクリプルの発生量を、生産性を低下させることなく維持することができている。
図7は、従来例A、参考例B、及び、本実実施形態のロータ6のロータ鉄損を比較した図である。同図は、従来例Aのロータ鉄損の大きさを100%とした場合のロータ鉄損の大きさを%で示している。同図から、本実施形態のロータコア1の構造によれば、参考例Bに比べてロータ鉄損を約8%低減できていることが分かる。さらに、ロータコア1の構造によれば、従来例Aと比べても約5%のロータ鉄損低減効果を実現できている。ロータコア1がロータ鉄損を低減できる理由について、図8、9を用いて説明する。
図8は、参考例Bのロータコアにおけるロータ鉄損の分布図である。黒の濃さがロータ鉄損の大きさを示しており、黒が濃いほどロータ鉄損が大きいことを示す。参考例Bのロータコアでは、永久磁石からでた磁束は、磁気抵抗の高い空隙を回避して、磁気抵抗の低い磁性体部分を通ってステータ側へ流れようとする。したがって、ロータ鉄損は、空隙を回避する際の磁束の経路(磁路)が集中する部分、すなわち、突出部のd軸側の先端部分よりもd軸側の磁性体部分(黒色が濃い部分)に集中する。
図9は、本実施形態のロータコア1におけるロータ鉄損の分布図である。図示するとおり、ロータコア1では、従来においてロータ鉄損が最も大きかった部分が切欠き9により排除されており、全体としてロータ鉄損が低減されていることが分かる。なお、その原因としては、永久磁石3から出た磁束が空隙5を回避して通る磁路上に設けた切欠き9により、磁束が気中に分散されたこと等が考えられる。
次に、切欠き9のより詳細な位置について図10を用いて説明する。切欠き9が突出部7のd軸側の先端、すなわち接線Aよりもd軸側に形成されることは図1を用いて既に述べた。
図10は、切欠き9が形成される位置をより詳細に説明するための構成図である。同図は、図1に示すロータコア1において突出部7と切欠き9とが形成される部分の部分拡大図を示している。直線Bは、ロータコア1の回転中心と、切欠き9においてロータコア1の回転中心側に最も深い点とを通る直線である。
切欠き9は、接線Aと直線Bとの間の電気角をθaとした場合に、0°≦θa≦10°を満たすように形成される。このような位置に形成する理由を図11から13を用いて説明する。
図11は、ロータコア1において、切欠き9がθaに対応した位置に形成された場合のトルク性能の変化を示す図である。横軸はθa[°]を、縦軸は、トルク低下率[%]を示している。切欠き9が突出部7に近づけば近づくほど、すなわち、θaが小さければ小さいほど、トルク性能は低下傾向を示すことが分かる。しかしながら、θaが約1°から20°に変化させても、その差は2、3%以内に納まっており、θaによるトルク性能の変化は微差であることが分かる。
図12は、ロータコア1において、切欠き9がθaに対応した位置に形成された場合のステータ鉄損の変化を示す図である。横軸はθa[°]を、縦軸は、ステータ鉄損低減率[%]を示している。ステータ鉄損は、θa=約13°を境に、切欠き9が突出部7に近づけば近づくほど、すなわち、θaが小さければ小さいほど、ステータ鉄損が低減されることがわかる。特に、θaが10°を下回るとその低減率がより大きくなり、ステータ鉄損が大きく低減されることが分かる。なお、ステータ鉄損が低減される理由は、上記のロータ鉄損が低減される理由とは異なり、トルクリプルの高周波成分が低減されたこと等が考えられる。
図13は、ロータコア1において、切欠き9がθaに対応した位置に形成された場合のロータ鉄損の変化を示す図である。横軸はθa[°]を、縦軸は、ロータ鉄損低減率[%]を示している。ロータ鉄損は、切欠き9が突出部7に近づけば近づくほど、すなわち、θaが小さければ小さいほど、ロータ鉄損が低減されることがわかる。特に、θaが10°を下回るとその低減率がより大きくなり、ロータ鉄損が大きく低減されることが分かる。
以上より、本実施形態の切欠き9は、接線Aと直線Bとの間の電気角をθaとした場合に、0°≦θa≦10°を満たすように形成される。切欠き9がこのように形成されることにより、トルクの低下を抑制しつつ、ロータ鉄損及びステータ鉄損を低減することができる。なお、鉄損低減の観点からは、θaはより小さいほど好ましい。
次に、ロータコア1に形成される切欠き9のd軸側の端部の位置について説明する。
図14は、切欠き9のd軸側の端部の位置を説明するための図である。ロータコア1の回転中心と、切欠き9のd軸側の端部とを通る接線を接線Cとし、接線Cからd軸までの電気角をθαとした場合に、切欠き9は、θα≧15°を満たすように形成される。
切欠き9をθα≧15°を満たすように形成する理由を図15から図17を用いて説明する。
図15は、ロータコア1において、切欠き9がθαに対応した位置に形成された場合のステータ鉄損の変化を示す図である。横軸はθα[°]を、縦軸は切欠き9によるステータ鉄損低減率を示している。ステータ鉄損低減率は、切欠き9のd軸側端部がθα=約15°の場合に最も大きく、そこを境にθαがより大きくなっても、より小さくなっても鉄損低減率は小さくなることが分かる。
図16は、切欠き9がθaに対応した位置に形成された場合のロータ鉄損の変化を示す図である。横軸はθa[°]を、縦軸はロータ鉄損の低減率[%]を示している。ロータ鉄損は、切欠き9のd軸側の端部がd軸に近づけば近づくほど、すなわち、θαが小さければ小さいほど、ロータ鉄損低減率は大きくなり、ロータ鉄損が大きく低減されることが分かる。
図17は、ロータコア1において、切欠き9がθαに対応した位置に形成された場合のトルク性能の変化を示す図である。横軸はθα[°]を、縦軸は、トルク低下率[%]を示している。切欠き9のd軸側の端部がd軸から遠ざかるほど、すなわち、θαが大きければ大きいほど、トルクが大きくなり、トルク性能が向上することが分かる。
以上の結果に基づいて、切欠き9はθα≧15°を満たすように形成される。その理由として、まず、図15で示すステータ鉄損の低減率をみると、上記のとおりθα=15°においてステータ鉄損低減率が最も大きいことが分かる。そして、θα=15°を境に、θαを大きくしても小さくしてもステータ鉄損低減率は小さくなる(鉄損が大きくなる)。
一方で、トルク性能はθαが大きくなるほど大きくなる。仮に、切欠き9の位置をθα<15°とした場合は、θαを小さくするほどステータ鉄損が大きくなり、且つ、トルク性能が減少するのでメリットがない。したがって、本実施形態の切欠き9は、鉄損低減とトルク性能の両立を目的として、θαを小さくすればするほどステータ鉄損、及び、ロータ鉄損を大きく低減できる値として、θα≧15°を満たすように形成される。
なお、θαの上限値は、接線Cと、回転中心と突出部7のd軸側端部とを通る接線Aとが一致した場合に、接線C及び接線Aからd軸までの電気角とする。
次に、ロータコア1に形成される切欠き9の深さの規定について説明する。切欠き9の深さは、突出部7のd軸側先端部の幅との関係で規定される。
図18は、切欠き9の深さの規定を説明するための図である。同図は、図1等で示した突出部7と切欠き9とを拡大した部分拡大図である。図18の切欠き9に引かれた点線は、ロータコア1の仮想外周である。
図18に示すHは、切欠き9の深さHを示す。深さHは、ロータコア1の回転中心から切欠き9の回転中心側に最も深い点を通ってロータコア1の仮想外周まで引かれた線において、回転中心側に最も深い点から仮想外周までの距離と定義される。
図18に示すhは、突出部7のd軸側先端部の幅を示す。幅hの定義は、図19を用いて説明する。
図19は、突出部7のd軸側先端部の幅hを説明するための図である。幅hを規定するため、突出部7の先端部分の構成を以下のように定義する。すなわち、突出部7の先端側の外縁は、ロータコア1の略周方向に沿うように形成された内径側及び外径側の二つの外縁線70、71と、突出部7のd軸側の先端部分であって、外縁線70、71と連続し、且つ、外縁線70と外縁線71とを繋ぐ曲線72とから構成される。そして、外縁線70及び外縁線71と、曲線72とが接続される点を、それぞれ、変曲点73、74と定義する。
突出部7の先端側の外縁がこのように定義された場合に、幅hは、突出部7の外形側の変曲点73と、内径側の変曲点74とを結ぶ直線の長さと定義される。
切欠き9の深さHと、突出部先端部分の幅hが上記のように定義されることを前提とすれば、突出部7及び切欠き9は、0<H/h≦1を満たすように形成される。このように規定する理由について、図20、21を用いて説明する。
図20は、切欠き9の深さHと突出部先端部分の幅hの比率(H/h)と、ステータ鉄損低減率との関係を示す図である。横軸はH/hを、縦軸はステータ鉄損低減率[%]を示している。同図から、H/hが略1(H≒h)に達するまでにおいては、H/hが増加するほど、すなわち、突出部先端部分の幅hに対して切欠き9の深さHが大きくなるほど、ステータ鉄損はより小さくなることが分かる。一方で、H/hが略1(H≒h)に達して以降は、ステータ鉄損の低減率は再び小さくなり、ステータ鉄損が徐々に増加する傾向があることが分かる。
図21は、切欠き9の深さHと突出部先端部分の幅hの比率(H/h)と、トルク性能との関係を示す図である。横軸はH/hを、縦軸はトルク性能[%]を示している。同図から、H/hが増加するほど、すなわち、突出部先端部分の幅hに対して切欠き9の深さHが大きくなるほど、トルク性能が低下することがわかる。
以上の結果より、本実施形態の突出部7及び切欠き9は、H/hが増加すればするほどステータ鉄損を低減でき、且つ、95%以上のトルク性能を確保できる値として、0<H/h≦1を満たすように形成される。なお、H/h>1の領域においては、H/hが増加すればするほどステータ鉄損が増加し、且つ、トルク性能はより低下していくので、突出部7及び切欠き9を形成する際の規定とするメリットはない。
以上、一実施形態の回転電機の回転子6は、電磁鋼板を積層して構成されるロータコア1と、ロータコア1における一磁極を構成する少なくとも一つの永久磁石3と、永久磁石3を埋設するための磁石挿入孔2と、を備える。ロータコア1は、磁石挿入孔2において、一磁極が構成するd軸と電気的に直交するq軸側の端部に設けられた空隙5と、ロータコア1の外周に、ロータコア1の軸方向に沿って形成された切欠き9と、を有する。空隙5は、ロータコア1の外周に最も近い部分からd軸へ向かってロータコア1の外周に沿って延在する突出部7を有している。そして、ロータコア1の回転中心から突出部7のd軸側の先端を通ってロータコア1の外周まで引かれた接線を接線Aとした場合に、切欠き9は、接線Aよりもd軸側に形成される。
このような回転子6によれば、実際にロータコア1を生産する際の生産性を低下させることなく、トルクの低下を抑制し、且つ、トルクリプルを低減させることができる。
また、一実施形態の回転電機の回転子6によれば、ロータコア1の回転中心と、切欠き9において回転中心側に最も深い点とを通る直線を直線Bとし、接線Aから直線Bまでの電気角をθaとした場合に、切欠き9は、0°≦θa≦10°を満たすように形成される。このような回転子6によれば、実際にロータコア1を生産する際の生産性を低下させることなく、トルクの低下を抑制し、且つ、トルクリプルを低減させることができるのに加えて、ロータ鉄損及びステータ鉄損を大きく低減することができる。
また、一実施形態の回転電機の回転子6によれば、ロータコア1の回転中心と、切欠き9のd軸側端部とを通る接線を接線Cとし、接線Cからd軸までの電気角をθαとした場合に、切欠き9は、θα≧15°を満たすように形成される。切欠き9を形成する位置をこのように規定することにより、ロータコア1の設計において、θα≧15°を満たす範囲においてθαを小さくすればするほど、トルクの低下を許容範囲に抑制しつつ、ステータ鉄損を大きく低減することができる。
また、一実施形態の回転電機の回転子6によれば、突出部7の先端部分の幅をhとし、ロータコア1の回転中心から切欠き9の回転中心側に最も深い点を通ってロータコア1の仮想外周まで引かれた線において、回転中心側に最も深い点から仮想外周までの距離をHとした場合に、突出部7と切欠き9は、H/h≦1を満たすように形成される。なお、突出部の先端部分の幅hは、以下のように定義される。すなわち、突出部7の先端側の外縁は、ロータコア1の略周方向に沿うように形成された内径側及び外径側の二つの外縁線70、71と、d軸側の先端部分において内径側の外縁線71と外径側の外縁線70とを結ぶ外縁曲線72とから構成され、外縁線70、71と外縁曲線72とが接続される点を変曲点73、74とした場合に、突出部7の先端部分の幅hは、突出部7の外形側の変曲点73と、内径側の変曲点74とを結ぶ直線の長さである。切欠き9の形状をこのように規定することにより、ロータコア1の設計において、H/h≦1を満たす範囲においてH/hを増加すればするほど、トルクの低下を許容範囲に抑制しつつ、ステータ鉄損を大きく低減することができる。
以下では、これまで説明した一実施形態の回転子6に係る特徴を備えた他の実施例、すなわち、ロータコア1の外周において突出部7のd軸側の先端部分よりもd軸側の領域に切欠き9を備える他の実施例について説明する。以下で説明するような回転子構造であっても、上記特徴を備えた突出部7と、切欠き9とを備える限り、一実施形態において説明したのと同様の技術的効果を得ることができる。
(実施例1)
図22は、実施例1のロータ6が備えるロータコア101を示す。ロータコア101は、一実施形態のロータコア1とは異なり、1磁極につき一枚の永久磁石3を備える。永久磁石3が挿入される磁石挿入孔2は、長手方向をd軸と直交する方向とし、その両端部においてd軸側に向かってロータコア1の外周に沿って延在する突出部7を有する空隙5をそれぞれ備えている。ロータコア101も、回転中心と、突出部7のd軸側の先端部とを通る接線Aよりもd軸側の外周に切欠き9が形成される。
(実施例2)
図23は、実施例2のロータ6が備えるロータコア102を示す。ロータコア102は、一実施形態のロータコア1とは異なり、1磁極につき3枚の永久磁石3を備える。そして、3枚の内の一枚は、実施例1と同様に、長手方向がd軸と直交するように配置され(径方向最外周位置)、他の2枚の永久磁石3は、径方向最外周位置に配置した永久磁石3よりもロータコア1の回転中心側に、ロータコア1の外周側に開口するような略V字形状に配置される。一実施形態のロータコア1において上述した突出部7の形状等の規定は、径方向最外周位置の永久磁石3の両端に形成された空隙5に適用される。また、図示する通り、接線Aは、回転中心と、径方向最外周位置の永久磁石3の両端部分に形成された突出部7のd軸側先端部を通る線である。ロータコア102における切欠き9も、接線Aよりもd軸側の外周に形成される。
(実施例3)
図24は、実施例3のロータ6が備えるロータコア103を示す。ロータコア103は、一実施形態のロータコア1とは異なり、一磁極につき4つ以上の切欠き9を備える。本実施例においては、一実施形態のロータコア1において上述した切欠き9の形状等の規定は、突出部7のd軸側の先端とd軸との間の領域(接線Aとd軸との間の領域)において、d軸に最も近い切欠き9に適用される。
続いて、上述の一実施形態、及び実施例1〜3で示した切欠き9の形状の変形例について説明する。本発明が適用される切欠き9は、以下の変形例を含むものとする。
図25は、切欠き9の変形例を示す。例えば、切欠き9は必ずしも▽型に切り欠かれる必要はなく、図25(a)に示すように、台形形状であっても良い。なお、このような形状の切欠き9は、ロータコア1の回転中心側にもっとも近い部分が周方向に幅を持つ。この場合において上記の直線B(回転中心と切欠き9の最も深い点とを結ぶ直線)を引く場合は、ロータコア1の回転中心側にもっとも近い部分であって且つ突出部7に最も近い位置と、回転中心とを通る直線を直線Bとすればよい。
また、図25(b)に示すように、切欠き9は、回転中心側に凸な円弧形状に形成されてもよい。
また、図25(c)に示すように、切欠き9は、ロータコア1の回転中心側にもっとも近い部分を境に、q軸側の傾斜がd軸側の傾斜よりも緩やかになるように形成されてもよい。なお、切欠き9の位置が0°≦θa≦10°を満たす限りにおいては、図示するように、切欠き9のq軸側の端部が突出部7のd軸側の先端部分よりもq軸側の領域にあってもよい。
以上、本発明の実施形態、及びその変形例について説明したが、上記実施形態及び変形例は本発明の適用例の一部を示したに過ぎず、本発明の技術的範囲を上記実施形態の具体的構成に限定する趣旨ではない。例えば、上述の説明においては、空隙5は空間部分であると説明したが、必ずしも空間である必要な無く、例えば樹脂材料のような非磁性材料で充填されていてもよい。

Claims (6)

  1. 電磁鋼板を積層して構成されるロータコアと、前記ロータコアにおける一磁極を構成する少なくとも一つの永久磁石と、前記永久磁石を埋設するための磁石挿入孔と、を備える回転電機の回転子において、
    前記ロータコアは、
    前記磁石挿入孔において、前記一磁極が構成するd軸と電気的に直交するq軸側の端部に設けられた空隙部と、
    前記ロータコアの外周に、前記ロータコアの軸方向に沿って形成された切欠きと、を有し、
    前記空隙部は、前記q軸側の端部から前記d軸へ向かって該ロータコアの外周に沿って延在する突出部を有し、
    前記突出部は、前記ロータコアの略周方向に沿うように形成された内径側及び外径側の二つの外縁線と、前記d軸側の先端部分において内径側の前記外縁線と外径側の前記外縁線とを結ぶ外縁曲線とから構成され、
    前記ロータコアの回転中心から前記突出部の前記d軸側の先端を通って前記ロータコアの外周まで引かれた接線を接線Aとした場合に、
    前記切欠きは、前記接線Aよりも前記d軸側に形成される、
    回転電機の回転子。
  2. 請求項1に記載の回転電機の回転子において、
    前記切欠きは、当該切欠きの前記q軸側の端部が、前記接線Aの線上または前記接線Aよりも前記d軸側に位置するように形成される、
    回転電機の回転子。
  3. 請求項1または2に記載の回転電機の回転子において、
    前記ロータコアの回転中心と、前記切欠きにおいて前記回転中心側に最も深い点とを通る直線を直線Bとし、前記接線Aから前記直線Bまでの電気角をθaとした場合に、
    前記切欠きは、0°≦θa≦10°を満たすように形成される、
    回転電機の回転子。
  4. 請求項1から3のいずれか一項に記載の回転電機の回転子において、
    前記ロータコアの回転中心と、前記切欠きの前記d軸側端部とを通る接線を接線Cとし、前記接線Cから前記d軸までの電気角をθαとした場合に、
    前記切欠きは、θα≧15°を満たすように形成される、
    回転電機の回転子。
  5. 請求項1から4のいずれか一項に記載の回転電機の回転子において、
    前記突出部の先端部分の幅をhとし、
    前記ロータコアの回転中心から前記切欠きの前記回転中心側に最も深い点を通って前記ロータコアの仮想外周まで引かれた線において、前記回転中心側に最も深い点から前記仮想外周までの距離をHとした場合に、
    前記突出部と前記切欠きは、0<H/h≦1を満たすように形成される、
    回転電機の回転子。
  6. 請求項5に記載の回転電機の回転子において、
    前記突出部の先端側の外縁は、前記ロータコアの略周方向に沿うように形成された内径側及び外径側の二つの外縁線と、前記d軸側の先端部分において内径側の前記外縁線と外径側の前記外縁線とを結ぶ外縁曲線とから構成され、
    前記外縁線と前記外縁曲線とが接続される点を変曲点とした場合に、前記hは、前記突出部の外形側の前記変曲点と、内径側の前記変曲点とを結ぶ直線の長さである、
    回転電機の回転子。
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