JP6725687B2 - ブレード、ブレード付きかみそり、及びブレードの製造方法 - Google Patents

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Description

本発明は、スリットカッター用の細長い外刃に関する。刃は第1の軸に沿って延び、好ましくは多数のスリットと各スリット間に配置されたウェブとを備えることができる。各ウェブは、上面、下面、及び上面と下面との間に延びる側面を有することができる。本発明は更に、そのような刃を備えるかみそり、及びそのような刃を製造するための方法に関する。
比較的長い毛髪を切断するのに適したスリットカッターを備えた電気かみそりが、例えば欧州特許出願公開第0693988 B1号及び同第1410884 B1号より知られている。スリットカッターは、上記に定義したような外刃と、モーターにより駆動されて外刃と摺動接触する内刃とを備えている。欧州特許出願公開第0693988 B1号及び同第1410884 B1号より知られている外刃の実施形態は、中心ウェブが第1の軸にほぼ沿って延び、更なるウェブが第1の軸にほぼ斜め又は垂直な第2の軸に沿って中心ウェブから突出した、部分的にH字形の形態を有している。代替的な形態として、ウェブが蛇行形態を有することが知られている。更に、スリットカッターの両側にガードを設けることで、皮膚がかみそりに挟まれることを防止することができる。
上記に定義したような細長い外刃を有するスリットカッターを備えた更なるかみそりが、欧州特許出願公開第1930135 B1号及び米国特許出願公開第2010/0175258 A1号より知られている。
スリットカッターは通常、ひげ剃り時間及びひげ剃りの結果を改善するために、例えばフォイル型短毛切断システムの使用に先立って、長いあごひげの毛髪を短くするための長毛カッター又はプレカッターとして使用される。ひげを剃ろうとする皮膚を機械的に準備して例えばあごひげの毛髪を持ち上げることで、ひげ剃りの結果を改善することができることが知られている。
スリットカッターでは、適当なひげ剃りの結果として、毛髪がウェブ間のスリット内に入り込むことで、外刃と例えば振動する内刃との相互作用によって切断されることが求められる。これは、皮膚に対してほぼ平行な向きを有する毛髪では特に困難である。1つの対処法として、外刃の厚さを減少させることにより、ウェブ間のスリットに入り込んで切断され得る毛髪の数を増やすことがある。しかしながら、外刃が薄すぎると、構造の堅牢性の問題に加えて皮膚刺激を引き起こすおそれが生じる。
欧州特許出願公開第0693988 B1号 欧州特許出願公開第1410884 B1号 欧州特許出願公開第1930135 B1号 米国特許出願公開第2010/0175258 A1号
したがって、本発明の目的の1つは、皮膚刺激を防止する一方で、ひげ剃りの結果を改善するかみそり用のブレード、及びそのようなブレードを製造するための方法を提供することにある。
この目的は、請求項1に記載の刃によって実現される。刃のウェブの少なくともいくつかには、側面と下面との間に形成されて側面とエッジを形成する凹形クリアランスが設けられる。言い換えると、それぞれのウェブの断面図において、クリアランスは、側面の一部と下面の一部との間に延びるアーチ状の空間を形成する。凹形クリアランスは、ウェブがスリットに毛髪が入り込むことを妨げることなく、皮膚に対してほぼ平行な向きを有する毛髪を内刃の方向に案内する効果を有する。更に、クリアランスによって形成されるエッジはスリット内に毛髪を固定する傾向を有し、それにより毛髪がスリットから滑り出ることを防止するとともに毛髪が皮膚と刃の外側面との間に挟まることを防止する。クリアランスはそれぞれのウェブの下面に隣接して形成されるため、エッジによる皮膚刺激のリスクが低減される。
クリアランスは、側面と、かつ/又は下面と鈍角を形成することができる。この形態では、クリアランスによって形成されるエッジは、皮膚刺激を実質的に防止する一方で毛髪を案内する及び/又は挟み込めむように充分に鋭くなっている。代替的な形態として、クリアランスは、側面と、かつ/又は下面と、より鋭いエッジを与える鋭角を形成してもよい。
好ましくは、刃は、少なくとも一部においてH字形状又は蛇行形状の形態を有する。例えば、第1の軸に沿って延びる中心ウェブを設け、更なるウェブが中心ウェブから突出して、第1の軸に対して斜め又は垂直な第2の軸に沿って延びるようにしてもよい。更に、刃は、第1の軸に対して垂直に、かつ第2の軸に対して垂直に延びる側部壁要素を備えてもよい。側部壁要素は、互いと、かつ/又はウェブと、少なくとも1つの例えばU字形のブリッジ要素によって連結することができる。
クリアランスは刃のいずれの側面にも設けることができる。好ましくは、ウェブの少なくともいくつかは、第2の軸に沿って、すなわち第1の軸にほぼ垂直に延び、クリアランスが、少なくとも、第2の軸の方向に面した側面に設けられる。
それぞれのウェブの側面と上面との間に形成されたエッジを、丸みをおびたエッジとすることにより、皮膚刺激を更に低減することができる。代替的な形態として、このエッジをほぼ直角としてもよい。更なる代替的な形態として、ウェブの少なくともいくつかに、側面と上面との間に形成されて側面とエッジを形成する更なる凹形クリアランスを設けてもよい。更なるクリアランスは、毛髪の案内及び/又は挟み込みを改善することができる。クリアランスの曲率及び/又は大きさは同じとしてもよく、又は例えば上面に隣接してより小さいクリアランスが設けられるように異なるものとしてもよい。上面に隣接して更なるクリアランスが設けられる場合、凹形クリアランスと更なる凹形クリアランスとは、側面の一部によって互いから離間することが好ましい。
本発明の更なる態様によれば、モーターと、上記で定義したような細長い外刃を有する少なくとも1つのスリットカッターと、モーターにより駆動されて外刃と摺動接触する内刃と、を備える、電気かみそりが提供される。
かみそりは、例えば、スリットカッターに隣接して、第1の軸に対して平行に延びる少なくとも1つのガードを有することができる。少なくとも1つのガードは、歯と、歯の間に設けられたスロットとを有する櫛状構造を有することができる。例えば、ガードは、欧州特許出願公開第1410884 B1号に記載されるようにして、又は未公開の欧州特許出願第15200807.4号に記載されるようにして設計することができる。
更に、かみそりは、好ましくはスリットカッターと同じモーターにより駆動される、より短い毛髪用の少なくとも1つのフォイル型カッターを備えることができる。
本発明の更なる態様によれば、細長い外刃を製造するための方法であって、多数のスリットとウェブとを備える金属材料のフォイルを与える工程と、ウェブの少なくとも一方の側面の少なくとも領域に保護層を適用する工程と、ウェブの少なくとも一方の側面をエッチング剤に曝露することによって、それぞれのウェブの側面と下面及び/又は上面との間に凹形クリアランスを形成する工程と、を含む、方法が提供される。エッチングによってそれぞれのクリアランスを製造することにより、比較的薄いフォイルを大量生産する場合であっても、側面に明確なエッジ及び案内構造を設けることが可能となる。更に、1つ以上のエッチング工程を、不要な労力をともなわずに上刃の製造プロセスに組み入れることができる。
クリアランスは、光エッチングによって製造することができる。好ましくは、保護層はフォトレジストを含み、ウェブの少なくとも一方の側面の領域が光に曝露され、それによりフォトレジストを選択的に硬化し、未硬化のフォトレジストが、ウェブの少なくとも一方の側面をエッチング剤に曝露する前に除去される。保護層は、通常、ウェブの少なくとも一方の側面をエッチング剤に曝露した後に除去される。
ウェブの少なくともいくつかの側面と上面との間には、チップ除去プロセスのような研磨法によって、少なくとも1つの丸みをおびたエッジを形成することができる。
本発明の更なる態様について、以下の例示的実施形態の詳細な説明において触れ、説明する。これらの態様は、本発明の特定の実施形態を参照して説明されることに留意されたい。これらの実施形態は、異なる好ましい特徴のうちの1つ以上を実現することができる。説明され、かつ/又は当業者には明白な関連する利益及び効果を有する様々な態様又は特徴は、本発明から逸脱することなく任意の有用な組み合わせで組み合わせることができる。当業者には、以下の説明文及び/又は図面における本開示の様々な態様又は特徴のいずれの組み合わせも、1つの実施形態においてともに開示される他の態様又は特徴と組み合わされていない場合であっても本発明の特定の態様において有用である点は理解されよう。
電気かみそりの立体図を示す。 図1のかみそりの平面図を示す。 従来技術の上刃と下刃の斜視図を示す。 本発明に基づく上刃を、下刃とともに示す断面図を示す。 本発明に基づく別の上刃を、下刃とともに示す断面図を示す。 本発明に基づく別の上刃の斜視図を示す。
本発明を、本発明の様々な特徴及び態様を実現する例示的な実施形態によって以下に開示する。
図1は、好ましくは充電式バッテリー及び/又は電動モーターを収容することができる本体2を備えた電気かみそり1の例である。本体2には、例えば着脱可能にかみそりヘッド3が取り付けられている。図2にみられるように、かみそりヘッド3は、2個のフォイル型カッターユニット4、5と、フォイル型カッターユニット4、5の間に挟まれるようにして配置されたスリットカッター6とを備えている。フォイル型カッターユニット4、5は、通常、毛髪が通過することができる複数の開口部を備えたフォイル型の外刃と、モーターにより駆動されて使用時に振動運動を行って毛髪をせん断する内刃と備える。駆動運動又は駆動力をモーターからフォイル型カッターユニット4、5に、またスリットカッター6に伝達するための駆動ピン2aを設けることができる。フォイル型カッターユニット4、5及びスリットカッター6は、第1の長手方向軸Iに沿って実質的に延びる細長い構成部品である。第2の軸IIが第1の軸Iに垂直な方向に延びている。
スリットカッター6の設計が、図3により詳細に示されている。スリットカッター6は、外刃7と、モーターによって駆動されて使用時に振動運動を行って毛髪をせん断する内刃8とを備える。内刃8は、一連のアーチ形状の要素を備えることができる(図4及び5を比較)。図3の実施形態では、外刃7は、第1の軸Iに沿って延びる細長い形態を有している。外刃7は、第1の軸Iに沿って延びる中心ウェブ9と、第1の軸Iに垂直な第2の軸IIに沿って延びる一連の横方向ウェブ10とを備えている。言い換えると、図3の外刃7はH字形の形態を有している。横方向ウェブ10の間にはスリット11が設けられている。横方向ウェブ10とスリット11とは、外刃7の櫛状の形態を与えている。
H字形の形態代わりに、外刃は図2に示すような蛇行形状を有してもよい。図2の外刃は、アーチの間にスリットが形成された波線の形の単一のウェブを有している。
図4は、本発明の第1の実施形態に基づいた外刃を示す。図の実施形態では、外刃7は図3のH字形の形態を有しており、中心ウェブ9及び横方向ウェブ10を有し、横方向ウェブ10の間にはスリット11が形成されている。しかしながら、外刃7の設計はH字形の形態から逸脱したものでもよく、例えば蛇行形状を有することができる。図4では、横方向ウェブ10は、上面12、下面13、及び、第2の軸IIの方向に面した側面14を有している。上面12と側面14との間の上部エッジ15は、皮膚との接触時の皮膚刺激を低減するために丸みをおびた縁部として設計されている。代替的な形態として、上部エッジ15はほぼ直角の形態を有してもよい。丸みをおびた上部エッジ15は、好ましくは外刃7に高い機械的及び/又は熱的負荷を作用させることなく、例えばバフ研磨などの研磨法によって形成することができる。
下面13及び側面14に隣接して凹形クリアランス16が設けられている。クリアランス16が側面14と出合う位置において、クリアランス16によって尖ったエッジ17が形成されている。クリアランス16の凹面は、エッジ17において側面14と鈍角を形成している。代替的な形態として、この角度は直角又は鋭角であってもよい。
クリアランス16は、横方向ウェブ10の高さをその横方向端部において減少させる効果を有する。これにより、横方向ウェブ10が皮膚と毛髪との間に通過しやすくなり、それにより毛髪が中心ウェブ9及び内刃8に向かって案内される。クリアランス16の凹形は、ウェブ10の側部の案内機能を更に支持する。この設計では、外刃7によって、特に皮膚に対してほぼ平行な向きを有する毛髪のひげ剃りの結果が、皮膚刺激を生じることなく改善される。
同様の実施形態を図5に示す。この場合もやはり、外刃7は図3のH字形の形態を有しており、中心ウェブ9及び横方向ウェブ10を有し、横方向ウェブ10の間にはスリット11が形成されている。更に、図5の実施形態は、尖ったエッジ17を形成する凹形クリアランス16を有している。しかしながら、丸みをおびた上部エッジ15の代わりに、側面14と上面12との間に更なる凹形クリアランス18が形成されており、それにより側面14と更なるエッジ19を形成している。クリアランス16と更なるクリアランス18とは互いに離間しており、そのため側面14のわずかな部分がエッジ17とエッジ19との間に残されている。図に示されていない代替的な一実施形態では、クリアランス16、18の大きさ及び位置は、エッジ17と19とが同じとなる、すなわち側面14の残りの部分がないように選択することができる。
2個のクリアランスを有する外刃7の設計は、皮膚に対してほぼ平行な向きを有する毛髪のひげ剃りの結果を更に改善することができる。しかしながら、使用者の皮膚に面する更なるエッジ19のため、この設計では皮膚刺激を生じるおそれがある。皮膚刺激の可能性を低減するため、外刃7と平行にガード20が配置されている。
ガード20は、歯21と、歯21の間に形成されたスロット22とを有する櫛状の形態を有することができる。ガード20の櫛状の設計は、外刃7のスリット11内で毛髪をせん断し、かつ/又はスリット内に毛髪を導入しやすくする向きに毛髪を案内することができる。歯21は、皮膚刺激を防止するために、図5に示されるような丸みをおびた外形を有することができる。そのようなガード20は図1及び2にも示されている。別のガードが図3に示されている。
図6は、スリットカッター6の外刃7のいっそう更なる実施形態を示している。外刃7は、互いに反対側に配置された側壁23と一連の横方向ウェブ24とを備える。横方向ウェブ24は、垂直延在部分25によって側壁23と連結されている。更に、ほぼU字形で、側壁23同士を連結するブリッジ要素26が設けられている。横方向ウェブ24の横方向先端部の下部エッジにはクリアランス27が設けられており、それによりウェブ24のそれぞれの側面に尖ったエッジ28を形成している。
外刃7は皮膚と毛髪との間で摺動できるように比較的薄くなければならない点を考慮すると、外刃7の構造を損傷せずにクリアランス16及び/又は18を製造することは困難である。外刃7の製造に適した方法の1つは、スリット11及びウェブ9、10を備える金属材料のフォイルを与える工程と、ウェブ9及び/又は10の少なくとも一方の側面の少なくとも領域に保護層を適用する工程と、ウェブの前記少なくとも一方の側面をエッチング剤に曝露することによって、凹形クリアランス16、18を形成する工程と、を含む。
クリアランスを設けるためにエッチングを用いた外刃7の製造は、フォイルが機械的及び/又は熱的負荷に曝されないという利点を有する。そのため、予め形成されたスリット11及びウェブ9、10の構造の設計が影響されない。更に、エッチング処理は、高い精度及び高い再現性で外刃を大量生産するのに適している。
エッチング処理が光エッチングに基づいたものである場合、保護層は、例えば紫外光によって硬化させることができ、エッチング剤からフォイルの材料を保護するのに適した薬剤であるフォトレジストを通常含む。クリアランスは、フォイルに保護層を適用し、例えば、ウェブ9、10の少なくとも一方の側面のクリアランス16間に残そうとする下面13の領域のような領域を、光に曝露することによって形成される。この露光によってフォトレジストを選択的に硬化させる。この後、エッチングされる領域を画定した未硬化のフォトレジストは、ウェブの少なくとも一方の側面をエッチング剤に曝露する前に除去される。エッチング剤はフォイルのそれぞれの表面に接して流れ、それにより凹形クリアランスをくりぬくことができる。硬化した保護層は、ウェブ9、10の少なくとも一方の側面をエッチング剤に曝露した後に除去することができる。
図4〜6は、横方向ウェブ10の側部のクリアランス16、18のみを示しているが、このようなクリアランス(及びそれぞれのエッジ17、19)は外刃7の任意の所望の位置に設けることができる。例えば、クリアランスは第2の軸IIに対して平行に延びてもよく、かつ/又は中心ウェブ9に設けてもよい。更に、蛇行形状のウェブ又は他のウェブ構造にクリアランス及びそれぞれのエッジを、全体的に、又は部分的に設けてもよい。
本明細書に開示した寸法及び値は、記載された正確な数値に厳密に限定されるものと理解されるべきではない。むしろ、特に指示がない限り、そのような各寸法は、記載された値及びその値の周辺の機能的に同等の範囲の両方を意味するものとする。例えば、「40mm」として開示される寸法は、「約40mm」を意味するものとする。
本発明の特定の実施形態を例示及び説明してきたが、本発明の趣旨及び範囲から逸脱することなく他の様々な変更及び修正を行うことができる点は当業者には明白であろう。したがって、本発明の範囲内に含まれるそのような全ての変更及び修正は、添付の特許請求の範囲にて網羅することを意図したものである。
符号の説明
1 電気かみそり
2 本体
2a 駆動ピン
3 かみそりヘッド
4 フォイル型カッター
5 フォイル型カッター
6 スリットカッター
7 外刃
8 内刃
9 中心ウェブ
10 横方向ウェブ
11 スリット
12 上面
13 下面
14 側面
15 上部エッジ
16 クリアランス
17 エッジ
18 クリアランス
19 エッジ
20 ガード
21 歯
22 スロット
23 側壁
24 横方向ウェブ
25 垂直部分
26 ブリッジ要素
27 クリアランス
28 エッジ
I 第1の軸
II 第2の軸

Claims (15)

  1. 少なくとも1つのフォイル型カッター(4、5)に隣接して配置された電気かみそりのスリットカッター(6)用の細長い外刃であって、該外刃は、第1の軸(I)に沿って延びるとともに、多数のスリット(11)と、該スリット(11)間に配置されたウェブ(9、10、24)とを備え、前記ウェブは、上面(12)、前記上面(12)と対向する下面(13)、及び前記上面(12)と前記下面(13)との間に延びる側面(14)を有する、外刃において、
    前記ウェブ(9、10、24)の少なくともいくつかが皮膚と毛髪との間に通過するために、前記ウェブ(9、10、24)の少なくともいくつかに、側面(14)と前記下面(13)との間に形成されて前記側面(14)とエッジ(17、19、28)を形成する凹形クリアランス(16、18、27)が設けられていることを特徴とする、外刃。
  2. 前記クリアランス(16、18、27)が、前記側面(14)とかつ/又は前記下面(13)と鈍角を形成することを特徴とする、請求項1に記載の刃。
  3. 前記第1の軸(I)に沿って延びる中心ウェブ(9)が設けられ、更なる横方向ウェブ(10)が前記中心ウェブ(9)から突出し、第2の軸(II)に沿って延びることを特徴とする、請求項1又は2に記載の刃。
  4. 前記刃(7)が側部壁要素(23)を更に備え、前記側部壁要素(23)が、互いとかつ/又はウェブ(9、10、24)と、少なくとも1つのブリッジ要素(26)によって連結されていることを特徴とする、請求項1〜3のいずれか一項に記載の刃。
  5. 前記ウェブ(10、23)の少なくともいくつかが、前記第1の軸(I)に垂直な前記第2の軸(II)に沿って延び、クリアランス(16、18、27)が、少なくとも、前記第2の軸(II)の方向に面した側面(14)に設けられていることを特徴とする、請求項1〜4のいずれか一項に記載の刃。
  6. 側面(14)と前記上面(12)との間に形成されたエッジ(15)が、丸みをおびたエッジであることを特徴とする、請求項1〜5のいずれか一項に記載の刃。
  7. 前記ウェブ(9、10、24)の少なくともいくつかに、側面(14)と前記上面(12)との間に形成されて前記側面(14)とエッジ(17、19、28)を形成する更なる凹形クリアランス(16、18、27)が設けられていることを特徴とする、請求項1〜5のいずれか一項に記載の刃。
  8. 前記凹形クリアランス(16、27)と前記更なる凹形クリアランス(18)とが、側面(14)の一部によって互いから離間していることを特徴とする、請求項7に記載の刃。
  9. モーターと、請求項1〜8のいずれか一項に記載の細長い外刃(7)を有する少なくとも1つのスリットカッター(6)と、前記モーターにより駆動されて前記外刃(7)と摺動接触する内刃(8)と、を備える、電気かみそり。
  10. 前記スリットカッター(6)に隣接して少なくとも1つのガード(20)が設けられ、前記少なくとも1つのガード(20)が、歯(21)と、該歯(21)の間に設けられたスロット(22)とを有する櫛状構造を有することを特徴とする、請求項9に記載のかみそり。
  11. 前記かみそり(1)が、前記スリットカッター(6)に隣接して設置される前記モーターによって駆動される少なくとも1つのフォイル型カッター(4、5)を更に備えることを特徴とする、請求項9又は10に記載のかみそり。
  12. 請求項1〜8のいずれか一項に記載の細長い外刃(7)を製造するための方法であって、
    多数のスリット(11)とウェブ(9、10、24)とを備える金属材料のフォイルを与える工程と、
    前記ウェブ(9、10、24)の少なくとも一方の側面の少なくとも領域に保護層を適用する工程と、
    前記ウェブ(9、10、24)の前記少なくとも一方の側面をエッチング剤に曝露することによって、それぞれのウェブ(9、10、24)の側面(14)と前記下面(13)との間に凹形クリアランス(16、18、27)を形成する工程と、を含む、方法。
  13. 前記保護層がフォトレジストを含み、前記ウェブ(9、10、24)の前記少なくとも一方の側面の領域が光に曝露され、それにより前記フォトレジストを選択的に硬化し、未硬化のフォトレジストが、前記ウェブ(9、10、24)の前記少なくとも一方の側面を前記エッチング剤に曝露する前に除去されることを特徴とする、請求項12に記載の方法。
  14. 前記保護層が、前記ウェブ(9、10、24)の前記少なくとも一方の側面を前記エッチング剤に曝露した後に除去されることを特徴とする、請求項12又は13に記載の方法。
  15. 前記ウェブ(9、10、24)の少なくともいくつかの側面(14)と前記上面(12)との間に、研磨法によって、少なくとも1つの丸みをおびたエッジ(15)が形成されることを特徴とする、請求項12〜14のいずれか一項に記載の方法。
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