JP6725303B2 - パッキン - Google Patents

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Description

本発明は、パッキンに関する。
従来、例えば特許文献1に示すようなポリオレフィン(PO)系樹脂を含む管等の熱可塑性樹脂管としては、耐震性、柔軟性、耐蝕性を有することから、ガス管、用水管、排水管等に広く使用されているものが知られている。そのような熱可塑性樹脂管では、金属製の締結フランジを備え、管軸方向の一方の端面に接続フランジを有する樹脂製の接続管同士をそれぞれの接続フランジ間に挟持させて密閉接続するためのパッキンを有している。接続管同士の間で対向する面に当接して配置可能とされ、接続管の内部を通る媒体(以下、単に媒体という)が通過可能な孔部が形成されたパッキン本体は、一方の端面に当接して配置可能とされ、前記接続管の内部を通る媒体が通過可能な孔部が形成された薄板状をなしている。
特開2001−355767号公報
しかしながら、特許文献1に記載のパイプ、取付部品、または成形品同士を、例えば60℃に達するような高温下においてパッキンを介して締め付けて接合すると、締め付け圧によって樹脂製の接続フランジの端面や側面およびパッキンが変形する場合があることが分かった。
本発明は、上記事情を鑑みてなされたものであり、例えば高温下で使用しても変形抑制可能であるパッキンを提供する。
本発明に係るパッキンは、金属製の締結フランジを備え、管軸方向の一方の端面に接続フランジを有する樹脂製の接続管同士をそれぞれの前記接続フランジ間に挟持させて密閉接続するためのパッキンであって、前記一方の端面に当接して配置可能とされ、前記接続管の内部を通る媒体が通過可能な孔部が形成された薄板状のパッキン本体と、前記パッキン本体の外周縁の全周から前記パッキン本体の厚み方向の両側に延出し、前記接続フランジの外周面に当接される外縁補強壁と、を備え、前記外縁補強壁の内周面で前記パッキン本体の前記厚み方向の両側に、前記パッキン本体の径方向中心に向かって突出する第一封止リブが全周にわたって設けられ、前記パッキン本体における前記孔部と前記外縁補強壁との間に前記パッキン本体の厚み方向に突出する2つの第二封止リブが全周にわたって設けられている
上述の構成によれば、外縁補強壁が接続フランジの外周面の全周にわたって当接することで、パッキン本体が径方向外側で支持され、これによってパッキン本体及びこのパッキンによって補強されるので、高温下での締め付けや冷熱の繰り返しが発生しても変形抑制可能となる。これにより、パッキン本体と接続フランジとの隙間が生じることがない。
また、上述の構成では、第一封止リブ及び第二封止リブが接続フランジの端面を押圧するので、接続管の媒体の流通部分の全周にわたってさらに強く封止されるため、媒体の漏れ防止機能が高まる。
上述のパッキンでは、前記パッキン本体の厚み寸法が2mmよりも大きく、つ前記外縁補強壁の厚み寸法が1mm以上であることが好ましい。
上述の構成によれば、パッキン本体の強度が得られるので、冷熱の繰り返しが発生してもより確実にパッキンにより変形抑制可能となる。
上述のパッキンでは、前記パッキン本体及び前記外縁補強壁のJIS K 6253:1997に準拠して測定される硬さが50以上90以下であることが好ましい。
上述の構成によれば、パッキンの全体の硬さが得られるので、パッキンの変形抑制機能がさらに高まる。
上述のパッキンでは、前記パッキン本体及び前記外縁補強壁の圧縮永久歪が0%以上70%以下であることが好ましい。
上述の構成によれば、パッキンの全体の耐水圧性能が得られるので、媒体が水等である場合に媒体の漏れ防止機能がさらに高まる。
本発明に係るパッキンによれば、例えば高温下で使用しても変形を抑制することができる。
本発明を適用した第一実施形態のパッキンを用いて接合される接続管及びパッキンの構成をそれぞれ分解して示した断面図である。 本発明を適用した第一実施形態のパッキンを用いて接合された接続管及びパッキンの構成を示した断面図である。 本発明を適用した第一実施形態のパッキンの図であり、(a)は平面図であり、(b)は(a)に示すA−A線で矢視した断面図である。 本発明を適用した第二実施形態のパッキンの図であり、(a)は平面図であり、(b)は(a)に示すB−B線で矢視した断面図である。 本発明を適用した第二実施形態のパッキンを用いて接合された接続管及びパッキンの構成を示した断面図である。
以下、本発明を適用したパッキンの実施形態について、図面を参照して説明する。なお、以下の説明で用いる図面は模式的なものであり、長さ、幅、及び厚みの比率等は実際のものと同一とは限らず、適宜変更することができる。
(第一実施形態)
図1及び図2に示すように、第一実施形態のパッキン1Aは、管軸方向Jの一方の端面10pに接続フランジ14を有する樹脂製の接続管10A,10Bを密閉接続するために用いられるパッキンであって、端面10pに当接して配置可能とされ、接続管10A,10Bの中空部(内部)Sを通る媒体が通過可能な孔部6が形成された薄板状のパッキン本体2と、パッキン本体2の外周縁2eの全周からパッキン本体2の厚み方向Tの両側に延出し、接続管10A,10Bの接続フランジ14の外周面14rに当接される外縁補強壁4と、を備えている。
接続管10A,10Bは、接続対象の所謂フランジ管であって、管本体12と、管本体12の端部12a,12bから管本体12の周方向外側に拡がる接続フランジ14と、を備えている。接続管10A,10Bの管軸方向Jにおいて管本体12と接続フランジ14との間には、管本体12から接続フランジ14へ向かうに従い厚み寸法が増大する厚肉部16が設けられている。
管本体12、厚肉部16及び接続フランジ14は、不図示の多層構造を有している。
該多層構造は、内層と、中間層と、外層と、接着層と、ガスバリア層が接続管10A,10Bの内側から外側に向って積層されることで、構成されている。
内層は、接続管10A,10B内を流通するガス等の媒体(即ち、流体)が接する管状の層である。内層の材料としては、例えばポリオレフィン系樹脂が挙げられる。
中間層は、例えばポリオレフィン系樹脂と、ガラス繊維と、相溶化剤と、を含み、ポリオレフィン系樹脂とガラス繊維と相溶化剤とを含むポリオレフィン系樹脂組成物を用いた成形体である。
外層の材料としては、例えばポリオレフィン系樹脂が挙げられる。
接着層は、外層とガスバリア層とを良好に接着するために設けられている。接着層の材料としては、例えばゴム系ホットメルト接着剤、変性ポリエチレン及び変性ポリプロピレン等が挙げられる。
ガスバリア層は、外部環境に晒され、該外部環境から内層と、中間層及び外層を保護するために設けられている。ガスバリア層の材料としては、例えばポリビニルアルコール、エチレンビニルアルコール共重合体、ポリ塩化ビニリデン樹脂及びポリアクリロニトリル等が挙げられる。
なお、上述の内層、中間層、外層、接着層、ガスバリア層の材料や厚み寸法(即ち、接続管10A,10Bの径方向の寸法)は、各層が接続管10A,10Bの径方向において隣接する物質及びその物質との相互作用等を勘案して、適宜選択されることが好ましい。
接続管10A,10Bの厚肉部16には、接続管10A,10B同士を接続するためのステンレス(SUS)等の金属製の締結フランジ20A,20Bが外嵌されている。また、締結フランジ20A,20Bは、接続管10A,10Bの管本体12側から接続フランジ14に当接するように配置されている。
締結フランジ20A,20Bの径寸法は、少なくとも接続管10A,10Bの接続フランジ14の径寸法よりも大きい。これにより、締結フランジ20A,20Bにおいて接続フランジ14からはみ出ている部分に、フランジ接合用のボルト22の軸部24を挿通させるための挿通孔28が形成されている。挿通孔28は、締結フランジ20A,20Bの周方向において、少なくとも四個形成されており、六個又は八個形成されていることが好ましい。
パッキン1Aのパッキン本体2における孔部6と外縁補強壁4との間にパッキン本体2の厚み方向Tに突出する第二封止リブ(封止リブ)7が全周にわたって設けられている。接続管10A,10Bの端面10pを確実に押圧し、接続管10A,10Bの媒体の流通部分を全周にわたってより強く封止する目的から、第二封止リブ7は、パッキン1Aの周方向において二つ設けられている。
JIS K 6253:1997準拠のタイプAデュロメータで測定されるパッキン本体2及び外縁補強壁4の硬さは、50以上90以下であることが好ましい。パッキン本体2及び外縁補強壁4の硬さが50より低いと、外縁補強壁4の補強機能が低下し、パッキン本体2及び外縁補強壁4の変形が抑制されない。一方、パッキン本体2及び外縁補強壁4の硬さが90より高いと、パッキン1Aが硬すぎて中空部S及び孔部6の密閉性がなくなり、媒体の漏れを防止することができない。
また、70±1℃条件下でJIS K 6262:2013に準拠して測定されるパッキン本体2及び外縁補強壁4の圧縮永久歪が0%以上70%以下であることが好ましく、40%以下であることがより好ましい。
図3(a),(b)に示すように、パッキン1Aのパッキン本体2の厚み寸法t2は、2mm以上であることが好ましく、5mm以上であることがより好ましい。また、外縁補強壁4の厚み寸法t4は、1mm以上であることが好ましく、3mm以上であることがより好ましい。パッキン本体2の厚み寸法t2が2mmより小さいと、パッキン1Aの変形抑制機能がやや低下し、パッキン1Aの変形により隙間が生じた際に媒体が隙間から漏れる虞がある。
パッキン1Aは、射出成形又は圧縮成形によって製造された成形体である。上述の構成及び特性を有するパッキン1Aの材料としては、スチレン・ブタジエンゴム(SBR)、ニトリルゴム(NBR)、エチレン・プロピレン・ジエンゴム(EPDM)、クロロプレンゴム(CR)等が好適であるが、ゴム弾性を有するもの、或いはウレタン系エラストマー、アミド系エラストマーやテフロン(登録商標)系エラストマーであってもよい。
上述の構成において、図1に示すように、締結フランジ20Aのボルト孔28に管本体12側からボルト22の軸部24を挿入し、締結フランジ20B側から突出したボルト22の軸部24にナット30を嵌め込む。この際、接続管10A,10Bの接続フランジ14の外周面14rの全周にわたって外縁補強壁4が当接される。これにより、図2に示すように、接続管10A,10Bがフランジ接合された状態となっている。
図2に示すように、接続管10A,10Bがフランジ接合された状態では、接続フランジ14の外周面14rの少なくとも端面10p側が外縁補強壁4によって被覆されている。このようにパッキン本体2の板面方向Pにおいて外縁補強壁4で係止されていることから、パッキン1Aは外縁補強壁4によって補強されている。
また、接続管10A,10Bがフランジ接合された状態では、パッキン1Aの第二封止リブ7が接続管10A,10Bの管軸方向L及びパッキン本体2の厚み方向Tに押し潰されている。これにより、第二封止リブ7の形成位置では、第二封止リブ7と接続管10A,10Bの端面10pとが互いに強く押圧し合っており、中空部S及び孔部6は密閉されている。
以上説明した第一実施形態のパッキン1Aによれば、上述のように外縁補強壁4が接続フランジ14の外周面14rの全周にわたって当接することで、パッキン本体2が径方向外側で支持され、これによってパッキン本体2が補強されるので、高温下での締め付けや冷熱の繰り返しが発生してもパッキン1Aの変形を抑制することができる。これにより、パッキン本体2と接続管10A,10Bの接続フランジ14との隙間が生じることもなく、中空部S及び孔部6の密閉性を保つことができる。
また、第一実施形態のパッキン1Aによれば、外縁補強壁4の厚み寸法t4が1mm以上であるため、外縁補強壁4の強度が確保され、パッキン本体2の変形が抑制される。これにより、パッキン本体2の板面方向Pにおける外縁補強壁4の係止力を確実に保持し、パッキン1Aの変形抑制機能をより一層高くすることができる。
また、第一実施形態のパッキン1Aによれば、パッキン本体2における孔部6と外縁補強壁4との間にパッキン本体2の厚み方向Tに突出する第二封止リブ7が全周にわたって設けられているので、第二封止リブ7と接続管10A,10Bの端面10p(即ち、接続フランジ14の端面)とを互いに強く押圧させ、接続管10A,10Bの媒体の流通部分が全周にわたってさらに強く封止することができる。
また、第一実施形態のパッキン1Aによれば、パッキン本体2の厚み寸法t2が2mm以上であるため、パッキン本体2の強度が確保され、例えば0℃に達するような低温下或いは60℃に達するような高温下や、冷熱の繰り返し及び環境の激しい温度変化等が発生しても、より確実にパッキン本体2の変形を抑制することができ、媒体が水等である場合には、パッキン1Aにおける媒体の漏れ防止機能をさらに高くすることができる。
また、第一実施形態のパッキン1Aによれば、パッキン本体2及び外縁補強壁4の硬さが50以上90以下であるため、パッキン1Aの硬さが確保され、パッキンの変形抑制機能をさらに高くすることができる。
さらに、第一実施形態のパッキン1Aによれば、パッキン本体2及び外縁補強壁4の圧縮永久歪が0%以上70%以下であるため、パッキン1Aの全体の耐水圧性能を高めることができる。
(第二実施形態)
次いで、第二実施形態のパッキン1Bについて説明する。なお、パッキン1Bの構成要素において、第一実施形態のパッキン1Aの構成要素と同一のものについては、同一の符号を付し、その説明を省略する。
図4に示すように、第二実施形態のパッキン1Bでは、外縁補強壁4におけるパッキン本体2側の内面(内周面)4nの全周にわたって第一封止リブ5が設けられている。従って、図5に示すように、接続管10A,10Bがフランジ接合された状態では、パッキン1Bの第一封止リブ5がパッキン本体2の板面方向Pに押し潰されている。これにより、第一封止リブ5の形成位置では、第一封止リブ5と接続管10A,10Bの接続フランジ14の外周面14rとが互いに強く押圧し合っており、中空部S及び孔部6は密閉されている。
上述のように、第二実施形態のパッキン1Bによれば、第一封止リブ5と接続管10A,10Bの接続フランジ14の外周面14rと互いに強く押圧させ、外周面14rの全周にわたってより強く封止することができる。これにより、パッキン1Bにおける媒体の漏れ防止機能をより一層高くすることができる。
(他の実施形態)
第一、第二の実施形態においては、外縁補強壁4がパッキン本体2の外周縁2eに設けられていたが、板面方向Pにおいてパッキン本体2の外周縁2eが締結フランジ20A,20Bの外周縁まで延設され、このようなパッキン1Cの孔部6から外周縁2eの間のパッキン本体2から外縁補強壁4が厚み方向Tの両側に突出するよう設けられていてもよい。この場合、延設されたパッキン本体2にはボルト22の軸部24を挿通させるための挿通孔が形成される。
以上、本発明の好ましい実施形態について詳述したが、本発明は係る特定の実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲内に記載された本発明の要旨の範囲内において、種々の変形・変更が可能である。
次いで、上述した本発明を適用した実施形態のパッキン1A,1Bのパッキン本体2の厚み寸法t2の効果及び外縁補強壁4の効果を裏付けるために行った実施例及び比較例について説明する。なお、本発明は以下の実施例にのみ限定されるものではない。
(実施例1)
図4(a),(b)に示した第二実施形態のパッキン1B及び図5に示す接続構造を形成した。パッキン1Bの材料は、PU系とした。パッキン本体2の中空部Sの口径は100mmとし、外縁補強壁4の孔部6の口径も100mmとした。パッキン本体2及び外縁補強壁4の硬さは、JIS K 6253:1997準拠のタイプAデュロメータで75であった。パッキン本体2及び外縁補強壁4の圧縮永久歪みは65%とし、パッキン本体2の厚み寸法t2は、2mmとした。
上述の接続構造を0℃から60℃の環境下で冷熱繰り返した後、水圧試験を行った。この水圧試験では、一時間ごとの冷熱の繰り返しとし、水圧は4.0MPa×5分とし、2000回行った。媒体を水としたときの漏水有無を調べた結果、合格であった。
(実施例2)
実施例1において、パッキン1Bの材料をSBRとし、パッキン本体2及び外縁補強壁4の硬さを50に変更し、圧縮永久歪みを65%に変更し、パッキン本体2の厚み寸法t2を5mmに変更すること以外は、実施例1と同様にして、第二実施形態のパッキン1B及び接続構造を形成した。
実施例1と同じ条件で漏水有無を調べた結果、合格であった。
また、接続フランジ14に変形は見られなかった。
(実施例3)
実施例2において、パッキン本体2及び外縁補強壁4の硬さを55に変更したこと以外は、実施例1と同様にして、第二実施形態のパッキン1B及び接続構造を形成した。
実施例1と同じ条件で漏水有無を調べた結果、合格であった。
また、接続フランジ14に変形は見られなかった。
(実施例4)
実施例2において、パッキン本体2及び外縁補強壁4の硬さを60に変更したこと以外は、実施例1と同様にして、第二実施形態のパッキン1B及び接続構造を形成した。
実施例1と同じ条件で漏水有無を調べた結果、合格であった。
また、接続フランジ14に変形は見られなかった。
(実施例5)
実施例1において、パッキン1Bの材料をEPDMとし、パッキン本体2及び外縁補強壁4の硬さを55に変更し、圧縮永久歪みを40%に変更し、パッキン本体2の厚み寸法t2を5mmに変更したこと以外は、実施例1と同様にして、第二実施形態のパッキン1B及び接続構造を形成した。
実施例1と同じ条件で漏水有無を調べた結果、合格であった。
また、接続フランジ14に変形は見られなかった。
(比較例1)
実施例1において、パッキン本体2の外周縁2eに外縁補強壁4を設けないこと以外は、実施例1と同様にして、第二実施形態のパッキン1B及び接続構造を形成した。
また、実施例1と同じ条件で漏水有無を調べた結果、水が漏れず、合格であったが、接続フランジ14に変形が見られた。
上述の実施例1から実施例5及び比較例1の条件及び試験結果を表1にまとめて示す。なお、表1の形状の項目において、「縁有り」はパッキン本体2の外周縁2eの全周にわたって外縁補強壁4が設けられていることを示し、「縁無し」はパッキン本体2に外縁補強壁4が設けられていないことを示す。
Figure 0006725303
表1に示す条件及び試験結果からもわかるように、パッキン本体2及び外縁補強壁4の硬さ及び圧縮永久歪みを適切に設定することで、パッキン1Bの変形抑制機能及び、特に漏れ防止能力を高めることができる。特に、パッキン本体2及び外縁補強壁4の圧縮永久歪みを70%以下とし、パッキン本体2の厚み寸法t2を2mm以上にすると、パッキン1Bに充分な耐水性能を付与し、漏れ防止能力をより確実に高くすることができる。
1A,1B…パッキン、2…パッキン本体、4…外縁補強壁、5…第一封止リブ、6…孔部、7…第二封止リブ(封止リブ)、10A,10B…接続管、10p…端面、14…接続フランジ、14r…外周面、20A,20B…締結フランジ

Claims (4)

  1. 金属製の締結フランジを備え、管軸方向の一方の端面に接続フランジを有する樹脂製の接続管同士をそれぞれの前記接続フランジ間に挟持させて密閉接続するためのパッキンであって、
    前記一方の端面に当接して配置可能とされ、前記接続管の内部を通る媒体が通過可能な孔部が形成された薄板状のパッキン本体と、
    前記パッキン本体の外周縁の全周から前記パッキン本体の厚み方向の両側に延出し、前記接続フランジの外周面に当接される外縁補強壁と、
    を備え
    前記外縁補強壁の内周面で前記パッキン本体の前記厚み方向の両側に、前記パッキン本体の径方向中心に向かって突出する第一封止リブが全周にわたって設けられ、
    前記パッキン本体における前記孔部と前記外縁補強壁との間に前記パッキン本体の厚み方向に突出する2つの第二封止リブが全周にわたって設けられている
    パッキン。
  2. 前記パッキン本体の厚み寸法が2mmよりも大きく、つ前記外縁補強壁の厚み寸法が1mm以上である、
    請求項1に記載のパッキン。
  3. 前記パッキン本体及び前記外縁補強壁のJIS K 6253:1997に準拠して測定される硬さが50以上90以下である、
    請求項1又は2に記載のパッキン。
  4. 前記パッキン本体及び前記外縁補強壁の圧縮永久歪が0%以上70%以下である、
    請求項1からの何れか一項に記載のパッキン。
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