JP6724241B2 - モータ駆動装置 - Google Patents

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Description

本発明は、昇圧型のコンバータを備えたモータ駆動装置に関する。
三相交流電源の電圧を昇圧型のコンバータ(いわゆるPWMコンバータ)で直流変換し、その直流電圧をインバータで所定周波数の交流電圧に変換し、その交流電圧をモータの駆動用として出力するモータ駆動装置が知られている。
昇圧型のコンバータは、ダイオードおよびスイッチング素子を有し、スイッチング素子のオン,オフを繰り返すスイッチングにより電源電圧を昇圧および直流変換し、スイッチング素子のオフを維持する非スイッチングにより電源電圧をダイオードで全波整流する。
このコンバータで電源電圧を昇圧することにより、コンバータから交流電源側に流出する高調波電流を抑制できるとともに、モータの高回転時に同モータの逆起電圧が高くなった場合でもその逆起電圧より高いレベルの電圧をインバータから出力させてモータの回転数をさらに上昇させることができる。
このようなモータ駆動装置では、コンバータへの入力電流が異常上昇した場合にそれを過電流異常と判定してコンバータの昇圧(スイッチング)を停止する保護制御、および電源電圧が短期間だけ一時的に低下するサグ(Sag)が発生した場合にそれを電源電圧異常と判定してコンバータの昇圧を停止する保護制御などが採用される。これら保護制御には、異常の判定時にインバータの運転を継続するものもある。
特開2010-41751号公報
サグによる電源電圧異常が解消した後にコンバータが昇圧を再開すると、コンバータへの入力電流のピークが一時的に上昇する。このとき、モータの高負荷運転などによりコンバータへの入力電流がもともと高めの状態にあると、入力電流が異常上昇して過電流異常が判定されてしまい、このためコンバータの昇圧が再び停止してしまう。つまり、コンバータの昇圧の開始(再開)と停止が頻繁に繰り返されてしまう。この頻繁な運転と停止の繰り返しはコンバータのダイオードやスイッチング素子にとってストレスとなり、コンバータの寿命を縮める可能性がある。
本実施形態の目的は、コンバータの昇圧の開始と停止の頻繁な繰り返しを未然に防ぐことができるモータ駆動装置を提供することである。
請求項1のモータ駆動装置は、交流電源の電圧を昇圧および直流変換するコンバータと、前記コンバータの出力電圧を交流変換しそれをモータの駆動用として出力するインバータと、前記コンバータへの入力電流が設定値以下かつ前記モータの回転数が所定値以下であることを条件に前記コンバータの昇圧を開始するコントローラと、を備え、前記コントローラは、前記コンバータへの入力に異常が生じた場合に前記コンバータの昇圧を停止し、その異常の解消後、前記コンバータへの入力電流が前記設定値以下かつ前記モータの回転数が前記所定値以下の条件を満たさない場合に前記インバータの出力を低減し、この低減後、前記コンバータへの入力電流が前記設定値以下かつ前記モータの回転数が前記所定値以下となった場合に前記コンバータの昇圧を開始する。
一実施形態の構成を示すブロック図。 一実施形態の制御を説明するためのフローチャート。 一実施形態における入力電流の変化とコンバータの運転状態との対応関係の一例を示す図。 一実施形態における入力電流の変化とコンバータの運転状態との対応関係の他の例を示す図。
以下、本発明の一実施形態について図面を参照して説明する。
図1に示すように、三相交流電源1に昇圧型のコンバータ(いわゆるPWMコンバータ)2の入力端が接続され、そのコンバータ2の出力端に平滑コンデンサ3が接続されている。この平滑コンデンサ3にインバータ4の入力端が接続され、そのインバータ4の出力端に直流モータたとえばブラシレスDCモータ5が接続されている。ブラシレスDCモータ5は、例えばヒートポンプ式熱源機の圧縮機(負荷)を駆動するもので、複数の相巻線が装着されたステータ(電機子)、および複数の永久磁石が埋設されたロータ(回転子)を含む。
コンバータ2は、リアクタ11,12,13、これらリアクタ11,12,13を介して三相交流電源1に接続されるダイオード21a〜26aのブリッジ回路、これらダイオード21a〜26aにそれぞれ並列接続したスイッチング素子たとえばIGBT(Insulated Gate Bipolar Transistor)21〜26を含み、IGBT21〜26のオン,オフを繰り返すスイッチングにより三相交流電源1の電圧を昇圧および直流変換するとともに、IGBT21〜26をオフしたままの非スイッチングにより三相交流電源1の電圧をダイオード21a〜26aで全波整流する。ダイオード21a〜26aは、IGBT21〜26の回生用ダイオードである。
インバータ4は、コンバータ2の出力電圧(平滑コンデンサ3の電圧)をスイッチングにより所定周波数(出力周波数という)Fの三相交流電圧に変換し、その三相交流電圧をブラシレスDCモータ5の駆動用として出力する。出力周波数Fに応じてブラシレスDCモータ5の回転数Nが変化する。このインバータ4の出力端とブラシレスDCモータ5との間の通電路に、モータ電流検知用の電流センサ6が配置されている。この電流センサ6の検知結果はインバータコントローラ42に通知される。
インバータコントローラ42は、ブラシレスDCモータ5の運転時、電流センサ6の検知結果からブラシレスDCモータ5の回転数Nを推定し、この推定回転数NがブラシレスDCモータ5の負荷に応じた目標回転数となるように、インバータ4のスイッチングのオン,オフデューティを制御(センサレス・ベクトル制御)する。具体的には、インバータコントローラ42は、低回転域ではインバータ4のスイッチングのオン,オフデューティを小さくしてインバータ4からブラシレスDCモータ5への供給電力を低下させ、中回転域から高回転域ではインバータ4のスイッチングのオン,オフデューティを大きくしてインバータ4からブラシレスDCモータ5への供給電力を高める制御を行う。また、インバータコントローラ42は、ブラシレスDCモータ5が運転中であるか停止中であるかを推定回転数Nと共に通信線50によりコンバータコントローラ41に通知する。
三相交流電源1とコンバータ2との間の通電路に、サグ検出部31、位相検出部32、および電流検出部33が順次に配置されている。サグ検出部31は、三相交流電源1の電圧(電源電圧)が短時間だけ一時的に低下するサグ(Sag)を検出する。位相検出部32は、三相交流電源1の各相電圧の位相、およびその各相電圧の位相の互いの差(位相差という)を検出する。電流検出部33は、コンバータ2に入力する各相電流の瞬時値Iを常に検出するとともに、その瞬時値Iに基づき、コンバータ2に入力する各相電流の実効値Irmsを算出する。コンバータ2に入力する各相電流のことを、以下、入力電流と略称する。これらサグ検出部31の検出結果、位相検出部32の検出結果、電流検出部33の検出結果と算出結果が、コンバータコントローラ41に通知される。
コンバータコントローラ41は、コンバータ2から三相交流電源1側に流出する高調波電流の増加時やブラシレスDCモータ5の高回転時など、コンバータ2の昇圧が必要な場合に、位相検出部32で検出される各相電圧の位相および電流検出部33で検出される入力電流の瞬時値Iに基づき、コンバータ2に対する駆動用のPWM信号パターンを算出し、算出したPWM信号パターンに基づいてコンバータ2のIGBT21〜26をオン,オフ駆動(PWMスイッチング)する。このオン,オフ駆動により、電源電圧がコンバータ2で昇圧および直流変換される。そして、このオン,オフ駆動に伴い、コンバータコントローラ41は、コンバータ2の出力電圧Vdcが昇圧目標値となるように、かつコンバータ2から三相交流電源1側に流出する高調波電流が少なくなるように、IGBT21〜26のオン,オフデューティを制御する。
また、コンバータコントローラ41は、例えばコンバータ2から三相交流電源1側に流出する高調波電流が少ない場合やブラシレスDCモータ5の低回転時など、コンバータ2の昇圧が不要な場合に、コンバータ2のIGBT21〜26のオフを維持する非スイッチングにより電源電圧をコンバータ2で全波整流させる。
コンバータコントローラ41とインバータコントローラ42は、相互に必要なデータや指示を通信線50によりやり取りする。
コンバータコントローラ41は、コンバータ2から三相交流電源1側に流出する高調波電流の増加に対処するため、電流検出部33で検出される入力電流の瞬時値Iの変化をフーリエ展開することにより抑制すべき次数の高調波電流の値を算出し、その算出値が予め定めた制限値に達した場合にコンバータ2の昇圧(スイッチング)を開始する。この昇圧により、高調波電流が抑制される。
高調波電流の値が上記制限値に達していない状況下で、ブラシレスDCモータ5の高回転によってブラシレスDCモータ5の逆起電圧が高くなった場合には、その逆起電圧より高いレベルの電圧をインバータ4から出力させてブラシレスDCモータ5の回転数Nをさらに上昇させる必要がある。この場合、インバータコントローラ42は、逆起電圧より高いレベルの電圧をインバータ4から出力させるべく、インバータ4のスイッチングのオン,オフデューティを増大する。ただし、インバータ4のスイッチングのオン,オフデューティには、コンバータ2の昇圧がない状態において設定される制御上の上限値がある。この上限値を超えてのオン,オフデューティはできない。インバータ4のスイッチングのオン,オフデューティが上限値に達した段階で、インバータコントローラ42は、その旨をコンバータコントローラ41に通知する。この通知を受けたコンバータコントローラ41は、コンバータ2の昇圧を開始する。
つまり、コンバータコントローラ41は、高調波電流の値が制限値に達した場合にコンバータ2の昇圧を開始するとともに、ブラシレスDCモータ5の逆起電圧が高くなってインバータ4のスイッチングのオン,オフデューティが上限値に達した場合にもコンバータ2の昇圧を開始する。なお、ブラシレスDCモータ5の逆起電圧はブラシレスDCモータ5の回転数Nに比例するので、インバータコンバータ42の推定回転数Nが予め定めた所定値Naを超えた場合、またはインバータ4の出力周波数Fが上記所定値Naに対応する値を越えた場合に、コンバータ2の昇圧を開始してもよい。所定値Naは、実際にブラシレスDCモータ5の回転数Nをそれ以上に上げることができない限度値よりも、余裕を持って低い値であり、例えば60(rps)に設定される。ブラシレスDCモータ5には、誘導電動機のような“滑り”がないため、インバータ4の出力周波数FとブラシレスDCモータ5の回転数Nは完全に比例関係にある。
さらに、コンバータコントローラ41は、コンバータ2への入力に異常が生じた場合にコンバータ2の昇圧を停止し、その異常の解消後、コンバータ2への入力電流の実効値Irmsが設定値Irms1以下でかつブラシレスDCモータ5の回転数Nが所定値Ns(≧Na)以下であることを条件にコンバータ2の昇圧を開始する。インバータコントローラ42は、コンバータ2への入力に異常が生じた際にコンバータコントローラ41によってコンバータ2の昇圧が停止された場合でも、ヒートポンプ式熱源機の熱利用側の状態に基づいてインバータ4の運転(スイッチング)を継続する。熱利用側の負荷が重い状況下では、インバータ4の出力周波数Fが高められて、ブラシレスDCモータ5の回転数Nが高くなる。この場合、当然、コンバータ2への入力電流の実効値Irmsも大きくなる。
コンバータコントローラ41は、異常に対する保護制御手段として第1〜第3制御部41a〜41cを含むとともに、異常が解消した際の起動制御手段として第4制御部41dを含む。
第1制御部41aは、コンバータ2への入力電流の瞬時値Iが過電流検出用の設定値Is以上に異常上昇した場合、具体的には電流検出部33で検出される各相電流の瞬時値Iのうち少なくとも1つの瞬時値Iが過電流検出用の設定値Is以上に異常上昇した場合に、それをコンバータ2への入力の異常いわゆる過電流異常と判定してコンバータ2の昇圧を停止する。この停止後、第1制御部41aは、コンバータ2への入力電流の瞬時値Iが設定値Is未満に下降した場合、具体的には電流検出部33で検出される各相電流の瞬時値Iのすべてが設定値Is未満に下降した場合に、過電流異常が解消したと判定する。設定値Isは例えば80(A)である。
第2制御部41bは、位相検出部32で検出される各相電圧の位相差が、正規の三相交流正弦波電圧の各相電圧の位相差(120°)に対して所定値以上ずれている場合に、それをコンバータ2への入力の異常いわゆる位相異常と判定してコンバータ2の昇圧を停止する。この停止後、第2制御部41bは、位相検出部32で検出される各相電圧の位相差が、正規の三相交流正弦波電圧の各相電圧の位相差に対して所定値未満のずれに収まった場合に、位相異常が解消したと判定する。
第3制御部41cは、三相交流電源1の電圧が短時間だけ一時的に低下するサグをサグ検出部31が検出した場合に、それをコンバータ2への入力の異常いわゆる電源電圧異常と判定してコンバータ2の昇圧を停止する。この停止後、第3制御部41cは、上記サグをサグ検出部31が検出しなくなった場合に、電源電圧異常が解消したと判定する。
なお、第1〜第3制御部41a〜41cがそれぞれ異常を判定してコンバータ2の昇圧を停止した場合でも、インバータコントローラ42はインバータ4の運転(スイッチング)を継続する。
第4制御部41dは、三相交流電源1側に流出する高調波電流の増加またはブラシレスDCモータ5の高回転(ブラシレスDCモータ5の逆起電圧の上昇)に対処するべくコンバータ2の昇圧が必要な条件下において、第1〜第3制御部41a〜41cのいずれかが異常を判定してコンバータ2の昇圧が停止されその停止後に第1〜第3制御部41a〜41cのいずれかが異常の解消を判定した際に、昇圧開始条件が成立していればコンバータ2の昇圧を開始し、昇圧開始条件が成立していない場合はレリース制御の実行をインバータコントローラ42に指示する。昇圧開始条件とは、コンバータ2に入力する各相電流のすべての実効値Irmsが設定値Irms1以下(Irms≦Irms1)で、しかもブラシレスDCモータ5の推定回転数Nが所定値Ns以下(N≦Ns)である条件のことである。昇圧開始条件が成立しない場合とは、コンバータ2に入力する各相電流のいずれかの実効値Irmsが設定値Irms1より大きい場合(Irms>Irms1)、またはブラシレスDCモータ5の推定回転数Nが所定値Nsより大きい場合(N>Ns)のことである。レリース制御とは、インバータ4の出力周波数Fを所定値ΔFだけ低減する制御のことである。
また、第4制御部41dは、レリース制御の実行を指示した後に昇圧開始条件が成立した場合、コンバータ2の昇圧を開始(再開)するとともに、レリース制御の解除をインバータコントローラ42に指示する。なお、設定値Irms1は例えば30(A)であり、所定値Nsは例えば70(rps)である。
つぎに、コンバータコントローラ41が実行する制御を図2のフローチャートを参照しながら説明する。図2のフローチャート中の符号S1〜S11は処理ステップを示す。
ブラシレスDCモータ5が運転中でない場合(S1のNO)、コンバータコントローラ41は、コンバータ2の昇圧を停止(オフ)して昇圧フラグfを“0”にリセットし(S2)、最初のS1に戻ってブラシレスDCモータ5の運転を待つ。昇圧フラグfは、コンバータ2が昇圧中(スイッチング中)であるか非昇圧中であるかを確認するためのもので、“1”は昇圧中を示し、“0”は非昇圧中を示す。
ブラシレスDCモータ5が運転中である場合(S1のYES)、コンバータコントローラ41は、コンバータ2から三相交流電源1側に流出する高調波電流の大きさ、ブラシレスDCモータ5の推定回転数Nの大きさ、ブラシレスDCモータ5の逆起電圧の高さなどに基づき、コンバータ2の昇圧が必要であるか否かを判定する(S3)。コンバータ2の昇圧が必要な場合(S3のYES)、コンバータコントローラ41は、コンバータ2が昇圧中であるか否かを昇圧フラグfにより確認する(S4)。
昇圧フラグfが“0”の場合(S4のYES)、コンバータコントローラ41は、コンバータ2が非昇圧中であるとの判断の下に、コンバータ2への入力電流の実効値Irmsが設定値Irms1以下(Irms≦Irms1)でかつブラシレスDCモータ5の推定回転数Nが所定値Ns以下(N≦Ns)という昇圧開始条件が成立するか否かを判定する(S5)。
ブラシレスDCモータ5の運転状態が例えば高負荷運転状態でなければ、コンバータ2への入力電流が低くてブラシレスDCモータ5の回転数Nも低い状態にあるので、昇圧開始条件は必ず成立する。昇圧開始条件が成立する場合(S5のYES)、コンバータコントローラ41は、コンバータ2の昇圧を開始するとともに昇圧フラグfを“1”にセットする(S7)。続いて、コンバータコントローラ41は、インバータコントローラ42に対しレリース制御の解除を指示し(S8)、最初のS1の処理に戻る。ただし、S8においてレリース制御の解除指示を発した時点では、インバータコントローラ42がレリース制御を実行中ではないので、レリース制御の解除指示はインバータコントローラ42において無視される。
コンバータ2が昇圧を開始したとき、コンバータ2へ入力する各相電流の瞬時値IのピークIpが一時的に上昇するが、もともとコンバータ2への入力電流の実効値Irmsが設定値Irms1以下の低い状態にあってしかもブラシレスDCモータ5の推定回転数Nが所定値Ns以下の状態にあるので(昇圧開始条件が成立しているので)、コンバータ2への入力電流の瞬時値IのピークIpが異常検出用の設定値Isに達することはない。すなわち、コンバータ2への入力電流の瞬時値Iが設定値Is以上に異常上昇する過電流異常は生じない。過電流異常が生じないので、コンバータ2の昇圧の開始と停止の頻繁な繰り返しを未然に防ぐことができる。コンバータ2の昇圧を円滑に開始することができる。
コンバータ2の昇圧開始後、コンバータコントローラ41は、ブラシレスDCモータ5がまだ運転中で(S1のYES)、かつコンバータ2の昇圧がまだ必要な状態にあれば(S3のYES)、昇圧フラグfを確認する(S4)。この時点では昇圧フラグfが“1”なので(S4のNO)、コンバータコントローラ41は、過電流異常,位相異常,電源電圧異常の有無をそれぞれ判定する(S9)。過電流異常,位相異常,電源電圧異常のいずれも無い場合(S9のNO)、コンバータコントローラ41は、最初のS1の処理に戻る。
ここで、例えばサグによる電源電圧異常が有る場合(S9のYES)、コンバータコントローラ41は、直ちにコンバータ2の昇圧を停止するとともに昇圧フラグfを“0”にリセットし(S10)、電源電圧異常の解消を監視する(S11)。
電源電圧異常が解消したとき(S11のYES)、コンバータコントローラ41は、最初のS1の処理に戻る。この時点で、ブラシレスDCモータ5がまだ運転中で(S1のYES)、かつコンバータ2の昇圧が必要な状態にあれば(S3のYES)、コンバータコントローラ41は、昇圧フラグfを確認する(S4)。この時点では昇圧フラグfが “0”なので(S4のYES)、コンバータコントローラ41は、昇圧開始条件が成立するか否かを判定する(S5)。
電源電圧異常が解消したときのブラシレスDCモータ5の運転状態が例えば高負荷運転状態でなければ、昇圧開始条件が直ちに成立する(S5のYES)。したがって、コンバータ2への入力電流の瞬時値が設定値Is以上に異常上昇する過電流異常を生じることなく、コンバータ2の昇圧を円滑に開始することができる。
ただし、電源電圧異常が解消したときのブラシレスDCモータ5の運転状態が例えば高負荷運転状態にあって、コンバータ2への入力電流が高いかあるいはブラシレスDCモータ5の回転数Nが高い状態にある場合、昇圧開始条件が成立しない。昇圧開始条件が成立しない場合(S5のNO)、コンバータコントローラ41は、インバータ4の出力周波数Fを所定値ΔFだけ低減するレリース制御の実行をインバータコントローラ42に指示し(S6)、昇圧開始条件の成立を監視する(S5)。
レリース制御の実行の指示を受けたインバータコントローラ42は、レリース制御を実行する。この実行によってインバータ4の出力周波数Fが低減すると、ブラシレスDCモータ5の回転数Nが低下し、それに伴いコンバータ2への入力電流の実効値Irmsも低下する。インバータ4の出力周波数Fが低減したにもかかわらず昇圧開始条件が成立しない場合(S5のNO)、コンバータコントローラ41は、インバータ4の出力周波数Fをさらに所定値ΔFだけ低減するレリース制御の実行をインバータコントローラ42に再び指示する(S6)。このレリース制御の実行の再指示は、昇圧開始条件が成立しない限り(S5のNO)、繰り返される。レリース制御の実行の再指示ごとに、インバータ4の出力周波数Fが所定時間ごとに所定値ΔFずつ低減していく。
昇圧開始条件が成立したとき(S5のYES)、コンバータコントローラ41は、コンバータ2の昇圧を開始するとともに昇圧フラグfを“1”にセットする(S7)。そして、コンバータコントローラ41は、インバータコントローラ42に対しレリース制御の解除を指示し(S8)、最初のS1の処理に戻る。
レリース制御の解除の指示を受けたインバータコントローラ42は、レリース制御を解除する。この解除により、インバータ4の出力周波数Fが、熱利用側の負荷に基づいて設定される本来の目標周波数に向けて所定の増加速度で徐々に上昇する。これに伴い、ブラシレスDCモータ5の回転数NがブラシレスDCモータ5の負荷に対応する値へと上昇する。
コンバータ2が昇圧を再開した時点でコンバータ2への入力電流の瞬時値IのピークIpが一時的に上昇するが、もともとコンバータ2へ入力する各相電流の実効値Irmsが設定値Irms1以下の低い状態にあってかつブラシレスDCモータ5の推定回転数Nが所定値Ns以下の状態にあるので(昇圧開始条件が成立しているので)、入力電流の瞬時値IのピークIpが異常検出用の設定値Isに達することはない。すなわち、コンバータ2への入力電流の瞬時値Iが設定値Is以上に異常上昇する過電流異常は生じない。過電流異常が生じないので、コンバータ2の昇圧の開始と停止の頻繁な繰り返しを未然に防ぐことができる。コンバータ2の昇圧を円滑に開始することができる。
昇圧を再開したコンバータ2への入力電流は、レリース制御の解除によるインバータ4の出力周波数Fの上昇に伴って上昇する。ただし、このとき入力電流は出力周波数Fの上昇に合わせて徐々に上昇するだけであり、入力電流の瞬時値Iのピーク値Ipが一時的に急上昇することはなく、そのピーク値Ipが異常検出用の設定値Isに達することもない。
上記S9〜S11において、サグによる電源電圧異常に対処する例を説明したが、過電流異常および位相異常についても同様に対処することができる。
なお、異常の解消後にコンバータ2の昇圧が必要な状況において(S11のYES、S1のYES、S3のYES、S4のYES)、ブラシレスDCモータ5の運転状態が例えば高負荷運転状態であるがために昇圧開始条件が成立しない場合に(S5のNO)、仮にレリース制御の実行がないとすると、コンバータ2の昇圧がないままインバータ4の運転が継続することになる。コンバータ2の昇圧がないままインバータ4の運転が継続すると、コンバータ2から三相交流電源1側に高レベルの高調波電流が流れ続けたり、ブラシレスDCモータ5を高回転まで駆動することができなくなってしまう等の支障を生じる。このような支障が生じないよう、本実施形態では、昇圧開始条件が成立しない場合(S5のNO)、S6の指示によりレリース制御を実行し、これによりできるだけ早い段階で昇圧開始条件を成立させてコンバータ2の昇圧を再開するようにしている。
コンバータ2の昇圧開始時に同コンバータ2に入力する各相電流のうち1つの相電流の瞬時値Iの変化の一例を図3に示す。この例は、コンバータ2への入力電流の実効値Irmsが設定値Irms1と同じ30(A)で、ブラシレスDCモータ5の回転数Nが所定値Nsより低い40(rps)の状態でコンバータ2が昇圧を開始(オン)した場合に、上記1つの相電流の瞬時値Iがどのように変化するかを実験により確かめたものである。コンバータ2の昇圧開始に伴い入力電流の瞬時値Iのピーク値Ipが一時的に上昇するが、そのピーク値Ipは過電流検出用のそのピーク値Ipは過電流検出用の設定値Isである80(A)より低い70(A)に抑制される。よって、入力電流の瞬時値Iの上昇が過電流異常として判定されない。過電流異常が判定されないので、コンバータ2の昇圧の開始と停止の頻繁な繰り返しを未然に防ぐことができる。昇圧が一旦開始されるとその昇圧が途切れずに継続するので、図3から分かるように、昇圧開始後の入力電流の波形が正弦波波形に近づいて力率が向上するとともに、高調波電流が低減している。
これに対し、図4の例は、コンバータ2への入力電流の実効値Irmsが設定値Irms1と同じ30(A)ではあるが、ブラシレスDCモータ5の回転数Nが所定値Nsより高い85(rps)の状態でコンバータ2が昇圧を開始した場合に、上記1つの相電流の瞬時値Iがどのように変化するかを実験により確かめたものである。コンバータ2の昇圧開始に伴い、コンバータ2への入力電流の瞬時値Iのピーク値Ipが一時的に異常上昇して過電流検出用の設定値Isを超えた100(A)に達する。このとき、入力電流の瞬時値Iの上昇が過電流異常と判定され、コンバータ2の昇圧が停止される。こうなると、コンバータ2の昇圧の開始と停止が頻繁に繰り返されてしまう。本実施形態では、このような不具合を未然に防ぐことができる。
なお、本実施形態では、コンバータ2に入力する各相電流のすべての実効値Irmsが設定値Irms1以下かつブラシレスDCモータ5の推定回転数Nが所定値Ns以下であることを昇圧開始条件として定めたが、この昇圧開始条件の設定値および所定値についてはコンバータ2の容量、インバータ4の容量、ブラシレスDCモータ5の容量などに応じて適宜に選定可能である。また、コンバータ2に入力する各相電流のすべての実効値Irmsが設定値Irms1以下という条件は、3つの相電流のそれぞれ実効値のうち最も高い実効値が、設定値Irms1以下ということと同値である。
さらに、本実施形態においては、過電流異常,位相異常,電源電圧異常を例にとって説明したが、これ以外の三相交流電源1側からの入力の異常を判定してもよい。要は、コンバータ2を停止する必要はあるがインバータ4は運転を継続し得る様々な異常に適応することができる。
その他、上記実施形態および変形例は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。この新規な実施形態および変形例は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、書き換え、変更を行うことができる。これら実施形態や変形は、発明の範囲は要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
1…三相交流電源、2…コンバータ、3…平滑コンデンサ、4…インバータ、5…ブラシレスDCモータ、31…サグ検出部、32…位相検出部、33…電流検出部、41…コンバータコントローラ、41a…第1制御部、41b…第2制御部、41c…第3制御部、41d…第4制御部、42…インバータ制御部

Claims (5)

  1. 交流電源の電圧を昇圧および直流変換するコンバータと、
    前記コンバータの出力電圧を交流変換しそれをモータの駆動用として出力するインバータと、
    前記コンバータへの入力電流が設定値以下かつ前記モータの回転数が所定値以下であることを条件に前記コンバータの昇圧を開始するコントローラと、
    を備え
    前記コントローラは、前記コンバータへの入力に異常が生じた場合に前記コンバータの昇圧を停止し、その異常の解消後、前記コンバータへの入力電流が前記設定値以下かつ前記モータの回転数が前記所定値以下の条件を満たさない場合に前記インバータの出力を低減し、この低減後、前記コンバータへの入力電流が前記設定値以下かつ前記モータの回転数が前記所定値以下となった場合に前記コンバータの昇圧を開始する、
    ことを特徴とするモータ駆動装置。
  2. 前記コントローラは、前記低減後、前記コンバータへの入力電流が前記設定値以下かつ前記モータの回転数が前記所定値以下となった場合に前記コンバータの昇圧を開始するとともに、前記インバータの出力の低減を解除する、
    ことを特徴とする請求項に記載のモータ駆動装置。
  3. 前記設定値は、設定値Irms1であり、
    前記コントローラは、
    前記交流電源の電圧にサグが発生した場合にそれを前記異常と判定して前記コンバータの昇圧を停止する第1制御部と、
    前記異常の解消後、前記コンバータへの入力電流の実効値Irmsが前記設定値Irms1以下かつ前記モータの回転数Nが前記所定値Ns以下という昇圧開始条件が成立する場合に前記コンバータの昇圧を開始し、その昇圧開始条件が成立しない場合は前記インバータの出力を低減し、この低減後、前記昇圧開始条件が成立した際に前記コンバータの昇圧を開始するとともに前記インバータの出力の低減を解除する第2制御部と、
    を含む、
    ことを特徴とする請求項に記載のモータ駆動装置。
  4. 前記第1制御部は、さらに、前記コンバータへの入力電流の瞬時値Iが過電流検出用の設定値Is以上に上昇した場合にそれを異常と判定して前記コンバータの昇圧を停止することを特徴とする請求項に記載のモータ駆動装置。
  5. 前記第1制御部は、さらに、前記交流電源の電圧位相のずれが設定値以上に上昇した場合にそれを異常と判定して前記コンバータの昇圧を停止することを特徴とする請求項3または4のいずれかに記載のモータ駆動装置。
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