JP6723490B1 - 回転電機の回転子 - Google Patents

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Abstract

回転電機の出力の低下を抑制することができる回転電機の回転子を得る。この回転電機の回転子は、巻線部用挿入孔および磁石用挿入孔が形成された回転子鉄心と、巻線部用挿入孔に挿入された回転子巻線部と、磁石用挿入孔に挿入された回転子永久磁石とを備え、回転子巻線部は、非磁石部と、非磁石部に設けられた回転子巻線とを有し、非磁石部は、回転子鉄心に固定されており、回転子巻線は、非磁石部を介して、回転子鉄心に対して固定されている。

Description

この発明は、回転子鉄心に回転子巻線部が設けられた回転電機の回転子に関する。
従来、巻線部用挿入孔が形成された回転子鉄心と、巻線部用挿入孔に挿入された回転子巻線部とを備え、回転子巻線部は、巻線部永久磁石と、巻線部永久磁石に巻かれた回転子巻線とを有している回転電機の回転子が知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2013−162612号公報
しかしながら、回転子巻線に電流が供給されることによって、回転子巻線が発熱する。回転子巻線に発生した熱は、巻線部永久磁石に伝わる。これにより、巻線部永久磁石の温度が上昇する。したがって、巻線部永久磁石の磁力が低下する。その結果、回転電機の出力が低下するという課題があった。
この発明は、上述のような課題を解決するためになされたものであり、その目的は、回転電機の出力の低下を抑制することができる回転電機の回転子を提供するものである。
この発明に係る回転電機の回転子は、磁石用挿入孔が形成された回転子鉄心と、回転子鉄心に設けられた回転子巻線部と、磁石用挿入孔に挿入された回転子永久磁石とを備え、回転子巻線部は、永久磁石を除く磁性部材または非磁性部材から構成された非磁石部と、非磁石部に設けられた回転子巻線とを有し、回転子巻線部の巻き方向に対して垂直な方向を巻線軸方向としたとき、回転子巻線部は、巻線軸方向が回転子鉄心の径方向と一致するように配置され、非磁石部は、回転子鉄心に固定された固定面を有し、回転子巻線は、非磁石部を介して、回転子鉄心に対して固定されており、回転子鉄心には、巻線部用挿入孔が形成され、回転子巻線部は、巻線部用挿入孔に挿入され、固定面は、巻線部用挿入孔の内面に固定されている
この発明に係る回転電機の回転子は、回転子鉄心と、回転子鉄心に設けられた回転子巻線部とを備え、回転子巻線部は、永久磁石を除く磁性部材または非磁性部材から構成された非磁石部と、非磁石部に設けられた回転子巻線と、回転子巻線から離れて非磁石部に設けられた巻線部永久磁石とを有し、回転子巻線部の巻き方向に対して垂直な方向を巻線軸方向としたとき、回転子巻線部は、巻線軸方向が回転子鉄心の径方向と一致するように配置され、非磁石部は、回転子鉄心に固定された固定面を有し、回転子巻線は、非磁石部を介して、回転子鉄心に対して固定されている。
この発明に係る回転電機の回転子によれば、回転電機の出力の低下を抑制することができる。
この発明の実施の形態1に係る回転電機を示す斜視図である。 図1の固定子を示す斜視図である。 図1の回転子を示す斜視図である。 図3の回転子の要部を示す断面図である。 図1の回転電機を示す回路図である。 図2の固定子巻線に発生する誘起電圧を示すグラフである。 この発明の実施の形態2に係る回転電機の回転子の要部を示す断面図である。 この発明の実施の形態3に係る回転電機の回転子の要部を示す断面図である。 図8の回転子巻線に電流が供給されていない場合に回転子を通る磁束を示す図である。 この発明の実施の形態4に係る回転電機の回転子の要部を示す断面図である。 図10の回転子巻線に電流が供給されていない場合に回転子を通る磁束を示す図である。 この発明の実施の形態5に係る回転電機の回転子の要部を示す断面図である。 この発明の実施の形態6に係る回転電機の回転子の要部を示す断面図である。 この発明の実施の形態7に係る回転電機の回転子の要部を示す断面図である。 この発明の実施の形態8に係る回転電機の回転子の要部を示す断面図である。 この発明の実施の形態9に係る回転電機の回転子の要部を示す断面図である。 この発明の実施の形態10に係る回転電機の回転子の要部を示す断面図である。 この発明の実施の形態11に係る回転電機の回転子の要部を示す断面図である。 この発明の実施の形態12に係る回転電機の回転子の要部を示す断面図である。 図19の内径側鉄心部を示す斜視図である。 図19の外径側鉄心部を示す斜視図である。
以下、この発明の各実施の形態に係る回転電機について、図面を用いて説明する。各図には、この発明の各実施の形態に係る回転電機を説明するために必要な要素が示されているが、実際の全要素を示しているとは限らない。この発明の各実施の形態に係る回転電機において、固定方法は、対象物を固定できれば任意である。したがって、固定方法は問わない。また、この発明の各実施の形態に係る回転電機において、寸法について互いに等しいとは、互いにほぼ同一であることを意味している。言い換えれば、寸法公差の範囲内であれば、互いに異なる寸法であっても、互いに等しいとする。
実施の形態1.
図1は、この発明の実施の形態1に係る回転電機を示す斜視図である。回転電機1としては、例えば、車両用交流発電電動機が挙げられる。回転電機1は、固定子2と、固定子2に対して回転する回転子3とを備えている。固定子2は、回転子3の外周を囲むように配置されている。固定子2は、図示しないフロントブラケットおよび図示しないリヤブラケットに固定されている。
この例で、回転方向とは、回転子3が回転する方向であり、径方向とは、回転子3についての径方向であり、軸方向とは、回転子3についての軸方向である。
図2は、図1の固定子2を示す斜視図である。固定子2は、固定子鉄心21と、固定子鉄心21に設けられた複数の固定子巻線22とを備えている。固定子鉄心21は、円環形状に形成されている。複数の固定子巻線22は、回転子3の周方向について並べて配置されている。
図3は、図1の回転子3を示す斜視図である。回転子3は、シャフト31と、シャフト31に設けられた軸受32と、シャフト31に設けられたスリップリング33と、シャフト31に設けられた回転子鉄心34とを備えている。シャフト31は、軸受32を介して、フロントブラケットおよびリヤブラケットに回転可能に支持されている。スリップリング33は、軸方向について軸受32よりも回転子鉄心34から離れて配置されている。スリップリング33は、軸方向についてフロントブラケットよりもリヤブラケットの近くに配置されている。また、回転子3は、スリップリング33に接触する図示しないブラシを備えている。
回転子鉄心34は、円柱形状に形成されている。回転子鉄心34の径方向は、回転子3の径方向と一致し、回転子鉄心34の軸方向は、回転子3の径方向と一致し、回転子鉄心34の周方向は、回転子3の周方向と一致する。
図4は、図3の回転子3の要部を示す断面図である。回転子鉄心34には、巻線部用挿入孔341と、磁石用挿入孔342とが形成されている。図4では、1個の巻線部用挿入孔341と1個の磁石用挿入孔342とが示されているが、回転子鉄心34には、複数の巻線部用挿入孔341と複数の磁石用挿入孔342とが形成されている。複数の巻線部用挿入孔341および複数の磁石用挿入孔342のそれぞれは、回転子鉄心34の周方向について等間隔に並べて配置されている。また、巻線部用挿入孔341および磁石用挿入孔342は、回転子鉄心34の軸方向について延びて形成されている。巻線部用挿入孔341および磁石用挿入孔342は、回転子鉄心34の径方向について並んで配置されている。磁石用挿入孔342は、回転子鉄心34の径方向について巻線部用挿入孔341よりも外側に配置されている。
回転子3は、巻線部用挿入孔341に挿入された回転子巻線部35と、磁石用挿入孔342に挿入された回転子永久磁石36とをさらに備えている。回転子巻線部35は、複数の巻線部用挿入孔341のそれぞれに1個ずつ挿入されている。回転子永久磁石36は、複数の磁石用挿入孔342のそれぞれに1個ずつ挿入されている。回転子巻線部35および回転子永久磁石36は、回転子鉄心34の径方向について並んで配置されている。回転子永久磁石36は、回転子鉄心34の径方向について回転子巻線部35よりも外側に配置されている。
回転子巻線部35は、非磁石部351と、非磁石部351に設けられた回転子巻線352と、非磁石部351に設けられた巻線部永久磁石353とを有している。非磁石部351は、永久磁石を除く磁性部材または非磁性部材から構成されている。回転子巻線352には、ブラシおよびスリップリング33を介して、電流が供給される。
図3に示すように、回転子3は、回転子永久磁石36を保持する端板37をさらに備えている。端板37によって、回転子永久磁石36が回転子鉄心34に対して軸方向に移動することが抑制される。
図4に示すように、巻線部永久磁石353は、回転子巻線352から離れて非磁石部351に設けられている。非磁石部351は、回転子鉄心34に固定されている。非磁石部351は、回転子鉄心34に固定された固定面を有している。非磁石部351の固定面は、巻線部用挿入孔341の内面に固定されている。回転子巻線352は、非磁石部351に巻かれている。回転子巻線352の巻き方向に対して垂直な方向を巻線軸方向とする。回転子巻線352は、巻線軸方向が回転子鉄心34の径方向と一致するように、配置されている。
巻線部永久磁石353は、周方向および軸方向について回転子巻線352に囲まれている。言い換えれば、巻線部永久磁石353は、周方向および軸方向について回転子巻線352の内側に配置されている。径方向についての非磁石部351の端部は、回転子鉄心34に固定されている。回転子巻線352は、非磁石部351を介して、回転子鉄心34に対して固定されている。
次に、回転電機1の動作について説明する。まず、回転電機1が電動機として動作する場合について説明する。図5は、図1の回転電機1を示す回路図である。バッテリ101から直流電流が電源端子を介してパワー回路部102に供給される。制御回路部103は、パワー回路部102の各スイッチング素子をON/OFF制御する。これにより、パワー回路部102は、直流電流を交流電流に変換する。交流電流は、固定子2の固定子巻線22に供給される。
一方、回転子巻線部35の回転子巻線352には、制御回路部103からの指令に基づいて、直流電流が供給される。回転子巻線352によって発生した磁束、巻線部永久磁石353によって発生した磁束および回転子永久磁石36によって発生する磁束が、固定子巻線22に流れる交流電流に鎖交することによって、駆動トルクが発生する。発生した駆動トルクによって、回転子3が固定子2に対して回転する。
次に、回転電機1が発電機として動作する場合について説明する。エンジンが駆動している状態では、エンジンの回転トルクがクランクシャフトから、ベルト、ギヤ等の機械接続部品を介して、シャフト31に伝達される。これにより、回転子3が固定子2に対して回転する。
回転子巻線部35の回転子巻線352には、制御回路部103からの指令に基づいて、直流電流が供給される。回転子巻線352によって発生した磁束、巻線部永久磁石353によって発生した磁束および回転子永久磁石36によって発生する磁束が、固定子巻線22と鎖交することによって、固定子巻線22に三相交流電圧が誘起される。これにより、パワー回路部102に交流電流が供給される。制御回路部103は、パワー回路部102の各スイッチング素子をON/OFF制御する。これにより、パワー回路部102は、交流電流を直流電流に変換する。直流電流は、バッテリ101に供給される。これにより、バッテリ101が充電される。
なお、回転電機1が電動機および発電機として動作する場合に、回転子巻線352には、必ずしも電流が供給される必要はない。回転子永久磁石36によって発生する磁束のみを利用して、回転電機1が電動機および発電機として動作することができる。
図6は、図2の固定子巻線22に発生する誘起電圧を示すグラフである。図6では、回転子巻線352に電流が供給される場合である通電時と、回転子巻線352に電流が供給されていない場合である無通電時とを示している。通電時に回転子巻線352に発生する磁束の方向は、回転子永久磁石36の磁束を強める方向となる。言い換えれば、通電時に回転子巻線352に発生する磁束の方向は、回転子永久磁石36の磁束の方向と一致する。
回転子巻線352に供給される電流は、必ずしもスリップリングおよびブラシを介して供給される必要はない。固定子巻線22に電流が供給されることによって発生する磁束によって、回転子巻線352に誘起される電圧を利用して、回転子巻線352に電流が供給される自己励磁式の回転電機1であってもよい。
以上説明したように、この発明の実施の形態1に係る回転電機1の回転子3によれば、回転子巻線352は、非磁石部351を介して回転子鉄心34に対して固定されている。回転子永久磁石36は、磁石用挿入孔342に挿入されている。したがって、回転子永久磁石36は、回転子巻線352から離れて配置される。これにより、回転子巻線352に発生した熱が回転子永久磁石36に伝わることが抑制される。その結果、回転子永久磁石36の温度の上昇を抑制することができる。したがって、回転子永久磁石36の耐熱減磁特性を高めることができる。その結果、回転電機1の出力の低下を抑制することができる。
また、回転子巻線部35は、巻線部用挿入孔341に挿入され、非磁石部351の固定面は、巻線部用挿入孔341の内面に固定されている。これにより、回転子巻線部35を回転子鉄心34の内部に容易に配置することができる。
また、巻線部永久磁石353は、回転子巻線352から離れて非磁石部351に設けられている。これにより、回転子巻線352に発生した熱が巻線部永久磁石353に伝わることが抑制される。その結果、巻線部永久磁石353の温度の上昇を抑制することができる。したがって、巻線部永久磁石353の耐熱減磁特性を高めることができる。その結果、回転電機1の出力の低下を抑制することができる。
また、回転子巻線部35は、回転子鉄心34に固定されている。これにより、回転子巻線352を非磁石部351に巻き回した後に、回転子巻線部35を回転子鉄心34に固定することができる。その結果、回転子巻線352の巻き回しが容易となる。したがって、回転子3の生産性を向上させることができる。
なお、上記実施の形態1では、回転子鉄心34に巻線部用挿入孔341が形成され、巻線部用挿入孔341に回転子巻線部35が挿入される構成について説明した。しかしながら、これに限らず、例えば、回転子鉄心34が複数の部分に分割され、分割された複数の部分の少なくとも1つの部分に非磁石部351の固定面が固定された構成であってもよい。
実施の形態2.
図7は、この発明の実施の形態2に係る回転電機の回転子の要部を示す断面図である。回転子巻線部35は、非磁石部351と、非磁石部351に設けられた回転子巻線352とを有している。回転子巻線部35は、実施の形態1と異なり、巻線部永久磁石353を有していない。その他の構成は、実施の形態1と同様である。
以上説明したように、この発明の実施の形態2に係る回転電機1の回転子3によれば、回転子巻線352は、非磁石部351を介して回転子鉄心34に対して固定されている。回転子永久磁石36は、磁石用挿入孔342に挿入されている。したがって、回転子永久磁石36は、回転子巻線352から離れて配置される。これにより、回転子巻線352に発生した熱が回転子永久磁石36に伝わることが抑制される。その結果、回転子永久磁石36の温度の上昇を抑制することができる。したがって、回転子永久磁石36の耐熱減磁特性を高めることができる。その結果、回転電機1の出力の低下を抑制することができる。
実施の形態3.
図8は、この発明の実施の形態3に係る回転電機の回転子の要部を示す断面図である。回転子鉄心34には、回転子鉄心34の周方向について一対の磁石用挿入孔342が並べて形成されている。一対の磁石用挿入孔342のそれぞれには、一対の回転子永久磁石36が別々に挿入されている。
回転子巻線部35は、回転子鉄心34の周方向についての一対の回転子永久磁石36の間の領域の中心に配置されている。一対の回転子永久磁石36のそれぞれは、回転子巻線部35側の面の極が同一となるように配置されている。その他の構成は、実施の形態2と同様である。
図9は、図8の回転子巻線352に電流が供給されていない場合に回転子3を通る磁束を示す図である。回転子巻線352に電流が供給されていない場合には、回転子永久磁石36によって発生する磁束は、回転子永久磁石36から非磁石部351を通って回転子永久磁石36に戻る磁気回路を通る。言い換えれば、回転子永久磁石36によって発生する磁束は、回転子3内に閉じられる。これにより、回転子3が回転することによって固定子巻線22に誘起される電圧が低減される。
一方、回転子巻線352に電流が供給されている場合には、回転子永久磁石36によって発生する磁束の方向と回転子巻線352によって発生する磁束の方向が互いに同一となる。これにより、回転子3が回転することによって固定子巻線22に誘起される電圧が大きくなる。
以上説明したように、この発明の実施の形態3に係る回転電機1の回転子3によれば、回転子巻線部35は、回転子鉄心34の周方向についての一対の回転子永久磁石36の間の領域の中心に配置されている。これにより、回転子巻線352に電流が供給されている場合には、回転子3が回転することによって固定子巻線22に誘起される電圧を大きくすることができる。また、回転子巻線352に電流が供給されていない場合には、回転子3が回転することによって固定子巻線22に誘起される電圧を小さくすることができる。その結果、回転子巻線352への電流の供給の有無に応じた回転子鉄心34から固定子巻線22を通る磁束量の調整範囲を広くすることができる。したがって、回転電機1の効率を向上させ、回転電機1の出力を増大させることができる。
また、一対の回転子永久磁石36のそれぞれは、回転子巻線部35側の面の極が同一となるように配置されている。これにより、一対の回転子永久磁石36が回転子3における同一の磁極を構成することができる。
実施の形態4.
図10は、この発明の実施の形態4に係る回転電機の回転子の要部を示す断面図である。回転子巻線部35は、回転子鉄心34の周方向についての一対の回転子永久磁石36の間の領域を通り回転子鉄心34の径方向に延びる直線上に配置されている。また、回転子巻線部35は、回転子鉄心34の径方向についての回転子巻線部35の中心が回転子鉄心34の径方向についての回転子永久磁石36の中心よりも回転子鉄心34の径方向について内側に存在するように、配置されている。その他の構成は、実施の形態3と同様である。
図11は、図10の回転子巻線352に電流が供給されていない場合に回転子3を通る磁束を示す図である。回転子巻線352に電流が供給されていない場合には、回転子永久磁石36によって発生する磁束は、回転子永久磁石36から非磁石部351を通って回転子永久磁石36に戻る磁気回路を通る。言い換えれば、回転子永久磁石36によって発生する磁束は、回転子3内に閉じられる。これにより、回転子3が回転することによって固定子巻線22に誘起される電圧が低減される。
一方、回転子巻線352に電流が供給されている場合には、回転子永久磁石36によって発生する磁束の方向と回転子巻線352によって発生する磁束の方向が互いに同一となる。これにより、回転子3が回転することによって固定子巻線22に誘起される電圧が大きくなる。
以上説明したように、この発明の実施の形態4に係る回転電機1の回転子3によれば、回転子巻線部35は、回転子鉄心34の周方向についての一対の回転子永久磁石36の間の領域を通り回転子鉄心34の径方向に延びる直線上に配置されている。また、回転子巻線部35は、回転子鉄心34径方向についての回転子巻線部35の中心が回転子鉄心34の径方向についての回転子永久磁石36の中心よりも回転子鉄心34の径方向について内側に存在するように、配置されている。これにより、回転子巻線352に電流が供給されている場合には、回転子3が回転することによって固定子巻線22に誘起される電圧を大きくすることができる。また、回転子巻線352に電流が供給されていない場合には、回転子永久磁石36によって発生する磁束が非磁石部351を通って回転子永久磁石36に戻る。したがって、回転子巻線352に電流が供給されていない場合に、固定子巻線22に誘起される電圧をさらに小さくすることができる。その結果、回転子巻線352への電流の供給の有無に応じた回転子鉄心34から固定子巻線22を通る磁束量の調整範囲をさらに広くすることができる。したがって、回転電機1の効率をさらに向上させ、回転電機1の出力をさらに増大させることができる。
実施の形態5.
図12は、この発明の実施の形態5に係る回転電機の回転子の要部を示す断面図である。回転子巻線部35は、非磁石部351と回転子鉄心34との間に設けられ非磁石部351を回転子鉄心34に対して固定する固定部材354を有している。固定部材354としては、例えば、接着剤が挙げられる。非磁石部351における径方向外側の部分が固定部材354を介して回転子鉄心34に固定されている。言い換えれば、非磁石部351における径方向外側を向く面が固定面となっている。その他の構成は、実施の形態4と同様である。なお、非磁石部351における径方向内側の部分が固定部材354を介して回転子鉄心34に固定された構成であってもよい。言い換えれば、非磁石部351における径方向内側を向く面が固定面となってもよい。
以上説明したように、この発明の実施の形態5に係る回転電機1の回転子3によれば、回転子巻線部35は、非磁石部351と回転子鉄心34との間に設けられ非磁石部351を回転子鉄心34に対して固定する固定部材354を有している。これにより、回転子鉄心34を構成する複数枚の磁性鋼板を積層した後に、回転子巻線部35を巻線部用挿入孔341に挿入することができる。その結果、回転子3の生産性を向上させることができる。また、固定部材354を介して、非磁石部351が回転子鉄心34に固定されている。これにより、回転子鉄心34および回転子巻線部35の剛性を向上させることができる。その結果、回転子3の耐振動性を向上させることができる。
実施の形態6.
図13は、この発明の実施の形態6に係る回転電機の回転子の要部を示す断面図である。非磁石部351は、回転子鉄心34を構成する材料と同一の材料から構成された非磁石部本体355と、非磁石部本体355と回転子巻線352との間の設けられた図示しない絶縁部材とを含んでいる。その他の構成は、実施の形態5と同様である。
以上説明したように、この発明の実施の形態6に係る回転電機1の回転子3によれば、非磁石部351は、回転子鉄心34を構成する材料と同一の材料から構成された非磁石部本体355を含んでいる。これにより、磁性鋼板を構成する回転子鉄心34を打ち抜くことによって、非磁石部本体355を形成することができる。その結果、磁性鋼板の歩留まりを向上させることができる。
実施の形態7.
図14は、この発明の実施の形態7に係る回転電機の回転子の要部を示す断面図である。回転子鉄心34には、巻線部用挿入孔341が形成されている。巻線部用挿入孔341には、回転子巻線部35が挿入されている。回転子鉄心34には、実施の形態1と異なり、磁石用挿入孔342が形成されていない。したがって、回転子3は、回転子永久磁石36を備えていない。
回転子巻線部35は、非磁石部351と、非磁石部351に設けられた回転子巻線352と、回転子巻線352から離れて非磁石部351に設けられた巻線部永久磁石353とを有している。非磁石部351は、回転子鉄心34に固定されている。回転子巻線352は、非磁石部351を介して、回転子鉄心34に対して固定されている。その他の構成は、実施の形態1と同様である。
以上説明したように、この発明の実施の形態7に係る回転電機1の回転子3によれば、回転子巻線部35は、回転子巻線352から離れて非磁石部351に設けられた巻線部永久磁石353を有している。これにより、回転子巻線352に発生した熱が巻線部永久磁石353に伝わることが抑制される。その結果、巻線部永久磁石353の温度の上昇を抑制することができる。したがって、巻線部永久磁石353の耐熱減磁特性を高めることができる。
また、巻線部永久磁石353に対して、巻線部永久磁石353の磁化方向と反対の方向の磁界が発生した場合に、回転子巻線352に電流を供給して、巻線部永久磁石353への逆磁界を抑える方向の磁界を発生させることができる。これにより、巻線部永久磁石353の減磁特性を抑制することができる。
また、非磁石部351は、回転子鉄心34に固定されており、回転子巻線352は、非磁石部351を介して、回転子鉄心34に対して固定されている。これにより、巻線部永久磁石353の寸法を変更した場合であっても、非磁石部351の形状を変更することによって、回転子鉄心34を変更せずに用いることができる。したがって、回転子鉄心34を製造するための金型製作費などを低減させることができる。
実施の形態8.
図15は、この発明の実施の形態8に係る回転電機の回転子の要部を示す断面図である。回転子巻線部35は、非磁石部351と回転子巻線352との間に設けられた絶縁部材356を有している。その他の構成は、実施の形態7と同様である。
以上説明したように、この発明の実施の形態8に係る回転電機1の回転子3によれば、回転子巻線部35は、非磁石部351と回転子巻線352との間に設けられた絶縁部材356を有している。これにより、回転子巻線352と回転子鉄心34との間の絶縁性を向上させることができる。
実施の形態9.
図16は、この発明の実施の形態9に係る回転電機の回転子の要部を示す断面図である。非磁石部351は、回転子鉄心34を構成する材料と同一の材料から構成された非磁石部本体355を含んでいる。この例では、非磁石部351は、非磁石部本体355と同一である。したがって、非磁石部351は、回転子鉄心34を構成する材料と同一の材料から構成されている。その他の構成は、実施の形態8と同様である。
以上説明したように、この発明の実施の形態9に係る回転電機1の回転子3によれば、非磁石部351は、回転子鉄心34を構成すると同一の材料から構成された非磁石部本体355を含んでいる。これにより、回転子鉄心34を構成する磁性鋼板を打ち抜くことによって、非磁石部本体355を形成することができる。その結果、磁性鋼板の歩留まりを向上させることができる。
実施の形態10.
図17は、この発明の実施の形態10に係る回転電機の回転子の要部を示す断面図である。回転子巻線部35は、非磁石部351と回転子鉄心34との間に設けられ非磁石部351を回転子鉄心34に対して固定する固定部材354を有している。固定部材354としては、例えば、接着剤が挙げられる。非磁石部351における径方向外側の部分が固定部材354を介して回転子鉄心34に固定されている。言い換えれば、非磁石部351における径方向外側を向く面が固定面となっている。その他の構成は、実施の形態9と同様である。なお、非磁石部351における径方向内側の部分が固定部材354を介して回転子鉄心34に固定された構成であってもよい。言い換えれば、非磁石部351における径方向内側を向く面が固定面となってもよい。
以上説明したように、この発明の実施の形態10に係る回転電機1の回転子3によれば、回転子巻線部35は、非磁石部351と回転子鉄心34との間に設けられ非磁石部351を回転子鉄心34に対して固定する固定部材354を有している。これにより、回転子鉄心34を構成する複数枚の磁性鋼板を積層した後に、回転子巻線部35を巻線部用挿入孔341に挿入することができる。その結果、回転子3の生産性を向上させることができる。また、固定部材354を介して、非磁石部351が回転子鉄心34に固定されている。これにより、回転子鉄心34および回転子巻線部35の剛性を向上させることができる。その結果、回転子3の耐振動性を向上させることができる。
実施の形態11.
図18は、この発明の実施の形態11に係る回転電機の回転子の要部を示す断面図である。回転子巻線352の中心を通り、回転子鉄心34の周方向に延びる線を中心線Aとする。巻線部永久磁石353の中心を通り、回転子鉄心34の周方向に延びる線を中心線Bとする。回転子巻線352および巻線部永久磁石353は、中心線Aと中心線Bとが同一線上に存在するように、配置されている。言い換えれば、回転子鉄心34の径方向についての回転子巻線352の中心は、回転子鉄心34の径方向についての巻線部永久磁石353の中心と一致する。また、回転子鉄心34の周方向についての回転子巻線352の中心は、回転子鉄心34の周方向についての巻線部永久磁石353の中心と一致する。その他の構成は、実施の形態10と同様である。
以上説明したように、この発明の実施の形態11に係る回転電機1の回転子3によれば、回転子巻線352の中心を通り周方向に延びる中心線Aと、巻線部永久磁石353の中心を通り周方向に延びる中心線Bとが同一線上に存在する。これにより、回転子巻線352に供給される電流の値を調整することによって、回転子巻線352および巻線部永久磁石353によって発生する磁束の量を調整することができる。また、巻線部永久磁石353によって発生する磁束の量に対して回転子巻線352によって発生する磁束の量が変化する場合であっても、回転子巻線352および巻線部永久磁石353によって発生する磁束の周方向についての対称性が維持される。その結果、回転電機1のトルクリップルを低減させることができ、また、回転電機1の鉄損を低減させることができる。
実施の形態12.
図19は、この発明の実施の形態12に係る回転電機の回転子の要部を示す断面図である。回転子鉄心34は、内径側鉄心部343と外径側鉄心部344とに分割されている。言い換えれば、回転子鉄心34は、内径側鉄心部343と外径側鉄心部344とを有している。外径側鉄心部344は、内径側鉄心部343よりも径方向外側に配置されている。図20は、図19の内径側鉄心部343を示す斜視図である。図21は、図19の外径側鉄心部344を示す斜視図である。内径側鉄心部343および外径側鉄心部344のそれぞれは、軸方向に延びるように形成されている。外径側鉄心部344に対して内径側鉄心部343を軸方向に移動させることによって、外径側鉄心部344が内径側鉄心部343に着脱される。内径側鉄心部343および外径側鉄心部344は、焼嵌、圧入などによって、互いに固定されている。
図19に示すように、回転子巻線352は、絶縁樹脂から構成された非磁石部351を介して内径側鉄心部343に固定されている。非磁石部351としては、ボビン、絶縁紙などが挙げられる。
回転子巻線352よりも径方向外側の領域には、外径側鉄心部344が配置されている。外径側鉄心部344は、回転子巻線352に遠心力が作用した場合に回転子巻線352が径方向外側へ移動することを制限する。
内径側鉄心部343の材料および外径側鉄心部344の材料は、互いに同一となっている。内径側鉄心部343および外径側鉄心部344は、金型による共抜成型によって形成されている。これにより、内径側鉄心部343および外径側鉄心部344の歩留まりを向上させることができる。
外径側鉄心部344には、カシメ部345が形成されている。内径側鉄心部343および外径側鉄心部344の共抜成型が行われる場合には、カシメ部345を用いて、外径側鉄心部344を構成する磁性鋼板が軸方向に固定される。その他の構成は、実施の形態7から実施の形態11までと同様である。
以上説明したように、この発明の実施の形態12に係る回転電機1の回転子3によれば、回転子鉄心34が内径側鉄心部343および外径側鉄心部344を有している。外径側鉄心部344は、回転子巻線352が径方向外側へ移動することを制限する。これにより、回転子巻線352は、内径側鉄心部343に対して、径方向外側から径方向内側に向かって取り付けることが可能となる。したがって、内径側鉄心部343に巻線部永久磁石353を挿入する磁石挿入工程と、内径側鉄心部343に回転子巻線352を挿入する回転子巻線部挿入工程とを、互いに別工程にすることができる。その結果、着磁器を用いて後着磁を行う必要がなくなる。これにより、着磁器を用いた後着磁による回転子巻線352への誘起電圧の発生を抑制することができる。ネオジム磁石のような高保持力磁石が巻線部永久磁石353に用いられる場合には、高い起磁力が瞬間的に回転子巻線352に影響する。この場合に、回転子巻線352に発生する誘起電圧によって回転子巻線352に絶縁破壊が発生する可能性がある。一方、実施の形態12では、着磁器を用いて後着磁を行う必要がないことから、回転子巻線352への影響がなくなる。
1 回転電機、2 固定子、3 回転子、21 固定子鉄心、22 固定子巻線、31 シャフト、32 軸受、33 スリップリング、34 回転子鉄心、35 回転子巻線部、36 回転子永久磁石、37 端板、101 バッテリ、102 パワー回路部、103 制御回路部、341 巻線部用挿入孔、342 磁石用挿入孔、343 内径側鉄心部、344 外径側鉄心部、345 カシメ部、351 非磁石部、352 回転子巻線、353 巻線部永久磁石、354 固定部材、355 非磁石部本体、356 絶縁部材。

Claims (16)

  1. 磁石用挿入孔が形成された回転子鉄心と、
    前記回転子鉄心に設けられた回転子巻線部と、
    前記磁石用挿入孔に挿入された回転子永久磁石と
    を備え、
    前記回転子巻線部は、
    永久磁石を除く磁性部材または非磁性部材から構成された非磁石部と、
    前記非磁石部に設けられた回転子巻線と
    を有し、
    前記回転子巻線部の巻き方向に対して垂直な方向を巻線軸方向としたとき、前記回転子巻線部は、前記巻線軸方向が前記回転子鉄心の径方向と一致するように配置され、
    前記非磁石部は、前記回転子鉄心に固定された固定面を有し、
    前記回転子巻線は、前記非磁石部を介して、前記回転子鉄心に対して固定されており、
    前記回転子鉄心には、巻線部用挿入孔が形成され、
    前記回転子巻線部は、前記巻線部用挿入孔に挿入され、
    前記固定面は、前記巻線部用挿入孔の内面に固定されている回転電機の回転子。
  2. 前記非磁石部は、前記巻線軸方向を向いた前記固定面を有している請求項1に記載の回転電機の回転子。
  3. 前記巻線部用挿入孔は、分割されていない前記回転子鉄心に形成されている請求項1または請求項2に記載の回転電機の回転子。
  4. 前記回転子巻線部は、前記回転子巻線から離れて前記非磁石部に設けられた巻線部永久磁石をさらに有している請求項1から請求項までの何れか一項に記載の回転電機の回転子。
  5. 前記回転子鉄心には、前記回転子鉄心の周方向について一対の前記磁石用挿入孔が並べて形成されており、
    一対の前記磁石用挿入孔のそれぞれには、一対の前記回転子永久磁石が別々に挿入されており、
    前記回転子巻線部は、前記周方向についての一対の前記回転子永久磁石の間の領域の中心に配置されている請求項1から請求項までの何れか一項に記載の回転電機の回転子。
  6. 一対の前記回転子永久磁石のそれぞれは、前記回転子巻線部側の面の極が同一となるように配置されている請求項に記載の回転電機の回転子。
  7. 前記回転子鉄心には、前記回転子鉄心の周方向について一対の前記磁石用挿入孔が並べて形成されており、
    一対の前記磁石用挿入孔のそれぞれには、一対の前記回転子永久磁石が別々に挿入されており、
    前記回転子巻線部は、前記周方向についての一対の前記回転子永久磁石の間の領域を通り前記回転子鉄心の径方向に延びる直線上に配置され、
    前記回転子巻線部は、前記径方向についての前記回転子巻線部の中心が前記径方向についての前記回転子永久磁石の中心よりも前記径方向について内側に存在するように、配置されている請求項1から請求項までの何れか一項に記載の回転電機の回転子。
  8. 前記回転子巻線部は、前記非磁石部と前記回転子鉄心との間に設けられ前記非磁石部を前記回転子鉄心に対して固定する固定部材をさらに有している請求項1から請求項までの何れか一項に記載の回転電機の回転子。
  9. 前記非磁石部は、前記回転子鉄心を構成する材料と同一の材料から構成された非磁石部本体を含んでいる請求項1から請求項までの何れか一項に記載の回転電機の回転子。
  10. 回転子鉄心と、
    前記回転子鉄心に設けられた回転子巻線部と
    を備え、
    前記回転子巻線部は、
    永久磁石を除く磁性部材または非磁性部材から構成された非磁石部と、
    前記非磁石部に設けられた回転子巻線と、
    前記回転子巻線から離れて前記非磁石部に設けられた巻線部永久磁石と
    を有し、
    前記回転子巻線部の巻き方向に対して垂直な方向を巻線軸方向としたとき、前記回転子巻線部は、前記巻線軸方向が前記回転子鉄心の径方向と一致するように配置され、
    前記非磁石部は、前記回転子鉄心に固定された固定面を有し、
    前記回転子巻線は、前記非磁石部を介して、前記回転子鉄心に対して固定されている回転電機の回転子。
  11. 前記回転子鉄心には、前記回転子巻線部が径方向外側から挿入可能であり、
    前記回転子鉄心は、
    前記巻線部永久磁石が挿入される磁石挿入孔が内部に形成された内径側鉄心部と、
    前記内径側鉄心部よりも径方向外側に設けられた外径側鉄心部と
    を有し、
    前記外径側鉄心部は、前記回転子巻線部が前記内径側鉄心部から径方向外側に移動することを制限する請求項10に記載の回転電機の回転子。
  12. 前記回転子鉄心には、巻線部用挿入孔が形成され、
    前記回転子巻線部は、前記巻線部用挿入孔に挿入され、
    前記固定面は、前記巻線部用挿入孔の内面に固定されている請求項10に記載の回転電機の回転子。
  13. 前記回転子巻線部は、前記回転子巻線を支持する絶縁部材をさらに有している請求項10から請求項12までの何れか一項に記載の回転電機の回転子。
  14. 前記非磁石部は、前記回転子鉄心を構成する材料と同一の材料から構成された非磁石部本体を含んでいる請求項10から請求項13までの何れか一項に記載の回転電機の回転子。
  15. 前記回転子巻線部は、前記非磁石部と前記回転子鉄心との間に設けられ前記非磁石部を前記回転子鉄心に対して固定する固定部材をさらに有している請求項10から請求項14までの何れか一項に記載の回転電機の回転子。
  16. 前記回転子巻線および前記巻線部永久磁石は、前記回転子巻線の中心を通り前記回転子鉄心の周方向に延びる中心線と、前記巻線部永久磁石の中心を通り前記周方向に延びる中心線とが同一線上に存在するように、配置されている請求項10から請求項15までの何れか一項に記載の回転電機の回転子。
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