JP6721763B2 - 電気化学セル - Google Patents

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Description

本発明は、電気化学セルに関する。
従来、アルカリ形燃料電池、アルカリ形二次電池及び電解セルなどの電気化学セルは、多孔質基材に含浸されたイオン伝導体を含む電解質と、電解質を挟むアノード及びカソードとを備える(例えば、特許文献1参照)。アノード及びカソードは、電極の一例である。
特開2016−071948号公報
ところで、電解質/電極の界面抵抗を低減することによって、電気化学セルの出力を向上させたいという要請がある。
本発明は、電解質/電極の界面抵抗を低減可能な電気化学セルの提供を目的とする。
本発明に係る電気化学セルは、アノードと、膜状の電解質と、カソードとを備える。アノードは、多孔質基材と、イオン伝導体とを有する。多孔質基材は、三次元網目構造を有し、連続孔を形成する。イオン伝導体は、イオン伝導性を有し、連続孔内に配置される。電解質は、イオン伝導性を有し、イオン伝導体に連なる。カソードは、電解質上に配置される。多孔質基材は、アノード触媒を含有し、電子伝導性を有する。
本発明によれば、電解質/電極の界面抵抗を低減可能な電気化学セルを提供することができる。
固体アルカリ形燃料電池の構成を模式的に示す断面図 図1の部分拡大図 図1の部分拡大図 固体アルカリ形燃料電池の他の構成を模式的に示す断面図
(固体アルカリ形燃料電池10)
以下、本発明に係る電気化学セルの一例として、水酸化物イオンをキャリアとするアルカリ形燃料電池(AFC)の一種である固体アルカリ形燃料電池10の実施形態について図面を参照しつつ説明する。
図1は、実施形態に係る固体アルカリ形燃料電池10の構成を示す断面図である。固体アルカリ形燃料電池10は、カソード12、アノード14、及び電解質16(「電気化学セル用電解質」の一例)を備える。固体アルカリ形燃料電池10は、下記の電気化学反応式に基づいて、比較的低温(例えば、50℃〜250℃)で発電する。ただし、下記の電気化学反応式では、燃料の一例としてメタノールを用いた場合が例示されている。
・カソード12: 3/2O+3HO+6e→6OH
・アノード14: CHOH+6OH→6e+CO+5H
・全体 : CHOH+3/2O→CO+2H
カソード12は、一般的に空気極と呼ばれる陽極である。固体アルカリ形燃料電池10の発電中、カソード12には、酸化剤供給手段13を介して、酸素(O)を含む酸化剤が供給される。酸化剤としては、空気を用いるのが好ましく、空気は加湿されていることがより好ましい。カソード12は、内部に酸化剤を拡散可能な多孔質体である。カソード12の気孔率は特に制限されない。
カソード12は、AFCに使用される公知の空気極触媒を含むものであればよく、特に限定されない。カソード触媒の例としては、白金族元素(Ru、Rh、Pd、Ir、Pt)、鉄族元素(Fe、Co、Ni)等の第8〜10族元素(IUPAC形式での周期表において第8〜10族に属する元素)、Cu、Ag、Au等の第11族元素(IUPAC形式での周期表において第11族に属する元素)、ロジウムフタロシアニン、テトラフェニルポルフィリン、Coサレン、Niサレン(サレン=N,N’−ビス(サリチリデン)エチレンジアミン)、銀硝酸塩、及びこれらの任意の組み合わせが挙げられる。カソード12における触媒の担持量は特に限定されないが、好ましくは0.05〜10mg/cm、より好ましくは、0.05〜5mg/cmである。カソード触媒はカーボンに担持させるのが好ましい。カソード12ないしそれを構成する触媒の好ましい例としては、白金担持カーボン(Pt/C)、白金コバルト担持カーボン(PtCo/C)、パラジウム担持カーボン(Pd/C)、ロジウム担持カーボン(Rh/C)、ニッケル担持カーボン(Ni/C)、銅担持カーボン(Cu/C)、及び銀担持カーボン(Ag/C)が挙げられる。
アノード14は、一般的に燃料極と呼ばれる陰極である。固体アルカリ形燃料電池10の発電中、アノード14には、燃料供給手段15を介して、水素原子(H)を含む燃料が供給される。
燃料は、アノード14において水酸化物イオン(OH)と反応可能な燃料化合物を含んでいればよく、液体燃料及び気体燃料のいずれの形態であってもよい。
燃料化合物としては、例えば、(i)ヒドラジン(NHNH)、水加ヒドラジン(NHNH・HO)、炭酸ヒドラジン((NHNHCO)、硫酸ヒドラジン(NHNH・HSO)、モノメチルヒドラジン(CHNHNH)、ジメチルヒドラジン((CHNNH、CHNHNHCH)、及びカルボンヒドラジド((NHNHCO)等のヒドラジン類、(ii)尿素(NHCONH)、(iii)アンモニア(NH)、(iv)イミダゾール、1,3,5−トリアジン、3−アミノ−1,2,4−トリアゾール等の複素環類化合物、(v)ヒドロキシルアミン(NHOH)、硫酸ヒドロキシルアミン(NHOH・HSO)等のヒドロキシルアミン類、及びこれらの組合せが挙げられる。これらの燃料化合物のうち炭素を含まない化合物(すなわち、ヒドラジン、水加ヒドラジン、硫酸ヒドラジン、アンモニア、ヒドロキシルアミン、硫酸ヒドロキシルアミン等)は、一酸化炭素による触媒被毒の問題が無いため特に好適である。
燃料化合物は、そのまま燃料として用いてもよいが、水及び/又はアルコール(例えば、メタノール、エタノール、プロパノール、イソプロパノールなどの低級アルコール等)に溶解させた溶液として用いてもよい。例えば、上記燃料化合物のうち、ヒドラジン、水化ヒドラジン、モノメチルヒドラジン及びジメチルヒドラジンは液体であるので、そのまま液体燃料として使用可能である。また、炭酸ヒドラジン、硫酸ヒドラジン、カルボンヒドラジド、尿素、イミダゾール、及び3−アミノ−1,2,4−トリアゾール、及び硫酸ヒドロキシルアミンは固体であるが水に可溶である。1,3,5−トリアジン及びヒドロキシルアミンは固体であるがアルコールに可溶である。アンモニアは気体であるが水に可溶である。このように、固体の燃料化合物は、水又はアルコールに溶解させて液体燃料として使用可能である。燃料化合物を水及び/又はアルコールに溶解させて用いる場合、溶液中の燃料化合物の濃度は、例えば30〜99.9重量%であり、好ましくは66〜99.9重量%である。
また、メタノール、エタノール等のアルコール類やエーテル類を含む炭化水素系液体燃料、メタン等の炭化水素系ガス、或いは純水素などは、そのまま燃料として用いることができる。特に、本実施形態に係る固体アルカリ形燃料電池10に用いられる燃料としては、メタノールが好適である。メタノールは、気体状態、液体状態、及び、気液混合状態のいずれであってもよい。
アノード14は、多孔質基材20と、イオン伝導体21とを有する。
多孔質基材20は、連続孔20aを形成する。連続孔20aは、多孔質基材20の表裏面に連なるように形成される。連続孔20aのうち電解質16側の領域には、イオン伝導体21が含浸されている。
多孔質基材20は、アノード触媒を含有し、電子伝導性を有する。
例えば、多孔質基材20は、アノード触媒を成形することによって構成することができる。この場合、多孔質基材20の全体がアノード触媒によって構成される。アノード触媒、バインダーおよび溶媒を混合し、シート状に成形して乾燥させることで多孔質基材20とすることができる。シート形成にはテープ成形法、スクリーン印刷法等の一般的なプロセスを用いることができる。必要に応じて、熱処理や酸アルカリ処理によって除去可能な材料を造孔材として添加し、後処理によって連続孔20aを形成してもよい。
また、多孔質基材20は、金属材料、セラミックス材料及び高分子材料から選択される少なくとも1種によって構成される本体部と、本体部の表面に付着したアノード触媒とによって構成することもできる。
本体部は、三次元網目構造を有していてもよい。「三次元網目構造」とは、基材の構成物質が立体的かつ網目状に繋がった構造である。ただし、本体部は、三次元網目構造を有していなくてもよい。本体部を構成する金属材料としては、ステンレス(Fe−Cr系合金、Fe−Ni−Cr系合金など)、アルミニウム、亜鉛、ニッケル、又は、チタンなどを用いることができる。本体部を構成するセラミックス材料としては、アルミナ、ジルコニア、チタニア、マグネシア、カルシア、コージェライト、ゼオライト、ムライト、酸化亜鉛、炭化ケイ素、及びこれらの任意の組合せが挙げられる。本体部を構成する高分子材料としては、ポリスチレン、ポリエーテルサルフォン、ポリプロピレン、エポキシ樹脂、ポリフェニレンサルファイド、フッ素樹脂(四フッ素化樹脂:PTFE等)、セルロース、ナイロン、ポリエチレン、ポリイミド及びこれらの任意の組合せが挙げられる。本体部をフレキシブル性の高分子材料で構成する場合には、連続孔20aの体積を大きくしながら厚さを薄くしやすいため、水酸化物イオン伝導性を向上させることができる。高分子材料によって構成される本体部としては、リチウム電池用セパレータとして市販されているような微多孔膜を用いることができる。
本体部が金属材料によって構成される場合、三次元網目構造を有する本体部としては、例えば、多孔質金属材料(例えば、発泡金属材料)によって構成されるセル状又はモノリス状の構造物、細線金属材料によって構成されるメッシュ状の塊や金属不織布などが挙げられる。
本体部が金属材料によって構成される場合、三次元網目構造を有さない本体部としては、金属材料によって構成される複数の線材を織り込むことによって形成されたメッシュ部材のほか、微細な複数のストレート孔が形成された金属薄板が挙げられる。メッシュ部材は、全体としてシート状に形成されていてもよい。線材の織り方は、平織り、綾織り、平畳織り、綾畳織り、或いは他の織り方であってもよい。本体部としてメッシュ部材を用いる場合、各線材の隙間(すなわち、目開き)が連続孔20aとなる。金属薄板のストレート孔は、例えばレーザー加工によって形成することができる。本体部として金属薄板を用いる場合、ストレート孔が連続孔20aとなる。
多孔質基材20が含有するアノード触媒は、AFCに使用される公知のものであればよく、特に限定されない。アノード触媒の例としては、Pt、Ni、Co、Fe、Ru、Sn、及びPd等の金属触媒が挙げられる。金属触媒は、カーボン等の担体に担持されるのが好ましいが、金属触媒の金属原子を中心金属とする有機金属錯体の形態としてもよく、この有機金属錯体を担体として担持されていてもよい。触媒の好ましい例としては、ニッケル、コバルト、銀、白金担持カーボン(Pt/C)、白金ルテニウム担持カーボン(PtRu/C)、パラジウム担持カーボン(Pd/C)、ロジウム担持カーボン(Rh/C)、ニッケル担持カーボン(Ni/C)、銅担持カーボン(Cu/C)、及び銀担持カーボン(Ag/C)が挙げられる。或いは、アノード触媒は、電気伝導性及び機械強度に優れたカーボンペーパやカーボンクロスなどに担持されていてもよい。また、アノード触媒の表面には多孔質材料等で構成された拡散層を配置してもよい。
多孔質基材20の厚さは特に制限されないが、例えば、200μm以下とすることができ、好ましくは100μm以下、より好ましくは75μm以下であり、50μm以下が最も好ましい。多孔質基材20の厚さの下限値は、用途に応じて適宜設定すればよいが、ある程度の堅さを確保するには10μm以上が好ましく、15μm以上がより好ましい。
多孔質基材20の断面における連続孔20aの平均内径は特に制限されない。上述した本体部が金属材料によって構成される場合、連続孔20aの平均内径は、1〜1000μmとすることができ、好ましくは2〜500μm、より好ましくは5〜400μm、さらに好ましくは7〜300μm、特に好ましくは10〜200μmである。また、上述した本体部がセラミックス材料又は高分子材料によって構成される場合、連続孔20aの平均内径は、例えば、0.001〜1.5μmとすることができ、好ましくは0.001〜1.25μm、より好ましくは0.001〜1.0μm、さらに好ましくは0.001〜0.75μm、特に好ましくは0.001〜0.5μmである。これらの範囲内とすることによって、多孔質基材20に支持体としての強度を付与しつつ、イオン伝導体21の緻密度を向上させることができる。連続孔20aの平均内径は、多孔質基材20の断面を電子顕微鏡で観察した場合に、観察画像上で無作為に選出した20箇所における連続孔20aの円相当径を算術平均することによって得られる。連続孔20aの円相当径とは、観察画像において、連続孔20aの断面積と同じ面積を有する円の直径である。なお、電子顕微鏡の倍率は、連続孔20aの断面サイズに応じて適宜設定すればよい。
連続孔20aの体積率は特に制限されないが、例えば、10〜60%とすることができ、好ましくは15〜55%、より好ましくは20〜50%である。これらの範囲内とすることによって、多孔質基材20に支持体としての強度を確保しつつ、イオン伝導体21の緻密度を向上させることができる。連続孔20aの体積率は、アルキメデス法により測定することができる。
また、図2では図示されていないが、多孔質基材20は、それ自体の内部に複数の細孔を有することが好ましい。複数の細孔は、多孔質基材20の内部において、互いに繋がっていてもよい。そして、各細孔は多孔質基材20の表面に開口する開気孔であって、各細孔にはイオン伝導体21が含浸していることがより好ましい。これによって、連続孔20a→多孔質基材20内の細孔→連続孔20aのイオン伝導パスを形成することができる。その結果、アノード14における水酸化物イオン伝導を促進することによってアノード触媒を有効利用することができる。
イオン伝導体21は、多孔質基材20の連続孔20a内に配置される。イオン伝導体21は、連続孔20a内に含浸されており、多孔質基材20と一体化している。このように、イオン伝導体21を多孔質基材20で支持することによって、イオン伝導体21の強度を向上できるため、イオン伝導体21を薄くすることができる。その結果、アノード14の低抵抗化を図ることができる。
イオン伝導体21は、電解質16に連なる。そのため、アノード14−電解質16間の抵抗を低減できる。
本実施形態において、イオン伝導体21は、多孔質基材20の連続孔20aの一部にのみ含浸されている。イオン伝導体21は、連続孔20aのうち電解質16側の領域にのみ含浸されている。イオン伝導体21の厚みは特に制限されないが、例えば3〜100μmとすることができる。
ここで、イオン伝導体21は、図2に示すように、内部に形成された複数の閉気孔24を有することが好ましい。これにより、固体アルカリ形燃料電池10の作動中にイオン伝導体21の含水状況の変動に起因するイオン伝導体21の体積変化を緩和させることができる。これにより、イオン伝導体21と電解質16との界面に応力が発生することを抑制できるため、アノード14から電解質16が剥離したり、或いは、アノード14自体が変形したりすることを抑制できる。
さらに、閉気孔24がイオン伝導体21の内部に形成されることで、イオン伝導体21に柔軟性を付与することができるため、固体アルカリ形燃料電池10内の温度分布に起因してアノード14と電解質16との界面に熱応力が発生することを抑制できる。これにより、アノード14から電解質16が剥離したり、或いは、アノード14自体が変形したりすることを抑制できる。
本実施形態において、閉気孔24は、多孔質基材20から離れている。すなわち、閉気孔24は、イオン伝導体21の内部に閉じこめられており、連続孔20aの内表面と直接的に接触しない。これによって、閉気孔24が多孔質基材20と直接接触する場合に比べて、多孔質基材20、イオン伝導体21及び閉気孔24の三者で作られる角部を起点とする剥離がイオン伝導体21に生じることを抑制できる。
各閉気孔24の平均円相当径は特に制限されないが、例えば、0.001〜1.0μmとすることができる。各閉気孔24の平均円相当径は、0.001μm以上が好ましく、0.002μm以上がより好ましい。これによって、イオン伝導体21の柔軟性をより向上させることができる。また、各閉気孔24の平均円相当径は、1.0μm以下が好ましく、0.8μm以下がより好ましい。これによって、カソード12からアノード14に酸化剤が透過したり、或いは、アノード14からカソード12側に燃料が透過したりすることを抑制できる。
各閉気孔24の平均円相当径は、イオン伝導体21の断面を20,000〜1,500,000倍の電子顕微鏡で観察し、無作為に選出した20個の閉気孔24の円相当径を算術平均することによって得られる。閉気孔24の円相当径とは、イオン伝導体21の断面において、閉気孔24と同じ面積を有する円の直径である。ただし、0.001μm以下の円相当径を有する閉気孔24は、イオン伝導体21の体積変化の緩和及び柔軟性向上への寄与が極めて小さいため、各閉気孔24の平均円相当径を求める際には除外するものとする。
イオン伝導体21は、水酸化物イオン伝導性を有する。イオン伝導体21の水酸化物イオン伝導率は特に制限されないが、0.1mS/cm以上が好ましく、より好ましくは0.5mS/cm以上、さらに好ましくは1.0mS/cm以上である。イオン伝導体21の水酸化物イオン伝導率は、高いほど好ましく、その上限値は特に制限されないが、例えば10mS/cmである。
イオン伝導体21は、水酸化物イオン伝導性のセラミックス材料によって構成することができる。このようなセラミックス材料としては、水酸化物イオン伝導性を有する周知のセラミックスを用いることができるが、以下に説明する層状複水酸化物(LDH:Layered Double Hydroxide)が特に好適である。
LDHは、M2+ 1−x3+ (OH)n−x/n・mHO(式中、M2+は2価の陽イオン、M3+は3価の陽イオンであり、An−はn価の陰イオン、nは1以上の整数、xは0.1〜0.4、mは水のモル数を意味する任意の整数である)の一般式で示される基本組成を有する。M2+の例としてはMg2+、Ca2+、Sr2+、Ni2+、Co2+、Fe2+、Mn2+、及びZn2+が挙げられ、M3+の例としては、Al3+、Fe3+、Ti3+、Y3+、Ce3+、Mo3+、及びCr3+が挙げられ、Anの例としてはCO 2−及びOH−が挙げられる。M2+及びM3+としては、それぞれ1種単独で又は2種以上を組み合わせて用いることもできる。
LDHは、複数の水酸化物基本層と、これら複数の水酸化物基本層間に介在する中間層とから構成される。中間層は、陰イオン及びHOで構成される。水酸化物基本層は、例えば金属MがNi、Al、Tiの場合には、Ni、Al、Ti及びOH基を含む。以下、LDHの水酸化物基本層がNi、Al、Ti及びOH基を含む場合について説明する。
LDH中のNiはニッケルイオンの形態を採りうる。LDH中のニッケルイオンは典型的にはNi2+であると考えられるが、Ni3+等の他の価数もありうるため、特に限定されない。LDH中のAlはアルミニウムイオンの形態を採りうる。LDH中のアルミニウムイオンは典型的にはAl3+であると考えられるが、他の価数もありうるため、特に限定されない。LDH中のTiはチタンイオンの形態を採りうる。LDH中のチタンイオンは典型的にはTi4+であると考えられるが、Ti3+等の他の価数もありうるため、特に限定されない。水酸化物基本層は、Ni、Al、Ti及びOH基を主要構成要素として含むのが好ましいが、他の元素ないしイオンを含んでいてもよいし、不可避不純物を含んでいてもよい。不可避不純物は、製法上不可避的に混入されうる任意元素であり、例えば原料や基材に由来してLDH中に混入しうる。
LDHの中間層は、陰イオン及びHOで構成される。陰イオンは1価以上の陰イオン、好ましくは1価又は2価のイオンである。好ましくは、LDH中の陰イオンはOH及び/又はCO 2−を含む。
上記のとおり、Ni、Al及びTiの価数は必ずしも定かではないため、LDHを一般式で厳密に特定することは非実際的又は不可能である。仮に水酸化物基本層が主としてNi2+、Al3+、Ti4+及びOH基で構成されるものと想定した場合、LDHは、一般式:Ni2+ 1−x−yAl3+ Ti4+ (OH)n− (x+2y)/n・mHO(式中、An−はn価の陰イオン、nは1以上の整数、好ましくは1又は2であり、0<x<1、好ましくは0.01≦x≦0.5、0<y<1、好ましくは0.01≦y≦0.5、0<x+y<1、mは0以上、典型的には0を超える又は1以上の実数である)なる基本組成で表すことができる。もっとも、上記一般式はあくまで「基本組成」と解されるべきであり、Ni2+、Al3+、Ti4+等の元素がLDHの基本的特性を損なわない程度に他の元素又はイオン(同じ元素の他の価数の元素又はイオンや製法上不可避的に混入されうる元素又はイオンを含む)で置き換え可能なものとして解されるべきである。
電解質16は、カソード12とアノード14との間に配置される。電解質16は、アノード14のイオン伝導体21に連なる。電解質16は、アノード14の多孔質基材20上に配置される。電解質16は、多孔質基材20の外部に配置される。電解質16は、多孔質基材20の連続孔20aからカソード12側に露出している。
電解質16は、水酸化物イオン伝導性を有する。電解質16の水酸化物イオン伝導率は特に制限されないが、0.1mS/cm以上が好ましく、より好ましくは0.5mS/cm以上、さらに好ましくは1.0mS/cm以上である。電解質16の水酸化物イオン伝導率は、高いほど好ましく、その上限値は特に制限されないが、例えば10mS/cmである。
電解質16は、水酸化物イオン伝導性のセラミックス材料によって構成することができる。このようなセラミックス材料としては、上述したLDHが好適である。電解質16とアノード14のイオン伝導体21とを共にLDHで構成する場合、焼結によって電解質16自体の強度を向上させることはできないが、多孔質基材20によって支持されたイオン伝導体21と、イオン伝導体21に連なる電解質16との接合性を向上させることができる。具体的には、イオン伝導体21を構成するLDH微粒子上に、電解質16を構成するLDH微粒子を数珠つなぎ状に連ねることができる。その結果、電解質16の構造を安定させることができるため、固体アルカリ形燃料電池10の出力を長期間にわたって維持することができる。なお、電解質16とアノード14のイオン伝導体21とを共にLDHで構成する場合、電解質16を構成するLDHの組成は、イオン伝導体21を構成するLDHの組成と異なっていてもよい。
電解質16は、膜状に形成される。電解質16は、一様な厚みで形成されていてもよいし、厚みの大きい部分と厚みの薄い部分とを含んでいてもよい。電解質16の厚さは特に制限されないが、例えば、50μm以下とすることができ、好ましくは30μm以下、より好ましくは5μm以下である。また、電解質16の厚さは、2μm以上が好ましい。これにより、カソード12とアノード14の多孔質基材20とが連通することを抑制できる。
固体アルカリ形燃料電池10の作製方法は特に限定されないが、アノード14のイオン伝導体21と電解質16とをLDHで構成する場合であって、LDHの水酸化物基本層がNi、Al、Ti及びOH基を含むとき、以下の工程(1)〜(5)で作製することができる。
(1)例えばアノード触媒によって構成された多孔質基材20を用意する。
(2)多孔質基材20の一部にアルミナ及びチタニアの混合ゾルを含浸させて熱処理することでアルミナ・チタニア層を形成させる。
(3)ニッケルイオン(Ni2+)及び尿素を含む原料水溶液に多孔質基材20を浸漬させる。
(4)原料水溶液中で多孔質基材20を水熱処理して、LDHを多孔質基材20上及び多孔質基材20中に形成させることによって、アノード14のイオン伝導体21と電解質16とを形成する。この際、水熱処理時間および溶液濃度を適宜調整することによって、多孔質基材20内の気孔が閉塞する前に反応を停止することでイオン伝導体21内に閉気孔24を形成させることができる。LDHは多孔質基材20の表面に形成されたアルミナ・チタニア層を核として成長するため、多孔質基材20の表面全体にアルミナ・チタニア層を形成させた場合においては、多孔質基材20の表面全体からLDHが成長することになる。その結果として、閉気孔24を多孔質基材20から離すことができる。
(5)カソード触媒(所望により担体を含む)とバインダーとを混合したペースト状混合物を電解質16上に塗布することによって、カソード12を形成する。
(実施形態の変形例)
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明はこれらに限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない限りにおいて種々の変更が可能である。
[変形例1]
上記実施形態では、電気化学セルの一例として、水酸化物イオンをキャリアとするアルカリ形燃料電池について説明したが、本発明に係る電気化学セル用電解質は、種々の電気化学セルに適用可能である。電気化学セルとしては、例えば、プロトンをキャリアとする燃料電池、二次電池(ニッケル亜鉛二次電池、亜鉛空気二次電池など)、水蒸気から水素と酸素を生成する電解セルなどに適用することができる。電気化学セルがプロトンをキャリアとする場合、電解質16及びイオン伝導体21は、水酸化物イオン伝導性セラミックス成分に代えて、プロトン伝導性セラミックス成分を含有していればよい。なお、電気化学セルとは、化学エネルギーを電気エネルギーに変えるための装置と、電気エネルギーを化学エネルギーに変えるための装置であって、全体的な酸化還元反応から起電力が生じるように一対の電極が配置されたものの総称である。
[変形例2]
上記実施形態において、アノード14のイオン伝導体21は、多孔質基材20の連続孔20aのうち電解質16側の領域にのみ含浸されることとしたが、図3に示すように、連続孔20aの全領域にわたって含浸されていてもよい。この場合、アノード14には、図3に示すように、導電性多孔質基材30が接合されていてもよい。導電性多孔質基材30は、三次元網目構造を有する電子伝導性の多孔体である。導電性多孔質基材30は、連続孔30aを形成する。連続孔30aは、立体的かつ網目状に孔が繋がっている。導電性多孔質基材30は、例えば金属材料によって構成することができる。金属材料としては、ステンレス(Fe−Cr系合金、Fe−Ni−Cr系合金など)、アルミニウム、亜鉛、ニッケル、又は、チタンなどを用いることができる。導電性多孔質基材30の形態は特に制限されず、例えば、多孔質金属材料(例えば、発砲金属材料)によって構成されるセル状又はモノリス状の構造物であってもよいし、細線金属材料によって構成されるメッシュ状の塊であってもよい。
[変形例3]
上記実施形態では、閉気孔24は、多孔質基材20から離れていたが、多孔質基材20に接していてもよい。すなわち、閉気孔24は、連続孔20aの内表面と直接的に接触していてもよい。これによって、閉気孔24が多孔質基材20から離れている場合に比べて、閉気孔24の存在による多孔質基材20の拘束面積を低減できるため、多孔質基材20自体の柔軟性を向上させることができる。そのため、イオン伝導体21に体積変化や変形が生じた場合に、アノード14と電解質16との界面に応力が発生することをより抑制できる。
[変形例4]
上記実施形態では、電解質16は、複数の閉気孔24を有することとしたが、閉気孔24を少なくとも1つ有していれば、閉気孔24を全く有していない場合に比べて、イオン伝導体21に柔軟性を付与することができるため、電解質16の剥離を抑制できる。
[変形例5]
上記実施形態では、閉気孔24の形状は断面が円形状に構成されていたが、閉気孔24の形状はこれに限定されない。例えば、閉気孔24は、断面が楕円形状となっていてもよいし、その他の形状であってもよい。
[変形例6]
上記実施形態では、アノード14が、連続孔20aを形成する多孔質基材20と、連続孔20a内に配置されるイオン伝導体21とを備え、多孔質基材20は、アノード触媒を含有し、電子伝導性を有することとしたが、これに限られない。図4に示すように、カソード12が、連続孔40aを形成する多孔質基材40と、連続孔40a内に配置されるイオン伝導体41とを備え、多孔質基材40は、カソード触媒を含有し、電子伝導性を有することとしてもよい。
多孔質基材40は、アノード触媒の代わりにカソード触媒を含有すること以外は、上記実施形態にて説明した多孔質基材20と同じ構成である。イオン伝導体41は、上記実施形態にて説明したイオン伝導体21と同じ構成とすることができる。イオン伝導体41は、上記実施形態にて説明した複数の閉気孔24を有していてもよい。アノード14は、電解質16を挟んでカソード12の反対側に配置される。電解質16は、カソード12の多孔質基材40上に配置される。
このように、カソード12がイオン伝導体41を備える場合においても、電解質16は、水酸化物イオン伝導性のセラミックス材料によって構成することができる。このようなセラミックス材料としては、上述したLDHが好適である。電解質16とカソード12のイオン伝導体41とを共にLDHで構成する場合、多孔質基材20によって支持されたイオン伝導体41と、イオン伝導体41に連なる電解質16との接合性を向上させることができる。具体的には、イオン伝導体41を構成するLDH微粒子上に、電解質16を構成するLDH微粒子を数珠つなぎ状に連ねることができる。その結果、電解質16の構造を安定させることができるため、固体アルカリ形燃料電池10の出力を長期間にわたって維持することができる。なお、電解質16とカソード12のイオン伝導体41とを共にLDHで構成する場合、電解質16を構成するLDHの組成は、イオン伝導体41を構成するLDHの組成と異なっていてもよい。
10 固体アルカリ形燃料電池
12 カソード
14 アノード
16 電解質
20 多孔質基材
20a 連続孔
21 イオン伝導体
30 多孔質基材
30a 連続孔

Claims (13)

  1. 三次元網目構造を有し、連続孔を形成する多孔質基材と、イオン伝導性を有し、前記連続孔内に配置されるイオン伝導体とを有するアノードと、
    イオン伝導性を有し、前記イオン伝導体に連なる膜状の電解質と、
    前記電解質上に配置されるカソードと、
    を備え、
    前記多孔質基材は、金属材料、セラミックス材料及び高分子材料から選択される少なくとも1種によって構成される本体部と、前記本体部の表面に付着したアノード触媒とによって構成されるか、或いは、アノード触媒によって構成され、
    前記電解質と前記アノードの前記イオン伝導体とは、イオン伝導性セラミックス材料によって構成される、
    電気化学セル。
  2. 前記イオン伝導体は、前記連続孔の全体に含浸されている、
    請求項に記載の電気化学セル。
  3. 前記アノードに接合される導電性多孔質基材をさらに備える、
    請求項に記載の電気化学セル。
  4. 前記多孔質基材は、内部に細孔を有し、
    前記細孔には、前記イオン伝導体が含浸されている、
    請求項1乃至のいずれかに記載の電気化学セル。
  5. 連続孔を形成する多孔質基材と、イオン伝導性を有し、前記連続孔内に配置されるイオン伝導体とを有するアノードと、
    イオン伝導性を有し、前記イオン伝導体に連なる膜状の電解質と、
    前記電解質上に配置されるカソードと、
    を備え、
    前記多孔質基材は、金属材料、セラミックス材料及び高分子材料から選択される少なくとも1種によって構成される本体部と、前記本体部の表面に付着したアノード触媒とによって構成されるか、或いは、アノード触媒によって構成され、
    前記電解質と前記アノードの前記イオン伝導体とは、イオン伝導性セラミックス材料によって構成される、
    電気化学セル。
  6. 前記イオン伝導体は、前記連続孔の全体に含浸されている、
    請求項5に記載の電気化学セル。
  7. 前記アノードに接合される導電性多孔質基材をさらに備える、
    請求項5又は6かに記載の電気化学セル。
  8. 前記多孔質基材は、内部に細孔を有し、
    前記細孔には、前記イオン伝導体が含浸されている、
    請求項5乃至7のいずれかに記載の電気化学セル。
  9. 連続孔を形成する多孔質基材と、イオン伝導性を有し、前記連続孔内に配置されるイオン伝導体とを有するカソードと、
    イオン伝導性を有し、前記イオン伝導体に連なる膜状の電解質と、
    前記電解質上に配置されるアノードと、
    を備え、
    前記多孔質基材は、金属材料、セラミックス材料及び高分子材料から選択される少なくとも1種によって構成される本体部と、前記本体部の表面に付着したカソード触媒とによって構成されるか、或いは、カソード触媒によって構成され、
    前記電解質と前記カソードの前記イオン伝導体とは、イオン伝導性セラミックス材料によって構成される、
    電気化学セル。
  10. 前記イオン伝導体は、前記連続孔の全体に含浸されている、
    請求項に記載の電気化学セル。
  11. 前記カソードに接合される導電性多孔質基材をさらに備える、
    請求項10に記載の電気化学セル。
  12. 前記多孔質基材は、内部に細孔を有し、
    前記細孔には、前記イオン伝導体が含浸されている、
    請求項乃至11のいずれかに記載の電気化学セル。
  13. 前記カソードの前記多孔質基材は、三次元網目構造を有する、
    請求項乃至12のいずれかに記載の電気化学セル。
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