JP6721756B2 - 電子機器、従属変数の算出方法、およびプログラム - Google Patents
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Description
図1は、第1実施形態の電子機器1の模式的かつ例示的な正面図である。図2は、電子機器1の筐体2内の構成が示された模式的かつ例示的な平面図である。電子機器1は、サーバ装置である。電子機器1は、扁平な直方体状の筐体2を備えている。筐体2は、面2aとこの反対側の面2bと、を有する。面2aおよび面2bは、いずれも、筐体2の厚さ方向と直交する方向または交叉する方向に沿って広がっている。面2aと面2bとは略平行である。筐体2は、面2aと面2bとの間に渡った四つの面2pを有している。四つの面2pは、いずれも、面2a,2bと、交叉するかあるいは直交している。面2aは天面とも称され、面2bは底面とも称され、面2pは側面または周面とも称されうる。また、筐体2は、面2aに対する正面視では、四つの端部2c〜2fを有する。端部2c〜2fは、縁部や、辺部等とも称されうる。端部2c,2eは、短辺部の一例である。端部2d,2fは、長辺部の一例である。
I=a0+a1・x1+a2・x2+・・・+an・xn
・・・ (1)
ここに、添え字0,1,2,・・・,nは、センサ101の識別子であり、nは、センサ101の数であり、x1,x2,・・・,xnは、センサ101による検出値であり、a0,a1,a2,・・・,anは、センサ101による検出値のそれぞれに対応して設定された係数である。係数a0,a1,a2,・・・,anは、センサ101による検出値とインデックスIとの相関関係を示す係数であって、実験やシミュレーションによって、予め取得され、設定される。センサ101による検出値とインデックスIとの相関関係(係数)は、機械学習の技法、例えば、ベイジアンネットワークや、サポートベクターマシン、構造方程式モデリング、回帰分析等で求めてもよい。インデックスIは、センサ101による検出値x1,x2,・・・,xnを独立変数とした、従属変数であると言うことができる。式(1)から明らかなように、インデックスIは、複数のセンサ101による検出値に基づいて算出される。すなわち、インデックスIは、複数のセンサ101による検出値x1,x2,・・・,xnと、インデックスIとの相関関係に基づいて、算出される。発明者らの鋭意研究によって、インデックスIは、複数、好ましくは少なくとも三つ以上のセンサ101による検出値に基づいて算出されるのが望ましいことが判明した。すなわち、一つのセンサ101の検出値に基づいて数値化されたインデックスの精度よりも、二つのセンサ101の検出値に基づいて数値化されたインデックスの精度がより高く、三つ以上のセンサ101の検出値に基づいて数値化されたインデックスの精度がより一層高いことが判明した。その三つは、例えば、環境温度に対応した検出値、空気流Fの流量に対応した検出値、および発熱体の発熱量に対応した検出値である。センサ101aによる検出値は、環境温度に対応した検出値の一例である。センサ101bによる検出値は、空気流Fの流量(ファン10iの風量)に対応した検出値の一例である。また、センサ101dによる検出値は、発熱体の発熱量に対応した検出値である。
Ii=ai0+ai1・x1+ai2・x2+・・・+ain・xn
・・・ (2)
ここに、添え字i(i=1〜m)は、インデックスの識別子であり、ai0,ai1,ai2,・・・,ainは、係数である。インデックスIi毎の係数ai0,ai1,ai2,・・・,ainは、センサ101による検出値とインデックスIiとの相関関係を示す係数であって、実験やシミュレーションによって、予め取得され、設定される。センサ101による検出値とインデックスIiとの相関関係(係数)は、機械学習の技法、例えば、ベイジアンネットワークや、サポートベクターマシン、構造方程式モデリング、回帰分析等で求めてもよい。複数のインデックスIiは、それぞれ、センサ101による検出値x1,x2,・・・,xnを独立変数とした、従属変数であると言うことができる。センサ101の数nと、インデックスIiの数mとは、同じであってもよいし、異なってもよい。なお、インデックスIiの多項式の各項には、センサ101による検出値x1,x2,・・・,xnに替えて、センサ101による検出値x1,x2,・・・,xnの累乗(例えば2乗)等が含まれてもよい。この場合、検出値x1,x2,・・・,xnの累乗が独立変数となる。すなわち、インデックスは、上記の例に限らず、センサ101による検出値x1,x2,・・・,xnに対応した独立変数に基づく従属変数であってもよい。
図11は、第2実施形態の電子機器1Aの筐体2内の構成が示された模式的かつ例示的な平面図である。本実施形態の電子機器1Aは、上記第1実施形態の電子機器1と同様の構成を有する。よって、本実施形態によっても、上記第1実施形態と同様の構成に基づく同様の作用および効果が得られる。
Isj=bj0+bj1・I1+bj2・I2+・・・+bjn・In
・・・ (3)
ここに、添え字j(j=1〜m)は、発熱体64の温度に対応したインデックスIsの識別子であり、bj0,bj1,bj2,・・・,bjnは、係数である。係数bj0,bj1,bj2,・・・,bjnは、別のインデックスI1,I2,・・・,Inと発熱体64の温度に対応したインデックスIsjとの相関関係を示す係数であって、実験やシミュレーションによって、予め取得され、設定される。別のインデックスI1,I2,・・・,InとインデックスIsjとの相関関係(係数)は、機械学習の技法、例えば、ベイジアンネットワークや、サポートベクターマシン、構造方程式モデリング、回帰分析等で求めてもよい。インデックスIsjは、インデックスI1,I2,・・・,Inを独立変数とした、従属変数であると言うことができる。インデックスI1,I2,・・・,Inは、温度を示すインデックスであってもよいし、温度に影響を与える温度以外(例えば、空気流の流量等)のインデックスであってもよい。インデックスIsjの多項式の各項には、インデックスI1,I2,・・・,Inに替えて、インデックスI1,I2,・・・,Inの累乗(例えば2乗)等が含まれてもよい。この場合、インデックスI1,I2,・・・,Inの累乗が独立変数となる。すなわち、インデックスIsjは、上記の例に限らず、インデックスI1,I2,・・・,Inに対応した独立変数に基づく従属変数であってもよい。筐体2内に、センサ101が設けられていない部品67に設けられた複数の発熱体64が収容されている場合、演算部100bは、複数の発熱体64のそれぞれの温度に対応したインデックスを算出することができる。
Claims (15)
- 電子機器であって、
筐体と、
前記筐体内に収容された発熱体と、
三つ以上のセンサと、
前記三つ以上のセンサの検出値のそれぞれに対応した三つ以上の独立変数を含む多項式により従属変数を算出する算出部と、
を備えた、電子機器。 - 前記従属変数と閾値とを比較する比較部を備えた、請求項1に記載の電子機器。
- 前記多項式は、前記三つ以上の独立変数のそれぞれと当該独立変数に対応する予め定められた係数との積、の和を含む、請求項1または2に記載の電子機器。
- 前記多項式は、前記独立変数と係数との積を含み、
前記従属変数である第一の従属変数において前記積が最大となる前記独立変数に対応した前記センサと、
前記従属変数であり前記第一の従属変数とは異なる第二の従属変数において前記積が最大となる前記独立変数に対応した前記センサと、
が、相異なる、請求項3に記載の電子機器。 - 前記従属変数は、温度に対応した従属変数である、請求項1〜4のうちいずれか一つに記載の電子機器。
- 前記発熱体を冷却する冷却部品を備え、
前記従属変数は、前記冷却部品の冷却性能を示す従属変数である、請求項1〜4のうちいずれか一つに記載の電子機器。 - 前記三つ以上のセンサの全ては、温度を検出するセンサである、請求項1〜4のうちいずれか一つに記載の電子機器。
- 前記三つ以上のセンサは、相異なる物理量を検出するセンサを含む、請求項1〜4のうちいずれか一つに記載の電子機器。
- 前記従属変数を出力するよう出力装置を制御する出力制御部を備えた、請求項1〜4のうちいずれか一つに記載の電子機器。
- 前記算出部は、前記従属変数として、前記センサの検出値に対応した独立変数と係数との積の和を含む従属変数を算出し、
前記出力制御部は、前記従属変数に対応した前記積を出力するよう出力装置を制御する、請求項9に記載の電子機器。 - 前記筐体には、前記センサが設けられた第一の部品と、前記センサが設けられない第二の部品と、が収容され、
前記発熱体は、前記第一の部品に設けられた第一の発熱体と、前記第二の部品に設けられた第二の発熱体と、を含み、
前記算出部は、三つ以上の前記センサの検出値に基づいて、前記第二の部品に含まれる前記発熱体の温度に対応した従属変数を算出する、請求項1〜10のうちいずれか一つに記載の電子機器。 - 前記算出部は、前記第二の部品に含まれる前記発熱体の温度に対応した従属変数を、前記センサの検出値に基づいて算出した別の従属変数と係数との積の和を含む多項式により算出する、請求項11に記載の電子機器。
- 電子機器が、
三つ以上のセンサの検出値を取得し、
前記三つ以上のセンサの検出値のそれぞれに対応した三つ以上の独立変数を含む多項式により従属変数を算出する、
従属変数の算出方法。 - コンピュータに、
三つ以上のセンサの検出値を取得させ、
前記三つ以上のセンサの検出値のそれぞれに対応した三つ以上の独立変数を含む多項式により従属変数を算出させる、ためのプログラム。 - 電子機器であって、
三つ以上のセンサの検出値のそれぞれに対応した三つ以上の独立変数を含む多項式により従属変数を算出する算出部と、
前記算出部で算出された従属変数を出力するよう出力装置を制御する出力制御部と、
を備えた、電子機器。
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