JP5873155B1 - 監視システムと監視装置および監視方法 - Google Patents

監視システムと監視装置および監視方法 Download PDF

Info

Publication number
JP5873155B1
JP5873155B1 JP2014212151A JP2014212151A JP5873155B1 JP 5873155 B1 JP5873155 B1 JP 5873155B1 JP 2014212151 A JP2014212151 A JP 2014212151A JP 2014212151 A JP2014212151 A JP 2014212151A JP 5873155 B1 JP5873155 B1 JP 5873155B1
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
temperature
cooling unit
exhaust side
pressure
cooling
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2014212151A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2016081310A (ja
Inventor
安仁 中村
安仁 中村
俊輔 藤井
俊輔 藤井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NEC Platforms Ltd
Original Assignee
NEC Platforms Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NEC Platforms Ltd filed Critical NEC Platforms Ltd
Priority to JP2014212151A priority Critical patent/JP5873155B1/ja
Priority to PCT/JP2015/005205 priority patent/WO2016059801A1/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5873155B1 publication Critical patent/JP5873155B1/ja
Publication of JP2016081310A publication Critical patent/JP2016081310A/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06FELECTRIC DIGITAL DATA PROCESSING
    • G06F1/00Details not covered by groups G06F3/00 - G06F13/00 and G06F21/00
    • G06F1/16Constructional details or arrangements
    • G06F1/20Cooling means
    • HELECTRICITY
    • H05ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H05KPRINTED CIRCUITS; CASINGS OR CONSTRUCTIONAL DETAILS OF ELECTRIC APPARATUS; MANUFACTURE OF ASSEMBLAGES OF ELECTRICAL COMPONENTS
    • H05K7/00Constructional details common to different types of electric apparatus
    • H05K7/20Modifications to facilitate cooling, ventilating, or heating

Abstract

【課題】電子機器の発熱による熱気を冷却するシステムが正常に機能していることを監視し、システムに異常が生じた場合にはシステムを構成する何処に異常が発生したのかを特定する。【解決手段】本発明の監視システムは、吸気側と排気側とを有し前記吸気側を電子機器の排気側に設置した冷却部と、前記冷却部に接続し前記冷却部に冷媒を供給する配管と回収する配管と、前記配管に接続し前記冷媒の熱交換を行う熱交換器と、を有する冷却システム、を監視する監視システムにおいて、前記冷却部の排気側の、もしくは吸気側と排気側の、温度を検出する温度検出部と、前記冷媒を供給または回収する少なくとも一方の前記配管内の圧力を検出する圧力検出部と、前記冷却部の排気側の温度、もしくは吸気側と排気側の温度の差と、前記圧力とに基づいて前記冷却システムの異常の検出をする演算部と、を有する。【選択図】 図1

Description

本発明は、サーバなどの電子機器を収納するラックキャビネットなどの冷却システムの動作を監視し異常を検出する技術に関する。
近年、情報処理量の増大に伴い、サーバなどの情報機器の発熱量が増大し、情報機器を設置する施設の空調機の消費電力が大幅に増大するという問題が生じている。これに対処するために、サーバラックの背面扉(リアドア)に冷却ユニットを取り付け、サーバラックの背面から排出される熱気を冷却する技術が開示されている(特許文献1)。特許文献1によれば、サーバラックのリアドアにラジエータと複数のファンとを内蔵している。さらに、ラジエータの吸気側の温度センサと排気側の温度センサの検出値に基づいて前記ファンの回転数を設定することで、効率よく熱気を冷却するとしている。
サーバ等の電子機器の発熱による熱気を冷却する際に、センサにより温度などを測定し、測定結果に基づいて冷却を制御する関連技術は、特許文献2、特許文献3、特許文献4、特許文献5にも開示されている。
一方、冷媒の気化と凝縮のサイクルによって冷却を行う相変化冷却方式が知られている。相変化方式での潜熱による熱輸送は、冷媒を温度上昇させる方式での顕熱による熱輸送よりも、熱輸送の力が大きい。さらに相変化方式では、蒸気から液体に戻すだけで済むので、冷媒の温度を下げるよりも少しの冷却で済む。以上の特長から、相変化冷却方式を電子機器の発熱による熱気の冷却システムに用いることは、空調の消費電力低減に際して有効である。
特開2012−118781号公報 特開2010−218330号公報 特開平11−212674号公報 特開2013−219893号公報 特開平10−19305号公報
相変化冷却方式を用いたサーバラックの冷却システムは、熱気を冷却する冷却ユニットと、冷却ユニットに冷媒を供給し回収する配管と、配管に接続し、冷媒を蒸気から液体に戻す熱交換器とを備える。そして、この冷却システムが正常に機能していることを監視し、システムに異常が生じた場合には、システムを構成する何処に異常が発生したのかを特定することが必要となる。
特許文献1〜5に開示された技術は、効率よく熱気を冷却することができる一方で、冷却システムに異常が生じた場合に、冷却システムを構成する何処に異常が発生したのかを特定することはできなかった。
本発明は、上記の課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、電子機器の発熱による熱気を冷却するシステムにおいて、システムが正常に機能していることを監視し、システムに異常が生じた場合にはシステムを構成する何処に異常が発生したのかを特定することである。
本発明による監視システムは、吸気側と排気側とを有し前記吸気側を電子機器の排気側に設置した冷却部と、前記冷却部に接続し前記冷却部に冷媒を供給する配管と回収する配管と、前記配管に接続し前記冷媒の熱交換を行う熱交換器と、を有する冷却システム、を監視する監視システムにおいて、前記冷却部の排気側の、もしくは吸気側と排気側の、温度を検出する温度検出部と、前記冷媒を供給または回収する少なくとも一方の前記配管内の圧力を検出する圧力検出部と、前記冷却部の排気側の温度、もしくは吸気側と排気側の温度の差と、前記圧力と、に基づいて前記冷却システムの異常の検出をする演算部と、を有する。
本発明による監視装置は、吸気側と排気側とを有し前記吸気側を電子機器の排気側に設置した冷却部と、前記冷却部に接続し前記冷却部に冷媒を供給する配管と回収する配管と、前記配管に接続し前記冷媒の熱交換を行う熱交換器と、を有する冷却システム、を監視する監視装置において、前記冷却部の排気側の温度、もしくは吸気側と排気側の温度の差と、前記冷媒を供給または回収する少なくとも一方の前記配管内の圧力とに基づいて前記冷却システムの異常の検出をする演算部を有する。
本発明による監視方法は、吸気側と排気側とを有し前記吸気側を電子機器の排気側に設置した冷却部と、前記冷却部に接続し前記冷却部に冷媒を供給する配管と回収する配管と、前記配管に接続し前記冷媒の熱交換を行う熱交換器と、を有する冷却システム、を監視する監視方法において、前記冷却部の排気側の、もしくは吸気側と排気側の、温度を検出し、前記冷媒を供給または回収する少なくとも一方の前記配管内の圧力を検出し、前記冷却部の排気側の温度、もしくは吸気側と排気側の温度の差と、前記圧力とに基づいて前記冷却システムの異常の検出をする。
本発明によれば、電子機器の発熱による熱気を冷却するシステムにおいて、システムが正常に機能していることを監視し、システムに異常が生じた場合にはシステムを構成する何処に異常が発生したのかを特定することができる。
本発明の第1の実施形態の監視システムの構成を示すブロック図である。 本発明の第2の実施形態の監視装置を用いた冷却システムの構成を示す図である。 本発明の第2の実施形態の監視システムと監視装置の構成を示すブロック図である。 本発明の第2の実施形態の監視装置の動作を示すフローチャートである。 本発明の第2の実施形態の監視装置の動作を示すフローチャートである。 本発明の第2の実施形態の監視装置の動作を示すフローチャートである。
以下、図を参照しながら、本発明の実施形態を詳細に説明する。但し、以下に述べる実施形態には、本発明を実施するために技術的に好ましい限定がされているが、発明の範囲を以下に限定するものではない。
(第1の実施形態)
図1は、本発明の第1の実施形態の監視システムの構成を示すブロック図である。監視システム1は、吸気側と排気側とを有し吸気側を電子機器の排気側に設置した冷却部2と、冷却部2に接続し冷却部2に冷媒を供給する配管7と回収する配管7と、配管7に接続し冷媒の熱交換を行う熱交換器5と、を有する冷却システムを監視する。監視システム1は、冷却部2の排気側の、もしくは吸気側と排気側の、温度を検出する温度検出部8と、冷媒を供給または回収する少なくとも一方の配管7内の圧力を検出する圧力検出部9と、を有する。さらに、冷却部2の排気側の温度、もしくは吸気側と排気側の温度の差と、前記圧力とに基づいて冷却システムの異常の検出をする演算部12を有する。
本実施形態によれば、電子機器の発熱による熱気を冷却するシステムにおいて、システムが正常に機能していることを監視し、システムに異常が生じた場合にはシステムを構成する何処に異常が発生したのかを特定することができる。
(第2の実施形態)
図2は、本発明の第2の実施形態の監視装置15を適用した冷却システム100の構成を示す図である。
冷却システム100は、サーバなどの電子機器A、B、Cを収納するラック6と、電子機器の発熱による熱気を冷却する冷却部2を備える。冷却部2はラック6の背面扉に組み込むことができる。さらに、冷却部2の吸気側は、電子機器の排気側に設置される。電子機器の台数は任意とすることができる。
冷却部2の冷却方式としては、気化と凝縮のサイクルによって冷却を行う相変化冷却方式とすることができる。冷却部2には、相変化冷却を行うための液体状の冷媒を供給する配管3と、冷却後の蒸気を含んだ冷媒を回収する配管4とが接続している。配管の材質は金属とすることができるが、金属には限定されない。さらに、配管3、4は、冷媒を蒸気から液体に戻す熱交換器5に接続している。熱交換器5には、冷媒を冷却する冷却水を供給、排出する冷水配管13、冷水配管14が接続している。
電子機器A、B、Cのそれぞれの排気側と冷却部2の吸気側との間には、電子機器の発熱による熱気を含んだ空気の温度を測定する第1の温度センサ20、21、22(T1A、T1B、T1C)が設置されている。第1の温度センサはラック6に組み込むことができる。
冷却部2の排気側には、第1の温度センサ20、21、22(T1A、T1B、T1C)と対となるように、電子機器の発熱による熱気を含んだ空気を冷却した後の空気の温度を測定する第2の温度センサ30、31、32(T2A、T2B、T2C)が設置されている。第2の温度センサは、冷却部2が組み込まれている背面扉に組み込むことができる。
電子機器A、B、Cのそれぞれの吸気側には、電子機器の発熱による熱気を含む前の空気の温度を測定する第3の温度センサ40、41、42(T3A、T3B、T3C)が設置されている。第3の温度センサはラック6に組み込むことができる。
さらに、冷却後の蒸気を含んだ冷媒を回収する配管4内の圧力を測定する第1の圧力センサ10(P1)と、液体状の冷媒を供給する配管3内の圧力を測定する第2の圧力センサ11(P2)とが設置されている。
さらに、電子機器A、B、Cの各々の消費電力を測定する電力センサ50、51、52(W1A、W1B、W1C)、電子機器A、B、Cの各々の排気の風速を測定する風速センサ60、61、62(V1A、V1B、V1C)が設置されている。電力センサと風力センサは、ラック6に組み込むことができる。
図3は、本実施形態の監視装置15と、これを用いた冷却システムの監視システム70の構成を示すブロック図である。監視装置15は、演算部12と、表示部16と、外部インターフェース(IF)部17と、を有する。
演算部12は、第1の温度センサ20、21、22(T1A、T1B、T1C)、第2の温度センサ30、31、32(T2A、T2B、T2C)、第3の温度センサ40、41、42(T3A、T3B、T3C)、第1の圧力センサ10(P1)、第2の圧力センサ11(P2)の測定値を、例えば一定時間間隔で取り込み、測定値に基づいて演算処理を行う。演算処理の詳細は、図4を用いて後述する。
演算部12は、さらに前記の測定値に加えて、例えば同様の一定時間間隔で、電力センサ50、51、52(W1A、W1B、W1C)と、風速センサ60、61、62(V1A、V1B、V1C)との測定値を取り込み、測定値に基づいて演算処理を行う。演算処理の詳細は、図5、図6を用いて後述する。なお、演算部12の演算処理は、電子機器A、B、Cごとに行われる。
表示部16は、演算部12の演算結果を表示する。表示部16としては、ディスプレイやプリンタなどを使用することができる。
外部インターフェース部17は、演算部12の演算結果を外部に通知する。外部インターフェース部17としては、USB(Universal Serial Bus)やイーサネット(登録商標)ポートなどを使用することができる。
監視装置15は、PC(Personal Computer)やサーバなどの情報機器とすることができる。情報機器は、演算資源であるCPU(Central Processing Unit)、記憶資源であるメモリやHDD(Hard Disk Drive)など、表示資源であるディスプレイやプリンタなど、外部インターフェースであるUSB(Universal Serial Bus)やイーサネットポートなどを有する。これらを用いて、CPUで監視動作のためのプログラムを動作させることにより、監視装置15を構成する各部を実現することができる。
次に、冷却システムの監視装置15の動作を説明する。
図4は、本実施形態の監視装置15の動作を示すフローチャートである。監視装置15は、図4の動作で冷却システムの異常を検出する。監視装置15の演算部12の演算処理は、電子機器A、B、Cごとに行われるため、ここでは電子機器Aを例に説明を行う。
図4において、第1の温度センサ20の検出温度をT1、第2の温度センサ30の検出温度をT2、第3の温度センサ40の検出温度をT3、第1の圧力センサ10の検出圧力をP1、第2の圧力センサ11の検出圧力をP2とする。冷却システムの監視装置15の電源が投入され監視動作のためのプログラムが始動することで開始となる。
ステップS01では、各センサにおいて、T1、T2、T3、P1、P2の各データが検出され演算部12に入力される。
ステップS02では、演算部12は、冷却部2の吸気側の温度(T1)と排気側の温度(T2)とを比較する。T1>T2のとき(S02のYES)、冷却部2の動作は正常であるとし、例えば一定時間経過後に、S01の動作を繰り返す。T1とT2とが同等の場合、すなわち、測定誤差の範囲内でT1とT2とが等しい場合(T1≒T2)(S02のNO)、S03に移行する。
ここで、S02のNOの判定は、正の閾値を設け、「T1−T2<閾値」の場合としてもよい。閾値は任意に設定することができ、閾値が大きいほど、冷却部2の冷却性能がわずかに低下しただけでもNOとする。ただし、閾値が大きすぎると、冷却部2が十分な冷却性能を発揮していてもNOとしてしまうため、冷却システムの運用に適切な値を、運用実績などに基づいて設定することができる。「T1−T2≧閾値」の場合はYESとする。
また、S02では、予め、電子機器の発熱量と冷却システムの冷却能力とから、冷却部2の排気側の温度(T2)の適正上限温度を求め、上限温度を閾値として、T2<閾値のときにYES、T2≧閾値のときにNOとすることもできる。この場合、第1の温度センサ20の検出温度(T1)を使わずに、第2の温度センサ30の検出温度(T2)だけで判定することができる。
ステップS03では、演算部12は、電子機器の吸気側の温度(T3)と排気側の温度(T1)とを比較する。T3とT1とが同等の場合、すなわち、測定誤差の範囲内でT3とT1とが等しい場合(T1≒T3)(S03のNO)、電子機器の発熱がないことから、電子機器は停止しているとし、例えば一定時間経過後に、S01の動作を繰り返す。T1>T3のとき(S03のYES)、電子機器は通常動作(正常動作)しているとし、S04に移行する。
なお、ステップS02とステップS03の順序を逆にすることもできる。
ステップS04では、演算部12は、電子機器は通常動作(正常動作)していて、冷却部2の冷却性能が低下していることから、冷却システムに異常が発生していると判定し、S05に移行する。
ステップS05では、演算部12は、配管3、4内の圧力が大気圧との差を有するか否かを判定する。P1−大気圧≠0[Pa]かつP2−大気圧≠0[Pa]の場合(S05のYES)、ステップ06に移行する。一方、P1−大気圧≒0[Pa]かつP2−大気圧≒0[Pa]の場合(S05のNO)、ステップS07に移行する。ここで、P1−大気圧≒0、P2−大気圧≒0とは、測定の誤差の範囲でP1、P2が大気圧と同等であることをいう。
ステップS06では、演算部12は、配管3、4若しくは冷却部2は正常であると判断し、熱交換器5に異常があると判定し、S08に移行する。熱交換器5の異常としては、熱交換器5自体の異常と、冷水配管13、冷水配管14により供給される冷却水の水温の異常とを含む。
ステップS07では、演算部12は、配管内の圧力が大気圧に等しくなっていることから、配管3、4若しくは冷却部2の気密性に異常があると判定し、S08に移行する。
ステップS08では、S06もしくはS07の判定結果を、表示部16で表示すると共に、外部インターフェース部17を介して監視装置15の外部に通知し、終了する。
図5は、本実施形態の監視装置15の動作を示すフローチャートである。監視装置15の演算部12は、冷却部2の吸熱効率を算出する。図5においても、図4と同様に、電子機器Aを例に説明を行う。
図5において、第1の温度センサ20の検出温度をT1、第2の温度センサ30の検出温度をT2、電力センサ50の検出電力をW1、風速センサ60の検出風速をV1とする。監視装置15の電源が投入され監視動作のためのプログラムが始動することで開始となる。
ステップS11では、各センサにおいて、T1、T2、W1、V1の各データが検出され演算部12に入力される。
ステップS12では、演算部12は、ステップS11での入力値に基づいて、冷却部2で吸熱される熱量W2を、以下の式で算出する。
W2=K×V1×(T1−T2)[W] (Kは係数)
ステップS13では、演算部12は、冷却部2の吸熱効率ηを、以下の式で算出する。
η=W2/W1×100[%]
ステップS14では、演算部12が算出した吸熱効率ηを、表示部16で表示し、もしくは、外部インターフェース部17を介して監視装置15の外部に通知し、終了する。
図5のフローチャートにより、冷却システムの吸熱効率ηの算出を定期的に繰り返すことで、冷却システムが正常に機能しているか否かを監視することができる。
図6は、本実施形態の監視装置15の動作を示すフローチャートである。図6では、監視装置15は、図5で算出した吸熱効率ηを用いて冷却システムの異常を検出する。図6は、冷却システムの異常を検出する、図4とは別の方法である。図6においても、図4と同様に、電子機器Aを例に説明を行う。
図6において、第1の温度センサ20の検出温度をT1、第2の温度センサ30の検出温度をT2、第3の温度センサ40の検出温度をT3、電力センサ50の検出電力をW1、風速センサ60の検出風速をV1、第1の圧力センサ10の検出圧力をP1、第2の圧力センサ11の検出圧力をP2とする。冷却システムの監視装置15の電源が投入され監視動作のためのプログラムが始動することで開始となる。
ステップS21では、各センサにおいて、T1、T2、T3、W1、V1、P1、P2の各データが検出され演算部12に入力される。
ステップS22では、演算部12は、吸熱効率ηを図5の動作で算出する。η>0の場合(S22のYES)、冷却部2の動作は正常であるとし、例えば一定時間経過後に、S21の動作を繰り返す。η≒0の場合、すなわち、測定誤差の範囲内でηがゼロの場合(S22のNO)、S23に移行する。
ここで、S22のNOの判定は、正の閾値を設け、「η<閾値」の場合としてもよい。閾値は任意に設定することができ、閾値が大きいほど、冷却部2の冷却性能がわずかに低下しただけでもNOとする。ただし、閾値が大きすぎると、冷却部2が十分な冷却性能を発揮していてもNOとしてしまうため、冷却システムの運用に適切な値を、運用実績などに基づいて設定することができる。
ステップS23では、演算部12は、電子機器の吸気側の温度(T3)と排気側の温度(T1)とを比較する。T3とT1とが同等の場合、すなわち、測定誤差の範囲内でT3とT1とが等しい場合(T1≒T3)(S23のNO)、電子機器の発熱がないことから、電子機器は停止しているとし、例えば一定時間経過後に、S21の動作を繰り返す。T1>T3のとき(S23のYES)、電子機器は通常動作(正常動作)しているとし、S24に移行する。
なお、ステップS22とステップS23の順序を逆にすることもできる。
ステップS24では、演算部12は、S23のYESを受けて、冷却部2の冷却性能が低下していることから、冷却システムに異常が発生していると判定し、S25に移行する。
ステップS25では、演算部12は、配管3、4内の圧力が大気圧との差を有するか否かを判定する。P1−大気圧≠0[Pa]かつP2−大気圧≠0[Pa]の場合(S25のYES)、ステップ26に移行する。一方、P1−大気圧≒0[Pa]かつP2−大気圧≒0[Pa]の場合(S25のNO)、ステップS27に移行する。ここで、P1−大気圧≒0、P2−大気圧≒0とは、測定の誤差の範囲でP1、P2が大気圧と同等であることをいう。
ステップS26では、演算部12は、配管3、4若しくは冷却部2は正常であると判断し、熱交換器5に異常があると判定し、S28に移行する。熱交換器5の異常としては、熱交換器5自体の異常と、冷水配管13、冷水配管14により供給される冷却水の水温の異常とを含む。
ステップS27では、演算部は、配管内の圧力が大気圧に等しくなっていることから、配管3、4若しくは冷却部2の気密性に異常があると判定し、S28に移行する。
ステップS28では、S26もしくはS27の判定結果を、表示部16で表示すると共に、外部インターフェース部17を介して監視装置15の外部に通知し、終了する。
本実施形態の冷却システムの監視方法は、図4、図5、図6の動作を行う監視方法である。また、本実施形態の冷却システムの監視プログラムは、図4、図5、図6の動作を実行させる監視プログラムである。
以上のように、本実施形態によれば、電子機器の発熱による熱気を冷却するシステムにおいて、システムが正常に機能していることを監視し、システムに異常が生じた場合にはシステムを構成する何処に異常が発生したのかを特定することができる。
本発明は上記実施形態に限定されることなく、特許請求の範囲に記載した発明の範囲内で種々の変形が可能であり、それらも本発明の範囲内に含まれるものである。
また、上記の実施形態の一部又は全部は、以下の付記のようにも記載され得るが、以下には限られない。
付記
(付記1)
吸気側と排気側とを有し前記吸気側を電子機器の排気側に設置した冷却部と、前記冷却部に接続し前記冷却部に冷媒を供給する配管と回収する配管と、前記配管に接続し前記冷媒の熱交換を行う熱交換器と、を有する冷却システム、を監視する監視システムにおいて、
前記冷却部の排気側の、もしくは吸気側と排気側の、温度を検出する温度検出部と、
前記冷媒を供給または回収する少なくとも一方の前記配管内の圧力を検出する圧力検出部と、
前記冷却部の排気側の温度、もしくは吸気側と排気側の温度の差と、前記圧力とに基づいて前記冷却システムの異常の検出をする演算部と、を有する監視システム。
(付記2)
前記異常の検出は、前記配管もしくは前記冷却部、又は前記熱交換器の異常の特定を含む、付記1記載の監視システム。
(付記3)
前記温度検出部は、前記電子機器の排気側と前記冷却部の吸気側の間に設けられた前記冷却部の吸気側の温度を測定する第1の温度センサと、前記冷却部の排気側に設けられた前記冷却部の排気側の温度を測定する第2の温度センサと、を有する、付記1または2記載の監視システム。
(付記4)
前記電子機器の消費電力を測定する電力センサと、前記電子機器の排気側の風速を測定する風速センサと、を有し、前記演算部は、前記冷却部の吸熱効率を算出し、前記吸熱効率は、前記第1の温度センサの測定温度(T1)、前記第2の温度センサの測定温度(T2)、前記風速センサの測定風速(V1)、前記電力センサの測定電力(W1)、前記冷却部が吸熱する熱量(W2)から、
W2=K×V1×(T1−T2) (Kは係数)、吸熱効率η=W2/W1
である、付記3記載の監視システム。
(付記5)
前記演算部は、前記電子機器が動作しているとき、前記第1の温度センサの測定温度(T1)と前記第2の温度センサの測定温度(T2)が同等(T1≒T2)であれば、もしくは、前記吸熱効率ηがゼロ(η≒0)であれば、前記冷却システムが異常と判定する、付記4記載の監視システム。
(付記6)
前記電子機器の吸気側に設けられた前記電子機器の吸気側の温度を測定する第3の温度センサを有し、前記演算部は、前記第1の温度センサの測定温度(T1)が前記第3の温度センサの測定温度(T3)よりも高いとき(T1>T3)、前記電子機器が動作しているとする、付記5記載の監視システム。
(付記7)
前記圧力検出部は、前記冷媒を供給する配管内の圧力を測定する第1の圧力センサと、前記冷媒を回収する配管内の圧力を測定する第2の圧力センサと、を有し、前記演算部は、前記第1の圧力センサの測定圧力(P1)と前記第2の圧力センサの測定圧力(P2)の大気圧との差がゼロでなければ(P1−大気圧≠0[Pa]、P2−大気圧≠0[Pa])、前記熱交換器が異常と判定する、付記5または6記載の監視システム。
(付記8)
前記演算部は、前記第1の圧力センサの測定圧力(P1)と前記第2の圧力センサの測定圧力(P2)の大気圧との差がゼロであれば(P1−大気圧≒0[Pa]、P2−大気圧≒0[Pa])であれば、前記配管が異常と判定する、付記5または6記載の監視システム。
(付記9)
前記電子機器は複数であり、前記第1、第2、第3の温度センサ、前記電力センサ、前記風速センサは、前記電子機器ごとに備えられている、付記6から8の内の1項記載の監視システム。
(付記10)
前記冷却システムは、相変化冷却方式である、付記1から9の内の1項記載の監視システム。
(付記11)
吸気側と排気側とを有し前記吸気側を電子機器の排気側に設置した冷却部と、前記冷却部に接続し前記冷却部に冷媒を供給する配管と回収する配管と、前記配管に接続し前記冷媒の熱交換を行う熱交換器と、を有する冷却システム、を監視する監視装置において、
前記冷却部の排気側の温度、もしくは吸気側と排気側の温度の差と、前記冷媒を供給または回収する少なくとも一方の前記配管内の圧力と、に基づいて前記冷却システムの異常の検出をする演算部を有する監視装置。
(付記12)
前記異常の検出は、前記配管もしくは前記冷却部、又は前記熱交換器の異常の特定を含む、付記11記載の監視装置。
(付記13)
前記演算部は、前記冷却部の吸熱効率を算出し、前記吸熱効率は、前記冷却部の吸気側の温度(T1)、前記冷却部の排気側の温度(T2)、前記電子機器の排気側の風速(V1)、前記電子機器の消費電力(W1)、前記冷却部が吸熱する熱量(W2)から、
W2=K×V1×(T1−T2) (Kは係数)、吸熱効率η=W2/W1
である、付記11または12記載の監視装置。
(付記14)
前記演算部は、前記電子機器が動作しているとき、前記温度(T1)と前記温度(T2)が同等(T1≒T2)であれば、もしくは、前記吸熱効率ηがゼロ(η≒0)であれば、前記冷却システムが異常と判定する、付記13記載の監視装置。
(付記15)
前記演算部は、前記温度(T1)が、前記電子機器の吸気側の温度(T3)よりも高いとき(T1>T3)、前記電子機器が動作しているとする、付記14記載の監視装置。
(付記16)
前記演算部は、前記冷媒を供給する配管内の圧力(P1)と前記冷媒を回収する配管内の圧力(P2)の大気圧との差がゼロでなければ(P1−大気圧≠0[Pa]、P2−大気圧≠0[Pa])、前記熱交換器が異常と判定する、付記14または15記載の監視装置。
(付記17)
前記演算部は、前記圧力(P1)と前記圧力(P2)の大気圧との差がゼロであれば(P1−大気圧≒0[Pa]、P2−大気圧≒0[Pa])、前記配管が異常と判定する、付記14または15記載の監視装置。
(付記18)
前記電子機器は複数であり、前記温度(T1)、温度(T2)、温度(T3)、消費電力(W1)、風速(V1)は、前記電子機器ごとである、付記13から17の内の1項記載の監視装置。
(付記19)
前記冷却システムは、相変化冷却方式である、付記11から18の内の1項記載の監視装置。
(付記20)
吸気側と排気側とを有し前記吸気側を電子機器の排気側に設置した冷却部と、前記冷却部に接続し前記冷却部に冷媒を供給する配管と回収する配管と、前記配管に接続し前記冷媒の熱交換を行う熱交換器と、を有する冷却システム、を監視する監視方法において、
前記冷却部の排気側の、もしくは吸気側と排気側の、温度を検出し、
前記冷媒を供給または回収する少なくとも一方の前記配管内の圧力を検出し、
前記冷却部の排気側の温度、もしくは吸気側と排気側の温度の差と、前記圧力とに基づいて前記冷却システムの異常の検出をする、監視方法。
(付記21)
前記異常の検出では、前記配管もしくは前記冷却部、又は前記熱交換器の異常の特定を含む、付記20記載の監視方法。
(付記22)
前記異常の検出では、前記冷却部の吸熱効率を算出することによって行い、前記吸熱効率は、前記冷却部の吸気側の温度(T1)、前記冷却部の排気側の温度(T2)、前記電子機器の排気側の風速(V1)、前記電子機器の消費電力(W1)、前記冷却部が吸熱する熱量(W2)から、
W2=K×V1×(T1−T2) (Kは係数)、吸熱効率η=W2/W1
である、付記20または21記載の監視方法。
(付記23)
前記異常の検出では、前記電子機器が動作しているとき、前記温度(T1)と前記温度(T2)が同等(T1≒T2)であれば、もしくは、前記吸熱効率ηがゼロ(η≒0)であれば、前記冷却システムが異常と判定する、付記22記載の監視方法。
(付記24)
前記異常の検出では、前記温度(T1)が、前記電子機器の吸気側の温度(T3)よりも高いとき(T1>T3)、前記電子機器が動作しているとする、付記23記載の監視方法。
(付記25)
前記異常の検出では、前記冷媒を供給する配管内の圧力(P1)と前記冷媒を回収する配管内の圧力(P2)の大気圧との差がゼロでなければ(P1−大気圧≠0[Pa]、P2−大気圧≠0[Pa])、前記熱交換器が異常と判定する、付記23または24記載の監視方法。
(付記26)
前記異常の検出では、前記圧力(P1)と前記圧力(P2)の大気圧との差がゼロであれば(P1−大気圧≒0[Pa]、P2−大気圧≒0[Pa])、前記配管が異常と判定する、付記23または24記載の監視方法。
(付記27)
前記電子機器は複数であり、前記温度(T1)、温度(T2)、温度(T3)、消費電力(W1)、風速(V1)は前記電子機器ごとであり、前記電子機器ごとに前記異常の検出を行う、付記22から26の内の1項記載の監視方法。
(付記28)
前記冷却システムは、相変化冷却方式である、付記20から27の内の1項記載の監視方法。
(付記29)
吸気側と排気側とを有し前記吸気側を電子機器の排気側に設置した冷却部と、前記冷却部に接続し前記冷却部に冷媒を供給する配管と回収する配管と、前記配管に接続し前記冷媒の熱交換を行う熱交換器と、を有する冷却システム、を監視する監視装置に、
前記冷却部の排気側の、もしくは吸気側と排気側の、温度を検出する処理と、
前記冷媒を供給または回収する少なくとも一方の前記配管内の圧力を検出する処理と、
前記冷却部の排気側の温度、もしくは吸気側と排気側の温度の差と、前記圧力とに基づいて前記冷却システムの異常の検出をする処理と、を実行させる監視プログラム。
(付記30)
前記異常の検出をする処理は、前記配管もしくは前記冷却部、又は前記熱交換器の異常の特定を含む、付記29記載の監視プログラム。
(付記31)
前記異常の検出をする処理は、前記冷却部の吸熱効率を算出し、前記吸熱効率は、前記冷却部の吸気側の温度(T1)、前記冷却部の排気側の温度(T2)、前記電子機器の排気側の風速(V1)、前記電子機器の消費電力(W1)、前記冷却部が吸熱する熱量(W2)から、
W2=K×V1×(T1−T2) (Kは係数)、吸熱効率η=W2/W1
である、付記29または30記載の監視プログラム。
(付記32)
前記異常の検出をする処理は、前記電子機器が動作しているとき、前記温度(T1)と前記温度(T2)が同等(T1≒T2)であれば、もしくは、前記吸熱効率ηがゼロ(η≒0)であれば、前記冷却システムが異常と判定する、付記31記載の監視プログラム。
(付記33)
前記異常の検出をする処理は、前記温度(T1)が、前記電子機器の吸気側の温度(T3)よりも高いとき(T1>T3)、前記電子機器が動作しているとする、付記32記載の監視プログラム。
(付記34)
前記異常の検出をする処理は、前記冷媒を供給する配管内の圧力(P1)と前記冷媒を回収する配管内の圧力(P2)の大気圧との差がゼロでなければ(P1−大気圧≠0[Pa]、P2−大気圧≠0[Pa])、前記熱交換器が異常と判定する、付記32または33記載の監視プログラム。
(付記35)
前記異常の検出をする処理は、前記圧力(P1)と前記圧力(P2)の大気圧との差がゼロであれば(P1−大気圧≒0[Pa]、P2−大気圧≒0[Pa])、前記配管が異常と判定する、付記32または33記載の監視プログラム。
(付記36)
前記電子機器は複数であり、前記温度(T1)、温度(T2)、温度(T3)、消費電力(W1)、風速(V1)は前記電子機器ごとであり、前記電子機器ごとに前記異常の検出をする処理を実行させる、付記31から35の内の1項記載の監視プログラム。
(付記37)
前記冷却システムは、相変化冷却方式である、付記29から36の内の1項記載の監視プログラム。
(付記38)
付記1から10の内の1項記載の監視システムを用いた冷却システム。
(付記39)
付記11から19の内の1項記載の監視装置を用いた冷却システム。
(付記40)
付記20から28の内の1項記載の監視方法を用いた冷却システム。
(付記41)
付記29から37の内の1項記載の監視プログラムにより処理を実行させる監視装置を用いた冷却システム。
1 監視システム
2 冷却部
3、4 配管
5 熱交換器
6 ラック
7 配管
8 温度検出部
9 圧力検出部
10 第1の圧力センサ
11 第2の圧力センサ
12 演算部
13、14 冷水配管
15 監視装置
16 表示部
17 外部インターフェース部
20、21、22 第1の温度センサ
30、31、32 第2の温度センサ
40、41、42 第3の温度センサ
50、51、52 電力センサ
60、61、62 風速センサ
70 監視システム
100 冷却システム

Claims (8)

  1. 吸気側と排気側とを有し前記吸気側を電子機器の排気側に設置した冷却部と、前記冷却部に接続し前記冷却部に冷媒を供給する配管と回収する配管と、前記配管に接続し前記冷媒の熱交換を行う熱交換器と、を有する冷却システム、を監視する監視システムにおいて、前記冷却部の排気側の、もしくは吸気側と排気側の、温度を検出する温度検出部と、
    前記冷媒を供給または回収する少なくとも一方の前記配管内の圧力を検出する圧力検出部と、
    前記電子機器の消費電力を測定する電力センサと、前記電子機器の排気側の風速を測定する風速センサと、
    前記冷却部の排気側の温度、もしくは吸気側と排気側の温度の差と、前記圧力とに基づいて前記冷却システムの異常の検出をする演算部と、を有
    前記温度検出部は、前記電子機器の排気側と前記冷却部の吸気側の間に設けられた前記冷却部の吸気側の温度を測定する第1の温度センサと、前記冷却部の排気側に設けられた前記冷却部の排気側の温度を測定する第2の温度センサと、を有し、
    前記演算部は、前記冷却部の吸熱効率を算出し、前記吸熱効率は、前記第1の温度センサの測定温度(T1)、前記第2の温度センサの測定温度(T2)、前記風速センサの測定風速(V1)、前記電力センサの測定電力(W1)、前記冷却部が吸熱する熱量(W2)から、
    W2=K×V1×(T1−T2)(Kは係数)、吸熱効率η=W2/W1
    である、監視システム。
  2. 前記異常の検出は、前記配管もしくは前記冷却部、又は前記熱交換器の異常の特定を含む、請求項1記載の監視システム。
  3. 前記演算部は、前記電子機器が動作しているとき、前記第1の温度センサの測定温度(T1)と前記第2の温度センサの測定温度(T2)が同等(T1≒T2)であれば、もしくは、前記吸熱効率ηがゼロ(η≒0)であれば、前記冷却システムが異常と判定する、請求項1または2記載の監視システム。
  4. 前記圧力検出部は、前記冷媒を供給する配管内の圧力を測定する第1の圧力センサと、前記冷媒を回収する配管内の圧力を測定する第2の圧力センサと、を有し、前記演算部は、前記第1の圧力センサの測定圧力(P1)と前記第2の圧力センサの測定圧力(P2)の大気圧との差がゼロでなければ(P1−大気圧≠0[Pa]、P2−大気圧≠0[Pa])、前記熱交換器が異常と判定する、請求項3記載の監視システム。
  5. 前記演算部は、前記第1の圧力センサの測定圧力(P1)と前記第2の圧力センサの測定圧力(P2)の大気圧との差がゼロであれば(P1−大気圧≒0[Pa]、P2−大気圧≒0[Pa])であれば、前記配管が異常と判定する、請求項4記載の監視システム。
  6. 前記冷却システムは、相変化冷却方式である、請求項1から5の内の1項記載の監視シス
    テム。
  7. 吸気側と排気側とを有し前記吸気側を電子機器の排気側に設置した冷却部と、前記冷却部に接続し前記冷却部に冷媒を供給する配管と回収する配管と、前記配管に接続し前記冷媒の熱交換を行う熱交換器と、を有する冷却システム、を監視する監視装置において、
    前記冷却部の排気側の温度、もしくは吸気側と排気側の温度の差と、前記冷媒を供給または回収する少なくとも一方の前記配管内の圧力と、に基づいて前記冷却システムの異常の検出をする演算部を有し、
    前記演算部は、前記冷却部の吸熱効率を算出し、前記吸熱効率は、前記冷却部の吸気側の温度(T1)、前記冷却部の排気側の温度(T2)、前記電子機器の排気側の風速(V1)、前記電子機器の消費電力(W1)、前記冷却部が吸熱する熱量(W2)から
    W2=K×V1×(T1−T2)(Kは係数)、吸熱効率η=W2/W1
    である、監視装置。
  8. 吸気側と排気側とを有し前記吸気側を電子機器の排気側に設置した冷却部と、前記冷却部に接続し前記冷却部に冷媒を供給する配管と回収する配管と、前記配管に接続し前記冷媒の熱交換を行う熱交換器と、を有する冷却システム、を監視する監視方法において、
    前記冷却部の排気側の、もしくは吸気側と排気側の、温度を検出し、
    前記冷媒を供給または回収する少なくとも一方の前記配管内の圧力を検出し、
    前記電子機器の消費電力を測定し、前記電子機器の排気側の風速を測定し、
    前記冷却部の排気側の温度、もしくは吸気側と排気側の温度の差と、前記圧力とに基づいて前記冷却システムの異常の検出をし、
    前記異常の検出は、前記冷却部の吸熱効率を算出することによって行い、前記吸熱効率は、前記冷却部の吸気側の温度(T1)、前記冷却部の排気側の温度(T2)、前記電子機器の排気側の風速(V1)、前記電子機器の消費電力(W1)、前記冷却部が吸熱する熱量(W2)から、
    W2=K×V1×(T1−T2)(Kは係数)、吸熱効率η=W2/W1
    である、監視方法。
JP2014212151A 2014-10-17 2014-10-17 監視システムと監視装置および監視方法 Active JP5873155B1 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014212151A JP5873155B1 (ja) 2014-10-17 2014-10-17 監視システムと監視装置および監視方法
PCT/JP2015/005205 WO2016059801A1 (ja) 2014-10-17 2015-10-14 監視システムと監視装置および監視方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014212151A JP5873155B1 (ja) 2014-10-17 2014-10-17 監視システムと監視装置および監視方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP5873155B1 true JP5873155B1 (ja) 2016-03-01
JP2016081310A JP2016081310A (ja) 2016-05-16

Family

ID=55362200

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2014212151A Active JP5873155B1 (ja) 2014-10-17 2014-10-17 監視システムと監視装置および監視方法

Country Status (2)

Country Link
JP (1) JP5873155B1 (ja)
WO (1) WO2016059801A1 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN108770256B (zh) * 2018-05-25 2020-06-12 南施西 调节散热型电力电气元件容纳体
CN111198802B (zh) * 2020-01-09 2022-04-15 合肥联宝信息技术有限公司 一种散热异常的检测方法、装置以及计算机可读存储介质

Citations (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005191554A (ja) * 2003-12-03 2005-07-14 Internatl Business Mach Corp <Ibm> 電子ザブシステムを液体冷却するための冷却システムと冷却方法
JP2009105134A (ja) * 2007-10-22 2009-05-14 Sanyo Electric Co Ltd 電子機器冷却装置
JP2010072993A (ja) * 2008-09-19 2010-04-02 Internatl Business Mach Corp <Ibm> 水冷媒圧縮システムを用いた電子装置ラックの冷却を促進するための装置および方法
WO2012020752A1 (ja) * 2010-08-10 2012-02-16 株式会社日立プラントテクノロジー 冷却システムの異常時運転装置
JP2012118781A (ja) * 2010-12-01 2012-06-21 Hitachi Ltd 電子機器用ラックおよびデータセンタ
JP2012190884A (ja) * 2011-03-09 2012-10-04 Panasonic Corp ラック型電子機器の冷却装置
JP2014109937A (ja) * 2012-12-03 2014-06-12 Nec Computertechno Ltd 風量調整機構故障検出装置、風量調整機構の故障検出方法、及びそのためのプログラム
JP2014170541A (ja) * 2013-02-28 2014-09-18 Bull Sas コンピュータキャビネットのための液体冷却システム

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5615963B2 (ja) * 2013-07-24 2014-10-29 株式会社日立製作所 電子機器の冷却システム

Patent Citations (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005191554A (ja) * 2003-12-03 2005-07-14 Internatl Business Mach Corp <Ibm> 電子ザブシステムを液体冷却するための冷却システムと冷却方法
JP2009105134A (ja) * 2007-10-22 2009-05-14 Sanyo Electric Co Ltd 電子機器冷却装置
JP2010072993A (ja) * 2008-09-19 2010-04-02 Internatl Business Mach Corp <Ibm> 水冷媒圧縮システムを用いた電子装置ラックの冷却を促進するための装置および方法
WO2012020752A1 (ja) * 2010-08-10 2012-02-16 株式会社日立プラントテクノロジー 冷却システムの異常時運転装置
JP2012118781A (ja) * 2010-12-01 2012-06-21 Hitachi Ltd 電子機器用ラックおよびデータセンタ
JP2012190884A (ja) * 2011-03-09 2012-10-04 Panasonic Corp ラック型電子機器の冷却装置
JP2014109937A (ja) * 2012-12-03 2014-06-12 Nec Computertechno Ltd 風量調整機構故障検出装置、風量調整機構の故障検出方法、及びそのためのプログラム
JP2014170541A (ja) * 2013-02-28 2014-09-18 Bull Sas コンピュータキャビネットのための液体冷却システム

Also Published As

Publication number Publication date
JP2016081310A (ja) 2016-05-16
WO2016059801A1 (ja) 2016-04-21

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US9020656B2 (en) Information handling system thermal control by energy conservation
US20110057803A1 (en) Temperature predicting apparatus and method
JP6051829B2 (ja) ファン制御装置
US9811129B2 (en) Method of controlling air conditioning, air-conditioning control system and air-conditioning control apparatus
JP6073615B2 (ja) 冷却装置、電子機器、冷却方法および冷却プログラム
US20080147363A1 (en) Detection of airflow anomalies in electronic equipment
CN114353854B (zh) 用于在线定位异常传感器的方法、设备和介质
US8074456B2 (en) Thermal management system having thermoelectric modules
JP2010108324A (ja) 物理計算機及び冷却装置の制御方法及びサーバシステム
US20160021792A1 (en) Air conditioning controlling system and air conditioning controlling method
JP6953907B2 (ja) 情報処理装置、情報処理システム、及びプログラム
US9482632B2 (en) Abnormality detection device
US8694279B1 (en) Data center thermal monitoring
CN103890691B (zh) 系统中的气流阻塞响应
JP5873155B1 (ja) 監視システムと監視装置および監視方法
JP2013168107A (ja) 情報処理装置、異常検出方法、及び、プログラム
JP6020180B2 (ja) 情報処理装置、情報処理装置の埃量検出方法及び埃量検出プログラム
JP2012198736A (ja) 電子機器を搭載した装置、電子機器を搭載した装置の冷却プログラム及び電子機器を搭載した装置の冷却方法
US20130166094A1 (en) Operating efficiency of a rear door heat exchanger
JP2014047931A (ja) 温度設定値制御装置および温度設定値制御方法
JP2017187247A (ja) 空調吹き出し温度推定装置及びプログラム
Zhang et al. Real time thermal management controller for data center
Kowsigan et al. An optimal automatic cooling system in cloud data center
US9651320B2 (en) ICT equipment
JP6919311B2 (ja) プロセッサの障害再現プログラム実行方法、情報処理装置及び実行時間通知プログラム

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20151207

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20151224

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20160114

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5873155

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150