JP6020180B2 - 情報処理装置、情報処理装置の埃量検出方法及び埃量検出プログラム - Google Patents

情報処理装置、情報処理装置の埃量検出方法及び埃量検出プログラム Download PDF

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本発明は、情報処理装置、情報処理装置の埃量検出方法及び埃量検出プログラムに関する。
パーソナルコンピュータのような情報処理装置においては、熱の発生源、例えばCPU(Central Processing Unit)を、放熱のための放熱フィンと空冷用のファンとを用いて冷却する。熱は、放熱フィンに伝えられ、ファンから送られた風により熱交換され、外部に排気される。
しかし、ファンが送る風の中に含まれる種々の埃が、情報処理装置を長期間使用しているうちに、放熱フィンやファンの内部に蓄積される。このため、放熱フィンの冷却効率が低下したり、ファンの回転障害等を生じたりする。そこで、ファンの累積回転数を監視して、ファンの累積回転数が予め定められた閾値を超えた場合に、ファンや放熱フィンを含む放熱部の清掃時期を、ユーザに通知している。
なお、空冷計算機の吸込み空気温度を測定する吸込み空気温度測定機構と、排出空気温度を測定する排出空気温度測定機構と、上記両機構の測定温度差と論理的に設定した規定風量時の空冷計算機内温度の差に基づき、空冷に必要な風量の有無を判定し風量不足時に通報を行う風量判定機構とよりなる空冷計算機の風量不足検出器が提案されている。
実開昭64−31426号公報
埃の蓄積状態は、実際には、情報処理装置の使用環境に依存し、個々の情報処理装置毎に大きく異なる。従って、ファンの累積回転数により放熱部の清掃時期を通知する場合、埃の量を正しく測定しているとは言えない。
なお、パーソナルコンピュータ等では、温度センサによりCPUのような発熱する部品や、熱に弱い部品の温度を計測しているが、温度上昇による故障防止のためであり、埃の量の測定には使用されていない。また、埃の量の測定に光センサを用いることが考えられるが、パーソナルコンピュータの内部の空間が限られるので、実用的ではなく、また、温度センサに比べて高価である。
本発明は、一側面によれば、埃の量を算出することが可能な情報処理装置を提供することを目的とする。
情報処理装置は、一側面によれば、放熱フィンと、根元温度センサと、冷却空気温度センサと、埃量検出部とを含む。放熱フィンは、発熱部で発生した熱を放出する。根元温度センサは、放熱フィンの根元の温度である根元温度を測定する。冷却空気温度センサは、放熱フィンを空冷するための空気の温度であって放熱フィンを冷却する前の空気の温度である冷却空気温度を測定する。埃量検出部は、予め定められた演算により算出された放熱フィンからの放熱量と、測定された根元温度と測定された冷却空気温度との間の温度差とに基づいて、放熱フィンに付着した埃の量を検出する。
情報処理装置は、一側面によれば、埃の量を算出することができる。
情報処理装置の一例を示す図である。 情報処理装置のハードウェアの構成の一例を示す図である。 情報処理装置の説明図である。 情報処理装置の説明図である。 情報処理装置の説明図である。 付着した埃の検出の説明図である。 付着した埃の検出の説明図である。 付着した埃の検出の説明図である。 付着した埃の検出の説明図である。 埃検出処理フローである。 情報処理装置の他の一例を示す図である。 情報処理装置の他の一例を示す図である。 情報処理装置の他の一例を示す図である。 情報処理装置の他の一例を示す図である。 情報処理装置の他の一例を示す図である。 情報処理装置の他の一例を示す図である。
図1は、情報処理装置の一例を示す図である。
情報処理装置は、例えばノート型のパーソナルコンピュータである。情報処理装置は、例えばCPUのような発熱部がファンにより空冷される情報処理装置であればよく、また、例えばCPUのような発熱部の放熱フィンを含む情報処理装置であればよい。
情報処理装置は、付着埃量検出部1と、ファン制御部2と、温度検出部3と、変換テーブル11と、定数データ12と、ファン21と、温度センサ31と、温度センサ32と、温度センサ33とを含む。変換テーブル11及び定数データ12は、実際には付着埃量検出部1に含まれ、具体的には付着埃量検出部1が使用する記憶領域に格納される。ファン制御部2は、ファン21に接続され、ファン21を制御する。温度検出部3は、温度センサ31、温度センサ32及び温度センサ33に接続され、温度センサ31、温度センサ32及び温度センサ33を制御する。
付着埃量検出部1は、発熱部で発生した熱を放出する放熱フィンFに付着した埃の量を検出する。具体的には、付着埃量検出部1は、放熱量Qoutと、温度差(To−Ts)とに基づいて、放熱フィンFに付着した埃の厚さldを算出する。埃の厚さldは、放熱フィンFに付着した埃の量の一例である。放熱量Qoutは、放熱フィンFからの放熱量であり、予め定められた演算により算出される。温度差(To−Ts)は、測定された根元温度Toと、測定された冷却空気温度Tsとの間の温度差である。根元温度Toは、放熱フィンFの根元の温度である。冷却空気温度Tsは、放熱フィンFを空冷するための空気の温度であって、放熱フィンFを冷却する前の空気、換言すれば、冷却空気の温度である。
付着埃量検出部1が、算出した放熱フィンFに付着した埃の厚さldが閾値lthよりも大きい場合に、ユーザに対して、清掃の通知を出力する。閾値lthは、経験的に定めることができ、予め定められる。清掃の通知は、例えば、ディスプレイに表示される。
図1の例では、付着埃量検出部1は、空気の比熱Cと、検出された空気流量Mと、測定された排熱空気温度Toutと、測定された冷却空気温度Tsとに基づいて、放熱フィンFからの放熱量Qoutを算出する。空気の比熱Cは、定数であり、予め知ることができ、定数データ12として格納される。空気流量Mは、放熱フィンFを通過する冷却空気の流量である。排熱空気温度Toutは、放熱フィンFを空冷した空気の温度であって、放熱フィンFを冷却した後の空気、換言すれば、排熱空気の温度である。
1枚の放熱フィンFからの放熱量Qoutは、Qout=CM(Tout−Ts)により求めることができる。Qoutは、放熱量であって、放熱フィンFから周囲の空気中に放出される熱量である。一方、発熱量Qinを考えると、後述するように、Qinは、ヒートパイプから放熱フィンFに伝えられる熱量である。
発熱量Qinと放熱量Qoutとは等しいと考えることができる。そこで、放熱量Qoutを算出して、Qin=Qoutとみなすことにより、発熱量Qinを求めることができる。また、1枚の放熱フィンの放熱量Qoutを用いるので、より正確に埃の厚さldを求めることができる。なお、この明細書においては、Qin=Qoutであるものとしている。
付着埃量検出部1は、前述したように、変換テーブル11を含む。変換テーブル11は、放熱フィンFからの放熱量Qout及び温度差(To−Ts)に対応して、放熱フィンFに付着した埃の厚さldを格納する。付着埃量検出部1は、放熱フィンFからの放熱量Qout及び温度差(To−Ts)に基づいて求められる値を用いて、変換テーブル11を参照することにより、放熱フィンFに付着した埃の厚さldを求める。
なお、前述したように、Qin=Qoutであるので、発熱量Qin及び温度差(To−Ts)を用いて、放熱フィンFに付着した埃の厚さldを求めていると考えることができる。また、埃の厚さldは、埃の蓄積量であると考えることができる。
また、埃の厚さldの算出については後述する。放熱フィンFに付着した埃の厚さldを求めるために、放熱量Qout及び温度差(To−Ts)に基づいて求められる値を用いる理由についても後述する。
付着埃量検出部1は、時間周期Sで、放熱フィンFに付着した埃の厚さldを、繰り返し求める。時間周期Sは予め定められる。具体的には、付着埃量検出部1は、時間周期Sで、ファン制御部2に空気流量Mを、繰り返し問い合わせる。また、付着埃量検出部1は、時間周期Sで、根元温度To、冷却空気温度Ts、排熱空気温度Toutを、繰り返し問い合わせる。また、付着埃量検出部1は、時間周期Sで、定数データ11を、繰り返し取得する。これにより、付着埃量検出部1は、発熱量Qin及び温度差(To−Ts)を求め、放熱フィンFに付着した埃の厚さldを求める。
なお、付着埃量検出部1が、例えば、パーソナルコンピュータ1の起動時、又は、起動時から予め定められた時間が経過した後に、放熱フィンFに付着した埃の厚さldを求めるようにしてもよい。
ファン制御部2は、例えば、CPU110とは独立に設けられたマイクロコンピュータであり、ファン21を制御し、ファン21から送出されて放熱フィンFを通過する空気の流量を検出する。換言すれば、ファン制御部2は、流量検出部の一例である。
ファン制御部2は、例えば、ファン21を回転させるモータに印加する電圧を制御することにより、ファン21の回転数を制御する。ファン21は、ファン制御部2の制御に従って回転し、回転数に応じた量の空気を放熱フィンFへ送出する。
ファン制御部2は、放熱フィンFを通過する冷却空気の流量である空気流量Mを検出する。空気流量Mはファン21の回転数にほぼ比例し、ファン21の回転数はファン21のモータの電圧にほぼ比例する。そこで、ファン制御部2は、ファン21のモータの電圧を、当該電圧に対応する値に変換することにより、空気流量Mを生成する。ファン制御部2は、ファン21のモータの電圧と当該電圧に対応する値とを格納する空気流量変換テーブルを含み、ファン21のモータの電圧を用いて空気流量変換テーブルを参照することにより、ファン21のモータの電圧を空気流量Mに変換する。
ファン制御部2は、付着埃量検出部1からの空気流量Mの問い合わせを受け取ると、これに応じて、ファン21のモータの電圧を取得する。そして、ファン制御部2は、取得したファン21のモータの電圧を空気流量Mに変換し、変換した空気流量Mを付着埃量検出部1に応答として送る。
なお、ファン制御部2がファン21のモータの電圧を付着埃量検出部1に通知し、付着埃量検出部1がファン21のモータの電圧を空気流量Mに変換するようにしてもよい。
温度検出部3は、例えば、CPU110とは独立に設けられたマイクロコンピュータであり、温度センサ31、温度センサ32、温度センサ33を制御し、根元温度To、冷却空気温度Ts及び排熱空気温度Toutを検出する。換言すれば、温度検出部3は、温度検出部の一例である。
温度センサ31は、後述するように、放熱フィンFの根元に設けられ、放熱フィンFの根元温度Toを測定する。換言すれば、温度センサ31は、根元温度センサである。温度センサ31を、根元温度センサToということがある。根元温度Toを計測して、放熱フィンFに付着した埃の厚さldを求めることに用いることにより、より正確に埃の蓄積量を計測することができる。
温度センサ32は、後述するように、ファン21に設けられ、冷却空気温度Tsを測定する。換言すれば、温度センサ32は、冷却空気温度センサである。温度センサ32を、冷却空気温度センサTsということがある。
温度センサ33は、後述するように、ファン21の排気口に設けられ、排熱空気温度Toutを測定する。換言すれば、温度センサ33は、排熱空気温度センサである。温度センサ33を、排熱空気温度センサToutということがある。このように、排熱空気温度Toutを測定することにより、発熱量Qin又は放熱量Qoutを正確に知ることができる。なお、排熱空気温度Toutからは、放熱フィンFに付着した埃の厚さldを推定することはできても、直接的には、放熱フィンFに付着した埃の厚さldを知ることはできない。
温度センサ31、温度センサ32及び温度センサ33は、例えば熱電対により構成される。温度検出部3は、例えば、温度センサ31からの電気信号をAD変換することにより、根元温度Toを生成する。温度検出部3は、同様にして、温度センサ32からの電気信号に基づいて冷却空気温度Tsを生成し、温度センサ33からの電気信号に基づいて排熱空気温度Toutを生成する。
温度検出部3は、付着埃量検出部1からの根元温度To、冷却空気温度Ts、排熱空気温度Toutの問い合わせを受け取ると、これに応じて、温度センサ31、温度センサ32及び温度センサ33から、各々、根元温度To、冷却空気温度Ts及び排熱空気温度Toutを取得する。そして、温度検出部3は、取得した根元温度To、冷却空気温度Ts及び排熱空気温度ToutをAD変換し、変換した根元温度To、冷却空気温度Ts及び排熱空気温度Toutを付着埃量検出部1に応答として送る。
図2は、情報処理装置のハードウェアの構成の一例を示す図である。
パーソナルコンピュータ100は、CPU110と、システムコントローラ120と、メモリ130と、ディスクコントローラ140と、温度検出部150と、グラフィックスコントローラ160と、入出力コントローラ170とを含む。システムコントローラ120は、CPU110及びメモリ130に接続される。システムコントローラ120は、バス190を介して、ディスクコントローラ140、温度検出部150、グラフィックスコントローラ160、入出力コントローラ170、ファン制御部180と接続される。
ディスクコントローラ140には、ハードディスク141が接続される。温度検出部150には、例えば、温度センサ151、温度センサ152及び温度センサ153が接続される。温度検出部150は図1の温度検出部3であり、温度センサ151、温度センサ152及び温度センサ153は、各々、図1の温度センサ31、温度センサ32及び温度センサ33である。グラフィックスコントローラ160には、ディスプレイ161が接続される。入出力コントローラ170には、キーボード171が接続される。入出力コントローラ170には、例えばマウス、プリンタ等が接続されてもよい。なお、マウス、プリンタ、送受信装置等が、USB(Universal Serial Bus)ポートを介してUSBコントローラに接続されるようにしてもよい。
システムコントローラ120は、パーソナルコンピュータ100の全体を制御する。ユーザによりパーソナルコンピュータ100の電源が投入されると、CPU110は、ロードされたBIOSを実行することにより、ハードディスク141から制御プログラムであるオペレーティングシステム(OS)を読み出して、主メモリであるメモリ130上に常駐させ起動する。
CPU110は、メモリ130上に常駐するOSに従って、パーソナルコンピュータ100を制御する。CPU110は、メモリ130上のアプリケーションプログラムを実行する。これにより、付着埃量検出部1が実現される。付着埃量検出部1を実現するアプリケーションは、OSの起動時にOSにより、ハードディスク141からメモリ130上にロードされ起動され常駐する。変換テーブル11及び定数データ12は、付着埃量検出部1に含まれて、メモリ130上にロードされる。アプリケーションプログラムは、例えば、CD−ROMやDVD等の記録媒体に格納され、記録媒体からCD−ROMドライブやDVDドライブ等を介してハードディスク141に入力され、ハードディスク141からメモリ130にロードされる。
ディスクコントローラ140は、システムコントローラ120を介してのCPU110からの指示に従って、ハードディスク141を制御して、種々のプログラムや種々のデータの入出力を実行する。グラフィックスコントローラ160は、システムコントローラ120を介してのCPU110からの指示に従って、ディスプレイ161を制御して、種々の画面表示を実行する。例えば、CPU110上で動作する付着埃量検出部1からの指示に従って、清掃の通知を含む画面を、ディスプレイ161に出力する。入出力コントローラ170は、システムコントローラ120を介してのCPU110からの指示に従って、キーボード171を制御して、キーボード171からの入力を実行する。
次に、図3〜図5を参照して、パーソナルコンピュータにおける発熱部及び放熱部について説明する。
図3は、情報処理装置の説明図であり、例えば、パーソナルコンピュータにおける発熱部及び放熱部の構造を示す。発熱部は、例えばCPU110を含む。放熱部は、例えばヒートパイプHP、複数の放熱フィンF及びファン21を含む。
CPU110は、基板110A上にマウントされている。CPU110は、例えば、その上部で、ヒートパイプHPに接している。ヒートパイプHPは、パーソナルコンピュータ100の筐体100Aの内部に設けられ、発熱部であるCPU110と放熱フィンFとを繋ぐ。なお、発熱部は、CPU110に限られず、例えば、システムコントローラ120であってもよい。
ファン21は、放熱フィンFを空冷するための空気を送る。図3において、ファン21による空気の流れFLの概略を、矢印で示す。なお、実際には、空気の流れFLは、紙面の下方から紙面に垂直にファン21に吸い込まれ、ファン21により紙面に平行に矢印の方向に流れる。
放熱フィンFは、発熱部であるCPU110で発生した熱を放出する。放熱フィンFは、例えば、基本的には長方形の薄い板状であって、長方形の一部をヒートパイプHPが貫通できるように打ち欠いた形状とされる。放熱フィンFは、ヒートパイプHPが貫通する部分で、ヒートパイプHPと接する。
放熱フィンFは、実際には、複数枚設けられる。複数の放熱フィンFは、図3に示すように、等間隔で互いに平行に設けられ、ファン21による空気の流れFLに沿うように設けられる。これにより、ファン21による空気は、放熱フィンFの間隙を流れ、パーソナルコンピュータ100の筐体100Aに設けられた排出口Dから、外部へ排出される。排出口Dは、放熱フィンFを冷却した後の空気である排熱空気の出口であって、筺体100Aの側面又は背面に設けられ、排出口Dとファン21との間に複数の放熱フィンFが配置される。
図4及び図5は、情報処理装置の説明図であり、主として、パーソナルコンピュータにおける放熱部の構造を示す。
図4(A)は発熱部及び放熱部の構造を示す正面図であり、図4(B)は発熱部及び放熱部の構造を示す上面図である。図5(A)は放熱部の構造を示す拡大した正面図であり、図5(B)は放熱部の構造を示す拡大した上面図であり、図5(C)は放熱部の構造を示す拡大した側面図である。図5(A)は図4(A)において点線で囲んだ部分の拡大図であり、図5(B)は図4(B)において点線で囲んだ部分の拡大図である。なお、図4(A)及び図5(A)においては、パーソナルコンピュータ100の筐体100Aは省略されている。
温度センサ31である根元温度センサToは、ヒートパイプHPにおける放熱フィンFとの接触部分に設けられる。また、根元温度センサToは、例えば、図4に示すファン21の回転方向において、最も上流側に近い放熱フィンFに対応して設けられる。これは、ファン21の回転方向に依存して、複数の放熱フィンFにおける埃の溜まり方に偏りが出るためである。根元温度センサToは、最も埃のつきやすい場所、換言すれば、最も空気流量Mの多くなる場所の放熱フィンFに設けられる。また、根元温度センサToは、例えば、複数の放熱フィンFの中で、最も発熱部に近い1枚の放熱フィンFに対応して設けられる。これは、複数の放熱フィンFの中で、最も発熱部に近い1枚の放熱フィンFの温度が高くなる傾向があるので、根元温度センサToと冷却空気温度センサTsとの差が最も大きくなり、付着した埃の厚さldを算出しやすくなるためである。
この結果、図5(A)及び図5(B)に示すように、根元温度センサToは、2枚の放熱フィンFの間、換言すれば、最も発熱部に近い1枚の放熱フィンFと、これに隣接する1枚の放熱フィンとの間において、ヒートパイプHPに接触するように設けられる。換言すれば、根元温度センサToは、最も発熱部に近い2枚の放熱フィンFに対応して、この2枚の放熱フィンFが作る空気の流路に対応して設けられる。
なお、後述するように、根元温度センサToを設けた放熱フィンFの形状を、埃が付着しやすい構造とするようにしてもよい。
温度センサ32である冷却空気温度センサTsは、ファン21に設けられる。例えば、冷却空気温度センサTsは、ファン21の筐体21Aの内部において、根元温度センサToが設けられた位置に対応する位置に設けられる。具体的には、冷却空気温度センサTsは、図4に示すファン21の回転方向において、最も上流側に近い放熱フィンFに対応して設けられる。この結果、冷却空気温度センサTsは、図5(A)及び図5(B)に示す位置に設けられる。
温度センサ33である排熱空気温度センサToutは、根元温度センサTo及び冷却空気温度センサTsが設けられた位置に対応する位置における、放熱フィンFの間の空気の出口部分に設けられる。また、排熱空気温度センサToutは、放熱フィンFから離間して、換言すれば、熱的に分離して、情報処理装置の筐体に設けられる。この結果、排熱空気温度センサToutは、パーソナルコンピュータ100の筐体100Aに設けられた排出口D、換言すれば、ファン21の排気口に設けられる。
次に、図6〜図9を参照して、放熱フィンFに付着した埃の検出について説明する。
図6は、付着した埃の検出の説明図である。
図6(A)は、1枚の放熱フィンFにおける熱の伝わり方を示す。ここでは、放熱フィンFは薄くて熱伝導率が高いため、表面と内部に温度差はないと考える。前述したように、CPU110のような発熱部で発生した発熱量Qinの熱は、ヒートパイプHPを伝わり、放熱フィンFに伝わる。そして、発熱量Qinの熱は、放熱フィンFの表面から空気中へ、放熱量Qoutの熱として放出される。定常状態であれば、発熱量Qinと放熱量Qoutとは等しい。放熱量Qoutの熱は、空気の流れFLによってパーソナルコンピュータ100の筐体100Aの外部へ奪い去られる。
図6(B)は、放熱フィンFの周囲における温度分布を示す。放熱フィンFの根元部分をA、中央部分をB、先端部分をCとする。放熱フィンFの周囲における温度Tの分布は、放熱フィンFが最も高く、放熱フィンFから離れるに従って急激に低下し、放熱フィンFからある程度の距離になると一定となる。
図6(C)は、放熱フィンFにおける温度を示す。放熱フィンFの根元部分Aの温度Toが一番高く、先端部分Cに近づくにつれて、冷却空気の温度Tsに近づいていく。そこで、前述したように、根元温度センサToは、放熱フィンFの根元の温度Toを計測する。冷却空気温度センサTsは、放熱フィンFからある程度の距離の温度、換言すれば、放熱フィンFの冷却前の空気の温度Tsを計測する。これにより、冷却空気温度センサTsは、放熱フィンFから温度の影響を受けない部分の温度、換言すれば、冷却空気温度Tsを計測する。排熱空気温度センサToutは、放熱フィンFから熱がほぼ完全に伝達された位置まで放熱フィンFから離間した位置の温度、換言すれば、放熱フィンFの冷却後の空気の温度Toutを計測する。
図7は、付着した埃の検出の説明図である。
図7において、斜線を施した部分が埃であり、埃の厚さをldで示す。図7(A)は放熱フィンFの表面に埃が薄く付着した場合を示し、図7(A)は放熱フィンFの表面に埃が厚く付着した場合を示す。なお、図7は、比較のために、発熱量Qinが一定である場合について示す。
放熱フィンFの表面に、埃が薄く付着した場合と、埃が厚く付着した場合とを比較する。埃が厚く付着した場合の方が、熱の放出の効率が低下する。また、付着した埃の内部に、熱が蓄積され、温度の勾配ができる。
この結果、図7に示すように、埃の堆積する厚みldが変化すると、放熱フィンFの温度Toと冷却空気に触れる部分の温度Tdとの間の距離が変化することが判る。換言すれば、埃の堆積する厚みldに比例して、放熱フィンFの温度Toと冷却空気に触れる部分の温度Tdとの間の距離が大きくなることが判る。また、埃の堆積する厚みldが変化すると、放熱フィンFの温度が変化することが判る。換言すれば、埃の堆積する厚みldに比例して、放熱フィンFの温度が上昇することが判る。
図8は、付着した埃の検出の説明図である。
図8において、縦軸は放熱フィンFの温度を示し、横軸は放熱フィンFの位置を示す。図6を用いて示したように、放熱フィンFの根元部分Aの温度Toが一番高く、先端部分Cに近づくにつれて、冷却空気の温度Tsに近づいていく。また、図7を用いて示したように、埃の堆積する厚みldに比例して、放熱フィンFの温度Toと冷却空気に触れる部分の温度Tdとの間の距離が大きくなり、放熱フィンFの温度が上昇する。従って、図8に示すように、根元部分Aにおいて付着した埃の量、換言すれば、塵埃量に依存して放熱フィンFの温度が変化する幅ΔT1が最も大きく、先端部分Cにおいて付着した埃の量に依存して放熱フィンFの温度が変化する幅ΔT2が最も小さくなる。
以上から、放熱フィンFの根元部分Aが、最も温度の変化を検出しやすく、計測の正確性やノイズの影響を受けにくいという点で、付着した埃の量の検出に適している。そこで、根元温度センサToは、放熱フィンFの根元部分A、又は、その近傍に設けられる。また、冷却空気温度センサTsは、根元温度センサToに対応する位置に、換言すれば、根元温度センサToを設けた放熱フィンFに沿って流れる空気の通り道における吸入口の近傍に設けられる。また、排熱空気温度センサToutは、根元温度センサToに対応する位置に、換言すれば、根元温度センサToを設けた放熱フィンFに沿って流れる空気の通り道における排出口に設けられる。
図9は、付着した埃の検出の説明図であり、変換テーブルを示す。
発熱量Qin又は放熱量Qoutは、冷却空気温度Ts、放熱フィンFの根元温度To、埃の厚みldから求めることができ、これらの関数である。この関係は、Qin=F(Ts,To,ld)と表すことができる。
このことから、逆に、埃の厚みldは、発熱量Qin又は放熱量Qout、冷却空気温度Ts、放熱フィンFの根元温度Toから求めることができ、これらの関数であるということができる。この関係は、ld=F(Ts,To,Qin)と表すことができる。換言すれば、発熱量Qin又は放熱量Qout、冷却空気温度Ts、放熱フィンFの根元温度Toを測定すれば、埃の厚みldを求めることができる。
具体的には、発熱量Qin又は放熱量Qout、冷却空気温度Ts、放熱フィンFの根元温度Toの間の関係は、次の関係式により表すことができる。
Figure 0006020180
従って、この関係式を解き、発熱量Qin又は放熱量Qout、冷却空気温度Ts、放熱フィンFの根元温度Toを代入すれば、埃の厚みldを求めることができる。そこで、付着埃量検出部1が、関係式を保持し、発熱量Qin又は放熱量Qout、冷却空気温度Ts、放熱フィンFの根元温度Toを取得して関係式に代入すれば、埃の厚みldを求めることができる。
なお、関係式を解いて値ldの式を求め、求めた値ldの式を近似する近似式を求め、求めた近似式を用いて、埃の厚みldを求めるようにしてもよい。
しかし、実際には、図9に示すように、関係式に基づいてld−Qin/(To−Ts)曲線に基づいて作成された変換テーブル11が保持される。図9において、縦軸はQin/(To−Ts)の値であり、横軸はldの値である。Qin/(To−Ts)は、放熱量Qout及び温度差(To−Ts)に基づいて求められる値である。ldは、放熱フィンFに付着した埃の厚さldの値である。
図9のld−Qin/(To−Ts)曲線は、関係式に基づいて定まる、値ldと、値Qin/(To−Ts)との間の対応を示す。換言すれば、図9のld−Qin/(To−Ts)曲線から、値Qin/(To−Ts)に基づいて、値ldを得ることができる。そこで、付着埃量検出部1は、関係式に代えて、変換テーブル11を保持する。また、付着埃量検出部1は、発熱量Qin又は放熱量Qout、冷却空気温度Ts、放熱フィンFの根元温度Toを取得し、値Qin/(To−Ts)を求める。そして、付着埃量検出部1は、求めた値Qin/(To−Ts)を用いて変換テーブル11を参照することにより、値Qin/(To−Ts)に対応する埃の厚みldを求める。
以上のように、埃の厚みldを直接求めることができるので、ファン21の稼働時間から埃の付着量を推定する方法に比べて、極めて正確に埃の厚みldを求めることができる。
また、ファン21の形状や放熱フィンFの形状を変更することなく、冷却性能を損なうことなく、種々のパーソナルコンピュータ100に適用することができる。また、発熱原であるCPUや種々の回路の熱暴走やショートを事前に防ぐことができるので、ハードウェア故障や性能の低下を回避することができる。また、パーソナルコンピュータの内部のファン21の清掃のために、清掃時期の通知により、ユーザを清掃サービス等に誘導することができる。
図10は、埃検出処理フローである。
付着埃量検出部1は、温度検出部3から、温度センサ31で測定された根元温度Toを読み込み、温度センサ32で測定された冷却空気温度Tsを読み込む(ステップS1)。更に、ステップS1において、埃量検出部1は、温度検出部3から排熱空気温度Toutを読み込む。なお、実際には、根元温度To、冷却空気温度Ts、排熱空気温度Toutは、同一のステップにより読み込まれる。
付着埃量検出部1は、ファン制御部2からファン21における空気流量Mを読み込む。また、付着埃量検出部1は、定数データ12から空気の比熱Cを読み込む。空気流量M及び空気の比熱Cは、いずれを先に取得してもよい。そして、付着埃量検出部1は、空気の比熱Cと、空気流量Mと、排熱空気温度Toutと、ステップS1において取得した冷却空気温度Tsとに基づいて、放熱フィンFからの放熱量Qout、換言すれば、発熱量Qinを算出する(ステップS2)。
付着埃量検出部1は、根元温度To、冷却空気温度Ts、放熱量Qoutに基づいて、放熱量Qout及び温度差(To−Ts)に基づいて求められる値Qout/(To−Ts)、換言すれば、Qin/(To−Ts)を算出する。そして、付着埃量検出部1は、
算出した値Qin/(To−Ts)を用いて変換テーブル11を参照することにより、値Qin/(To−Ts)に対応する付着した埃の厚さldを算出する(ステップS3)。
付着埃量検出部1が、算出した付着した埃の厚さldと閾値lthとを比較することにより、算出した付着した埃の厚さldが閾値lthより大きいか否かを判断する(ステップS4)。算出した付着した埃の厚さldが閾値lthより大きくない場合には、付着埃量検出部1は、ステップS1を繰り返す。
算出した付着した埃の厚さldが閾値lthより大きい場合には、付着埃量検出部1は、ファン21の清掃の時期の通知を出力し(ステップS5)、この後、ステップS1を繰り返す。
以上、本発明の実施態様について説明したが、本発明は、その主旨の範囲内において種々の変形が可能である。
例えば、情報処理装置は、パーソナルコンピュータ100に限らず、デスクトップ型のコンピュータや、サーバ等であってもよい。例えば、大型のサーバでは、高い信頼性が求められるので、サーバのメンテナンスのタイミングが重要となる。そこで、付着した埃の厚さldを監視することにより、適切なメンテナンスの時期を知ることができる。
図11及び図12は、情報処理装置の他の一例を示す図である。
図1の例はノート型のパーソナルコンピュータの例であったが、図11及び図12は、デスクトップ型のパーソナルコンピュータの例である。ノート型のパーソナルコンピュータとデスクトップ型のパーソナルコンピュータとでは、ファン21の構造が異なるために、発熱部及び放熱部の構造も異なる。
図11(A)は、デスクトップ型のパーソナルコンピュータにおける発熱部及び放熱部の構造を示す側面図である。図11(B)は、デスクトップ型のパーソナルコンピュータにおける発熱部及び放熱部の構造を示す正面図である。図12(A)は放熱部の構造を示す拡大した側面図であり、図12(B)は放熱部の構造を示す拡大した正面図であり、図12(C)は放熱部の構造を示す拡大した図である。図12(A)は図11(A)において点線で囲んだ部分の拡大図であり、図12(B)は図11(B)において点線で囲んだ部分の拡大図である。図12(C)は、図12(A)を側面から見た図である。
発熱部は、例えばCPU110を含む。放熱部は、例えばヒートシンクHS、ヒートパイプHP、複数の放熱フィンF及びファン21を含む。CPU110は、基板110A上にマウントされている。例えば、CPU110はその上部でヒートシンクHSに接し、ヒートシンクHSはその上部でヒートパイプHPに接している。ヒートパイプHPは、発熱部であるCPU110と放熱フィンFとを繋ぐ。
図11において、ファン21による空気の流れFLの概略を、矢印で示す。複数の放熱フィンFは、図11に示すように、等間隔で互いに平行に設けられ、ファン21による空気の流れFLに沿うように設けられる。これにより、ファン21による空気は、放熱フィンFの間隙を流れ、パーソナルコンピュータ100の外部へ排出される。
温度センサ31である根元温度センサToは、ヒートパイプHPにおける放熱フィンFとの接触部分に設けられる。また、根元温度センサToは、例えば、最も埃のつきやすい場所、換言すれば、最も空気流量Mの多くなる場所の放熱フィンFに設けられる。図11において、根元温度センサToを複数の放熱フィンFの中で最も発熱部に近い1枚の放熱フィンFに対応して設けると、ファン21から送られる風が放熱フィンFの間を通らない。また、図11においては、ファン21の回転方向は問題とならない。従って、根元温度センサToは、図11及び図12に示すように、ファン21の中央部を横切る2枚の放熱フィンFの間におけるファン21の外周部において、ヒートパイプHPに接触するように設けられる。
温度センサ32である冷却空気温度センサTsは、ファン21の筐体21Aに設けられ、根元温度センサToが設けられた位置に対応する位置に設けられる。なお、根元温度センサToが設けられた位置に対応する位置には、ファン21の筐体21Aそれ自体は存在しない場合がある。この場合には、冷却空気温度センサTsは、例えば、ファン21の筐体21Aから、根元温度センサToが設けられた位置に対応する位置へ向けて、突出するように設けられる。
温度センサ33である排熱空気温度センサToutは、根元温度センサTo及び冷却空気温度センサTsが設けられた位置に対応する位置における、放熱フィンFの間の空気の出口部分に設けられる。また、排熱空気温度センサToutは、放熱フィンFから離間して、換言すれば、熱的に分離して設けられる。このために、支持体32Aが、根元温度センサToが設けられた2枚の放熱フィンFの先端部分Cに取り付けられる。排熱空気温度センサToutは、例えば長方形の枠状の支持体32Aに取り付けられる。支持体32Aは、例えばプラスチックのような熱伝導率の低い材質で形成され、排熱空気温度センサToutと放熱フィンFとを熱的に分離する。
また、発熱量Qin又は放熱量Qoutは、種々の手段により取得することができる。具体的には、図1の例では放熱量Qoutを空気の比熱Cと空気流量Mと排熱空気温度Toutと冷却空気温度Tsとに基づいて算出しているが、放熱量Qoutを他の手段により取得するようにしてもよい。
図13は、情報処理装置の他の一例を示す図である。図13(A)は放熱部の構造を示す拡大した正面図であり、図13(B)は放熱部の構造を示す拡大した上面図であり、図13(C)は放熱部の構造を示す拡大した側面図である。なお、図13の例において、発熱部及び放熱部の全体の形状は、図4と同様である。
図13の例は、発熱部であるCPU110における消費電力が発熱量Qin又は放熱量Qoutに等しいとみなして、CPU110における消費電力を発熱量Qin又は放熱量Qoutとして用いる例である。
例えば、図13の例においては、CPU110における消費電力が、複数の放熱フィンFにおける総発熱量Qallに等しいとみなす。この場合、総発熱量Qallから、根元温度Toを測定している1枚の放熱フィンFへの熱量を計算することにより、発熱量Qin又は放熱量Qoutを求める。放熱フィンFのない数がn枚であるとし、n枚の放熱フィンFの全てに等しく熱量が分配されると仮定する。この場合、発熱量Qin又は放熱量Qoutは、Qin=Qout=Qall/nで求めることができる。
なお、図13の例は、例えば、発熱部であるCPU110と、放熱部である放熱フィンFとの距離が短い場合、例えば両者が隣接している場合に適している。従って、CPU110と放熱フィンFとの距離が長くヒートパイプHPにより繋がれる場合には、ヒートパイプHPにおける放熱分を考慮に入れて、放熱フィンFへ送られる発熱量Qinを補正するようにしてもすればよい。
付着埃量検出部1は、例えば、OSから、CPU110における消費電力を取得する。そして、付着埃量検出部1は、取得したCPU110における消費電力に基づいて、放熱フィンFからの放熱量Qoutを算出する。この場合、排熱空気温度センサToutを不要とすることができる。なお、付着埃量検出部1が、パーソナルコンピュータ100の電源制御用のマイクロコンピュータから、パーソナルコンピュータ100の消費電力を取得するようにしてもよい。
従って、図13に示すように、排熱空気温度センサToutを省略することができる。また、この場合、発熱量Qinの値が空気流量Mに依存しないため、埃のつまりなどによって風量が変動しても、殆ど影響を受けない。また、風量が低下した場合には、付着した埃の厚さldが実際よりも厚く算出されることになるので、埃の厚さldの検出には支障が無い。
なお、CPU110における消費電力に代えて、CPU使用率又はCPU温度を、発熱量Qin又は放熱量Qoutとして用いるようにしても良い。
図14及び図15は、情報処理装置の他の一例を示す図である。図14(A)は放熱部の構造を示す拡大した上面図であり、図14(B)は放熱部の構造を示す拡大した側面図である。なお、図14及び図15の例において、発熱部及び放熱部の全体の形状は図4と同様であり、放熱部の構造を示す拡大した正面の形状は図13(A)に類似である。また、図15は、根元温度センサToが設けられた1枚の放熱フィンFの側面を拡大した形状を示す。
図14及び図15の例は、発熱量Qin又は放熱量Qoutを直接的に測定して、測定した値を発熱量Qin又は放熱量Qoutとして用いる例である。
例えば、図14及び図15の例においては、通過する熱量を測定する測定区間を設け、測定区間の両端の温度差から通過した熱量を、直接測定する。測定区間において、幅L、断面積A、熱伝導率λの均質な物質Mの両端の温度がTa及びTbである場合、断面を流れる熱量Qは、Q=−λA(Ta−Tb)/Lで求めることができる。
図14及び図15の例において、1枚の放熱フィンF、例えば測定用放熱フィンFに、放熱量検出材Mと、放熱量検出温度センサTaとが設けられる。放熱量検出材Mは、根元温度センサToである温度センサ31が設けられた放熱フィンFの根元に接するように設けられる。放熱量検出材Mは、断熱材Iで囲まれ、均質な素材からなる。放熱量検出材Mとして、熱伝導率が低い材料を使用することにより、正確な熱量を測定することができる。この場合、放熱量検出材Mから放熱フィンFへ通過する熱量が少なくなるため、放熱量検出温度センサTaと根元温度センサToの精度に応じて、放熱量検出材Mの材料が選択される。
放熱量検出材Mは、断熱材Iで囲まれるので、放熱量検出材Mにおける熱の放散を、殆ど無視することができる。放熱量検出温度センサTaは、放熱量検出材Mの根元にヒートパイプHPに接するように設けられ、放熱量検出材Mの根元の温度である放熱量検出温度Taを測定する。放熱量検出材Mと放熱量検出温度センサTaは、複数の放熱フィンFの中で、放熱フィンFを空冷するための空気が最も多く通る通路に隣接する放熱フィンFに対応して設けられる。
図14及び図15の例において、根元温度センサToは、放熱量検出温度センサTbとしても用いられる。根元温度センサToである放熱量検出温度センサTbは、放熱量検出材Mの先端に放熱フィンFの根元に接するように設けられ、放熱量検出材Mの先端の温度である放熱量検出温度Tbを測定する。根元温度センサToと放熱量検出温度センサTbとを兼ねることにより、実際には、放熱量検出温度センサTbを単独で設ける必要を無くすことができる。
付着埃量検出部1は、放熱量検出材Mの熱伝導率λと、放熱量検出材Mの断面積Aと、測定された放熱量検出温度Taと測定された根元温度Ta(To)との間の温度差と、放熱量検出材Mの幅Lとに基づいて、放熱フィンFからの放熱量Qoutを算出する。熱伝導率λ、放熱量検出材Mの断面積A、放熱量検出材Mの幅Lは、例えば定数データ11から取得される。放熱量検出温度Ta、根元温度Ta(To)は、温度検出部3から取得される。
これにより、発熱量Qin又は放熱量Qoutを直接的に測定することができるので、発熱量Qin又は放熱量Qoutをより正確に算出することができ、放熱フィンFに付着した埃の厚さldを算出することができる。また、発熱量Qinの値が空気流量Mに依存しないため、埃のつまりなどによって風量が変動しても、殆ど影響を受けない。また、風量が低下した場合には、付着した埃の厚さldが実際よりも厚く算出されることになるので、埃の厚さldの検出には支障が無い。
なお、通過する熱量を測定する測定区間を、ヒートパイプHPに設けるようにしてもよい。
また、冷却空気温度Tsは、種々の手段により取得することができる。
例えば、室温を冷却空気温度Tsとして用いるようにしても良い。具体的には、図1の例では放熱量Qoutを空気の比熱Cと空気流量Mと排熱空気温度Toutと冷却空気温度Tsとに基づいて算出しているが、放熱量Qoutを空気の比熱Cと空気流量Mと排熱空気温度Toutと室温とに基づいて算出するようにしてもよい。この場合、室温としては、例えば20度、25度等の固定の値を用いる。なお、ユーザが室温を設定することができるようにしてもよい。これにより、冷却空気温度センサTsである温度センサ32を省略して、温度センサの個数を減らすことができる。
なお、室温を測定する温度センサを、パーソナルコンピュータの筐体の外部のいずれかの位置に設けるようにしてもよい。
また、放熱フィンFの形状は、種々の変形が可能である。
図16は、情報処理装置の他の一例を示す図であり、放熱フィンFの側面からみた形状を示す。図16の例は、根元温度センサToを設けた放熱フィンFの形状を、埃が付着しやすい構造とした例である。
図16の例は、複数の放熱フィンFとして、測定用放熱フィンFと、放熱用放熱フィンFを含む。測定用放熱フィンFは、根元温度センサToである温度センサ31が対応して設けられた放熱フィンFである。放熱用放熱フィンFは、根元温度センサToである温度センサ31が対応して設けられていない放熱フィンFである。図16は、測定用放熱フィンFのみを示す。
測定用放熱フィンFは、放熱用放熱フィンFの形状と異なる形状であって、放熱用放熱フィンFに付着した埃よりも多くの埃が測定用放熱フィンFに付着する形状を有する。図16(A)の放熱用放熱フィンFは、基本的には薄い板状の形状を有するが、放熱フィンFの側面、換言すれば、ヒートパイプHPの伸びる方向から見て、複数の突起部を有する形状とされる。突起部には、埃が蓄積されやすい。図16(B)の放熱用放熱フィンFは、基本的には薄い板状の形状を有するが、放熱フィンFの側面から見て、複数の凹部を有する形状とされる。凹部には、埃が蓄積されやすい。なお、放熱用放熱フィンFは、薄い板状とされる。また、埃が蓄積されやすい構造は、突起部や凹部に限られない。
図16の例によれば、測定用放熱フィンFに積極的に埃を付着させることができ、放熱用放熱フィンFに埃が溜まるよりも早く埃の量を検知・通知することが可能である。図16の例は、種々の形態の放熱フィンFに適用することができ、空気流量が多い場所に測定用放熱フィンFを設けることにより、より早く埃を検出することができる。
以上の説明から理解されるように、以下のような実施の態様が把握される。
(付記1) 発熱部で発生した熱を放出する放熱フィンと、
前記放熱フィンの根元の温度である根元温度を測定する根元温度センサと、
前記放熱フィンを空冷するための空気の温度であって前記放熱フィンを冷却する前の空気の温度である冷却空気温度を測定する冷却空気温度センサと、
予め定められた演算により算出された前記放熱フィンからの放熱量と、測定された前記根元温度と測定された前記冷却空気温度との間の温度差とに基づいて、前記放熱フィンに付着した埃の量を検出する埃量検出部とを含む
ことを特徴とする情報処理装置。
(付記2) 前記情報処理装置が、更に、
前記放熱フィンを通過する前記冷却空気の流量である空気流量を検出する流量検出部と、
前記冷却空気の温度であって前記放熱フィンを冷却した後の空気の温度である排熱空気温度を測定する排熱空気温度センサとを含み、
前記埃量検出部が、空気の比熱と、検出された前記空気流量と、測定された前記排熱空気温度と、測定された前記冷却空気温度とに基づいて、前記放熱フィンからの放熱量を算出する
ことを特徴とする付記1に記載の情報処理装置。
(付記3) 前記排熱空気温度センサが、前記放熱フィンから離間して、前記情報処理装置の筐体に設けられる
ことを特徴とする付記2に記載の情報処理装置。
(付記4) 前記排熱空気温度センサが、前記情報処理装置の筐体に設けられた前記放熱フィンを冷却した後の空気である排熱空気の排出口に設けられる
ことを特徴とする付記3に記載の情報処理装置。
(付記5) 前記埃量検出部が、CPUにおける消費電力に基づいて、前記放熱フィンからの放熱量を算出する
ことを特徴とする付記1に記載の情報処理装置。
(付記6) 前記情報処理装置が、更に、
前記根元温度センサが設けられた前記放熱フィンの根元に接するように設けられ、断熱材で囲まれ、均質な素材からなる放熱量検出材と、
前記放熱量検出材の根元に設けられ、前記放熱量検出材の根元の温度である放熱量検出温度を測定する放熱量検出温度センサとを含み、
前記埃量検出部が、前記放熱量検出材の熱伝導率と、前記放熱量検出材の断面積と、測定された前記放熱量検出温度と測定された前記根元温度との間の温度差と、前記放熱量検出材の幅とに基づいて、前記放熱フィンからの放熱量を算出する
ことを特徴とする付記1に記載の情報処理装置。
(付記7) 前記情報処理装置が、複数の放熱フィンを含み、
前記放熱量検出材と前記放熱量検出温度センサは、前記複数の放熱フィンの中で、前記放熱フィンを空冷するための空気が最も多く通る通路に隣接する放熱フィンに対応して設けられる
ことを特徴とする付記6に記載の情報処理装置。
(付記8) 前記情報処理装置が、更に、
根元温度センサが設けられた放熱フィンである測定用放熱フィンに加えて、前記根元温度センサが設けられていない放熱フィンである放熱用放熱フィンを含み、
前記測定用放熱フィンが、前記放熱用放熱フィンの形状と異なる形状であって、前記放熱用放熱フィンに付着した埃よりも多くの埃が前記測定用放熱フィンに付着する形状を有する
ことを特徴とする付記1に記載の情報処理装置。
(付記9) 前記情報処理装置が、更に、
前記発熱部と前記放熱フィンとを繋ぐヒートパイプと、
前記放熱フィンを空冷するための空気を送るファンとを含み、
前記根元温度センサが、前記ヒートパイプにおける前記放熱フィンとの接触部分に設けられ、
前記冷却空気温度センサが、前記ファンに設けられる
ことを特徴とする付記1に記載の情報処理装置。
(付記10) 前記冷却空気温度センサが、前記ファンの筺体の内部に設けられる
ことを特徴とする付記9に記載の情報処理装置。
(付記11) 前記情報処理装置が、複数の放熱フィンを含み、
前記根元温度センサが、前記複数の放熱フィンの中で、最も前記発熱部に近い放熱フィンに対応して設けられる
ことを特徴とする付記9に記載の情報処理装置。
(付記12) 前記冷却空気温度センサが、前記ファンの筺体の内部において、前記根元温度センサが設けられた位置に対応する位置に設けられる
ことを特徴とする付記11に記載の情報処理装置。
(付記13) 前記埃量検出部が、前記放熱フィンからの放熱量及び前記温度差に対応して前記放熱フィンに付着した埃の厚さを格納するテーブルを含み、前記放熱フィンからの放熱量及び前記温度差に基づいて求められる値を用いて前記テーブルを参照することにより、前記放熱フィンに付着した埃の厚さを求める
ことを特徴とする付記1に記載の情報処理装置。
(付記14) 前記埃量検出部が、算出した前記放熱フィンに付着した埃の厚さが予め定められた閾値よりも大きい場合に、清掃の通知を出力する
ことを特徴とする付記1に記載の情報処理装置。
(付記15) 発熱部で発生した熱を放出する放熱フィンと、前記放熱フィンの根元の温度である根元温度を測定する根元温度センサと、前記放熱フィンを空冷するための空気の温度であって前記放熱フィンを冷却する前の空気の温度である冷却空気温度を測定する冷却空気温度センサとを含む情報処理装置の埃量検出方法であって、
埃量検出部が、予め定められた演算により算出された前記放熱フィンからの放熱量と、前記根元温度センサにより測定された前記根元温度と前記冷却空気温度センサにより測定された前記冷却空気温度との間の温度差とに基づいて、前記放熱フィンに付着した埃の量を検出する
ことを特徴とする情報処理装置の埃量検出方法。
(付記16) 発熱部で発生した熱を放出する放熱フィンと、前記放熱フィンの根元の温度である根元温度を測定する根元温度センサと、前記放熱フィンを空冷するための空気の温度であって前記放熱フィンを冷却する前の空気の温度である冷却空気温度を測定する冷却空気温度センサとを含む情報処理装置の埃量検出プログラムであって、
コンピュータに、
予め定められた演算により前記放熱フィンからの放熱量を算出する処理と、
算出された前記放熱フィンからの放熱量と、前記根元温度センサにより測定された前記根元温度と前記冷却空気温度センサにより測定された前記冷却空気温度との間の温度差とに基づいて、前記放熱フィンに付着した埃の量を検出する処理と、を実行させる
ことを特徴とする埃量検出プログラム。
1 付着埃量検出部
2 ファン制御部
3 温度検出部
11 変換テーブル
12 定数データ
21 ファン
31、32、33 温度センサ

Claims (9)

  1. 発熱部で発生した熱を放出する放熱フィンと、
    前記放熱フィンの根元の温度である根元温度を測定する根元温度センサと、
    前記放熱フィンを空冷するための空気の温度であって前記放熱フィンを冷却する前の空気の温度である冷却空気温度を測定する冷却空気温度センサと、
    予め定められた演算により算出された前記放熱フィンからの放熱量と、測定された前記根元温度と測定された前記冷却空気温度との間の温度差とに基づいて、前記放熱フィンに付着した埃の量を検出する埃量検出部とを含む
    ことを特徴とする情報処理装置。
  2. 前記情報処理装置が、更に、
    前記放熱フィンを通過する前記冷却空気の流量である空気流量を検出する流量検出部と、
    前記冷却空気の温度であって前記放熱フィンを冷却した後の空気の温度である排熱空気温度を測定する排熱空気温度センサとを含み、
    前記埃量検出部が、空気の比熱と、検出された前記空気流量と、測定された前記排熱空気温度と、測定された前記冷却空気温度とに基づいて、前記放熱フィンからの放熱量を算出する
    ことを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 前記埃量検出部が、CPUにおける消費電力に基づいて、前記放熱フィンからの放熱量を算出する
    ことを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
  4. 前記情報処理装置が、更に、
    前記根元温度センサが設けられた前記放熱フィンの根元に接するように設けられ、断熱材で囲まれ、均質な素材からなる放熱量検出材と、
    前記放熱量検出材の根元に設けられ、前記放熱量検出材の根元の温度である放熱量検出温度を測定する放熱量検出温度センサとを含み、
    前記埃量検出部が、前記放熱量検出材の熱伝導率と、前記放熱量検出材の断面積と、測定された前記放熱量検出温度と測定された前記根元温度との間の温度差と、前記放熱量検出材の幅とに基づいて、前記放熱フィンからの放熱量を算出する
    ことを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
  5. 前記情報処理装置が、更に、
    根元温度センサが設けられた放熱フィンである測定用放熱フィンに加えて、前記根元温度センサが設けられていない放熱フィンである放熱用放熱フィンを含み、
    前記測定用放熱フィンが、前記放熱用放熱フィンの形状と異なる形状であって、前記放熱用放熱フィンに付着した埃よりも多くの埃が前記測定用放熱フィンに付着する形状を有する
    ことを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
  6. 前記情報処理装置が、更に、
    前記発熱部と前記放熱フィンとを繋ぐヒートパイプと、
    前記放熱フィンを空冷するための空気を送るファンとを含み、
    前記根元温度センサが、前記ヒートパイプにおける前記放熱フィンとの接触部分に設けられ、
    前記冷却空気温度センサが、前記ファンに設けられる
    ことを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
  7. 前記埃量検出部が、前記放熱フィンからの放熱量及び前記温度差に対応して前記放熱フィンに付着した埃の厚さを格納するテーブルを含み、前記放熱フィンからの放熱量及び前記温度差に基づいて求められる値を用いて前記テーブルを参照することにより、前記放熱フィンに付着した埃の量を求める
    ことを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
  8. 発熱部で発生した熱を放出する放熱フィンと、前記放熱フィンの根元の温度である根元温度を測定する根元温度センサと、前記放熱フィンを空冷するための空気の温度であって前記放熱フィンを冷却する前の空気の温度である冷却空気温度を測定する冷却空気温度センサとを含む情報処理装置の埃量検出方法であって、
    埃量検出部が、予め定められた演算により算出された前記放熱フィンからの放熱量と、前記根元温度センサにより測定された前記根元温度と前記冷却空気温度センサにより測定された前記冷却空気温度との間の温度差とに基づいて、前記放熱フィンに付着した埃の量を検出する
    ことを特徴とする情報処理装置の埃量検出方法。
  9. 発熱部で発生した熱を放出する放熱フィンと、前記放熱フィンの根元の温度である根元温度を測定する根元温度センサと、前記放熱フィンを空冷するための空気の温度であって前記放熱フィンを冷却する前の空気の温度である冷却空気温度を測定する冷却空気温度センサとを含む情報処理装置の埃量検出プログラムであって、
    コンピュータに、
    予め定められた演算により前記放熱フィンからの放熱量を算出する処理と、
    算出された前記放熱フィンからの放熱量と、前記根元温度センサにより測定された前記根元温度と前記冷却空気温度センサにより測定された前記冷却空気温度との間の温度差とに基づいて、前記放熱フィンに付着した埃の量を検出する処理と、を実行させる
    ことを特徴とする埃量検出プログラム。
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