JP2005191554A - 電子ザブシステムを液体冷却するための冷却システムと冷却方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】 コンピュータ室の冷却システムにおいて、熱交換器や制御弁の故障、冷水源の損失などによって機能が停止しないようにする。
【解決手段】 少なくとも2つのモジュール化冷却ユニット(MCU)を有する冷却システムの各MCU310は複数の電子サブシステムにシステム冷却剤を供給することができる。各MCU310は熱交換器324と、少なくとも1つの制御弁316を備えた第1、第2の冷却ループ325、327とを備えている。第1の冷却ループ325は被冷却施設水を源から受け取り、その一部分を熱交換器324を通過させる。第2の冷却ループ327は被冷却システム冷却剤を複数の電子サブシステムに供給し、熱交換器324において、複数の電子サブシステムから前記第1の冷却ループ325中の前記被冷却施設冷却剤に熱を放散する。これらは、少なくとも1つの制御弁316によって施設冷却剤の流れおよび温度が規制、制御される。
【選択図】図3

Description

本発明は一般に電子装置、電子モジュール、および電子システムから熱を放散させるために使用する冷却組立体などの装置に関する。特に、本発明は少なくとも2つのモジュール化冷却ユニット(MCU)を使用して電子ザブシステム(たとえば電子ラック)を液体冷却(液冷)するための冷却システムと冷却方法に関する。
電子機器(たとえばマイクロプロセッサや電源など)が放散する熱流束はコンポーネントの温度を制御する手段として空冷以外の冷却手段を必要とする程度にまで再度到達しつつある。液冷(たとえば水冷)はこれらの熱流束を制御するのに魅力的な技術である。液体はコンポーネント/モジュールが放散する熱を効率的に、すなわち当該液体から被冷却コンポーネントへの温度上昇を最小限にして吸収する。通常、熱は終極的には液体から外部環境へ伝達される。そうでないと、液体冷却剤の温度が上昇し続けてしまう。
1970年代から1990年代初頭まで、インターナショナル・ビジネス・マシーンズ・コーポレーション(International Business Machines Corporation)は冷却剤分配ユニットを介して冷却用液体を循環させることによりこの仕事を行なっていた。この冷却剤分配ユニットは単一かつ大型のコンピュータ室水利用温度調節ユニット(computer room water conditioning unit:CRWCU)であった。CRWCUは冷却すべきメインフレーム・コンピュータの様々な電子ラックに温度調節済みの冷水を分配していた。従来、メインフレーム・コンピュータの電子ラックとしてはメモリ・フレーム、プロセッサ・フレーム、入出力フレーム、電力フレームなどがあった。動作中、CRWCUは顧客の冷水を受け取った後、それを用いて温度調節済みの冷水からコンピュータ室の個別の電子ラックへ熱を移動させていた。
CRWCUは上りの(building)冷水を供給しモータで駆動された制御弁を通過させる主冷却ループを備えていた。この弁は熱交換器を通過する上りの冷水の量を決めていた。上りの冷水の一部はバイパス開口を経由して直接に帰路に戻った。CRWCUはさらに貯水タンクを備えた第2の冷却ループを備えていた。この貯水タンクから2つのポンプのうちの一方によって熱交換器へ水が汲み上げられ、そこから温度調節済みの水源としてコンピュータ室内の冷却すべき電子ラックへ出力されていた。コンピュータ室の水温調節ユニットは通常、電子フレームから離して設けていたが、その場合でも(通常約22℃に維持される)システム水をコンピュータ室のすべての電子フレームに供給していた。
冷却剤分配ユニット、特にコンピュータ室水利用温度調節ユニット(CRWCU)は熱交換器を唯1つ、貯水タンクを唯1つ、制御弁を唯1つ、そして予備のポンプをいくつか備えていた。したがって、ポンプが故障した場合、CRWCUは予備のポンプに自動的に切り換えるが、冷却剤分配ユニットに他の機能不全が生じた場合、コンピュータ室のメインフレーム・システムは全体が停止していた。たとえば、熱交換器または制御弁または上りの冷水源が故障すると、コンピュータ室内のメインフレーム・システム全体も故障していた。このため、停止したメインフレームを修理するまで(機能低下した態様で)処理を継続しうるようにするために、コンピュータ室の床に予備のメインフレーム・コンピュータを備えていた。
今日、1970年代および1980年代に存在したような複数フレーム型メインフレーム・システムは単一プロセッサ型のフレーム群すなわちラック群によって置換されている。したがって、現在では、ハイエンドからミッドレンジ、ロウエンドにわたる複数のプロセッサ・フレームに単一のコンピュータ室水利用冷却ユニットから冷却水を供給している。しかし、これには問題がある。すなわち、唯1つの熱交換器の故障または唯1つの制御弁の故障または冷水源の損失によって、コンピュータ室の床全体が停止する可能性がある。
これらの弱点は、少なくとも2つのモジュール化冷却ユニット(MCU)であって、各MCUは冷却すべき複数の電子サブシステムにシステム冷却剤を供給することができる、少なくとも2つのモジュール化冷却ユニット(MCU)を備えることにより克服できるとともに、さらなる利点が得られる。各MCUは熱交換器と、少なくとも1つの制御弁を備えた第1の冷却ループと、第2の冷却ループとを備えている。1つのMCUが動作中のとき、前記第1の冷却ループは被冷却施設水を源から受け取り、その少なくとも一部分をして前記熱交換器を通過させ、前記部分は前記少なくとも1つの制御弁によって制御する。前記第2の冷却ループは被冷却システム冷却剤を前記複数の電子サブシステムに供給し、前記熱交換器において、前記複数の電子サブシステムから前記第1の冷却ループ中の前記被冷却施設冷却剤に熱を放散する。前記少なくとも1つの制御弁によって前記熱交換器中を流れる施設冷却剤の流れを規制することが可能になる。それにより、前記複数の電子サブシステムを冷却する前記第2の冷却ループ中のシステム冷却剤の温度を所望の値に制御することが可能になる。
別の側面では、被冷却電子システムを提供する。前記被冷却電子システムは複数の電子サブシステムと、少なくとも2つのモジュール化冷却ユニット(MCU)とを備えている。各MCUは冷却すべき複数の電子サブシステムにシステム冷却剤を供給することができる。各MCUは熱交換器と、少なくとも1つの制御弁を備えた第1の冷却ループと、第2の冷却ループとを備えている。1つのMCUが動作中のとき、前記第1の冷却ループは被冷却施設水を源から受け取り、その少なくとも一部分をして前記熱交換器を通過させ、前記部分は前記少なくとも1つの制御弁によって制御する。前記第2の冷却ループは被冷却システム冷却剤を前記複数の電子サブシステムに供給し、前記熱交換器において、前記複数の電子サブシステムから前記第1の冷却ループ中の前記被冷却施設冷却剤に熱を放散する。前記少なくとも1つの制御弁によって前記熱交換器中を流れる施設冷却剤の流れを規制することが可能になる。それにより、前記複数の電子サブシステムを冷却する前記第2の冷却ループ中のシステム冷却剤の温度を制御することが可能になる。
さらに別の側面では、複数の電子サブシステムを冷却する方法を提供する。前記方法は、少なくとも2つのモジュール化冷却ユニット(MCU)を準備するステップであって、各MCUは冷却すべき複数の電子サブシステムにシステム冷却剤を供給することができる、ステップを備えている。そして、各MCUは熱交換器と、少なくとも1つの制御弁を備えた第1の冷却ループと、システム冷却剤を含む第2の冷却ループとを備えている。前記方法は、さらに、前記少なくとも2つのMCUのうちの被選択MCU用に、被冷却施設冷却剤を源から第1の冷却ループに供給し、その少なくとも一部分をして前記少なくとも1つの制御弁を介して前記熱交換器中を通過させる、ステップと、前記少なくとも2つのMCUのうちの前記被選択MCU用に、被冷却システム冷却剤を前記第2の冷却ループから前記複数の電子サブシステムに供給し、前記熱交換器において前記複数の電子サブシステムから前記第1の冷却ループ中の前記被冷却施設冷却剤に熱を放散するステップとを備え、前記被選択MCUの前記少なくとも1つの制御弁によって前記熱交換器を通過する施設冷却剤の流れを規制することを可能にし、それにより、前記複数の電子サブシステムを冷却する前記第2の冷却ループ中の前記システム冷却剤の温度を制御することを可能にしている。
本発明の手法によってさらなる特徴および利点が実現される。本発明の他の実例および側面をここに詳述するが、それらは特許請求の範囲に記載した発明の一部であると考えられる。
ここで使用しているように、「電子サブシステム」は冷却を必要とするコンピュータ・システムその他の電子システムの発熱コンポーネントを少なくとも1つ備えた筐体、フレーム、ラック、コンパートメントなどを備えている。用語「電子ラック」にはコンピュータ・システムまたは電子システムの発熱コンポーネントを備えたフレームまたはラックが含まれる。たとえば、電子ラックはハイエンド、ミッドエンド、またはロウエンドの処理能力を備えたスタンドアローン型コンピュータ・プロセッサである。一実施形態では、電子ラックは複数の電子引き出しを備えている。各電子引き出しは冷却を必要とする発熱コンポーネントを少なくとも1つ備えている。
ここで説明する冷却剤分配ユニット、特にモジュール化冷却ユニット(MCU)内の冷却剤の一例として水が挙げられる。しかし、ここで開示する概念は施設面およびシステム面の双方から他の種類の冷却剤の使用に容易に適用することができる。たとえば、冷却剤はブライン(冷媒として用いる塩化ナトリウムまたは塩化カルシウム)、フッ化炭化水素液、または他の同様の化学冷却剤すなわち冷媒から成るが、本発明の利点および独自の特徴は保持している。
上で短く述べたように、コンピュータ機器(主としてプロセッサ)内の電力レベルは再度、もはや単純に空冷できないレベルにまで上昇した。コンポーネントは水冷することになると思われる。そうすれば、プロセッサが放散する熱は水冷した冷却板を介して水に伝達させることができる。顧客の場所(すなわちデータ・センタ)において普通に利用しうる水はこれらの冷却板での使用に適していない。第1に、凝縮の形成が問題になる。なぜなら、データ・センタの水の温度(7℃〜15℃)は室内露点(通常18〜23℃)よりもはるかに低いからである。第2に、データ・センタの水はその品質(その化学的性質や清浄度など)が比較的悪いから、システムの信頼性に悪影響を与える。したがって、冷却すべき電子機器に対して高品質の水を循環させ、データ・センタの水が出す熱を拒絶する水冷却/温度調節ユニットを使用するのが望ましい。ここで使用しているように、「施設水」または「施設冷却剤」はこのデータ・センタの水または冷却剤を指す。一方、「システム水」または「システム冷却剤」は冷却剤分配ユニットと冷却すべき電子サブシステムとの間を循環する冷却/温度調節した水または冷却剤をそれぞれ指す。
次に、図面を参照する。様々な図面を通して使用する同じ参照番号は同じまたは類似の構成要素を指している。図1はコンピュータ室用の既存の冷却剤分配ユニットの一実施形態を示す図である。冷却ユニット111は比較的大きく、完全な電子フレーム2個分よりも大きな場所を占めていた。冷却ユニット111内には、電力/制御要素112、貯水/膨張タンク113、熱交換器114、ポンプ115(予備の第2のポンプが付随している場合が多い)、顧客水(すなわち現場(site)または施設に供給される水または冷却剤)の導入パイプ116と排出パイプ117、継手(つぎて)120および管路122を介して電子フレーム130への水を方向づける供給マニホールド118、および管路123および継手121を介して電子フレーム130からの水を方向づける帰路マニホールド119があった。
図2は本発明の一側面による規模可変冷却剤温度調節ユニット(scalable coolant conditioning unit: SCCU)211の一実施形態を示す図である。SCCU211内には、電力調整器とコントローラ(図示せず)が設けられている。電子ラックから戻ったシステム冷却剤は帰路マニホールド119において収集された後、統合型熱交換器/膨張タンク223の膨張タンク部を通じて方向づけられる。この点については「統合プレート型熱交換器/膨張タンクを備えた規模可変冷却剤温度調節ユニットおよびその使用方法(Scalable Coolant Conditioning Unit with Integral Plate Heat Exchanger/Expansion Tank and Method of Use)」なる名称の米国特許出願第10/243708号(2002年9月13日出願)に詳細に記載されている。膨張タンク223を出ると、システム冷却剤は複数のモジュール化ポンプ駆動ユニット(modular pumping unit: MPU)227に冷却剤を供給する別のマニホールド224に向けられる。MPU227が出す高圧の放出全流量(discharge)はマニホールド225において収集された後、統合型熱交換器/膨張タンク223内の熱交換器の「温側(hotside)」に向けられる。MPU227は自動結合組立体(図示せず)を備えた挿入容易化機構を介してマニホールドに接続されている。自動結合組立体は可撓性ホースを介して、複数のソレノイド駆動分離弁を備えた分離弁機構に接続されている。あるいは、分離弁は局所的にまたは遠隔から手動で駆動してもよい。また、自動結合組立体は手動で迅速に切断するように置換してもよい。分離弁はマニホールド224、225に接続されており、着脱の間にMPUとマニホールドとを分離する。
システム冷却剤は熱交換器の「冷側(coldside)」を通って流れる(116、117)施設冷水によって冷却されたら、供給マニホールド118に送られる。供給マニホールド118は冷却を必要とする少なくとも1つの電子ラックへ冷却剤を分配する。ここには示されていないが、SCCUはシステム水をろ過する手段を備えていてもよいし、腐食抑制剤(たとえばベンゾトリアゾール(BTA))を自動的に添加するようにしてもよい。統合型熱交換器/膨張タンク223内の熱交換器へ流入する施設冷水の流速は2方向制御弁228によって規制する。これにより、電子ラックに配送されるシステム冷却剤の温度を制御することが可能になる。システム冷却剤供給マニホールド118にサーミスタ型温度検知素子(図示せず)を配置して弁228の動作を制御する電力/コントローラに電子信号を供給するようにすることができる。システム冷却剤の温度が所望値よりも高い場合、弁228を少し開けて熱交換器を通る施設水の流量を増大させる。この結果、供給マニホールド118から電子ラックへ向けたシステム水の温度が低下する。あるいは、システム冷却剤の温度が所望値よりも低い場合、弁228を少し閉じて熱交換器を通る施設水の流量を低減させる。この結果、供給マニホールド118から電子ラックへ向けたシステム水の温度が上昇する。図2についての留意点を挙げると、冷却剤分配ユニットの機能は規模可変であり、コンピュータ室の電子サブシステムに必要な冷却の程度に応じて、必要な場合にSCCUにモジュール化ポンプ駆動ユニットを付加することができる。
今日のコンピュータ・システムは連続運転用に設計され構築されている。これは同時並行的に保守されるとともにシステムの運転に影響を与えることなく置換することのできる冗長コンポーネント群を組み合わせることにより実現することができる。例として、複数のファン/送風機や複数の電源モジュールを挙げることができる。図1の元の冷却剤分配ユニットおよび図2の機能強化した規模可変冷却剤温度調節ユニットのどちらも、利用可能な所望のシステムを実現するための冗長度または同時並行的保守能力が必要なレベルにない。したがって、ここでは少なくとも2つのモジュール化冷却ユニット(MCU)を用いた冷却システムと方法を提供する。各MCUはコンピュータ室内の冷却すべき電子サブシステムに必要な冷却能力に合致しているか、あるいはそれを超越している。また、各MCUはモジュール化させた冗長性と同時並行的保守能力とを結合させて組み合わせることにより、電子サブシステム自体の可用性に合致しているか、あるいはそれを超越している。
図3は本発明の一側面による冷却システムすなわち冷却剤分配ユニット300の部分実施形態を示す図である。この例では、冷却剤分配ユニット300は少なくとも2つのモジュール化冷却ユニット(MCU)310a、310bを備えている。各MCU310a、310bは冷却すべき複数の電子サブシステムまたは電子ラックにシステム冷却剤を供給することができる。導入管路312によって、被供給施設水は源から冷却システムへ結合される。施設水は2方向手動型球形弁314a、314bによってMCUへ向けられる。2方向手動型球形弁314a、314bはMCUのうちの1つが修理のために置換または取り外されないかぎり、通常は開いている。被供給施設冷却剤導入口にはフェルール(ferrule)継手315a、315bも配置されており、必要な場合におけるMCUの取り外しを容易にしている。電気駆動2方向型比例弁316a、316bは施設水がMCU310aまたはMCU310bを通じて流れているか否かをシステム・コントローラの制御下で判断する。
施設冷却剤をしてこの実施形態の統合型膨張タンク/熱交換器を迂回させるために、バイパス318a、318bが設けられいてる。バイパス318a、318bを通る施設冷却剤の量は電気駆動2方向型比例弁320a、320bを用いてコントローラが制御する。膨張タンク322a、322b内に入った施設冷却剤は熱交換器(Hx)324a、324b内の第1の冷却ループ325a、325b中を進む。第1の冷却ループから出ると、施設水はフェルール継手321a、321bおよび2方向手動型球形弁323a、323bを通過した後、施設水の源に戻る。
システム水側では、システム水は複数の電子サブシステムから戻った後、球形弁330a、330bおよびフェルール継手332a、332bを通過する。そこでシステム水は膨張タンク322a、322b中のシステム冷却剤に付加される。次いで、膨張タンク322a、322bを出たシステム冷却剤はフェルール継手340a、340bを通じて引き出された後、ポンプ342a、342bによって加圧される。ポンプ342a、342bは加圧されたシステム冷却剤をチェック弁343a、343bおよびフェルール継手344a、344bを経由して熱交換器324a、324bの第2の冷却ループ327a、327bに戻す。第2の冷却ループを出た被冷却システム水はたとえばフェルール継手350a、350bおよび球形弁352a、352bを経由して適切な電子ラック・マニホールドに配送される。必要な場合には、被供給施設水導入管路および被供給システム水排出管路の双方に温度検知器「TS」を設け、被供給システム水排出管路に圧力検知器「PS」を設けて冷却システム内の動作状態をモニタするようにしてもよい。
MCU310aの貯水すなわち膨張タンク322aとMCU310bの貯水すなわち膨張タンク322bとは球形弁360を通じ流体によって繋がっている。球形弁360はこの場合にもその両側にフェルール継手362、363を備えている。球形弁360およびフェルール継手362、363によって、モジュール化冷却ユニットの一方の取り外しまたは置換が可能になる。
好都合なことに、図3に示すような各冷却システムには最小限2つのモジュール化冷却ユニットが存在する。これらの冷却ユニットは上述した球形弁とフェルール継手によって相互に連結されているから、各MCUは所定の時間に動作していることが可能になる。留意点を挙げると、各MCUは冷却すべき少なくとも1つの電子サブシステム用に冷却システム能力全体を提供するように構成されている。統合型熱交換器/膨張タンクとして図2のものを示したが、各モジュール化冷却ユニットは個別の膨張タンクと熱交換器を備えるように構成してもよい。また、各熱交換器として様々な実施形態(たとえばプレート型熱交換器や円筒多管式熱交換器など)のうちの1つを用いることができる。MCU群はマニホールドによって相互に連結されているから、各MCUは所定の時間に動作していることが可能になる。MCUの動作およびMCU間の切り替えは冷却システムの電力/コントローラ・サブシステムによってマイクロコード制御することができる。各MCUに出入りする管接続部にフェルール継手が存在するから、必要な場合にはMCUを取り外して置換することができる。各フェルール継手には手動型分離弁が付随するから、動作中のMCUと待機中のMCUとを分離すなわち切断することができる。各MCU内のポンプ用に追加のフェルール継手が設けられているから、MCU全体を取り外す必要なくポンプを置換することができる。図3の設計の更なる特徴は2つの貯水タンクを接続する配管である。通常の動作状態の間、システム水が2つの貯水タンクのうちのどちらに流入するのか保証されていない。しかし、図3に示すようにこれら2つの貯水タンクを相互に連結すれば、問題は回避される。
図4は別の冷却システムすなわち冷却剤分配ユニット400の実現例の部分実施形態を示す図である。冷却剤分配ユニット400はこの場合にも少なくとも2つのモジュール化冷却ユニット410a、410bを備えている。この別の実現例では、顧客水の経路は分離され隔離されているから、施設水は第1の入力管路412aおよび第2の入力管路412bを経由して受け取り、それぞれ第1の帰路管路および第2の帰路管路を経由して戻される。付加した能力は2つの施設水供給路が真に冗長であり互いに無関係である場合に実現することができる。これにより、動作中の電子サブシステムを冷却するのに利用しうる被供給施設水が存在することが保証される。
動作中、被供給施設水は2方向手動型球形弁414a、414bを通って流れる。2方向手動型球形弁414a、414bはこの場合にも通常は開いている。施設水はフェルール継手415a、415bを経由して電気駆動3方向型比例弁416a、416bに供給される。電気駆動3方向型比例弁416a、416bは統合型熱交換器424a、424bを備えた膨張タンク422a、422bの回りを迂回させる施設水の量を決める。バイパスを通る施設水流は電気駆動型遮断弁420a、420bによって制御する。(たとえば、電気駆動型遮断弁420a、420bは非動作中のMCU内のバイパス流を遮断して施設水が非動作中のMCU内を流れるのを防止することができる。)上述したように、第2の冷却ループ427a、427b中のシステム冷却剤の温度は第1の冷却ループ425a、425b中を流れる被冷却施設水の量を制御することにより制御することができる。これは各バイパスを通過する施設水の量を制御することにより行なうことができる。熱交換器を通過した後、施設水はフェルール継手421a、421bおよび球形弁423a、423bを通して出力され、独立した各源に戻される。
システム水側では、戻ってきたシステム水は帰路マニホールドで収集された後、2方向型球形弁430a、430bおよび付随するフェルール継手432a、432bを介して温度調節ユニット410a、410bのうちの動作中のものに送られる。この戻ってきたシステム水は膨張タンク422a、422bに流入する。同時に、ポンプ422a、422bを介し付随するフェルール継手440a、440bを通してタンクから水を引き出す。システム水はポンプ442a、442bによって加圧された後、チェック弁443a、443bおよび付随するフェルール継手444a、444bを通過し、第2の冷却ループ424a、424bに入力する。第2の冷却ループ424a、424bにおいて、システム水は熱交換器424a、424b内で冷却される。被冷却システム冷却剤は熱交換器から出力し、付随するフェルール継手450a、450bおよび球形弁452a、452bを通過する。そして、被冷却システム冷却剤は冷却すべき少なくとも1つの電子サブシステムに供給される。また、図4に示すように、システム水供給管路に温度検知器「TS」と圧力検知器「PS」が設けられている。これらを用いて冷却システムの動作をモニタすることができる。さらに、膨張タンク群はこの場合にも、付随するフェルール継手462、463を備えた球形弁460を介して繋がっている。
以上、ここでは、好適な実施形態を示すとともに詳細に説明したが、当業者に明らかなように、本発明の本旨の内で様々な変更、付加、削除などをなすことができる。したがって、それらは特許請求の範囲に規定する本発明の範囲内のものであると考えられる。
コンピュータ室用の既存の冷却剤分配ユニットを示す図である。 本発明の一側面に従って使用しうる規模可変冷却剤温度調節ユニットの模式図である。 本発明の一側面により2つのモジュール化冷却ユニットを使用する冷却システムの部分実施形態を示す図である。 本発明の一側面により少なくとも2つのモジュール化冷却ユニットを使用する冷却システムの別の部分実施形態を示す図である。
符号の説明
111 冷却ユニット
112 電力/制御要素
113 貯水/膨張タンク
114 熱交換器
115 ポンプ
116 導入パイプ
117 排出パイプ
118 供給マニホールド
119 帰路マニホールド
120 継手
121 継手
122 管路
123 管路
130 電子フレーム
211 規模可変冷却剤温度調節ユニット(SCCU)
223 統合型熱交換器/膨張タンク
224 マニホールド
225 マニホールド
227 モジュール化ポンプ駆動ユニット(MPU)
228 方向制御弁
300 冷却剤分配ユニット
310a、310b モジュール化冷却ユニット(MCU)
312 導入管路
314a、314b 2方向手動型球形弁
315a、315b フェルール継手
316a、316b 電気駆動2方向型比例弁
318a、318b バイパス
320a、320b 電気駆動2方向型比例弁
321a、321b フェルール継手
322a、322b 膨張タンク
323a、323b 2方向手動型球形弁
324a、324b 熱交換器(Hx)
325a、325b 第1の冷却ループ
327a、327b 第2の冷却ループ
330a、330b 球形弁
332a、332b フェルール継手
340a、340b フェルール継手
342a、342b ポンプ
343a、343b チェック弁
344a、344b フェルール継手
350a、350b フェルール継手
352a、352b 球形弁
360 球形弁
362 フェルール継手
363 フェルール継手
400 冷却剤分配ユニット
410a、410b モジュール化冷却ユニット(MCU)
412a、412b 導入管路
414a、414b 2方向手動型球形弁
415a、415b フェルール継手
416a、416b 電気駆動3方向型比例弁
418a、418b バイパス
420a、420b 電気駆動遮断弁
421a、421b フェルール継手
422a、422b 膨張タンク
423a、423b 球形弁
424a、424b 熱交換器(Hx)
425a、425b 第1の冷却ループ
427a、427b 第2の冷却ループ
430a、430b 球形弁
432a、432b フェルール継手
440a、440b フェルール継手
442a、442b ポンプ
443a、443b チェック弁
444a、444b フェルール継手
450a、450b フェルール継手
452a、452b 球形弁
460 球形弁
462 フェルール継手
463 フェルール継手

Claims (29)

  1. 少なくとも2つのモジュール化冷却ユニット(MCU)であって、各MCUは冷却すべき複数の電子サブシステムにシステム冷却剤を供給することができる、少なくとも2つのモジュール化冷却ユニット(MCU)
    を備え、
    前記少なくとも2つのMCUの各MCUは熱交換器と、少なくとも1つの制御弁を備えた第1の冷却ループと、第2の冷却ループとを備え、
    前記少なくとも2つのMCUのうちの1つのMCUが動作中のとき、
    前記第1の冷却ループは被冷却施設水を源から受け取り、その少なくとも一部分をして前記熱交換器を通過させ、前記部分は前記少なくとも1つの制御弁によって制御し、
    前記第2の冷却ループは被冷却システム冷却剤を前記複数の電子サブシステムに供給し、前記熱交換器において、前記複数の電子サブシステムから前記第1の冷却ループ中の前記被冷却施設冷却剤に熱を放散し、
    前記少なくとも1つの制御弁によって前記熱交換器中を流れる施設冷却剤の流れを規制することを可能にし、それにより、前記複数の電子サブシステムを冷却する前記第2の冷却ループ中のシステム冷却剤の温度を所望の値に制御することを可能にしている、
    冷却システム。
  2. 前記冷却システムが動作中のとき、前記少なくとも2つのMCUのうち唯1つのMCUが前記複数の電子サブシステムにシステム冷却剤を供給するために動作中であり、前記少なくとも2つのMCUのうちの少なくとも1つの他のMCUは待機モードにある、
    請求項1に記載の冷却システム。
  3. さらに、
    前記少なくとも2つのMCUに付随する継手
    を備え、
    それにより、前記少なくとも2つのMCUのうちの別のMCUが動作中であり前記複数の電子サブシステムにシステム冷却剤を供給中に、各MCUを取り外すことを可能にている、
    請求項2に記載の冷却システム。
  4. 各MCUが、
    システム冷却剤をして前記第2の冷却ループ中を移動させるポンプと、
    前記MCUの取り外しを必要とせずに前記ポンプを取り外しうるように前記ポンプの両側に設けられた継手と
    を備えている、
    請求項3に記載の冷却システム。
  5. 被冷却施設冷却剤の前記源が、前記少なくとも2つのMCUに供給する被冷却施設冷却剤の共通源を含んでいる、
    請求項1に記載の冷却システム。
  6. 被冷却施設冷却剤の前記源が、
    前記少なくとも2つのMCUのうちの第1のMCUに接続された第1の入力管路および第1の帰路管路を備えた第1の源と、
    前記少なくとも2つのMCUのうちの第2のMCUに接続された第2の入力管路および第2の帰路管路を備えた第2の源と
    を備えている、
    請求項1に記載の冷却システム。
  7. 前記複数の電子サブシステムはコンピュータ室のコンピューティング環境を含む複数の電子ラックを備え、
    各MCUは前記コンピュータ室のコンピューティング環境を冷却するシステム冷却剤を供給することができる、
    請求項1に記載の冷却システム。
  8. さらに、
    コントローラ
    を備え、
    前記コントローラは
    前記少なくとも2つのMCUの動作をモニタし、
    前記少なくとも2つのMCUのうちの1つのMCUにおける故障を検出したら、前記少なくとも2つのMCUのうちの別のMCUへ自動的に切り替えて前記複数の電子サブシステムに対する冷却が継続して行なわれるのを保証する、
    請求項1に記載の冷却システム。
  9. さらに、
    各MCUに接続され前記コントローラによって制御可能である電気的に制御可能な遮断弁であって、前記少なくとも2つのMCUのうちの1つの中を流れるように被冷却施設冷却剤を選択的に方向づけるとともに、前記少なくとも2つのMCUのうちの1つから前記複数の電子サブシステムへシステム冷却剤を選択的に方向づける、電気的に制御可能な遮断弁
    を備えた、
    請求項8に記載の冷却システム。
  10. 各MCUが、さらに、
    前記第2の冷却ループに連結されたシステム冷却剤膨張タンク
    を備え、
    前記少なくとも2つのMCUのシステム冷却剤膨張タンク群は相互に流体で連結されており、動作中のMCUのシステム冷却剤膨張タンクに十分なシステム冷却剤が残っていることを保証している、
    請求項1に記載の冷却システム。
  11. 各MCUが、さらに、
    システム冷却剤膨張タンク
    を備え、
    各MCUの前記熱交換器は前記MCUのシステム冷却剤膨張タンク内に配置されている、
    請求項1に記載の冷却システム。
  12. 各MCUの前記熱交換器が、
    前記システム冷却剤膨張タンク内に統合的に配置されたプレート型熱交換器
    を含んでいる、
    請求項11に記載の冷却システム。
  13. 複数の電子サブシステムと、
    少なくとも2つのモジュール化冷却ユニット(MCU)であって、各MCUは冷却すべき複数の電子サブシステムにシステム冷却剤を供給することができる、少なくとも2つのモジュール化冷却ユニット(MCU)と
    を備え、
    前記少なくとも2つのMCUの各MCUは熱交換器と、少なくとも1つの制御弁を備えた第1の冷却ループと、第2の冷却ループとを備え、
    前記少なくとも2つのMCUのうちの1つのMCUが動作中のとき、
    前記第1の冷却ループは被冷却施設水を源から受け取り、その少なくとも一部分をして前記熱交換器を通過させ、前記部分は前記少なくとも1つの制御弁によって制御し、
    前記第2の冷却ループは被冷却システム冷却剤を前記複数の電子サブシステムに供給し、前記熱交換器において、前記複数の電子サブシステムから前記第1の冷却ループ中の前記被冷却施設冷却剤に熱を放散し、
    前記少なくとも1つの制御弁によって前記熱交換器中を流れる施設冷却剤の流れを規制することを可能にし、それにより、前記複数の電子サブシステムを冷却する前記第2の冷却ループ中のシステム冷却剤の温度を所望の値に制御することを可能にしている、
    被冷却電子システム。
  14. 前記被冷却電子システムが動作中のとき、前記少なくとも2つのMCUのうち唯1つのMCUが前記複数の電子サブシステムにシステム冷却剤を供給するために動作中である、
    請求項13に記載の被冷却電子システム。
  15. さらに、
    前記少なくとも2つのMCUに付随する継手
    を備え、
    それにより、前記少なくとも2つのMCUのうちの別のMCUが動作中であり前記複数の電子サブシステムにシステム冷却剤を供給中に、各MCUを取り外すことを可能にている、
    請求項14に記載の被冷却電子システム。
  16. 各MCUが、
    システム冷却剤をして前記第2の冷却ループ中を移動させるポンプと、
    前記MCUの取り外しを必要とせずに前記ポンプを取り外しうるように前記ポンプの両側に設けられた継手と
    を備えている、
    請求項15に記載の被冷却電子システム。
  17. 被冷却施設冷却剤の前記源が、
    前記少なくとも2つのMCUのうちの第1のMCUに接続された第1の入力管路および第1の帰路管路を備えた第1の源と、
    前記少なくとも2つのMCUのうちの第2のMCUに接続された第2の入力管路および第2の帰路管路を備えた第2の源と
    を備えている、
    請求項13に記載の被冷却電子システム。
  18. 前記複数の電子サブシステムはコンピュータ室のコンピューティング環境を含む複数の電子ラックを備え、
    各MCUは前記コンピュータ室のコンピューティング環境を冷却するシステム冷却剤を供給することができる、
    請求項13に記載の被冷却電子システム。
  19. さらに、
    コントローラ
    を備え、
    前記コントローラは
    前記少なくとも2つのMCUの動作をモニタし、
    前記少なくとも2つのMCUのうちの1つのMCUにおける故障を検出したら、前記少なくとも2つのMCUのうちの別のMCUへ自動的に切り替えて前記複数の電子サブシステムに対する冷却が継続して行なわれるのを保証する、
    請求項13に記載の被冷却電子システム。
  20. さらに、
    各MCUに接続され前記コントローラによって制御可能である電気的に制御可能な遮断弁であって、前記少なくとも2つのMCUのうちの1つの中を流れるように被冷却施設冷却剤を選択的に方向づけるとともに、前記少なくとも2つのMCUのうちの1つから前記複数の電子サブシステムへシステム冷却剤を選択的に方向づける、電気的に制御可能な遮断弁
    を備えた、
    請求項19に記載の被冷却電子システム。
  21. 各MCUが、さらに、
    前記第2の冷却ループに連結されたシステム冷却剤膨張タンク
    を備え、
    前記少なくとも2つのMCUのシステム冷却剤膨張タンク群は相互に流体で連結されており、動作中のMCUのシステム冷却剤膨張タンクに十分なシステム冷却剤が残っていることを保証している、
    請求項13に記載の被冷却電子システム。
  22. 各MCUが、さらに、
    システム冷却剤膨張タンク
    を備え、
    各MCUの前記熱交換器は前記MCUのシステム冷却剤膨張タンク内に配置されている、
    請求項13に記載の被冷却電子システム。
  23. 各MCUの前記熱交換器が、
    前記システム冷却剤膨張タンク内に統合的に配置されたプレート型熱交換器
    を含んでいる、
    請求項22に記載の被冷却電子システム。
  24. 複数の電子サブシステムを冷却する方法であって、
    少なくとも2つのモジュール化冷却ユニット(MCU)を準備するステップであって、各MCUは冷却すべき複数の電子サブシステムにシステム冷却剤を供給することができ、前記少なくとも2つのMCUの各MCUは熱交換器と、少なくとも1つの制御弁を備えた第1の冷却ループと、システム冷却剤を含む第2の冷却ループとを備えている、ステップと、
    前記少なくとも2つのMCUのうちの被選択MCU用に、被冷却施設冷却剤を源から第1の冷却ループに供給し、その少なくとも一部分をして前記少なくとも1つの制御弁を介して前記熱交換器中を通過させる、ステップと、
    前記少なくとも2つのMCUのうちの前記被選択MCU用に、被冷却システム冷却剤を前記第2の冷却ループから前記複数の電子サブシステムに供給し、前記熱交換器において前記複数の電子サブシステムから前記第1の冷却ループ中の前記被冷却施設冷却剤に熱を放散するステップと
    を備え、
    前記被選択MCUの前記少なくとも1つの制御弁によって前記熱交換器を通過する施設冷却剤の流れを規制することを可能にし、それにより、前記複数の電子サブシステムを冷却する前記第2の冷却ループ中の前記システム冷却剤の温度を制御することを可能にしている
    方法。
  25. さらに、
    前記少なくとも2つのMCUのうち唯1つのMCUを用い、前記少なくとも2つのMCUのうち他のMCUを待機モードに置いた状態で前記複数の電子サブシステムを冷却するステップ
    を備えた、
    請求項24に記載の方法。
  26. さらに、
    前記少なくとも2つのMCUに付随する継手を準備するステップ
    を備え、
    それにより、前記少なくとも2つのMCUのうちの別のMCUが動作中であり前記複数の電子サブシステムにシステム冷却剤を供給中に、各MCUを取り外すことを可能にしている、
    請求項24に記載の方法。
  27. 被冷却施設冷却剤の前記源が、
    前記少なくとも2つのMCUのうちの第1のMCUに接続された第1の入力管路および第1の帰路管路を備えた第1の源と、
    前記少なくとも2つのMCUのうちの第2のMCUに接続された第2の入力管路および第2の帰路管路を備えた第2の源と
    を備え、
    前記方法が、さらに、
    入力管路または帰路管路における漏れを検出したら、前記第1のMCUと前記第2のMCUとの間において自動的に動作を切り替えるステップ
    を備えている、
    請求項24に記載の方法。
  28. 前記複数の電子サブシステムはコンピュータ室のコンピューティング環境を含む複数の電子ラックを備えており、
    前記方法が、さらに、
    前記コンピュータ室のコンピューティング環境を冷却するシステム冷却剤を同時に前記少なくとも2つのMCUのうち唯1つのMCUから供給するステップ
    を備えている、
    請求項24に記載の方法。
  29. さらに、
    前記少なくとも2つのMCUの動作をモニタし、前記少なくとも2つのMCUのうちの1つのMCUにおける故障を検出したら、前記少なくとも2つのMCUのうちの別のMCUへ自動的に切り替えて前記複数の電子サブシステムに対する冷却が継続して行なわれるのを保証するステップ
    を備えた、
    請求項24に記載の方法。
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