JP6721539B2 - 液体皮膚洗浄剤 - Google Patents
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Description
しかし、従来の液体皮膚洗浄剤は、容器から出すぎたり、使いすぎてしまうという課題があり、また、消費者からのニーズとして、より高い洗浄性が求められてきた。このため、本出願人は、脂肪酸塩と、その他のアニオン界面活性剤及び両性界面活性剤を用い、さらに、水溶性高分子、炭酸塩を特定の割合で組み合わせて用いることにより、容器から適量を取り出しやすく、溶け崩れがはやく、洗浄力に優れ、さっぱり感が得られる液体皮膚洗浄剤を開発した(特許文献2)。
(A)脂肪酸塩 5〜18質量%、
(B)成分(A)以外のアニオン界面活性剤 2.2〜7質量%、
(C)両性界面活性剤 0.2〜4質量%、
(D)炭酸塩 0.2〜7質量%、
(E)ポリオール 0.1〜10質量%、
(F)水
を含有し、成分(C)に対する成分(B)の質量割合(B)/(C)が、5/3〜10である液体皮膚洗浄剤に関する。
で表されるものが好ましい。
より具体的には、例えば、ラウリン酸、ミリスチン酸、パルミチン酸、ステアリン酸、イソステアリン酸、オレイン酸、アラキン酸、ベヘニン酸等の塩が挙げられる。これらの中では、洗浄力及び泡立ちを向上させる観点から、ラウリン酸、ミリスチン酸、パルミチン酸、ステアリン酸、オレイン酸の塩から選ばれる少なくとも1種を含むことが好ましく、ラウリン酸、ミリスチン酸、パルミチン酸から選ばれる少なくとも1種を含むことがより好ましい。
これらの塩としては、ナトリウム、カリウム等のアルカリ金属;アンモニウム;モノエタノールアミン、ジエタノールアミン、トリエタノールアミン等のアルカノールアミン由来のアンモニウム;アルギニン、リジン等の塩基性アミノ酸などが挙げられる。これらの中では、水とのなじみの良さをと洗浄力を両立させる観点から、ナトリウム、カリウム、アンモニウム、アルギニンから選ばれる少なくとも1種を含むことが好ましく、カリウム、アルギニンから選ばれる少なくとも1種を含むことがより好ましく、カリウムを少なくとも含むことがさらに好ましい。
中和剤は、塩基性を示す化合物であり、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、トリエタノールアミン、塩基性アミノ酸等が挙げられる。これらのうち、洗浄力を向上させる観点、及び水とのなじみの良さを向上させる観点から、水酸化カリウム及び水酸化ナトリムから選ばれる少なくとも一種を含むことが好ましく、水酸化カリウムを少なくとも含むことがより好ましい。
R2OSO3M2・・・(2)
(式(2)中、R2は炭素数8〜22の脂肪族炭化水素基を示し、M2は、アルカリ金属、アルカリ土類金属、アンモニウム、アルキルアンモニウム、アルカノールアンモニウム、及びグルクアンモニウムから選ばれるカチオンを示す)
M2としては、上記と同様の観点から、アルカリ金属、アンモニウムが好ましく、アルカリ金属がより好ましく、ナトリウム塩がさらに好ましい。
また、かかるアルキル硫酸エステル塩の市販品としては、例えば、エマール0S(花王社製、ラウリル硫酸ナトリウム)、エマール10PT(花王社製、ラウリル硫酸ナトリウム)、エマールTD(花王社製、ラウリル硫酸トリエタノールアミン)、エマールAD−25R(花王社製、ラウリル硫酸アンモニウム)等が挙げられる。
R3O(CH2CH2O)nSO3M3・・・(3)
(式(3)中、R3は炭素数8〜22の脂肪族炭化水素基を示し、M3は、アルカリ金属、アルカリ土類金属、アンモニウム、アルキルアンモニウム、アルカノールアンモニウム、及びグルクアンモニウムから選ばれるカチオンを示し、nは平均付加モル数を示し、0.5〜20である)
nは、上記と同様の観点から、0.5以上が好ましく、また12以下が好ましく、5以下が好ましく、4以下がさらに好ましく、2以下がよりさらに好ましい。具体的なnの範囲は、0.5〜12が好ましく、0.5〜5がより好ましく、0.5〜4がさらに好ましく、0.5〜2がよりさらに好ましい。
M3としては、上記と同様の観点から、アルカリ金属、アンモニウムが好ましく、アルカリ金属がより好ましく、ナトリウム塩がさらに好ましい。
また、かかるアルキルエーテル硫酸エステル塩の市販品として、例えば、エマール125HP(花王社製、ポリオキシエチレン(1)ラウリルエーテル硫酸ナトリウム)、エマール125A(花王社製、ポリオキシエチレン(1)ラウリルエーテル硫酸アンモニウム)、エマール227(花王社製、ポリオキシエチレン(2)ラウリルエーテル硫酸ナトリウム)等が挙げられる。
R4O(CH2CH2O)mCH2COOM4・・・(4)
(式(4)中、R4は炭素数10〜22のアルキル基又はアルケニル基を示し、mは平均付加モル数で、0.5〜10の数を示し、M4は水素原子、アルカリ金属、アルカリ土類金属、アンモニウム又は有機アンモニウムを示す)
また、上記と同様の観点から、エチレンオキシドの平均付加モル数mは、2〜5であるのが好ましい。
M4としては、水素原子;ナトリウム、カリウム等のアルカリ金属;カルシウム、マグネシウム等のアルカリ土類金属;アンモニウム;モノエタノールアミン、ジエタノールアミン、トリエタノールアミン等のアルカノールアミン由来のアンモニウム;アルギニン、リジン等の塩基性アミノ酸由来のアンモニウム等が挙げられる。これらのうち、上記と同様の観点から、ナトリウム、カリウム、トリエタノールアミン、及びアルギニンから選択される1種又は2種以上が好ましく、ナトリウム、及びカリウムから選択される1種又は2種がより好ましい。
また、かかるエーテルカルボン酸又はその塩の市販品として、例えば、AKYPO RLM 45CA(花王社製)、AKYPO LM 26C(花王社製)等が挙げられる。
これらのうち、泡立ちを向上させ、すすぎ時のぬるつきを抑制する観点から、酢酸ベタイン型界面活性剤、スルホベタイン型界面活性剤及びアミドベタイン型界面活性剤から選ばれる少なくとも1種を含むことが好ましく、スルホベタイン型界面活性剤及びアミドベタイン型界面活性剤から選ばれる少なくとも1種を含むことがより好ましく、スルホベタイン型界面活性剤を少なくとも含むことがさらに好ましい。より具体的には、ラウリルジメチルアミノ酢酸ベタイン、ステアリルジメチルアミノ酢酸ベタイン、ラウリルヒドロキシスルホベタイン及びラウリン酸アミドプロピルベタインから選ばれる少なくとも1種を含むことが好ましく、ラウリルヒドロキシスルホベタイン及びラウリン酸アミドプロピルベタインから選ばれる少なくとも1種を含むことがより好ましく、ラウリルヒドロキシスルホベタインを少なくとも含むことがさらに好ましい。
これらのうち、液体皮膚洗浄剤の性状を水溶性とする点、及び組成物の適度な取り出しやすさと、泡立ち及び洗浄性を両立させる観点から、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム、炭酸水素ナトリウム及び炭酸水素カリウムから選ばれる少なくとも1種が好ましく、炭酸ナトリウム及び炭酸カリウムの少なくとも1種、並びに炭酸水素ナトリウム及び炭酸水素カリウムの少なくとも1種を含むことがより好ましく、炭酸ナトリウム及び炭酸水素ナトリウムを含むことがさらに好ましい。
これらのうち、水とのなじみ、泡立ちを良好にする観点から、3価以上のポリオールとしては、グリセリン、ジグリセリン、ソルビトール及びマルチトールから選ばれる1種又は2種以上を含むことが好ましく、グリセリン及びジグリセリンから選ばれる1種又は2種を含むことがより好ましく、グリセリンを含むことがさらに好ましい。また、2価のポリオールとして、エチレングリコール、プロピレングリコール、1,3−プロパンジオール、1,3−ブチレングリコール、ジエチレングリコール、ジプロピレングリコール及びイソプレングリコールから選ばれる1種又は2種以上を含むことが好ましく、プロピレングリコール、1,3−プロパンジオール、1,3−ブチレングリコール、ジエチレングリコール、ジプロピレングリコールから選ばれる1種又は2種以上を含むことがより好ましく、プロピレングリコール、ジプロピレングリコール、1,3−ブチレングリコールから選ばれる1種又は2種以上を含むことがさらに好ましい。
本発明においては、組成物中に成分(D)の炭酸塩が含有されているため、組成物中に酸が存在すると、成分(D)の炭酸塩が酸と反応して炭酸ガスが発生し、適度な粘度が実現せず、適度な取り出しやすさと溶け崩れ性の両立が困難となる。このため、成分(A)のみならず、その他の成分(例えば、後記成分(G)等)が酸性成分である場合には、中和されていることが好ましい。
成分(A)とその他の酸性成分の合計に対する中和率は、適度な取り出しやすさと溶け崩れ性の両立を向上させる観点から、0.90〜1.10が好ましく、0.95〜1.05がより好ましい。
かかる水溶性高分子は、通常の皮膚洗浄剤に用いられるものであればいずれでも良い。
水溶性高分子としては、例えば、アクリル酸・(メタ)アクリル酸アルキル共重合体、ヒドロキシエチル基又はヒドロキシプロピル基が付加したセルロース、高重合ポリアルキレングリコール、カチオン性ポリマー等が挙げられる。
具体的には、ヒドロキシエチルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロース、ヒドロキシエチルメチルセルロース、ヒドロキシプロピルメチルセルロース等が挙げられる。
これらは、セルロースに苛性ソーダを反応させてアルカリセルロースとし、次いで、塩化メチル、モノクロル酢酸、エチレンオキサイド、プロピレンオキサイド等を作用させ、セルロースの水酸基における水素原子をヒドロキシエチル基、ヒドロキシプロピル基、メチル基、カルボキシメチル基等に置換して得られるものである。
なお、本発明において、平均置換度は、NMRにより求められ、重量平均分子量は、標準物質をポリエチレンオキシドとしてゲルパーミエーションクロマトグラフィー(GPC)−多角度レーザー光散乱検出装置(MALLS)システムを用いることにより測定される。
高重合アルキレングリコールとしては、具体的には、POLYOX WSR N−10、POLYOX WSR N−60K(重量平均分子量 200万、ダウ・ケミカル社製)、ALKOX E−100(重量平均分子量 300万、明成化学工業社製)、ALKOX E−30G(重量平均分子量 40万、明成化学工業社製)、ALKOX E−240(重量平均分子量500万、明成化学工業社製)等の市販品を使用することができる。
ここで、カチオン電荷密度とは、ポリマーを構成するモノマーユニット中のカチオン電荷の当量数(meq/g)をいう。
より具体的には、ジメチルジアリルアンモニウムクロリドのホモポリマー、ジメチルジアリルアンモニウムクロリドとアクリル酸の共重合体、ジメチルジアリルアンモニウムクロリドとアクリルアミドの共重合体、ポリ塩化メタクリロイルオキシエチルトリメチルアンモニウムクロリド及び塩化メチルビニルイミダゾリウムとビニルピロリドンの共重合体から選択される1種又は2種以上を含むことが好ましく、ジメチルジアリルアンモニウムクロリドのホモポリマー、ジメチルジアリルアンモニウムクロリドとアクリル酸の共重合体、ジメチルジアリルアンモニウムクロリドとアクリルアミドの共重合体、ポリ塩化メタクリロイルオキシエチルトリメチルアンモニウムクロリド及び塩化メチルビニルイミダゾリウムとビニルピロリドンの共重合体から選択される1種又は2種以上と、アクリル酸/アクリル酸アルキルクロスポリマー、ヒドロキシエチルセルロース、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、高重合ポリエチレングリコール及び高重合ポリプロピレングリコールから選択される1種又は2種以上とを含むことがより好ましく、ジメチルジアリルアンモニウムクロリドのホモポリマー、ジメチルジアリルアンモニウムクロリドとアクリル酸の共重合体、ジメチルジアリルアンモニウムクロリドとアクリルアミドの共重合体、ポリ塩化メタクリロイルオキシエチルトリメチルアンモニウムクロリド及び塩化メチルビニルイミダゾリウムとビニルピロリドンの共重合体から選択される1種又は2種以上と、ヒドロキシエチルセルロース又はヒドロキシプロピルメチルセルロースと、高重合ポリエチレングリコール又は高重合ポリプロピレングリコールとを含むことがさらに好ましい。
非イオン性界面活性剤としては、ポリグリセリン脂肪酸エステル、ポリエチレングリコール脂肪酸エステル、ポリオキシエチレングリセリン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンポリオキシプロピレングリコール、ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンソルビット脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンヒマシ油、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンアルキルエーテル、ポリオキシエチレンアルキルエーテル脂肪酸エステル、ショ糖脂肪酸エステル、アルキルポリグルコシド、(ポリ)アルキルグリセリルエーテル、アルキルアルカノールアミド等が挙げられる。
これらのうち、泡立ち、肌のやわらかさを良好にする観点から、非イオン性界面活性剤のHLBは、8以上が好ましく、9以上がより好ましく、9.5以上がさらに好ましく、また、18以下が好ましく、16以下がより好ましく、14以下がさらに好ましい。また、成分(H)のHLBは、8〜18が好ましく、9〜16がより好ましく、9.5〜14がさらに好ましい。
本発明において、HLB(Hydrophile-Lipophile Balance)は、(Σ無機性値/Σ有機性)×10により計算される。ここで、「無機性値」、「有機性値」のそれぞれについては、例えば、分子中の炭素原子1個について「有機性値」が20、同水酸基1個について「無機性値」が100といったように、各種原子又は官能基に応じた「無機性値」、「有機性値」が設定されており、有機化合物中の全ての原子及び官能基の「無機性値」、「有機性値」を積算することによって、当該有機化合物のIOB値が算出される(例えば、甲田善生 著、「新版 有機概念図―基礎と応用―」3頁〜17頁、95〜102頁、三共出版 1984年発行 参照)。また、2種以上の界面活性剤を用いた混合界面活性剤のHLBは、各界面活性剤のHLBをその配合比率に基づいて加重平均して得られる。
ポリオキシエチレンアルキルエーテルの市販品としては、ポリオキシエチレン(21)ラウリルエーテル(エマルゲン121−G(HLB15.0)、花王社製)、ポリオキシエチレン(9)ラウリルエーテル(エマルゲン109P(HLB12.0)、花王社製)、ポリオキシエチレン(20)オクチルドデシルエーテル(エマルゲン2020G(HLB13.0)、花王社製)、ポリオキシエチレン(25)オクチルドデシルエーテル(エマルゲン2025G(HLB15.6)、花王社製)等が挙げられる。
アルキルポリグルコシドの市販品としては、デシルグルコシド(マイドール10(HLB14.0)、花王社製)、ラウリルグルコシド(マイドール12(HLB14.6)、花王社製)等が好ましい。
アルキルアルカノールアミドの市販品としては、コカミドMEA(アミノーン C01−S(HLB10.7)、花王社製)、ラウラミドDEA(アミノーン L−02(HLB12.5)、花王社製)等が挙げられる。
パール剤として、具体的には、グリコールジ脂肪酸エステルが好ましく、エチレングリコールジオレート、エチレングリコールジラウレート、エチレングリコールジステアレート、プロピレングリコールジラウレート及びプロピレングリコールジステアレートから選ばれる少なくとも1種がより好ましく、エチレングリコールジオレート、エチレングリコールジラウレート及びエチレングリコールジステアレートから選ばれる少なくとも1種がさらに好ましい。
例えば、以下の工程1、工程2、工程3及び工程4を含む方法により製造することができる。
(工程1)予め成分(F)を60〜80℃に加熱する工程、
(工程2)工程1で加熱された水に、成分(A)の未中和物と、中和剤(水酸化カリウム等)とを、中和率95〜105%になるように混合して、脂肪酸塩含有組成物を得る工程、
(工程3)工程2で得られた脂肪酸塩含有組成物と、成分(B)、成分(C)、成分(D)及び成分(E)、必要に応じて成分(G)、成分(H)、成分(I)及びその他の成分を順次添加し、混合する工程、
(工程4)工程3で得られた混合物を20〜35℃に冷却する工程。
ただし、用いるその他の成分として、成分(A)の未中和物以外のその他の酸性成分が存在する場合、成分(D)が酸性成分と反応して炭酸ガスが生じるおそれがあるため、上記工程2において、成分(A)の未中和物及びその他の酸性成分を混合した後に、中和剤を添加して成分(A)の未中和物及びその他の酸性成分を所定の中和率に中和させ、上記工程3へ移行するのが好ましい。
例えば、成分(B)の一部が酸性成分である場合、以下の工程1’、工程2’、工程3’及び工程4’を含む方法により製造することができる。
(工程1’)予め成分(F)を60〜80℃に加熱する工程、
(工程2’)工程1’で加熱された水に、成分(A)の未中和物、成分(B)の未中和物、必要に応じてその他の酸性成分(EDTA等)と、中和剤(水酸化カリウム等)とを、中和率95〜105%になるように混合して、脂肪酸塩含有組成物を得る工程、
(工程3’)工程2’で得られた脂肪酸塩含有組成物と、成分(B)の残部、成分(C)、成分(D)及び成分(E)、必要に応じて成分(G)、成分(H)、成分(I)及びその他の酸性成分以外の成分を順次添加し、混合する工程、
(工程4’)工程3’で得られた混合物を20〜35℃に冷却する工程。
パウチ容器とは、例えば、印刷適性に優れ、対内容物バリア性のある外側樹脂フィルム層とシール性(熱シール性等)に優れた内側樹脂フィルム層等を適宜積層した樹脂製の胴部フィルム同士の左右両縁部および底縁部をシール(熱シール等)して作られる平型袋状容器、あるいは前記樹脂製フィルム同士の間に別の樹脂製フィルムを挟み込み、周縁部をシールして作られる自立性の袋状容器(いわゆるスタンディングパウチ)等を指す。
なお、本発明において、粘度は、B型粘度計/ VISCOMETER TVB−10M(TOKI SANGYO CO.,LTD製)を用い、30℃で測定する。
本発明の液体皮膚洗浄剤は、皮膚、より具体的には、頭皮、顔、身体、手足等のいずれかに塗布し、水で洗い流すことにより、使用することができる。
(A)脂肪酸塩 5〜18質量%、
(B)成分(A)以外のアニオン界面活性剤 2.2〜7質量%、
(C)両性界面活性剤 0.2〜4質量%、
(D)炭酸塩 0.2〜7質量%、
(E)ポリオール 0.1〜10質量%、
(F)水
を含有し、成分(C)に対する成分(B)の質量割合(B)/(C)が、5/3〜10である液体皮膚洗浄剤。
で表されるものであって、ラウリン酸、ミリスチン酸、パルミチン酸、ステアリン酸、オレイン酸の塩から選ばれる少なくとも1種を含むことがより好ましく、ラウリン酸、ミリスチン酸、パルミチン酸から選ばれる少なくとも1種を含むことがさらに好ましい前記<1>記載の液体皮膚洗浄剤。
<4>成分(B)のアニオン界面活性剤が、好ましくは、アルキル硫酸エステル塩、アルキルエーテル硫酸エステル塩、及びエーテルカルボン酸又はその塩から選ばれる少なくとも1種含むものであって、少なくとも2種含むことがより好ましく、アルキル硫酸エステル塩及び/又はアルキルエーテル硫酸エステル塩と、エーテルカルボン酸塩とを少なくとも含むことがさらに好ましい前記<1>〜<3>のいずれか1記載の液体皮膚洗浄剤。
R2OSO3M2・・・(2)
(式(2)中、R2は炭素数8〜22の脂肪族炭化水素基を示し、M2は、アルカリ金属、アルカリ土類金属、アンモニウム、アルキルアンモニウム、アルカノールアンモニウム、及びグルクアンモニウムから選ばれるカチオンを示す)
で表されるものであって、ラウリル硫酸ナトリウム、ラウリル硫酸トリエタノールアミン及びラウリル硫酸アンモニウムから選択される1種以上を含むことがより好ましい前記<4>記載の液体皮膚洗浄剤。
R3O(CH2CH2O)nSO3M3・・・(3)
(式(3)中、R3は炭素数8〜22の脂肪族炭化水素基を示し、M3は、アルカリ金属、アルカリ土類金属、アンモニウム、アルキルアンモニウム、アルカノールアンモニウム、及びグルクアンモニウムから選ばれるカチオンを示し、nは平均付加モル数を示し、0.5〜20である)
で表されるものであって、ポリオキシエチレン(1)ラウリルエーテル硫酸ナトリウム、ポリオキシエチレン(1)ラウリルエーテル硫酸アンモニウム、及びポリオキシエチレン(2)ラウリルエーテル硫酸ナトリウムから選択される1種以上を含むことがより好ましい前記<4>記載の液体皮膚洗浄剤。
R4O(CH2CH2O)mCH2COOM4・・・(4)
(式(4)中、R4は炭素数10〜22のアルキル基又はアルケニル基を示し、mは平均付加モル数で、0.5〜10の数を示し、M4は水素原子、アルカリ金属、アルカリ土類金属、アンモニウム又は有機アンモニウムを示す)
で表されるものであって、ポリオキシエチレンラウリルエーテルカルボン酸又はその塩、ポリオキシエチレンミリスチルエーテルカルボン酸又はその塩、及びポリオキシエチレンパルミチルエーテルカルボン酸又はその塩から選択される1種又は2種以上を含むことがより好ましく、ポリオキシエチレンラウリルエーテルカルボン酸またはその塩、及びポリオキシエチレンミリスチルエーテルカルボン酸又はその塩から選択される1種又は2種を含むことがさらに好ましく、ポリオキシエチレンラウリルエーテルカルボン酸又はその塩を含むことがよりさらに好ましい前記<4>記載の液体皮膚洗浄剤。
<9>成分(C)の両性界面活性剤が、好ましくは、酢酸ベタイン型界面活性剤、スルホベタイン型界面活性剤及びアミドベタイン型界面活性剤から選ばれる少なくとも1種を含み、スルホベタイン型界面活性剤及びアミドベタイン型界面活性剤から選ばれる少なくとも1種を含むことがより好ましく、スルホベタイン型界面活性剤を少なくとも含むことがさらに好ましい前記<1>〜<8>のいずれか1記載の液体皮膚洗浄剤。
<11>成分(C)の含有量が、好ましくは、液体皮膚洗浄剤中に0.4質量%以上であって、1.0質量%以上がより好ましく、1.4質量%以上がさらに好ましく、2.5質量%以下が好ましく、1.9質量%以下がより好ましく、1.6質量%以下がさらにより好ましい前記<1>〜<10>のいずれか1記載の液体皮膚洗浄剤。
<12>成分(C)に対する成分(B)の質量比(B)/(C)が、好ましくは、1.7以上であって、2.2以上がより好ましく、2.8以上がさらに好ましく、6以下が好ましく、4.3以下がより好ましく、3.3以下がさらに好ましい前記<1>〜<11>のいずれか1記載の液体皮膚洗浄剤。
<14>成分(D)の含有量が、好ましくは、液体皮膚洗浄剤中に0.4質量%以上であって、1質量%以上がより好ましく、1.8質量%以上がさらに好ましく、5質量%以下が好ましく、3.5質量%以下がより好ましく、2.5質量%以下がさらに好ましい前記<1>〜<13>のいずれか1記載の液体皮膚洗浄剤。
<16>成分(E)のポリオールが、2価のポリオールとして、エチレングリコール、プロピレングリコール、1,3−プロパンジオール、1,3−ブチレングリコール、ジエチレングリコール、ジプロピレングリコール及びイソプレングリコールから選ばれる1種又は2種以上を含むことが好ましく、プロピレングリコール、1,3−プロパンジオール、1,3−ブチレングリコール、ジエチレングリコール、ジプロピレングリコールから選ばれる1種又は2種以上を含むことがより好ましく、プロピレングリコール、ジプロピレングリコール、1,3−ブチレングリコールから選ばれる1種又は2種以上を含むことがさらに好ましい前記<1>〜<15>のいずれか1記載の液体皮膚洗浄剤。
<18>成分(E)の含有量が、好ましくは、液体皮膚洗浄剤中に0.4質量%以上であって、0.7質量%以上がより好ましく、0.9質量%以上がさらに好ましく、7.5質量%以下が好ましく、3質量%以下がより好ましく、1.8質量%以下がさらに好ましい前記<1>〜<17>のいずれか1記載の液体皮膚洗浄剤。
<19>成分(E)に対する成分(B)の質量比(B)/(E)が、好ましくは、0.5以上であって、0.6以上がより好ましく、2.5以上がさらに好ましく、10以下が好ましく、6以下がより好ましく、5以下がさらに好ましい前記<1>〜<18>のいずれか1記載の液体皮膚洗浄剤。
<21>さらに、(G)水溶性高分子を含有する前記<1>〜<20>のいずれか1記載の液体皮膚洗浄剤。
<22>(G)水溶性高分子が、好ましくは、アクリル酸・(メタ)アクリル酸アルキル共重合体、ヒドロキシエチル基又はヒドロキシプロピル基が付加したセルロース、高重合ポリアルキレングリコール、カチオン性ポリマーから選ばれるものであって、カチオン性ポリマーがより好ましい前記<21>記載の液体皮膚洗浄剤。
<23>成分(G)の含有量が、好ましくは、液体皮膚洗浄剤中に0.01質量%以上であって、0.05質量%以上がより好ましく、0.1質量%以上がさらに好ましく、1.5質量%以下が好ましく、0.8質量%以下がより好ましく、0.3質量%以下がさらに好ましい前記<21>又は<22>記載の液体皮膚洗浄剤。
<25>(H)非イオン性界面活性剤が、好ましくは、HLB8以上であって、9以上がより好ましく、9.5以上がさらに好ましく、HLB18以下が好ましく、16以下がより好ましく、14以下がさらに好ましい前記<24>記載の液体皮膚洗浄剤。
<26>(H)非イオン性界面活性剤が、好ましくは、ポリエチレングリコール脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンアルキルエーテル、アルキルポリグルコシド及びアルキルアルカノールアミドから選択される1種又は2種以上を含み、アルキルアルカノールアミドを含むことがより好ましく、下記一般式(5):
で表されるアルキルアルカノールアミドがさらに好ましい前記<24>又は<25>記載の液体皮膚洗浄剤。
<27>成分(H)の含有量が、好ましくは、液体皮膚洗浄剤中に0.05質量%以上であって、0.1質量%以上がより好ましく、0.5質量%以上がさらに好ましく、5質量%以下が好ましく、3質量%以下がより好ましく、1質量%以下がさらに好ましい前記<24>〜<26>のいずれか1記載の液体皮膚洗浄剤。
<29>(I)パール剤が、好ましくは、エチレングリコールジオレート、エチレングリコールジラウレート、エチレングリコールジステアレート、プロピレングリコールジラウレート及びプロピレングリコールジステアレートから選ばれる少なくとも1種であって、エチレングリコールジオレート、エチレングリコールジラウレート及びエチレングリコールジステアレートから選ばれる少なくとも1種がより好ましい前記<28>記載の液体皮膚洗浄剤。
<30>成分(I)の含有量が、好ましくは、液体皮膚洗浄剤中に0.01質量%以上であって、0.1質量%以上がより好ましく、0.4質量%以上がさらに好ましく、4質量%以下が好ましく、3質量%以下がより好ましく、2質量%以下がさらに好ましい前記<28>又は<29>記載の液体皮膚洗浄剤。
<32>カチオン性界面活性剤の含有量が、好ましくは、液体皮膚洗浄剤中に5質量%以下であって、3質量%以下がより好ましく、1質量%以下がさらに好ましく、0.5質量%以下がさらに好ましい前記<1>〜<31>のいずれか1記載の液体皮膚洗浄剤。
<34>30℃における粘度が、好ましくは、1000〜8500mPa・sであって、1100〜80000mPa・sがより好ましく、1200〜65000mPa・sがさらに好ましい前記<1>〜<33>のいずれか1記載の液体皮膚洗浄剤。
<36>皮膚、より好ましくは、頭皮、顔、身体、手足等のいずれかに塗布し、水で洗い流すことにより、使用する前記<1>〜<35>のいずれか1記載の液体皮膚洗浄剤。
表2〜表5に示す組成の液体皮膚洗浄剤を製造し、粘度及び加水時の粘度を測定するとともに、水とのなじみの良さ、泡立ち、洗浄力、すすぎ時のぬるつきのなさ及び肌のなめらかさを評価した。結果を表2〜表5に併せて示す。
(工程1)予め成分(F)を80℃に加熱する。
(工程2)工程1で加熱された水に、成分(A)の未中和物と成分(B)の未中和物(ポリオキシエチレンラウリルエーテル酢酸)とEDTAと、水酸化カリウムとを、中和率が95〜105%になるように混合して、脂肪酸塩含有組成物を得る。
(工程3)工程2で得られた脂肪酸塩含有組成物と、成分(B)の残部(ポリオキシエチレンラウリル硫酸ナトリウム)、成分(C)、成分(D)、成分(E)、成分(G)、成分(H)、成分(I)を順次添加し、混合する。
(工程4)工程3で得られた混合物を35℃に冷却する。
(工程5)工程4で得られた混合物にフェノキシエタノール及び香料を順次添加し、混合して液体皮膚洗浄剤を得た。
(1)粘度測定:
各液体皮膚洗浄剤を容器(スクリュー管(キャップ・パッキン付)透明 NO.7 50mL 35×78×20mm(マルエム社製))に約50g気泡が入らないように充填し、30℃設定のウォーターバスに約1時間静置して調温した後、測定時間1分で粘度を測定した。粘度測定機はB型粘度計/VISCOMETER TVB−10M(TOKI SANGYO CO.,LTD製)を用いた。
まず、(i)の条件で測定し、測定値が精度範囲内であり、安定した測定値が得られれば、測定値として採用する。しかし、測定値が精度範囲外であるか、精度範囲の上下限のため安定した測定値が出ない場合は、(ii)の条件で測定する。この操作を繰り返し、安定した測定値を求める。なお、各回転数における組成物の測定時間は、いずれも1分間であった。
(i)No.M4 : 6rpm
(ii)No.M4 : 12rpm
(iii)No.M4 : 30rpm
(iv)No.M3 : 30rpm
(v)No.M2 : 30rpm
(iv)No.M1 : 30rpm
各液体皮膚洗浄剤を100mLビーカーに50g正確に量りとり、2gのイオン交換水を加えた後に、気泡が入らないように30分間攪拌して、サンプルを調整した。
その後、(1)と同様にして、粘度を測定した。
また、(1)で測定した粘度に対する、加水時の粘度の割合(加水時の粘度/粘度)を求めた。この値が、1.0以下であれば、加水した際に増粘しないことを示す。
専門パネラー3名により、各液体皮膚洗浄剤0.5gを掌に取り出し、水5gを加えて10回手をすり合わせたときの水とのなじみの良さを、水とのなじみが非常に良い場合を5、水とのなじみが非常に悪い場合を1とし、5段階で評価した。結果は、パネラー3名の平均値を求め、小数点第一位で四捨五入した値で示した。
専門パネラー3名により、各液体皮膚洗浄剤0.5gを掌に取り出し、水5gを加えて10回手をすり合わせたときの泡立ちを、泡立ちが良い場合を5、泡立ちが悪い場合を1とし、5段階で評価した。結果は、パネラー3名の平均値を求め、小数点第一位で四捨五入した値で示した。
専門パネラー3名により、前腕部に、カーボンブラック着色したモデルコメド皮脂(表1)を3.5cmφの円型に20μL塗布し、30分乾燥した後、各液体皮膚洗浄剤の2.5質量%水溶液を1g、10回円を描くように人差し指で軽くマッサージし、水道水で十分にすすいだ。洗浄後の状態を、汚れが全くない状態を5、汚れが全く落ちていない状態を1とし、5段階で評価した。結果は、パネラー3名の平均値を求め、小数点第一位で四捨五入した値で示した。
専門パネラー3名により、各液体皮膚洗浄剤0.5gを用いて、片腕前腕部を洗浄し、すすぎ時のぬるつきのなさを、全くぬるつかない状態を5、非常にぬるつく状態を1とし、5段階で評価した。結果は、パネラー3名の平均値を求め、小数点第一位で四捨五入した値で示した。
専門パネラー3名により、各液体皮膚洗浄剤0.5gを用いて、片腕前腕部を洗浄し、タオルドライ後1分後に肌のなめらかさを評価した。肌が非常になめらかな状態を5、肌が非常にきしむ状態を1とし、5段階で評価した。結果は、パネラー3名の平均値を求め、小数点第一位で四捨五入した値で示した。
しかし、比較例1〜4から明らかなように、成分(B)の脂肪酸塩以外のアニオン性界面活性剤を多く含有させることによって、肌のなめらかさは向上しているが、加水による増粘が生じ、水とのなじみが著しく低下していくことが分かる。一方、成分(E)のポリオールを含有する実施例7〜11においては、成分(B)を多く含有させても加水による増粘が抑えられ、水とのなじみと肌のなめらかさがいずれも良好であることが分かる。
また、本発明の構成の一部が欠けている比較例5〜13においては、本発明の液体皮膚洗浄剤と比べて水とのなじみ、泡立ち、洗浄力、肌のなめらかさ、すすぎ時のぬるつきのいずれかの項目において著しく劣るものであった。
実施例1〜39と同様にして、表6及び表7に示す組成のボトル容器入り液体皮膚洗浄剤を製造した。
得られた液体皮膚洗浄剤はいずれも、加水時の増粘が抑制され、水とのなじみに優れ、泡立ちが良好で、洗浄力に優れ、すすぎ時のぬるつきも抑えられ、洗浄後には肌がなめらかに仕上がった。
Claims (10)
- 次の成分(A)、(B)、(C)、(D)、(E)及び(F):
(A)脂肪酸塩 5〜18質量%、
(B)アルキル硫酸エステル塩、アルキルエーテル硫酸塩及びアルキルエーテルカルボン酸塩から選ばれる少なくとも1種のアニオン界面活性剤 2.2〜7質量%、
(C)両性界面活性剤 0.2〜4質量%、
(D)炭酸塩 0.2〜7質量%、
(E)ポリオール 0.1〜10質量%、
(F)水
を含有し、成分(C)に対する成分(B)の質量割合(B)/(C)が、5/3〜10である液体皮膚洗浄剤。 - 成分(E)に対する成分(B)の質量割合(B)/(E)が、0.5〜10である請求項1記載の液体皮膚洗浄剤。
- 成分(C)に対する成分(B)の質量割合(B)/(C)が、1.7〜6である請求項1又は2記載の液体皮膚洗浄剤。
- 成分(C)が、スルホベタイン型界面活性剤及びアミドべタイン型界面活性剤から選ばれる少なくとも1種である請求項1〜3のいずれか1項記載の液体皮膚洗浄剤。
- 成分(E)が、2価ポリオールを含む請求項1〜4のいずれか1項記載の液体皮膚洗浄剤。
- (F)水の含有量が、40〜90質量%である請求項1〜5のいずれか1項記載の液体皮膚洗浄剤。
- さらに、(G)水溶性高分子を0.01〜1.5質量%含有する請求項1〜6のいずれか1項記載の液体皮膚洗浄剤。
- 成分(G)が、アクリル酸・(メタ)アクリル酸アルキル共重合体、ヒドロキシエチル基又はヒドロキシプロピル基が付加したセルロース、重量平均分子量2万以上のポリエチレングリコール及びカチオン性ポリマーから選ばれる1種以上である請求項7記載の液体皮膚洗浄剤。
- 成分(G)が、カチオン性ポリマーである請求項7又は8記載の液体皮膚洗浄剤。
- 成分(B)が、下記一般式(2)で表されるアルキル硫酸エステル塩、一般式(3)で表されるアルキルエーテル硫酸エステル塩、一般式(4)で表されるエーテルカルボン酸又はその塩から選ばれる少なくとも1種である請求項1〜9のいずれか1項記載の液体皮膚洗浄剤。
R 2 OSO 3 M 2 ・・・(2)
(式(2)中、R 2 は炭素数8〜22の脂肪族炭化水素基を示し、M 2 は、アルカリ金属、アルカリ土類金属、アンモニウム、アルキルアンモニウム、アルカノールアンモニウム、及びグルクアンモニウムから選ばれるカチオンを示す)
R 3 O(CH 2 CH 2 O) n SO 3 M 3 ・・・(3)
(式(3)中、R 3 は炭素数8〜22の脂肪族炭化水素基を示し、M 3 は、アルカリ金属、アルカリ土類金属、アンモニウム、アルキルアンモニウム、アルカノールアンモニウム、及びグルクアンモニウムから選ばれるカチオンを示し、nは平均付加モル数を示し、0.5〜20である)
下記一般式(4)で表されるエーテルカルボン酸又はその塩
R 4 O(CH 2 CH 2 O) m CH 2 COOM 4 ・・・(4)
(式(4)中、R 4 は炭素数10〜22のアルキル基又はアルケニル基を示し、mは平均付加モル数で、0.5〜10の数を示し、M 4 は水素原子、アルカリ金属、アルカリ土類金属、アンモニウム又は有機アンモニウムを示す)
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