JP6720769B2 - 信号再生回路、電子装置及び信号再生方法 - Google Patents

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Description

本発明は、信号再生(クロック・データ・リカバリィ(Clock Data Recovery: CDR))回路、信号再生回路を搭載した電子装置、及び信号再生方法に関する。
通信基幹向け装置やサーバ等の情報処理機器の性能向上に伴い、装置内外での信号送受信のデータレートを高くすることが要望されている。例えば、集積回路チップ内、チップ間(装置内、装置間)で信号を送受信する高速I/Oの分野、光通信の分野で、ビットレートの一層の高速化が望まれている。
受信回路では、伝送されてきたデータを適切なタイミングで判定し、データとクロックを再生(CDR: Clock and Data Recovery)することが求められる。入力データと受信(サンプリング)クロックとの位相差及び周波数差を検出し、その情報を基にサンプリングクロックの位相調整を行うことによってCDRが実現される。受信回路の中でもリファレンスクロックを用いず、入力データから再生したクロックによってリタイムし、ジッタを削減したデータを出力するCDR回路が知られている。
CDR回路では、入力データとクロックとの位相差を検出する位相検出回路(Phase Detector: PD)を利用することが知られている。位相検出回路の検出した位相差に基づいて、入力データとクロックの位相及び周波数が一致するように制御される。入力データとクロックとの間の周波数差を、位相の回転方向から検出する周波数検出回路(Frequency Detector: FD)が知られている(例えば、非特許文献1を参照)。
特開2005−252723号公報
Ansgar Pottbacker, et al., "A Si Bipolar Phase and Frequency Detector IC for Clock Extraction Up to 8 Gb/s", IEEE Journal of Solid-State Circuits, Vol. 27, No. 12, December 1992
しかしながら、入力データとクロックとの間の周波数差を、位相の回転方向から検出するときに、ジッタにより入力データとクロックとの間の周波数差を誤検出するおそれがある。
一実施形態では、ジッタにより入力データとクロックとの間の周波数差を誤検出するおそれがない信号再生回路が実現される。
1つの態様では、信号再生回路は、周波数が可変の第1クロック及び第1クロックと周波数が同じで位相がπ/2だけ異なる第2クロックを発生する発振器と、発振器を制御するフィードバック回路とを有する。フィードバック回路は、入力データと第1クロックの位相差及び周波数差に応じて、入力データと第1クロックとが同期するように発振器を制御する。フィードバック回路は、制御部と、第1位相検出回路と、第2位相検出回路と、周波数検出回路とを有する。制御部は、第1クロックの周波数の変更指示を示す周波数差信号、及び第1クロックの位相の変更指示を示す位相差信号に応じて発振器を制御する。第1位相検出回路は入力データと第1クロックの位相差を示す第1位相信号を生成し、第2位相検出回路は入力データと第2クロックの位相差を示す第2位相信号を生成する。周波数検出回路は、第1位相信号及び第2位相信号に基づいて、第1クロックの周波数を上昇させる上昇状態、第1クロックの周波数を下降させる下降状態、及び第1クロックの周波数を変化させない待機状態の何れか1つを示す周波数差信号を出力する。周波数検出回路は、状態検出回路と、状態保持回路とを有する。状態検出回路は、上昇状態及び下降状態の何れの状態であるかを、第1クロックの位相が第1位相であるときに検出する。状態保持回路は、第1位相で検出された状態を保持し、保持した状態を示す周波数差信号を第1位相とはπだけ異なる第2位相で出力する。
一実施形態では、ジッタにより入力データとクロックとの間の周波数差を誤検出するおそれがない。
非特許文献1に記載される位相周波数検出回路を利用する信号再生回路を示す図である。 (a)は図1に示す信号再生回路の動作を示すタイミングチャートであり、(b)は図1に示す信号再生回路が同期状態であるときの位相関係を示す図である。 図1に示す位相周波数検出回路の内部回路ブロック図である。 (a)は図3に示す第1位相検出回路の内部回路ブロック図であり、(b)は図3に示す周波数検出回路の内部回路ブロック図である。 (a)は第1クロックの周波数が入力データの周波数よりも低いときの周波数検出回路の動作を示す図であり、(b)は第1クロックの周波数が入力データの周波数よりも高いときの周波数検出回路の動作を示す図であり、(c)は(a)の状態を説明するための図であり、(d)は(b)の状態を説明するための図である。 (a)は第1クロックの周波数が入力データの周波数よりも低いときの周波数検出回路の誤動作を示す図であり、(b)は第1クロックの周波数が入力データの周波数よりも高いときの周波数検出回路の誤動作を示す図であり、(c)は(a)の状態における誤動作を説明するための図である。 (a)は周波数検出回路が第1クロックの位相を正しく制御するときの動作を示す図であり、(b)は周波数検出回路が第1クロックの位相を誤って制御するときの動作を示す図であり、(c)は(a)の状態を説明するための図であり、(d)は(b)の状態を説明するための図である。 (a)は実施形態に係る位相周波数検出回路の動作を説明する第1の図であり、(b)は実施形態に係る位相周波数検出回路の動作を説明する第2の図であり、(c)は実施形態に係る位相周波数検出回路の動作を説明する第3の図である。 第1実施形態に係る信号再生回路の回路ブロック図である。 図9に示す位相周波数検出回路の内部回路ブロック図である。 (a)は第1クロックの周波数が入力データの周波数よりも低く且つジッタが発生しないときの図9に示す位相周波数検出回路の動作を示す図であり、(b)は第1クロックの周波数が入力データの周波数よりも高く且つジッタが発生しないときの図9に示す位相周波数検出回路の動作を示す図である。 (a)は第1クロックの周波数が入力データの周波数よりも低く且つジッタが発生するときの図9に示す位相周波数検出回路の動作を示す図であり、(b)は第1クロックの周波数が入力データの周波数よりも高く且つジッタが発生するときの図9に示す位相周波数検出回路の動作を示す図である。 第2実施形態に係る信号再生回路の回路ブロック図である。 図13に示す位相周波数検出回路の内部回路ブロック図である。 第3実施形態に係る信号再生回路の回路ブロック図である。 図15に示す位相周波数検出回路の内部回路ブロック図である。 実施形態に係る信号再生回路を使用する光通信システムの構成を示す図である。
実施形態を説明する前に、関連する信号再生(CDR)回路について説明する。
図1は、非特許文献1に記載される位相周波数検出回路(Phase Frequency Detector: PFD)を利用するCDR回路を示す図である。図2(a)は図1に示すCDR回路の動作を示すタイミングチャートであり、図2(b)は図1に示すCDR回路が同期状態であるときの位相関係を示す図である。
CDR回路100は、電圧制御発振器(Voltage Control Oscillator: VCO)11と、位相周波数検出回路(PFD)12と、チャージポンプ(CP)13と、ループフィルタ14と、データ出力フリップフロップ15とを有する。VCO11は、周波数が可変であれば電圧制御に限定されるものではないが、VCOが広く使用されているので、以下のVCOを使用する例を説明する。VCO11は、ループフィルタから入力される制御電圧Vctlに応じて第1クロックCKI及び第2クロックCKQの周波数及び位相を調整する。VCO11は、同期状態では、第1クロックCKIと、第1クロックCKIの周波数と同一の周波数を有し且つ位相が第1クロックCKIとπ/2異なる第2クロックCKQを出力する。
PFD12は、入力データDIN、第1クロックCKIと第2クロックCKQとの間の位相差から入力データDINと第1クロックCKIの位相差を検出する。PFD12は、検出した位相差に基づいて、第1クロックCKIの周波数の変更指示を示す周波数差信号FDOを出力する。
また、PFD12は、入力データDINの変化エッジにおける第1クロックCKIに対応する信号値に基づいて第1クロックCKIの位相の変更指示を示す位相差信号PDIを出力する。PFD12は、入力データDINの変化エッジにおいて、第1クロックCKIに対応する信号値が「0」であるとき、第1クロックCKIの位相を進ませることを示す位相差信号PDIを出力する。また、PFD12は、入力データDINの変化エッジにおいて、第1クロックCKIに対応する信号値が「1」であるとき、第1クロックCKIの位相を遅らせることを示す位相差信号PDIを出力する。PFD12は、入力データDINの変化エッジと第1クロックCKIの立下りエッジが一致するように第1クロックCKIの位相を制御する。入力データDINの変化エッジと第1クロックCKIの立下りエッジが一致することで、第1クロックCKIの立上がりエッジの位相は、入力データDINの変化エッジの間の中央の位相に制御される。
CP13及びループフィルタ14は、PFD12から入力される周波数差信号FDO及び位相差信号PDIに応じて、制御電圧Vctlを生成し、生成した制御電圧VctlをVCO11に出力する。CP13及びループフィルタ14は、第1クロックCKIの周波数の変更指示を示す周波数差信号FDO、及び第1クロックCKIの位相の変更指示を示す位相差信号PDIに応じてVCO11を制御する制御部として機能する。
データ出力フリップフロップ15は、第1クロックCKIの立上がりエッジで、入力データDINをラッチして、ラッチしたデータを出力データDOとして出力する。
図3はPFD12の内部回路ブロック図であり、図4(a)は図3に示す第1位相検出回路の内部回路ブロック図であり、図4(b)は図3に示す周波数検出回路の内部回路ブロック図である。図4(a)は非特許文献1の図3に対応し、図4(b)は非特許文献1の図4に対応する。
PFD12は、第1位相検出回路21と、第2位相検出回路22と、周波数検出回路Frequency Detector: FD)23とを有する。第1位相検出回路21及び第2位相検出回路22は、同一の回路構成を有する。
第1位相検出回路21は、入力データDINと第1クロックCKIとの間の位相差を示す第1位相信号PDIを出力する。第1位相検出回路21は、入力データDINの変化エッジの位相が第1クロックCKIの立上がりエッジの位相よりも遅れているときに、信号値「1」を示す第1位相信号PDIを出力する。また、第1位相検出回路21は、入力データDINの変化エッジの位相が第1クロックCKIの立上がりエッジの位相よりも進んでいるときに、信号値「0」を示す第1位相信号PDIを出力する。
第2位相検出回路22は、入力データDINと第2クロックCKQとの間の位相差を示す第2位相信号PDQを出力する。第2位相検出回路22は、入力データDINの変化エッジの位相が第2クロックCKQの立上がりエッジの位相よりも遅れているときに、信号値「1」を示す第2位相信号PDQを出力する。また、第2位相検出回路22は、入力データDINの変化エッジの位相が第2クロックCKQの立上がりエッジの位相よりも進んでいるときに、信号値「0」を示す第2位相信号PDQを出力する。
FD23は、第1位相ラッチ回路24と、第2位相ラッチ回路25と、周波数検出マルチプレクサ26とを有する。
第1位相ラッチ回路24は、第1位相信号PDIに対応する信号値が「0」のときに、第2位相信号PDQを第11ラッチ信号L11として出力する。また、第1位相ラッチ回路24は、第1位相信号PDIの立上がりエッジで第2位相信号PDQをラッチして、第1位相信号PDIに対応する信号値が「1」のときに、ラッチした第2位相信号PDQを第11ラッチ信号L11として出力する。
第2位相ラッチ回路25は、第1位相信号PDIに対応する信号値が「1」のときに、第2位相信号PDQを第21ラッチ信号L21として出力する。また、第2位相ラッチ回路25は、第1位相信号PDIの立下りエッジで第2位相信号PDQをラッチして、第1位相信号PDIに対応する信号値が「0」のときに、ラッチした第2位相信号PDQを第21ラッチ信号L21として出力する。
周波数検出マルチプレクサ26は、第1位相信号PDIに対応する信号値が「0」のときに、第11ラッチ信号L12及び第21ラッチ信号L21を2ビットの周波数差信号FDOとして出力する。また、周波数検出マルチプレクサ26は、第1位相信号PDIの立上がりエッジで第11ラッチ信号L11及び第21ラッチ信号L21をラッチする。周波数検出マルチプレクサ26は、第1位相信号PDIに対応する信号値が「1」のときに、ラッチした第12ラッチ信号L11及び第21ラッチ信号L21を周波数差信号FDOとして出力する。
FD23は、第2位相信号PDQに対応する信号値が「0」であり且つ第1位相信号PDIに対応する信号値が「1」から「0」に変化したときに、上昇状態Upを示す周波数差信号FDOに対応する信号値「10」を出力する。
また、FD23は、第2位相信号PDQに対応する信号値が「0」であり且つ第1位相信号PDIに対応する信号値が「0」から「1」に変化したときに、下降状態Downを示す周波数差信号FDOに対応する信号値「01」を出力する。
また、FD23は、第12ラッチ信号L12及び第22ラッチ信号L22に対応する信号値が「1」であるときに、第1位相信号PDIが立上がりエッジで、待機状態Stayを示す周波数差信号FDOに対応する信号値「11」を出力する。
図5(a)は第1クロックCKIの周波数が入力データDINの周波数よりも低いときのPFD12の動作を示す図であり、図5(b)は第1クロックCKIの周波数が入力データDINの周波数よりも高いときのPFD12の動作を示す図である。図5(c)は図5(a)の状態を説明するための図であり、図5(d)は図5(b)の状態を説明するための図である。図5(a)及び5(b)において、「R」はリードモード(Read Mode)を示し、「L」はラッチモード(Latch Mode)を示し、「Stay」は待機状態を示し、「Up」は上昇状態を示し、「Down」は下降状態を示す。
第1クロックCKIの周波数が入力データDINの周波数よりも低いとき、第1位相信号PDI及び第2位相信号PDQに対応する信号値は、(PDI/PDQ) = (1/1) ⇒ (1/0) ⇒(0/0)⇒(0/1)の順に変化する。すなわち、第1クロックCKIの周波数が入力データDINの周波数よりも低いとき、第1位相信号PDI及び第2位相信号PDQに対応する信号値は、図5(c)に示すように、位相ドメインで反時計回りに回転する。PFD12は、第2位相信号PDQに対応する信号値が「0」であるときに、第1位相信号PDIに対応する信号値が「1」から「0」に変化することに応じて、第1クロックCKIの周波数を上昇させる上昇状態Upであることを検出する。PFD12は、上昇状態Upであることを検出すると、第1位相信号PDIに対応する信号値が「0」である間に亘って上昇状態Upを示す周波数差信号FDOをCP13に出力する。上昇状態Upを示す周波数差信号FDOは2ビットの信号であり、信号値「10」に対応する。PFD12が上昇状態Upを示す周波数差信号FDOを出力する期間は、図5(c)において、第1クロックCKIの位相が位相Iから位相IXに変化する期間である。第1クロックCKIの位相が位相IXに達して、第1位相信号PDIに対応する信号値が「1」に変化すると、PFD12は、第1クロックCKIの周波数を変化させない待機状態Stayを検出する。PFD12は、待機状態Stayを検出すると、待機状態Stayを示す周波数差信号FDOを出力する。待機状態Stayを示す周波数差信号FDOは2ビットの信号であり、信号値「11」に対応する。
第1クロックCKIの周波数が入力データDINの周波数よりも高いとき、第1位相信号PDI及び第2位相信号PDQに対応する信号値は、(PDI/PDQ) = 1/1 ⇒ 0/1 ⇒ 0/0 ⇒ 1/0の順に変化する。すなわち、第1クロックCKIの周波数が入力データDINの周波数よりも高いとき、第1位相信号PDI及び第2位相信号PDQに対応する信号値は、図5(d)に示すように、位相ドメインで時計回りに回転する。PFD12は、第2位相信号PDQに対応する信号値が「0」であるときに、第1位相信号PDIに対応する信号値が「0」から「1」に変化することに応じて、第1クロックCKIの周波数を下降させる下降状態Downであることを検出する。PFD12は、下降状態Downであることを検出すると、第1位相信号PDIに対応する信号値が「1」である間に亘って下降状態Downを示す周波数差信号FDOをCP13に出力する。下降状態Downを示す周波数差信号FDOは2ビットの信号であり、信号値「01」に対応する。PFD12が下降状態Downを示す周波数差信号FDOを出力する期間は、図5(d)において、第1クロックCKIの位相が位相Iから位相IXに変化する期間である。第1クロックCKIの位相が位相IXに達して、第1位相信号PDIに対応する信号値が「0」に変化すると、PFD12は、第1クロックCKIの周波数を変化させない待機状態Stayを検出する。PFD12は、待機状態Stayを検出すると、待機状態Stayを示す周波数差信号FDOを出力する。
PFD12は、第1クロックCKIの位相が位相Iから位相IXまでの間に第1クロックCKIの周波数が上昇状態Up及び下降状態Downの何れかであるかを検出する。PFD12は、第1クロックCKIの位相が位相Iから位相IXまでの間に、検出した状態に応じて上昇状態Up及び下降状態Downの何れかを示す周波数差信号FDOを出力する。PFD12は、第1クロックCKIの位相が位相IXから位相Iまでの間に、待機状態Stayを検出して、待機状態Stayを示す周波数差信号FDOを出力する。
しかしながら、PFD12は、入力データDINのジッタの影響により、上昇状態Up又は下降状態Downの何れかであるかを正確に検出できないおそれがある。
図6(a)は第1クロックCKIの周波数が入力データDINの周波数よりも低いときのPFD12の誤動作を示す図であり、図6(b)は第1クロックCKIの周波数が入力データDINの周波数よりも高いときのPFD12の誤動作を示す図である。図6(c)は図6(a)の状態における誤動作を説明するための図である。
図6(a)に示すように、第2位相信号PDQに対応する信号値が「0」であるときに、ジッタの影響により第1位相信号PDIに対応する信号値が「0」から「1」に変化すると、PFD12は、下降状態Downを示す周波数差信号FDOを出力する。また、図6(b)に示すように、第2位相信号PDQに対応する信号値が「0」であるときに、ジッタの影響により第1位相信号PDIに対応する信号値が「1」から「0」に変化すると、PFD12は、上昇状態Upを示す周波数差信号FDOを出力する。PFD12は、入力データDINのジッタによって上昇状態Up及び下降状態Downを正確に検出できずに、正しい状態を示す周波数差信号FDOを出力する確率が低下するので、所望の信号と反対の信号を出力するため、周波数引込特性が劣化する。
さらに、PFD12は、ジッタの影響により、入力データDINの変化エッジと第1クロックCKIの立下りエッジが一致するように第1クロックCKIの位相を制御できないおそれがある。
図7(a)はPFD12が第1クロックCKIの位相を正しく制御するときの動作を示す図であり、図7(b)はPFD12が第1クロックCKIの位相を誤って制御するときの動作を示す図である。図7(c)は図7(a)の状態を説明するための図であり、図7(d)は図7(b)の状態を説明するための図である。図7(a)及び7(b)において、「R」はリードモード(Read Mode)を示し、「L」はラッチモード(Latch Mode)を示し、「Stay」は待機状態を示し、「Up」は上昇状態を示し、「Down」は下降状態を示す。
PFD12は、第1クロックCKIの周波数が入力データDINの周波数と一致したと判定した後は、待機状態Stayを検出して、信号値「1」を示す第2位相信号PDQを出力する。PFD12は、信号値「1」を示す第2位相信号PDQを出力した状態で、第1位相信号PDIの信号値を「0」と「1」の間で変化させることで、図7(c)に示すように、第1クロックCKIの位相を位相IXに制御する。
しかしながら、入力データDINの周波数と第1クロックCKIの周波数が略一致して、第1クロックCKIの位相変化が遅くなったときに、PFD12は、ジッタの影響により第1クロックCKIの位相を誤制御するおそれがある。第2信号に対応する信号値「0」が出力される間に第1位相信号PDIに対応する信号値が「0」と「1」の間で交互に変化すると、第1クロックCKIの位相は位相Iに一致するように制御される。位相Iは、第1クロックCKIの立上がりエッジが入力データDINの変化エッジと一致する位相であり、所望の位相とπずれた位相である。
図8(a)は実施形態に係るPFDの動作を説明する第1の図であり、図8(b)は実施形態に係るPFDの動作を説明する第2の図であり、図8(c)は実施形態に係るPFDの動作を説明する第3の図である。
PFD12は、誤動作するとき、図6(a)及び6(b)に示すように、上昇状態Up及び下降状態Downを待機状態Stayを介することなく連続して検出する。そこで、実施形態に係るPFDは、上昇状態Up及び下降状態Downを連続して検出したときに、誤動作であると判断する。実施形態に係るPFDは、待機状態Stayを介することなく変化した上昇状態Up又は下降状態Downを検出したときに、上昇状態Up又は下降状態Downではなく待機状態Stayを示す周波数差信号FDOを出力する。次いで、上昇状態Up及び下降状態Downを連続して検出された状態は、上昇状態Up及び下降状態Downが連続して検出される前の正しい状態である。実施形態に係るPFDは、上昇状態Up及び下降状態Downが連続して変化した状態の最後の状態、すなわち正しい状態を保持する。
また、実施形態に係るPFDは、第1クロックCKIの位相が位相Iから位相IXまでの間は、第1クロックCKIの周波数の状態を検出且つ保持しながら、待機状態Stayを示す周波数差信号FDOを出力する。実施形態に係るPFDは、第1クロックCKIの位相が位相IXから位相Iまでの間は、保持した状態を示す周波数差信号FDOを出力する。第1クロックCKIの周波数が入力データの周波数よりも低いとき、実施形態に係るPFDは、図8(b)に示すように、位相IXから位相Iまでの間に上昇状態Upを示す周波数差信号FDOを出力する。また、第1クロックCKIの周波数が入力データの周波数よりも高いとき、実施形態に係るPFDは、図8(c)に示すように、位相IXから位相Iまでの間に下降状態Downを示す周波数差信号FDOを出力する。
実施形態に係るPFDは、待機状態Stayを介することなく変化した上昇状態Up又は下降状態Downを検出したときに、待機状態Stayを示す周波数差信号FDOを出力するので、誤った状態を示す周波数差信号FDOを出力するおそれはない。
また、実施形態に係るPFDは、位相Iで検出された状態を保持することで、保持した状態を示す周波数差信号FDOを位相IXから位相Iまでの間に出力することができる。
図9は、第1実施形態に係るCDR回路の回路ブロック図である。
CDR回路1は、PFD16がPFD12の代わりに配置されることがCDR100と相違する。PFD16以外のCDR回路1の構成要素の構成及び機能は、同一符号が付されたCDR100の構成要素の構成及び機能と同様なので、ここでは、詳細な説明は省略する。
図10は、FPD16の内部回路ブロック図である。
FPD16は、図8を参照して説明した動作を位相周波数検出回路の内部で実現するものである。PFD16は、FD30がFD23の代わりに配置されることがPFD12と相違する。PD30以外のPFD16の構成要素の構成及び機能は、同一符号が付されたPFD12の構成要素の構成及び機能と同様なので、ここでは、詳細な説明は省略する。
PD30は、第1位相ラッチ回路31〜第6位相ラッチ回路36と、第1NOR回路37〜第3NOR回路39と、周波数検出マルチプレクサ40とを有する。
第1位相ラッチ回路31は、第1位相信号PDIに対応する信号値が「0」のときに、第2位相信号PDQを第11ラッチ信号L11として出力する。また、第1位相ラッチ回路31は、第1位相信号PDIの立上がりエッジで第2位相信号PDQをラッチして、第1位相信号PDIに対応する信号値が「1」のときに、ラッチした第2位相信号PDQを第11ラッチ信号L11として出力する。また、第1位相ラッチ回路31は、第1クリアロー信号cll1に対応する信号値が「1」のとき、信号値「0」を示す第11ラッチ信号L11を出力する。
第2位相ラッチ回路32は、第1位相信号PDIに対応する信号値が「1」のときに、第2位相信号PDQを第21ラッチ信号L21として出力する。また、第2位相ラッチ回路32は、第1位相信号PDIの立下りエッジで第2位相信号PDQをラッチして、第1位相信号PDIに対応する信号値が「0」のときに、ラッチした第2位相信号PDQを第21ラッチ信号L21として出力する。また、第2位相ラッチ回路32は、第2クリアロー信号cll2に対応する信号値が「1」のとき、信号値「0」を示す第21ラッチ信号L21を出力する。
第1位相ラッチ回路31及び第2位相ラッチ回路32は、上昇状態Up及び下降状態Downの何れの状態であるかを、第1クロックCKIの位相が位相Iであるときに検出する状態検出回路として機能する。
第3位相ラッチ回路33は、第1位相信号PDIに対応する信号値が「1」のときに、第11ラッチ信号L11を第12ラッチ信号L12として出力する。また、第3位相ラッチ回路33は、第1位相信号PDIの立下りエッジで第11ラッチ信号L11をラッチして、第1位相信号PDIに対応する信号値が「0」のときに、ラッチした第11ラッチ信号L11を第12ラッチ信号L12として出力する。また、第3位相ラッチ回路33は、クリアハイ信号clhに対応する信号値が「1」のとき、信号値「1」を示す第12ラッチ信号L12を出力する。
第4位相ラッチ回路34は、第1位相信号PDIに対応する信号値が「0」のときに、第21ラッチ信号L21を第22ラッチ信号L22として出力する。また、第4位相ラッチ回路34は、第1位相信号PDIの立上がりエッジで第21ラッチ信号L21をラッチして、第1位相信号PDIに対応する信号値が「1」のときに、ラッチした第21ラッチ信号L21を第22ラッチ信号L22として出力する。また、第4位相ラッチ回路34は、クリアハイ信号clhに対応する信号値が「1」のとき、信号値「1」を示す第22ラッチ信号L22を出力する。
第5位相ラッチ回路35は、第1位相信号PDIに対応する信号値が「0」のときに、第12ラッチ信号L12を第13ラッチ信号L13として出力する。また、第5位相ラッチ回路35は、第1位相信号PDIの立上がりエッジで第12ラッチ信号L12をラッチして、第1位相信号PDIに対応する信号値が「1」のときに、ラッチした第12ラッチ信号L12を第13ラッチ信号L13として出力する。
第6位相ラッチ回路36は、第1位相信号PDIに対応する信号値が「1」のときに、第22ラッチ信号L22を第23ラッチ信号L23として出力する。また、第6位相ラッチ回路36は、第1位相信号PDIの立下りエッジで第22ラッチ信号L22をラッチして、第1位相信号PDIに対応する信号値が「0」のときに、ラッチした第22ラッチ信号L22を第23ラッチ信号L23として出力する。
第1NOR回路37は、第12ラッチ信号L12及び第22ラッチ信号L22の双方に対応する信号値が「0」のときに、信号値「1」を示すクリアハイ信号clhを第3位相ラッチ回路33及び第4位相ラッチ回路34に出力する。また、第1NOR回路37は、第12ラッチ信号L12及び第22ラッチ信号L22の少なくとも一方に対応する信号値が「1」のときに、信号値「0」を示すクリアハイ信号clhを第3位相ラッチ回路33及び第4位相ラッチ回路34に出力する。
第2NOR回路38は、第2位相信号PDQの反転信号及び第13ラッチ信号L13の双方に対応する信号値が「0」のときに、信号値「1」を示す第1クリアロー信号cll1を第1位相ラッチ回路31に出力する。また、第2NOR回路38は、第2位相信号PDQの反転信号及び第13ラッチ信号L13の少なくとも一方に対応する信号値が「1」のときに、信号値「0」を示す第1クリアロー信号cll1を第1位相ラッチ回路31に出力する。
第3NOR回路39は、第2位相信号PDQの反転信号及び第23ラッチ信号L23の双方に対応する信号値が「0」のときに、信号値「1」を示す第2クリアロー信号cll2を第2位相ラッチ回路32に出力する。また、第3NOR回路39は、第2位相信号PDQの反転信号及び第23ラッチ信号L23の少なくとも一方に対応する信号値が「1」のときに、信号値「0」を示す第2クリアロー信号cll2を第2位相ラッチ回路32に出力する。
周波数検出マルチプレクサ40は、周波数検出マルチプレクサ26と同様な構成を有する。周波数検出マルチプレクサ40は、第1位相信号PDIに対応する信号値が「0」のときに、第12ラッチ信号L12及び第22ラッチ信号L22を2ビットの周波数差信号FDOとして出力する。また、周波数検出マルチプレクサ40は、第1位相信号PDIの立上がりエッジで第12ラッチ信号L12及び第22ラッチ信号L22をラッチする。周波数検出マルチプレクサ40は、第1位相信号PDIに対応する信号値が「1」のときに、ラッチした第12ラッチ信号L12及び第22ラッチ信号L22を周波数差信号FDOとして出力する。
第3位相ラッチ回路33〜周波数検出マルチプレクサ40は、位相IXで検出された状態を保持し、保持した状態を示す周波数差信号を位相IXで出力する状態保持回路として機能する。詳細には、第3位相ラッチ回路33〜第4位相ラッチ回路34は、位相Iで検出された状態を保持する保持回路として機能する。また、第1NOR回路37は、状態検出回路が待機状態Stayを介することなく上昇状態Upと下降状態Downとの間の変化を検出したときに、保持回路に保持された状態を待機状態Stayに変更する保持状態変更回路として機能する。さらに、第5位相ラッチ回路35〜第6位相ラッチ回路36及び第2NOR回路38及び第3NOR回路39は、上昇状態Upと下降状態Downとの間の変化を検出したときに、変化を検出する前の状態に変更する検出状態変更回路として機能する。
状態保持回路は、第1クロックCKIの位相が位相Iから位相IXまで変化する間は待機状態Stayを示す周波数差信号を出力する。また、状態保持回路は、第1クロックCKIの位相が位相IXから位相Iまで変化する間は保持した状態、すなわち上昇状態Up又は下降状態Downを示す周波数差信号を出力する。また、状態保持回路は、待機状態Stayを示す周波数差信号を出力する間に、状態検出回路が待機状態Stayを介さない上昇状態Upと下降状態Downとの間で変化したことを検出したときに、待機状態Stayを示す周波数差信号FDOを出力し続ける。一方、状態保持回路は、保持した状態を示す周波数差信号を出力する間に、状態検出回路が、待機状態Stayを介することなく上昇状態Upと下降状態Downとの間で変化したことを検出したときに、待機状態Stayを示す周波数差信号を出力する。
図11(a)は、第1クロックCKIの周波数が入力データDINの周波数よりも低く且つジッタが発生しないときのPFD16の動作を示す図である。図11(b)は第1クロックCKIの周波数が入力データDINの周波数よりも高く且つジッタが発生しないときのPFD16の動作を示す図である。図11(a)及び11(b)において、「R」はリードモード(Read Mode)を示し、「L」はラッチモード(Latch Mode)を示し、「Stay」は待機状態を示し、「Up」は上昇状態を示し、「Down」は下降状態を示す。
第1クロックCKIの周波数が入力データDINの周波数よりも低いとき、第1位相信号PDI及び第2位相信号PDQに対応する信号値は、(PDI/PDQ) = (1/1) ⇒ (1/0) ⇒(0/0)⇒(0/1)の順に変化する。PFD16は、第2位相信号PDQに対応する信号値が「0」であるときに、第1位相信号PDIに対応する信号値が「1」から「0」に変化することに応じて、第1クロックCKIの周波数を上昇させる上昇状態Upであることを検出し、保持する。PFD16は、第1位相信号PDIに対応する信号値が「0」に変化すると、第1クロックCKIの周波数を変化させない待機状態Stayを検出する。PFD16は、第1位相信号PDIに対応する信号値が「1」である間に亘って上昇状態Upを示す周波数差信号FDOをCP13に出力する。上昇状態Upを示す周波数差信号FDOは2ビットの信号であり、信号値「10」に対応する。PFD16が上昇状態Upを示す周波数差信号FDOを出力する期間は、図8(b)において、第1クロックCKIの位相が位相IXから位相Iに変化する期間である。PFD16は、第1クロックCKIの位相が位相Iに達すると、待機状態Stayを示す周波数差信号FDOを出力する。待機状態Stayを示す周波数差信号FDOは2ビットの信号であり、信号値「11」に対応する。PFD16が待機状態Stayを示す周波数差信号FDOを出力する期間は、図8(b)において、第1クロックCKIの位相が位相Iから位相IXに変化する期間である。
第1クロックCKIの周波数が入力データDINの周波数よりも高いとき、第1位相信号PDI及び第2位相信号PDQに対応する信号値は、(PDI/PDQ) = 1/1 ⇒ 0/1 ⇒ 0/0 ⇒ 1/0の順に変化する。PFD16は、第2位相信号PDQに対応する信号値が「0」であるときに、第1位相信号PDIに対応する信号値が「0」から「1」に変化することに応じて、第1クロックCKIの周波数を下降させる下降状態Downであることを検出し、保持する。PFD16は、第1位相信号PDIに対応する信号値が「0」に変化すると、第1クロックCKIの周波数を変化させない待機状態Stayを検出する。PFD16は、第1位相信号PDIに対応する信号値が「1」である間に亘って下降状態Downを示す周波数差信号FDOをCP13に出力する。下降状態Downを示す周波数差信号FDOは2ビットの信号であり、信号値「01」に対応する。PFD16が下降状態Downを示す周波数差信号FDOを出力する期間は、図8(c)において、第1クロックCKIの位相が位相IXから位相Iに変化する期間である。第1クロックCKIの位相が位相Iに達すると、待機状態Stayを示す周波数差信号FDOを出力する。信号値「11」に対応する。PFD16が待機状態Stayを示す周波数差信号FDOを出力する期間は、図8(c)において、第1クロックCKIの位相が位相Iから位相IXに変化する期間である。
PFD16は、第1クロックCKIの位相が位相Iから位相IXまでの間に第1クロックCKIの周波数が上昇状態Up及び下降状態Downの何れかであるかを検出する。PFD16は、検出した状態に応じて上昇状態Up又は下降状態Downを示す周波数差信号FDOを、上昇状態Up及び下降状態Downを検出した位相からπずれた位相IXから位相Iまでの間に出力する。PFD16は、第1クロックCKIの位相が位相IXから位相Iまでの間に、待機状態Stayを検出する。PFD16は、待機状態Stayを示す周波数差信号FDOを、待機状態Stayを検出した位相からπずれた位相Iから位相IXの間に出力する。
図12(a)は、第1クロックCKIの周波数が入力データDINの周波数よりも低く且つジッタが発生するときのPFD16の動作を示す図である。図12(b)は第1クロックCKIの周波数が入力データDINの周波数よりも高く且つジッタが発生するときのPFD16の動作を示す図である。図12(a)及び12(b)において、「R」はリードモード(Read Mode)を示し、「L」はラッチモード(Latch Mode)を示し、「Stay」は待機状態を示し、「Up」は上昇状態を示し、「Down」は下降状態を示す。
図12(a)に示すように、第2位相信号PDQに対応する信号値が「0」であるときに、ジッタの影響により第1位相信号PDIに対応する信号値が「0」から「1」に変化するとき、PFD16は、待機状態Stayを示す周波数差信号FDOを出力し続ける。また、第2位相信号PDQに対応する信号値が「1」であるときに、ジッタの影響により第1位相信号PDIに対応する信号値が「1」から「0」に変化するとき、PFD16は、上昇状態Upに代えて待機状態Stayを示す周波数差信号FDOを出力する。次いで、第1位相信号PDIに対応する信号値が「0」から「1」に変化すると、PFD16は、上昇状態Upを示す周波数差信号FDOを再度出力する。
図12(b)に示すように、第2位相信号PDQに対応する信号値が「0」であるときに、ジッタの影響により第1位相信号PDIに対応する信号値が「1」から「0」に変化するとき、PFD16は、待機状態Stayを示す周波数差信号FDOを出力し続ける。また、第2位相信号PDQに対応する信号値が「1」であるときに、ジッタの影響により第1位相信号PDIに対応する信号値が「0」から「1」に変化するとき、PFD16は、下降状態Downに代えて待機状態Stayを示す周波数差信号FDOを出力する。次いで、第1位相信号PDIに対応する信号値が「1」から「0」に変化すると、PFD16は、下降状態Downを示す周波数差信号FDOを再度出力する。
図13は、第2実施形態に係るCDR回路の回路ブロック図である。
CDR回路2は、PFD17がPFD12の代わりに配置されることがCDR100と相違する。PFD17以外のCDR回路2の構成要素の構成及び機能は、同一符号が付されたCDR100の構成要素の構成及び機能と同様なので、ここでは、詳細な説明は省略する。
図14は、FPD17の内部回路ブロック図である。
FPD17は、図8を参照して説明した動作をPFD12の出力信号を使用して実現するものである。PFD17は、原周波数検出回路41と、第1ダブルエッジフリップフロップ42〜第3ダブルエッジフリップフロップ44と、論理回路45とが配置されることがPFD12と相違する。原周波数検出回路41、第1ダブルエッジフリップフロップ42〜第3ダブルエッジフリップフロップ44及び論理回路45以外のPFD17の構成要素の構成及び機能は、同一符号が付されたPFD12の構成要素の構成及び機能と同様である。したがって、ここでは、原周波数検出回路41、第1ダブルエッジフリップフロップ42〜第3ダブルエッジフリップフロップ44及び論理回路45以外のPFD17の構成要素の構成及び機能は、詳細な説明は省略する。
原周波数検出回路41は、PFD12と同様の構成を有するので、ここでは詳細な説明は省略する。原周波数検出回路41は、上昇状態Up及び下降状態Downの何れの状態であるかを、第1クロックCKIの位相が位相Iであるときに検出する状態検出回路として機能する。原周波数検出回路41は、検出周波数差信号FDO1を第1ダブルエッジフリップフロップ42に出力する。
原周波数検出回路41において、第1位相ラッチ回路24及び第2位相ラッチ回路25は、位相IXで状態を検出する状態検出回路として機能する。また、周波数検出マルチプレクサ26は、状態検出回路によって検出された状態に基づいて、上昇状態Up、下降状態Down及び待機状態Stayの何れかを示す検出周波数差信号を生成し、出力する周波数検出回路として機能する。
第1ダブルエッジフリップフロップ42〜第3ダブルエッジフリップフロップ44のそれぞれは、第1位相信号PDIの立上がりエッジ及び立下りエッジの双方のエッジで、入力データをラッチして、ラッチしたデータを出力するフリップフロップである。
第1ダブルエッジフリップフロップ42は、第1位相信号PDIの立上がりエッジ及び立下りエッジの双方のエッジで、検出周波数差信号FDO1をラッチして、第2ダブルエッジフリップフロップ43及び論理回路45に第1中間信号F11として出力する。第2ダブルエッジフリップフロップ43は、第1位相信号PDIの立上がりエッジ及び立下りエッジの双方のエッジで、第1中間信号F11をラッチして、第3ダブルエッジフリップフロップ44及び論理回路45に第2中間信号F12として出力する。第3ダブルエッジフリップフロップ44は、第1位相信号PDIの立上がりエッジ及び立下りエッジの双方のエッジで、第2中間信号F12をラッチして、CP13及び論理回路45に周波数差信号FDO2として出力する。
表1は、論理回路45の動作を示す。
Figure 0006720769
論理回路45は、PFD17が上昇状態Upと下降状態Downとの間の変化を待機状態Stayを介することなく検出したときに、ジッタによる誤検出が発生したと判断して、第2ダブルエッジフリップフロップ43の出力信号を変更する。
論理回路45は、第1中間信号F11に対応する信号値が「01」であり且つ第2中間信号F12に対応する信号値が「10」であるときに、第2中間信号F11に対応する信号値を「11」に変更する。また、論理回路45は、第1中間信号F11に対応する信号値が「10」であり且つ第2中間信号F12に対応する信号値が「01」であるときに、第2中間信号F11に対応する信号値を「11」に変更する。
論理回路45は、第1中間信号F11が上昇状態Upに対応し且つ第2中間信号F12が下降状態Downに対応するときに、第2中間信号F12に対応する状態を待機状態Stayに変更する。また、論理回路45は、第1中間信号F11が下降状態Downに対応し且つ第2中間信号F12が上昇状態Upに対応するときに、第2中間信号F12に対応する状態を待機状態Stayに変更する。
また、論理回路45は、第2中間信号F12に対応する信号値が「11」であり且つ周波数差信号FDO2に対応する信号値が「10」であるときに、第2中間信号F11に対応する信号値を「10」に変更する。また、論理回路45は、第2中間信号F12に対応する信号値が「11」であり且つ周波数差信号FDO2に対応する信号値が「01」であるときに、第2中間信号F11に対応する信号値を「01」に変更する。
論理回路45は、第2中間信号F12が待機状態Stayに対応し且つ周波数差信号FDOが上昇状態Upに対応するときに、第2中間信号F12に対応する状態を上昇状態Upに変更する。また、論理回路45は、第2中間信号F12が待機状態Stayに対応し且つ周波数差信号FDOが下降状態Downに対応するときに、第2中間信号F12に対応する状態を下降状態Downに変更する。
図15は、第3実施形態に係るCDR回路の回路ブロック図である。
CDR回路3は、PFD18がPFD12の代わりに配置されることがCDR100と相違する。PFD18以外のCDR回路3の構成要素の構成及び機能は、同一符号が付されたCDR100の構成要素の構成及び機能と同様なので、ここでは、詳細な説明は省略する。
図16は、FPD18の内部回路ブロック図である。
FPD18は、入力データDINの周波数と第1クロックCKIの周波数とが一致したと判定された後に、周波数差信号FDOの信号値を待機状態Stayを示す「11」に固定する構成を有することがPFD16と相違する。PFD18は、タイマ50と、第1積分回路51と、第2積分回路52と、ロックジッタ回路53と、データ記憶回路54と、セレクタ55とを有する。タイマ50、第1積分回路51〜セレクタ55以外のPFD18の構成要素の構成及び機能は、同一符号が付されたPFD16の構成要素の構成及び機能と同様なので、ここでは、詳細な説明は省略する。
タイマ50は、所定の積分時間をカウントし、積分クリア信号cliを第1積分回路51及び第2積分回路52に単位積分時間毎に出力する。第1積分回路51は、単位積分時間当たりに入力される第1クリアロー信号cll1をカウントして、カウント数を示す第1積分信号をロックジッタ回路53に出力する。第2積分回路52は、単位積分時間当たりに入力される第2クリアロー信号cll2をカウントして、カウント数を示す第2積分信号をロックジッタ回路53に出力する。
ロックジッタ回路53は、第1積分信号及び第2積分信号のそれぞれに対応するカウント数が所定のカウントしきい値以上であるか否かを判定する。ロックジッタ回路53は、第1積分信号及び第2積分信号のそれぞれに対応するカウント数が所定のカウントしきい値未満であるとき、非同期信号をセレクタ55に出力する。ロックジッタ回路53は、第1積分信号及び第2積分信号のそれぞれに対応するカウント数が所定のカウントしきい値以上であるとき、同期信号をセレクタ55に出力する。
入力データDINと第1クロックCKIの周波数及び位相が同期した後は、第1クロックCKIの位相は位相IXの近傍で振動した状態になるので、第1クリアロー信号cll1及び第2クリアロー信号cll2の信号値は頻繁に「1」になる。ロックジッタ回路53は、第1クリアロー信号cll1及び第2クリアロー信号cll2の信号値は頻繁に「1」になるカウント数が所定のカウントしきい値以上であるとき、入力データDINと第1クロックCKIの周波数及び位相が同期したと判断する。
タイマ50、第1積分回路51、第2積分回路52及びロックジッタ回路53は、入力データDINと第1クロックCKIとが同期したか否かを判定する同期判定回路として機能する。
データ記憶回路54は、信号値「11」を記憶する。
セレクタ55は、ロックジッタ回路53から非同期信号が入力されるとき、FD16から入力される信号を周波数差信号FDOとして出力する。また、セレクタ55は、ロックジッタ回路53から同期信号が入力されるとき、データ記憶回路54から入力される信号値「11」を示す信号を周波数差信号FDOとして出力する。
データ記憶回路54及びセレクタ55は、同期判定回路によって入力データDINと第1クロックCKIとが同期したと判定されたときに、周波数差信号に対応する状態を保持した状態から待機状態Stayに変更する出力変更回路として機能する。
CDR回路3は、入力データDINと第1クロックCKIとが同期したときに、周波数差信号FDOに対応する状態を待機状態Stayに固定する。CDR回路3は、同期した後に、周波数差信号FDOに対応する状態を上昇状態Up又は下降状態Downではなく、待機状態Stayに固定するので、周波数差信号FDOが同期後のジッタ特性に影響を与えて、同期後のジッタ特性が劣化するおそれはない。
図17は、実施形態に係るCDR回路を使用する光通信システムの構成を示す図である。
光通信システム200は、送信信号を光信号に変換して出力する送信機201と、送信機201からの光信号を伝送する光ファイバ202と、光信号を受けて受信信号を再生する受信機203と、を有する。送信機201は、電子装置等から送信された送信信号を再生して光信号を生成する。また、送信機201は、光ファイバを介して受信した光信号を電気信号に変換した後、再度光信号に変換して出力する中継装置でもよい。受信機203は、再生した受信信号を電気信号として電子装置等に出力する。また、受信機203は、受信信号を再度光信号に変換して出力する中継装置でもよい。
送信機201は、受信回路211と、送信回路212と、E/O変換回路213とを有する。送信機201は、不図示の電子装置から入力された電気信号を受信回路211で受信し、送信回路212で送信信号を生成した後にE/O変換回路213により光信号に変換して、光ファイバ202を通じてデータを送信する。受信機203は、E/O変換回路231と、受信回路232と、送信回路233とを有する。受信機203は、E/O変換回路231により受信した光信号を電気信号に変換し、受信回路232でデータを受信した後に、送信回路233で送信信号を生成し、電気信号でデータを不図示の電子装置に送信する。
受信回路211及び受信回路232は、実施形態に係るCDR回路を含み、受信データ信号からクロックを再生すると共に受信データ信号を再生する。
なお、実施形態に係る信号再生(CDR)回路は、光通信システムに利用可能なだけでなく、電子装置の内外で、クロックに同期して変調したデータ信号の送受信を行う回路で、データ信号からクロックを再生する場合には、どのような回路にも適用可能である。例えば、集積回路チップ内、チップ間(装置内、装置間)で信号を送受信する高速I/Oの分野等のビットレートの一層の高速化が望まれている分野で使用可能である。
1〜3 CDR回路(信号再生回路)
11 電圧制御発振器(VCO)
12、15〜18 位相周波数検出回路(PFD)
13 チャージポンプ(CP)
14 ループフィルタ
15 データ出力フリップフロップ
21〜22 位相検出回路
30
31〜36 ラッチ回路
37〜39 NOR回路
40 周波数検出マルチプレクサ(周波数差信号生成回路)
41 原周波数検出回路
42〜44 ダブルエッジフリップフロップ
45 論理回路
50 タイマ
51〜52 積分回路
53 ロックジッタ回路
54 データ記憶回路
55 セレクタ

Claims (9)

  1. 周波数が可変の第1クロック及び前記第1クロックと周波数が同じで位相がπ/2だけ異なる第2クロックを発生する発振器と、
    入力データと前記第1クロックの位相差及び周波数差に応じて、前記入力データと前記第1クロックとが同期するように前記発振器を制御するフィードバック回路と、を有し、
    前記フィードバック回路は、
    前記第1クロックの周波数の変更指示を示す周波数差信号、及び前記第1クロックの位相の変更指示を示す位相差信号に応じて前記発振器を制御する制御部と、
    前記入力データと前記第1クロックの位相差を示す第1位相信号を生成する第1位相検出回路と、
    前記入力データと前記第2クロックの位相差を示す第2位相信号を生成する第2位相検出回路と、
    前記第1位相信号及び前記第2位相信号に基づいて、前記第1クロックの周波数を上昇させる上昇状態、前記第1クロックの周波数を下降させる下降状態、及び前記第1クロックの周波数を変化させない待機状態の何れか1つを示す前記周波数差信号を出力する周波数検出回路と、を有し、
    前記周波数検出回路は、
    前記上昇状態及び前記下降状態の何れの状態であるかを、前記第1クロックの位相が第1位相であるときに検出する状態検出回路と、
    前記第1位相で検出された状態を保持し、前記保持した状態を示す前記周波数差信号を前記第1位相とはπだけ異なる第2位相で出力する状態保持回路と、
    を有することを特徴とする信号再生回路。
  2. 前記状態保持回路は、前記第1クロックの位相が前記第1位相から前記第2位相まで変化する間は前記待機状態を示す前記周波数差信号を出力し、前記第1クロックの位相が前記第2位相から第1位相まで変化する間は前記保持した状態を示す前記周波数差信号を出力する、請求項1に記載の信号再生回路。
  3. 前記状態保持回路は、前記待機状態を示す前記周波数差信号を出力する間に、前記状態検出回路が、前記待機状態を介することなく前記上昇状態と前記下降状態との間で変化したことを検出したときに、前記待機状態を示す前記周波数差信号を出力し続ける、請求項に記載の信号再生回路。
  4. 前記状態保持回路は、前記保持した状態を示す前記周波数差信号を出力する間に、前記状態検出回路が、前記待機状態を介することなく前記上昇状態と前記下降状態との間で変化したことを検出したときに、前記待機状態を示す前記周波数差信号を出力する、請求項又はに記載の信号再生回路。
  5. 前記状態保持回路は、
    前記第1位相で検出された状態を保持する保持回路と、
    前記保持した状態に基づいて、前記上昇状態、前記下降状態及び前記待機状態の何れかを示す前記周波数差信号を生成し、出力する周波数差信号生成回路と、
    前記状態検出回路が、前記待機状態を介することなく前記上昇状態と前記下降状態との間の変化を検出したときに、前記保持回路に保持された状態を前記待機状態に変更する保持状態変更回路と、
    前記状態検出回路が、前記待機状態を介することなく前記上昇状態と前記下降状態との間の変化を検出したときに、前記状態検出回路が検出した状態を前記上昇状態と前記下降状態との間の変化を検出する前の状態に変更する検出状態変更回路と、
    を有する、請求項1〜の何れか一項に記載の信号再生回路。
  6. 前記状態検出回路は、
    前記第1位相で状態を検出する状態検出回路と、
    前記状態検出回路によって検出された状態に基づいて、前記上昇状態、前記下降状態及び前記待機状態の何れかを示す検出周波数差信号を生成し、出力する周波数差信号生成回路と、を有し、
    前記状態保持回路は、
    前記検出周波数差信号を前記第1位相信号の立上りエッジ及び立下りエッジの双方の変化エッジでラッチして第1中間信号として出力する第1保持回路と、
    第1中間信号を前記第1位相信号の立上りエッジ及び立下りエッジの双方の変化エッジでラッチして第2中間信号として出力する第2保持回路と、
    第2中間信号を前記第1位相信号の立上りエッジ及び立下りエッジの双方の変化エッジでラッチして前記周波数差信号として出力する第3保持回路と、
    前記第1中間信号、前記第2中間信号及び前記周波数差信号に基づいて前記第2中間信号を変更する論理回路と、を有し、
    前記論理回路は、
    前記第1中間信号が前記上昇状態に対応し且つ前記第2中間信号が前記下降状態に対応するとき、及び前記第1中間信号が前記下降状態に対応し且つ前記第2中間信号が前記上昇状態に対応するときに、前記第2中間信号に対応する状態を前記待機状態に変更し、
    前記第2中間信号が前記待機状態に対応し且つ前記周波数差信号が前記上昇状態に対応するときに、前記第2中間信号に対応する状態を前記上昇状態に変更し、
    前記第2中間信号が前記待機状態に対応し且つ前記周波数差信号が前記下降状態に対応するときに、前記第2中間信号に対応する状態を前記下降状態に変更する、請求項1〜の何れか一項に記載の信号再生回路。
  7. 前記入力データと前記第1クロックとが同期したか否かを判定する同期判定回路と、
    前記同期判定回路によって前記入力データと前記第1クロックとが同期したと判定されたときに、前記周波数差信号に対応する状態を前記保持した状態から前記待機状態に変更する出力変更回路と、
    を更に有する、請求項1〜の何れか一項に記載の信号再生回路。
  8. 受信した入力データからクロックを再生し、再生したクロックにより前記入力データを取り込む信号再生回路を有する電子装置であって、
    前記信号再生回路は、
    周波数が可変の第1クロック及び前記第1クロックと周波数が同じで位相がπ/2だけ異なる第2クロックを発生する発振器と、
    入力データと前記第1クロックの位相差及び周波数差に応じて、前記入力データと前記第1クロックとが同期するように前記発振器を制御するフィードバック回路と、を有し、
    前記フィードバック回路は、
    前記第1クロックの周波数の変更指示を示す周波数差信号、及び前記第1クロックの位相の変更指示を示す位相差信号に応じて前記発振器を制御する制御部と、
    前記入力データと前記第1クロックの位相差を示す第1位相信号を生成する第1位相検出回路と、
    前記入力データと前記第2クロックの位相差を示す第2位相信号を生成する第2位相検出回路と、
    前記第1位相信号及び前記第2位相信号に基づいて、前記第1クロックの周波数を上昇させる上昇状態、前記第1クロックの周波数を下降させる下降状態、及び前記第1クロックの周波数を変化させない待機状態の何れか1つを示す前記周波数差信号を出力する周波数検出回路と、を有し、
    前記周波数検出回路は、
    前記上昇状態及び下降状態の何れの状態であるかを、前記第1クロックの位相が第1位相であるときに検出する状態検出回路と、
    前記第1位相で検出された状態を保持し、前記保持した状態を示す前記周波数差信号を前記第1位相とはπだけ異なる第2位相で出力する状態保持回路と、
    を有することを特徴とする電子装置。
  9. 受信した入力データからクロックを再生する信号再生方法であって、
    周波数が可変の第1クロック及び前記第1クロックと周波数が同じで位相がπ/2だけ異なる第2クロックを発生し、
    前記入力データと前記第1クロックの位相差を示す第1位相信号を生成し、
    前記入力データと前記第2クロックの位相差を示す第2位相信号を生成し、
    前記第1位相信号及び前記第2位相信号に基づいて、前記第1クロックの周波数を上昇させる上昇状態、前記第1クロックの周波数を下降させる下降状態、及び前記第1クロックの周波数を変化させない待機状態の何れか1つを示す周波数差信号を出力し、
    前記周波数差信号に応じて前記第1クロック及び前記第2クロックの周波数を制御する、ことを含み、
    前記周波数差信号を出力することは、
    前記上昇状態及び下降状態の何れの状態であるかを、前記第1クロックの位相が第1位相であるときに検出し、
    前記第1位相で検出された状態を保持し、前記保持した状態を示す前記周波数差信号を前記第1位相とはπだけ異なる第2位相で出力する、
    ことを含むことを特徴とする信号再生方法。
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