JP2014123796A - クロック・データ・リカバリ回路、データ受信装置およびデータ送受信システム - Google Patents

クロック・データ・リカバリ回路、データ受信装置およびデータ送受信システム Download PDF

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    • H04L7/0337Selecting between two or more discretely delayed clocks or selecting between two or more discretely delayed received code signals

Abstract

【課題】電源電圧の変動に強く、誤ったロック状態、およびロック外れ状態を回避し、以って安定したデータ受信能力を備える、クロック・データ・リカバリ回路、データ受信装置およびデータ送受信システムを提供する。
【解決手段】周波数位相比較器を含むループにおける、ロック時のクロック位相と、位相比較器を含むループにおける、ロック時のクロック位相とのズレを解消するために、周波数位相比較器を含むループに、データ信号に第一遅延時間を与える第一可変遅延回路と、フィードバッククロック信号に第二遅延時間を与える第二可変遅延回路を追加した。
【選択図】図1

Description

本開示は、クロック・データ・リカバリ回路、データ受信装置およびデータ送受信システムに関する。
近年の情報機器やデジタル機器の分野では、大容量のデジタルデータを高速に且つ低コストで伝送するため、高速シリアル伝送が広く使われている。高速シリアル伝送の受信器は、クロック・データ・リカバリ("Clock and Data Recovery")回路(以下「CDR」と略す。)により、所定のエンコードを施した受信データ列に同期したクロック、およびデータを再生する。受信データ列のデータレートを抽出するために、送信器は伝送するデータ列の前に所定のクロックパターンを送信し、CDRはこのクロックパターンに同期することでCDRのクロック周波数を所定の周波数にロックする。
図10は、従来技術のCDR1001のブロック図である。
受信データ信号DINは、位相比較器102と周波数位相比較器104とロック検出器106に、それぞれ入力される。
周波数位相比較器104は、電圧制御発振器105が出力するクロック信号VCOCLKを分周器108で所定の分周比に分周したフィードバッククロック信号FBCLKの周波数及び位相と、受信データ信号DINのクロックパターンの周波数及び位相とを比較して、その比較結果に応じた制御信号を出力する。
位相比較器102は、電圧制御発振器105が出力するクロック信号VCOCLKの位相と、受信データ信号DINのデータ列、もしくはクロックパターンの位相とを比較して、その比較結果に応じた制御信号を出力する。また、クロック信号VCOCLKに同期した再生データ信号RDATAを出力する。
ロック検出器106は、クロック信号VCOCLKの周波数及び位相と、受信データ信号DINのクロックパターンの周波数及び位相とを比較して、後述する位相比較器102を含むループがロック可能な周波数範囲迄、クロック信号VCOCLKの周波数及び位相が、受信データ信号DINのクロックパターンの周波数及び位相に近づいたか否か、すなわちロックしたか否かを判定する。ロック検出器106がロックを検出した(周波数引き込み動作が完遂した)場合、ロック検出器106はマルチプレクサ109a及び109bに「ロック検出」を示す論理信号(判定信号SEL)を与える。
マルチプレクサ109a及び109bは、ロック検出器106の判定信号を受けて、周波数位相比較器104の出力信号又は位相比較器102の出力信号を、第一チャージポンプ回路110に与える。第一チャージポンプ回路110は周波数位相比較器104又は位相比較器102から出力されるパルス状の出力信号を受けて、パルス状の電流信号を出力する。そして、この電流信号はローパスフィルタであるループフィルタ111によって積分されて電圧信号に変換し不要な高周波成分が除去された後、電圧制御発振器105に入力される。電圧制御発振器105は入力される電圧信号に応じた周波数の信号を発振する。電圧制御発振器105が出力するクロック信号VCOCLKは、位相比較器102と、分周器108を介して周波数位相比較器104及びロック検出器106に入力される。
位相比較器102から出力される再生データ信号RDATAと、電圧制御発振器105が出力するクロック信号VCOCLKは、後続のデシリアライザ910(図9参照)に供給される。
なお、本開示に類似すると思われる技術が開示されている先行技術文献を、特許文献1に示す。特許文献1には、電圧制御型の発振器の周波数範囲を自動的にかつ簡単に調整することができ、しかも誤った同期をその発生時刻にかかわらず回避することができるクロックパルスの発生方法、クロックパルス発生装置及びクロック再生回路の技術内容が開示されている。
特開平8−237240号公報
近年の市場は、高性能な情報機器やデジタル機器の普及に伴い、高速シリアル伝送のデータレートについて高速化・低消費電力化を要求する。これらの要求は、CDRの動作を不安定にする。
近年の先端LSIの電源電圧は低電圧化し、さらに不必要な電力を極力使わないようにする低消費電力設計のために、消費電力が大幅に増減することから、電源電圧が不安定な傾向にある。電源電圧が揺れている状態で、CDRがアンロック状態からロック状態に遷移すると、ループフィルタ電圧が大きく変動し、電圧制御発振器が出力するクロック信号の発振周波数が大きく変動し、誤った周波数でロックしたり、ロックが外れてしまう可能性が懸念される。
本開示は係る状況に鑑みてなされたものであり、電源電圧の変動に強く、誤ったロック状態、およびロック外れ状態を回避し、以って安定したデータ受信能力を備える、クロック・データ・リカバリ回路、データ受信装置およびデータ送受信システムを提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、本発明のクロック・データ・リカバリ回路は、クロック信号を出力する発振器と、入力される受信データ信号とクロック信号との位相差に応じた信号を出力する位相比較器と、クロック信号を所定の分周比にて分周したフィードバッククロック信号を出力する分周器とを具備する。そして、受信データ信号に所定の第一遅延時間を付与した遅延データ信号を出力する第一可変遅延回路と、フィードバッククロック信号に所定の第二遅延時間を付与した遅延フィードバッククロック信号を出力する第二可変遅延回路と、遅延データ信号と遅延フィードバッククロック信号との周波数差及び位相差に応じた信号を出力する周波数位相比較器とを具備する。更に、遅延データ信号と遅延フィードバッククロック信号との周波数差及び位相差が所定範囲内にあるか否かを示す判定信号を出力するロック検出器と、判定信号を受けて、位相比較器の信号と周波数位相比較器の信号とを選択するマルチプレクサとを具備する。
本開示により、電源電圧の変動に強く、誤ったロック状態、およびロック外れ状態を回避し、以って安定したデータ受信能力を備える、クロック・データ・リカバリ回路、データ受信装置およびデータ送受信システムを提供できる。
上記した以外の課題、構成及び効果は、以下の実施形態の説明により明らかにされる。
本開示の第一の実施形態に係るCDRのブロック図である。 第一の実施形態に係るCDRのタイミングチャートである。 位相比較器の一例を示す回路図と、出力信号のタイミングチャートである。 遅延回路の一例を示す回路図である。 本開示の第二の実施形態に係るCDRのブロック図である。 本開示の第二の実施形態に係る、位相設定回路を含むCDRのタイミングチャートである。 本開示の第三の実施形態に係るCDRのブロック図である。 本開示の第三の実施形態に係るCDRのタイミングチャートである。 本開示の第四の実施形態に係るデータ送受信システムのブロック図である。 従来技術のCDRのブロック図である。
これより、以下の構成にて本開示の実施形態を説明する。
[第一実施形態:CDRの全体構成と動作]
[遅延回路の一例]
[第二実施形態:第一遅延時間dT1及び第二遅延時間dT2を自動的に設定するCDR]
[第三実施形態:CDRの全体構成と動作]
[第四実施形態:データ送受信システムの全体構成]
[第一実施形態:CDRの全体構成と動作]
図1は、本開示の第一の実施形態に係るCDR101のブロック図である。
図10に示す従来技術のCDR1001と本実施形態のCDR101との相違点は、受信データ信号DINに第一遅延時間dT1を与える第一可変遅延回路103と、フィードバッククロック信号FBCLKに第二遅延時間dT2を与える第二可変遅延回路107の存在である。
受信データ信号DINは、位相比較器102と第一可変遅延回路103に、それぞれ入力される。
位相比較器102は、電圧制御発振器105から出力されるクロック信号VCOCLKの位相と、受信データ信号DINのデータ列、もしくはクロックパターンの位相とを比較して、その比較結果に応じた制御信号を出力する。また、クロック信号VCOCLKに同期した再生データ信号RDATAを出力する。
位相比較器102から出力される再生データ信号RDATAと、電圧制御発振器105が出力するクロック信号VCOCLKは、後続のデシリアライザ910に供給される。
第一可変遅延回路103は、図示しないROM等の部位から出力される第一位相設定情報に従って、入力される受信データ信号DINに対して所定の遅延時間(第一遅延時間dT1)を付与した遅延データ信号DIN_Dを出力する。この、第一遅延時間dT1を伴う遅延データ信号DIN_Dは、周波数位相比較器104とロック検出器106に、それぞれ入力される。
分周器108はクロック信号VCOCLKを1/N(Nは自然数)の周波数に分周し、フィードバッククロック信号FBCLKを出力する。
第二可変遅延回路107は、図示しないROM等の部位から出力される第二位相設定情報に従って、入力されるフィードバッククロック信号FBCLKに対して所定の遅延時間(第二遅延時間dT2)を付与した遅延フィードバッククロック信号FBCLK_Dを出力する。この、第二遅延時間dT2を伴う遅延フィードバッククロック信号FBCLK_Dは、周波数位相比較器104とロック検出器106に、それぞれ入力される。
周波数位相比較器104は、第二可変遅延回路107から出力される、所定の遅延時間(第二遅延時間dT2)を伴う遅延フィードバッククロック信号FBCLK_Dの周波数及び位相と、遅延データ信号DIN_Dのクロックパターンの周波数及び位相とを比較して、その比較結果に応じた制御信号を出力する。
ロック検出器106は、遅延フィードバッククロック信号FBCLK_Dの周波数及び位相と、遅延データ信号DIN_Dのクロックパターンの周波数及び位相とを比較する。そして、後述する位相比較器102を含むループがロック可能な周波数範囲迄、遅延フィードバッククロック信号FBCLK_Dの周波数及び位相が、受信データ信号DINのクロックパターンの周波数及び位相に近づいたか否か、すなわちロックしたか否かを判定する。ロック検出器106は、ロックを検出した(周波数引き込み動作が完遂した)か否かを示す論理信号として、ロック判定信号SELをマルチプレクサ109a及び109bに出力する。ロック判定信号SELは、論理の「真」の場合にロックしたことを示す。
マルチプレクサ109a及び109bは、ロック判定信号SELを受けて、周波数位相比較器104の出力信号又は位相比較器102の出力信号を、第一チャージポンプ回路110に与える。第一チャージポンプ回路110は周波数位相比較器104又は位相比較器102から出力されるパルス状の出力信号を受けて、パルス状の電流信号を出力する。そして、この電流信号はローパスフィルタであるループフィルタ111によって積分されて電圧信号に変換し不要な高周波成分が除去された後、電圧制御発振器105に入力される。電圧制御発振器105は入力される電圧信号に応じた周波数の信号を発振する。電圧制御発振器105が出力するクロック信号VCOCLKは、位相比較器102と、分周器108を介して第二可変遅延回路107に入力される。
周波数位相比較器104を含むループにおける、ロック時のクロック位相と、位相比較器102を含むループにおける、ロック時のクロック位相は、必ずしも同位相であるとは限らない。周波数位相比較器104とロック検出器106の、製造プロセスにおけるばらつきによって、周波数位相比較器104を含むループにおける、ロック時のクロック位相と、位相比較器102を含むループにおける、ロック時のクロック位相にズレが生じることがある。
電源電圧が安定して供給され、強いノイズ等が混入しない、安定した動作環境下であれば、周波数位相比較器104を含むループのクロック位相と位相比較器102を含むループのクロック位相とに多少のズレがあっても、電圧制御発振器105が出力するクロック信号VCOCLKの周波数が大幅に変わることなく、周波数位相比較器104を含むループのロック状態から位相比較器102を含むループのロック状態へスムーズに切り替わる。しかし、先端LSIの電源電圧は低電圧化し、さらに不必要な電力を極力使わないようにする低消費電力設計のために、消費電力が大幅に増減することから、電源電圧が不安定な傾向にある。電源電圧が揺れている状態で、CDR101が周波数位相比較器104を含むループの動作状態から位相比較器102を含むループの動作状態に遷移すると、遷移直後のクロック位相のズレに起因してループフィルタ電圧が大きく変動し、電圧制御発振器105が出力するクロック信号の発振周波数が大きく変動し、誤った周波数でロックしたり、ロックが外れてしまう可能性が懸念される。
このような、誤った周波数でロックしたり、ロックが外れてしまう可能性を払拭するためには、周波数位相比較器104を含むループの動作状態から位相比較器102を含むループの動作状態に遷移する際に、クロック位相の変動を極力抑えることが好ましい。すなわち、周波数位相比較器104を含むループにおける、ロック時のクロック位相と、位相比較器102を含むループにおける、ロック時のクロック位相は同位相であることが望ましい。
本実施形態では、CDR101のループに、受信データ信号DINに第一遅延時間dT1を与える第一可変遅延回路103と、フィードバッククロック信号FBCLKに第二遅延時間dT2を与える第二可変遅延回路107を追加した。これにより、製造プロセスのばらつき等に起因する、周波数位相比較器104を含むループにおける、ロック時のクロック位相と、位相比較器102を含むループにおける、ロック時のクロック位相とのズレを解消することができる。
第一可変遅延回路103と第二可変遅延回路107は、いずれか一方に最小遅延時間を設定し、他方に所定の遅延時間を設定する。第一可変遅延回路103に遅延時間を設定すると、受信データ信号DINに対するクロック信号VCOCLKの位相を遅らせる効果を生じる。逆に、第二可変遅延回路107に遅延時間を設定すると、受信データ信号DINに対するクロック信号VCOCLKの位相を進ませる効果を生じる。
図2A及び2Bは、CDR101のタイミングチャートである。図2A及びB中、分周器108の分周比は2であるものとする。
図2Aは、第一可変遅延回路103に所定の遅延時間を設定した場合におけるタイミングチャートである。この時、第二可変遅延回路107には最小遅延時間を設定する。
第一可変遅延回路103に所定の第一遅延時間dT1を設定すると、遅延データ信号DIN_Dは、受信データ信号DINに対して位相が遅れる。周波数位相比較器104を含むループがロック状態に至った場合、遅延データ信号DIN_Dに対して遅延フィードバッククロック信号FBCLK_Dの位相が合致する。この遅延フィードバッククロック信号FBCLK_Dは、フィードバッククロック信号FBCLKに最小遅延時間を与えた、実質的にフィードバッククロック信号FBCLKに近いものである。そして、フィードバッククロック信号FBCLKは分周器108から出力されている。更に分周器108の出力信号であるフィードバッククロック信号FBCLKはクロック信号VCOCLKに基づいている。したがって、周波数位相比較器104を含むループがロック状態に至った場合、受信データ信号DINに対するクロック信号VCOCLKの位相は、第一遅延時間dT1だけ遅延する。
すなわち、遅延した信号にクロックが同期するので、クロックの位相は元の信号に対して位相が遅れる。
図2Bは、第二可変遅延回路107に遅延時間を設定した場合におけるタイミングチャートである。この時、第一可変遅延回路103には最小遅延時間を設定する。
第二可変遅延回路107に所定の第二遅延時間dT2を設定すると、遅延フィードバッククロック信号FBCLK_Dは、フィードバッククロック信号FBCLKに対して位相が遅れる。周波数位相比較器104を含むループがロック状態に至った場合、遅延データ信号DIN_Dに対して遅延フィードバッククロック信号FBCLK_Dの位相が合致する。この遅延フィードバッククロック信号FBCLK_Dは、フィードバッククロック信号FBCLKに第二遅延時間dT2を与えたものである。そして、フィードバッククロック信号FBCLKは分周器108から出力されている。更に分周器108の出力信号であるフィードバッククロック信号FBCLKはクロック信号VCOCLKに基づいている。このため、周波数位相比較器104を含むループがロック状態に至った場合、受信データ信号DINに対するクロック信号VCOCLKの位相は、第二遅延時間dT2だけ進む。
すなわち、遅延したクロックに信号が同期するので、クロックの位相は元の信号に対して位相が進む。
第一可変遅延回路103と第二可変遅延回路107を調整する方法を説明する。
(1)受信データ信号DINに、所定のクロックパターンを含むテスト信号を与える。
(2)ロック検出器106の出力を遮断し、ロック判定信号SELを論理の「偽」のままに設定する。
(3)位相比較器102の第一出力端子と第二出力端子を観測して、第一出力端子から出力される矩形波のパルス幅と、第二出力端子から出力される矩形波のパルス幅が一致するように、第一可変遅延回路103又は第二可変遅延回路107の設定を調整する。
図3A及び3Bは、位相比較器102の一例を示す回路図と、出力信号のタイミングチャートである。
図3Aは、位相比較器102の一例を示す回路図である。
受信データ信号DINは遅延回路301と第一Dフリップフロップ302のD端子に入力される。クロック信号VCOCLKは第一Dフリップフロップ302のクロック端子に入力されると共に、論理反転されて第二Dフリップフロップ303のクロック端子に入力される。
第一Dフリップフロップ302のQ出力信号と遅延回路301の出力信号は、第一排他的ORゲート304に入力される。第一排他的ORゲート304の出力信号は、位相を進めるための信号UPである。
第一Dフリップフロップ302のQ出力信号と第二Dフリップフロップ303のQ出力信号は、第二排他的ORゲート305に入力される。第二排他的ORゲート305の出力信号は、位相を遅らせるための信号DNである。また、第二Dフリップフロップ303のQ出力信号は、再生データ信号RDATAとして利用される。
図3Bは、位相比較器102の出力信号のタイミングチャートである。
受信データ信号DINとクロック信号VCOCLKの位相が一致している時は、信号UPのパルス幅と信号DNのパルス幅は一致する。
受信データ信号DINに対してクロック信号VCOCLKの位相が進んでいる時は、信号UPのパルス幅は信号DNのパルス幅より狭くなる。
受信データ信号DINに対してクロック信号VCOCLKの位相が遅れている時は、信号UPのパルス幅は信号DNのパルス幅より広くなる。
このように、受信データ信号DINとクロック信号VCOCLKとの位相差は、位相比較器102が出力する信号UPと信号DNのパルス幅の差として出力される。したがって、第一可変遅延回路103と第二可変遅延回路107を調整するには、周波数位相比較器104を含むループを動作させた状態で、位相比較器102の信号UPと信号DNのパルス幅が等しくなるように、第一可変遅延回路103又は第二可変遅延回路107の設定を調整すればよい。
第一可変遅延回路103又は第二可変遅延回路107の調整は、本実施形態のCDR101を組み込んだ機器を製造する最終段階において行えばよい。一度調整を済ませたら、調整工程で決定した第一遅延時間dT1及びdT2を、ROM等の不揮発性の記憶部に書き込む。
[遅延回路の一例]
図4A及びBは、遅延回路の一例を示す回路図である。
第一可変遅延回路103と第二可変遅延回路107は、必ずしも同じ遅延回路でなければならない訳ではないが、同じ遅延時間を設定できるように設計することが望ましく、そのためには同じ回路構成であることが望ましい。
図4Aは遅延回路の一例である。遅延回路401はゲート回路402a、402b、402c及び402dが直列接続されており、そのタップをマルチプレクサ403で遅延設定に基づいて選択することで、遅延時間を設定する。
多くの場合、ゲート回路402a、402b、402c及び402dはMOSFETで構成される。MOSFETは本質的にゲート・ソース間及びゲート・ドレイン間にコンデンサを内包しており、ソースとドレインをオンするにはコンデンサを充電することを意味する。コンデンサに電荷を貯める際、遅延時間が発生する。
図4Bは遅延回路の別の例である。遅延回路411は二つのゲート回路412a及び412bの間にコンデンサC413a、C413b、C413c及びC413dが並列接続されている。遅延回路411は、コンデンサC413a、C413b、C413c及びC413dと接地ノードとの間をスイッチ414a、414b、414c及び414dでオン・オフすることで、遅延時間を設定する。
コンデンサC413a、C413b、C413c及びC413dを用いる場合、例えばコンデンサの容量比を二進法の重み付けである「1:2:4:8」等とすることで、コンデンサの合成容量、ひいては遅延時間を段階的に増減できる。
[第二実施形態:第一遅延時間dT1及び第二遅延時間dT2を自動的に設定するCDR501]
前述の第一の実施形態は、調整工程を必要とした。調整工程自体は困難なものではないが、それでも人手を要することから、製品の製造コストに影響する。しかし、調整工程はこれから説明する簡単な回路を追加することによって省略できる。
図5は、本開示の第二の実施形態に係るCDR501のブロック図である。図5に示すCDR501における、図1のCDR101との相違点は、位相設定回路502が追加されている点である。この位相設定回路502は、先に説明した調整工程を自動化する。
位相比較器102の第一出力端子(信号UP)と第二出力端子(信号DN)は、それぞれ第二チャージポンプ回路503に接続される。第二チャージポンプ回路503は第一チャージポンプ回路110と同様に、位相比較器102から出力されるパルス状の出力信号を受けて、パルス状の電流信号を出力する。そして、この電流信号はコンデンサC504によって積分されて電圧信号に変換し不要な高周波成分が除去された後、比較器505に入力される。
比較器505はチャージポンプの出力信号を参照電圧と比較して、二値の論理信号を出力する。この論理信号は制御回路506に入力される。
制御回路506は、論理信号を受けて第一遅延時間dT1及びdT2を制御する。
図6は、位相設定回路502を含むCDR501のタイミングチャートである。図6は、第二可変遅延回路107の遅延設定値を変更して、最終的に制御回路506の内部における位相設定を「−2」(第二可変遅延回路107の遅延設定値を「2」)に設定する有り様を示す。
初めに、制御回路506の内部に保持されている位相設定は「0」であり、クロック信号VCOCLKに対する受信データ信号DINの位相が進んでいる状態である。第二チャージポンプ回路503から出力され、コンデンサC504によって平滑されて比較器505に入力される位相差検出信号VPLPFの電圧は、徐々に上昇する。
次に、制御回路506は比較器505の論理信号に基づいて位相設定を「−3」に設定する。すると、第二チャージポンプ回路503から出力され、コンデンサC504によって平滑されて比較器505に入力される位相差検出信号VPLPFの電圧は、徐々に下降する。
次に、制御回路506は比較器505の論理信号に基づいて位相設定を「−2」に設定する。すると、第二チャージポンプ回路503から出力され、コンデンサC504によって平滑されて比較器505に入力される位相差検出信号VPLPFの電圧は、参照電圧と略同一の電圧に収束する。
本実施形態のCDR501は、位相設定回路502を内蔵することによって、製造工程における第一可変遅延回路103と第二可変遅延回路107の調整工程を省略できる。本実施形態のCDR501を内蔵する電子機器が起動する際、あるいは他の電子機器とシリアル・インターフェースにて接続された際に、位相設定回路502を稼働させることで、ロック状態に遷移する前の段階で位相調整を行い、安定したロック状態を実現できる。
[第三実施形態:CDR101の全体構成と動作]
第一可変遅延回路103と第二可変遅延回路107をCDR101に挿入する位置は、位相比較器102を含むループであっても、原理的には可能である。
図7は、本開示の第三の実施形態に係るCDR701のブロック図である。図7に示すCDR701の、図1のCDR101との相違点は、第一可変遅延回路703と第二可変遅延回路707が位相比較器102の直前に設けられている点である。
図8A及びBは、本開示の第三の実施形態に係るCDR701のタイミングチャートである。図8A及びB中、分周器108の分周比は2であるものとする。
図8Aは、第一可変遅延回路703に所定の遅延時間を設定した場合におけるタイミングチャートである。この時、第二可変遅延回路707には最小遅延時間を設定する。
第一可変遅延回路703に所定の第一遅延時間dT1を設定すると、遅延データ信号DIN_Dは、受信データ信号DINに対して位相が遅れる。位相比較器102を含むループがロック状態である場合、遅延データ信号DIN_Dに対して遅延クロック信号VCOCLK_Dの位相が合致する。この遅延クロック信号VCOCLK_Dは、フィードバッククロック信号FBCLKに最小遅延時間を与えた、実質的にフィードバッククロック信号FBCLKに近いものである。そして、フィードバッククロック信号FBCLKは分周器108から出力されている。更に分周器108の出力信号であるフィードバッククロック信号FBCLKはクロック信号VCOCLKに基づいている。したがって、位相比較器102を含むループがロック状態である場合、受信データ信号DINに対するクロック信号VCOCLKの位相は、第一遅延時間dT1だけ遅延する。
すなわち、遅延した信号にクロックが同期するので、クロックの位相は元の信号に対して位相が遅れる。
図8Bは、第二可変遅延回路707に遅延時間を設定した場合におけるタイミングチャートである。この時、第一可変遅延回路703には最小遅延時間を設定する。
第二可変遅延回路707に所定の第二遅延時間dT2を設定すると、遅延クロック信号VCOCLK_Dは、クロック信号VCOCLKに対して位相が遅れる。位相比較器102を含むループがロック状態である場合、遅延データ信号DIN_Dに対して遅延クロック信号VCOCLK_Dの位相が合致する。この遅延クロック信号VCOCLK_Dは、クロック信号VCOCLKに第二遅延時間dT2を与えたものである。このため、位相比較器102を含むループがロック状態である場合、受信データ信号DINに対するクロック信号VCOCLKの位相は、第二遅延時間dT2だけ進む。
すなわち、遅延したクロックに信号が同期するので、クロックの位相は元の信号に対して位相が進む。
このように、位相比較器102を含むループに第一可変遅延回路703と第二可変遅延回路707を挿入しても、位相調整を実現できる。但し、周波数位相比較器104を含むループに挿入する場合と比較すると、第一可変遅延回路703と第二可変遅延回路707の可変遅延量を大きくする必要がある。
[第四実施形態:データ送受信システムの全体構成]
図9は、本開示の第四の実施形態に係る、データ送受信システム901のブロック図である。
データ送信装置902は、データ送信部903と、エンコーダ904と、シリアライザ905と、送信PLL906を含む。
データ送信部903が生成する送信データは、エンコーダ904に供給される。エンコーダ904は、一定以上「0」又は「1」が連続しないエンコード方式で、データ送信部903から入力されるデータをエンコードする。エンコード方式の例としては、8b/10b、64b/66b、EFM、1−7変調等が挙げられる。
エンコーダ904から出力される変調データは、シリアライザ905によってパラレル−シリアル変換が施される。この時シリアライザ905は、送信PLL906から出力される送信クロックを用いて、クロックと変調データを所定のビットフォーマットに従って時系列上に配置して、クロックを含むデータ信号を出力する。
データ送信装置902が出力するデータ信号は、データ受信装置907によって受信される。
データ受信装置907は、増幅器908と、CDR909と、デシリアライザ910と、デコーダ911と、データ受信部912を含む。
増幅器908は、シリアライザ905が出力する差動入力のデータ信号を、CDR909が受信することができる振幅レベルに増幅する。
増幅器908が出力するデータ信号はCDR909に入力される。CDR909は前述の第一、第二及び第三の実施形態に係るCDRのいずれかが採用される。
CDR909から出力される再生データ信号と再生クロック信号は、デシリアライザ910に入力される。デシリアライザ910は再生データ信号にシリアル−パラレル変換を施す。
デシリアライザ910が出力する変調データは、デコーダ911に入力される。デコーダ911はエンコーダ904が施したエンコード方式に従って、変調データをデータにデコード(復調)する。そして、デコーダ911によって復調されたデータは、データ受信部912に入力される。
なお、図9に示すデータ送受信システム901は差動接続されているが、単相であってもよい。その場合、増幅器908は不要になる。
また、データ送信装置902とデータ受信装置907との間は信号線にて接続されているが、信号線の代わりに光ディスク等の記憶媒体が存在していてもよい。その場合、データ送信装置902はデータ記録装置となり、データ受信装置907はデータ再生装置となる。
データ受信装置907のCDR909に、前述の第一、第二及び第三の実施形態に係るCDRのいずれかを採用することで、電源電圧の変動に強く、低電圧の電源でも安定して稼働するデータ受信装置907を実現できる。また、CDR909はデータ送受信システム901全体のコストを低減し、安定性の向上にも寄与する。
本開示は以下のような構成も取ることができる。
<1>
クロック信号を出力する発振器と、
入力される受信データ信号と前記クロック信号との位相差に応じた信号を出力する位相比較器と、
前記クロック信号を所定の分周比にて分周したフィードバッククロック信号を出力する分周器と、
前記受信データ信号に所定の第一遅延時間を付与した遅延データ信号を出力する第一可変遅延回路と、
前記フィードバッククロック信号に所定の第二遅延時間を付与した遅延フィードバッククロック信号を出力する第二可変遅延回路と、
前記遅延データ信号と前記遅延フィードバッククロック信号との周波数差及び位相差に応じた信号を出力する周波数位相比較器と、
前記遅延データ信号と前記遅延フィードバッククロック信号との周波数差及び位相差が所定範囲内にあるか否かを示す判定信号を出力するロック検出器と、
前記判定信号を受けて、前記位相比較器の信号と前記周波数位相比較器の信号とを選択するマルチプレクサと
を具備するクロック・データ・リカバリ回路。
<2>
更に、
前記マルチプレクサに接続される第一チャージポンプ回路と、
前記第一チャージポンプ回路の出力信号を平滑して前記発振器に供給するループフィルタと
を具備し、
前記発振器は電圧制御発振器である、<1>記載のクロック・データ・リカバリ回路。
<3>
前記第一遅延時間及び前記第二遅延時間は、前記周波数位相比較器を前記第一チャージポンプ回路に接続させるべく前記マルチプレクサを制御した上で、前記位相比較器の出力信号に基づいて、前記受信データ信号と前記クロック信号との位相差が極小になるように設定されている、
<2>記載のクロック・データ・リカバリ回路。
<4>
更に、
前記分周器に接続される第二チャージポンプ回路と、
前記第二チャージポンプ回路の出力信号に基づいて前記第一遅延時間及び前記第二遅延時間を設定する制御回路と
を具備する、<2>記載のクロック・データ・リカバリ回路。
<5>
クロック信号を出力する発振器と、
前記クロック信号を所定の分周比にて分周したフィードバッククロック信号を出力する分周器と、
受信データ信号と前記フィードバッククロック信号との周波数差及び位相差に応じた信号を出力する周波数位相比較器と、
前記受信データ信号と前記フィードバッククロック信号との周波数差及び位相差が所定範囲内にあるか否かを示す判定信号を出力するロック検出器と、
前記受信データ信号に所定の第一遅延時間を付与した遅延データ信号を出力する第一可変遅延回路と、
前記クロック信号に所定の第二遅延時間を付与した遅延クロック信号を出力する第二可変遅延回路と、
前記遅延データ信号と前記遅延クロック信号との位相差に応じた信号を出力する位相比較器と、
前記判定信号を受けて、前記位相比較器の信号と前記周波数位相比較器の信号とを選択するマルチプレクサと
を具備するクロック・データ・リカバリ回路。
<6>
更に、
前記マルチプレクサに接続される第一チャージポンプ回路と、
前記第一チャージポンプ回路の出力信号を平滑して前記発振器に供給するループフィルタと
を具備し、
前記発振器は電圧制御発振器であり、
前記第一遅延時間及び前記第二遅延時間は、前記周波数位相比較器を前記第一チャージポンプ回路に接続させるべく前記マルチプレクサを制御した上で、前記位相比較器の出力信号に基づいて、前記遅延データ信号と前記遅延クロック信号との位相差が極小になるように設定されている、
<5>記載のクロック・データ・リカバリ回路。
<7>
クロック信号を出力する発振器と、
入力される受信データ信号と前記クロック信号との位相差に応じた信号を出力する位相比較器と、
前記クロック信号を所定の分周比にて分周したフィードバッククロック信号を出力する分周器と、
前記受信データ信号に所定の第一遅延時間を付与した遅延データ信号を出力する第一可変遅延回路と、
前記フィードバッククロック信号に所定の第二遅延時間を付与した遅延フィードバッククロック信号を出力する第二可変遅延回路と、
前記遅延データ信号と前記遅延フィードバッククロック信号との周波数差及び位相差に応じた信号を出力する周波数位相比較器と、
前記遅延データ信号と前記遅延フィードバッククロック信号との周波数差及び位相差が所定範囲内にあるか否かを示す判定信号を出力するロック検出器と、
前記判定信号を受けて、前記位相比較器の信号と前記周波数位相比較器の信号とを選択するマルチプレクサと
を具備するクロック・データ・リカバリ回路と、
前記クロック信号を用いて前記受信データ信号にシリアル−パラレル変換を施すデシリアライザと、
前記クロック信号を用いて前記デシリアライザが出力する変調データをデコードするデコーダと
を具備するデータ受信装置。
<8>
前記クロック・データ・リカバリ回路は更に、
前記マルチプレクサに接続される第一チャージポンプ回路と、
前記第一チャージポンプ回路の出力信号を平滑して前記発振器に供給するループフィルタと
を具備し、
前記発振器は電圧制御発振器であり、
前記第一遅延時間及び前記第二遅延時間は、前記周波数位相比較器を前記第一チャージポンプ回路に接続させるべく前記マルチプレクサを制御した上で、前記位相比較器の出力信号に基づいて、前記受信データ信号と前記クロック信号との位相差が極小になるように設定されている、
<7>記載のデータ受信装置。
<9>
更に、
前記分周器に接続される第二チャージポンプ回路と、
前記第二チャージポンプ回路の出力信号に基づいて前記第一遅延時間及び前記第二遅延時間を設定する制御回路と
を具備する、<7>記載のデータ受信装置。
<10>
シリアルデータを送信するデータ送信装置と、
クロック信号を出力する発振器と、入力される受信データ信号と前記クロック信号との位相差に応じた信号を出力する位相比較器と、前記クロック信号を所定の分周比にて分周したフィードバッククロック信号を出力する分周器と、前記受信データ信号に所定の第一遅延時間を付与した遅延データ信号を出力する第一可変遅延回路と、前記フィードバッククロック信号に所定の第二遅延時間を付与した遅延フィードバッククロック信号を出力する第二可変遅延回路と、前記遅延データ信号と前記遅延フィードバッククロック信号との周波数差及び位相差に応じた信号を出力する周波数位相比較器と、前記遅延データ信号と前記遅延フィードバッククロック信号との周波数差及び位相差が所定範囲内にあるか否かを示す判定信号を出力するロック検出器と、前記判定信号を受けて、前記位相比較器の信号と前記周波数位相比較器の信号とを選択するマルチプレクサとを具備するクロック・データ・リカバリ回路と、
前記クロック信号を用いて前記受信データ信号にシリアル−パラレル変換を施すデシリアライザと、
前記クロック信号を用いて前記デシリアライザが出力する変調データをデコードするデコーダと
を具備するデータ受信装置と
よりなるデータ送受信システム。
<11>
前記クロック・データ・リカバリ回路は更に、
前記マルチプレクサに接続される第一チャージポンプ回路と、
前記第一チャージポンプ回路の出力信号を平滑して前記発振器に供給するループフィルタと
を具備し、
前記発振器は電圧制御発振器であり、
前記第一遅延時間及び前記第二遅延時間は、前記周波数位相比較器を前記第一チャージポンプ回路に接続させるべく前記マルチプレクサを制御した上で、前記位相比較器の出力信号に基づいて、前記受信データ信号と前記クロック信号との位相差が極小になるように設定されている、
<10>記載のデータ送受信システム。
<12>
更に、
前記分周器に接続される第二チャージポンプ回路と、
前記第二チャージポンプ回路の出力信号に基づいて前記第一遅延時間及び前記第二遅延時間を設定する制御回路と
を具備する、<10>記載のデータ送受信システム。
本実施形態では、クロック・データ・リカバリ回路を開示した。
製造プロセスのばらつき等に起因する、周波数位相比較器104を含むループにおける、ロック時のクロック位相と、位相比較器102を含むループにおける、ロック時のクロック位相とのズレを解消するために、第一の実施形態では、周波数位相比較器104を含むループに、受信データ信号DINに第一遅延時間dT1を与える第一可変遅延回路103と、フィードバッククロック信号FBCLKに第二遅延時間dT2を与える第二可変遅延回路107を追加した。第三の実施形態では、位相比較器102を含むループに、受信データ信号DINに第一遅延時間dT1を与える第一可変遅延回路103と、フィードバッククロック信号FBCLKに第二遅延時間dT2を与える第二可変遅延回路107を追加した。また、第三の実施形態では、位相比較器102を含むループに、受信データ信号DINに第一遅延時間dT1を与える第一可変遅延回路103と、クロック信号VCOCLKに第二遅延時間dT2を与える第二可変遅延回路107を追加した。
高性能な情報機器やデジタル機器等の、電源電圧が変動している状態で、CDR101がアンロック状態からロック状態に遷移する際に、ループフィルタ電圧が大きく変動し、電圧制御発振器105が出力するクロック信号の発振周波数が大きく変動し、誤った周波数でロックしたり、ロックが外れてしまう可能性を極力低減することができる。
更に、第二の実施形態では、第一可変遅延回路103と第二可変遅延回路107を自動で調整する位相設定回路502を付加することで、工場出荷時の調整工程を省略できる。
また、第四の実施形態では、データ受信装置907のCDR909に、前述の第一、第二及び第三の実施形態に係るCDRのいずれかを採用することで、電源電圧の変動に強く、低電圧の電源でも安定して稼働するデータ受信装置907を実現できる。そして、データ送受信システム901全体のコストを提言し、安定性の向上にも寄与する。
以上、本開示の実施形態例について説明したが、本開示は上記実施形態例に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載した本開示の要旨を逸脱しない限りにおいて、他の変形例、応用例を含む。
例えば、上記した実施形態例は本開示をわかりやすく説明するために装置及びシステムの構成を詳細且つ具体的に説明したものであり、必ずしも説明した全ての構成を備えるものに限定されるものではない。また、ある実施例の構成の一部を他の実施例の構成に置き換えることは可能であり、更にはある実施例の構成に他の実施例の構成を加えることも可能である。また、各実施例の構成の一部について、他の構成の追加・削除・置換をすることも可能である。
また、上記の各構成、機能、処理部等は、それらの一部又は全部を、例えば集積回路で設計するなどによりハードウェアで実現してもよい。また、上記の各構成、機能等は、プロセッサがそれぞれの機能を実現するプログラムを解釈し、実行するためのソフトウェアで実現してもよい。各機能を実現するプログラム、テーブル、ファイル等の情報は、メモリや、ハードディスク、SSD(Solid State Drive)等の揮発性或は不揮発性のストレージ、または、ICカード、光ディスク等の記録媒体に保持することができる。
また、制御線や情報線は説明上必要と考えられるものを示しており、製品上必ずしもすべての制御線や情報線を示しているとは限らない。実際には殆ど全ての構成が相互に接続されていると考えてもよい。
101…CDR、102…位相比較器、103…第一可変遅延回路、104…周波数位相比較器、105…電圧制御発振器、106…ロック検出器、107…第二可変遅延回路、108…分周器、109a、109b…マルチプレクサ、110…第一チャージポンプ回路、111…ループフィルタ、301…遅延回路、302…第一Dフリップフロップ、303…第二Dフリップフロップ、304…第一排他的ORゲート、305…第二排他的ORゲート、401…遅延回路、402a、402b、402c、402d…ゲート回路、403…マルチプレクサ、411…遅延回路、412a、412b…ゲート回路、414a、414b、414c、414d…スイッチ、501…CDR、502…位相設定回路、503…第二チャージポンプ回路、505…比較器、506…制御回路、701…CDR、703…第一可変遅延回路、707…第二可変遅延回路、901…データ送受信システム、902…データ送信装置、903…データ送信部、904…エンコーダ、905…シリアライザ、906…送信PLL、907…データ受信装置、908…コンパレータ、909…CDR、910…デシリアライザ、911…デコーダ、912…データ受信部、1001…CDR

Claims (12)

  1. クロック信号を出力する発振器と、
    入力される受信データ信号と前記クロック信号との位相差に応じた信号を出力する位相比較器と、
    前記クロック信号を所定の分周比にて分周したフィードバッククロック信号を出力する分周器と、
    前記受信データ信号に所定の第一遅延時間を付与した遅延データ信号を出力する第一可変遅延回路と、
    前記フィードバッククロック信号に所定の第二遅延時間を付与した遅延フィードバッククロック信号を出力する第二可変遅延回路と、
    前記遅延データ信号と前記遅延フィードバッククロック信号との周波数差及び位相差に応じた信号を出力する周波数位相比較器と、
    前記遅延データ信号と前記遅延フィードバッククロック信号との周波数差及び位相差が所定範囲内にあるか否かを示す判定信号を出力するロック検出器と、
    前記判定信号を受けて、前記位相比較器の信号と前記周波数位相比較器の信号とを選択するマルチプレクサと
    を具備するクロック・データ・リカバリ回路。
  2. 更に、
    前記マルチプレクサに接続される第一チャージポンプ回路と、
    前記第一チャージポンプ回路の出力信号を平滑して前記発振器に供給するループフィルタと
    を具備し、
    前記発振器は電圧制御発振器である、請求項1記載のクロック・データ・リカバリ回路。
  3. 前記第一遅延時間及び前記第二遅延時間は、前記周波数位相比較器を前記第一チャージポンプ回路に接続させるべく前記マルチプレクサを制御した上で、前記位相比較器の出力信号に基づいて、前記受信データ信号と前記クロック信号との位相差が極小になるように設定されている、
    請求項2記載のクロック・データ・リカバリ回路。
  4. 更に、
    前記分周器に接続される第二チャージポンプ回路と、
    前記第二チャージポンプ回路の出力信号に基づいて前記第一遅延時間及び前記第二遅延時間を設定する制御回路と
    を具備する、請求項2記載のクロック・データ・リカバリ回路。
  5. クロック信号を出力する発振器と、
    前記クロック信号を所定の分周比にて分周したフィードバッククロック信号を出力する分周器と、
    受信データ信号と前記フィードバッククロック信号との周波数差及び位相差に応じた信号を出力する周波数位相比較器と、
    前記受信データ信号と前記フィードバッククロック信号との周波数差及び位相差が所定範囲内にあるか否かを示す判定信号を出力するロック検出器と、
    前記受信データ信号に所定の第一遅延時間を付与した遅延データ信号を出力する第一可変遅延回路と、
    前記クロック信号に所定の第二遅延時間を付与した遅延クロック信号を出力する第二可変遅延回路と、
    前記遅延データ信号と前記遅延クロック信号との位相差に応じた信号を出力する位相比較器と、
    前記判定信号を受けて、前記位相比較器の信号と前記周波数位相比較器の信号とを選択するマルチプレクサと
    を具備するクロック・データ・リカバリ回路。
  6. 更に、
    前記マルチプレクサに接続される第一チャージポンプ回路と、
    前記第一チャージポンプ回路の出力信号を平滑して前記発振器に供給するループフィルタと
    を具備し、
    前記発振器は電圧制御発振器であり、
    前記第一遅延時間及び前記第二遅延時間は、前記周波数位相比較器を前記第一チャージポンプ回路に接続させるべく前記マルチプレクサを制御した上で、前記位相比較器の出力信号に基づいて、前記遅延データ信号と前記遅延クロック信号との位相差が極小になるように設定されている、
    請求項5記載のクロック・データ・リカバリ回路。
  7. クロック信号を出力する発振器と、
    入力される受信データ信号と前記クロック信号との位相差に応じた信号を出力する位相比較器と、
    前記クロック信号を所定の分周比にて分周したフィードバッククロック信号を出力する分周器と、
    前記受信データ信号に所定の第一遅延時間を付与した遅延データ信号を出力する第一可変遅延回路と、
    前記フィードバッククロック信号に所定の第二遅延時間を付与した遅延フィードバッククロック信号を出力する第二可変遅延回路と、
    前記遅延データ信号と前記遅延フィードバッククロック信号との周波数差及び位相差に応じた信号を出力する周波数位相比較器と、
    前記遅延データ信号と前記遅延フィードバッククロック信号との周波数差及び位相差が所定範囲内にあるか否かを示す判定信号を出力するロック検出器と、
    前記判定信号を受けて、前記位相比較器の信号と前記周波数位相比較器の信号とを選択するマルチプレクサと
    を具備するクロック・データ・リカバリ回路と、
    前記クロック信号を用いて前記受信データ信号にシリアル−パラレル変換を施すデシリアライザと、
    前記クロック信号を用いて前記デシリアライザが出力する変調データをデコードするデコーダと
    を具備するデータ受信装置。
  8. 前記クロック・データ・リカバリ回路は更に、
    前記マルチプレクサに接続される第一チャージポンプ回路と、
    前記第一チャージポンプ回路の出力信号を平滑して前記発振器に供給するループフィルタと
    を具備し、
    前記発振器は電圧制御発振器であり、
    前記第一遅延時間及び前記第二遅延時間は、前記周波数位相比較器を前記第一チャージポンプ回路に接続させるべく前記マルチプレクサを制御した上で、前記位相比較器の出力信号に基づいて、前記受信データ信号と前記クロック信号との位相差が極小になるように設定されている、
    請求項7記載のデータ受信装置。
  9. 更に、
    前記分周器に接続される第二チャージポンプ回路と、
    前記第二チャージポンプ回路の出力信号に基づいて前記第一遅延時間及び前記第二遅延時間を設定する制御回路と
    を具備する、請求項7記載のデータ受信装置。
  10. シリアルデータを送信するデータ送信装置と、
    クロック信号を出力する発振器と、入力される受信データ信号と前記クロック信号との位相差に応じた信号を出力する位相比較器と、前記クロック信号を所定の分周比にて分周したフィードバッククロック信号を出力する分周器と、前記受信データ信号に所定の第一遅延時間を付与した遅延データ信号を出力する第一可変遅延回路と、前記フィードバッククロック信号に所定の第二遅延時間を付与した遅延フィードバッククロック信号を出力する第二可変遅延回路と、前記遅延データ信号と前記遅延フィードバッククロック信号との周波数差及び位相差に応じた信号を出力する周波数位相比較器と、前記遅延データ信号と前記遅延フィードバッククロック信号との周波数差及び位相差が所定範囲内にあるか否かを示す判定信号を出力するロック検出器と、前記判定信号を受けて、前記位相比較器の信号と前記周波数位相比較器の信号とを選択するマルチプレクサとを具備するクロック・データ・リカバリ回路と、
    前記クロック信号を用いて前記受信データ信号にシリアル−パラレル変換を施すデシリアライザと、
    前記クロック信号を用いて前記デシリアライザが出力する変調データをデコードするデコーダと
    を具備するデータ受信装置と
    よりなるデータ送受信システム。
  11. 前記クロック・データ・リカバリ回路は更に、
    前記マルチプレクサに接続される第一チャージポンプ回路と、
    前記第一チャージポンプ回路の出力信号を平滑して前記発振器に供給するループフィルタと
    を具備し、
    前記発振器は電圧制御発振器であり、
    前記第一遅延時間及び前記第二遅延時間は、前記周波数位相比較器を前記第一チャージポンプ回路に接続させるべく前記マルチプレクサを制御した上で、前記位相比較器の出力信号に基づいて、前記受信データ信号と前記クロック信号との位相差が極小になるように設定されている、
    請求項10記載のデータ送受信システム。
  12. 更に、
    前記分周器に接続される第二チャージポンプ回路と、
    前記第二チャージポンプ回路の出力信号に基づいて前記第一遅延時間及び前記第二遅延時間を設定する制御回路と
    を具備する、請求項10記載のデータ送受信システム。
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