JP6719580B2 - スナップファスナーの雄部材及びスナップファスナー - Google Patents

スナップファスナーの雄部材及びスナップファスナー Download PDF

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Description

本発明は、スナップファスナーの雄部材に関する。
従来のスナップファスナーの雄部材は、単一材料からなり、ほとんどの場合、プラスチック又は金属のいずれかである。しかし、スナップファスナーの雄部材は、様々な機能を果たさなければならず、特に使用中及び洗濯中の様々な影響に耐える必要がある。こうした多くの要求は、従来のスナップファスナーの雄部材によって実現されていない。
また、従来のスナップファスナーの雄部材として、例えば、下記特許文献1が知られている。
下記特許文献1に記載の雄部材では、係合突起部がスナップファスナーの主軸の方向に拡張しているので、係合突起部の端面は、スナップファスナーが係合していない時に損傷の問題が生じ得る。係合突起部の表面が傷つきやすいので、従来技術の雄部材の係合突起部はある一定の使用時間後に掻き傷がついたり変形したりする。さらに、従来技術の雄部材の係合突起部の設計可能性は機能上の要求のために制限される。従って、雄部材の魅力的な外観を得ることは難しい。
米国特許出願公開第2003/0200633号明細書
従って、本発明の第1の目的は、上記した多くの要求を同時に満たすことができるようにスナップファスナーの雄部材を改良すること、特に雄部材を損傷から保護することである。また、本発明の第2の目的は、上記した問題を解決すること、特に係合突起部を損傷から保護することであり、さらに、雄部材の視覚的外観を向上させることである。
本発明の上記第1の目的は、下記の構成により達成される。
スナップファスナーの雄部材は、少なくとも2つの材料、すなわち、例えば、アクリロニトリルブタジエンスチレン(ABS)、ポリアミド(PA)及び/又はポリオキシメチレン(POM)といったプラスチック材料と、例えば、アルミニウム、真鍮及び/又は(ステンレス)鋼といった金属材料からなる。
前記材料の組み合わせは、従来の単一材料の雄部材に比べてより多くの選択肢をもたらし、それにより多様な要求を同時に満たすことができる。
好ましくは、雄部材は少なくとも2つの部分からなり、第1部分は前記プラスチック材料からなり、第2部分は前記金属材料からなる。例えば、複雑な形状を有する雄部材の部分をプラスチック材料で作り、傷つきにくさが要求される雄部材の部分は金属材料で作ることができる。
本発明のさらに好ましい実施形態によれば、第1部分は、スナップファスナーの雌部材のアイレットと協働する係合突起部を有する。この係合突起部は、いくつかの要求を満たさなければならず、スナップ係合に最適な形状を有しているべきであり、金属材料と比べてプラスチック材料に基づく第1部分の製造がより容易になる。詳しくは、第1部分は射出成形によって製造可能である。
係合突起部は、好ましくは柔軟性を有する。これにより、スナップ係合手順が改善され、スナップファスナーを容易に閉じることができる。
詳しくは、係合突起部は、好ましくは弾性的に膨張変形可能である。従って、スナップ係合手順を単純化するために少なくとも部分的に内側に移動するようになっている。
第2部分は、好ましくは雄部材を支持体に保持するための保持手段と第1部分との間に配置される。これにより、第2部分は、保持手段が第1部分に直接当接することに起因する損傷から第1部分を保護することができる。
安定性を高めるために、第2部分は、保持手段と第1部分との間に挟持されることが好ましい。
保持手段は、リベットである。これは雄部材を支持体に取り付けるための単純かつ安価な方法である。
本発明のさらに好ましい実施形態によれば、第2部分は、リング状ワッシャー形状である。これは極めて単純な形式なので、製造が容易である。
また、本発明は、上述の雄部材に加えて、このような雄部材と相手方の雌部材とを備えるスナップファスナーにも関連しており、雄部材の係合突起部を挿入するためのアイレットを形成する雌部材のリング状湾曲壁は柔軟性がない。その理由は、アイレットを形成するそれぞれの壁を製造することは極めて容易かつ安価であるからである。
最後に、壁は金属材料からなることが好ましい。やはり、金属に基づく壁の製造は容易かつ安価である。
本発明の上記第2の目的は、下記の構成により達成される。
スナップファスナーの雌部材のアイレットと協働する係合突起部を有するスナップファスナーの雄部材であって、係合した時に雌部材に面する側に係合突起部を少なくとも部分的に覆うカバーが設けられる。
言い換えると、カバーは、係合突起部を損傷、特に環境及び使用による損傷から保護する一種のシールドである。さらに、カバーは視覚的外観を向上させるために使用されてもよい。
係合突起部は、任意の適切な材料で作ることができるが、例えば、アクリロニトリルブタジエンスチレン(ABS)、ポリアミド(PA)及び/又はポリオキシメチレン(POM)といったプラスチック材料からなることが好ましい。
好ましい実施形態によれば、カバーは、例えば、アルミニウム、真鍮及び/又は(ステンレス)鋼といった金属又は金属合金からなる。金属の使用にはいくつかの利点がある。金属は、特に擦り傷のような機械的損傷に関して、プラスチック材料に比べて傷つきにくい。さらに、金属表面の魅力的外観を実現することが容易である。
本発明のさらに好ましい実施形態によれば、係合突起部の端面とカバーとの間にギャップが存在する。これにより、係合突起部は、カバーによって妨げられることなくスナップ係合中に移動できる。詳しくは、係合突起部のスナップ係合中の移動とは径方向内側への移動である。
カバーは、基台の端面と当接して保持され得る。言い換えれば、追加的に設けられ得る基台はカバーを適所に保持するために使用される。これにより、カバーは、係合した時に雌部材に面する側で係合突起部を少なくとも部分的に覆い、係合突起部を保護することができる。さらに、カバーは、係合突起部の端面とカバーとの間にギャップを備えて保持され得る。
本発明のさらに好ましい実施形態によれば、係合突起部と基台の少なくとも一方は、スリーブ形状に設けられている。言い換えれば、係合突起部と基台の少なくとも一方は、係合した時に雌部材に面する側から見てリング状に設けられている。それぞれの設計は例えば射出成形によって容易に実現される。
好ましくは、係合突起部は、基台の周りに同心円状に配置されている。言い換えれば、例えば、互いに同心円状に配置された2つのスリーブが存在する。
本発明のさらに好ましい実施形態によれば、雌部材とスナップ係合する時に係合突起部がその内側に移動するためのスペースが配置され、このスペースがカバーによって少なくとも部分的に覆われる。これにより、同心円状スリーブの場合に例えばリング状をしているスペースがカバーによって保護されるため、何らかの異物がスペースに落ち込んでスナップ係合を妨げることが防止される。さらに、スペースは少なくともカバーに覆われている限り見えないため、視覚的外観が向上する。
本発明によれば、係合した時に雌部材に面する側から見て、基台と係合突起部との間にスペースを配置できる。この設計は例えば射出成形によって容易に実現される。
本発明のさらに好ましい実施形態によれば、雄部材を支持体に保持する保持手段は、係合した時に雌部材に面する側でカバーに当接する。これにより、保持手段は、雄部材を支持体に保持するとともにカバーを保持するという2つの機能を有する。支持体は、例えば、繊維材料、皮革材料など、スナップファスナーが固定される任意のものである。
カバーは、係合方向に対して横方向の雄部材の移動を阻止する少なくとも1つのブロック手段を有してもよい。これにより、カバーは2つの機能を有する。すなわち、カバーは、係合突起部を覆うか保護する働きをするとともに、係合方向に対して横方向の雄部材の移動を阻止して、雄部材を支持体に固定する働きをする。
カバーは、外側方向に配置される外側フランジと内側方向に配置される内側フランジとを備えるスリーブ形状又はパイプ形状のような中空円筒形状であってもよい。これにより、外側フランジは、係合突起部を覆うか保護する機能を有する。内側フランジは、雄部材を支持体に固定するために保持手段の当接部として機能する。スリーブの側壁は、係合方向に対して横方向の雄部材の移動を阻止するブロック手段として機能する。
また、本発明は、上記した雄部材を備えるスナップファスナーに関する。
好ましくは、雌部材のアイレットを形成する壁は、例えば、アルミニウム、真鍮及び/又は(ステンレス)鋼といった金属材料からなる。
以下において、添付図面を参照して好ましい例示的実施形態を用いて本発明をさらに詳細に説明する。
本発明に係る雄部材の第1実施形態を備えるスナップファスナーの分解断面図である。 布地に取り付けられた図1のスナップファスナーの開状態を示す断面図である。 図2のスナップファスナーの閉状態で示す断面図である。 本発明に係る雄部材の第2実施形態を備えるスナップファスナーの分解断面図である。 布地に取り付けられた図4のスナップファスナーを開状態を示す断面図である。 図5のスナップファスナーの閉状態で示す断面図である。
(第1実施形態)
まず、図1〜図3を参照して、本発明に係るスナップファスナーの雄部材の第1実施形態及びそれを備えるスナップファスナーについて説明する。
図1〜図3に示すスナップファスナーは、雄部材10とその相手方の雌部材12を備える。雄部材10は、本体(第1部分)10Aとカバー(第2部分)11を備える。本体10Aは、ポリオキシメチレン(POM)などのプラスチック材料で作られている。カバー11及び雌部材12は、真鍮などの金属材料で作られている。また、スナップファスナーには、雄部材10及び雌部材12を布地(支持体)18、20にそれぞれ取り付けるためのリベット(保持手段)14、16が存在する。
雄部材10の本体10Aは、雌部材12のアイレット24と協働する係合突起部22を有する。係合突起部22は、スリーブ形状に設けられ、径方向外面に膨出部26を有する。膨出部26は、雄部材10と雌部材12のスナップ係合のためのアイレット24を形成する壁28と協働する。また、係合突起部22は、柔軟性を有し、弾性的に膨張変形可能である。
カバー11は、リベット14のリベット軸部15がカバー11に当接し、転じてカバー11が雄部材10の本体10Aに当接することから、本体10Aを布地18に取り付けるのに役立つ。言い換えれば、カバー11は、リベット軸部15と本体10Aとの間に挟持される。これにより、リベット軸部15が本体10Aに直接当接しないため、リベット軸部15の当接により本体10Aが損傷するのを防止することができる。
カバー11は金属材料で作られるため、特に使用中及び洗濯中に起こり得る擦り傷のような機械的損傷に関して、プラスチック材料に比べて傷つきにくい。従って、カバー11により雄部材10の本体10Aを上述の損傷から保護することができる。
カバー11は、別個の部品として供給してもよく、また、例えば、接着、溶接などによって雄部材10の本体10Aに固定してもよい。
雄部材10の本体10Aは、プラスチック材料で作られるため、その係合突起部22は、特にスナップ係合中に径方向内側に容易に移動可能である。さらに、射出成形プロセスによって係合突起部22に膨出部26を設けることは容易である。
さらに、本実施形態では、カバー11がリング状ワッシャー形状であるため、カバー11の製造は容易である。
さらに、雄部材10の本体10Aが容易なスナップ係合手順を保証するために十分な柔軟性を有し得るため、雌部材12はスナップ係合手順のための柔軟性を有する必要がない。このため、雌部材12の製造は容易である。
図2及び図3に示すように、本実施形態のスナップファスナーは、スナップの取り付けがスナップの中心ではなくスナップの縁端で行われるので、極めて平坦な構造を有している。これにより、スナップの高さは、スナップ動作と、同じ区域で行われるそれぞれの材料部片への雄部材及び雌部材の取り付けとの両方のためのスペースを与える必要がない。
最後に、注意すべきことは、リベット14、16が取り付け手段であって、スナップファスナーの部分又は部材ではないことである。
上記明細書、特許請求の範囲及び図面に開示された本発明の特徴は、個別的にだけでなく任意の組み合わせでの様々な実施形態における本発明の実現にとって不可欠であり得る。
(第2実施形態)
次に、図4〜図6を参照して、本発明に係るスナップファスナーの雄部材の第2実施形態及びそれを備えるスナップファスナーについて説明する。
図4〜図6に示すスナップファスナーは、雄部材10とその相手方の雌部材12を備える。本実施形態の雄部材10は、ポリオキシメチレン(POM)などのプラスチック材料で作られている。本実施形態の雌部材12は、アルミニウム、真鍮、(ステンレス)鋼などの金属又は金属合金で作られている。また、スナップファスナーには、雄部材10及び雌部材12を布地(支持体)18、20にそれぞれ取り付けるためのリベット(保持手段)14、16が存在する。
雄部材10は、雌部材12のアイレット24と協働する係合突起部22を備える。係合突起部22は、スリーブ形状又はパイプ形状のような中空円筒形状に設けられ、径方向外面に膨出部26を有する。膨出部26は、雄部材10と雌部材12とのスナップ係合のためのアイレット24を形成するリング状湾曲壁28と協働する。
雄部材10は、スリーブ形状に形成される基台30を備える。係合突起部22は、基台30の周りに同心円状に配置される。また、雌部材12に面する側から見て、基台30と係合突起部22との間にリング状のスペース32が配置される。そして、スペース32が設けられることにより、係合突起部22は雌部材12とスナップ係合する時に径方向内側に移動することが可能となる。
雄部材10には、雌部材12と係合した時に雌部材12に面する側に、係合突起部22を少なくとも部分的に覆うカバー34が設けられている。カバー34は、径方向外側方向に配置される外側フランジ36と、径方向内側方向に配置される内側フランジ38と、外側フランジ36と内側フランジ38との間を軸方向に連結する側壁40と、を備え、スリーブ形状に形成されている。なお、カバー34は、パイプ形状のような中空円筒形状であってもよい。
カバー34の外側フランジ36は、基台30の軸方向一端面(図4の上端面)と当接して保持されている。また、外側フランジ36は、係合突起部22を少なくとも部分的に覆うようにスペース32を越えて径方向外側に拡張されている。そして、外側フランジ36と係合突起部22の軸方向一端面(図4の上端面)との間にギャップ42が設けられている。従って、外側フランジ36と係合突起部22は直接接触していない。ギャップ42は、基台30が係合突起部22よりも高く形成されていることに起因する。これにより、カバー34の外側フランジ36は、係合突起部22のスナップ係合中の移動を妨害又は阻止しない。なお、係合突起部22のスナップ係合中の移動とは径方向内側への移動である。
また、リベット14は、雌部材12に面する側でカバー34の内側フランジ38に当接し、内側フランジ38は、雄部材10の径方向内側部分に当接する。従って、内側フランジ38は雄部材10を布地18に取り付けるのに役立つ。そして、リベット14と雄部材10との間に内側フランジ38が配置され、リベット14が雄部材10に直接当接しないため、リベット14の当接により雄部材10の径方向内側部分が損傷するのを防止することができる。
カバー34の側壁40は、スリーブ形状で設けられ、その径方向外周面が雄部材10の基台30に当接している。そして、側壁40は、基台30に当接することにより、係合方向に対して横方向の雄部材の移動を阻止するブロック手段として機能し、雄部材10を布地18に固定する働きをする。
本実施形態のカバー34は、アルミニウム、真鍮、(ステンレス)鋼などの金属又は金属合金で作られている。このため、特に使用中及び洗濯中に起こり得る擦り傷のような機械的損傷に関して、プラスチック材料に比べて傷つきにくい。従って、カバー34により基台30を含む雄部材10及び特に係合突起部22を上述の損傷から保護することができる。
また、カバー34は、雄部材10のスペース32の上方を覆い、スペース32を保護している。これにより、何らかの異物がスペース32に落ち込むのを防止することができ、これにより、係合突起部22のスナップ係合が妨げられるのを防止することができる。
さらに、金属製のカバー34は、スナップファスナーの魅力的な外観を実現するのに寄与する。それぞれの装飾要素を金属表面に適用することは容易であるので、デザイン、ロゴ及び他の美的特徴をカバー34に容易に組み込むことができる。また、スペース32がカバー34により覆われて見えないため、雄部材10及びスナップファスナーの視覚的外観を向上することができる。
カバー34は、別個の部品として供給してもよく、また、例えば、接着、溶接などによって雄部材10に固定してもよい。
図に示したスナップファスナーは上面図及び底面図で円形の輪郭を有する。
図5及び図6に示すように、本実施形態のスナップファスナーは、スナップの取り付けがスナップの中心ではなくスナップの縁端で行われるので、極めて平坦な構造を有している。それにより、スナップの高さは、スナップ動作と、同じ区域で行われるそれぞれの材料部片への雄部材及び雌部材の取り付けとの両方のためのスペースを与える必要がない。
最後に、注意すべきことは、リベット14、16が取り付け手段であって、スナップファスナーの部分又は部材ではないことである。
上記明細書、特許請求の範囲及び図面に開示された本発明の特徴は、個別的にだけでなく任意の組み合わせでの様々な実施形態における本発明の実現にとって不可欠であり得る。
本出願は、2016年10月28日出願のドイツ連邦共和国特許出願(102016012899.2)、及び2016年10月28日出願のドイツ連邦共和国特許出願(102016012901.8)に基づくものであり、その内容はここに参照として取り込まれる。
(第1実施形態)
10 雄部材
10A 本体(第1部分)
11 カバー(第2部分)
12 雌部材
14、16 リベット(保持手段)
15 リベット軸部
18、20 布地(支持体)
22 係合突起部
24 アイレット
26 膨出部
28 壁
(第2実施形態)
10 雄部材
12 雌部材
14、16 リベット(保持手段)
18、20 布地(支持体)
22 係合突起部
24 アイレット
26 膨出部
28 湾曲壁
30 基台
32 スペース
34 カバー
36 外側フランジ
38 内側フランジ
40 側壁(ブロック手段)
42 ギャップ

Claims (21)

  1. スナップファスナーの雄部材(10)であって、
    前記スナップファスナーの前記雄部材(10)は、少なくともプラスチック材料と金属材料とからなり、
    前記雄部材(10)は、少なくとも2つの部分からなり、第1部分(10A)は、プラスチック材料からなり、第2部分(11)は、金属部分からなり、
    前記第2部分(11)は、前記雄部材(10)を支持体(18)に保持する保持手段(14,15)と前記第1部分(10A)との間に配置され、
    前記第2部分(11)は、リング状ワッシャー形状であり、
    前記保持手段(14)は、係合した時にスナップファスナーの雌部材(12)に面する側で前記第2部分(11)に当接する
    ことを特徴とするスナップファスナーの雄部材(10)。
  2. 前記第1部分(10A)は、スナップファスナーの雌部材(12)のアイレット(24)と協働する係合突起部(22)を有することを特徴とする請求項に記載のスナップファスナーの雄部材(10)。
  3. 前記係合突起部(22)は、柔軟性を有することを特徴とする請求項に記載のスナップファスナーの雄部材(10)。
  4. 前記係合突起部(22)は、膨張変形可能であることを特徴とする請求項又はに記載のスナップファスナーの雄部材(10)。
  5. 前記第2部分(11)は、前記保持手段(14,15)と前記第1部分(10A)との間に挟持されることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載のスナップファスナーの雄部材(10)。
  6. 前記保持手段(14)は、リベットであることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載のスナップファスナーの雄部材(10)。
  7. 請求項1〜のいずれか1項に記載の雄部材(10)と、その相手方の雌部材(12)と、を備えるスナップファスナーにおいて、
    前記雄部材(10)の係合突起部(22)を挿入するためのアイレット(24)を形成する前記雌部材(12)の壁(28)は、柔軟性がないことを特徴とするスナップファスナー。
  8. 前記壁(28)は、金属材料からなることを特徴とする請求項に記載のスナップファスナー。
  9. スナップファスナーの雄部材(10)であって、
    前記スナップファスナーの前記雄部材(10)は、少なくともプラスチック材料と金属材料とからなり、
    前記スナップファスナーの前記雄部材(10)は、前記スナップファスナーの雌部材(12)のアイレット(24)と協働する係合突起部(22)を有
    係合した時に前記雌部材(12)に面する側に前記係合突起部(22)を少なくとも部分的に覆うカバー(34)が設けられ
    前記雄部材(10)を支持体(18)に保持する保持手段(14)は、係合した時に前記雌部材(12)に面する側で前記カバー(34)に当接する
    ことを特徴とするスナップファスナーの雄部材(10)。
  10. 前記係合突起部(22)は、プラスチック材料からなることを特徴とする請求項に記載のスナップファスナーの雄部材(10)。
  11. 前記カバー(34)は、金属又は金属合金からなることを特徴とする請求項又は10に記載のスナップファスナーの雄部材(10)。
  12. 前記係合突起部(22)の端面と前記カバー(34)との間には、ギャップ(42)が存在することを特徴とする請求項11のいずれか1項に記載のスナップファスナーの雄部材(10)。
  13. 前記カバー(34)は、基台(30)の端面と当接して保持されることを特徴とする請求項12に記載のスナップファスナーの雄部材(10)。
  14. 前記係合突起部(22)と前記基台(30)の少なくとも一方は、スリーブ形状であることを特徴とする請求項13に記載のスナップファスナーの雄部材(10)。
  15. 前記係合突起部(22)は、前記基台(30)の周りに同心円状に配置されることを特徴とする請求項13に記載のスナップファスナーの雄部材(10)。
  16. 前記雌部材(12)とスナップ係合する時に前記係合突起部(22)がその内側に移動するためのスペース(32)が配置されることを特徴とする請求項1315のいずれか1項に記載のスナップファスナーの雄部材(10)。
  17. 係合した時に前記雌部材(12)に面する側から見て、前記基台(30)と前記係合突起部(22)との間に前記スペース(32)が配置されることを特徴とする請求項16に記載のスナップファスナーの雄部材(10)。
  18. 前記カバー(34)は、係合方向に対して横方向の雄部材(10)の移動を阻止する少なくとも1つのブロック手段(40)を有することを特徴とする請求項17のいずれか1項に記載のスナップファスナーの雄部材(10)。
  19. 前記カバー(34)は、外側方向に配置される外側フランジ(36)と内側方向に配置される内側フランジ(38)とを備えるスリーブ形状であることを特徴とする請求項18のいずれか1項に記載のスナップファスナーの雄部材(10)。
  20. 請求項19のいずれか1項に記載の雄部材(10)を備えるスナップファスナー。
  21. 前記アイレット(24)を形成する壁(28)は、金属材料からなることを特徴とする請求項20に記載のスナップファスナー。
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