JP6719344B2 - 粒子線治療システム及びシステム導入手法 - Google Patents

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Description

本発明は、陽子や重イオンなどの荷電粒子ビーム(イオンビーム)を利用した粒子線治療システムにおいて、粒子線治療を継続しながら、新システムの導入、システム更新を行う場合に好適なものである。
がんの放射線治療として、陽子または重イオン等のイオンビームを患者のがん患部に照射して治療する粒子線治療が知られている。粒子線治療システムでは、イオンビームを患部へ導入するために高精度なビーム位置調整が必要であり、その調整、試験には多大な時間がかかる。粒子線治療システムの調整、試験については特許文献1や特許文献2に記載されている。
既設システムの老朽化、技術進歩による改善適用等により、既設システムから新たなシステムに同じ敷地内で更新する必要が生じた場合、システムを停止し、既存のシステムと新たなシステムを入替え、試験を終えてから新たなシステムでの治療を開始する流れが考えられる。しかし、更新時の調整、試験には時間がかかり、治療停止期間が長くなってしまうため、その間、患者の治療ができず、設備の維持/従業員の維持が難しいなど、システム更新にはデメリットが発生するため、長期間の治療停止は避けたいという意向がある。
特許第5409521号 米国特許出願公開第2014/0296610号
治療システムを更新の為にまるごと1式交換すると調整、試験には時間がかかるため、治療停止期間が長期化してしまい、既設システムが稼動していた場合に治療できていた患者数を治療できなくなってしまうことが問題となる。設備維持のための収入源の低下、治療患者の需要に対する設備供給不足が懸念される。既設の治療システムを更新する場合、制御システムや設備などを細分化して部品ごとの交換を徐々に実施することは可能だが、大幅な設備更新を考えると、既設の部分と新規の部分の組合せによる調整、試験は必須となるため、既設システムの治療時間外(たとえば夜間や休日など)での対応では明らかに時間が足りない部分が出てくる。さらに、更新後の新規システムに問題があった場合、既設のシステムに戻してもすぐに元通り使えるわけではなく調整、試験が必要となるので、更新作業を行うリスクも高い。
そのため、本発明の目的は、既設システムでの治療を維持した状態で、夜間や休日など治療していない時間に更新作業(新たなシステムの追設、調整、試験)を実施できるような更新方法とすることで、既設システムでの治療停止の影響を低減することを目的とする。
本発明は、上記目的を達成するために、例えば特許請求の範囲に記載の構成を採用する。
本発明は、上記課題を解決する手段を複数含んでいるが、その一例を挙げるならば、粒子線治療システムのシステム更新方法であって、前記粒子線治療システムの既設ビーム輸送系から分岐するように、新たなビーム輸送系を設けるステップと、前記新たなビーム輸送系に接続された新たな設備を設けるステップと、新たな制御システムを設けるステップと、
前記新たな制御システムと新たな治療室に関する設備を組み合わせた制御を試験するステップと、前記既設の治療室に関する設備の接続先を、前記新たな制御システムを用いた制御の試験から既設の制御システムに切り替えて、前記既設の治療室を前記既設の制御システムで制御するステップと、を有し、前記分岐は、前記既設ビーム輸送系の直線部分に設けることを特徴とする。
本発明によれば、既設システムに最小限の影響で治療室を追加させることができる。
また、既設システムでの治療を維持した状態で、夜間や休日など治療していない時間に更新作業(新たなシステムの追設、調整、試験)を実施できるような更新方法とすることで、既設システムでの粒子線治療を維持した状態で治療システムの更新ができる。
粒子線治療システムの構成図 粒子線治療システムの構成簡略図 治療システムの治療室に関わる更新手順を説明するための図 治療システムの治療室に関わる更新手順を説明するための補足図 治療システムの加速器に関わる更新手順を説明するための図 治療システムの加速器に関わる更新手順を説明するための補足図1 治療システムの加速器に関わる更新手順を説明するための補足図2 治療システムの制御システムに関わる更新手順を説明するための図 治療システムの制御システムに関わる更新手順を説明するための補足図1 治療システムの治療室に関わる更新手順を説明するためのフローチャート1 治療システムの制御システムに関わる更新手順を説明するためのフローチャート2 治療システムの制御システムに関わる更新手順を説明するためのフローチャート3
以下に本発明の実施形態を、図面を用いて説明する。
まず、本発明の粒子線照射システムの構成について、図1を用いて説明する。
図1は本発明の粒子線照射システムの第1の実施形態の全体構成を示す構成である。
本実施形態の粒子線照射システムは、荷電粒子ビーム発生装置1、ビーム輸送系2、ビーム照射装置3および制御システム4を概略備えている。
荷電粒子ビーム発生装置1は、イオン源(図示せず)、前段加速器15および円形加速器(シンクロトロン)16を有する。本実施形態では、円形加速器16としてシンクロトロンを例に説明するが、サイクロトロン等の他の加速器であってもよい。前段加速器15の上流側にイオン源が接続され、前段加速器15の下流側に円形加速器16が接続される。
ビーム輸送系(ビーム輸送系)2は、荷電粒子ビーム発生装置1の下流側に接続されており、荷電粒子ビーム発生装置1とビーム照射装置3とを接続する。荷電粒子ビーム12は、ビーム輸送系2を通って、偏向電磁石9によって各治療室のビーム照射装置3へ誘導される。ビーム照射装置3は複数設けることができ、その場合は複数設けられた偏向電磁石9のうち、対応する偏向電磁石9を制御することで、ビーム照射を行う照射装置へ荷電粒子ビーム12は誘導される。
ビーム照射装置3は、荷電粒子ビーム12を患者の患部に照射するための装置であり、図1に示すように、患者13を載せる治療台10、照射ノズル(ノズル装置)11および回転ガントリ14を概略備える。
治療台10は、治療室内に配置されており、患者13を載せて、患部の位置決めを行う。
照射ノズル11には、上流ビームモニタ、走査電磁石、線量モニタ、下流ビームモニタがビーム経路に沿って配置され、照射ノズル11にてビームの照射野を形成する。
上流ビームモニタは、照射ノズル11内に入射された荷電粒子ビーム12の通過位置およびビーム幅(ビーム径)を計測する。
走査電磁石は、通過する荷電粒子ビームを第一の方向(例えば、X軸方向)に偏向・走査する第1走査電磁石と、第一の方向と垂直な第二の方向(例えば、Y軸方向)に荷電粒子ビームを偏向・走査する第2走査電磁石を備える。ここで、X軸方向とは、照射ノズル11に入射された荷電粒子ビームの進行方向に垂直な平面内の一方向であり、Y軸方向とは、当該平面内であってX軸と垂直な方向を示す。
線量モニタは、通過する荷電粒子ビームの照射線量を計測する。すなわち、線量モニタは、患者に照射された荷電粒子ビームの照射線量を監視するモニタである。
下流ビームモニタは、走査電磁石の下流側に設置され、通過する荷電粒子ビームの位置およびビーム幅を計測する。すなわち、下流ビームモニタは、走査電磁石によって走査された荷電粒子ビームの位置およびビーム幅を計測するモニタである。
回転ガントリ14は、アイソセンタ(図示せず)を中心に回転可能な構成であり、ビームの照射角度を決める。回転ガントリ14が回転することによって、患者10に照射する荷電粒子ビーム12の照射角度を変更することができる。
制御システム4は、図1に示すように、中央制御装置5、加速器・輸送系制御システム7および照射制御システム8を概略備える。
中央制御装置5は、治療計画装置6、加速器・輸送系制御システム7、照射制御システム8および操作端末40に接続される。この中央制御装置5は、治療計画装置6からの設定データに基づいて、加速器運転のための運転パラメータの設定値、照射野を形成するための運転パラメータ、計画されるビーム位置およびビーム幅、線量の設定値を算出する機能を備えている。これらの運転パラメータおよびモニタ設定値は、中央制御装置5から加速器制御システム7および照射制御システム8に出力される。
加速器・輸送系制御システム7は、荷電粒子ビーム発生装置1およびビーム輸送系2に接続され、荷電粒子ビーム発生装置1およびビーム輸送系2を構成する機器を制御する。
照射制御システム8は、ビーム照射装置3に接続され、ビーム照射装置3を構成する機器を制御する。
操作端末40は、操作者(医者、オペレータ等の医療従事者)がデータや指示信号を入力する入力装置および表示画面を備えている。
図2には、図1を簡略化した形での粒子線治療システムの簡略図を示す。以降、本簡略図を元に実施例を図示し説明する。
なお、ビーム照射装置3は回転ガントリ14を有さない固定照射装置とすることも出来る。
<第1の実施形態>
本実施形態では、図3(A)に示すように、既設の治療システムとして、1つの円形加速器1と2つの治療室を有する治療システムを考え、治療室に関わる設備と制御システムの更新に関し、以下に述べる手順を実行する。なお、治療室数や配置などは設備ごとに変わるため、代表例として説明する。また、手順については図10に記載されている。
図3(A)に示すように、既設の治療システムとして、前段加速器15a、円形加速器16a、ビーム輸送系2a、2b、偏向電磁石9a,9b、治療室A、Bがある。円形加速器16aで所望のエネルギーに加速された荷電粒子ビームが偏向電磁石9a,9bのON・OFF切り替えによって所望の治療室Aに設けられたビーム照射装置3a、治療室Bに設けられたビーム照射装置3bへ運ばれ、治療に使われている。
まず、治療期間外の停止期間に、図3(B)に示すように、新たな治療室Cとそれに伴うビーム照射装置3c(カウチ、ガントリ、ビームモニタ、走査電磁石などの設備を含む)を設置し(S101、S102)、新たな偏向電磁石9cから分岐し新たな治療室Cにビームを導くビーム輸送系2cを設け(S103)、新たな偏向電磁石9cをビーム輸送系2に設置する(S104)。新たな偏向電電磁石9cとは、励磁状態によりビームを誘導するコースを切り替えることが出来る磁石である。この際、既設システムのビーム輸送系2の直線部分に偏向電磁石9cを設置する。それにより、更新作業期間中であっても既設システムのビーム輸送系をそのまま大きな調整をすることなく利用し、治療施設を継続的に稼働することができる。偏向電磁石9cはそこを通るビームに影響を与えない動作状態を有する。例えば、偏向電磁石9cをOFFしていれば、偏向電磁石9cの設置前後でそこを通るビームの性状にほとんど影響をあたえないようにすることができる。
これら機器を設置する治療期間外の停止期間とは、例えば治療を行っていない夜間や、治療施設の通常の休業日や、増設作業のために設定された短い特別な休業期間とすることができる。
更新作業期間とは、例えば、更新の為の新たな機器の設置を開始してから、更新作業が完了し、新たな装置を使って治療システムを運転することが出来るようになるまでの期間である。
新たな治療室は、遮蔽壁を新たに設けることで設置することもできるし、もともと既設の治療システムの周囲に用意された部屋を用いることもできる。
次に、この偏向電磁石9cと、治療室Cに設けられたビーム照射装置3c等に関わる更新設備20を制御するために、新規の制御システム4bを設置し(S105)、更新設備20との配線接続を完了しておく(S106)。本実施例では、将来的に既設の制御システム4aに置換えて、新規の制御システム4bが更新後の制御システムの位置づけとなる。しかし、更新作業期間に治療を継続する際に利用する制御システムは、すでに既設設備19と安定した動作が確認されている既設の制御システム4aであることが望ましい。また更新設備20を試験する際は、制御システム4bを使って更新設備20と、加速器や輸送系等を含む既存設備19の一部を組み合わせて制御しなければならない。そのため、既設設備19との配線接続の切替えを考え、治療期間中は既設の制御システム4aでの制御、治療期間外に新規の制御システム4bによる既設設備19と更新設備20を組み合わせた制御が必要であるため、下記に記載するように既設設備19からの配線は簡単に、制御システム4aと、制御システム4bに切替え可能な状態で接続する(S107)。
(S101〜S106)の作業は既設設備19に変更を加えるわけではないので、既設設備19の運用に支障が無ければ治療期間中にも一部の作業をすることが出来る。また(S107)にて既設制御システムと既設設備19の間の接続を切替可能な状態とするだけなので、治療期間外に(S101〜S107)の各作業を行えば、治療スケジュールに大きな影響を与えることなく、既設設備19を用いて治療を継続することが出来る。
図8(A)に示すように、既設設備19と既設システムの制御システム4aは設備側からの配線をコネクタ端子台18にて集約し、コネクタケーブル接続にて制御システム4aに接続されているとする。図8(B)に示すように、制御システム4bと更新設備20との配線接続は完了しており、治療期間外に更新後の制御システム4bを使い更新設備20のビーム調整等を行う際(S111)には、既設設備19と更新後の制御システム4bのケーブルの繋ぎかえを実施して切替える(S110)。既設システムを利用した治療をする際(S109)には既設制御システム4aにケーブルを繋ぎかえる(S108)。制御システムに関わる全ての更新が終わった際には、既設設備19および新規設備20からの配線は図8(D)に示すように制御システム4bの接続だけで治療システムを運用可能となるため、制御システム4aを撤去(S206)しても構わない。
図8(B)のケーブル繋ぎかえによる既設の制御システム4a、更新の制御システム4bの切替えに関しては、図9(B)に示すようにスイッチング機能を持つ端子台やアイソレータなどの切替器21を介しての切替えとしてもよい。
図8(C)のように、既設制御システムと新たな制御システムを一体に設けることもできる。その場合(S105〜S107)に変えて、更新設備20を制御する新規制御部と、既設設備19を制御する既設制御部を有する新たな制御システム4bを設置し、更新設備20で調整、試験するモードと、既設設備19で治療するモードを切り替えることが出来るように各システムと設備を接続する。
また、既設設備19からの信号に関わる既設の制御システム4aと更新の制御システム4bの繋ぎかえに関しては、図9(A)に示すように制御システム4b内に既設制御システム4aにて利用している信号のみ制御システム4aへ渡すようにする形で実現してもよい。その場合(S106〜S107)に変えて、まず既設設備19と既設制御システム4aの接続を切り離し、更新設備20と既設設備19を両方とも新たな制御システム4bに接続し、必要な信号を既設制御システム4aに伝達できるように既設制御システム4aと新たな制御システム4bを接続する。既設制御システム4bで既設設備20を制御し治療するモードと、既設設備19を新たな制御システム4aを用いて試験するモードを有し、これらを切り替えることが出来る。
図3(B)に示すように、治療期間内(平日の日中など)は、偏向電磁石9cをOFFに固定しながら、制御システム4aを利用して治療室Aに設けられたビーム照射装置3a、治療室Bに設けられたビーム照射装置3bにて患者の治療を進め(S109)、治療期間外(夜間や休日など)は制御システム4bを利用して、偏向電磁石9cを適宜ONにしながら治療室Cに設けられたビーム照射装置3cとの組合せ試験、ビーム調整などを行う(S111)。
ここまでに、新たな治療室Cに関連する更新設備を設置し(S101〜104)、新たな制御システムを設置し(S105)、新たな制御システム4bにて追加の治療室Cに関する設備を制御する調整、組み合わせ試験(S111)を行う手順について説明した。次に、図3及び図12を用いて、既存の治療室の設備更新の手順について説明する。
治療室Cに設けられたビーム照射装置3cが治療に利用できる所まで調整完了したら、既設の制御システム4aの機能を更新後の制御システム4bへ追加し、若しくは予め新たな制御すステム4bに組み込まれていた既設の制御システム4aの機能をONにして、制御システム4bのみを利用して既設の治療室Aに設けられたビーム照射装置3a、治療室Bのビーム照射装置3bの制御を可能にするように試験を実施する(S204)。この際にもスイッチによるハード上の若しくはモード切り替えによるソフト上の制御システム切替えを利用して(S201,S203)、治療期間内は制御システム4aによる治療(S202)、治療期間外は制御システム4bによる制御機能の確認試験(S204)を実施する。
制御システム4bにより治療室Aのビーム照射装置3a、治療室Bのビーム照射装置3bでの治療が可能となったら、図3(C)に示すように、更新後の制御システム4bを利用した治療を開始する(S205)。なお、治療室Cで治療を開始する(S208)前に、既設の治療室Bのビーム照射装置3bの治療スケジュールを治療室Cのビーム照射装置3cでの治療に移行しておいてもよい(S204)。それにより設備更新に伴うスケジュール調整を滞ることなく容易に行うことが出来る。不要となった既設制御システム4aは撤去しても構わない(S206)。
その後、治療室Bのビーム照射装置3bに関わる設備の更新作業(設備の入替え、追加、削除、制御システムの変更など)を行う(S301)。設備の更新が制御システムの更新を伴う場合は、既設の制御システム4aの機能の内必要なものは既に全て制御システム4b内に移行されているため、若しくは制御システム4b内で予め用意されたものに切り替わっているためハードによる切替えは不要である。治療期間中は治療室Aのビーム照射装置3a、治療室Cのビーム照射装置3cでの治療を行い(S302)、治療時間外に新たに設置した治療室Bのビーム照射装置3bに関わる更新設備に対し、調整、試験を実施する(S303)。その際、治療期間中は更新作業中の治療室Bに繋がる偏向電磁石9bは常にOFFとなるように制御される。望ましくはロックされている。それにより、ニュートロンシャッター等を設置しなくても、治療中のビームが更新作業中の治療室に誘導されることは無いため、作業の安全性が担保され、更新作業中の治療室内でクローズする機器設置等の作業は実施可能である。
治療スケジュールの移行は、例えば治療室Bで治療を予定していた患者を治療室Cでの治療予定に変更することで実現される。または、設備更新しなければそのまま治療室Bで治療スケジュールをたてるはずだった人数の患者を治療室Cで治療できるようにスケジュールすることでも実現できる。
更新後の治療室Bのビーム照射装置3bが治療に利用できる所まで完了したら、図3(D)に示すように、既設の治療室Aのビーム照射装置3aで治療していた患者を治療室Bのビーム照射装置3bでの治療に移行し(S304)、治療室Bでの治療を開始し(S305)、治療室Aのビーム照射装置3aに関わる設備の更新作業を行う(S401)。治療期間中は治療室Bのビーム照射装置3b、治療室Cのビーム照射装置3cでの治療し(S402)、治療時間外に治療室Aのビーム照射装置3aに関わる調整、試験を実施する(S403)。
更新後の治療室Aのビーム照射装置3aが治療に利用できる所まで完了すると、図3(E)に示すように、既設の治療に影響を与えることなく、新たな治療室を追加し、既設の治療室についても制御システム、治療室ビーム照射装置に関わる設備が更新できたこととなる。治療室Cの治療スケジュールを更新後の治療室Aに移し(S404)治療開始すれば(S405)、既設治療室A,Bで治療していた患者数を更新後の治療室A,Bで治療することとなり、治療患者数に影響を与えることなく更新完了できたこととなる。もちろん、治療室Cでの治療スケジュールはそのままとして、更新後の治療室Aに新たな患者の治療を増やして、治療室Aの治療を開始(S405)しても良い。新たな治療室Cを維持するスペース確保が困難、若しくは患者数の維持が困難等の理由から、治療室Cを増設することなく、単に既設治療室の設備更新のみを行い、既設と同構成にて運用するということであれば、図3(F)に示すように治療室Cのビーム照射装置3cに関わる設備は治療患者数維持のための一時的な治療室として扱い、既設の治療室の設備更新が終わった後に撤去してしまっても構わない(S407)。
なお、図3(B)にて示した治療室Cに設けられたビーム照射装置3cの追加に関しては、望ましくは輸送系の途中に偏向電磁石を設置し分岐した方がよいが、図4(A)に示すように輸送系2の末端にある既設の偏向電磁石9b部分に分岐を設け、ビーム輸送系を直線的に取り出す形としても、既設の偏向電磁石をOFFした場合のみ新規の治療室Cに設けられたビーム照射装置3cへビームを誘導することができるため、既設システムに影響を与えず治療室の追加が可能である。
また、治療室の追加が難しい場合は、図4(B)に示すように、治療室を1室ずつ更新(既設と更新後のシステムで切り替えて運用)すれば、治療患者数は減るが、治療を継続しながらの更新は可能である。その場合、既設の治療室Bの治療を停止し、治療室Aでの治療を治療期間中に継続し、その他の時間で治療室Bに更新設備を導入し、それを制御する新たな制御システム(図示せず)を設け、治療期間外に更新設備と制御システムの試験を行い、治療室Bの更新が完了したら、スケジュールを治療室AからBに移し、治療室Aの設備更新と試験を行う流れは、
先に説明したとおりである。
本実施例では円形加速器としたが、直線加速器でも実施することが出来る。
<第2の実施形態>
本実施形態では、図5(A)に示すように、既設の治療システムとして、1つの円形加速器と2つの治療室を有する治療システムを考え、加速器に関わる設備と制御システムの更新に関し、以下に述べる手順を実行する。なお、治療室数や配置などは設備ごとに変わるため、代表例として説明する。
図5(A)の既設システムの例に対して、治療期間外の停止期間に、図5(B)に示すように、新規の前段加速器15b、円形加速器16b、偏向電磁石9dを設置し、既設のビーム輸送系2に分岐を設け、既設の治療室へビームを輸送できるように、加速器16bとビーム輸送系2の分岐箇所を接続するビーム輸送系2dを設ける。この際、既設のビーム輸送系2の直線部分に偏向電磁石9dを設置することで、既設のビーム輸送系2を利用する場合には、新規の前段加速器15b、縁研加速器16b、偏向電磁石9dをOFFしておけば影響がないようにビーム輸送系を設置できる。
次に、この新たに追加した前段加速器15b、円形加速器16b、偏向電磁石9dに関わる設備を制御するために、更新の制御システム4bを設置し、更新設備20との配線接続を完了しておく。制御システム4bが将来的に更新後の制御システムの位置付けとなる。既設設備19との配線接続の切替えが必要であり、治療期間中は既設の制御システム4aでの制御、治療期間外に更新の制御システム4bによる既設設備19と更新設備20を組み合わせた制御が必要であるため、実施例1同様、制御システム4a、制御システム4bを切替えて、治療と更新作業を行う。
制御システム4b、前段加速器15b、円形加速器16b、偏向電磁石9dを利用して既設の治療室Aのビーム照射装置3a、治療室Bのビーム照射装置3bの治療ができるところまで完了したら、図5(C)に示すように、既設の治療に影響を与えることなく、加速器に関わる設備が更新できたこととなる。
制御システムの切替えにより、既設と更新後の加速器のどちらも使える状態ではあるが、既設の制御システム4a、前段加速器15a、円形加速器16aに関わる設備は不要となるため、図5(D)に示すように撤去してしまってもよい。
なお、図5(B) にて示した加速器の追加に関しては、図6に示すように既設の偏向電磁石5 9e部分に分岐を設け、加速器2ビーム輸送系2dを直線的に接続する形としても、既設の偏向電磁石9eをOFFした場合に、新規の治療室3cに設けられたビーム照射装置へビームを誘導することができるため、既設システムに影響を与えず加速器の追加が可能である。
また、図7に示すように、追加の加速器と既設ビーム輸送系の間に遮蔽体(ニュートロンシャッター17など)を設置するなどして分離すれば、既設システムでの治療中に、追加の加速器単体の調整、試験が可能となり、更新にかかる期間の短縮に繋がる。
実施例1では、既設のシステムに影響を与えないよう新たな治療室を1室設け、時間当たりの治療患者数を維持したまま、既設システムの治療時間外での調整、試験を実施し、新治療室での治療を開始後、既設治療室の患者を新たな治療室での治療に移行し、既設システムの1治療室を不使用とし、その治療室に関わる既設設備および制御システムの更新を治療患者数を維持した状態で行う。
実施例2では、既設システムを利用した治療患者数に与える影響をなくすため新たな加速器設備を1式追加し、既設システムの治療時間外に新たな加速器と既設ビーム輸送系の調整、治療室との組合せ試験を実施し、新たな加速器での治療が可能となった時点で、既設の加速器からの置き換え:更新が完了となる。
なお、制御システムの更新に当たっては、その更新箇所に合わせて、既設の制御システムを利用するか、新たな制御システムを利用するかは、既設設備からの配線をコネクタ端子台にて集約後のケーブルの接続先により切り分ける形で単純に切り替えることで対応する。
これら治療室、加速器などの設備、制御システムの更新をフェーズごとに分け、徐々に実施することで、治療期間外(たとえば夜間、休日)に更新後のシステムの設置、調整、試験を行い、治療期間(平日の日中)には既設システム、更新完了したシステムを利用して従来通りの治療を行っているため、従来の患者治療に与える影響はなく、粒子線治療を継続したままでの新システムへの更新が可能となる。
既設システムに与える影響を最小限とするポイントとしては、既設システムのビーム輸送系の直線部分に対して、新たな偏向電磁石を設置し、この電磁石を起動した場合のみ利用できる新たなビーム輸送系を設置、その先に新たな治療室を設ける点である。なお、既設システムのビームが曲げられる偏向電磁石部分に対して、直線方向に新たなビーム輸送系、新たな治療室を設ける場合も、電磁石を起動した場合に既設システムの治療室へのビーム誘導、電磁石を起動しない場合に新たな治療室へのビーム誘導、ができるため、同様に既設システムの治療患者数に与える影響はなくなる。
実施例1によれば、既設システムのビーム輸送系の直線部分に対して、新たな偏向電磁石を設置し、この電磁石を起動した場合のみルートが変わる新たなビーム輸送系を設置、その先に新たな治療室を設けることで、既設システムに最小限の影響で治療室を追加させることができる。また、追加した治療室は、既設システムの治療期間外に新たな制御システムにて組合せ試験、調整を実施して治療できるようにし、既設治療室の患者を新たな治療室に移行して治療する形とすれば、従来の患者治療数を継続した状態で、既設治療室を停止、更新することができる。
既設システムでの治療を維持した状態で、夜間や休日など治療していない時間に更新作業(新たなシステムの追設、調整、試験)を実施できるような更新方法とすることで、既設システムでの粒子線治療を維持した状態で治療システムの更新ができる。
また、既設のビーム輸送系の直線部に偏向電磁石を設置し、そこから分岐するように新たな設備を設けることで、そこにニュートロンシャッター等を設けなくても、治療時の照射ビーム誘導による線量被ばくの可能性は無く、更新/新設する治療室で機器設置などの一部更新作業を安全に行うことも出来る。
1…荷電粒子ビーム発生装置、
2…ビーム輸送系、
2a…治療室Aビーム輸送系、
2b…治療室Bビーム輸送系、
2c…治療室Cビーム輸送系、
2d…加速器ビーム輸送系、
3…ビーム照射装置、
3a…治療室A ビーム照射装置、
3b…治療室B ビーム照射装置、
3c…治療室Cビーム照射装置、
4…制御システム、
4a…制御システム(既設)、
4b…制御システム(更新)、
5…中央制御装置、
6…治療計画装置、
7…加速器・輸送系制御システム、
8…照射制御システム、
9…偏向電磁石、
9a…偏向電磁石(治療室Aビーム輸送系用)、
9b…偏向電磁石(治療室Bビーム輸送系用)、
9c…偏向電磁石(治療室Cビーム輸送系用)、
9d…偏向電磁石(加速器ビーム輸送系用)、
9e…偏向電磁石(加速器ビーム輸送系用)、
10…治療台、
11…照射ノズル、
12…荷電粒子ビーム、
13…患者・患部、
14…回転ガントリ、
15…前段加速器、
15a…前段加速器(既設)、
15b…前段加速器(更新)、
16…円形加速器(Synchrotron)、
16a…円形加速器(既設)、
16b…円形加速器(更新)、
17…ニュートロンシャッター、
18…コネクタ端子台、
19…既設設備、
20…更新設備、
40…操作端末、

Claims (13)

  1. 粒子線治療システムのシステム更新方法であって、
    前記粒子線治療システムの既設ビーム輸送系から分岐するように、新たなビーム輸送系を設けるステップと、
    前記新たなビーム輸送系に接続された新たな設備を設けるステップと、
    新たな制御システムを設けるステップと、
    前記新たな制御システムと新たな治療室に関する設備を組み合わせた制御を試験するステップと、
    前記新たな制御システムと前記粒子線治療システムの既設の治療室に関する設備を組み合わせた制御を試験するステップと、
    前記既設の治療室に関する設備を制御するシステムを、前記新たな制御システムを用いた制御システムから既設の制御システムに切り替えるステップと、
    を有し、
    前記分岐は、前記既設ビーム輸送系の直線部分に設けることを特徴とする粒子線治療システム更新方法。
  2. 請求項1に記載された粒子線治療システム更新方法であって、
    前記新たなビーム輸送系の分岐に、新たな偏向電磁石を設けるステップを有することを特徴とする粒子線治療システムの更新方法。
  3. 請求項1に記載された粒子線治療システム更新方法であって、
    前記粒子線治療システムの既設の制御システムを撤去するステップを有することを特徴とする粒子線治療システムの更新方法。
  4. 請求項1に記載された粒子線治療システム更新方法であって、
    前記新たな設備が新たな治療室であることを特徴とする粒子線治療システムの更新方法。
  5. 請求項1に記載された粒子線治療システム更新方法であって、
    前記新たな設備が新たな加速器であることを特徴とする粒子線治療システムの更新方法。
  6. 請求項2に記載された粒子線治療システム更新方法であって、
    前記新たな偏向電磁石は、前記既設ビーム輸送系を通るビームに影響を与えない動作モードを有することを特徴とする粒子線治療システムの更新方法。
  7. 請求項1に記載された粒子線治療システム更新方法であって、
    前記新たなビーム輸送系は、既設のビーム輸送系の最も下流にある既設の偏向電磁石から分岐していることを特徴とする粒子線治療システムの更新方法。
  8. 請求項4に記載の粒子線治療システムのシステム更新方法であって、
    前記粒子線治療システムの既設の治療室からの信号配線と、前記新たな治療室からの信号配線をコネクタ端子台にて配線を集約させるステップと、
    前記既設の治療室からの信号配線と、前記新たな治療室からの信号配線の接続を切り替えるステップとを有することを特徴とする粒子線治療システムのシステム更新方法。
  9. 請求項4に記載の粒子線治療システムのシステム更新方法であって、
    前記粒子線治療システムの既設の治療室からの信号配線と、前記新たな治療室からの信号配線をスイッチング機能を持つ切替器に集約させるステップを有することを特徴とするシステムの更新方法。
  10. 粒子線治療システムのシステム更新方法であって、
    治療期間外に新たな治療室を設けて前記新たな治療室を試験し、治療期間内に既設の制御システムが前記粒子線治療システムの既設の治療室に関する設備を運転するステップと、
    治療期間外に前記既設の治療室を更新して前記既設の治療室を試験し、治療期間内に新たな制御システムが前記新たな治療室に関する設備を運転するステップと、
    を有することを特徴とする粒子線治療システムの更新方法。
  11. 請求項10に記載の粒子線治療システムのシステム更新方法であって、
    前記新たな治療室は、前記粒子線治療システムの既設のビーム輸送系の直線部分から分岐するように設けられた新たなビーム輸送系に接続されていることを特徴とする粒子線治療システムの更新方法。
  12. 請求項10に記載の粒子線治療システムのシステム更新方法であって、
    前記治療期間外に前記既設の治療室を更新して前記既設の治療室を試験し、治療期間内に前記新たな治療室に関する設備を運転するステップの前に、
    前記既設の治療室の治療スケジュールを前記新たな治療室に移すステップを有することを特徴とする粒子線治療システムの更新方法。
  13. 粒子線治療システムであって、
    粒子を加速する加速器と、加速された粒子を輸送する第一の輸送系と、輸送された粒子を照射する照射装置が設けられた第一の治療室と、
    前記第一の輸送系に後から設置された偏向電磁石と、
    前記偏向電磁石に接続された第二の輸送系と、
    前記第二の輸送系に接続された照射装置が設けられた第二の治療室と、
    第一の制御システムと第二の制御システムと、を有し、
    前記偏向電磁石は、粒子線治療システムの治療期間中に動作させず、
    前記第一の制御システムは治療期間内に前記第一の治療室及び前記加速器を制御し、
    前記第二の制御システムは治療期間外に前記第二の治療室及び前記加速器を制御することを特徴とする
    粒子線治療システム。
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