JP6718330B2 - 伸縮継手装置および天井用伸縮継手装置 - Google Patents

伸縮継手装置および天井用伸縮継手装置 Download PDF

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Description

本発明は、建物の隣接する2つの躯体間の空隙を塞いだ状態で、地震などによる各躯体の相対的変位を許容することができる伸縮継手装置および天井用伸縮継手装置に関する。
特許文献1に記載の床用伸縮継手装置は、目地部を介して建てられた左右の建物の目地部側の床躯体に取付けられた一対のレールと、この一対のレールに両端部がスライド移動可能に支持され、傾斜した状態で配設される少なくとも2個以上の支持バーと、この少なくとも2個以上の支持バーに所定間隔で支持される複数本の目地プレート支持バーと、この複数本の目地プレート支持バーにそれぞれ取り付けられた複数枚の目地プレートとを備えている。
特開2002−38612号公報
特許文献1に記載の床用伸縮継手装置では、各躯体の相対的変位に伴う支持バーの回動角度が大きいので、地震などによる建物の近接または離反に伴って、伸縮継手装置と建物の躯体との間に空隙が生じて危険な場合がある。
本発明の目的は、地震などによって建物が近接または離反した場合に、これに応じて目地プレートを変位させたとき、目地プレートで塞ぎきれない開口部を小さくすることができる伸縮継手装置および天井用伸縮継手装置を提供することである。
本発明は、相互に空隙をあけて対向する2つの建物の対向部に、前記各対向部に沿って平行に延びるように配設される一対のレールと、
前記各レールに長手方向両端部がスライド移動自在に支持されるとともに、前記各対向部の近接および離反する方向の相対的変位に追従して回動する支持バーと、
前記各基部間に亘って配設される複数の目地プレートと、
前記各目地プレートを支持する複数の目地プレート支持部材と、
前記支持バーに間隔をあけて回動可能に取り付けられ、前記目地プレート支持部材をスライド移動可能に支持する複数のレール部材と、
両端部が前記各対向部側に回動可能に支持され、前記一対のレール間の中央において前記支持バーを回動可能に支持し、前記各対向部の近接および離反に伴って、前記各対向部の近接および離反する方向に伸縮する第1伸縮リンク手段と、
両端部が前記各対向部側に回動可能に支持され、前記複数の目地プレート支持部材を前記各対向部の近接および離反する方向に所定の間隔をもって回動可能に支持し、前記各対向部の近接および離反に伴った相対的変位に追従して、前記複数の目地プレート支持部材を変位させる第2伸縮リンク手段と、を有し、
前記第2伸縮リンク手段は、前記複数の目地プレート支持部材にそれぞれ螺着された複数の回動軸を有しており、前記複数の回動軸によって、前記目地プレート支持部材に着脱可能にピン結合されていることを特徴とする伸縮継手装置である。
また本発明は、前記各目地プレート支持部材には、一定の高さを有し、上面に載置される前記第2伸縮リンク手段の高さを揃える高さ調整用部材が配設されることを特徴とする。
また本発明は、対向する2つ建物の対向部に、前記各対向部に沿って配設される天井用伸縮継手装置であって、
相互に空隙をあけて対向する2つの建物の対向部に、前記各対向部に沿って平行に延びるように配設される一対のレールと、
前記各レールに長手方向両端部がスライド移動自在に支持されるとともに、前記各対向部の近接および離反する方向の相対的変位に追従して回動する複数の支持バーと、
前記対向部間を覆う複数の目地プレートと、
両端部が前記各対向部側に回動可能に支持され、前記一対のレール間の中央で前記支持バーに回動可能に支持され、前記各対向部の近接および離反に伴って、前記各対向部の近接および離反する方向に伸縮する第1伸縮リンク手段と、
前記第1伸縮リンク手段に、所定の間隔をもって回動可能に支持され、下部が開口した円弧状の凹部を備えたスライド把持部を有するスライド支持部材と、
スライド支持部材の円弧状の凹部にスライドおよび回動可能に把持される円弧状の凸部を有し、目地プレートを支持する目地プレート支持部材と、
を有することを特徴とする天井用伸縮継手装置である。
本発明によれば、支持バーは、各対向部間が近接および離反する対向部間の変位に応じて、第1伸縮リンク手段が支持された一対のレール間の中央部で回動する。第2伸縮リンク手段は、各対向部間の相対的変位に追従して、目地プレート支持部材を所定の間隔をもって変位させており、目地プレート支持部材に支持された複数の目地プレートは、一対のレール間の中央部を境として、一方の対向部側の目地プレートと他方の対向部側の目地プレートとの両側の目地プレートが逆方向に変位するので、地震などによって建物が近接または離反した場合に、これに応じて目地プレートを変位させたとき、目地プレートで塞ぎきれない開口部を小さくすることができる。
本発明の第1実施形態の床用伸縮継手装置の鉛直断面図である。 一方の対向部付近の拡大断面図である。 他方の対向部付近の拡大断面図である。 目地プレート支持部材と第2伸縮リンク手段との平面図である。 隣接する2つの躯体の相互に対向する各対向部が、前後方向にずれた場合のレール部材と支持バーと第1伸縮リンク手段とを模式的に示した図である。 隣接する2つの躯体の相互に対向する各対向部が、前後方向にずれた場合の目地プレート支持部材と第2伸縮リンク手段とを模式的に示した図である。 隣接する2つの躯体の相互に対向する各対向部が、近接/離反する方向にずれた場合のレール部材と支持バーと第1伸縮リンク手段とを模式的に示した図である。 隣接する2つの躯体の相互に対向する各対向部が、近接/離反する方向にずれた場合の目地プレート支持部材と第2伸縮リンク手段とを模式的に示した図である。 床用伸縮継手装置のレベルがずれた状態を説明するための正面図である。 本発明の第2実施形態の天井用伸縮継手装置のレベルがずれた状態を説明するための正面図である。 スライド支持部材および目地プレート支持部材の詳細図である。 本発明の第3実施形態に係る床用伸縮継手装置の対向部付近の拡大断面図である。 蝶番の斜視図である。 床用伸縮継手装置の対向部のレベルが異なった状態の対向部付近の拡大断面図である。 床用伸縮継手装置の対向部のレベルが異なった状態の対向部付近の拡大断面図である。 目地プレート支持部材の部品構成を示すための断面図である。
図1は、本発明の第1実施形態に係る床用伸縮継手装置10の鉛直断面図であり、図2は一方の対向部11付近の拡大断面図であり、図3は他方の対向部12付近の拡大断面図である。図4は、目地プレート支持部材24と第2伸縮リンク手段51との平面図である。床用伸縮継手装置10は、建物の隣接する2つの躯体の相互に対向する各対向部11,12に固定され、延在方向(図1の紙面に垂直な方向)に沿って水平方向に平行に延びる一対のレール13と、各レール13に長手方向両端部15,16が移動自在に支持されるとともに、各対向部11,12の近接および離反する方向の相対的変位に追従して変位する複数の支持バー17と、支持バー17に所定の間隔をもって回動可能にピン結合され、上部が開口した断面コの字状のレール部21を有するレール部材18と、各目地プレート19にビス止めされ、レール部材18のレール部21にスライド可能に嵌め込まれ、目地プレート19を支持する目地プレート支持部材24と、各目地プレート支持部材24に固定され、近接および離反する方向に平行な幅方向一方側に隣接する目地プレート支持部材24の上方を越えて幅方向他方側に延びる目地プレート19とを有する。
支持バー17は、中空部材である角形パイプからなる回動部材26を含んで実現される。この回動部材26の長手方向一端部と長手方向他端部との下面には、角形パイプからなる摺動部材27,28がピンボルト31、丸パイプ92、座金32,33およびナット34によって、ピンボルト31の軸線まわりに回動自在に連結される。摺動部材27,28は、レール13の底部35によって支持される下壁37と、下方の座金32およびボルトによって挟着される上壁38と、上壁38および下壁37に直角に連なり、レール13の見切り部39によって案内される一対の側壁40とを有する。
各支持バー17の上面であって幅方向中央部には、目地プレート支持部材24をスライド可能に支持するレール部材18が連結される。レール部材18のレール部21は、上部が開口した断面コの字状であり、このレール部21は、レール部21の中央に配置されるピン77によって、支持バー17に回動可能に支持される。
目地プレート支持部材24は、上部に目地プレート19をビス止めして受ける目地プレート受け部42と、目地プレート受け部42に連続する立ち上がり部43と、立ち上がり部43の下部に形成され、レール部材18のレール部21をスライド移動可能なスライド部44とを有する。スライド部44には一定高さの小片45が配設されており、この小片45の上面に第2伸縮リンク手段51が載置される。第2伸縮リンク手段51を小片45にボルト止めすることで、容易に第2伸縮リンク手段51を一定の高さに配設することができる。
目地プレート19は、断面が略L字状に形成され、目地プレート19の折り曲げ部22が、目地プレート支持部材24の立ち上がり部43に当接して、位置決めされた状態で、幅方向の一方側に隣接する目地プレート受け部42を越えて幅方向の他方側に延びる。相互に隣接する2つの目地プレート19は、部分的に重なった状態で目地プレート受け部42間の隙間を覆う。
支持バー17の下部には、パンタグラフ状の第1伸縮リンク手段50が配設される。第1伸縮リンク手段50の一端部は、一方のレール13の底部35に溶接されたZ字状のブラケット52に回動可能にピン止めされる。第1伸縮リンク手段50の他端部は、他方のレール13の底部35に溶接されたZ字状のブラケット53に回動可能にピン止めされる。第1伸縮リンク手段50の長手方向中央に位置し、第1伸縮リンク手段50を構成する2つのリンクがX字状に交差した支点55は、支持バー17の長手方向中央部に回動可能にピン結合される。
支持バー17は、建物の近接または離反に伴って、摺動部材27,28がレール13内をスライドし、第1伸縮リンク手段50がピン結合された長手方向中央部にある支点55を中心として回動する。
パンタグラフ状の第2伸縮リンク手段51は、目地プレート19の下側に配設される。第2伸縮リンク手段51の一端部は、一方のレール13に、ビス止めまたは溶接されたL字状のブラケット56に回動可能にピン止めされる。第2伸縮リンク手段51の他端部は、他方のレール13にビス止めされたL字状のブラケット57に回動可能にピン止めされる。第2伸縮リンク手段51の、一端部と他端部とを除いた、2つのリンクがX字状に交差する複数の支点58は、目地プレート支持部材24に回動可能にピン結合される。
第2伸縮リンク手段51は、複数の目地プレート支持部材24を、各対向部11,12の近接および離反する方向の相対的変位に追従して、伸縮することができ、対向部11に配設される一方のレール13は、断面が略L字状の鋼材からなり、対向部11の空隙59に臨む鉛直な壁面60にボルトによって固定される基部61を有する。基部61は、基部61の下端部に直角に屈曲して連なる底部62と、底部62から立ち上がる立ち上がり部63とを有する。基部61の内部にはレール13が配設される。レール13は垂直に立ち上がる立ち上がり部64を有し、立ち上がり部64の下端に底部35と底部35の端部から立ち上がる見切り部39によって構成され、上方に開口したコの字状の開口部90を備える。立ち上がり部64の上端には、水平方向に突出して目地プレート19を受ける目地プレート受け部41が配設される。
レール13には、レール13の立ち上がり部64に螺着され、基部61の貫通孔68を貫通する抜け止め用ピン67が配設される。基部61の貫通孔68は、たとえば上下方向に細長の長孔である。
他方の対向部12に固定される他方のレール13は、断面が略L字状の鋼材からなる。対向部12には、空隙59に臨む鉛直な壁面69にボルトによって固定される基部61が設けられる。基部61は、基部61の下端部に直角に屈曲して連なる底部62と、底部62から立ち上がる立ち上がり部63とを有する。基部61の内部にはレール13が配設される。レール13は垂直に立ち上がる立ち上がり部64を有し、立ち上がり部64の下端に底部35と底部35の先端から立ち上がる見切り部39によって構成され、上方に開口した開口部90を備える。立ち上がり部64の上端には、水平方向に突出して目地プレート19を受ける目地プレート受け部41が配設される。レール13には、レール13の立ち上がり部64に螺着され、基部61の貫通孔68を貫通する抜け止め用ピン67が配設される。基部61の貫通孔68は、上下方向に細長な長孔とする。このような他方のレール13は、図3の紙面に垂直な水平方向に対向部12の壁面69に沿って一方のレール13と平行に延在する。
図5は、隣接する2つの躯体の相互に対向する各対向部11,12が、対向部11,12間の間隔が一定で、前後方向にずれた場合のレール部材18と支持バー17と第1伸縮リンク手段50とを模式的に示した図である。図5(a)は各対向部11,12間にずれが生じていない状態を示し、図5(b)は一方の対向部11が他方の対向部12に対して前方にずれた場合を示し、図5(c)は一方の対向部11が他方の対向部12に対して後方にずれた場合を示す。
図6は、隣接する2つの躯体の相互に対向する各対向部11,12が、対向部11,12間の間隔が一定で、前後方向にずれた場合の目地プレート支持部材24と第2伸縮リンク手段51とを模式的に示した図である。図6(a)は各対向部11,12間にずれが生じていない状態を示し、図6(b)は一方の対向部11が他方の対向部12に対して前方にずれた場合を示し、図6(c)は一方の対向部11が他方の対向部12に対して後方にずれた場合を示す。
各対向部11,12間の間隔は一定であり、レール13をスライドする2つの摺動部材27,28の相対的な位置は、各対向部11,12にずれが生じる前後で一定であり、支持バー17の位置も一定である。摺動部材27,28に対して、一方の対向部11(レール13)が前後に移動する。第1伸縮リンク手段50は、第1伸縮リンク手段50が支持されている支持バー17中央の支点55を中心として、対向部11,12間のずれの向きと大きさとに応じて回動する。第2伸縮リンク手段51にピン接合されている目地プレート支持部材24は、支点55に対して一方の対向部11側にある目地プレート支持部材24と、支点55に対して他方の対向部12側にある目地プレート支持部材24とが、支点55から各目地プレート支持部材24までの距離に比例した距離だけ逆向きに移動する。
このように、各目地プレート支持部材24の移動距離を短くすることができるので、移動した目地プレート支持部材24に取り付いた目地プレート19が壁などに接触したり、目地プレート支持部材24に取り付いた目地プレート19の側部に大きな開口が生じることを防止することができる。
図7は、隣接する2つの躯体の相互に対向する各対向部11,12が、前後にずれることなく、近接/離反する方向にずれた場合のレール部材18と支持バー17と第1伸縮リンク手段50とを模式的に示した図である。図8は、隣接する2つの躯体の相互に対向する各対向部11,12が、前後にずれることなく、近接/離反する方向にずれた場合の目地プレート支持部材24と第2伸縮リンク手段51とを模式的に示した図である。
各対向部11,12間の前後のずれが生じていないので、第1伸縮リンク手段50の向きは各対向部11,12にずれが生じる前後で変わらず、対向部11,12が近接/離反する方向である。各対向部11,12間の距離が長くなると、支持バー17は、支点55を中心として近接/離反する方向に回動し、各対向部11,12間の距離が短くなると、支持バー17は、支点55を中心として、対向部11,12の対向する方向と直交する前後方向に回動する。
支持バー17が近接/離反する方向に回動すると、支点55を中心として、一方の対向部11側にあるレール部材18と他方の対向部12側にあるレール部材18とが、各々前後逆向きに移動する。
ところが、各目地プレート支持部材24は、第2伸縮リンク手段51に規制されて、対向部11,12が近接/離反する方向に沿って移動するので、移動した目地プレート支持部材24に取り付いた目地プレート19が壁などに接触し、あるいは目地プレート支持部材24に取り付いた目地プレート19の側部に大きな開口が生じることを防止することができる。
図2に示すように、対向部11に固定される一方のレール13の立ち上がり部64の外面には、当接体87がビス止めされており、基部61の立ち上がり部63の内面には、2つの当接体88がビス止めされる。当接体87と当接体88とは、当接体87の両端面に各々当接体88の端面が当接するように配設される。基部61の底部62内面には、当接体89がビス止めされる。当接体87,88,89は、たとえば断面が半円のかまぼこ型である。レール13の、立ち上がり部64外面に配設される当接体87は、対向する基部61の立ち上がり部63内面との間に隙間を設けており、基部61の立ち上がり部63の内面に配設される当接体88は、レール13の、立ち上がり部64外面との間に隙間を設けている。基部61の底部62内面に配設される当接体89は、レール13の底部35に当接する。
図3に示すように、対向部12に固定される他方のレール13の立ち上がり部64の外面には、当接体87がビス止めされており、基部61の立ち上がり部63の内面には、2つの当接体88がビス止めされる。当接体87と当接体88とは、当接体87の両端面に各々当接体88の端面が当接するように配設される。基部61の底部62内面には、当接体89がビス止めされる。当接体87,88,89は、たとえば断面が半円のかまぼこ型である。レール13の、立ち上がり部64外面に配設される当接体87は、対向する基部61の立ち上がり部63内面との間に隙間を設けており、基部61の立ち上がり部63の内面に配設される当接体88は、レール13の、立ち上がり部64外面との間に隙間を設けている。基部61の底部62内面に配設される当接体89は、レール13の底部35に当接する。
図9は地震が起きて床用伸縮継手装置10の一方側のレベルが他方側のレベルに対して相対的に上がった状態の図を示す。図9(a)は各対向部11,12間にずれが生じていない状態を示し、図9(b)は一方の対向部11が他方の対向部12に対して上方にずれた場合を示し、図9(c)は一方の対向部11が他方の対向部12に対して下方にずれた場合を示す。
一方側のレール13は、基部61の底部62内面に配設した当接体89がレール13の底部35に当接した状態で、レール13の見切り部39が、基部61の縦壁部91に当接する。当接体89は、レール13の長手方向に沿って円弧状の断面を有しており、レール13が傾いた場合であっても、レール13の底部35外面と線接触することができる。
レール13の、立ち上がり部64外面に配設された当接体87と、基部61の立ち上がり部63の内面に配設された当接体88とは、当接体87の両端面に各々当接体88の端面が当接して、レール13の長手方向の動きを規制する。レール13に配設された当接体87は、対向する基部61の立ち上がり部63から離れ、基部61に配設された当接体88は、レール13の、立ち上がり部64から離れる。
レール13の立ち上がり部64に螺着された抜け止め用ピン67は、基部61の貫通孔68に挿通された状態を維持している。
他方側のレール13は、基部61の底部62内面に配設した当接体89がレール13の底部35に当接した状態で、レール13の見切り部39が、基部61の縦壁部91に当接する。レール13の、立ち上がり部64の外面に配設された当接体87と、基部61の立ち上がり部63の内面に配設された当接体88とは、当接体87の両端面に各々当接体88の端面が当接して、レール13の長手方向の動きが規制された状態を維持して、レール13の立ち上がり部64外面に配設された当接体87が、基部61の立ち上がり部63内面に当接し、あるいは、基部61の立ち上がり部63内面に配設された当接体88が、レール13の立ち上がり部64外面に当接する。レール13の立ち上がり部64に螺着された抜け止め用ピン67は、基部61の貫通孔68に挿通された状態を維持している。
このように、当接体87の両端面に各々当接体88の端面が当接して、レール13の長手方向の動きが規制された状態で、レベルが下がった他方側のレール13の見切り部39が、基部61の縦壁部91に当接する。さらに、レール13の立ち上がり部64外面に配設された当接体87が、基部61の立ち上がり部63内面に当接し、あるいは、基部61の立ち上がり部63内面に配設された当接体88が、レール13の立ち上がり部64外面に当接して、床用伸縮継手装置10の長手方向の動きが規制される。当接体87,88は、レール13の長手方向に沿って円弧状の断面を有しており、レール13が傾いた場合であっても、当接体87,88はレール13の立ち上がり部64の外面と線接触することができ、当接体89はレール13の底部35外面と線接触することができる。
床用伸縮継手装置10の上下方向の動きは、レール13の立ち上がり部64に螺着された抜け止め用ピン67が、基部61の貫通孔68に挿通された状態を維持することによって規制される。
図10は、本発明の第2実施形態に係る天井用伸縮継手装置20のレベルがずれた状態を説明するための正面図である。図10(a)は各対向部71,72が正常な位置にある場合の天井用伸縮継手装置20を示し、図10(b)は一方の対向部71が他方の対向部72に対して上方にずれた場合を示し、図10(c)は一方の対向部71が他方の対向部72に対して下方にずれた場合を示す。図11は、スライド支持部材74および目地プレート支持部材84の詳細図である。第1実施形態の説明と重複する部分については説明を省略し、同一の参照符を用いる。
天井用伸縮継手装置20は、天井部分の躯体の相互に対向する各対向部71,72に固定され、延在方向(図10の紙面に垂直な方向)に沿って平行に延びる一対のレール13と、各レール13に長手方向両端部が移動自在に支持されるとともに、各対向部71,72の近接および離反する方向の相対的変位に追従して変位する複数の支持バー17を有する。支持バー17の下面には、パンタグラフ状の第1伸縮リンク手段50が配設される。第1伸縮リンク手段50の支点93には、所定の間隔をもって回動可能にピン結合され、下部が開口した断面が円弧状の凹部81を備えたスライド把持部82を有するスライド支持部材74が配設される。さらに、スライド支持部材74の円弧状の凹部81には、スライドおよび回動可能に把持される円弧状の凸部83を有し、各目地プレート19をビス止めして支持する目地プレート支持部材84が配設される。目地プレート19は、目地プレート19の幅方向一方側に隣接する目地プレート支持部材84の下方を越えて、目地プレート19の幅方向一方側に延び、幅方向一方側に隣接する目地プレート19に当接する。スライド支持部材74の上部には、目地プレート19の位置決め用金具96が取り付けられており、目地プレート19は、折り曲げ部22の端部が位置決め用金具96に当接し、折り曲げ部22の基端部が目地プレート支持部材84に当接した状態で、目地プレート支持部材84にねじ止めされる。これによって、目地プレート19は、位置決めされた状態で容易にねじ止めされる。
スライド支持部材74は、円弧状の凹部81を備えたスライド把持部82を有しており、目地プレート支持部材84は、スライド支持部材74の円弧状の凹部81にスライド可能に把持される円弧状の凸部83を有しているので、簡単な構成で目地プレート19を配設することができる。地震などが発生して。各対向部71,72のレベルが異なる場合でも、スライド支持部材74の円弧状の凹部81に嵌め込まれた目地プレート支持部材84の円弧状の凸部83が、円弧状の凹部81の内部で回動するので、容易に目地プレート19を、各対向部71,72の異なったレベルに追従させることができる。
図5〜図8に示すように、床用伸縮継手装置10の前後には、縦壁94が配設されており、この縦壁94用の伸縮継手装置として、天井用伸縮継手装置20を使用可能である。縦壁用伸縮継手装置95は、たとえば、縦壁94の内面側と、縦壁94の外面側とに配設され、対向部11,12に支持される。床用伸縮継手装置10の天井側に天井用伸縮継手装置20を配設し、縦壁94に縦壁用伸縮継手装置95を配設することによって、対向部11,12の変位に合わせて、対向部11,12間の床、天井、縦壁を伸縮させることができる。
このように、床用伸縮継手装置10は、相互に空隙59をあけて対向する2つの建物の対向部11,12に、各対向部11,12に沿って平行に延びるように配設される一対のレール13と、各レール13に長手方向両端部がスライド移動自在に支持されるとともに、各対向部11,12の近接および離反する方向の相対的変位に追従して回動する支持バー17と、各基部61間に亘って配設される複数の目地プレート19と、各目地プレート19を支持する複数の目地プレート支持部材24と、支持バー17に間隔をあけて回動可能に取り付けられ、目地プレート支持部材24をスライド移動可能に支持する複数のレール部材18と、両端部が各対向部11,12側に回動可能に支持され、一対のレール13間の中央において支持バー17を回動可能に支持し、各対向部11,12の近接および離反に伴って、各対向部11,12の近接および離反する方向に伸縮する第1伸縮リンク手段50と、両端部が各対向部11,12側に回動可能に支持され、複数の目地プレート支持部材24を各対向部11,12の近接および離反する方向に所定の間隔をもって回動可能に支持し、各対向部11,12の近接および離反に伴った相対的変位に追従して、複数の目地プレート支持部材24を変位させる第2伸縮リンク手段51と、を有することを特徴とする。
図12は、本発明の第3実施形態に係る床用伸縮継手装置110の対向部12付近の拡大断面図である。図13は蝶番120の斜視図である。本実施形態では、レール13の立ち上がり部64と、基部61の立ち上がり部63との間に、延在方向の回動軸線Lを有する蝶番120が配設される。本実施形態では、各対向部11,12に、たとえば3個の蝶番120が同一の回動軸線L上に設置される。
蝶番120は、1対のヒンジ片121,122と、ヒンジ片121,122を回動可能に支持するヒンジピン123とを備えている。ヒンジ片121は、平板状の取付け座124と、取付け座124に連設され、ヒンジピン123に支持される円筒状の回動基部126を備えており、ヒンジ片122は、平板状の取付け座125と、取付け座125に連設され、ヒンジピン123に支持される円筒状の回動基部127a,127bとを備えている。
回動基部127aは、取付け座125の長さ方向(回動軸線L方向)の中央部に設けられ、回動基部127bは、取付け座125の長さ方向両端部に設けられる。回動基部126は、回動基部127aと127bとの間に互いに隣り合うように配置される。ヒンジ片121の取付け座124とヒンジ片122の取付け座125とは、同一形状の長方形である。なお、回動基部126と回動基部127aとの間、および回動基部126と回動基部127bとの間には、円環状のスリーブ128が設けられており、また、取付け座124,125には、ボルト止め用の孔部129が設けられている。
ヒンジ片121,122のうち、一方のヒンジ片121の取付け座124は、レール13の立ち上がり部64にボルト止めおよび溶接され、他方のヒンジ片122の取付け座125は、基部61の立ち上がり部63の上端に設けられた水平面状の受け部111にボルト止めされる。
取付け座124,125は、回動基部126,127a,127bが、レール13の立ち上がり部64と、基部61の立ち上がり部63との間に挟まれて、回動基部126,127a,127bの外周面132が、立ち上がり部64と、立ち上がり部63とに当接した状態で、受け部111にボルト止めされる。
図14は、たとえば地震が発生して、床用伸縮継手装置110の対向部11のレベルが、対向部12のレベルに対して相対的に上がった状態の対向部12付近の拡大断面図である。図15は、対向部11のレベルが、対向部12のレベルに対して相対的に下がった状態の対向部12付近の拡大断面図である。
地震が発生して、床用伸縮継手装置110の一方側のレベルが他方側のレベルに対して相対的に上がって、レール13が基部61に対して傾いた場合でも、蝶番120を構成するヒンジ片121,122の回動基部126,127a,127bが、レール13の立ち上がり部64と、基部61の立ち上がり部63とに当接した状態を維持しており、蝶番120に掛かる床用伸縮継手装置110の荷重のうち、レール13の立ち上がり部64と垂直な方向の荷重は、円筒形の回動基部126,127a,127bで受けることができ、レール13の立ち上がり部64と平行な方向の荷重は、レール13の立ち上がり部64にボルト止めおよび溶接された取付け座124で受けることができる。
このように、蝶番120に掛かる荷重を、高い強度を備えた、回動基部126,127a,127bと、立ち上がり部64にボルト止めおよび溶接された取付け座124で受けることができる。受け部111にボルト止めされる取付け座125に掛かる荷重を軽減することができるので、取付け座125を受け部111に固定する取付けボルトが破断して、蝶番120が脱落することを防止することができる。
ヒンジ片121の取付け座124は予めレール13側に溶接することができるので、レール13に取付ける取付け座124の取付け精度を向上させることができ、ヒンジ片122は、レール13に取付け座124が溶接された状態で容易にボルト止めすることができる。なお、取付け座124を立ち上がり部64に溶接する場合、ボルト130を螺合して位置決めすることで、取付け座124の位置決めを容易に行うことができる。
基部61の立ち上がり部63の下部には、レール13が蝶番120の回動軸線Lを中心として回動した場合に、レール13の立ち上がり部64の下端が当接するストッパー133が設けられている。ストッパー133は、たとえば樹脂で形成され、立ち上がり部63にビス止めされる。
床用伸縮継手装置110の対向部11のレベルが、対向部12のレベルに対して相対的に上がったとき、レール13が基部61に当接しないようするために、基部61の縦壁部91の上端は、空隙59に臨む方向に傾斜している。
各対向部11,12のレベルが異なった場合には、レール13は、蝶番120の回動軸線Lを中心として回動するが、各対向部11,12の基部61に対して移動しないので、レール13に、レール13が基部61から抜け落ちることを防止するための抜け止め用ピンを設けなくてもよい。
図16は、目地プレート支持部材144の部品構成を示すための断面図である。目地プレート支持部材144は、上部に目地プレート19を受ける目地プレート受け部42と、目地プレート受け部42に連続する立ち上がり部43と、立ち上がり部43の下部に形成され、レール部材18のレール部21をスライド移動可能なスライド部44とを一体として有する本体部145と、本体部145の立ち上がり部43にねじ止めされ、目地プレート19と第2伸縮リンク手段51との位置決めをする位置決め材147とを備える。
位置決め材147は、立ち上がり部43と平行に配置される縦壁151と、所定の高さを有し、第2伸縮リンク手段51が載置される載置台158とを備える。立ち上がり部43と縦壁151とによって、垂直方向上方に開放した断面がコの字状の溝部157が構成される。
目地プレート19の、垂直方向に伸延する折り曲げ部22が溝部157に挿入され、溝部157の底部161に折り曲げ部22が近接した状態で、折り曲げ部22の位置決めがされる。目地プレート19の本体部23の下面163は、目地プレート受け部42で受けられる。
目地プレート19の折り曲げ部22が溝部157に挿入され、本体部145の立ち上がり部43の貫通孔166に、目地プレート19の折り曲げ部22のタップ孔167位置を合わせて、折り曲げ部22に螺合させるボルト165によって、溝部157に配設される。これによって、目地プレート19に、該目地プレート19の下側に重なって配設されている他の目地プレート19を押圧する力が掛かることを防止することができ、重なり合った目地プレート19間の摩擦力を軽減して、目地プレート19をスムーズに動かすことができる。
位置決め材147は、第2伸縮リンク手段51が載置される載置台158を備えており、第2伸縮リンク手段51を載置台158に載置して、ボルト164で載置台158と小片45とにねじ止めすることによって、第2伸縮リンク手段51の垂直方向の位置決めを確実に行うことができ、これによって第2伸縮リンク手段51をスムーズに動作させることができる。
このような第3実施形態の床用伸縮継手装置110は、次の構成を有する態様が可能である。すなわち、基部61は、垂直に立ち上がる立ち上がり部63と、立ち上がり部63の上端に設けられた水平面状の受け部111を有し、レール13は、垂直に立ち上がる立ち上がり部64を有し、レール13の立ち上がり部64と、基部61の立ち上がり部63との間に、対向部11,12に平行な回動軸線Lを有する蝶番120が配設され、蝶番120は、回動軸線Lを有する円筒形の回動基部126,127a,127bと、回動基部126,127a,127bの外周面132にそれぞれ設けられる取付け座124,125と、を有し、回動軸線L上に連結される複数のヒンジ片121,122を備え、複数のヒンジ片121,122のうち少なくとも1つのヒンジ片の取付け座は、レール13の立ち上がり部64にボルト止めおよび溶接され、複数のヒンジ片121,122のうち少なくとも1つのヒンジ片の取付け座は、基部61の受け部111に取り付けられ、複数のヒンジ片121,122の回動基部126,127a,127bは、基部61の立ち上がり部63と、レール13の立ち上がり部64とに挟まれている。
さらに、目地プレート19は垂直方向に伸延する折り曲げ部22を備えており、目地プレート支持部材144は、垂直方向上方に開放し、折り曲げ部22を挿入可能な溝部157を有しており、折り曲げ部22は、溝部157の底部161に近接するように挿入されて固定される。
さらに、各目地プレート支持部材144は、一定の高さを有し、第2伸縮リンク手段51を載置可能な載置台158を備えている。
10,110 床用伸縮継手装置
11,12,71,72 対向部
13 レール
15,16 端部
17 支持バー
18 レール部材
19 目地プレート
20 天井用伸縮継手装置
21 レール部
22 折り曲げ部
23 本体部
24,144 目地プレート支持部材
26 回動部材
27,28 摺動部材
31 ピンボルト
32,33 座金
34 ナット
35,62 底部
37 下壁
38 上壁
39 見切り部
40 側壁
41,42 目地プレート受け部
43,63,64 立ち上がり部
44 スライド部
45 小片
50 第1伸縮リンク手段
51 第2伸縮リンク手段
52,53,56,57 ブラケット
55,58,93 支点
59 空隙
60,69 壁面
61 基部
67 抜け止め用ピン
68,166 貫通孔
74 スライド支持部材
77 ピン
81 凹部
82 スライド把持部
83 凸部
84 目地プレート支持部材
87,88,89 当接体
90 開口部
91 縦壁部
92 丸パイプ
94 縦壁
95 縦壁用伸縮継手装置
96 位置決め用金具
111 受け部
120 蝶番
121,122 ヒンジ片
123 ヒンジピン
126,127a,127b 回動基部
124,125 取付け座
128 スリーブ
129 孔部
130 ボルト
132 外周面
133 ストッパー
145 本体部
147 位置決め材
151 縦壁
157 溝部
158 載置台
161 底部
163 下面
164,165 ボルト
167 タップ孔

Claims (3)

  1. 相互に空隙をあけて対向する2つの建物の対向部に、前記各対向部に沿って平行に延びるように配設される一対のレールと、
    前記各レールに長手方向両端部がスライド移動自在に支持されるとともに、前記各対向部の近接および離反する方向の相対的変位に追従して回動する支持バーと、
    前記各基部間に亘って配設される複数の目地プレートと、
    前記各目地プレートを支持する複数の目地プレート支持部材と、
    前記支持バーに間隔をあけて回動可能に取り付けられ、前記目地プレート支持部材をスライド移動可能に支持する複数のレール部材と、
    両端部が前記各対向部側に回動可能に支持され、前記一対のレール間の中央において前記支持バーを回動可能に支持し、前記各対向部の近接および離反に伴って、前記各対向部の近接および離反する方向に伸縮する第1伸縮リンク手段と、
    両端部が前記各対向部側に回動可能に支持され、前記複数の目地プレート支持部材を前記各対向部の近接および離反する方向に所定の間隔をもって回動可能に支持し、前記各対向部の近接および離反に伴った相対的変位に追従して、前記複数の目地プレート支持部材を変位させる第2伸縮リンク手段と、を有し、
    前記第2伸縮リンク手段は、前記複数の目地プレート支持部材にそれぞれ螺着された複数の回動軸を有しており、前記複数の回動軸によって、前記目地プレート支持部材に着脱可能にピン結合されていることを特徴とする伸縮継手装置。
  2. 前記各目地プレート支持部材には、一定の高さを有し、上面に載置される前記第2伸縮リンク手段の高さを揃える高さ調整用部材が配設されることを特徴とする請求項1に記載の伸縮継手装置。
  3. 対向する2つ建物の対向部に、前記各対向部に沿って配設される天井用伸縮継手装置であって、
    相互に空隙をあけて対向する2つの建物の対向部に、前記各対向部に沿って平行に延びるように配設される一対のレールと、
    前記各レールに長手方向両端部がスライド移動自在に支持されるとともに、前記各対向部の近接および離反する方向の相対的変位に追従して回動する複数の支持バーと、
    前記対向部間を覆う複数の目地プレートと、
    両端部が前記各対向部側に回動可能に支持され、前記一対のレール間の中央で前記支持バーに回動可能に支持され、前記各対向部の近接および離反に伴って、前記各対向部の近接および離反する方向に伸縮する第1伸縮リンク手段と、
    前記第1伸縮リンク手段に、所定の間隔をもって回動可能に支持され、下部が開口した円弧状の凹部を備えたスライド把持部を有するスライド支持部材と、
    スライド支持部材の円弧状の凹部にスライドおよび回動可能に把持される円弧状の凸部を有し、目地プレートを支持する目地プレート支持部材と、
    を有することを特徴とする天井用伸縮継手装置。
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