JP6716135B2 - スコープ先端部の洗浄器 - Google Patents

スコープ先端部の洗浄器 Download PDF

Info

Publication number
JP6716135B2
JP6716135B2 JP2016024395A JP2016024395A JP6716135B2 JP 6716135 B2 JP6716135 B2 JP 6716135B2 JP 2016024395 A JP2016024395 A JP 2016024395A JP 2016024395 A JP2016024395 A JP 2016024395A JP 6716135 B2 JP6716135 B2 JP 6716135B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cleaning
water storage
liquid
scope
gas
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2016024395A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2017140265A (ja
Inventor
浅尾 高行
高行 浅尾
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Gunma University NUC
Original Assignee
Gunma University NUC
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Gunma University NUC filed Critical Gunma University NUC
Priority to JP2016024395A priority Critical patent/JP6716135B2/ja
Priority to PCT/JP2017/005014 priority patent/WO2017138661A1/ja
Publication of JP2017140265A publication Critical patent/JP2017140265A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6716135B2 publication Critical patent/JP6716135B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61BDIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
    • A61B1/00Instruments for performing medical examinations of the interior of cavities or tubes of the body by visual or photographical inspection, e.g. endoscopes; Illuminating arrangements therefor
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B08CLEANING
    • B08BCLEANING IN GENERAL; PREVENTION OF FOULING IN GENERAL
    • B08B3/00Cleaning by methods involving the use or presence of liquid or steam
    • B08B3/02Cleaning by the force of jets or sprays
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B08CLEANING
    • B08BCLEANING IN GENERAL; PREVENTION OF FOULING IN GENERAL
    • B08B3/00Cleaning by methods involving the use or presence of liquid or steam
    • B08B3/04Cleaning involving contact with liquid
    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B23/00Telescopes, e.g. binoculars; Periscopes; Instruments for viewing the inside of hollow bodies; Viewfinders; Optical aiming or sighting devices
    • G02B23/24Instruments or systems for viewing the inside of hollow bodies, e.g. fibrescopes

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Surgery (AREA)
  • Optics & Photonics (AREA)
  • Biomedical Technology (AREA)
  • Nuclear Medicine, Radiotherapy & Molecular Imaging (AREA)
  • Medical Informatics (AREA)
  • Molecular Biology (AREA)
  • Radiology & Medical Imaging (AREA)
  • Astronomy & Astrophysics (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Endoscopes (AREA)
  • Biophysics (AREA)
  • Pathology (AREA)
  • Animal Behavior & Ethology (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • Public Health (AREA)
  • Veterinary Medicine (AREA)
  • Instruments For Viewing The Inside Of Hollow Bodies (AREA)
  • Heart & Thoracic Surgery (AREA)
  • Cleaning By Liquid Or Steam (AREA)

Description

本発明は,内視鏡などのスコープの先端部の洗浄器に関するものである。
内視鏡下手術では,内視鏡の光伝送スコープを患者体内に挿入し,施術者が近接視像を大画面モニターで見たり,あるいは施術者の眼にスコープをあてて直接観察しながら手術を行う。スコープの先端部にはレンズや照明用ライト発光面が設けられているが,ここに血液等の体液や,電気メスによる凝固切開の際に発生した飛沫,あるいはミストやフュ−ム(煙)が付着すると,レンズを通して体内を観察しにくくなるという視野阻害が生じる。視鏡下手術は,局所を近接視する視野で施術する必要があり,全体像が捉えにくく,また触ることもできないため極めて高度な手術テクニックが要求されるが,前述したような視野障害が発生すると,わずかなミスも許されない施術者にとって大きなストレスとなる。従って,手術中に,レンズや照明用ライト発光面等が設けられたスコープ先端部のガラス面(端面)をあるいは光ファイバライトガイドのファイバ端面等を洗浄し,視野をクリアアップすることが極めて重要である。
また,内視鏡下手術におけるスコープの先端部の状況は,肛門や尿道などの体孔や血管内へ挿入される場合と,体腔内に挿入されてスコープ先端部に体腔内の気体が触れる場合とでは大きく異なる。すなわち,前者は,液体が常時スコープ先端部上を流動し,「固液」界面を形成するものであることから,基本的にミストやフュ−ム(煙)による視野阻害や結露は発生しない。他方で,後者は,スコープ先端部が体腔内の気体に触れ,「固気」界面を形成するものであることから,ミストやフュ−ム(煙)による視野阻害や,体内と体外の温度湿度差による結露が発生する。このため,体腔内にスコープ先端部を挿入する内視鏡下手術の現場においては,施術者のリクエストで内視鏡を患者体内から抜き出し,補助者がガーゼや洗浄液を浸したスポンジでスコープ先端部を手で拭うという非効率的な作業が強いられていた。また,手拭きを行った場合でも,その手拭後にスコープ先端部を体腔内に戻すと再び結露が発生するという問題もある。このように,スコープ先端部に付着した体液や飛沫を除去することや,体内と体外の温度差によるスコープ先端部の結露を除去することは技術的に未完成であり,内視鏡下手術中の視野悪化による施術者のストレスを緩和させることはできないという問題があった。
そこで,本発明者は,内視鏡下手術においてスコープ先端面に付着した体液や結露を適切かつ迅速にクリアアップするための洗浄装置を提案している(特許文献1)。特許文献1に開示された洗浄装置は,スコープ先端面を洗浄するためのチャンバーと,洗浄液を保持するためのタンクとを備えており,チャンバーにはスコープ先端面の挿入孔に気密保持シール膜が設けられ,タンクには洗浄液を排出するためのノズルチューブが上方に向けて内部に配設されている。そして,この洗浄装置は,チャンバーに接続した吸引圧力装置を駆動してこのチャンバー内を低圧気密状態とすることで,チャンバーとタンクとの内部気圧差によってノズルチューブの先端から洗浄液が噴出され,チャンバー内に挿入されているスコープ先端部を洗浄できるように構成されている。
特許第4300294号
しかしながら,特許文献1に開示された従来の洗浄装置は,チャンバーとタンクとの内部気圧差によってノズルチューブの先端から洗浄液を噴出させる構造であることから,ノズルチューブの一端を常にタンク内の洗浄液に浸漬させておく必要がある。このため,タンク内には常に余分な洗浄液を貯留しておかなければならず,その結果タンクの容量を比較大きくせざるを得ない。また,従来の洗浄装置は,チャンバー内に洗浄液を噴出させることでスコープ先端部を洗浄する構造であることから,このチャンバーの容量も比較的大きくしておく必要がある。このため,従来の洗浄装置は,構造的にタンク及びチャンバーが大型化し,手術時に取り扱いにくいという問題があった。
また,従来の洗浄装置は,チャンバーとタンクとの内部気圧差によってチャンバー内に洗浄液を噴出する構造であるため,チャンバー内には勢い良く洗浄液を導入することができるものの,チャンバー内に溜まった洗浄廃液を外部に排除しにくいという問題があった。チャンバー内に廃液が残存すると,廃液がノズルチューブの先端から噴出される清浄な洗浄液とともに吹き上げられて再度スコープ先端部に付着することとなり,この先端部の洗浄力が低下するという懸念がある。
さらに,従来の洗浄装置は,スコープ先端部の端面に洗浄液を吹き付ける構造であるため,洗浄液の水流が当たる中心部位については高い洗浄効果を得られるものの,水流が直接当たらない周辺部位については効果的に汚れを除去しにくいという問題があった。つまり,内視鏡のスコープ,特に腹腔鏡のスコープには,通常その先端面にカメラ部と光源が2つ配置されているため,先端面の中心だけでなくその周囲も洗浄することが必要となる。しかし,腹腔鏡スコープの先端面の中心という限局された部位に洗浄効果が集中すると,カメラ部や光源部が配置された面を均一に洗浄することが難しくなり,結果として一度の洗浄作業では視野阻害や結露の発生を防ぐことができないという懸念がある。
以上のように,従来の洗浄装置には,タンク及びチャンバーが大型化し手術時に取り扱いにくいという問題点,チャンバー内に溜まった洗浄廃液を外部に排除しにくいという問題点,及びスコープ先端部の端面を均一に洗浄しにくいという問題点があると考えられる。そこで,本発明は,これらの問題点のうち少なくとも1つを解決できる新規な洗浄器を提供することを目的とする。
本発明の発明者は,上記の従来発明の問題点を解決する手段について鋭意検討した結果,空気及び洗浄液が流入する気液流入路と洗浄液を貯留する貯水部とを有する二層構造の貯水チューブを設けることとした。このような貯水チューブを設けることで,外部の吸引装置によって吸引しながら洗浄器を傾けたときに,貯水チューブの貯水部内の洗浄液が気液流入路を通じて流入した空気とともに洗浄チャンバーへと導入されることとなるため,スコープの先端部を効率良く洗浄することができる。そして,本発明者は,このような知見に基づけば従来発明の問題点を解決できることに想到し,本発明を完成させた。具体的に説明すると,本発明は以下の構成を有する。
本発明は,内視鏡,特に腹腔鏡のスコープ先端部の洗浄器に関する。本発明の洗浄器は,洗浄液を保持するための貯水チューブ10を備える。貯水チューブ10は,空気及び洗浄液が流入する気液流入路11と,気液流入路11を介して流入する洗浄液を貯留する貯水部12とを有する。本発明の洗浄器は,貯水部12内の洗浄液が,気液流入路11を介して流入した空気とともに,洗浄チャンバー20内に導入されるように構成されている。なお,ここにいう「洗浄液」は,単なる水であってもよいし,水に公知の各種洗浄剤や消毒剤を配合したものであってもよい。
本発明に係る洗浄器は,さらに貯水チューブ10に接続された洗浄チャンバー20を備えることが好ましい。洗浄チャンバー20は,貯水チューブ10内の洗浄液が流入する流入口21と,スコープの先端部Sを挿入可能な挿入孔22と,外部の吸引装置を接続可能な排出口23とを有する。本発明の洗浄器は,挿入孔22にスコープの先端部Sを挿入した状態で吸引装置によって吸引することで,貯水チューブ10内の洗浄液が空気とともに流入口21を通じて洗浄チャンバー20に流入し,当該洗浄液と空気が排出口23を介して吸引装置へと排出されるように構成されている。
上記構成のように,貯水チューブ10が気液流入路11と貯水部12の2層構造となっているため,気液流入路11を通じて流入した洗浄液を貯水部12に一時的に貯留させることができる。これにより,貯水部12にスコープ先端部Sの洗浄に必要な量の洗浄液を保持したまま洗浄器を移動させることが可能となり,洗浄器を取り扱い易くなる。また,貯水チューブ10の貯水部12には,一度の洗浄に必要な量の洗浄液を貯留しておけば十分であるため,貯水チューブ10及び洗浄チャンバー20の小型化を実現できる。従って,本発明によれば,手術時に取り扱いやすい洗浄器を提供することが可能である。
また,本発明の洗浄器は,貯水部12に保持されている洗浄液が空気とともに洗浄チャンバー20に導入され,そのまま吸引装置に向かって排出されるため,洗浄チャンバー20内の洗浄廃液を迅速に排除できる。このため,洗浄チャンバー20内に廃液が残存することを回避でき,廃液が繰り返しスコープ先端部Sに付着することを防止できる。さらに,洗浄液が全て排除された後には気液流入路11を通じて洗浄チャンバー20内に空気が流入することから,この洗浄チャンバー20内においてスコープ先端部Sを迅速に乾燥させることが可能となる。このように,本発明の洗浄器では,洗浄チャンバー20内において,スコープ先端部Sの洗浄と乾燥とを自動的に行うことができる。
さらに,本発明においては,洗浄器を傾けて貯水部12内に保持されている洗浄液を洗浄チャンバー20に導入する際に,気液流入路11を通じて流入した空気が洗浄液とともに洗浄チャンバー20に導入される。これにより,スコープ先端部Sの端面には洗浄液と空気が交互或いは同時に接触することとなる。その結果,スコープ先端部Sの端面を均一に洗浄できるようになり,より高い洗浄効果を発揮することが可能となる。
本発明の洗浄器において,気液流入路11は,一端部11aが外部に向けて開放され,他端部11bが貯水チューブ10の内部に向けて開放されており,この気液流入路11の他端部11bが貯水部12に通じていることが好ましい。
上記構成のように,気液流入路11と貯水部12とが一体的に連通していることにより,気液流入路11の一端部11aから流入した洗浄液を,効率良く貯水部12とに貯留させることができる。例えば,気液流入路11の一端部11aをタンク等に溜められた洗浄液に漬けておき,その状態で外部の吸引装置による吸引を開始し,洗浄チャンバーの挿入孔22を指などで塞ぐことで,タンク内の洗浄液が気液流入路11を通じて貯水部12へと自動的に導かれる。このように,簡単な作業で,必要な量の洗浄液を貯水部12に貯めることができる。
本発明の洗浄器において,貯水チューブ10は,その中心に気液流入路11が位置し,当該気液流入路11の周囲に貯水部12が設けられていることが好ましい。
上記構成のように,気液流入路11の周囲を囲うように貯水部12を設けておくことで,この貯水部12内の洗浄液を洗浄チャンバー20に導入する際に,空気と洗浄液が適度に混合することになるため,スコープ先端部Sの洗浄効果がさらに向上する。
本発明の洗浄器において,洗浄チャンバー20は,流入口21と排出口23の間に,スコープの先端部Sと対面するステージ24をさらに有することが好ましい。この場合に,洗浄チャンバー20内に導入された洗浄液は,スコープ先端部Sとステージ24の間に形成される隙間25をステージ24に沿って流通することが好ましい。
上記構成のように,洗浄液がスコープ先端部Sとステージ24の間の隙間25を,このステージ24に沿って流通することで,スコープ先端部Sの表面とほぼ平行な水流/空気流を発生させることができる。このように,洗浄液及び空気がスコープ先端部Sの表面と平行に流通することで,スコープ先端部Sの表面を均一に洗浄することが可能となる。
本発明の洗浄器において,ステージ24は,スコープの先端部Sと対面する部位に凹凸を有することが好ましい。
上記構成のように,ステージ24の表面に凹凸が形成されていることで,スコープ先端部Sとステージ24の間の隙間25において,洗浄液及び空気の乱流を発生させることができる。このように,スコープ先端部Sに直面する部位において洗浄液と空気の乱流を生じさせることで,洗浄効果をさらに高めることができる。
以上に説明したとおり,本発明によれば,貯水チューブと洗浄チャンバーの小型化が可能であり,手術時に取り扱いやすい洗浄器を提供できる。また,本発明によれば,洗浄チャンバー内の洗浄廃液を外部に迅速に排除することができる。さらに,本発明によれば,スコープ先端部の端面を均一に洗浄することができる。
図1は,本発明に係る洗浄器全体の構造を模式的に示している。 図2は,貯水チューブに洗浄液を充填する操作を模式的に示している。 図3は,洗浄液を洗浄チャンバーに導入してスコープ先端部を洗浄する操作を模式的に示している。 図4は,主に洗浄チャンバーの構造の例を示した断面図である 図5は,主に洗浄チャンバーの断面の例を示した斜視断面図である。 図6は,洗浄チャンバーにアジャスターを取り付けた形態の断面構造の例を示している。 図7は,洗浄チャンバーが低圧状態となる直前と直後の様子を模式的に示している。 図8は,本発明に係る洗浄器の他の実施形態の断面構造の例を示している。図8に示した実施形態は,斜視鏡のスコープ先端部を洗浄することを目的としたものである。
以下,図面を用いて本発明を実施するための形態について説明する。本発明は,以下に説明する形態に限定されるものではなく,以下の形態から当業者が自明な範囲で適宜変更したものも含む。
まず,図1から図3を参照して,本発明に係る洗浄器100全体の構成と,その使用方法について説明する。図1は,本発明に係る洗浄器100を模式的に示した側面図である。図1に示されるように,洗浄器は,貯水チューブ10と,洗浄チャンバー20と,吸引チューブ30とを備えている。貯水チューブ10は,洗浄液及び空気が流入し,この流入した洗浄液を一時的に保持するための部品である。また,貯水チューブ10内に保持された洗浄液は,洗浄チャンバー20内に流入させることができる。洗浄チャンバー20は,内視鏡などのスコープの先端部Sが挿入され,貯水チューブ10から流入した洗浄液によってこの先端部Sの端面を洗浄するための部品である。吸引チューブ30は,外部の吸引装置と洗浄チャンバー20とを連結するための部品である。吸引装置による吸引が開始されると,洗浄チャンバー20内の空気が吸引チューブ30を介して吸引され,この吸引装置に向けて排出される。このように,洗浄チャンバー20には貯水チューブ10と吸引チューブ30が接続されており,貯水チューブ10から導入された洗浄液及び空気が,洗浄チャンバー20を介して,吸引チューブ30へと排出されるように,これらの要素は液体及び気体の流通経路を形成している。なお,吸引チューブ30は任意の要素であり,例えば吸引チューブ30を省略して,外部の吸引装置を直接洗浄チャンバー20に取り付けることも可能である。以下,各部品について詳しく説明する。
貯水チューブ10は,図1に示されるように,外部から空気と洗浄液が流入する気液流入路11と,この気液流入路11を介して流入した洗浄液が貯留される貯水部12と,を有する2層構造で構成されている。つまり,貯水チューブ10は,円筒状の外筒の中にさらに円筒状の内筒が形成された構造となっている。貯水チューブ10の内筒は,気液流入路11として機能する。また,貯水チューブ10は,外筒と内筒の間に液体を貯留可能な空間を有しており,この空間が洗浄液を一時的に保持するための貯水部12として機能する。貯水チューブ10を構成する材料については特に限定されないが,洗浄器100の操作性が向上させるために,柔軟に湾曲させることのできる可撓性素材で形成することが好ましい。また,貯水チューブ10内に貯留されている洗浄液の量を外部から視認できるように,貯水チューブ10は透明又は半透明材料で形成されていることが好ましい。このため,貯水チューブ10は,例えば,ポリエチレン,ポリプロピレン,ポリ塩化ビニル,又はポリウレタンなどの可撓性及び透光性を有するプラスチック材料から形成されていることが好ましい。
気液流入路11(内筒)は,外部に向けて開放された一端部11aと,貯水チューブ10(外筒)の内部に向けて開放された他端部11bとを有しており,これらの両端部11a,11bの間に空間を仕切る隔壁11cが形成されている。つまり,この隔壁11cは,気液流入路11と貯水部12とを隔てるものである。外部の吸引装置が起動すると,気液流入路11の一端部11aから空気及び/又は洗浄液の吸引が開始される。この一端部11aから流入した空気及び洗浄液は,気液流入路11の他端部11bへと導かれて貯水チューブ10(外筒)の内部に放出される。図1に示されるように,気液流入路11の一端部11aは,空気及び洗浄液が流入し易いように,他端部11bと比較して口径が大きく形成されていることが好ましい。また,気液流入路11の一端部11aから他端部11bまでの長さ,すなわち隔壁11cの長さは,貯水部12の貯水量に影響する。このため,貯水部12の貯水量を適度に確保するために,隔壁11cの長さは,貯水チューブ10全体の長さを100%としたときに,例えば50%〜95%又は70%〜90%とすることが好ましい。
貯水部12は,隔壁11cと貯水チューブ10の外壁12aとの間に形成された空間である。貯水部12は,気液流入路11の他端部11bから放出された洗浄液が流入する開放端12bと,この開放端12bとは反対側に形成された閉じられた閉鎖端12cとを有しているものと観念できる。つまり,貯水部12は,気液流入路11の一端部11a側に位置する閉鎖端12cが,洗浄液が漏出しないように閉じられている。このため,貯水部12は,気液流入路11の他端部11b側に位置する開放端12bから流入した洗浄液を,その内部に貯留することができる。また,貯水部12に貯留された洗浄液は,開放端12bを通じて,洗浄チャンバー20へと導入することができる。貯水部12は,スコープ先端部Sの端面を1回又は2回程度洗浄するのに必要な洗浄液を貯留できる容量を有していれば十分である。例えば,貯水部12の容量は,5ml〜15mlであることが好ましい。このように,貯水部12の容量を必要最小限に留めることで,貯水チューブ10の構成が不必要に大型化することを防止でき,その結果,手術時に洗浄器100を取り扱いやすくなる。
また,本実施形態において,貯水チューブ10の中央には気液流入路11が設けられており,その気液流入路11の周囲を囲うように貯水部12が設けられている。このように,気液流入路11の周囲に貯水部12を設けることで,気液流入路11の一端部11aからの空気と,貯水部12の開放端12bからの洗浄液とが,洗浄チャンバー20へと導入される際に効率的に混合される。ただし,本発明において,貯水部12の位置は本実施形態のものに限定されない。例えば,貯水部12は,気液流入路11の左右片側に偏在していてもよい。また,例えば,貯水チューブ10の形状を変形させて,その外壁に一部突出した膨らみを形成し,その膨らみ部分を貯水部12とすることも可能である。いずれにしても,気液流入路11を介して流入する洗浄液を貯留することができる部位であれば,本発明における貯水部12として機能する。
洗浄チャンバー20は,図1に示されるように,流入口21,挿入孔22,及び排出口23を有し,これらの各開口部21〜23に繋がる内部空間を有する枠体によって構成されている。洗浄チャンバー20の流入口21には,貯水チューブ10の上端部(空気及び洗浄液が流入する下端部とは反対側の端部)が連結している。このため,洗浄チャンバー20には,この流入口21を介して,貯水チューブ10の貯水部12内に保持されている洗浄液が流入するとともに,貯水チューブ10の気液流入路11を通過した空気が流入する。また,洗浄チャンバー20の挿入孔22には,洗浄対象のスコープ先端部Sを挿し込むことができる。この挿入孔22は,スコープ先端部Sが挿し込まれていない状態においては空気が流入する空気孔として機能するが,スコープ先端部Sが挿し込まれた状態においては密閉されて空気の流入が阻止される。つまり,挿入孔22は,スコープ先端部Sの外径とほぼ同寸法の内径を有しており,スコープ先端部Sを挿入した状態においては,基本的にこの挿入孔22を通じて洗浄チャンバー20内に空気は流入しない。ただし,製造上の誤差などの理由により,洗浄器100の使用に支障を来さない程度の空気が挿入孔22を通じて流入することは許容される。洗浄チャンバー20の排出口23からは,流入口21を介して洗浄チャンバー20に流入した空気や洗浄液や,あるいは挿入孔22を介して洗浄チャンバー20に流入した空気が,洗浄チャンバー20の外部へと排出される。本実施形態において,排出口23は吸引チューブ30に接続されており,この吸引チューブ30を介して吸引装置により吸引されている。なお,洗浄チャンバー20の詳細な構造については,後述する
吸引チューブ30は,一端が洗浄チャンバー20の排出口23に接続され,他端が外部の吸引装置に接続されている。吸引チューブ30は,洗浄チャンバー20と外部の吸引装置とを連結するためのコネクタであり,吸引装置側の端部が当該吸引装置専用に設計された形状となっている。吸引チューブ30は,貯水チューブ10と同様に,可撓性を有するプラスチック材料から形成されていることが好ましい。また,吸引チューブ30の長さは,洗浄器100の使用状況に応じて適宜変更することできる。また,吸引チューブ30は,接続する吸引装置の種類や,洗浄器100の使用状況,或いは手術の状況などに応じて,適宜適切なものと付け替えることができる。
図2は,貯水チューブ10の貯水部12に洗浄液を充填する操作の一例を示している。図2(a)に示されるように,予め外部のタンクT(コップやボウルなど)に洗浄液を溜めておき,貯水チューブ10の下端部側,すなわち気液流入路11の一端部11aが,このタンクT内の洗浄液に浸漬されている。また,図2(a)は,洗浄チャンバー20の挿入孔22が開放されている状態を示している。この状態では,吸引装置による吸引を開始しても,洗浄チャンバー20の挿入孔22を通じて空気が吸引され,吸引チューブ30を通じて吸引装置へと排出されることとなるため,貯水チューブ10に洗浄液は貯まらない。
他方で,図2(b)に示されるように,洗浄チャンバー20の挿入孔22を指などで塞いだ状態で吸引装置による吸引を開始すると,洗浄チャンバー20内の気圧が低下するとともに貯水チューブ10内の気圧も低下するため,気液流入路11の一端部11aを通じて,タンクT内の洗浄液が貯水チューブ10の内に流入する。また,気液流入路11内に流入した洗浄液は,その他端部11bから貯水チューブ10に向けて放出されるため,気液流入路11の周囲に設けられた貯水部12へと導入される。このようにして,簡単な操作で,貯水チューブ10の貯水部12内に所定量の洗浄液を充填することができる。
図3は,貯水チューブ10の貯水部12に充填された洗浄液を利用して,スコープ先端部Sを洗浄する操作の一例を示している。図3(a)に示されるように,貯水チューブ10の貯水部12にはスコープ先端部Sを1回又は2回程度洗浄するのに適した量の洗浄液のみが保持されている。そして,洗浄液を保持したまま洗浄器100を移動させることもできる。なお,図3(a)に示されるように,洗浄チャンバー20の挿入孔22にスコープ先端部Sが挿入されていない状態にあっては,この挿入孔22や気液流入路11から空気が吸引されて吸引チューブ30を介して吸引装置へと排出される。
図3(b)に示されるように,スコープ先端部Sを洗浄する際には,まず,洗浄チャンバー20の挿入孔22にスコープ先端部Sを挿入する。そうすると,この洗浄チャンバー20の挿入孔22からの空気の流入が阻止されることとなり,吸引装置による空気の吸引量と,気液流入路11に流れ込む空気の流入量がほぼ等しくなる,このため,空気が,気液流入路11を介して,勢い良く洗浄チャンバー20に流入することとなる。そして,この状態で,貯水チューブ10の貯水部12に貯留されている洗浄液が洗浄チャンバー20内に流れ込むように,洗浄器100全体を傾ける。そうすると,貯水部12内の洗浄液が,気液流入路11を介して勢い良く流れ込んできた空気の気流に乗って,洗浄チャンバー20へと導かれる。このため,洗浄チャンバー20内では,洗浄液と空気とが交互或いは同時にスコープ先端部Sの端面に接触し,この端面に付着している体液や,飛沫,ミスト,フュ−ム(煙)などが除去される。このように,洗浄液と空気とを混合してスコープ先端部Sの端面に接触させることで,高い洗浄効果が得られる。また,洗浄チャンバー20内は,基本的に,液相(洗浄液)と気相(空気)が交互に入れ替わることになるが,気相から液相へ入れ替わる際には洗浄液の流速が高まることとなるため,定常流よりもさらに洗浄効率を上げることができる。さらに,洗浄液を気流に乗せてスコープ先端部Sの端面全体に接触させることで,その端面を均一に洗浄することが可能となる。
その後,洗浄チャンバー20内の洗浄液は,気液流入路11を通じて流入する空気とともに,排出口23から外部の吸引装置に向けて排出される。洗浄チャンバー20内に流入する洗浄液は必要最小限の量であるため,短時間で排出が完了する。また,洗浄液全量の排出が完了した後は,洗浄チャンバー20内には気液流入路11を通じて空気のみが流入する。つまり,スコープ先端部Sを洗浄した後,洗浄チャンバー20の挿入孔22に挿し込んだままとしておけば,このスコープ先端部Sは自動的に気流に晒されることとなる。このため,スコープ先端部Sを簡単かつ迅速に乾燥させることができる。また,スコープ先端部Sの洗浄後に洗浄液を拭き取る必要がないため,スコープを迅速に手術へと復帰させることができる。
続いて,図4から図8を参照して,洗浄チャンバー20の断面構造の例について説明する。図4は,洗浄チャンバー20にスコープ先端部Sを挿し込む前後の様子と,空気及び洗浄液の流れを示した断面図である。また,図5は,洗浄チャンバー20の斜視断面図である。図4に示されるように,洗浄チャンバー20は,その下方に貯水チューブ10と吸引チューブ30を取り付けられ,その上方にスコープ先端部Sが挿し込まれる構造をなしている。つまり,洗浄チャンバー20は,その下方側に,貯水チューブ10から空気/洗浄液が流入する流入口21と,吸引チューブ30へと空気/洗浄液を排出する排出口23とを有し,その反対側の上方側にスコープ先端部Sが挿し込まれる挿入孔22を有している。特に,流入口21と挿入孔22は直線的に繋がっており,また排出口23と挿入孔22も直線的に繋がっているが,流入口21と排出口23はほぼ平行な位置に設けられており直線上に位置するものではない。このため,図4(a)に示されるように,スコープ先端部Sが挿入孔22に挿し込まれる前の状態においては,外部の吸引装置による吸引が開始されると,挿入孔22から空気が流入して排出口23へと抜けるようになっている。
図4(a)及び(b)に示されるように,挿入孔22はスコープ先端部Sとほぼ同径に形成されており,スコープ先端部Sが挿し込まれることで挿入孔22が密閉される。また,洗浄チャンバー20は,挿入孔22の下部に,挿入孔22の内側に向かって突出したストッパー26を有している。このため,スコープ先端部Sを挿入孔22に挿入すると,スコープ先端部Sの端面がこのストッパー26に当接することとなる。また,洗浄チャンバー20は,挿入孔22に挿入されたスコープ先端部Sの端面と対面する位置に,ステージ24を有している。このステージ24は,スコープ先端部Sの端面とほぼ平行な面を形成している。そして,図4(b)に示されるように,スコープ先端部Sがストッパー26に当接するまで挿入された状態において,このスコープ先端部Sの端面とステージ24との間には隙間25(クリアランス)が生じている。このように,スコープ先端部Sが挿し込まれた状態において,挿入孔22が密閉され,かつ,スコープ先端部Sとステージ24の間に隙間25が生じることで,洗浄チャンバー20には,流入口21,隙間25,排出口23の順に空気及び洗浄液が流通する流路が形成される。そして,流入口21を通じで洗浄チャンバー20内に流入した空気及び洗浄液は,隙間25においてスコープ先端部Sの端面に接触し,ステージ24に沿って流れることで,その端面に付着した体液や結露を除去する。また,スコープ先端部Sの洗浄後の廃液は,流入口21から流入する空気に乗って排出口23から排出される。
このように,洗浄チャンバー20は,洗浄液及び空気がスコープ先端部Sの端面とほぼ平行に流通する構造となっている。このため,この洗浄チャンバー20の構造によれば,スコープ先端部Sの端面に付着した体液や結露を均一に除去することができる。また,図4(b)においては,スコープ先端部Sの端面とステージ24の間に形成される隙間25の高さが,符号Cで示されている。この隙間25の高さCは,0.25mm〜1.0mmであることが好ましい。このように,隙間25を極めて薄く狭くすることで,この隙間25を通過する空気及び洗浄液の流速が早くなるため,さらに均一で高い洗浄効果が得られる。例えば,隙間25を通過する洗浄液の流速は10m/秒にも到達する。このように,本発明における洗浄チャンバー20の構造によれば,高速に加速された空気及び洗浄液がスコープ先端部Sと平行に通過するため,迅速かつ均一にスコープ先端部Sの先端面を洗浄することが可能である。
また,例えば図4(a)及び図5(b)に示されるように,ステージ24のうちのスコープ先端部Sと対面する部位には,凹凸部24aを設ける好ましい。より具体的には,凹凸部24aは,図5(a)に示されるように,洗浄液の流れ方向と平面的に直交する方向に向かって筋状に延びていることが好ましい。図に示した例では,ステージ24に筋状の凹部が3本設けられている。ただし,ステージ24には,凹部又は凸部を形成することが可能であり,その数は1本であっても良いし2本又は3本以上であってもよい。このように,ステージ24に凹凸部24aを設けることで,スコープ先端部Sとステージ24の間の隙間25において,洗浄液及び空気の乱流を発生させることができる。これにより,スコープ先端部Sの洗浄効果をさらに高めることができる。
図6は,洗浄チャンバー20にアジャスター27を取り付けた場合の断面構造の例を示している。アジャスター27は,洗浄チャンバー20の挿入孔22に取り付けて使用されうる任意の部品であり,洗浄対象となるスコープ先端部Sの径に合わせてこの挿入孔22の口径を狭める用途で使用される。アジャスター27は,その中心に挿入孔22´が設けられた円環状であって,その挿入孔22´の内壁が下方に向かって徐々に狭くなるテーパー状に形成されている。このように,スコープ先端部Sの径に合わせたアジャスター27を複数種類用意しておくことで,洗浄器100の汎用性を高めることができる。
図7は,アジャスター27の好ましい形態を示している。図7(a)は,挿入孔22´がスコープ先端部Sによって塞がれておらず,まだこの挿入孔22´を通じて空気が洗浄チャンバー20内に流入している状態を示している。他方で,図7(b)は,挿入孔22´がスコープ先端部Sによって密閉され,流入口21を介して貯水チューブ10側から空気が洗浄チャンバー20内に流入する状態を示している。図7(a)及び図7(b)に示されるように,アジャスター27は,スコープ先端部Sが挿入孔22´の下端に到達する直前まで,この挿入孔22´が完全に塞がらない構造を有していることが好ましい。すなわち,図7に示されるように,アジャスター27は,挿入孔22´を形成する内壁が,下方に向かって徐々に狭くなるテーパー状をなしており,スコープ先端部Sの径と一致する挿入孔22´の下端部分が鋭角に形成されている。これにより,スコープ先端部Sがアジャスター27の挿入孔22´の下端部分に到達して初めて,この挿入孔22´が完全に塞がれることとなる。
図8は,斜視鏡を洗浄する際に用いられる洗浄チャンバー20の断面構造の例を示している。ここにいう斜視鏡とは,スコープ先端部Sの端面が斜面となっているものをいう。図1から図7に示した例では,スコープ先端部Sの端面が平坦面となっている場合の例について説明したが,本発明の洗浄器は,図8に示されるように,スコープ先端部Sの端面斜面となっている場合にも対応することができる。洗浄チャンバー20の基本的構造は,図1から図7を参照して説明したものと同様である。ただし,洗浄チャンバー20のステージ24及びストッパー26が,スコープ先端部Sの端面に合わせて斜面として形成されている。この場合,スコープ先端部Sが挿入孔22に挿入された状態では,流入口21から流入した洗浄液及び空気が,斜面となっているステージ24の頂点部分にまで上り,スコープ先端部Sとステージ24の間の隙間25をステージ24に沿って下り,最終的には排出口23から排出される。このように,ステージ24の傾斜角をスコープ先端部Sの端面の角度に合わせることで,斜視鏡であっても適切に洗浄することができる。
以上,本願明細書では,本発明の内容を表現するために,図面を参照しながら本発明の実施形態の説明を行った。ただし,本発明は,上記実施形態に限定されるものではなく,本願明細書に記載された事項に基づいて当業者が自明な変更形態や改良形態を包含するものである。
本発明は,内視鏡などのスコープの先端部の洗浄器に関するものである。このため,本発明は,医療機器の製造業において好適に利用し得る。
10…貯水チューブ 11…気液流入路
11a…一端部 11b…他端部
11c…隔壁 12…貯水部
12a…外壁 12b…開放端
12c…閉鎖端 20…洗浄チャンバー
21…流入口 22…挿入孔
23…排出口 24…ステージ
24a…凹凸部 25…隙間
26…ストッパー 27…アジャスター
30…吸引チューブ 100…洗浄器

Claims (6)

  1. 洗浄液を保持するための貯水チューブ(10)を備えるスコープ先端部の洗浄器であって,
    前記貯水チューブ(10)は,
    空気及び洗浄液が流入する気液流入路(11)と,
    前記気液流入路(11)を介して流入する洗浄液を貯留する貯水部(12)と,を有し,
    外部の吸引装置の吸引により,前記貯水部(12)内の洗浄液が,前記気液流入路(11)を介して流入した空気とともに,洗浄チャンバー(20)内においてストッパー(26)に当接した前記スコープ先端部とステージ(24)の間隙間(25)に導入される
    洗浄器。
  2. さらに,前記貯水チューブ(10)に接続された前記洗浄チャンバー(20)を備え,
    前記洗浄チャンバー(20)は,
    前記貯水チューブ(10)内の洗浄液が流入する流入口(21)と,
    前記スコープ先端部を挿入可能な挿入孔(22)と,
    前記吸引装置を接続可能な排出口(23)と,を有し,
    前記挿入孔(22)に前記先端部(S)を挿入した状態で前記吸引装置によって吸引することで,前記貯水チューブ(10)内の洗浄液が空気とともに前記流入口(21)を通じて前記洗浄チャンバー(20)に流入し,当該洗浄液と空気が前記排出口(23)を介して前記吸引装置へと排出される
    請求項1に記載の洗浄器。
  3. 前記気液流入路(11)は,一端部(11a)が外部に向けて開放され,他端部(11b)が前記貯水チューブ(10)の内部に向けて開放されており,
    前記気液流入路(11)の前記他端部(11b)が前記貯水部(12)に通じている
    請求項2に記載の洗浄器。
  4. 前記貯水チューブ(10)は,その中心に前記気液流入路(11)が位置し,当該気液流入路(11)の周囲に前記貯水部(12)が設けられている
    請求項2に記載の洗浄器。
  5. 前記洗浄チャンバー(20)は,
    前記流入口(21)と前記排出口(23)の間に位置し,前記スコープ先端部と対面する前記ステージ(24)をさらに有し,
    前記洗浄液が前記先端部(S)と前記ステージ(24)の間に形成される前記隙間(25)を前記ステージ(24)に沿って流通する
    請求項2に記載の洗浄器。
  6. 前記ステージ(24)は,前記スコープ先端部と対面する部位に凹凸を有する
    請求項2に記載の洗浄器。
JP2016024395A 2016-02-12 2016-02-12 スコープ先端部の洗浄器 Active JP6716135B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016024395A JP6716135B2 (ja) 2016-02-12 2016-02-12 スコープ先端部の洗浄器
PCT/JP2017/005014 WO2017138661A1 (ja) 2016-02-12 2017-02-10 スコープ先端部の洗浄器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016024395A JP6716135B2 (ja) 2016-02-12 2016-02-12 スコープ先端部の洗浄器

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2017140265A JP2017140265A (ja) 2017-08-17
JP6716135B2 true JP6716135B2 (ja) 2020-07-01

Family

ID=59564004

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2016024395A Active JP6716135B2 (ja) 2016-02-12 2016-02-12 スコープ先端部の洗浄器

Country Status (2)

Country Link
JP (1) JP6716135B2 (ja)
WO (1) WO2017138661A1 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US11360758B2 (en) 2017-02-28 2022-06-14 Nippon Telegraph And Telephone Corporation Communication processing device, information processing device, and communication processing device control method
CN112932396B (zh) * 2021-01-28 2021-12-14 河南省肿瘤医院 一种肠胃检查装置和肠胃检测系统

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0734802U (ja) * 1993-12-09 1995-06-27 長雄 玉川 内視鏡消毒装置
JP4300294B2 (ja) * 2005-02-25 2009-07-22 国立大学法人群馬大学 内視鏡手術器具の洗浄装置
JP2011143179A (ja) * 2010-01-18 2011-07-28 Hoya Corp 内視鏡洗浄装置
JP2012055551A (ja) * 2010-09-10 2012-03-22 Olympus Corp 内視鏡洗浄容器および内視鏡洗浄装置

Also Published As

Publication number Publication date
WO2017138661A1 (ja) 2017-08-17
JP2017140265A (ja) 2017-08-17

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6001215B2 (ja) 挿入機器の洗浄具
ES2905899T3 (es) Aparato y método para llenar y purgar repetidamente los canales de un endoscopio
JP6023923B2 (ja) 挿入機器の洗浄具
JP6013671B2 (ja) 挿入機器の洗浄具
JPH11507849A (ja) 歯科用、外科用及び獣医科用器具等を完全に洗浄、消毒及び殺菌するための万能装置
JP6716135B2 (ja) スコープ先端部の洗浄器
JP6203100B2 (ja) 内視鏡洗浄アタッチメント
JP2017124066A (ja) 吸引ヘッド
JP6078727B1 (ja) 容器洗浄装置
WO2016194456A1 (ja) 内視鏡リプロセッサ
JP2007244796A (ja) 内視鏡の観察窓洗浄装置
JP5085346B2 (ja) 内視鏡洗浄消毒装置
JP2011206158A (ja) 内視鏡洗浄消毒装置
TWI536948B (zh) 口鏡裝置
JP6263134B2 (ja) 医療器具洗浄用ユニット、ハンドピースホルダおよび吸引管ホルダ
JP4300294B2 (ja) 内視鏡手術器具の洗浄装置
JP2005000567A (ja) 内視鏡の観察窓洗浄装置
JP7216226B2 (ja) 内視鏡
JP7098841B2 (ja) 内視鏡用先端カバー、内視鏡装置
JP4199445B2 (ja) 内視鏡用送気・送液装置およびそれを含む携帯用内視鏡
JP6116471B2 (ja) 流体供給具
JP2006043190A (ja) 内視鏡洗浄消毒装置
JP7420820B2 (ja) 洗浄ユニット
JPWO2016194456A1 (ja) 内視鏡リプロセッサ
CN213910636U (zh) 一种安全型负压口腔护理器

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20190204

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20190903

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20191025

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20200317

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20200318

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20200526

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20200603

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6716135

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250