JP6714432B2 - 磁場印加装置および半導体装置の製造装置 - Google Patents

磁場印加装置および半導体装置の製造装置 Download PDF

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Description

この発明は、半導体装置の製造装置に用いられる磁場印加装置に関する。
半導体装置の1つであるMRAM(Magnetic Random Access Memory)は、たとえば、半導体ウエハである被処理体上に形成された磁性体膜を強磁場中で熱処理(磁気アニール)し、その磁気特性を発現させることによって製造される。
たとえば、特開2013−105769号公報(特許文献1)には、MRAMの製造装置として、磁性体膜に磁場を印加して当該磁性体膜の磁化方向を初期化する磁石と、当該磁性体膜に磁場が印加されている間に、被処理体の温度を上昇させる温度上昇機構とを備える磁場印加装置が開示されている。
特開2013−105769号公報
上記の特許文献1の磁場印加装置では、ステージに載置された半導体ウエハと所定の距離を空けつつ、ステージおよび半導体ウエハを上下から挟むように、2個の磁石が配置される。当該2個の磁石には、電磁石または超電導磁石が用いられる。
現在、MRAMの製造には、直径300mmの半導体ウエハが主に使われている。また、MRAMチップの製造コストを低減するために、半導体ウエハの大口径化も進められている。
磁場印加装置においては、大口径の半導体ウエハに対して、均一な磁場を印加できることが求められる。また、半導体装置の製造装置の小型化の観点から、磁場印加装置においては、小型化に適した構成の実現が求められる。
本発明の目的は、半導体装置の製造装置に用いる磁場印加装置において、大口径の半導体ウエハに均一な磁場を印加することが可能な構成を提供することである。本発明の別の目的は、半導体装置の製造装置の小型化に適した磁場印加装置の構成を提供することである。
本発明の一態様に係る磁場印加装置は、半導体装置の製造装置に用いられる磁場印加装置であって、鉄芯と、超電導線材を巻回すことによって形成された、単一の超電導コイルとを備える。鉄芯は、超電導コイルの巻軸の方向に沿って延びるように形成され、かつ、超電導コイルの内周側に位置する第1の柱状部と、巻軸の方向に沿って延びるように形成され、かつ、巻軸の方向において第1の柱状部と対向配置される第2の柱状部と、巻軸の方向における両端部が第1および第2の柱状部にそれぞれ結合され、かつ、超電導コイルの外周を囲むように形成された環状部とを含む。対向配置される第1の柱状部と第2の柱状部との間には、磁場が印加される半導体ウエハを収めるための空隙部が形成されている。巻軸の方向における超電導コイルと鉄芯との位置関係は、超電導コイルの巻軸の方向の一方端部に発生する電磁力と、超電導コイルの巻軸の方向の他方端部に発生する電磁力とが平衡するように設定される。第1の柱状部の巻軸に垂直な方向における幅は、第2の柱状部の巻軸に垂直な方向における幅よりも大きい。
本発明の一態様に係る半導体装置の製造装置は、半導体ウエハに磁場を印加するための磁場印加機構と、磁場印加機構に半導体ウエハを搬送するための搬送機構とを備える。磁場印加機構は、複数の磁場印加装置と、搬送機構によって搬送された半導体ウエハを、複数の磁場印加装置の各々に導入するように構成された導入装置と、複数の磁場印加装置にそれぞれ対応して設けられ、半導体ウエハを、磁場印加装置の内部に導入するとともに、磁場印加装置の外部に導出するための流通路とを含む。流通路の導入側が導入装置に面するように、複数の磁場印加装置と導入装置とは配置される。
上記によれば、大口径の半導体ウエハに対して、均一な磁場を印加することができる。また、半導体装置の製造装置の小型化を実現できる。
本発明の実施の形態に係る半導体装置の製造装置を概略的に示した平面図である。 図1における磁場印加機構の概略平面図である。 図2の線III−IIIに沿う概略断面図である。 図2の線IV−IVに沿う概略断面図である。 磁場印加装置に発生する磁場について電磁界解析したシミュレーション結果を示す図である。 本実施の形態に従う超電導コイルを含む超電導マグネットの概略的に示した断面図である。 磁場印加機構の変更例の概略平面図である。 図7の線VIII−VIIIに沿う概略断面図である。
[本発明の実施形態の説明]
最初に本発明の実施態様を列記して説明する。
(1)本発明の一態様に係る磁場印加装置は、半導体装置の製造装置100(図1参照)に用いられる。磁場印加装置140b(図3および図4参照)は、鉄芯150と、超電導線材を巻回すことによって形成された、単一の超電導コイル160とを備える。鉄芯150は、超電導コイル160の巻軸AWの方向に沿って延びるように形成され、かつ、超電導コイル160の内周側に位置する第1の柱状部151と、巻軸AWの方向に沿って延びるように形成され、かつ、巻軸AWの方向において第1の柱状部151と対向配置される第2の柱状部152と、巻軸AWの方向における両端部が第1および第2の柱状部151,152にそれぞれ結合され、かつ、超電導コイル160の外周を囲むように形成された環状部153とを含む。対向配置される第1の柱状部151と第2の柱状部152との間には、磁場が印加される半導体ウエハを収めるための空隙部155が形成されている。巻軸AWの方向(Z方向)における超電導コイル160と鉄芯150との位置関係は、超電導コイル160の巻軸AWの方向の一方端部に発生する電磁力と、超電導コイル160の巻軸AWの方向の他方端部に発生する電磁力とが平衡するように設定される。第1の柱状部151の巻軸AWに垂直な方向における幅W1は、第2の柱状部152の巻軸AWに垂直な方向における幅W2よりも大きい(W1>W2)。
上記構成によれば、低漏洩磁場を実現するとともに、磁場印加領域SCとなる空隙部155に、広範囲で、かつ均一性に優れた高磁場を発生させることができる。したがって、大口径の半導体ウエハに対して、均一な磁場を印加することができる。
(2)好ましくは、第1の柱状部151において、第2の柱状部152に面する対向面は、巻軸AWに垂直な方向における端部151R(図3参照)が、巻軸AWに垂直な方向に対して傾斜している。このようにすると、空隙部155に、広範囲で、かつ均一性に優れた高磁場を発生させることができる。
(3)好ましくは、環状部153には、空隙部155に半導体ウエハを導入するための導入口141(図4参照)と、空隙部155から半導体ウエハを導出するための導出口142とが設けられている。このようにすると、空隙部155に形成された磁場印加領域SCに対して、半導体ウエハを導入、導出することができる。
(4)好ましくは、環状部153は、導入口と前記導出口とが共通している。すなわち、環状部153には、空隙部155に対して半導体ウエハを導入、導出するための導入出口143が設けられている(図8参照)。このようにすると、磁場印加機構130(図7参照)をコンパクトな構成とすることができる。
(5)好ましくは、環状部153は、円環形状を有する。このようにすると、磁場印加装置140の外形を円筒形状にすることができるため、複数の磁場印加装置を互いに近接させた状態で配置することができる。したがって、磁場印加機構130(図2参照)をコンパクトな構成とすることができる。これにより、半導体装置の製造装置の小型化を実現できる。
(6)好ましくは、第1の柱状部151には、巻軸AWの方向に沿って延びる凹部151aが設けられている。上記構成によれば、鉄芯150を軽量化することができる。
(7)本発明の一態様に係る半導体装置の製造装置100(図1参照)は、半導体ウエハに磁場を印加するための磁場印加機構130と、磁場印加機構130に半導体ウエハを搬送するための搬送機構(キャリア搬送装置110およびウエハ搬送装置120)とを備える。磁場印加機構130(図2参照)は、複数の磁場印加装置140と、上記搬送機構によって搬送された半導体ウエハを、複数の磁場印加装置140の各々に導入するように構成された導入装置132と、複数の磁場印加装置140にそれぞれ対応して設けられ、半導体ウエハを、磁場印加装置140の内部に導入するとともに、磁場印加装置140の外部に導出するための流通路134とを含む。流通路134の導入側が導入装置132に面するように、複数の磁場印加装置140と導入装置132とは配置される。
上記構成によれば、複数枚の半導体ウエハの磁場印加処理を並行して行なうことが可能となる。これにより、半導体装置の生産性を高めることができる。
(8)好ましくは、流通路134の導出側は、導入側と共通している(図7参照)。このようにすると、磁場印加機構130(図7参照)をコンパクトな構成とすることができる。
(9)好ましくは、複数の磁場印加装置140の各々は、円筒状の外形を有する。このようにすると、複数の磁場印加装置140を互いに近接させた状態で配置することができるため、磁場印加機構130をコンパクトな構成とすることができる。よって、半導体装置の製造装置の小型化を実現できる。
(10)好ましくは、複数の磁場印加装置140の各々は、鉄芯150と、超電導線材を巻回すことによって形成された超電導コイル160とを含む。鉄芯150は、超電導コイル160の巻軸AWの方向に沿って延びるように形成され、かつ、超電導コイル160の内周側に位置する第1の柱状部151と、巻軸AWの方向に沿って延びるように形成され、かつ、巻軸AWの方向において第1の柱状部151と対向配置される第2の柱状部152と、巻軸AW方向における両端部が第1および前記第2の柱状部151,152にそれぞれ結合され、かつ、超電導コイル160の外周を囲むように形成された環状部153とを含む。対向配置される第1の柱状部151と第2の柱状部152との間には、磁場が印加される半導体ウエハを収めるための空隙部155が形成されている。巻軸AWの方向における超電導コイル160と鉄芯150との位置関係は、超電導コイル160の巻軸AWの方向の一方端部に発生する電磁力と、超電導コイル160の巻軸AWの方向の他方端部に発生する電磁力とが平衡するように設定される。第1の柱状部151の巻軸AWに垂直な方向における幅W1は、第2の柱状部152の巻軸AWに垂直な方向における幅W2よりも大きい。
上記構成によれば、低漏洩磁場を実現するとともに、磁場印加領域となる空隙部155に、広範囲で、かつ均一性に優れた高磁場を発生させることができる。
[本発明の実施形態の詳細]
以下、図面に基づいて本発明の実施の形態を説明する。なお、以下の図面において同一または相当する部分には同一の参照符号を付し、その説明は繰返さない。
図1は、本発明の実施の形態に係る半導体装置の製造装置(以下、単に「製造装置」とも称する)を概略的に示した平面図である。本実施の形態に係る製造装置は、たとえば、MRAMの製造装置に適用され得る。より特定的には、製造装置は、被処理体である半導体ウエハを磁場印加処理するための磁場印加装置に適用され得る。図1には、本実施の形態に係る製造装置100の概略平面図が示されている。
図1を参照して、製造装置100は、筐体102内に収容される。製造装置100は、キャリア搬送装置110と、ウエハ搬送装置120と、磁場印加機構130と、制御装置105とを備える。キャリア搬送装置110が設置される領域S1と、ウエハ搬送装置120および磁場印加機構130が設置される領域S2とは、障壁104により仕切られている。
キャリア搬送装置110は、半導体ウエハを収納したキャリアCをウエハ搬送装置120に対して搬入、搬出する。
ウエハ搬送装置120は、キャリアC内の半導体ウエハを搬送して磁場印加機構130内に搬入する。ウエハ搬送装置120はまた、磁場印加機構130内の半導体ウエハを搬出してキャリアC内に搬入する。キャリア搬送装置110およびウエハ搬送装置120は、本発明における「搬送機構」の一実施例を構成する。
磁場印加機構130は、ウエハ搬送装置120により搬入された半導体ウエハに対して、磁場印加処理を実行する。磁場印加機構130は、複数の磁場印加装置を含んで構成されており、複数枚の半導体ウエハの磁場印加処理を並行して行なうことが可能である。磁場印加機構130の構成については後述する。
制御装置105は、キャリア搬送装置110およびウエハ搬送装置120における搬入・搬出動作を制御する。制御装置105はさらに、磁場印加機構130における磁場印加処理を制御する。
領域S1は、大気雰囲気下にある領域である。領域S2は、大気雰囲気であってもよいし、不活性ガス雰囲気(たとえば、窒素ガス雰囲気)であってもよい。
以後の説明では、図1の左右方向を、製造装置100の前後方向とする。詳細には、キャリア搬送装置110側を前方(図1のX方向)とし、磁場印加機構130側を後方(図1のY方向)とする。さらに、図1の紙面垂直方向(図1のZ方向)を、製造装置100の高さ方向とする。
(磁場印加機構の構成)
図2は、図1における磁場印加機構130の概略平面図である。
図2を参照して、磁場印加機構130は、導入装置132と、複数の磁場印加装置140a〜140dと、複数の流通路134a〜134dとを含む。図2の例では、磁場印加機構130は、4台の磁場印加装置と、4本の流通路とを含んでいる。しかしながら、磁場印加装置の台数および流通路の本数はこれに限定されない。以下の説明では、磁場印加装置140a〜140dを「磁場印加装置140」とも総称する。また、流通路134a〜134dを「流通路134」とも総称する。
導入装置132は、ウエハ搬送装置120(図1)によって磁場印加機構130内に搬入された半導体ウエハを、磁場印加装置140内に導入するための装置である。
複数の流通路134a〜134dは、複数の磁場印加装置140a〜140dにそれぞれ対応して設けられる。流通路134は、磁場印加装置140の内部を、水平方向(図2の紙面水平方向)に貫通するように形成されている。
流通路134は、半導体ウエハを磁場印加装置140の内部に導入するとともに、磁場印加装置140の外部に半導体ウエハを導出する。磁場印加装置140は、流通路134の導入側に導入口141が設けられている。また、流通路134の導出側に導出口142が設けられている。
流通路134は、たとえば、半導体ウエハの外周部分を把持するためのトレイと、当該トレイを磁場印加装置140の内部を水平方向に移動させるためのレーンとを用いて構成することができる。
図2に示されるように、磁場印加装置140と導入装置132とは、流通路134の導入側(導入口141)が導入装置132に面するように配置されている。これにより、複数の磁場印加装置140内部への半導体ウエハの導入、および複数枚の半導体ウエハの磁場印加処理を並行して行なうことができる。
なお、磁場印加装置140は、円筒形状の外形を有することが好ましい。このようにすると、複数の磁場印加装置140を互いに近接させた状態で、導入装置132の周囲に配置することができる。これにより、磁場印加装置140の配置スペースを小さくできるため、磁場印加機構をコンパクトな構成とすることができる。
磁場印加機構130は、半導体ウエハを加熱するための温度調整機構(図示せず)をさらに備えていてもよい。温度調整機構は、複数の磁場印加装置を一体的に加熱できる構成とすることができる。あるいは、磁場印加装置140ごとに、温度調整機構を設ける構成としてもよい。
(磁場印加装置の構成)
次に、図3および図4を用いて、図2における磁場印加装置140の構成について説明する。
図3は、図2の線III−IIIに沿う概略断面図である。図4は、図2の線IV−IVに沿う概略断面図である。以下の説明では、磁場印加装置140bの構成について説明するが、他の磁場印加装置140a,140c,140dの各々は、磁場印加装置140bと同じ構成を有する。
図3を参照して、磁場印加装置140bは、鉄芯150と、単一の超電導コイル160とを備える。
超電導コイル160は、テープ状の形状を有する超電導線材を巻回すことによって形成される。超電導線材は、たとえば、酸化物超電導体からなる超電導層が設けられた酸化物超電導線材が用いられる。酸化物超電導線材は、たとえば、その延在方向に延びるビスマス(Bi)系超電導体と、この超電導体を被覆するシースとを有する。シースは、たとえば銀や銀合金により形成されている。
超電導コイル160は、断熱容器162の内部に収容されている。断熱容器162の内部は、真空状態に維持されている。真空状態とは、大気圧よりも断熱を維持できる程度の減圧状態であることを意味する。
超電導コイル160は、冷却装置171によって冷却される。冷却装置は、たとえば、ギフォード・マクマホン式冷凍機、パルス管冷凍機またはスターリング式冷凍機である。超電導コイル160および冷却装置を含む超電導マグネット200(図6参照)の構成については後述する。
なお、超電導コイル160を冷却する冷却部としては、冷却装置を用いずに、断熱容器162内に収容された液体ヘリウムまたは液体窒素などの冷媒に超電導部を浸漬させる構成としてもよい。
鉄芯150は、第1の柱状部151と、第2の柱状部152と、環状部153とを含む。
第1の柱状部151は、超電導コイル160の巻軸AWの方向に沿って延びるように形成される。第1の柱状部151は、超電導コイル160の内周側に配置される。第1の柱状部151は、円筒状の形状を有することが好ましい。
なお、第1の柱状部151の円筒中心部において、巻軸AWの方向に沿って延びるように凹部151aを形成することができる。これにより、鉄芯150を軽量化することができる。
第2の柱状部152は、超電導コイル160の巻軸AWの方向に沿って延びるように形成される。第2の柱状部152は、巻軸AWの方向において第1の柱状部151と対向配置される。
第2の柱状部152の巻軸AWの方向における長さは、第1の柱状部151の巻軸AWの方向における長さよりも短くなっている。超電導コイル160の内周側に配置されていない側の第2の柱状部152の巻軸AWの方向の長さを短くすることで、鉄芯150の巻軸AWの方向の長さも短くなる。これにより、鉄芯150を高さ方向にコンパクトにすることができる。なお、第2の柱状部152は、円筒状の形状を有することが好ましい。
環状部153は、超電導コイル160の外周を囲むように形成される。環状部153は、超電導コイル160の巻軸AWの方向における一方端部が第1の柱状部151に結合され、他方端部が第2の柱状部152に結合される。
環状部153は、円環形状を有することが好ましい。磁場印加装置140の外形が円筒状となるため、図2に示したように、複数の磁場印加装置140を互いに近接させた状態で、導入装置132の周囲に配置することができる。
上記構成において、対向配置される第1の柱状部151と第2の柱状部152との間には、空隙部155が形成されている。超電導コイル160に運転電流が供給されることにより、超電導コイル160は磁場(磁束)を発生する。発生した磁場は、その殆どが鉄芯150内部に保持されるため、鉄芯150の外部に磁束が漏れること(すなわち、漏洩磁場)を防ぐことができる。
鉄芯150に形成された空隙部155には、磁場が印加される半導体ウエハを収めるための磁場印加領域SCが形成される。磁場印加領域SCは、直径300mmの半導体ウエハの全域を覆うことができるように、たとえば、直径320mm程度の円形状とすることが好ましい。
図4を参照して、磁場印加領域SCは、流通路134上に形成される。半導体ウエハは、環状部153に設けられた導入口141を通って、鉄芯150内部に導入されると、流通路134によって磁場印加領域SCに収められる。磁場印加領域SCにて磁場印加処理が施された半導体ウエハは、流通路134によって、環状部153に設けられた導出口142を通じて鉄芯150の外部に導出される。
ここで、低漏洩磁場に加えて、磁場印加領域SCには、均一性に優れた高磁場を発生させることが求められる。本実施の形態では、鉄芯150に、図3および図4に示される構造を採用することにより、広範囲で均一性に優れた高磁場(たとえば、磁束強度が3.0T以上)が発生することを可能としている。
このような鉄芯150の構造として、第1の柱状部151の巻軸AWに垂直な方向における幅W1を、第2の柱状部152の巻軸AWに垂直な方向における幅W2よりも大きくしている(W1>W2)。
さらに、第1の柱状部151において、第2の柱状部152に面する対向面の、巻軸AWに垂直な方向における端部(図3の151Rに相当)を、巻軸AWに垂直な方向に対して傾斜させている。なお、巻軸AWの方向での断面視において、端部151Rの形状は、端部の外方に凸となる曲面状(R形状)であってもよいし、平面状であってもよい。
また、本実施の形態では、磁場の発生に、単一の超電導コイル160を用いている。そのため、巻軸AWの方向における超電導コイル160の位置からずらした位置に、磁場印加領域SCを形成し、磁場印加領域SCへ半導体ウエハを収めることを可能としている。
しかしながら、このようにすると、第1の柱状部151および第2の柱状部152の巻軸AWの方向の長さが不均一となるため、超電導コイル160に通電したときに、超電導コイル160において、巻軸AWの方向の一方端部に発生する電磁力と、他方端部に発生する電磁力とのバランスが崩れ、超電導コイル160に大きな荷重がかかる可能性がある。なお、超電導コイル160に与える運転電流の大きさに応じて電磁力の大きさが変化する。運転電流が大きくなるほど、アンバランス量が増え、超電導コイル160にかかる荷重も大きくなる。
そこで、本実施の形態では、超電導コイル160の巻軸AWの方向の一方端部に発生する電磁力と、他方端部に発生する電磁力とが平衡するように、巻軸AWの方向(Z方向)における超電導コイル160の位置Z1を設定する。これにより、超電導コイル160にかかる荷重を軽減することができる。
図5は、磁場印加装置140に発生する磁場について電磁界解析したシミュレーション結果を示す図である。図5では、巻軸AWの方向に沿う部分断面図を用いて、超電導コイル160の通電時に発生する磁束線の様子が示されている。
シミュレーション結果からは、超電導コイル160が発生した磁場は、鉄芯150内部に保持され、漏洩磁場が抑えられていることが確認された。また、超電導コイル160の運転電流を250Aとした場合、磁場印加領域SCにおける磁場強度は3.0T±1%の範囲内に収まっており、均一性に優れた高磁場が発生していることが確認された。
次に、本実施の形態に従う磁場印加装置140に適用される超電導コイル160の構成例について説明する。
図6は、本実施の形態に従う超電導コイル160を含む超電導マグネット200の概略的に示した断面図である。超電導マグネット200は、超電導コイル160と、断熱容器162と、冷却装置171と、ホース172と、コンプレッサ173と、ケーブル181と、電源182とを備える。
断熱容器162は、非磁性体(たとえばSUS304)によって形成され、超電導コイル160を収容する。断熱容器162は、中空円筒形状を有しており、超電導コイル160の巻軸AWが通る円筒中心部の空間に、超電導コイル160によって発生した磁束を通すことができる。断熱容器162の円筒中心部の空間には、鉄芯150の第1の柱状部151が挿入される。
超電導コイル160は、冷却装置171によって冷却される。冷却装置171は、超電導コイル160に熱的に接続された冷却ヘッド20を有する。冷却装置171は、ホース172を介して、コンプレッサ173に繋がっている。
超電導コイル160は、巻軸AWの方向に沿って積層された複数のダブルパンケーキコイル(図示せず)および伝熱板10を有する。冷却ヘッド20は、伝熱板10を介してダブルパンケーキコイルに熱的に接続される。これにより、冷却装置171は超電導コイル160を冷却することができる。
超電導コイル160は、ケーブル181を介して電源182に電気的に接続される。電源182から運転電流が与えられることにより、超電導コイル160は磁場を発生させる。
なお、図6では、超電導コイル160を、断熱容器162に収容した状態で、鉄芯150の内部に配置する構成について説明したが、鉄芯150を断熱容器として利用する構成とすることも可能である。このような構成では、鉄芯150の超電導コイル160の収容部分が真空状態に維持される。
(磁場印加機構の変更例)
最後に、図7および図8を参照して、図1における磁場印加機構130の変更例について説明する。
図7は、図1における磁場印加機構130の概略平面図である。図7を参照して、本変更例の磁場印加機構130と、図2に示した磁場印加機構130とは基本的に同様の構成を有している。しかし、本変更例の磁場印加機構130では、磁場印加装置140において、導入口141および導出口142に代えて、導入出口143が設けられている点で、図2に示した磁場印加機構130とは異なっている。
具体的には、流通路134は、半導体ウエハを磁場印加装置140の内部に導入する導入側と、磁場印加装置140の外部に半導体ウエハを導出する導出側とが共通している。流通路134は、磁場印加装置140の内部を、磁場印加領域SCまで水平方向(図2の紙面水平方向)に貫通するように形成されている。
磁場印加装置140には、流通路134に対して半導体ウエハを導入・導出するための導入出口143が設けられている。すなわち、磁場印加装置140は、導入口と導出口とが共通している。図8は、図7の線VIII−VIIIに沿う概略断面図であり、図4と対比される図である。なお、図7の線III−IIIに沿う概略断面図は、図3に示した概略断面図と同じである。
図8を参照して、半導体ウエハは、環状部153に設けられた導入出口143を通って、鉄芯150内部に導入されると、流通路134によって磁場印加領域SCに収められる。磁場印加領域SCにて磁場印加処理が施された半導体ウエハは、流通路134によって導入出口143を通じて鉄芯150の外部に導出される。
図7に示されるように、磁場印加装置140と導入装置132とは、流通路134の導入・導出側(導入出口143)が導入装置132に面するように配置されている。これにより、複数の磁場印加装置140内部への半導体ウエハの導入、および複数枚の半導体ウエハの磁場印加処理を並行して行なうことができる。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって、制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した実施の形態ではなく特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味、および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
10 伝熱板
20 冷却ヘッド
100 半導体装置の製造装置
102 筐体
104 障壁
105 制御装置
110 キャリア搬送装置
120 ウエハ搬送装置
130 磁場印加機構
132 導入装置
134,134a〜134d 流通路
140,140a〜140d 磁場印加装置
141 導入口
142 導出口
143 導入出口
150 鉄芯
151 第1の柱状部
151a 凹部
152 第2の柱状部
153 環状部
155 空隙部
160 超電導コイル
162 断熱容器
171 冷却装置
172 ホース
173 コンプレッサ
181 ケーブル
182 電源
200 超電導マグネット
AW 巻軸
SC 磁場印加領域

Claims (9)

  1. 半導体装置の製造装置に用いられる磁場印加装置であって、
    鉄芯と、
    超電導線材を巻回すことによって形成された、単一の超電導コイルとを備え、
    前記鉄芯は、
    前記超電導コイルの巻軸の方向に沿って延びるように形成され、かつ、前記超電導コイルの内周側に位置する第1の柱状部と、
    前記巻軸の方向に沿って延びるように形成され、かつ、前記巻軸の方向において前記第1の柱状部と対向配置される第2の柱状部と、
    前記巻軸の方向における両端部が前記第1および前記第2の柱状部にそれぞれ結合され、かつ、前記超電導コイルの外周を囲むように形成された環状部とを含み、
    対向配置される前記第1の柱状部と前記第2の柱状部との間には、磁場が印加される半導体ウエハを収めるための空隙部が形成されており、
    前記巻軸の方向における前記超電導コイルと前記鉄芯との位置関係は、前記超電導コイルの前記巻軸の方向の一方端部に発生する電磁力と、前記超電導コイルの前記巻軸の方向の他方端部に発生する電磁力とが平衡するように設定され、かつ、
    前記第1の柱状部の前記巻軸に垂直な方向における幅は、前記第2の柱状部の前記巻軸に垂直な方向における幅よりも大きい、磁場印加装置。
  2. 前記第1の柱状部において、前記第2の柱状部に面する対向面は、前記巻軸に垂直な方向における端部が、前記巻軸に垂直な方向に対して傾斜している、請求項1に記載の磁場印加装置。
  3. 前記環状部には、
    前記空隙部に前記半導体ウエハを導入するための導入口と、
    前記空隙部から前記半導体ウエハを導出するための導出口とが設けられている、請求項1または請求項2に記載の磁場印加装置。
  4. 前記環状部は、前記導入口と前記導出口とが共通している、請求項3に記載の磁場印加装置。
  5. 前記環状部は、円環形状を有する、請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の磁場印加装置。
  6. 前記第1の柱状部には、前記巻軸の方向に沿って延びる凹部が設けられている、請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の磁場印加装置。
  7. 半導体ウエハに磁場を印加するための磁場印加機構と、
    前記磁場印加機構に前記半導体ウエハを搬送するための搬送機構とを備え、
    前記磁場印加機構は、
    複数の磁場印加装置と、
    前記搬送機構によって搬送された前記半導体ウエハを、前記複数の磁場印加装置の各々に導入するように構成された導入装置と、
    前記複数の磁場印加装置にそれぞれ対応して設けられ、前記半導体ウエハを、前記磁場印加装置の内部に導入するとともに、前記磁場印加装置の外部に導出するための流通路とを含み、
    前記流通路の導入側が前記導入装置に面するように、前記複数の磁場印加装置と前記導入装置とは配置され、
    前記複数の磁場印加装置の各々は、
    鉄芯と、
    超電導線材を巻回すことによって形成された超電導コイルとを含み、
    前記鉄芯は、
    前記超電導コイルの巻軸の方向に沿って延びるように形成され、かつ、前記超電導コイルの内周側に位置する第1の柱状部と、
    前記巻軸の方向に沿って延びるように形成され、かつ、前記巻軸の方向において前記第1の柱状部と対向配置される第2の柱状部と、
    前記巻軸の方向における両端部が前記第1および前記第2の柱状部にそれぞれ結合され、かつ、前記超電導コイルの外周を囲むように形成された環状部とを含み、
    対向配置される前記第1の柱状部と前記第2の柱状部との間には、磁場が印加される前記半導体ウエハを収めるための空隙部が形成されており、
    前記巻軸の方向における前記超電導コイルと前記鉄芯との位置関係は、前記超電導コイルの前記巻軸の方向の一方端部に発生する電磁力と、前記超電導コイルの前記巻軸の方向の他方端部に発生する電磁力とが平衡するように設定され、かつ、
    前記第1の柱状部の前記巻軸に垂直な方向における幅は、前記第2の柱状部の前記巻軸に垂直な方向における幅よりも大きい、半導体装置の製造装置。
  8. 前記流通路の導出側は、前記導入側と共通している、請求項7に記載の半導体装置の製造装置。
  9. 前記複数の磁場印加装置の各々は、円筒状の外形を有する、請求項7または請求項8に記載の半導体装置の製造装置。
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