JP6714033B2 - ギヤ装置 - Google Patents

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Description

本発明は、ケースにギヤ部材が回転可能に取り付けられたギヤ装置に関する。
従来、ギヤ装置の一種として、回転体の回転をギヤ部材の回転を通じて検出する回転検出装置が周知である(特許文献1等参照)。この種の回転検出装置は、例えば車両においてステアリングシャフト(ステアリングホイール)の回転角を検出するステアリングアングルセンサ等がある。
特開2007−304000号公報
ところで、この種のギヤ装置では、噛合するギヤ同士のピッチ幅を好適な幅に設定しておく必要がある。しかし、例えばギヤや、ギヤを収納するケースは熱等により膨張することが想定され、この膨張により、元々設定されていたピッチ幅では足りなくなる場合がある。これに対処するために、例えば予めピッチ設定を広げて設定する対応が想定される。しかし、この場合、バックラッシ等の影響が避けられなくなるので、何らかの対策が必要とされていた。
本発明の目的は、ギヤ間のピッチ設定の縮小を可能にしたギヤ装置を提供することにある。
前記問題点を解決するギヤ装置は、少なくとも第1ギヤ部及び第2ギヤ部を備えたギヤ部材と、前記ギヤ部材を回動可能に収納し、当該ギヤ部材とは膨張係数が異なるように形成されたケースと、前記ギヤ部材及び前記ケースの間のギヤ径方向における位置を規制するにあたり、当該ギヤ径方向の外側を前記ギヤ部材で支持するのか或いは前記ケースで支持するのかを、前記第1ギヤ部及び前記第2ギヤ部で逆にした規制構造とを備えた。
本構成によれば、例えば使用環境温度が低温から高温に変化した場合、ケース、第1ギヤ部及び第2ギヤ部及びケースが膨張係数に応じた量で変化する。このとき、例えばケース及び第1ギヤ部の隙間が大で変化すると、ケース及び第2ギヤ部の隙間が小で変化する。これにより、ケース、第1ギヤ部及び第2ギヤ部の各部材の膨張係数に起因する部材間の寸法変化が相殺されるため、第1ギヤ部及び第2ギヤ部のピッチ設定を予め広くとっておく必要はない。よって、第1ギヤ部及び第2ギヤ部のピッチ設定を小さく抑えることが可能となる。
前記ギヤ装置において、前記ケースは、前記ギヤ部材よりも膨張係数が小さい材質により形成されていることが好ましい。この構成によれば、ケースを膨張し難い部材とすることが可能となる。
前記ギヤ装置において、前記規制構造は、前記ギヤ部材の軸部寄りの位置に配置されていることが好ましい。この構成によれば、ケースとギヤ部材とが接触する規制面を軸部寄りに配置することが可能となるので、膨張による寸法変化による影響を低く抑えることが可能となる。よって、第1ギヤ部及び第2ギヤ部のピッチ設定を小さく抑えることに一層有利となる。
前記ギヤ装置において、前記規制構造は、前記ケースに形成された第1ケース側突部を、前記第1ギヤ部に形成された第1ギヤ側突部によってギヤ径方向外側から支持することにより、前記第1ギヤ部及び前記ケースを位置規制する第1規制部と、前記第2ギヤ部に形成された第2ギヤ側突部を、前記ケースに形成された第2ケース側突部によってギヤ径方向外側から支持することにより、前記第2ギヤ部及びケースを位置規制する第2規制部とを備えることが好ましい。この構成によれば、第1ギヤ部を突状の第1規制部によってケースに位置決めすることが可能となり、第2ギヤ部を突状の第2規制部によってケースに位置決めすることが可能となる。
前記ギヤ装置において、前記ギヤ部材の回転を検出するセンサ部を備えることが好ましい。この構成によれば、ギヤ部材の回転角をセンサ部で検出するギヤ装置とすることが可能となる。
本発明によれば、ギヤ間のピッチ設定を小さく抑えることができる。
一実施形態のギヤ装置の斜視図。 ギヤ装置の内部構成を示す平面図。 (a),(b)は図1のII−II線断面における作用図。 (a),(b)は図1のIII−III線断面における作用図。 対策前の使用環境温度と隙間との関係性を示す表。 対策後の使用環境温度と隙間との関係性を示す表。
以下、ギヤ装置の一実施形態を図1〜図6に従って説明する。
図1に示すように、ギヤ装置1は、回転体2の回転角(回転量)を検出する回転角検出装置3である。本例の回転角検出装置3は、ハウジング4の中央に貫通孔5が形成され、この貫通孔5に回転体2が回動可能に挿通されている。本例の回転角検出装置3は、回転体2として車両のステアリングシャフト(ステアリングホイール)の回転角(回転数)を検出するものであることが好ましい。
図2に示すように、ハウジング4は、ギヤ部材8を回動可能に収納するケース9と、ケース9の開口を閉じる蓋部10(図1参照)とを備える。ギヤ部材8は、回転体2と同期して回る第1ギヤ部11と、第1ギヤ部11と噛合された第2ギヤ部12とを備える。円環状をなした第1ギヤ部11は、軸部13の内径に形成された孔14に回転体2が回動可能に挿通されている。第1ギヤ部11の孔14の縁部には、一対の突起15が形成され、これら突起15が回転体2に係止される。これにより、第1ギヤ部11及び回転体2が回転体2の軸L1回りに一体回転する。
第1ギヤ部11及び第2ギヤ部12は、平歯車からなる。また、第1ギヤ部11が大径に形成され、第2ギヤ部12が小径に形成されている。第2ギヤ部12は、筒状の軸部18がケース9の凹部20に回動可能に挿通されている。第2ギヤ部12は、第1ギヤ部11の回転時、第1ギヤ部11とともに軸部18の軸L2回りに回転する。
第2ギヤ部12には、第2ギヤ部12と連れ回りする第3ギヤ部21が噛合されている。第3ギヤ部21は、筒状の軸部22がケース9の凹部(図示略)に回動可能に挿通されている。第2ギヤ部12及び第3ギヤ部21は、歯数が異なるように形成されている。第3ギヤ部21は、第1ギヤ部11の回転時、第1ギヤ部11及び第2ギヤ部12とともに軸部22の軸L3回りに回転する。
ギヤ装置1は、ギヤ部材8の回転を検出するセンサ部25を備える。本例のセンサ部25は、第2ギヤ部12の回転を検出する第1センサ部25aと、第3ギヤ部21の回転を検出する第2センサ部25bとを備える。第1センサ部25a及び第2センサ部25bは、例えば磁気センサ(ホールICやMRE等)であることが好ましい。この場合、第1センサ部25a及び第2センサ部25bは、第2ギヤ部12(第3ギヤ部21)側に設けられた磁石と、ケース9側に設けられたセンシング部とを備える。第1センサ部25aのセンシング部は、第2ギヤ部12の回転(磁石の回転)を検出し、その検出信号Saを出力する。同様に、第2センサ部25bのセンシング部も、第3ギヤ部21の回転(磁石の回転)に応じた検出信号Sbを出力する。
ギヤ装置1は、センサ部25の出力を基に回転体2の回転角を演算する回転演算部26を備える。本例の回転演算部26は、第1センサ部25aの検出信号Saと、第2センサ部25bの検出信号Sbとの組み合わせから、回転体2の回転角を検出する。回転演算部26は、例えば中立位置から左右に複数周回転操作される回転体2の回転角を検出する。
図3及び図4に示すように、ギヤ装置1は、ギヤ部材8(本例は第1ギヤ部11及び第2ギヤ部12)をケース9に位置規制する規制構造29を備える。本例の規制構造29は、ギヤ部材8及びケース9の間のギヤ径方向R(図中に示す矢印方向)における位置を規制するにあたり、ギヤ径方向Rの外側をギヤ部材8で支持するのか或いはケース9で支持するのかを、第1ギヤ部11及び第2ギヤ部12で逆にした構造をとっている。
第1ギヤ部11及び第2ギヤ部12は、膨張係数(線膨張係数)が「大」の材質から形成されている。また、ケース9は、膨張係数(線膨張係数)が「小」の材質から形成されている。このように、第1ギヤ部11及び第2ギヤ部12とケース9との間には、ケース9よりも第1ギヤ部11及び第2ギヤ部12の方が、膨張係数(線膨張係数)が大きい関係性がある。なお、第1ギヤ部11及び第2ギヤ部12は、材質が同じでも或いは異なっていてもどちらでもよい。
図3(a),(b)に示すように、規制構造29は、第1ギヤ部11のギヤ径方向R(図3(a),(b)の矢印方向)における位置を規制する第1規制部32を備える。第1規制部32は、第1ギヤ部11の裏面に形成された第1ギヤ側突部33と、ケース9の内面に形成された第1ケース側突部34とを備える。第1規制部32において、第1ギヤ側突部33と第1ケース側突部34との接触面が、第1ギヤ部11の位置を規制する規制面となる。第1ギヤ側突部33及び第1ケース側突部34は、第1ギヤ部11の軸L1回りに沿って円環状に形成されている。第1ギヤ側突部33は、ケース9の内周面に円環状に形成された凹部35に配置されている。
本例の場合、第1ギヤ側突部33がギヤ径方向外側に配置され、第1ケース側突部34がギヤ径方向内側に配置されている。第1ギヤ側突部33及び第1ケース側突部34の間の隙間W1は、使用環境温度が低温のときに「小」に設定されている。このため、隙間W1は、使用環境温度が高温になったとき、「大」に変化する。また、第1ギヤ側突部33及び第1ケース側突部34の組(規制面)は、第1ギヤ部11の平面方向(図3(a),(b)の紙面左右方向)において、軸部13寄りの位置に配置されている。
軸部13と第1ケース側突部34との間の隙間は、使用環境男温度が変化した際に軸部13が第1ケース側突部34に過度に接触してしまわないように、予め大きめの幅に設定されている。また、蓋部10と第1ギヤ部11とは、第1ギヤ部11の表面に形成された突起38と、蓋部10の裏面に形成された突起39とにより、位置決めがなされている。なお、第1ギヤ部11の突起38が蓋部10の内面の凹部40に遊嵌され、蓋部10の突起39が第1ギヤ部11の表面の凹部41に遊嵌されている。突起38,39及び凹部40,41は、第1ギヤ部11の軸L1回りに沿って円環状に形成されている。
図4(a),(b)に示すように、規制構造29は、第2ギヤ部12のギヤ径方向R(図4(a),(b)の矢印方向)における位置を規制する第2規制部44を備える。第2規制部44は、第2ギヤ部12の裏面に形成された第2ギヤ側突部45と、ケース9の内面に形成された第2ケース側突部46とを備える。本例の場合、軸部18が第2ギヤ側突部45を兼ねている。第2規制部44において、第2ギヤ側突部45と第2ケース側突部46との接触面が、第2ギヤ部12の位置を規制する規制面となる。第2ギヤ側突部45及び第2ケース側突部46は、第2ギヤ部12の軸L2回りに沿って円環状に形成されている。第2ケース側突部46は、第2ギヤ部12の裏面に円環状に形成された凹部47に配置されている。
本例の場合、第2ギヤ側突部45がギヤ方向内側に配置され、第2ケース側突部46がギヤ径方向外側に配置されている。これにより、第2ギヤ側突部45及び第2ケース側突部46の間の隙間W2は、使用環境温度が低温のときに「大」に設定されている。このため、隙間W2は、使用環境温度が高温になったとき、「小」に変化する。
蓋部10と第2ギヤ部12とは、第2ギヤ部12の表面に形成された突起50と、蓋部10の裏面に形成された凹部とを遊嵌合することにより位置決めされている。突起50及び凹部51は、第1ギヤ部11の軸L1回りに沿って円環状に形成されている。
次に、図5及び図6を用いて、本実施形態のギヤ装置1(規制構造29)の作用及び効果について説明する。
図5に、第1ギヤ部11及び第2ギヤ部12ともギヤ径方向外側からケース9によって支持される構造の場合に、隙間W1,W2がとる変化をまとめた表を図示する。この場合、使用環境温度が低温のとき、隙間W1,W2は、ともに「大」となる。ここで、使用環境温度が高温に変化した場合、隙間W1,W2は、ともに「小」に変化する。このため、これら隙間W1,W2が高温時に小さくなってもギヤ歯に噛み込みが発生しないようにするため、第1ギヤ部11及び第2ギヤ部12のギヤ歯は、予めピッチを広く設定しておく必要がある。こうすると、バックラッシが大きくなってしまい、結果、回転角の検出精度の悪化に繋がる。
図6に、本例の規制構造29を採用した場合の隙間W1,W2がとる変化をまとめた表を図示する。本例の場合、使用環境温度が低温のとき、ケース9及び第1ギヤ部11の間の隙間W1は「小」となり、ケース9及び第2ギヤ部12の隙間W2は「大」となっている。このため、使用環境温度が高温に変化した場合、隙間W1は「大」に変化し、隙間W2は「小」に変化する。このように、第1ギヤ部11及び第2ギヤ部12の温度特性の設定を逆に設定すれば、温度変化によってギヤ部材8やケース9が線膨張しても、膨張による部材間の寸法変化が相殺される。よって、回転角の検出精度を確保することが可能となる。
さて、本例の場合、例えば使用環境温度が低温から高温に変化した場合、ケース9、第1ギヤ部11及び第2ギヤ部12が各膨張係数に応じた量で変化する。このとき、例えばケース9及び第1ギヤ部11の隙間W1が「大」で変化すると、ケース9及び第2ギヤ部12の隙間W2が「小」で変化する。これにより、ケース9、第1ギヤ部11及び第2ギヤ部12の各部材の膨張係数に起因する部材間の寸法変化が相殺されるため、第1ギヤ部11及び第2ギヤ部12のピッチ設定を予め広くとっておく必要はない。よって、第1ギヤ部11及び第2ギヤ部12のピッチ設定を小さく抑えることができる。
また、第1ギヤ部11及び第2ギヤ部12のピッチ設定を小さく抑えることが可能となれば、第1ギヤ部11及び第2ギヤ部12のバックラッシを少なく抑えることができる。よって、センサ部25の出力のヒステリシスを少なく抑えることが可能となり、角度検出の精度を確保することもできる。
ケース9は、ギヤ部材8(第1ギヤ部11及び第2ギヤ部12)よりも膨張係数が小さい材質により形成されている。よって、ケース9を膨張し難い部材とすることができる。
第1規制部32(規制構造29)は、第1ギヤ部11の軸部13寄りの位置に配置されている。また、第2規制部44(規制構造29)は、第2ギヤ部12の軸部18を用いて構成されている。以上により、ケース9と第1ギヤ部11とが接触する規制面を軸部13,18寄りの位置に配置することができ、ケース9と第2ギヤ部12とが接触する規制面を軸部13,18寄りの位置に配置することができる。これにより、第1規制部32及び第2規制部44の各規制面において、膨張による寸法変化を要因とする影響を低く抑えることが可能となる。よって、第1ギヤ部11及び第2ギヤ部12のピッチ設定を小さく抑えることに一層有利となる。
規制構造29は、ケース9及び第1ギヤ部11に形成された一対の突状の部位からなる第1規制部32と、ケース9及び第2ギヤ部12に形成された一対の突状の部位からなる第2規制部44とを備える。よって、第1ギヤ部11を突状の第1規制部32によってケース9に位置決めすることができ、第2ギヤ部12を突状の第2規制部44によってケース9に位置決めすることができる。
ギヤ装置1は、ギヤ部材8(第1ギヤ部11、第2ギヤ部12)の回転を検出するセンサ部25を備える。よって、ギヤ部材8(第1ギヤ部11、第2ギヤ部12)の回転角をセンサ部25で検出するギヤ装置1とすることができる。
なお、本実施形態は、以下のように変更して実施することができる。本実施形態及び以下の変更例は、技術的に矛盾しない範囲で互いに組み合わせて実施することができる。
・第2規制部44において、軸部18とは別の箇所に第2ギヤ側突部45を設け、これと第2ケース側突部46とで位置決めするようにしてもよい。
・ギヤ径方向外側にギヤ部材8を配置し、ギヤ径方向内側にケース9を配置する構造を、第2規制部44側で採用し、ギヤ径方向外側にケース9を配置し、ギヤ径方向内側にギヤ部材8を配置する構造を、第1規制部32側で採用してもよい。
・第1ギヤ側突部33や第1ケース側突部34は、回転の周方向一帯に形成されることに限らず、一部分にのみ設けられてもよい。なお、これは第2ギヤ側突部45及び第2ケース側突部46でも同じである。
・第2ギヤ部12及び第3ギヤ部21がともに第1ギヤ部11に噛合する構造としてもよい。
・ギヤ種類は、平歯車に限らず、他の種類のギヤとしてもよい。
・ギヤ部材8において位置関係を規定するギヤ数は、2つに限らず、3つ以上としてもよい。
・センサ部25は、磁気式に限らず、例えば光学式等の他の検出方式のセンサに変更してもよい。
・膨張係数は、線膨張係数の他に、熱膨張係数、体積膨張係数等も含む。
・規制構造29は、ギヤ部材8及び蓋部10の間に設けられてもよい。
・ギヤ装置1は、センサ部25が省略された構造でもよい。
・ギヤ装置1は、回転検出装置であることに限定されず、ギヤ部材8を有する装置であればよい。
次に、上記実施形態及び変更例ら把握できる技術的思想について記載する。
(イ)前記ギヤ装置において、前記第1ギヤ部は、同軸上に回転体が取り付けられることにより、当該回転体と同期回転するものであり、前記規制構造は、前記第1ギヤ部が当該第1ギヤ部のギヤ径方向外側から前記ケースを支持し、前記ケースが第2ギヤ部のギヤ径方向外側から前記第2ギヤ部を支持する構造をとることが好ましい。この構成によれば、回転体とともに第1ギヤ部が回り、その第1ギヤ部に第2ギヤ部が連れ回りするギヤ装置とすることが可能となる。
1…ギヤ装置、8…ギヤ部材、9…ケース、11…第1ギヤ部、12…第2ギヤ部、13,18…軸部、25…センサ部、29…規制構造、32…第1規制部、33…第1ギヤ側突部、34…第1ケース側突部、44…第2規制部、45…第2ギヤ側突部、46…第2ケース側突部、R…ギヤ径方向。

Claims (5)

  1. 少なくとも第1ギヤ部及び第2ギヤ部を備えたギヤ部材と、
    前記ギヤ部材を回動可能に収納し、当該ギヤ部材とは膨張係数が異なるように形成されたケースと、
    前記ギヤ部材及び前記ケースの間のギヤ径方向における位置を規制するにあたり、当該ギヤ径方向の外側を前記ギヤ部材で支持するのか或いは前記ケースで支持するのかを、前記第1ギヤ部及び前記第2ギヤ部で逆にした規制構造とを備え、
    前記規制構造は、
    前記第1ギヤ部に形成された第1ギヤ側突部を、前記ケースに形成された第1ケース側突部によって支持することにより、前記第1ギヤ部及び前記ケースを位置規制する第1規制部と、
    前記第2ギヤ部に形成された第2ギヤ側突部を、前記ケースに形成された第2ケース側突部によって支持することにより、前記第2ギヤ部及び前記ケースを位置規制する第2規制部とを有し、
    ギヤ側突部をケース側突部によってギヤ径方向内側から支持するのか或いはギヤ側突部をケース側突部によってギヤ径方向外側から支持するのかを、前記第1規制部と前記第2規制部とで異ならせており、
    前記第1規制部及び前記第2規制部のうちギヤ径方向外側に位置する突部が膨張係数が小さい材質によって形成されている規制部において、前記ギヤ側突部と前記ケース側突部との間のギヤ径方向に形成される隙間を第1隙間とし、
    前記第1規制部及び前記第2規制部のうちギヤ径方向外側に位置する突部が膨張係数が大きい材質によって形成されている規制部において、前記ギヤ側突部と前記ケース側突部との間のギヤ径方向に形成される隙間を第2隙間とし、
    前記第1隙間と前記第2隙間とを対比する場合、
    第1温度であるときにおいて、前記第1隙間は前記第2隙間よりも大きく、
    前記第1温度よりも高温の第2温度であるときにおいて、前記第1隙間は前記第2隙間よりも小さいギヤ装置。
  2. 前記ケースは、前記ギヤ部材よりも膨張係数が小さい材質により形成されている
    請求項1に記載のギヤ装置。
  3. 前記規制構造は、前記ギヤ部材の軸部寄りの位置に配置されている
    請求項1又は2に記載のギヤ装置。
  4. 少なくとも第1ギヤ部及び第2ギヤ部を備えたギヤ部材と、
    前記ギヤ部材を回動可能に収納し、当該ギヤ部材とは膨張係数が異なるように形成されたケースと、
    前記ギヤ部材及び前記ケースの間のギヤ径方向における位置を規制するにあたり、当該ギヤ径方向の外側を前記ギヤ部材で支持するのか或いは前記ケースで支持するのかを、前記第1ギヤ部及び前記第2ギヤ部で逆にした規制構造とを備え、
    前記規制構造は、
    前記ケースに形成された第1ケース側突部を、前記第1ギヤ部に形成された第1ギヤ側突部によってギヤ径方向外側から支持することにより、前記第1ギヤ部及び前記ケースを位置規制する第1規制部と、
    前記第2ギヤ部に形成された第2ギヤ側突部を、前記ケースに形成された第2ケース側突部によってギヤ径方向外側から支持することにより、前記第2ギヤ部及びケースを位置規制する第2規制部とを有し、
    前記第1規制部及び前記第2規制部のうちギヤ径方向外側に位置する突部が膨張係数が小さい材質によって形成されている規制部において、ギヤ側突部とケース側突部との間のギヤ径方向に形成される隙間を第1隙間とし、
    前記第1規制部及び前記第2規制部のうちギヤ径方向外側に位置する突部が膨張係数が大きい材質によって形成されている規制部において、前記ギヤ側突部と前記ケース側突部との間のギヤ径方向に形成される隙間を第2隙間とし、
    前記第1隙間と前記第2隙間とを対比する場合、
    第1温度であるときにおいて、前記第1隙間は前記第2隙間よりも大きく、
    前記第1温度よりも高温の第2温度であるときにおいて、前記第1隙間は前記第2隙間よりも小さいギヤ装置。
  5. 前記ギヤ部材の回転を検出するセンサ部を備える
    請求項1〜4のうちいずれか一項に記載のギヤ装置。
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