JP6713949B2 - 偏光部材及び光アイソレータ - Google Patents
偏光部材及び光アイソレータ Download PDFInfo
- Publication number
- JP6713949B2 JP6713949B2 JP2017093842A JP2017093842A JP6713949B2 JP 6713949 B2 JP6713949 B2 JP 6713949B2 JP 2017093842 A JP2017093842 A JP 2017093842A JP 2017093842 A JP2017093842 A JP 2017093842A JP 6713949 B2 JP6713949 B2 JP 6713949B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- optical isolator
- light
- polarizing member
- magnet
- single crystal
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Images
Landscapes
- Polarising Elements (AREA)
- Surface Treatment Of Optical Elements (AREA)
Description
以下のように、図1(a)に示した構造を有する偏光部材101を作製し、図2に示した光アイソレータ201を作製した。まず、波長1550nmの透過光に対して、25℃で偏光面を45°回転させるように調整した(TbEu)2Bi1Fe4.8Ga0.2O12から成るファラデー回転子4を準備した。このファラデー回転子4の二つの光透過面には、対空気ARコーティング6を施した。
実施例2では、図3に示すように、実施例1で用いたのと同様の偏光部材101と磁石5の間に円筒形状の銅製放熱部材7を設けて光アイソレータ202を作製した。このとき、偏光部材101と放熱部材7が接触し、かつ磁石5と放熱部材7も接触するようにした。放熱部材7の熱伝導率は371W/(m・K)である。また、磁石5の熱伝導率は23W/(m・K)である。それ以外は、実施例1と同様に光アイソレータ202を作製し、挿入損失及び消光比の評価を行った(図3参照)。
実施例3では、図4に示したように、実施例1で用いたのと同様の偏光部材101とファラデー回転子4とを、エポキシ接着剤8を介して密着固定した。このとき、ファラデー回転子4の二つの光透過面には、対エポキシARコーティング9を、シリコン単結晶膜2のガラス偏光子1に接する面には対ガラス偏光子ARコーティング3を、外側になる面には対空気ARコーティング6を施した。また、ガラス偏光子1のファラデー回転子4に接合した面には対エポキシARコーティング9を施した。これらを円筒状のNdFeB系製磁石5の内部に光が透過するように配置した。これらを金属製筐体内に入れ、開口径が1mmの光アイソレータ203を完成させた(図4参照)。
実施例4では、以下のように、図1(b)に示した構造を有する偏光部材102を作製し、図4に示した光アイソレータ204を作製した。まず、実施例1で用いたのと同様のガラス偏光子1の向い合う二つの光透過面にそれぞれ一層ずつシリコン単結晶膜2を接合した。これにより図1(b)に示した偏光部材102を作製した。シリコン単結晶膜2のガラス偏光子1に接合する面には、対ガラス偏光子ARコーティング3を、もう一方の面には対エポキシARコーティング9を施した(図5参照)。このシリコン単結晶膜2の膜厚は、0.15mmであり、波長1550nmにおける光透過率は99.4%である。このようにして作製した偏光部材102を二つ準備した。
偏光部材として、シリコン単結晶膜を設けていないガラス偏光子を用いた以外は、実施例1と同様に光アイソレータを作製し、挿入損失及び消光比の評価を行った。なお、ガラス偏光子の二つの透過面には対空気ARコーティングが施されているものを用いた。
偏光部材として、シリコン単結晶膜を設けていないガラス偏光子を用いた以外は、実施例3と同様に光アイソレータを作製し、挿入損失及び消光比の評価を行った。なお、ガラス偏光子のファラデー回転子側の面には対エポキシARコーティングが、外側になる面には対空気ARコーティングが施されているものを用いた。
比較例3では、偏光部材のシリコン単結晶膜の代わりにサファイアを用いた。それ以外は、実施例1と同様に光アイソレータを作製し、挿入損失及び消光比の評価を行った。
3…反射防止コーティング層(対ガラス偏光子(対シリコン単結晶)ARコーティング)、
4…ファラデー回転子、 5…磁石、
6…反射防止コーティング層(対空気ARコーティング)、 7…放熱部材、
8…接着剤、 9…反射防止コーティング層(対接着剤ARコーティング)、
101、102…偏光部材、
201、202、203、204…光アイソレータ。
Claims (6)
- 光透過面に入射した光を偏光させる偏光部材であって、内部に金属微粒子が分散されたガラス偏光子と、該ガラス偏光子の光透過面に接合されたシリコン単結晶膜とを含んで構成され、
前記シリコン単結晶膜は、前記偏光部材を透過させる光の波長において光透過率が98%以上のものであり、
前記光の波長は、1100nm以上6500nm以下であることを特徴とする偏光部材。 - 前記ガラス偏光子は、平板形状であって、かつ該ガラス偏光子の向い合う二つの光透過面にそれぞれ一層ずつ前記シリコン単結晶膜が接合されているものであることを特徴とする請求項1に記載の偏光部材。
- 前記ガラス偏光子の光透過面及び前記シリコン単結晶膜の光透過面の少なくとも一つの面上に、反射防止コーティングを有するものであることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の偏光部材。
- 光の透過方向に配置された請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の偏光部材及びファラデー回転子を含み、更に前記ファラデー回転子に磁界を印加する磁石を含んで構成されていることを特徴とする光アイソレータ。
- 前記偏光部材と前記磁石が接触しているものであることを特徴とする請求項4に記載の光アイソレータ。
- 前記偏光部材と前記磁石の間には、該磁石よりも高い熱伝導率を有する放熱部材が設けられ、前記偏光部材と前記放熱部材が接触し、かつ前記磁石と前記放熱部材が接触しているものであることを特徴とする請求項4に記載の光アイソレータ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2017093842A JP6713949B2 (ja) | 2017-05-10 | 2017-05-10 | 偏光部材及び光アイソレータ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2017093842A JP6713949B2 (ja) | 2017-05-10 | 2017-05-10 | 偏光部材及び光アイソレータ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2018189880A JP2018189880A (ja) | 2018-11-29 |
JP6713949B2 true JP6713949B2 (ja) | 2020-06-24 |
Family
ID=64479980
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2017093842A Active JP6713949B2 (ja) | 2017-05-10 | 2017-05-10 | 偏光部材及び光アイソレータ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP6713949B2 (ja) |
-
2017
- 2017-05-10 JP JP2017093842A patent/JP6713949B2/ja active Active
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2018189880A (ja) | 2018-11-29 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP4600660B2 (ja) | 高出力レーザー用ファラデー回転子 | |
JP5205602B2 (ja) | インライン光アイソレータ | |
JP4797733B2 (ja) | 高出力レーザー用偏波無依存型光アイソレータ | |
JP4696830B2 (ja) | 偏波無依存型光アイソレータ | |
US20150124318A1 (en) | High magnetic field-type multi-pass faraday rotator | |
JP4688024B2 (ja) | ファラデー回転子の製造方法及び該回転子が組込まれた光アイソレータ | |
JP2018205586A (ja) | 光アイソレータ及び半導体レーザモジュール | |
JP2005043853A (ja) | 光学部品及びこの光学部品を備える光アイソレータ | |
JP4968210B2 (ja) | 偏波無依存型光アイソレータ | |
JP2010224520A (ja) | 光アイソレータ | |
JP2008134595A (ja) | 短波長光用ファラデー回転子及びそのファラデー回転子を備えた光アイソレータ | |
JP3472339B2 (ja) | 高パワー用光アイソレータ | |
JP6713949B2 (ja) | 偏光部材及び光アイソレータ | |
JP5991491B2 (ja) | ファラデー回転子 | |
JP6860436B2 (ja) | 光アイソレータモジュール | |
JP4399731B2 (ja) | 高出力レーザー用ファラデー回転子 | |
JP2021006856A (ja) | ファラデー回転子及びその製造方法並びに光アイソレータ、光伝送装置 | |
JP2005025138A (ja) | 短波長高パワー用光アイソレータ | |
JP2006126582A (ja) | 光アイソレータ | |
WO2024142932A1 (ja) | 光アイソレータ | |
JPS59101604A (ja) | 光アイソレ−タ | |
JP2004361757A (ja) | 光アイソレータ | |
JP2005037753A (ja) | 短波長高パワー用光アイソレータ | |
JP2015125374A (ja) | 光アイソレータ素子と光アイソレータ | |
JP2000275580A (ja) | 光アイソレータ |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20190423 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20200213 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20200225 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20200420 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20200526 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20200604 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 6713949 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |