JP6713361B2 - ルーバー装置におけるルーバー材の組み付ける固定方法 - Google Patents

ルーバー装置におけるルーバー材の組み付ける固定方法 Download PDF

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本発明は、建物の外面や屋上等に、遮光または目隠しのために設置するルーバー装置において、該ルーバー装置の骨格を構成する組み付け機枠に対するルーバー装置におけるルーバー材を、並列状態に組み付けて固定装架せしめるためのルーバー材の組み付け固定手段に関する。
ルーバー装置におけるルーバー材の組付固定手段は、従前にあっては、例えば、特開2003−314017号の図1にあるように、所望の翼板状に押し出し成型されるルーバー材aの、長手方向のこぐちの端面における巾方向の中心部位に、内壁面を角穴状に形成した挿入口bを形成しておいて、これに、外周面が前記挿入口bと嵌り合う角筒状で、内周側を軸方向に沿う係合溝c’を具備する係合穴に形成した角筒状の中間部材cを、嵌挿して取付ビスb’等により固定装着する。
そして、この中間部材cの内腔の係合穴に対し、外周面に前記中間部材cの係合穴の内周面の係合溝c’と嵌合して軸芯回りの動きを阻止する係合条溝d’を設けた第2の軸杆状の中間部材dの先端側を嵌挿して、該第2の中間部材dを、前記角筒状の第1の中間部材cに対し一体的に結合させる。そして、この第2の中間部材dの基端側を、その基端側に一体的に組み付けてある取付金具eを、ルーバー装置Aの組付機枠の方立てfに、取付ボルト等の取付金具gを介し一体的に組み付けることで、ルーバー材aの方立てfに対する組み付け固定が行われるようにしてある。
このルーバー材aの、組立機枠の方立てfに対する組み付け固定手段は、ルーバー材aの側端面の中心部位に装設する角筒状の第1の中間部材cと、これに先端側を嵌挿して嵌合連結せしめる軸杆状の第2の中間部材dを、これの基端側に連結装着してこの第2の中間部材dを組立機枠の方立てfに連結固着するための取付金具g等の、多種類の組立部品を要し、また加工工数を多くして、コスト高を招く問題がある。
また、従前手段のもう一つの別の手段である、特開2006−249768号の手段にあっては、金属材の押出成形により翼板状に成形したルーバー材aを方立てfに組み付けるために、そのルーバー材aの長手方向における側端面の中心部位に形設した内周壁を角筒状に成形せる側端面開口(挿入口)bと、その挿入口である開口bに一端側が挿通されて、ルーバーと一体的に結合する角筒状の中間部材cと、その中間部材cの他端側を、方立てfに対して組み付け保持せしめるために、その中間部材cの他端側に装着する板ばね及びビスまたはボルト等の組付金具gと、その組付金具gを介しての結合により方立てfに組み付け支架せるルーバー材aの組み付け傾斜角度を所望に調整するために、方立てfの壁面に組み付け装着した円盤状の取付部材(ベース板)hと、を装備しているものである。
そして、ルーバー材aを方立てfに組み付け保持せしめたときの、ルーバー材aの傾斜角度の調整は、ルーバー材aに一体的に組み付けた中間部材cの他端側と方立てfに設けた円盤状のベース板である取付部材hとの、ビスによる結合を外して、ルーバー材aの方立てfに対する組み付けを解放し、このルーバー材aを中間部材cごと、その中間部材cの軸芯線中心に回転させ、これにより方立てfに対する取付傾斜角度を変更調整し、所望の傾斜角度となったところで、ビス等の取付金具gのあらためての締結で、ルーバー材aを変更させた取付傾斜角度に保持せしめるようにしている。
このため、組み付け支架したルーバーの取り付けた傾斜角度を、所望の傾斜角度に調整するには、ルーバー材aの側端面の開口b(挿入口)に嵌装した中間部材cの先端側と方立てfに組み付けた円盤状のベース板hとの結合をベース板hから外して中間部材cを引き抜き、その中間部材cに一体的に連結しているルーバー材aを、その中間部材cごと、その中間部材cの長手方向に沿う軸芯線中心に回転させて、ルーバー材aの取付機枠(方立て)fへの組み付け面に対する取付傾斜角度を所望に変更させ、その変更させた状態で、中間部材cの先端側を方立てfに組み付けてある円盤状のベース板hに対して、ビス等の取付金具gで締結・緊縛する諸操作が必要で、前述した第1の従前手段と同様に、ルーバー材aの取付角度の調整に、手間がかかり、かつ、中間部材c、円盤状のベース板h、取付金具g、等の諸部材が必要で、制作コストが高くなる問題のあるものである。
特開2003−314017号公報 特開2006−249768号公報
本発明が解決しようとする課題は、前述した従来例の説明で述べた通り、組立機枠の方立てに対して組み付け支架せしめるルーバー材の取付傾斜角度の変更調整のための操作手段が、多種類の構成部材の脱着作業を要し、手間のかかる厄介な作業になっていることと、このルーバー材の傾斜角度の調整のための構成機構が複雑で制作コストが嵩む問題があることから、この問題を解消せしめ、ルーバーの取付角度の調整が簡略に行え、かつ、その取付角度の調整手段の構成機構の制作コストを低減させることを課題とするものである。
この課題を解決するための方法手段として、本発明においては、ルーバー材の長手方向の一端側の側端面の巾方向における中心部位に接続させて設ける中間部材を、それの、少なくともルーバー材の側端面から突出する部位の外周面が、六角形、八角形等の、一対に対称する複数の柱壁面を備える多角柱状で、軸芯部位に該中間部材の突出端側の端面から締結ボルトが螺じ込まれる螺子穴を装備する多角高ナット状に形成しておき、ルーバー材を組み付け支架せしめる方立ての立上壁には、ルーバー材に組み付けた中間部材の該ルーバー材の側端面から突出する部位の、外周面の柱壁面を摺動自在に嵌合せしめるU字状の嵌合溝を形成しておいて、ルーバー材を、それに接続せる前記中間軸の軸芯線を中心に回転させて所望の傾斜角度とし、その傾斜状態としたルーバー材の中間部材を、前記方立ての立上壁に形成せるU字状型の嵌合溝に対し嵌合させて前述の傾斜角度に保持せしめ、締結ボルトによる締結により中間部材を方立ての立上壁に対し固定装着することを特徴とするルーバー装置におけるルーバー材の組み付ける固定方法を提起するものである。
また、これに併せて、方立ての立上壁には、ルーバー材の側端面から突出する中間部材の突出部位をスライド自在に嵌合せしめるU字型の嵌合溝を形設するとともに、そのU字型の嵌合溝の外側部位に、中間部材の先端側の端面から螺じ込まれる締結ボルトを嵌挿せしめる狭い巾の第2の嵌合溝を形成し、かつ、その第2の嵌合溝の周辺には、中間部材の先端側の端面と突き当たる係合壁を段状に形成しておき、U字型の嵌合壁に嵌挿せしめた中間部材の先端側の端面を該係合壁に突き当ててルーバー材及び中間部材の位置の仮止めが行われた状態で、締結ボルトの螺じ込みによる締結が行えるようにしたことを特徴とするルーバー装置におけるルーバー材の組み付ける固定方法を提起するものである。
さらにまた、ルーバー材の側端部の中心部位に対する中間部材の先端側の組み付け支架を、ルーバー材の一側の側端部位に一体的に組み付けておく、軸筒状の軸筒部材を介して行い、かつ、その軸筒部材の内壁面には、中間部材の外周面に形成した柱壁面と嵌り合って、中間部材をそれの軸芯線中心とする回転が阻止された状態として自在に軸芯線方向にスライドさせる係合突条を形成しておき、この軸筒部材の先端側を軸筒部材の軸芯部位に設けた軸穴内に嵌挿して、ルーバー材に設けておく止めねじの螺じ込みにより中間部材を、それの取付金具である軸筒部材に対するスライドを阻止して、一体的に結合させることで、中間部材に一体的に組み付けたルーバー材が、方立てに対して固定して組み付け支架し、かつ、そのときの、ルーバー材及び中間部材の方立てに対する前記軸芯線を中心とする回転により選択設定される取付傾斜角度をもって、ルーバー材の組み付け支架が行えるようにすることを特徴とするルーバー装置におけるルーバー材の組み付ける固定方法を提起するものである。
上述の如く構成してある本発明手段にあっては、第1の手段においては、ルーバー材とその側端部(ルーバー材をバーチカルな姿勢をもって整列支架する場合にあっては、ルーバーの上下の端部)に設けた中間部材とを、その中間部材の軸芯線中心に所望の角度量を回転させ、その状態において、中間部材の基端側の外周面を、方立ての立上壁に設けたU字型の嵌合溝に嵌合させれば、ルーバー材は、それの回転角度により設定された取付傾斜角度に保持される。そして、中間部材の軸穴に螺合した締結ボルトに締め付けて、中間部材を方立ての立上壁に締結すれば、ルーバー材の組み付けが完了するようになるから、ルーバー材の取付傾斜角度の調整作業及び組付機構を簡略なものとする。
また、第2の本発明手段にあっては、ルーバーの側端面に基端側を、止着した中間部材の先端側を方立ての立上壁に設けたU字溝に嵌合させて、その中間部材の先端側を、締結ボルトにより立上壁に対して締結して方立てにルーバー材を組み付けるときに、中間部材の先端側の端面を、方立ての立上壁に形成したU字状の嵌合溝の外側位置に形成せる係合壁の壁面に突き当てて、位置を仮止めした状態において、中間部材の締付ボルトによる締結が行えるので、ルーバー材の締付ボルトによる締結が手際よく行えるようになる。
また第3の本発明手段においては、中間部材を締結ボルトにより方立ての立上壁に締結して、ルーバー材を所望の傾斜角度に組み付け保持せしめた状態において、中間部材の基端側を、ルーバー材の側端部に固定装着してある軸筒部材に対し、止め螺子等の固着手段を解除して、中間部材の基端側と軸筒部材との摺動が自在の状態として、ルーバー材を方立てに対しスライドさせれば、ルーバー材の側端面と方立ての壁面との間の隙間が所望調整されるようになるので、ルーバー材を所望の取り付け角度に保持せしめた状態において、ルーバー材と方立ての壁面との間の間隔の調整が、簡略に行えるようになる。
従前手段の要部の一部破断した斜視図である。 従前の別の手段の要部の一部破断した斜視図である。 本発明手段を実施せる実施例の要部の一部破断した斜視図である。 同上実施例の要部の一部破断した正面図である。 同上実施例のルーバー材の縦断側面図である。 同上ルーバー材の中心部分の拡大した縦断側面図である。 同上ルーバー材の中心部分の縦断側面図である。 同上ルーバー材の側端部に組み付ける中間部材の斜視図である。 同上中間部材の先端部分を、方立ての立上壁に設けた嵌合溝に嵌装した状態時の平面図である。 同上の中間部材の先端部分を立上壁に設けた嵌合溝に嵌合させた状態時の縦断側面図である。 同上の中間部材を軸芯線中心に回転させて嵌合溝に嵌合した状態時の縦断側面図である。 別の実施例の、要部の一部破断した斜視図である。 同上実施例の、中間部材の先端側を、立上壁に設けた嵌合溝に嵌合させた状態の平面図である。 同上実施例の同上状態時における縦断側面図である。
次に実施の態様を図面に従い詳述する。
図3は、本発明手段の一実施例の、一部を破断して省略した要部の斜視図である。この図3において、符号1はルーバー装置の全体を示し、また、符号2は、同上ルーバー装置1の組付機枠、3はその組付機枠2に設けた方立て、4はその方立て3に設けた立上壁、5はその立上壁4に組み付けて方立て3に支架せるルーバー材を示している。
組付機枠2は、ルーバー装置1を、建物躯体の外面または屋上等に装備せしめるときの、ルーバー装置1を組み立てる組立機枠を構成する機枠であるが、組み付けるルーバー材5を所望の取付角度に保持せしめて支架せしめる組付機枠でもあり、建物の外面に付設する柱材、別に構築した構造体の機枠等の適宜の部材を利用する機枠2と、それに組み付ける方立て3とよりなる。
方立て3は、ルーバー材5の長手方向の両端部にそれぞれ設けられる組付部材6に基端側を連結装着する中間部材7の先端側を組み付け支架せしめるための立上壁4が、ルーバー材5の長手方向の両端部の各外側位置に設けられ、かつ、それら立上壁4は一対に対向するように配位して装設してあり、バーチカルにまたはホリゾンタルに並列させて設けるルーバー材5のそれぞれの側端部(ルーバー材5をバーチカルに並列させて組み付け支架する場合にあっては上下の端部)に組み付け装備せる前述の組付部材6に基端側を固定装着した角筒状の中間部材7の基端側が、図9乃至図11に示す如くそれぞれの立上壁4の端縁部に装設せるU字型の嵌合溝8に嵌合して組み付け固定されることで、ルーバー材5の組み付け支架が行われるようにしている。
ルーバー材5は、軽金属材等の金属材の押出成形により前記図5の断面図に示しているように、中空の翼板状に形成してあり、左右または上下の長手方向に沿う端部には、軸線方向を長手方向に沿わせた軸筒状の組付部材6が固定状態に装設してある。
この組付部材6は、この例においては、ルーバー材5を金属材から押出成形により成型するときに、ルーバー材5と一体に連続させて成型してあり、それにより、ルーバー材5の長手方向の軸芯部位に、その軸芯部位を長手方向に貫通するように形設してあって、成形したルーバー材5を所望の長さに切断したときに、その切断したこぐちに、該組付部材6がルーバー材5に一体に連続する状態において、切断こぐちに露出してくるようにしてある。
この組付部材6は、ルーバー材5を前記立上壁4に取り付けるための、角筒状に形成してある中間部材7を連結装着するためのもので、外周面側は、円筒面、角柱面等の適宜の形状に形成してよいものであるが、それの軸芯部位には、前記角筒状の中間部材7が摺動自在に嵌挿される軸穴60が形成してある。そして、この軸穴60の内壁面には、軸穴60に嵌挿した角筒状の中間部材7の外周面の柱面、または稜線と係合して、その中間部材7の軸芯線中心の回転を阻止する係合溝61が、形設してある。
軸穴60に嵌挿した中間部材7の基端側は、前記図3及び図4に示している如く、ルーバー材5の外面側から軸筒状の組付部材6の軸穴60の内腔に向け貫通するように設けてある細経の連結螺子穴62及びこれに螺合せしめてある細経の連結ビス63の螺じ込みにより、組付部材6の軸穴60内に固定形態に連結して装着される。
なお、組付部材6は、この例においては、ルーバー材5と一体に連続するものとして説明しているが、ルーバー材5とは別体のものとして成形し、これを、前述の連結螺子穴62及び連結ビス63等の、組付金具を用いた適宜の連結手段によりルーバー材5に対し一体的に連結装着するように構成してよい。しかし、このようにルーバー材5と別体に成形した場合にあっても、外周面側は適宜の形状に形成してよいが、軸芯部位に設ける軸穴60の内周壁には、軸芯線を中心に回転するのを阻止する係合溝61が装設される。
この組付部材6の軸芯部位に設けた軸穴60内に基端側を嵌挿して前記螺子穴62及び連結ビス63等の組付金具を介して組み付け連結せしめる角筒状の中間部材7は、それの基端側を組付部材6に対して固着連結することで、該中間部材7の先端側が、ルーバー材5のこぐちから突出して、方立て3に設けた立上壁4の端縁に装設せる組付部に対し組み付け固着することで、ルーバー材5を方立て3に組み付け支架せしめるための組付軸を構成している。
このルーバー材5を支持する角筒状の中間部材7を方立て3に対し組み付ける組付手段は、ルーバー材5の取付角度の調整手段を兼ねている。
即ち、方立て3の立上壁4の端縁に、角筒状の中間部材7が一対の外周壁面をもって嵌入する巾の嵌合溝8を、それの一辺側が立上壁4の外方に向けて解放するU字型に形成しておき、また、中間部材7は、外周壁を六角形、八角形などの多角形に形成しておくことで、中間部材7をそれの外周面の一対に対向する外壁面が、U字型の嵌合溝8の対称する立上壁4の立上方向の溝側面の内面に摺接する状態に落とし込んで嵌合させれば、ルーバー材4は、それに一体的に結合させた中間部材7を回転させることで生成した取付角度を保持してU字型の嵌合溝8に嵌合して支架される。そして、軸筒状の中間部材7の突出端側の端面から締付ボルト9を、止めリング90、ワッシャー91等を介し螺じ込み、立上壁4に締結すれば、ルーバー材5は中間部材7をU字型の嵌合溝8に嵌め込んだときの取付角度を保持して方立て3に固定装着される。
このとき、中間部材7が、八角形の多角形の角筒状に形成されているとして、その外周壁の一駒分だけ回転させて、中間部材7の軸芯線中心に回転させて、U字状の嵌合溝8に嵌合させ、締結ボルト9を中間部材7の軸穴70に螺合して締結して固定装着すれば、ルーバー材5は傾斜角度が、約15度進んだ角度に保持されて固定装着されることになり、ルーバー材5の傾斜角度の調整が行われるようになる。
なお、この角筒状の中間部材7とU字型の嵌合溝8とを組み合わせて行うルーバー材5の傾斜角度の調整は、図5に示している例のように、組付部材6の軸芯部位に、中間部材7の基端側を嵌挿して固定装着させるよう形設する組付部材6の軸穴60の内周壁に、嵌挿する中間部材7の回転を阻止するように形設しておく、該組付部材6の軸穴60の軸線方向に沿う嵌合溝8を、多角形をなす溝内壁面の、各壁面のそれぞれの巾方向の中間部位に、嵌挿する中間部材7の周面の稜線部と嵌合する係合溝61を形設しておいて、この係合溝61と中間部材7の稜線との嵌め合わせを変更選択することで、更に細かい傾斜角度の調整が行われるようになる。
即ち、ルーバー材5の取付角度の選択設定が、係合溝61のピッチに対応する傾斜角度で細かく行えるようになる。
ところで、方立て3の立上壁4の端縁部位に形成せるU字型の嵌合溝8は、それの一対の溝壁に、該嵌合溝8に嵌合してくるルーバー材5に連結した角筒状の中間部材7の外周の壁面が摺接して、その中間部材7の軸芯線を中心とする回転を阻止するようになることで、該中間部材7と一体的に連結するルーバー材5の取付角度を、所望に設定して、中間部材7を締結ボルト9により方立て3の立上壁4に対し締結し固定装着することにより、ルーバー材5を所望の傾斜角度に保持せしめて組み付け装架せしめるためのものである。
そえ故、該嵌合溝8は、図9、図10、図11に示している如く、角筒状の中間部材7の一対の周壁面で構成する該中間部材7の外径に対応する溝巾を有して、その中間部材7の一対の周壁面と摺接してスライド自在に嵌合するように形成してあり、そのように形成してあればよいものである。
しかし、この手段には、組み付け支架せるルーバー材5を方立て3の立上壁4との間の隙間が、ルーバー材5の対称する端部において不揃いになったとき、これを修正する作業が面倒になる問題がある。
例えば、ルーバー材5がホリゾンタルに並列させて組み付け支架せしめるときの、ルーバー材5の左右の側端部と方立て3の立上壁4との間の隙間が不揃いで見苦しいときには、締結ボルト9の締結を解放して、締め付けしなおさなければならない。
図12〜図13は、この問題に対処するようにした本発明手段の実施例を示している。この手段は、方立て3の立上壁4の端縁部には、中間部材7が外周の周壁面を摺接せしめた状態としてスライド自在に嵌挿せしめるU字型の嵌合溝8を形設することについては、前述の実施例のものと変わりがないが、その立上壁4には、前記U字型の嵌合溝8の外側位置に、その嵌合溝8の溝巾よりも狭い溝巾とした第2の嵌合溝Uが形設してあり、かつ、その第2の嵌合溝Uの内面側の外周部位は、U字型の嵌合溝Uに嵌合させた中間部材7の外端面に係合して、その中間部材7の外方への動きを阻止する係合段部Vに形設してある。
従って、この実施例においては、中間部材7の基端側を、ルーバー材5に装着してある組付部材6の軸穴60に対し嵌挿して、連結ビス63等により固着連結するとき、中間部材7の一端側の端部から他端側の端部までの長さが、方立て3の対向する一対の立上壁4間の長さに対応するようにしておけば、ルーバー材5を一対の立上壁4と立上壁4との間に渡架して組み付けるときに、それぞれの立上壁4に設けたU字型の嵌合溝8と嵌合溝8とに、中間部材7のそれぞれの先端側を嵌め込み、その中間部材7のそれぞれの外端部が係合段部Vのそれぞれに突き当たるようにすれば、ルーバー材5が側端面と方立て3の立上壁4との間隔を揃えた状態にするから、この隙間を均一にする作業を容易なものとする。
A ルーバー装置
U 嵌合溝
V 係合段部
a ルーバー材
b 挿入口
b’ 取付ビス
c 角筒状の中間部材
c’ 係合溝
d 軸杆状の中間部材
d’ 係合条溝
e 取付金具
f 方立て
g 取付金具
h ベース板
1 ルーバー装置
2 組付機枠
3 方立て
4 立上壁
5 ルーバー材
6 組付部材
60 軸穴
61 係合溝
62 螺子穴
63 連結ビス
7 中間部材
70 軸穴
8 嵌合溝
9 締付ボルト
90 止めリング
91 ワッシャー

Claims (3)

  1. ルーバー材の長手方向の一端側の側端面の巾方向における中心部位に接続させて設ける中間部材を、それの、少なくともルーバー材の側端面から突出する部位の外周面が、六角形、八角形等の、一対に対称する複数の柱壁面を備える多角柱状で、該中間部材の突出端側の端面に締結ボルトが螺じ込まれる軸穴を装備する多角高ナット状に形成しておき、前記中間部材の基端側を、前記ルーバー材に設けた軸筒状の組付部材の軸芯部位に設けた軸穴内に嵌挿して、前記中間部材を前記組付部材に連結して前記ルーバー材に接続し、ルーバー材を組み付け支架せしめる方立ての立上壁には、ルーバー材に組み付けた中間部材の該ルーバー材の側端面から突出する部位の、外周面の柱壁面を摺動自在に嵌合せしめるU字状の嵌合溝を形成しておいて、ルーバー材を、それに接続せる前記中間部材の軸芯線を中心に回転させて所望の傾斜角度とし、その傾斜状態としたルーバー材の中間部材を、前記方立ての立上壁に形成せるU字状型の嵌合溝に対し嵌合させて前述の傾斜角度に保持せしめ、締結ボルトによる締結により中間部材を方立ての立上壁に対し固定装着することを特徴とするルーバー装置におけるルーバー材の組み付け固定方法
  2. 前記方立ての立上壁には、前記U字状型の嵌合溝の外側部位に、中間部材の先端側の端面から螺じ込まれる締結ボルトを嵌挿せしめる狭い巾の第2の嵌合溝を形成し、かつ、その第2の嵌合溝の周辺には、中間部材の先端側の端面と突き当たる係合壁を段状に形成しておき、U字型の嵌合壁に嵌挿せしめた中間部材の先端側の端面を該係合壁に突き当ててルーバー材及び中間部材の位置の仮止めが行われた状態で、締結ボルトの螺じ込みによる締結を行うことを特徴とする請求項1に記載のルーバー装置におけるルーバー材の組み付け固定方法
  3. 前記組付部材の軸穴の内壁面には、中間部材の外周面に形成した柱壁面と嵌り合って、中間部材をそれの軸芯線中心とする回転が阻止された状態として自在に軸芯線方向にスライドさせる係合溝を形成しておき、前記中間部材基端側を前記組付部材の軸穴内に嵌挿して、ルーバー材に設けておく止めねじの螺じ込みにより中間部材の前記組付部材に対するスライドを阻止して、一体的に結合させ、中間部材に一体的に組み付けたルーバー材、方立てに対して固定して組み付け支架し、かつ、そのときの、ルーバー材及び中間部材の方立てに対する前記軸芯線を中心とする回転により選択設定される取付傾斜角度をもって、ルーバー材の組み付け支架を行うことを特徴とする請求項1又は2に記載のルーバー装置におけるルーバー材の組み付け固定方法
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