JP6713026B2 - ロータ - Google Patents

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Description

この発明は、ロータに関する。
従来のロータに関して、たとえば、特開2010−124608号公報(特許文献1)には、回転子鉄心と、回転子鉄心に埋め込まれた可変磁力磁石および固定磁力磁石とを備える回転子が開示されている。可変磁力磁石は、固定子巻線の電流で作る磁界によって、不可逆的に磁束密度が変化する程度の低保磁力を有する。可変磁力磁石および固定磁力磁石は、各磁石の磁化方向に重ね合わされて1つの磁石を構成している。
特開2010−124608号公報
上述の特許文献1に開示されるように、低速高トルクから高速低トルクまでの可変速運転に対応するため、磁束密度が不可逆的に変化する可変磁力磁石を利用したロータが知られている。しかしながら、要求されるモータ特性は、多岐に渡るため、可変磁力磁石の磁束密度を変化させるのみでは、そのような様々なモータ特性に十分に対応できない可能性がある。
そこでこの発明の目的は、上記の課題を解決することであり、要求される種々のモータ特性に十分に対応することが可能なロータを提供することである。
この発明の1つの局面に従ったロータは、ロータコアと、ロータコアに設けられる永久磁石とを備える。永久磁石は、固定磁力磁石と、固定磁力磁石の保磁力よりも小さい保磁力を有し、固定磁力磁石に対して、ロータコアの半径方向から積層される可変磁力磁石とを含む。ロータコアの半径方向における固定磁力磁石の厚みと、ロータコアの半径方向における可変磁力磁石の厚みとの比が、ロータコアの周方向において変化する。可変磁力磁石は、固定磁力磁石に対して、ロータコアの半径方向外側から積層される。固定磁力磁石は、ロータコアの半径方向外側に向けて凸形状をなす凸面を有する。可変磁力磁石は、凸面と接合される凹面を有する。
この発明の別の局面に従ったロータは、ロータコアと、ロータコアに設けられる永久磁石とを備える。永久磁石は、固定磁力磁石と、固定磁力磁石の保磁力よりも小さい保磁力を有し、固定磁力磁石に対して、ロータコアの半径方向から積層される可変磁力磁石とを含む。ロータコアの半径方向における固定磁力磁石の厚みと、ロータコアの半径方向における可変磁力磁石の厚みとの比が、ロータコアの周方向において変化する。
このように構成されたロータによれば、ステータ巻線に減磁用パルス電流を流して、可変磁力磁石で発生する磁束を、減磁により変化させることができる。加えて、固定磁力磁石の厚みと可変磁力磁石の厚みとの比が、周方向において変化する。これにより、固定磁力磁石で発生する磁束と、可変磁力磁石で発生する磁束とからなる永久磁石の総磁束の周方向におけるプロファイルを、要求されるモータ特性に合わせて広範囲に調整することができる。結果、要求される種々のモータ特性に十分に対応することが可能なロータを実現することができる。
また好ましくは、可変磁力磁石は、固定磁力磁石に対して、ロータコアの半径方向外側から積層される。
このように構成されたロータによれば、高保磁力の固定磁力磁石を磁束の入り口側に配置することによって、モータ特性を向上させることができる。
また好ましくは、固定磁力磁石は、ロータコアの半径方向外側に向けて凸形状をなす凸面を有する。可変磁力磁石は、凸面と接合される凹面を有する。
このように構成されたロータによれば、低速高トルクの運転時、固定磁力磁石で発生する磁束と、可変磁力磁石で発生する磁束とによって、モータの出力を向上させることができる。また、高速低トルクの運転時、可変磁力磁石で発生する磁束を減磁させることができる。これにより、ロータコアの周方向において、固定磁力磁石の凸面がなす凸形状に対応したプロファイルを有する磁束が優勢となるため、モータを円滑に回転させることができる。
また好ましくは、ロータコアの半径方向における固定磁力磁石の厚みと、ロータコアの半径方向における可変磁力磁石の厚みとの和は、ロータコアの周方向の位置にかかわらず一定である。
このように構成されたロータによれば、モータの出力を最大化させることができる。
また好ましくは、ロータコアは、外周面を含む。永久磁石は、外周面に接合される。
このように構成されたロータによれば、SPM(Surface Permanent Magnet Motor)は、永久磁石による磁束プロファイルがモータ特性に与える影響が大きいという特徴を有するため、本発明をより好適に適用することができる。
以上に説明したように、本発明に従えば、要求される種々のモータ特性に十分に対応することが可能なロータを提供することができる。
この発明の実施の形態1におけるロータを示す斜視図である。 図1中の2点鎖線IIで囲まれた範囲を拡大して示す端面図である。 ロータコタおよびステータコアの間で周方向に並ぶ複数の永久磁石を、直線方向に並ぶように展開した模式図である。 図2中の永久磁石と、通常モードおよび減磁モードにおける磁力のプロファイルとを示す図である。 永久磁石(固定磁力磁石,可変磁力磁石)の形状の第1変形例を示す端面図である。 図5中の永久磁石と、通常モードおよび減磁モードにおける磁力のプロファイルとを示す図である。 永久磁石(固定磁力磁石,可変磁力磁石)の形状の第2変形例を示す端面図である。 図7中の永久磁石と、通常モードおよび減磁モードにおける磁力のプロファイルとを示す図である。
この発明の実施の形態について、図面を参照して説明する。なお、以下で参照する図面では、同一またはそれに相当する部材には、同じ番号が付されている。
(実施の形態1)
図1は、この発明の実施の形態1におけるロータを示す斜視図である。図1を参照して、本実施の形態におけるロータ10は、ロータ10の外周上に隙間(ギャップ)を設けて配置されるステータ(不図示)と対をなしてモータを構成する。ロータ10は、工作機械用のモータに用いられる。一例として、ロータ10は、マシニングセンタの主軸を回転駆動させるモータに用いられる。
ロータ10は、図中に示す仮想上の中心軸101を中心に回転可能なように支持されている。ロータ10は、モータの稼働時、中心軸101を回転中心軸として矢印106に示す方向に回転する。ロータ10の最高回転数は、たとえば、10000rpm以上である。
図2は、図1中の2点鎖線IIで囲まれた範囲を拡大して示す端面図である。図2中には、ロータ10と対をなしてモータを構成するステータ60の一部が示されている。図3は、ロータコアおよびステータコアの間で周方向に並ぶ複数の永久磁石を、直線方向に並ぶように展開した模式図である。
図1から図3を参照して、ロータ10は、ロータコア21と、複数の永久磁石31とを有する。ロータコア21は、円筒形状を有する。ロータコア21は、中心軸101を中心にその軸方向に円筒状に延びる形状を有する。ロータコア21は、磁性材料から形成されている。
ロータコア21は、外周面22を有する。外周面22は、ロータコア21の半径方向外側を向いて設けられている。ステータ60は、ステータコア61を有する。外周面22は、ロータコア21の半径方向において、ステータコア61の内周面62と向かい合って設けられている。
複数の永久磁石31は、ロータコア21に設けられている。複数の永久磁石31は、ロータコア21の外周上に設けられている。複数の永久磁石31は、ロータコア21の周方向において互いに間隔を設けて配置されている。複数の永久磁石31は、ロータコア21の周方向において等間隔に設けられている。複数の永久磁石31は、接着剤により、ロータコア21の外周面22に接合されている。
ロータ10は、複数の永久磁石31がロータコア21の外周面22に接合される表面磁石型モータ(SPM:Surface Permanent Magnet Motor)である。
永久磁石31は、外周面32と、内周面33とを有する。外周面32および内周面33は、ロータコア21の半径方向において、互いに表裏に配置されている。外周面32は、ロータコア21の半径方向外側を向いて設けられている。外周面32は、隙間66を設けて、ステータコア61の内周面62と対向している。内周面33は、ロータコア21の半径方向内側を向いて設けられている。内周面33は、ロータコア21の外周面22に接合されている。
外周面32および内周面33は、ロータコア21の周方向において円弧状に延びる湾曲面から構成されている。外周面32および内周面33は、ロータコア21の半径方向から見た場合に矩形形状を有する。永久磁石31は、ロータコア21の半径方向が厚み方向となる薄板形状を有する。
永久磁石31は、固定磁力磁石41と、可変磁力磁石51とを有する。可変磁力磁石51は、固定磁力磁石41の保磁力よりも小さい保磁力を有する。可変磁力磁石51は、外部で可変磁力磁石51の磁束とは逆向きの磁束を発生させることによって(弱め磁束制御)、不可逆的に磁束密度が変化する。
固定磁力磁石41は、たとえば、NdFeB磁石(保磁力:1000kA/m)から構成されている。可変磁力磁石51は、たとえば、フェライト磁石(保磁力:200kA/m)から構成されている。
可変磁力磁石51は、固定磁力磁石41に対して、ロータコア21の半径方向から積層されている。可変磁力磁石51は、固定磁力磁石41に対して、可変磁力磁石51および固定磁力磁石41の磁化方向が互いに揃うように積層されている。可変磁力磁石51は、固定磁力磁石41に対して、可変磁力磁石51および固定磁力磁石41の磁化方向がロータコア21の半径方向となるように積層されている。
可変磁力磁石51は、固定磁力磁石41に対して、ロータコア21の半径方向外側から積層されている。
固定磁力磁石41は、外周面41aと、内周面41bとを有する。外周面41aおよび内周面41bは、ロータコア21の半径方向において、互いに表裏に配置されている。外周面41aは、ロータコア21の半径方向外側を向いて設けられている。内周面41bは、ロータコア21の半径方向内側を向いて設けられている。内周面41bは、永久磁石31の内周面33に対応している。固定磁力磁石41は、ロータコア21の半径方向が厚み方向となる薄板形状を有する。
可変磁力磁石51は、外周面51aと、内周面51bとを有する。外周面51aおよび内周面51bは、ロータコア21の半径方向において、互いに表裏に配置されている。外周面51aは、ロータコア21の半径方向外側を向いて設けられている。外周面51aは、永久磁石31の外周面32に対応している。内周面51bは、ロータコア21の半径方向内側を向いて設けられている。内周面51bは、固定磁力磁石41の外周面41aと接合されている。可変磁力磁石51は、ロータコア21の半径方向が厚み方向となる薄板形状を有する。
ロータコア21の半径方向における固定磁力磁石41の厚みtpと、ロータコア21の半径方向における可変磁力磁石51の厚みtqとの比が、ロータコア21の周方向において変化する。
固定磁力磁石41の厚みtpは、ロータコア21の周方向における固定磁力磁石41の両端から中心に向かうほど大きくなる。固定磁力磁石41の厚みtpは、ロータコア21の周方向における固定磁力磁石41の両端で最小となり、ロータコア21の周方向における固定磁力磁石41の中心で最大となる。固定磁力磁石41は、ロータコア21の軸方向から見た場合に、ロータコア21の周方向における中心に対してその両側で対称となる形状を有する。
固定磁力磁石41の内周面41bは、ロータコア21の外周面22に対応する湾曲面から構成されている。固定磁力磁石41の外周面41aは、ロータコア21の半径方向外側に向けて凸形状をなす凸面から構成されている。外周面41aは、ロータコア21の外周面22の曲率よりも大きい曲率を有する湾曲面から構成されている。
可変磁力磁石51の厚みtqは、ロータコア21の周方向における可変磁力磁石51の両端から中心に向かうほど小さくなる。可変磁力磁石51の厚みtqは、ロータコア21の周方向における可変磁力磁石51の両端で最大となり、ロータコア21の周方向における可変磁力磁石51の中心で最小となる。可変磁力磁石51は、ロータコア21の軸方向から見た場合に、ロータコア21の周方向における中心に対してその両側で対称となる形状を有する。
可変磁力磁石51の内周面51bは、固定磁力磁石41の外周面41aがなす凸面と接合される凹面から構成されている。可変磁力磁石51の外周面51aは、内周面51bよりも小さい曲率を有する湾曲面から構成されている。
ロータコア21の半径方向における永久磁石31の厚みTは、ロータコア21の半径方向における固定磁力磁石41の厚みtpと、ロータコア21の半径方向における可変磁力磁石51の厚みtqとの和である(T=tp+tq)。永久磁石31の厚みTは、ロータコア21の周方向の位置にかかわらず一定である。ロータコア21の半径方向における隙間66の大きさは、ロータコア21の周方向の位置にかかわらず一定である。永久磁石31は、ロータコア21の周方向における中心に対してその両側で対称となる形状を有する。
このような構成において、固定磁力磁石41の厚みtpと、可変磁力磁石51の厚みtqとの比tq/tpは、ロータコア21の周方向における永久磁石31の両端から中心に向かうほど小さくなる。固定磁力磁石41の厚みtpと、可変磁力磁石51の厚みtqとの比tq/tpは、ロータコア21の周方向における永久磁石31の両端において、最大となり、ロータコア21の周方向における永久磁石31の中心において、最小となる。固定磁力磁石41の厚みtpと、可変磁力磁石51の厚みtqとの比tq/tpは、ロータコア21の周方向において、連続的に変化する。
なお、本発明において、固定磁力磁石および可変磁力磁石は、固定磁力磁石の厚みと、可変磁力磁石の厚みとの比が、ロータコアの周方向において一定になる区間を部分的に含むように構成されてもよい。また、固定磁力磁石および可変磁力磁石を含む永久磁石は、ロータコアの周方向における中心を挟んで非対称となる形状を有してもよい。
図4は、図2中の永久磁石と、通常モードおよび減磁モードにおける磁力のプロファイルとを示す図である。図4中では、横軸方向が、ロータコア21の周方向に対応している。図4中の磁力のプロファイルを示すグラフにおいて、縦軸が、磁力の大きさを示している。
可変磁力磁石51が減磁されていない通常モード時のグラフでは、固定磁力磁石41の磁力のプロファイルが、2点鎖線121により示され、可変磁力磁石51の磁力のプロファイルが、点線122により示され、永久磁石31の総磁力のプロファイルが、実線123により示されている。可変磁力磁石51が減磁される減磁モード時のグラフでは、固定磁力磁石41の磁力のプロファイルが、2点鎖線126により示され、可変磁力磁石51の磁力のプロファイルが、点線127により示され、永久磁石31の総磁力のプロファイルが、実線128により示されている。
本実施の形態では、可変磁力磁石51で発生する磁束を、減磁により変化させることができる。加えて、固定磁力磁石41の厚みtpと、可変磁力磁石の厚みtqとの比が、ロータコア21の周方向において変化する。これにより、固定磁力磁石41で発生する磁束と、可変磁力磁石51で発生する磁束とからなる永久磁石31の総磁束の、ロータコア21の周方向におけるプロファイルを、要求されるモータ特性に合わせて広範囲に調整することができる。
より具体的には、固定磁力磁石41の外周面41aが、ロータコア21の半径方向外側に向けて凸形状をなす凸面から構成され、可変磁力磁石51の内周面51bが、外周面41aと接合される凹面から構成されている。
このような構成により、モータの低速高トルクでの運転時、固定磁力磁石41で発生する磁束と、可変磁力磁石51で発生する磁束とによって、モータの出力を向上させることができる。一方、モータの高速低トルクの運転時には、可変磁力磁石51で発生する磁束を減磁させる。これにより、ロータコア21の周方向において、固定磁力磁石41の外周面41aがなす凸形状に対応したプロファイルを有する磁束が優勢となるため、モータを円滑に回転させることができる。
また、可変磁力磁石51が、固定磁力磁石41に対して、ロータコア21の半径方向外側から積層されている。図2中の矢印111で示されるように、モータの運転時、磁束は、ロータコア21の半径方向内側から半径方向外側に向けて永久磁石31を流れる。高保磁力の固定磁力磁石41を磁束の入り口側に配置することによって、モータ特性を向上させることができる。
また、固定磁力磁石41の厚みtpと、可変磁力磁石51の厚みtqとの和(永久磁石31の厚みT)は、ロータコア21の周方向の位置にかかわらず一定である。このような構成により、永久磁石31およびステータコア61間の隙間66の大きさが、ロータコア21の周方向の位置にかかわらず一定になるため、モータの出力を最大化させることができる。
以上に説明した、この発明の実施の形態1におけるロータ10の構造についてまとめると、本実施の形態におけるロータ10は、ロータコア21と、ロータコア21に設けられる永久磁石31とを備える。永久磁石31は、固定磁力磁石41と、固定磁力磁石41の保磁力よりも小さい保磁力を有し、固定磁力磁石41に対して、ロータコア21の半径方向から積層される可変磁力磁石51とを含む。ロータコア21の半径方向における固定磁力磁石41の厚みtpと、ロータコア21の半径方向における可変磁力磁石51の厚みtqとの比が、ロータコア21の周方向において変化する。
このように構成された、この発明の実施の形態1におけるロータ10によれば、要求される種々のモータ特性に十分に対応することが可能なロータを実現することができる。
なお、本実施の形態では、本発明を表面磁石型モータに適用した場合を説明したが、埋め込み磁石型モータ(IPM:interior permanent magnet Motor)に適用することも可能である。
(実施の形態2)
本実施の形態では、永久磁石31(固定磁力磁石41,可変磁力磁石51)の形状の各種変形例について説明する。
図5は、永久磁石(固定磁力磁石,可変磁力磁石)の形状の第1変形例を示す端面図である。図6は、図5中の永久磁石と、通常モードおよび減磁モードにおける磁力のプロファイルとを示す図である。図5および図6は、それぞれ、実施の形態1における図2および図4に対応している。
図5および図6を参照して、本変形例では、固定磁力磁石41が、実施の形態1における固定磁力磁石41と同一の形状を有する一方、可変磁力磁石51は、実施の形態1における可変磁力磁石51と異なる形状を有する。
ロータコア21の半径方向における可変磁力磁石51の厚みtqは、ロータコア21の周方向の位置にかかわらず一定である。可変磁力磁石51の外周面51aは、ロータコア21の半径方向外側に向けて凸形状をなす凸面から構成されている。外周面51aは、ロータコア21の外周面22の曲率よりも大きい曲率を有する湾曲面から構成されている。
永久磁石31の厚みTは、ロータコア21の周方向における永久磁石31の両端から中心に向かうほど大きくなる。永久磁石31の厚みTは、ロータコア21の周方向における永久磁石31の両端で最小となり、ロータコア21の周方向における永久磁石31の中心で最大となる。
このような構成において、固定磁力磁石41の厚みtpと、可変磁力磁石51の厚みtqとの比tq/tpは、ロータコア21の周方向における永久磁石31の両端から中心に向かうほど小さくなる。固定磁力磁石41の厚みtpと、可変磁力磁石51の厚みtqとの比tq/tpは、ロータコア21の周方向における永久磁石31の両端において、最大となり、ロータコア21の周方向における永久磁石31の中心において、最小となる。
図7は、永久磁石(固定磁力磁石,可変磁力磁石)の形状の第2変形例を示す端面図である。図8は、図7中の永久磁石と、通常モードおよび減磁モードにおける磁力のプロファイルとを示す図である。図7および図8は、それぞれ、実施の形態1における図2および図4に対応している。
図7および図8を参照して、本変形例では、固定磁力磁石41および可変磁力磁石51の双方が、実施の形態1における固定磁力磁石41および可変磁力磁石51と異なる形状を有する。
ロータコア21の半径方向における固定磁力磁石41の厚みtpは、ロータコア21の周方向の位置にかかわらず一定である。
ロータコア21の半径方向における可変磁力磁石51の厚みtqは、ロータコア21の周方向における可変磁力磁石51の両端から中心に向かうほど大きくなる。可変磁力磁石51の厚みtqは、ロータコア21の周方向における可変磁力磁石51の両端で最小となり、ロータコア21の周方向における可変磁力磁石51の中心で最大となる。
可変磁力磁石51の外周面51aは、ロータコア21の半径方向外側に向けて凸形状をなす凸面から構成されている。外周面51aは、ロータコア21の外周面22の曲率よりも大きい曲率を有する湾曲面から構成されている。
永久磁石31の厚みTは、ロータコア21の周方向における永久磁石31の両端から中心に向かうほど大きくなる。永久磁石31の厚みTは、ロータコア21の周方向における永久磁石31の両端で最小となり、ロータコア21の周方向における永久磁石31の中心で最大となる。
このような構成において、固定磁力磁石41の厚みtpと、可変磁力磁石51の厚みtqとの比tq/tpは、ロータコア21の周方向における永久磁石31の両端から中心に向かうほど大きくなる。固定磁力磁石41の厚みtpと、可変磁力磁石51の厚みtqとの比tq/tpは、ロータコア21の周方向における永久磁石31の両端において、最小となり、ロータコア21の周方向における永久磁石31の中心において、最大となる。
このように構成された、この発明の実施の形態2におけるロータにおいても、要求される種々のモータ特性に十分に対応することが可能なロータを実現することができる。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
この発明は、たとえば、工作機械用のモータに適用される。
10 ロータ、21 ロータコア、22,32,41a,51a 外周面、31 永久磁石、33,41b,51b,62 内周面、41 固定磁力磁石、51 可変磁力磁石、60 ステータ、61 ステータコア、66 隙間、101 中心軸。

Claims (3)

  1. ロータコアと、
    前記ロータコアに設けられる永久磁石とを備え、
    前記永久磁石は、
    固定磁力磁石と、
    前記固定磁力磁石の保磁力よりも小さい保磁力を有し、前記固定磁力磁石に対して、前記ロータコアの半径方向から積層される可変磁力磁石とを含み、
    前記ロータコアの半径方向における前記固定磁力磁石の厚みと、前記ロータコアの半径方向における前記可変磁力磁石の厚みとの比が、前記ロータコアの周方向において変化し、
    前記可変磁力磁石は、前記固定磁力磁石に対して、前記ロータコアの半径方向外側から積層され、
    前記固定磁力磁石は、前記ロータコアの半径方向外側に向けて凸形状をなす凸面を有し、
    前記可変磁力磁石は、前記凸面と接合される凹面を有する、ロータ。
  2. 前記ロータコアの半径方向における前記固定磁力磁石の厚みと、前記ロータコアの半径方向における前記可変磁力磁石の厚みとの和は、前記ロータコアの周方向の位置にかかわらず一定である、請求項1に記載のロータ。
  3. 前記ロータコアは、外周面を含み、
    前記永久磁石は、前記外周面に接合される、請求項1または2に記載のロータ。
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