JP5198178B2 - 永久磁石式回転電機及び永久磁石電動機ドライブシステム - Google Patents
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Description
本実施例の永久磁石式回転電機は、電機子巻線を持つ図示されない固定子と、固定子の内周側にエアギャップを介して対向配置され軸方向に所定のブロック毎に分割されて構成される回転子1aとを備える。本実施例の回転子1aは、図1に示すように、軸方向に4つのブロック20,21,22,23に分割されて構成されている。また、回転子1aは、積層して構成された複数の回転子鉄心2aの各々に周方向に沿って複数の永久磁石4aを設けている。回転子鉄心2aは、例えば珪素鋼板を積層して構成されている。
2,2a,2b 回転子鉄心
3,4,4a,4b 永久磁石
5,6 空洞
7,8 磁気障壁
9 磁極鉄心
10,11,12,13,14,15 磁束の流れ
16 空洞
20,21,22,23 ブロック
Claims (23)
- 電機子巻線を持つ固定子と、前記固定子の内周側にエアギャップを介して対向配置され、積層して構成された複数の回転子鉄心の各々に周方向に沿って複数の永久磁石を設け、軸方向に所定のブロック毎に分割されて構成される回転子とを備えた永久磁石式回転電機において、
前記回転子は、前記所定のブロック毎に、形状と磁気特性との少なくとも1つが異なる複数種類の永久磁石の中から選択された1種類の前記複数の永久磁石が配置されて磁極を形成し、
前記永久磁石同士の周方向の間には空隙による磁気障壁が設けられ、前記永久磁石は、隣接するブロックにおける前記磁気障壁に対応する位置に設けられ、
前記複数種類の永久磁石のうち、一方の種類の永久磁石の磁化容易方向は前記回転子半径に対して直角方向であり、他方の種類の永久磁石の磁化容易方向は、前記回転子の周方向に対して直角方向であることを特徴とする永久磁石式回転電機。 - 前記複数種類の永久磁石の各々は、磁化方向が互いに他の種類の永久磁石と異なることを特徴とする請求項1記載の永久磁石式回転電機。
- 前記複数種類の永久磁石のうち磁化による磁束の変化が小さい永久磁石は、前記回転子の内径側に凸の形状に設置されて磁極を形成することを特徴とする請求項1又は請求項2記載の永久磁石式回転電機。
- 前記複数の永久磁石は、1以上の前記ブロックにおいて磁極毎にハの字型又はV字型に設置されたことを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか1項記載の永久磁石式回転電機。
- 前記複数の回転子鉄心の中で磁化により磁束の変化あるいは極性の反転を示す永久磁石を有する回転子鉄心は、前記永久磁石の容易磁化方向が自己の回転子鉄心の半径方向と直角に交わるように前記永久磁石を配置して磁極を形成することを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれか1項記載の永久磁石式回転電機。
- 前記回転子は、分割されたブロックのうち軸方向両端部に位置するブロックにおいて、磁化による磁束の変化が小さい永久磁石を配置したことを特徴とする請求項1乃至請求項5のいずれか1項記載の永久磁石式回転電機。
- 前記回転子は、回転子鉄心溝加工を施した際の表裏がブロック毎に交互に構成されたことを特徴とする請求項1乃至請求項6のいずれか1項記載の永久磁石式回転電機。
- 前記複数種類の永久磁石の各々は、保磁力と磁化方向厚みの積が互いに他の種類の永久磁石と異なることを特徴とする請求項1乃至請求項7のいずれか1項記載の永久磁石式回転電機。
- 前記複数種類の永久磁石の中で保磁力と磁化方向厚みの積が大きな永久磁石は、Dy元素をほとんど含まないNdFeB系の永久磁石であることを特徴とする請求項8記載の永久磁石式回転電機。
- 前記複数種類の永久磁石の中で保磁力と磁化方向厚みの積が大きな永久磁石は、前記回転子の最高回転速度において自己の永久磁石による逆起電圧が当該永久磁石式回転電機の電源であるインバータ電子部品の耐電圧以下となるものであることを特徴とする請求項8又は請求項9記載の永久磁石式回転電機。
- 前記回転子は、固定子に挿入して組み立てる際に、保磁力と磁化方向厚みの積が小さな永久磁石による磁束と、保磁力と磁化方向厚みの積が大きな永久磁石による磁束とが磁極又は前記エアギャップ面で互いに逆方向となることを特徴とする請求項8乃至請求項10のいずれか1項記載の永久磁石式回転電機。
- 請求項1乃至請求項11のいずれか1項記載の永久磁石式回転電機と、
前記永久磁石式回転電機を駆動するインバータと、
前記永久磁石の磁束を制御するための磁化電流を流す磁化部と、
を備えることを特徴とする永久磁石電動機ドライブシステム。 - 前記磁化部は、前記電機子巻線に電流を流して作る磁界により、各磁極において前記回転子が有する永久磁石のうち少なくとも1個の永久磁石を磁化させて永久磁石の磁束量を不可逆的に変化させることを特徴とする請求項12記載の永久磁石電動機ドライブシステム。
- 前記磁化部は、前記電機子巻線に電流を流して作る磁界により、各磁極において前記回転子が有する永久磁石のうち少なくとも1個の永久磁石を磁化させて、前記回転子が有する全ての永久磁石による電機子巻線の鎖交磁束量をほぼ0にすることを特徴とする請求項13記載の永久磁石電動機ドライブシステム。
- 前記回転子は、磁極を形成する永久磁石の磁束が加え合わせになるように前記複数種類の永久磁石を配置し、
前記磁化部は、前記電機子巻線に電流を流して作る磁界により、前記永久磁石の一部を磁化させて永久磁石による鎖交磁束を不可逆的に減少させ、減少後に電流による磁界を前記磁界とは逆方向に発生させて前記永久磁石の一部を磁化させて鎖交磁束量を不可逆的に増加させることを特徴とする請求項12乃至請求項14のいずれか1項記載の永久磁石電動機ドライブシステム。 - 前記磁化部は、前記電機子巻線に電流を流して作る磁界により、各磁極において前記回転子が有する永久磁石のうち少なくとも1個の永久磁石を磁化させて永久磁石の極性を反転させることを特徴とする請求項12記載の永久磁石電動機ドライブシステム。
- 前記回転子は、磁極を形成する永久磁石の磁束が加え合わせになるように前記複数種類の永久磁石を配置し、
前記磁化部は、前記電機子巻線に電流を流して作る磁界により、前記永久磁石の一部を磁化させて永久磁石の極性を反転させ、反転後に電流による磁界を前記磁界とは逆方向に発生させてさらに前記永久磁石の極性を反転させて元の極性にすることを特徴とする請求項16記載の永久磁石電動機ドライブシステム。 - 請求項8乃至請求項11のいずれか1項記載の永久磁石式回転電機と、
前記永久磁石式回転電機を駆動するインバータと、
前記永久磁石の磁束を制御するための磁化電流を流す磁化部とを備え、
前記磁化部は、前記複数種類の永久磁石のうち保磁力と磁化方向厚みの積が他の種類の永久磁石のものと比較して小さい永久磁石に対して、前記電機子巻線に電流を流して作る磁界により永久磁石の磁束量を不可逆的に変化させるか、又は前記永久磁石の極性を反転させることを特徴とする永久磁石電動機ドライブシステム。 - 前記磁化部は、前記永久磁石式回転電機の最大トルク時には磁極の永久磁石の磁束が加え合わせになるように保磁力と磁化方向厚みの積が他よりも小さな永久磁石を磁化させ、トルクの小さな軽負荷時や中速回転域と高速回転域では、前記保磁力と磁化方向厚みの積が他よりも小さな永久磁石は、電流による磁界で磁化させて磁束を減少させるか、又は前記磁界で前記永久磁石の極性を反転させることを特徴とする請求項18記載の永久磁石電動機ドライブシステム。
- 前記永久磁石式回転電機は、各磁極の中で保磁力と磁化方向厚みの積が小さな永久磁石の保磁力と磁化方向厚みの積が、保磁力と磁化方向厚みの積が大きな永久磁石の無負荷時の動作点における磁界の強さと磁化方向厚みの積にほぼ等しいか又はそれ以上としたことを特徴とする請求項18又は請求項19記載の永久磁石電動機ドライブシステム。
- 前記磁化部は、d軸電流による磁界で永久磁石を磁化させて永久磁石の磁束量を不可逆的に変化させるか、前記磁界で永久磁石の極性を反転させ、さらにq軸電流によりトルクを制御することを特徴とする請求項12乃至請求項20のいずれか1項記載の永久磁石電動機ドライブシステム。
- 前記磁化部は、前記永久磁石式回転電機の運転時において、d軸電流による磁界で永久磁石を磁化させて永久磁石の磁束量を不可逆的に変化させるか、前記磁界で永久磁石の極性を反転させる動作と、d軸電流で生じる磁束により電流と永久磁石で生じる電機子巻線の鎖交磁束量をほぼ可逆的に変化させる動作とを選択的に実行することを特徴とする請求項12乃至請求項21のいずれか1項記載の永久磁石電動機ドライブシステム。
- 前記回転子は、各磁極において磁束の変化あるいは極性の反転を示す前記永久磁石に対し、他の永久磁石からバイアス的な磁界が作用するように各永久磁石を配置してなることを特徴とする請求項12乃至請求項22のいずれか1項記載の永久磁石電動機ドライブシステム。
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